よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト 都筑区大会(小・中合同

7 月号(2)
横浜市立荏田南中学校
校長室だより
平成 26 年 7 月 11 日
企画・編集 校長 榎 登志裕
よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト
都筑区大会(小・中合同)
開催
6 月 25 日(水)
、平成26年度よこはま子ども国際平和スピーチコ
ンテスト都筑区審査会が、都筑公会堂で開催されました。
「国際平和のために、今自分にできること」を共通テーマに平和、
国際理解、福祉、平和募金活動、国際貢献、国際協力、東日本大震災
を通して見えてきた世界とのつながりなどの視点から、小学校22校、中学校8校から
の各校代表の1名がスピーチをしました。各校からの代表だけあって、全員が堂々とし
た態度で、すばらしいスピーチを披露しました。
荏田南中学校の代表として、3年2組の今井理央さんがスピーチを行いました。
スピーチ「女の子だから」
3年2組
今井理央さん
「女の子だから」それだけの理由でいまだに差別を受けている女の子が世界にはまだたくさんいること
を知っていますか。
私がこのことを知ったのは、中学1年生の時に「国際ガールズデー」というイベントに行ったのがき
っかけでした。この「国際ガールズデー」というのは、2011 年に国連が、毎年 11 月 11 日を「より多く
の人に、今の女の子の現状を知ってもらうきっかけになるように」と定めたもので、当日は国連をはじ
めとする数多くの団体による世界の女の子に関する講演会やワークショプが行われました。
私は、これらのイベントに参加して、初めて世界の女の子に対する差別がいまだにある事、また、そ
れらの差別に我慢しながらも毎日を懸命に生きている女の子がいるということを知りました。また、そ
れと同時に自分に対しての無力感を感じました。なぜなら、これらの問題は以前からあったにも関わら
ず何も私はしてこれなかったからです。
では、どのようにすればこの問題は解決できるのでしょうか。私は、そのキーワードの一つに「教育」
について注目したいと思います。途上国の多くでは、いまだにたくさんの女の子が学校に行けていませ
ん。その理由として、女子は男子より「就職しにくい」といったイメージが定着してしまっている事があ
げられます。そのため、朝から晩まで水くみ、洗濯などの家事に追われ、学校に行くことができません。
では、学校教育を受けられないとどうなるのでしょうか。その一つに文字の読み書きができないという
ことがあります。文字は日々の生活に欠かせないものです。その文字が読み書きできないとなると、自
分の身を危険から守れなかったり、世の中への発言のチャンスを奪われてしまいます。その結果、女性
の地位が低下し、男女格差がさらに広がってしまうのです。ではもし、女子にも男子と同じように教育
を受けられたとしたらどうでしょうか。私は、今よりも女性が知識や技術を身につけることによって、
女性ならではの視点から、より地域を活性化させたり暮らしを変える事ができると思います。そうすれ
ば、国全体も豊かになり差別問題は少しずつ解決するのではないかと思います。
私は、この問題を知るまで、心のどこかで他の国のことは他人事のようにとらえていましたが、知っ
てからは、ある思いが強くなりました。それは「他の国であろうと身近な人であろうと、困っている人
を助けたい」ということです。遠い国の人でも、同じ地球に住んでいる仲間です。私は地球のみんなが
笑顔で過ごすことが平和な世界であると思います。だからこそ、私はもっと周りに気を配る事のできる
人になって、身近なSOSに敏感になって、一人でも多くの人に幸せでいてほしいと願っています。み
なさんも、もっと世界に目を向けて、ともに笑顔あふれる世界をつくりませんか。今、私たちの力が必
要なのです。
PTA 高校見学会を実施
6月 27 日(金)
、空模様が気になるなか、
3年学年委員会主催のPTA高校見学会を実
施しました。バスに乗って、公立高校1校(県
立大和高校)
、私立高校3校(横浜隼人高校・
桜美林高校・鶴川高校)を訪れました。それ
ぞれの高校の教育現場を実際に訪問し、担当
者から熱のこもった説明を伺いました。ほと
んどの参加者が3年生の保護者の皆さんであ
り、進路選択の参考にしようという熱い思い
がひしひしと伝わってきました。バス内でも
卒業生を送り出している実行委員の保護者の見事な説明を聞きながら、和気藹々とした雰囲気の中、楽
しく充実した1日を過ごすことができました。一緒に参加した私も、多くの保護者の皆さんといろいろ
なお話をする絶好の機会となりました。
荏田南中学校ブロック
PTA役員交流会
開かれる
7月3日(木)被服室において、平成26年度 荏田南中学校区
PTA懇親会・意見交換会をおこないました。
5校時の授業参観の後、校長挨拶、自己紹介とつづき、会の中心である意見交換会となりました。荏
田南中学校から11名、荏田南小学校から11名、荏田東第一小学校から7名、つづきの丘小学校から
3名、荏田小学校から4名の参加者となりました。小学校PTA役員さんの中には、初めて中学校に足
を踏み入れた方もあり、中学校の雰囲気、授業の感想などを中心に、PTA活動に参考となるさまざま
な意見交換が続きました。
生徒集会(7月7日)
昇龍祭スローガン
「
心
思
響
発表
奏
」
11月5日に、県民ホールを会場に行われる昇龍祭のスローガンが
決定・発表されました。今年も楽しみです。