第 1 号 - 通信制課程

第1号
発行日:2014.5
支援センター便
支援センター便り
り
再
挑
戦
し
よ
発行者: 支援センター
佐久川
和美
う
保護者のみなさんへ
高等学校生徒就学支援センターは、高等学校での就学について悩んでいる生徒に対して、高等
学校に再度就学できるように就学支援を行います。
これまでに(平成15~25年度)1971名の生徒を支援し再就学した生徒が607名いま
す。新たな就学先は、全日制課程へ88名、定時制課程へ126名、通信制課程へ349名、私
立へ27名、専修学校等へ17名です。転学先で頑張って卒業した生徒が201名います。さら
に再就学校(泊通信、那覇商)から大学進学(流大、県立芸大、県立看護大、沖国大、沖大)を
果たした生徒がいます。5/1現在、今年度の転入者も含め276名の生徒へ支援中です。
この「たより」は支援中の生徒に発送します。生徒の就学支援状況を中心にした内容にし、生
徒や保護者との連携の一助になればと考えています。よろしくお願いします。
生徒のみなさんへ
〈生徒作文の紹介〉
泊高校通信制への志願理由
私は転校した頃、知っている人も少なく、学年のほとんどが年下の子という慣れない環境に
ついて行こうと必死でした。働きながら通っていたのですが、いつしか朝起ききれずに学校を
休んでしまう様になり、休みだけがどんどん増えていきました。
将来、ネイルの仕事がしたい私には、高校卒業の資格はどうしても必要です。頭では充分に
わかっているので、一度転校してからもやっぱり諦めたくないと思い高校へ戻ったのですが、
仕事で疲れきってしまい両立できずにいました。その結果が留年確定という形で表れました。
自分の日々の行動からすれば当然の結果です。
それでもやはり悔しく、「何をしているんだ」、来年からきちんと通えるのだろうか、又繰
り返してしまうのだろうか、辞めてしまおうか、「辞めてしまっていいのか」と、自分自身と
向き合いました。ここで辞めて諦めてしまえば、私は二度と高校へ通わないだろう。そうすれ
ば夢もここで終わってしまう。仕事をしない訳にはいかない。けれど高校も卒業したいと悩み
ました。
そんな時、支援センターを思い出しました。あんなに一生懸命になって私の背中を押してく
れた人達に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。けれどまだ諦めたくない、もう一度私に力を
貸して欲しいと思い、支援センターへ戻りました。
泊高校に通信制があると知っていたので、ここで卒業まで頑張りたいと思いました。正直不安
はありました。自分への甘さで二度も失敗してしまいました。でも今は前向きにその失敗を力
にして頑張ろうと思っています。
後期受検もさせて頂きました。悔しくも合格はできませんでしたが、気持ちに迷いはありませ
んでした。必ず前期の受検もすると決めていました。それほど今私は強い気持でいます。
ここで、沢山の人達と沢山の経験をして、高校を卒業したいです。<一部省略>
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えることができる
上記作文は、平成21年度前期泊高校通信制へ合格し、卒業した生徒が書いた作文です。
みなさん1人1人の励みになればと思います。あなたも現在いろんな悩みがあると思いますが
担任の先生への連絡を忘れることなく相談を継続するようにして下さいね。