お客様とのかかわり確かな品質とサービスで、お客様からの信頼に応えます。ダイヘングループでは品質方針に基づき、お客様に信頼していただける製品、サービスの提供に全力で取り組むとともに、さらなる「お客様満足」を追求しています。お客様の信頼を得るために品質保証体制さらなるお客様満足のために品質管理専門教育活動当社では、事業グループ毎の品質マネジメントシステムのもと、事業部また製品群単位で品質管理委員会を設け、当グループは2006年度から2008年度の3カ年は「絶当グループでは、全社をあげて品質維持・向上に努め経営理念「信頼と創造」および創業の精神「品質優良、品質問題に関する報告、審議を行っています。また、全社対品質活動」、そして2009 年度からの3カ年ではさらなるており、その一環として、品質の維持・向上に貢献できる価格低廉、納期迅速」が表すように、ダイヘンは、創業当品質管理委員会では、全事業部に共通する問題の審議品質レベルの向上をめざして「品質スパイラルアップ活動人材育成を目的に、品質管理専門教育活動を国内外で展初から常にお客様に喜ばれ信頼される製品とサービスをや、各事業部門で発生した重要品質問題の報告を受け、（略称:QS 活動）」を推進してきました。そして、 2012 年度その是正処置の審議等を行うとともに、それを全事業部からの3カ年は品質リスクの極小化に重点をおいた「新品 2014 年は、品質専門教育の各カリキュラムのねらいやにフィードバックしています。質スパイラルアップ活動」を推進しています。さらに2013 対象者を改めて明確にして再編成を行うとともに、品質管年度からは基本に立ち返り、個々の品質問題やリスクに対理手法の活用と実践および未然防止活動の強化を課題として確実にＰＤＣＡを回して、是正処置や未然防止に地道にして取り上げ、FMEA・FTA 実践や過去のトラブルの知識取り組んでいます。その結果、全不良損失費の対売上高比化手法など、新カリキュラム導入を進めてまいりました。率は、 2006 年度を100とした場合に2014 年度ではまた、会社の品質管理のシステムを最適に維持・向上 28％まで削減することができました。これらの活動がお客するための ISO 内部監査員教育、製品の設計・開発・製造様からの信頼をさらに大きくし、お客様満足にさらに大きくに関わるデータ解析のための統計的方法研修なども継続貢献すると確信しています。して実施しております。品質方針提供することに努めてきました。中でも品質については特にこだわりを持ち続け、大きな信頼をいただいてきました。 ○品質保証体制方針」を定め、社内のみならずお取引先の協力も得て品本社組織社長質向上に取り組んでいます。品質・環境部品質方針各事業部の組織事業部グループと事業部 ○全不良損失費率の推移 100 81 事業部長度」を調査しています。そのさらなる向上をめざした取り組みを行っています。統計的方法研修の風景（2006年度比）電力機器事業各事業部ではお客様からの信頼の指標として「顧客満足品質管理委員会 ●配電システム事業部 ●大形変圧器事業部 ●産業電機事業部 ●分散電源システム事業部 57 54 54 32 2006 2007 2008 2009 2010 2011 42 2012 28 2013 28 2014 （年度）品質管理部溶接メカトロ事業 ●溶接機事業部 ●ＦＡロボット事業部 ISO9001認証取得 FMEA・FTA実践研修での報告・指導風景当グループでは 1 9 9 5 年から順次、各事業部門が小集団活動除くすべての事業部門と海外生産事業所において品質マ当グループでは、社員一人ひとりがグループ方針を理ネジメントシステムの国際規格であるISO9001 の認証を解のもと、上位方針達成に向けた業務活動を進める中で、取得しています。より良い仕事のやり方・考え方、改善・工夫、製品やサービ大形変圧器事業部品質管理部部長 ISO9001 認証を取得することは、単にお客様の要求事スの質の維持・向上を行うとともに、その達成プロセスが戸田正幸項を満たすだけでなく、お客様の満足を得るための仕組み論理的であることをめざしたトップダウン型の小集団活動を継続的に改善しているという、ISO9001本来の目的を、（ＰＳ活動＝方針（Policy）と小集団（Small group）の略お客様から信頼されるために半導体関連機器事業 ●プラズマシステム事業部 ●クリーンロボット事業部重要品質問題への対応体制大形変圧器事業部では電力会社様や民間のご需要家様の当グループの製品が原因となってお客様への人身おています。万一、故障などにより特別高圧変圧器が運転を停よび火災の事故によって財産に損害を与えた場合、また止した場合、広範囲での停電や工場の操業停止など地域社は与えるおそれがある場合および単純な故障であって会に甚大な影響を及ぼします。そのため、私たちは長期間にも多くのお客様にご迷惑をおかけするような場合は「重わたる絶対的な品質の確保を使命としています。要品質問題」として取り扱い、対策チームにて迅速な対現在は、工程ＦＭＥＡ（ F a i l u r e M o d e a n d E ﬀ e c t 応を行い、かつ是正処置を行うとともに、全社的に問題 A n a l y s i s ）を用いた「不良発生の未然防止活動」に事業部点を共有し、再発を防止する体制を構築しています。をあげて取り組んでいます。今後も、高品質な「ダイヘンな当グループの製品がＰＬ法で訴訟となったことはあらではの製品」を提供し続けるよう品質向上に邁進いたしりませんが、重要品質問題の根絶はお客様の信頼を得ます。るための大前提であると認識し、全社的に取り組んでいます。 CSR 報告書 2015 組織の一人ひとりがめざしていることの“あかし” です。 ○ISO9001認証取得事業部、会社年度 1995 1996 1997 1998 1999 2001 2004 2009 事業部、会社名溶接機事業部大形変圧器事業部配電機器事業部メカトロ事業部電機システム事業部 DAIHEN ELECTRIC Co．，Ltd． APS事業部、 ACT事業部牡丹江OTC溶接機有限会社 OTC DAIHEN Asia Co．，Ltd． OTC機電（青島）有限会社ダイヘンOTC機電（北京）有限会社電力機器事業統合確かな品質とサービスで、お客様からの信頼に応えます。確かな品質とサービスで、お客様からの信頼に応えます。 ISO9001の認証取得に取り組み、現在では新規事業部を各部門変電所や発電所に設置する大形の特別高圧変圧器を提供しお客様とのかかわりお客様とのかかわり創業の精神、経営理念に則り、顧客の信頼に応える製品を提供する。 VOICE 21 全社品質管理委員会社会性報告社会性報告信頼をさらに確固たるものにするため、当社では「品質開しています。称）を行っています。この活動を支援するために、社員一人ひとりに品質に関する基礎的教育（ＱＣ的ものの見方・考え方、ＱＣ七つ道具、新ＱＣ七つ道具、問題解決の手順、課題達成の手順、報告書のまとめ方等）を行い、職務の管理・改善能力および品質意識の向上を図るとともに、社内ネットワークを介して小集団活動に関する進捗状況の見える化および活動成果の周知を行っています。入社１年目研修（グループ討議）の風景 CSR 報告書 2015 22