ゴーストキラー チャンネルプロセサー

CATV
ゴーストキラー チャンネルプロセサー
取扱説明書
GHOST KILLER CHANNEL PROCESSORS
(入・出力信号同期型)
SGP3 CP GKA
(入・出力信号非同期型)
SGP3 CP GKN
AC100V方式
生 産 の 覇 者
MASter of PROduction
GCR信号(ゴースト除去基準信号)が重畳されたテレビ
信号のゴーストを軽減して伝送するチャンネルプロセサー
です。
(ヘッドエンド装置SGP3ベースに収納して使用します)
SGP3 CP GKA
高度なシステムに対応する性能と機能
自動ゴースト除去
高性能ゴースト除去用LSIによって,GCR信号を
検出し,ゴースト成分を除去しますから,本器の設置後,
新たな建造物により発生したゴーストでも自動的に
除去します。
入・出力信号同期型
(SGP3 CP GKA,SGP3 CP GKA-OP1)
入力信号と出力信号の周波数・位相を同期させていま
すから,同一チャンネルビートが発生しません。
高性能SAWフィルター内蔵
JIS仕様とEIA仕様
SAW(弾性表面波)フィルターによって,周波数特性
や群遅延特性が優れていますから,色ずれのない鮮明
な画像が得られます。
フロントパネルの高さが49mmのJIS仕様
(SGP3 CP GKA,
SGP3 CP GKN)
と88mmのEIA仕様
(SGP3 CP GKA-OP1,
SGP3 CP GKN-OP1)
がありますから,使用するラック
に合わせて選べます。
次のような場合,ゴーストは軽減できません
● 遅延時間が-1∼+40μsの範囲以外のゴースト
(遅延時間が-のときは前ゴースト)
● 飛行機や電車などの通過時に発生する変化の激しいゴースト
● ご使用の前に,この「取扱説明書」をよくお読みください。
● お読みになったあとは,保存してください。
1
各部の名称と機能
前面
電源表示灯
出力測定端子(-20dB)
(F型コネクター)
電源スイッチ
映像変調レベル調整
出力レベル調整
映像変調レベルが調整できます。
出荷時は,映像変調度87.5%にセット
してあります。
出力レベルが,0∼-20dB
の範囲で連続して調整でき
ます。
出荷時は,最大出力レベル
にセットしてあります。
映像・音声キャリア比調整
映像キャリアと音声キャリアのレベル差が,
-6∼-20dBの範囲で連続して調整できます。
出荷時は,-14dBにセットしてあります。
背面
入力端子 (F型コネクター)
別売のチャンネルデバイダーSGP3 CDの
出力端子と接続してください。
接続ケーブルは,別売のTVEFCXを
使用してください。
ACコードレセプタクル
出力端子 (F型コネクター)
アース端子
別売のチャンネルコンバイナーSGP3 CCの
入力端子と接続してください。
接続ケーブルは,別売のTVEFCXを
使用してください。
ヒューズ
(ミゼット管型ヒューズ 定格1A)
ご注意
定格値を超えるヒューズは,
絶対に使用しないでください。
2
接続方法
チャンネルデバイダー SGP3 CD
出力端子
C15形F型コネクター
C15TVF(別売)
75ΩケーブルTVEFCX(別売)
ゴーストキラー チャンネルプロセサー
SGP3 CP GKA・SGP3 CP GKN
C15形F型コネクター
C15TVF(別売)
75Ωケーブル
TVEFCX
(別売)
C15形F型コネクター
C15TVF(別売)
ACコード
(付属品)
C15形F型コネクター
C15TVF(別売)
チャンネルコンバイナー SGP3 CC
AC100V
入力端子
入力レベル調整
●AGCを安定して作動させるために,本器の入力レベルを60∼80dBμにしてください。
●入力レベルが60dBμに満たない場合,別売のプリアンプPA25・PA25SN・PA25LN・PA25HN・UPA25N・UPA35
を使用して,チャンネルデバイダーの出力レベルを上げてください。
●入力レベルが80dBμを超える場合,チャンネルデバイダーの出力端子に別売のアッテネーター
ATT1.5, 3, 6, 10, 15, 20を使用して,入力レベルを下げてください。
正しく使用していただくために
予定のレベルまたはよい画質が得られないときは,次のチェックをしてください。
出力測定端子から信号が出ない。
入力信号が来ていますか。(入力端子でチェック)
●コネクターとケーブルの接続チェック
(チャンネルデバイダーSGP3 CDと本器の間)
●入力レベルのチェック
チャンネルコンバイナーのモニター端子に信号が出ない。
出力信号が来ていますか。(モニター端子でチェック)
●コネクターとケーブルの接続チェック
(本器とチャンネルコンバイナーSGP3 CCの間)
出力レベルを測定するときのご注意
レベルを測定するときは,測定用75Ωケーブルの減衰量も加算してください。
実際のレベル = 測定値 + 出力測定端子結合量 + ケーブル減衰量
S5CFV 5mの減衰量
周波数(MHz)
90
170
222
470
770
減衰量(dB)
0.3
0.4
0.5
0.8
1
以上の方法でもトラブルが解決できない場合,お近くの当社支店・営業所または本社技術相談まで
お問合わせください。
3
規格表
規格
項目
入・出力信号同期型 SGP3 CP GKA
受信チャンネル
VHF(ch1∼12),UHF(ch13∼62)の内,指定の1チャンネル
受信チャンネルと同一
出力チャンネル
入力レベル
最大出力レベル
入・出力信号非同期型 SGP3 CP GKN
VHF,UHFおよびCATVチャンネルの内,
指定の1チャンネル(chC13,C14,C15
および受信チャンネルは除く)
55∼85dBμ
120dBμ[VHF(ch1∼12)
・CATV(chC16∼C63)],110dBμ[UHF(ch13∼62)]
出力レベル調整範囲
0∼-20dB以上(連続可変)
映像・音声キャリア比調整範囲
-6∼-20dB以上(連続可変)
出力レベル安定度
±2dB以内
出力周波数安定度
入力信号と同一
±20kHz以内
インターキャリア安定度
入力信号と同一
fv+4.5MHz±20kHz以内
入・出力インピーダンス
75Ω
(F型コネクター)
映像:±1dB(fv−0.5MHz ∼ fv+3.58MHz)
音声:0∼-3dB以内(fA±0.1MHz)
帯域内周波数特性
スプリアス
-60dB以下(70∼770MHz,入力V/A 6dB・出力V/A 14dBにおいて)
AGC特性
入力70dBμ±15dBに対して映像変調度の変動は,±5%以内
出力測定端子結合量
-20dB(75Ω,F型コネクター)
DG,DP
5%,5°
±100ns以内(fv+0.2 ∼ 3.58MHz)
映像SN比
VHF入力:45dB以上(無評価値) UHF入力:42dB以上(無評価値)
生 産 の 覇 者
使用温度範囲
0∼+40℃
電源
AC100V 50・60Hz
消費電力
35VA
外観寸法
SGP3 CP GKA,SGP3 CP GKN:49(H)×480(W)×400(D)mm
(JIS規格の標準ラックにマウントできます)
約5.2kg
質量(重量)
MASter of PROduction
群遅延特性
約5.5kg
ゴースト除去特性
-1∼+40μs ※
ゴースト対応遅延時間
D/U 0dB(最大)
:遅延時間±1μs以内
D/U 6dB(最大)
:遅延時間+1∼+40μs以内
減衰可能ゴースト
S/I 40dB以上
(入力70dBμ以上,遅延時間5μs,D/U15dB,単一ゴースト時)
残留ゴースト量
約3秒(電源投入後)
約2分(受信中)
ゴースト除去時間
※遅延時間が-のときは前ゴースト
マスプロの規格表に絶対うそはありません。
ご理解と信頼あるデータにご期待ください。
ご注文時の指定事項
規格
EIA規格の標準ラックにマウントできます。
外観寸法:88(H)×480(W)×178(D)mm
ACコード ……………1本
予備ヒューズ ………2本
TK(B)·44-4643-2L
オプション番号
SGP3 CP GKA-OP1
SGP3 CP GKN-OP1
付属品
● 受信チャンネルと出力チャンネルが同一の場合,SGP3 CP GKAまたは
SGP3 CP GKA-OP1を使用してください。
製品向上のため 仕様・外観は変更することがあります。
本社〒470-0194(本社専用番号)愛知県日進市浅田町
営 業 部 TEL名古屋
(052)
802-2244
工事営業部 〃 (052)
802-2225
技 術 相 談 〃 (052)
805-3366
インターネットホームページ www.maspro.co.jp
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2K55-643
● 受信チャンネルおよび出力チャンネルをご指定ください。
● オプション規格製品をご希望のときは,ご注文時にオプション番号を
ご指定ください。
APR.,2004