January/February

1/2
2002
NO.18
WhatÕs Inside
1
巻頭特集
2002年新年会・会員総会開催報告
4
JCCCインフォメーション
2001年度J
CCC主要事業報告
J
CCC基金活動・基金収支
J
CCC決算・予算
2002年度J
CCC主要事業について
10
シカゴこの人
住友商事
11
日高
直輝 氏
JCCC基金寄贈先訪問
Ser
v
i
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ni
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Real
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14
JCCCアクティビティレポート
新年会実行委員会開催報告
ゴルフ運営委員会からのお知らせ
24
Comi
ngUp
2002年度J
CCC主要日程
J
CCCテニストーナメント
男子ダブルス/混合ダブルス
Visit our site at www.jccc-chi.org
シカゴ日本商工会議所
2002年度会員総会・新年会を開催!
シカゴ日本商工会議所では、1月13
CCC
日(
日)午前11時から会員総会/J
基金総会を開催。同日午後からは、引
き続き新年会を行なった。会場は昨年
度と同じローズモント・コンベンショ
ン・センター。当日は天候にも恵まれ、
予定通り盛会裡のうちに終了した。
****会 員 総 会****
新会頭に丸山昭三郎氏(三井物産)、
新専務理事に内山敬止氏(日本航空)
を選出。
まず同日午前の部では、正会員代表
者60名(議長への委任131名)が参加
して会員総会が開催された。総会は村
井隆之議長(日本生命)の進行により
開会。2001年度の会頭である日高直
輝氏(住友商事)の挨拶に始まり、秋
本実専務理事(東京三菱銀行)が事業
報告を行った。席上、両氏からは1年
間のJ
CCC活動への協力に対する謝辞
が述べられたほか、昨年の同時多発テ
ロ事件でJ
CCCが取組んだ募金活動や
会員企業向けの支援事業などが報告さ
れた。
続いて決算報告を行った常任監事の
馬嶋章氏(富士銀行)は、金利収入の
低下などにより収入の落ち込みが見ら
れたものの、単年度収支ではほぼバラ
ンスの取れた決算(今年度の最終単年
度収支は△2,
053ドル)になったと決
算・監査報告を行った。
このあと村井議長は、2002年度代
表役員会から提出された役員・理事案
につき報告。正副会頭20名と理事131
名の就任(案)が諮られ、満場一致で
につき報告。正副会頭20名と理事131
名の就任(案)が諮られ、満場一致で
2002年 度 の 執 行 部 が 選 出 さ れ た 。
今年度の新執行部は以下の通り。
2002年度シカゴ日本商工会議所
役員・担当
名誉会頭:薮中 三十二(日本国総領事)
会
頭:丸山 昭三郎(三井物産)
専務理事:内山 敬止(日本航空)
新年会実行委員長
副会頭 :
・赤祖父 恭介(三菱電機)
イリノイ会会長、双葉会副会長
・秋本 実(東京三菱銀行)
商工業政策運営委員会副委員長
・綾野 昌昭(NTN)
商工業政策運営委員会副委員長
・福本 光志(武田薬品工業)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・後藤 美郎(後藤ディストリビューション)
文化部長
・橋野 憲人(松下電器産業)
渉外PR委員長、J
CCC基金副理事長
・日高 直輝 (
住友商事)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・石井 能成(丸 紅)
イリノイ会副会長
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・伊東 泰(三菱商事)
J
CCC基金理事長・渉外PR副委員長
・菊池 淳(新日本製鐵)
商工業政策運営委員会委員長
・松野 範衛(安川電機)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・三枝 正明(日本郵船)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・諸岡 保和(住友金属工業)
運動部長
・斉藤 一男(オムロン)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・酒井 雅士(日本興業銀行)
日米協会EVP
・寺崎 直通(全日本空輸)
日米評議会
・脇野 和彦(日製産業)
J
CCC基金副理事長・渉外PR副委員長
・吉田 雄二(日本通運)
双葉会会長
顧
問: 藤本 ラルフ(日米評議会)
舟井 勝
(増田舟井法律事務所)
武
宣正 (日本貿易振興会)
常 任 監 事: 村井 隆之 (日本生命)
会計担当役員: 松原 京子 (KPMG)
事 務 局 長: 斎藤 進
(JCCC)
(以上敬称略、同一役職内氏名ABC順)
また新規理事として新たに下記7名(以上敬称略、
同一役職内氏名ABC順)の就任が総会席上承認され、
合計131名となった。
福元
金森
前田
村田
沼田
山崎
吉井
英男 (藤沢薬品工業)
敬博 (シスメックス)
正敏 (住友電気工業)
啓二 (三ツ星ベルト)
治
(住金物産)
善太郎(タニタ)
眞
(シークスUSA)
次に、丸山昭三郎新会頭(三井物産)が所信表明を
行い、引き続き内山敬止新専務理事(日本航空)が
2002年度予算案を説明。丸山新会頭は、創設36年目を
迎えるJ
CCCの会頭職を引き受けるにあたり、諸先輩
の築いた良きDNAを受け継いでいきたいと力強く挨拶。
2002年度は双葉会への支援も強化していく方針を明ら
かにする一方、会員企業とのコミュニケーションにも
努め、J
CCCの活動がメンバーにとって活用しやすい
ものにしていきたいと抱負を語った。
これを受けて2002年度の予算案について説明を行な
った内山新専務理事は、双葉会への補助金増額3万ド
ルについては、昨年来より数度にわたる正副会頭会議
での議論を踏まえ結論を下したと経緯を紹介。今回の
補助金増額にあたっては、会費からJ
CCC基金への繰
2
NEWS CHICAGO
入割合を15%から5%に見直した上で予算を策定。単
年度赤字予算も次年度以降景気が回復すれば構造的な
ものにはならない見通しであるとの見解を示した。
(2001年度事業報告や収支決算・予算案の資料は別添
4〜8ページの通り)
この後、会員総会に次いでJ
CCC基金総会(理事長
:橋野憲人氏 松下電器産業)が開かれ、2001年度の
基金事業報告、決算報告案、さらには2002年度の役員
案、事業計画案などが承認された。席上2002年度の
J
CCC基金理事長としては伊東泰氏(三菱商事)が選
任され、このほか副理事長8名、委員5名、事務局1
名が選出された。
2001年末で積立金が210万ドル余りに達したJ
CCC基
金では、2002年度は収入に見合う金額の基金交付を行
う計画。そのため、今年も引き続きファンドレイジン
グ事業として、桂三枝創作落語独演会(6月30日)や
チャリティゴルフ(7月4日)を予定しているとの報
告がなされた。
******* 新 年 会 *******
森末慎二さん(ロス五輪金メダリスト・
佐藤企画)と桂三若さん(吉本興業)が
参加者を大いに沸かせる。
正午からの新年
会は、桂三枝門下
の若手ホープで、
平 成 13年 度 NHK
新人演芸大賞を受
賞した桂三若さん
の司会でスタート。
三若さんのシカゴ
訪問は4回目とあ
って、シカゴのこ
となら私に何でも聞いて下さいと笑顔で登壇し場内を
盛り上げた。当日は、日米国歌斉唱の後、桂三若さん
が丸山新会頭及び内山新専務理事を紹介。冒頭挨拶に
立った丸山会頭は、21世紀最初のオリンピックイヤー
に相応しいゲストをお迎えしたと森末慎二さんを紹介
すると共に、景気厳しき折にもかかわらず、J
CCC最
大の会員交流イベントである新年会に合計800名以上
の参加があったことに感謝し、今年度もJ
CCC事業に
更なる協力をお願いしたいと呼びかけた。
続いて来賓を代表して藪中総領事が挨拶。日本国内
も現下の危機的状況をはっきりと認識できるようにな
ってきたので、今後はようやく景気回復に期待が持て
るのではないかと示唆し、低迷が続く日本経済の早期
JANUARY/FEBRUARY 2002
立ち直りに希望を込めたコメントを寄せた。
昼食後の講演会では、1984年ロサンゼルス五輪体操
の部で10点満点を3回達成し、史上初の完全優勝で金
メダルを獲得した鉄棒のスペシャリスト・森末慎二さ
んが登場。森末さんが海外で講演会を開くのはこれが
初めてとのことであったが、金メダルをとったアメリ
カで、シカゴの地で日本語による講演ができて大変光
栄ですと挨拶。
小学校3年生の頃から校庭の鉄棒で放課後に練習を
重ねた森末少年は、小学生の頃より日本体育大学に進
みオリンピックに出場することが自分の「夢」だった
と語り、高校・大学時代のたゆまぬ猛練習と部内の厳
しい上下関係、そして良きライバルと体操選手につき
ものの怪我が自分をオリンピックへと導いてくれたと
ユーモアを交えて紹介。オリンピックでは最後の自由
演技で微動だにしない着地を決めなければ金メダルが
取れないという究極のプレッシャーに打ち勝って「鉄棒」
のバーに飛びつき、完璧な演技で10点を取るに到るま
での心と体の微妙な変化について吐露し、会場内を感
動の渦に巻き込んだ。
最後に森末さんは、体操競技では地球の重力に逆ら
って、一瞬の間に様々なひねりや回転を加える必要が
あるが、叶うことなら、将来は宇宙の無重力空間で、
思う存分自由にクルクル回転してみたいと大きな夢を
語り講演会を締めくくった。
森末さんと三若さんの軽妙な司会でじ
ゃんけん大会とラッフルも盛り上がる。
続いて行われたじゃんけん大会では、会
員企業47社からの寄付金をもとに1位から
4位までに高額商品券が贈られた。その結
果1位にはペンテル・アメリカ社の福島氏
が輝き、マーシャルフィールドの商品券500
ドルが森末さんから贈られた。またラッフ
ル大会には、57社から209点の豪華賞品
が寄せられ、舞台上は上位10位までの高額商品と航空
会社4社から提供されたシカゴ−日本間のビジネスク
ラスチケットの抽選で大いに盛り上がった。
▽新年会賞品提供企業(順不同)
全日空
アメリカン航空
日本航空
ノースウェスト航空
日製産業
三菱商事
新日本製鐵
ノリタケ
松下電器産業
伊藤忠丸紅鉄鋼
蛇の目ミシン工業
J
TB
NEC三菱電機ディスプレイオブアメリカ
三菱電機
ユアサ商事
トゥエルブ オークス
コーポレートハウジング
アイシン精機
キッコーマン
河合楽器製作所
鹿島
エグゼクティブ リソース グループ
丸紅
ファナックアメリカ
クボタ エンジン アメリカ
ブラザー工業
コマツ
アーク テクノロジーズ
I
.
T
.
A.
,
I
n
c
.
郵船航空サービス
キマタ パーソネル &コンサルタンツ
日本郵船
ジェイシービー・インターナショナル
カヤバ工業
名港海運
薮中 三十二 総領事
オムロン
シカゴ新報
タケダ ファー
マシュティカルズ
ノースアメリカ
日本通運
ブリジストンファイアストン
タニタ
米国トヨタ自動車販売
米国安川電機
セメダイン USA
ぺんてる オブ アメリカ
富士写真フィルム
▽新年会寄付金提供企業(順不同)
NTN
東京三菱銀行
コマツ
住友電気工業
住友商事
滝沢鉄工所
富士機械製造
増田・
舟井・
アイファート・
ミッチェル法律事務所
ミヤノ
北米日産フォークリフト
日商岩井
西日本鉄道
オーエスジー
リケン
トーメン
椿本チェイン
味の素ハートランド
コスモスサービス
JANUARY/FEBRUARY 2002
第一実業
大同特殊鋼
フタバ産業
ミツトヨ
ニチメン
日本貨物航空
岡谷鋼機
宇部興産
山善
アイコクアルファ
セメダイン U.
S.
A.
大同メタル工業
川崎汽船
明治電機工業
名港海運
ニチコン
ニッサン ケミカル アメリカ
コーポレーション
小野測器
新明和工業
神鋼商事
シークス U.
S.
A.
住友金属工業
シスメックス
東京海上火災
巴川製紙所
東芝
郵船航空サービス
匿名希望(2社)
▽新年会開催協力先
森末 慎二氏:佐藤企画
桂 三若氏:吉本興業
協賛(ゲスト招聘):日本航空
ゲスト送迎:コスモ リムジン
宿泊協力:ホテルインターコンチネンタルシカゴ
卓上しょうゆ提供:キッコーマン
賞品・
装飾品等運搬:日本通運
賞品・
装飾品等運搬:海外新聞普及(OCS)
看板装飾:ゴーダ&アソシエイツ
▽新年会実行委員会(委員派遣会社)
(英文社名ABC順)
全日本空輸
荒川化学工業
東京三菱銀行
富士銀行
後藤ディストリビューション
日本興業銀行
I
.
T
.
A.
日本航空
川崎汽船
コマツ
カヤバ工業
丸紅
松下電器産業
三菱電機
三井物産
三菱商事
日本通運
新日本製鐵
北米日産フォークリフト
NTN
日本郵船
オムロン
住友商事
住友金属工業
竹中工務店
巴川製紙所
安川電機
NEWS CHICAGO
3
◆ 2001年度 シカゴ日本商工会議所 主要事業報告 ◆
I.各種会合等
1.会員総会・定期理事会 1月7日(日)
2.正副会頭会議、定例理事会(年8回 同日に開催)
3月13日、4月19日、6月5日、7月24日、
9月25日、10月23日、11月20日、12月11日
3.代表役員会 11月29日(
木)
(代表役員選挙期間:
10月22日˜11月2日/開票日:11月6日)
4.商工業政策運営委員会 6月5日、11月20日
5.渉外PR委員会 4月5日、9月25日
6.新年会実行委員会 11月2日、12月14日
7.新年会1月7日 (
日)
1,
200名/ゲスト:黒柳徹子氏
8.部会(主な事業のみ)
①金属部会
4月〜9月 懇親ゴルフ計7回
12月4日 講演会『あなたの通信インフラは大
丈夫か?未曾有の災害やサイバーテ
ロから企業インフラを守るための
ITセミナー』
12月4日 総会
②電子部会
10月31日 車載部品製造工場見学会『Omr
on
Aut
omot
i
v
eEl
ect
r
oni
cs
社』
③金融部会
3月21日 講演会『景気転換点になるか !
?
2001年の日米経済』
12月13日 総会
④運輸・観光部会
5月16日 物流施設見学会『Fi
del
i
t
one社/
W.
Gr
ai
nger
社』
9月8日
懇親ゴルフ
11月22〜24日 ミズーリ州ブランソン観光施設視察
⑤機械部会
7月27日 講演会『ファイアストーン社PL事例
に学ぶ日系企業の教訓』
9月6日
懇親ゴルフ
11月2日 講演会『アメリカンスピリットの真
髄 バーボンウィスキー発展の歴史』
⑥機械部品部会
10月18日 講演会『動産担保を活かした米国企
業との契約方法』(共催)
⑦物資・食糧部会
8月26日 懇親ゴルフ
10月18日 講演会『動産担保を活かした米国企
業との契約方法』(共催)
4
NEWS CHICAGO
⑧開発・文化・サービス部会
8月26日 シカゴ建築ボートツアー
9.その他
地元政府、商工会議所など経済団体、当地の日米
協会や日系人団体の事業をはじめ、日本からのミ
ッションなどとの面談、懇談会・レセプションな
どへの出席を行った。
II.事業などの実施
1.米国同時多発テロ事件への対応
①米国赤十字社への募金活動の実施
(募集期間9月15日〜9月末日)
募金額合計 100
,
700ドル
寄付先
シカゴ赤十字社
寄付日
10月10日
(日高会頭よりCEO Wi
l
l
i
am L.
Br
aden氏に寄付金を手渡した)
寄付内訳
会員企業・関係機関73社
74,
900ドル
個人94名・ビーチスィープ参加者
5,
405ドル
J
CCC一般会計
10
,
395ドル
J
CCC基金
10
,
000ドル
JANUARY/FEBRUARY 2002
②J
CCCホームページを活用した緊急情報提供
③会員企業向け出張対応アンケート(9月、
10月)、リスクセミナーの実施(10月、12月)
2.渉外PR委員会
①3月31日 日本語スピーチコンテスト
(在シカゴ日本国総領事館との共催)
②6月19〜7月4日 米国教師等日本派遣事業
J
EEP(
J
CCCEducat
i
onal
Ex
changePr
ogr
am)
派遣者:Schaumbur
g(
第54学区)
副教育長、教師
ら5名(うち1名は同伴者)
訪問先:新潟、大阪、広島、京都、東京
(協力:国際観光振興会、大阪市、新潟
県、広島市)
③9月15日 ミシガン湖岸清掃ボランティア活動
への参加(Lak
eMi
chi
ganFeder
at
i
on等主催)
3. 商工業政策運営委員会
「米国経済の行方−景気減速に
終止符は打たれるのか」
「I
T産業の展望と動向〜次世代型
テクノロジーと市場へのインパクト」
ジャーナリスト 小林 雅一氏
会員企業による自社の米国市場攻略事例紹介
オムロン 江田 憲史氏
武田薬品工業 福本 光志氏
日本通運 久保島 仁氏
カヤバ工業 工藤 浩一氏
④リスク管理体制等に関するアンケート調査の実
施(
11月実施・J
CCCNEWSCHI
CAGO12月号に
掲載)
4.各種セミナーの開催
①5月11日 『インターネットを利用したビジネ
スにおけるリスク管理』(J
ETROとの共催)
② 10月30日『米国危機管理専門会社専門官を迎
えてのリスク管理セミナー』(総領事館との共催)
①「2001年版中西部・イリノイ州の経済」発刊
② 「第8回会員企業経営・業況調査」実施
5月実施、7月結果報告
J
CCCNEWSCHI
CAGO8月号に結果報告を掲載。
③J
BF2001(J
CCCBus
i
nes
sFor
um 2001)開催
会 期:8月31日〜9月1日
会 場:OAKBROOKHI
LLSHOTEL&RESORT
参加者:初日104名、2日目63名
講 師:
「21世紀の企業経営のあり方〜
ビジネスチャンスを掴むには」
サン・マイクロシステムズ取締役会長
米国サン・マイクロシステムズ社副社長
本田 敬吉氏
「米国ベンチャー企業成功の条件」
JCI(ジェー・シー・アイ)代表取締役社長
浜口 直太氏
「米国ビジネスにおけるPeopl
eSk
i
l
l
s
〜
米国人を笑わせ、聴かせ、納得させるには」
元サイマル・インターナショナル会長
村松 増美氏
「米国のビジネストレンド」
日本経済新聞社 米州総局長 高橋 雄一氏
JANUARY/FEBRUARY 2002
5.会員等向け情報提供・出版事業
①J
CCCNEWSCHI
CAGOの発行(年11回)
② 2001年度版「会員名簿 (
DI
RECTORY)」発刊
③J
CCCホームページによる会員向け情報提供
(掲示板運営他)
6.運動部事業
①J
CCCゴルフ(男子、女子)
男子 4月8日、5月13日、6月10日、7月8日、
8月12日、9月9日
NEWS CHICAGO
5
女子 4月30日、6月4日、6月25日、7月30日、
8月27日、9月10日、10月1日
注)10月7日に予定されていたJ
CCCオープンは
諸般の事情により開催を中止した。
②J
CCCテニス・トーナメント開催
男子ダブルス 3月18日/混合ダブルス 3月25日
7.文化部事業
合唱団(CHI
CAGO ORATORI
O CHOI
R)活動支援
III.関連団体活動支援
1.シカゴ双葉会
④基金贈呈式(10月23日)への運営事務協力
①J
CCCからの7万ドルの学校運営費補助の実施
3.シカゴ日米評議会
①隔月の例会開催と各日系人団体の活動支援
②双葉会会長(内山敬止氏)・副会長(赤祖父
恭介氏)をJ
CCC会頭が指名
②J
CCC基金からの1.
5万ドル寄付協力
③双葉会予算決算をJ
CCC理事会にて承認
③日米評議会会計実施、連絡運営など協力
④新規会員による「学校施設費」寄付の継続実施
4.シカゴ日米協会
2.J
CCC基金
①組織運営・各種事業への協力
①募金の実施
②J
CCC基金からの1万ドル寄付
②J
CCC会費の15%相当の寄付実施
③役員の推薦実施
③各種FUNDRAI
SI
NGイベントの企画・開催への
協力
1月7日
7月1日
7月4日
新年会
桂三枝創作落語独演会
チャリティゴルフ
IV.過去10年間の会員数の推移
年
会員種別
93年
94年
95年
96年
97年
98年
99年
00年
01年
正 会 員
429
413
409
401
388
391
392
389
389
385
賛助会員
50
49
51
49
49
46
45
47
44
38
個人会員
65
66
71
73
76
77
80
91
95
98
名誉会員
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
545
529
532
524
514
515
518
528
529
522
合
6
92年
計
NEWS CHICAGO
JANUARY/FEBRUARY 2002
◆2001年度JCCC基金事業の流れ◆
※はJ
CCC基金ファンドレイジング事業
1月7日(日) J
CCC基金総会開催
(J
CCC会員総会と併催)
・2000年度主要事業報告並びに決
算報告
・2001年度役員選任並びに主要事
業等
※1月7日(日) 新年会開催
4月5日(木) 第1回J
CCC基金理事会
(於:J
CCC会議室)
・2001年度活動計画(ファンドレ
イジング事業について等)
・基金交付先、収支見通し等
4月上旬
2001年度交付希望先への申請書の
配布(約550件)
・シカゴ市内及びイリノイ州近郊
の学校区
・寄付要請のあった団体等
※7月1日(日) 桂三枝創作落語独演会
(於:Cent
er
Eas
t
)
※7月4日(水) J
CCC基金チャリティゴルフ
(於:ヒルデール G.
C.
)
7月13日(金) 応募申込締切(95件の応募あり)
7月24日(火) J
CCC理事会
(於:ヒルデール日本館)
・7/
1、7/
4ファンドレイジング
事業結果報告
8月〜9月上旬 応募案件の評価・審査を依頼
9月25日(火) J
CCC理事会
(於:ヒルデール日本館)
・2000年度基金交付先フォローア
ップ報告
9月25日(火) 第2回基金理事会開催
(於:ヒルデール日本館)
・基金収支見込み
・2001年度基金交付先の選考
10月3日(水) 会員企業宛に2001年度基金交付先
など近況報告を送付
10月23日(火) J
CCC理事会(於:J
ETRO)
・第2回基金理事会開催結果報告
10月23日(火) J
CCC基金贈呈式
(於:ユニオンリーグクラブ)
12月11日(火) 第3回基金理事会開催
(於:ヒルデール日本館)
・ 2001年度の活動報告
・ 2002年度活動方針等
JANUARY/FEBRUARY 2002
【2001年度 JCCC基金収支】
(1)収入
$ 233,
984.
81
1.JCCC会費からの寄付繰入 (
15% ofDues)
$ 112,
080.
00
2.単年度寄付
$
2,
100.
00
3.ファンドレイジングイベント
$ 34,
550.
03
新年会
$
5,
900.
00
桂三枝創作落語独演会
$
12,
522.
52
チャリティゴルフ
$
16,
127.
51
4.利息収入
$ 85,
223.
78
5.その他
$
31.
00
(2)支出
$ 139,
310.
55
1. 寄付関係
$ 119,
829.
09
学校・教育支援
$
90
,
295.
00
日米交流関係
日米評議会
$
15,
000.
00
シカゴ日米協会
$
10
,
000.
00
シカゴ赤十字社(同時多発テロ事件)
$
10
,
000.
00
寄金贈呈式
$
2,
612.
00
プラーク代など
$
598.
00
2. 運営経費等
$ 9,
4249.
80
会計監査
$
8,
524.
80
税務申告費
$
15.
00
ドナーフォーラム会費など
$
865.
00
銀行経費
$
45.
00
3. 事務用品
$
1,
355.
75
(3)収支
収入
支出
2001年度収支
2000年度末残高
2001年度末残高
$ 233,
984.
81
$ 139,
310.
55
$ 94,
674.
26
$2,
023,
279.
18
$2,
117,
953.
44
NEWS CHICAGO
7
【2001年度収支決算】
収入項目
(
1)会費収入
(
2)広告/
販売収入
(
3)運用利子収入
単年度収入(
1)
+
(
2)
+
(
3)
=
(
d
)
前年度繰越金
収入計 (単年度収入+前年度繰越金)
2001予算(
a
)
670
,
000
98,
100
34,
000
802,
100
433,
078
1,
235,
178
2001決算(
b
)
665,
260
97,
633
19,
593
782,
486
433,
078
1,
215,
564
(
b
)-(
a
)
-4,
740
-467
-14,
407
-19,
614
0
-19,
614
支出項目
(
4)理事会等会合費
(
5)部会・
委員会費(赤十字募金10
,
395ドル含)
(
6)出版・
セミナー/
新年会/
運動部等活動費
(
7)双葉会運営補助
(
8)事務局員人件費
(
9)オフィス賃貸料
(
10)各種税金・
保険・
FI
CA等
(
11)事務局経費(
事務機器、
旅費、
郵送、
通信費他)
支出計 (
4)
〜(
11)
の合計=(
e)
2001予算(
a
)
20
,
000
67,
140
118,
500
70
,
000
268,
000
59,
600
121,
500
58,
660
783,
400
2001決算(
b
)
21,
237
66,
720
125,
237
70
,
000
244,
191
58,
697
129,
307
69,
150
784,
539
(
b
)-(
a
)
1,
237
-420
6,
737
0
-23,
809
-903
7,
807
10
,
490
1,
139
18,
700
451,
778
-2,
053
431,
025
-20
,
753
-20
,
753
収入項目
(
1)会費収入
(
2)広告/
販売収入
(
3)運用利子収入
単年度収入(
1)
+
(
2)
+
(
3)
=
(
d
)
前年度繰越金
収入計 (単年度収入+前年度繰越金)
2002予算(
c
)
725,
000
75,
500
7,
000
807,
500
431,
025
1,
238,
525
2001決算(
b
)
665,
260
97,
633
19,
593
782,
486
433,
078
1,
215,
564
(
c
)-(
b
)
59,
740
-22,
133
-12,
593
25,
014
-2,
053
22,
961
支出項目
(
4)理事会等会合費
(
5)部会・
委員会費
(
6)出版・
セミナー/
新年会/
運動部等活動費
(
7)双葉会運営補助
(
8)事務局員人件費
(
9)オフィス賃貸料
(
10)各種税金・
保険・
FI
CA等
(
11)事務局経費(
事務機器、
旅費、
郵送、
通信費他)
支出計 (
4)
〜(
11)
の合計=(
e)
2002予算(
c
)
21,
400
61,
200
125,
300
100
,
000
249,
000
59,
500
133,
000
70
,
600
820
,
000
2001決算(
b
)
21,
237
66,
720
125,
237
70
,
000
244,
191
58,
697
129,
307
69,
150
784,
539
(
c
)-(
b
)
163
-5,
520
63
30
,
000
4,
809
803
3,
693
1,
450
35,
461
-12,
500
418,
525
-2,
053
431,
025
-10
,
447
-12,
500
単年度収支(
d
)-(
e)
次年度繰越金(収入計 -支出計)
【2002年度収支予算】
単年度収支(
d
)-(
e)
次年度繰越金(収入計 -支出計)
8
NEWS CHICAGO
JANUARY/FEBRUARY 2002
◆ 2002年度シカゴ日本商工会議所主要事業について ◆
<基本方針>会員サービス事業、教育支援事業、地域貢献事業の充実
上記3つの事業を充実させると共に、ビジネスに役立つプログラムを継続して実施する。
また活用しやすいJ
CCCを目指し、会員企業とのコミュニケーションを一層強化する。
1.会合、委員会、部会等
(1)定期会員総会、新年会:1月13日(日)
新年会特別ゲスト:森末慎二氏
(7)運動部事業
①J
CCCゴルフ(男子、女子):4〜9月の開催
②J
CCCオープン・ゴルフ 内閣総理大臣杯の開
催(
10/
5)
③テニス部:トーナメント開催支援
(2)正副会頭会議/理事会(年8回程度)
(3)渉外PR委員会:年2〜3回開催予定
①日本語スピーチ・コンテスト(在シカゴ日本国
総領事館との共催:3月頃)
②米国教師等日本派遣事業 J
EEP(
J
CCC
Educat
i
onal
Ex
changePr
ogr
am)
教育長・校長ら地元教育関係者を日本に派遣
(6〜7月頃)
③ミシガン湖岸清掃ボランティア活動への参加
(9月)
④地元経済関係組織との交流推進策の検討
(8)文化部事業:合唱団(CHI
CAGO ORATORI
O
CHOI
R)活動支援
2.教育支援、地域貢献関連
(1)シカゴ双葉会(1966年設立 全日制・補習校)
①学校運営費として10万ドル補助の実施
(3万ドル増額)
②双葉会会長、副会長をJ
CCC会頭が指名
③双葉会予算決算等をJ
CCC理事会にて審議
④新規会員による「学校施設費」寄付の継続実施
(4)商工業政策運営委員会(部会長会議):
年2〜3回開催予定
①J
CCCビジネスフォーラム(J
BF)2002の開催
②2002年版・中西部イリノイ州の経済の作成・情
報提供
③会員企業経営・業況調査の実施、情報提供
④総領事館・ジェトロ等共催セミナーの実施
(2)J
CCC基金(1991年設立)
①募金呼びかけの継続
②J
CCC会費の一定割合5%の寄付実施
③各種FUNDRAI
SI
NGイベントの企画・開催へ
の協力(新年会、チャリティ・ゴルフ大会、そ
の他イベント)
④基金贈呈式開催と運営事務への協力
(5)部 会:各部会自主運営によるセミナー、見学
会、ゴルフ等の開催
(3)シカゴ日米評議会
①隔月の例会開催と各日系人団体の活動支援
②J
CCC基金からの1万ドル寄付協力
③日米評議会会計実務、連絡運営等協力
(6)会員等向け情報提供・出版事業
①J
CCCNEWSCHI
CAGOの発行(年10回発行)
②2002年版会員名簿(DI
RECTORY)発刊
③シカゴ日本商工会議所ホ−ムペ−ジの運営
④会員企業向けメール配信システム構築の検討
⑤シカゴ関連情報の提供(シカゴ便利帳などを活
用)
JANUARY/FEBRUARY 2002
(4)シカゴ日米協会
①組織運営・各種事業への協力
②J
CCC基金からの1万ドル寄付協力
③役員の推薦実施
NEWS CHICAGO
9
J
CCC副会頭
日高
直輝 氏(住友商事)
今回は、昨年4月から9ヶ月間2001年度のJ
CCC会頭
をお務めいただいた住友商事の日高直輝氏に感想を伺い
ました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
−シカゴ着任と同時に前任の厚さんから会頭職を引き継がれた
わけですがそのあたりからお聞かせ下さい。
2001年の4月に前任の厚から会頭職を引き継いだので
すが、シカゴ赴任と同時にいきなりJ
CCCの会頭に就任し
たわけですから、全て準備万端というわけにはいきませ
んでした。私自身シカゴは2度目ですが、前回の駐在は
1985年から1988年までの3年間で、当時の社内では最も
若手でしたのでJ
CCCの活動はほとんど知らなかったとい
うのが正直なところでした。ですからJ
CCCがどうあるべ
きか、また個々の事業で何が問題なのかといった事を十
分把握できないままスタートを切ったという感じでした
ので、その点で皆さんに随分ご迷惑をおかけしたのでは
ないかと思っています。ただその不慣れな中を、J
CCC幹
部の方を中心に大変温かくサポートして頂くことができ、
当初困惑した割りにはJ
CCCに関することも比較的短期間
にキャッチアップすることができたという印象を持って
います。とりわけ秋本前専務理事には、正副会頭会議や
理事会で、ご自身のお考えを含めて積極的に議論をクリ
エイトして頂き、大変感謝しております。
−J
CCC事業についての感想をお聞かせ下さい。
イクロ社の本田会長をはじめタイムリーな講師の方々を
招聘することができ、私自身を含め様々な問題意識を持
っていた日系企業幹部にとって大変時宜を得た企画であ
ったとの印象を持っています。
このほか、新年会、渉外PR委員会をはじめ各種部会
事業をとりましても、各委員長、部会長の皆様のご尽力
により、大変スムーズにかつ内容の濃い企画を実行でき
たのではないかと思っています。今後も事務局を中心に
会員企業のニーズを十分汲み取って頂き、それらを反映
させてVal
ue Back
できる企画を進めていってもらえれば
と思います。
−2001年度の役員会では双葉会への予算増額なども話し合われ
たようですが。
過去10年間はI
Tブームなどもあって景気も随分良かっ
たのですが、昨年春以降は、米国内の景気低迷やテロ事
件の後遺症も重なり、今後はJ
CCC会員や駐在員数も少し
ずつ減少傾向を辿るのではないかと予測しています。そ
の意味でJ
CCC本体、双葉会日本人学校、J
CCC基金の運
営は今後一層厳しくなっていくのではないでしょうか。
こうした点も踏まえ、2002年度の予算策定にあたって
は、J
CCC基金への会費繰り入れ額を見直し、双葉会日本
人学校への補助金増額を決定しました。その話合いの過
程では、J
CCC創設の原点に立ち返り、双葉会への支援体
制を含めて本質的な問題を役員全員で考え直す良い機会
になったと思います。
駐在員子弟の教育問題は、皆が抱えている共通の問題
であり、J
CCCとしてもサポートすべきプライオリティの
高い問題だと判断しています。今後のJ
CCCは、会員サー
ビス事業に加えて、双葉会日本人学校(駐在員子弟の教
育支援)、J
CCC基金(地元貢献事業)の運営にあたって、
バランサーとしての機能を発揮することがより重要にな
ってくるのではないでしょうか。
1988年から1992年までデトロイトに駐在していました
が、当時のデトロイトは自動車関連産業を中心に日系企
業の工場進出が相次ぎ、駐在する日本人も急増していた
頃でした。そのため補習校の運営体制なども後追い状態
となり、例えば土曜日の交通安全係りが不足したため、
受益者が分担して任務をこなさなければいけないという
ことも随分あったと記憶しています。こうした経験から、
シカゴではJ
CCCを中心に双葉会日本人学校(全日制/補
習校)を始めとして各種のバックアップ体制が良く整備
されており、駐在員にとっては恵まれた環境にあるとの
印象を受けました。
また昨年9月には同時多発テロ事件という筋書きのな
い大事件が起きました。J
CCCのメンバーの方にとっては、
景気が低迷するなかで様々な困難があったと思われます
が、薮中総領事の助言を受けてスタートした被害者救済
募金活動では、多くの会員企業の方にご賛同頂き、合計
10万ドル余りをシカゴ赤十字社に迅速に届けることがで
きました。前任の厚からシカゴのJ
CCCは他とは違う「ま
とまりの良さ」があると聞かされていましたが、本当にそ
のことを実感することができる貴重な経験となりました。
また恒例のJ
CCCビジネスフォーラム(J
BF2001)では、
商工業政策運営委員会のイニシアティブによりサン・マ
1
9
5
3
年生まれ。1
9
7
6
年に住友商事入社
後、北米を中心にシカゴ、デトロイ
ト、オーバン・ニューヨークなどに
駐在。2
0
0
1
年4月にシカゴに赴任。前
任 の 厚 前 会 頭 か ら 引 き 継 ぎ 第 29代
J
CCC会頭を9ヶ月余りお務め頂いた。
現職はシカゴ支店長・鋼材部門長。
10
JANUARY/FEBRUARY 2002
NEWS CHICAGO
−日高さんにとってシカゴはどのような街でしょうか?
シカゴに赴任する前は、ニューヨーク州北部のオーバ
ンという街に住んでいました。人口は3万2千人余りで
すが、日本人家庭は我が家1家族だけでしたので、シカ
ゴに戻ってやはり大都会であるという印象を強く持ちま
した。また前回の駐在時と較べても、ダウンタンが綺麗
で魅力的な街に成長しており、治安も良くなっていると
感じています。これまで出身地の佐賀県をはじめ多くの
土地で暮らしてきましたが、シカゴは大好きな街の一つ
と言って間違いありません。これからも仕事やプライベ
ート面でシカゴをエンジョイ
したいと思っています。
−本日はありがとうございま
した。
日高 直輝 氏(ひだか なおき)
Servi
ceLearni
ngProject:RealLi
feLearni
ng
ドッグ用クッキーの製作と
販売による実社会体験学習
訪問先:Dr
y
denEl
ement
ar
ySchool
(
722Sout
hDr
y
den,
Ar
l
i
ngt
onHei
ght
s
,
I
L60005)
J
CCC基金寄贈額:$1,
545
アーリントンハイツ地区にあるDr
y
den小学校では、5
年生の生徒がドッグ用クッキーの製作から実際の販売ま
でを手がけ、その売上金を身体障害者を支える補助犬の
養成機関に寄付するプログラムがスタートして今年で2
年目を迎える。ドッグ用クッキーの製作の方法からリサ
ーチし、製造工場の見学などを通して実際にクッキーを
製作、そして地元校区での販売業務を行うといった体験
学習を通して、生徒にとっては社会活動を担うためのス
キルを身につけると同時に助け合いの精神を学ぶきっか
けとなっている。
<RealLi
f
eLear
ni
ngとは>
Dr
y
den小学校では、児童の人格形成にとって必要とさ
れる6つの要素の育成に力を入れている。信頼感、敬意
の念、責任感、公平性、思いやり、社会人としての自覚
といった中でも、とりわけ他者を思いやる心、そして社
会人として規律正しく自立した個人として行動できる能
力を伸ばすことに重点を置いた取り組みの導入が重要で
あると感じたAmyGr
os
ch教員は、奉仕活動や論文作業、
や広報を含めたプレゼンテーションなどの課題も組み込
みながら、Ser
v
i
ceL
ear
ni
ngPr
oj
ect
:RealLi
f
eL
ear
ni
ngのプ
ログラムを独自に編み出してきた。
2ヶ月にわたるこのプログラムでは、まず生徒全員で
シカゴ市内にあるドッグ用クッキー専門店のThr
ee Dog
Bak
er
y
を訪問し、クッキーの製造工程はじめ食品分析や
広報、マーケティング、パッケージデザインに至る販売
戦略などについて学びに行く。その体験を持ち帰り自分
達でドッグ用クッキーの製造・販売についてビジネスプ
ランを考案しそれぞれに役割分担しながら実際に製作活
動に取り組んでいく。
クリスマスの祝日前に、生徒達は地元の中学校の調理
室を借りクッキーを600枚焼いて準備し、翌日に販売を行
った。ボランティアの父兄のサポートも貴重な存在だ。
お客の対応から商品の紹介、金銭の授受まで全て生徒達
で担当する。ギ
フトボックスも
オリジナルの手
作りだ。またク
ッキーと共に、
犬用関連グッズ
を賞品にラッフ
ル券も販売し、
収益の一部とし
た。その結果、
$750の 収 益 を
JANUARY/FEBRUARY 2002
挙げると共に、地元機関からの$750の寄付とあわせ総額
$1,
500を、補助犬養成所であるCani
ne Compani
ons f
or
I
ndependenceに寄付するという成果を挙げることができ
た。
集大成として、生徒達はコンピューターを利用してプ
ロジェクトの内容について各自の新聞記事を作成する課
題を与えられている。プロジェクトの過程をまとめ、デ
ジタルカメラの写真を添える作業を含めれば、生徒達は
より多岐にわたるスキルを学ぶ機会を得ているといえる
であろう。今回のJ
CCCの基金は、工場見学の交通費、デ
ジタルカメラの購入、また文献の購入などに当てられ、
プログラムの収益金を挙げるための大きな一助となって
いる。
<寄付金の贈呈セレモニー>
C a n in e
Compani
ons f
or
I
ndependenceは、
シカゴ地域で唯一
の補助犬養成所と
して、身体障害者
の生活を支える専
門の補助犬の養成
に力を注いでいる。
一匹の補助犬を養
成 す る の に
$20,
000もの費用
がかかるため、この機関ではニーズに見合うだけの資金
に恵まれずに地道に活動を広めている。多くの犬に訓練
を受けさせたとしても、補助犬としての訓練を身につけ
実際に奉仕できる犬は半分にも満たないという。養成所
が限られているということ、また資金的にも時間的にも
余裕のない実状の中で、イリノイ州では15名もの申込者
が補助犬の割当ての順番待ちとなっている。この問題を
知ったGr
os
ch教員は、Real
Li
f
eL
ear
ni
ngのプログラムの収
益金を、警察犬の防弾チョッキ用に寄付した昨年からは
視点を変えて、補助犬養成所への資金援助ということに
目標を絞って今年の活動を進めてきた。
Dr
y
den小学校では、1月23日に全校生徒を集めてこの
寄付金の贈呈式を開催した。プログラムに関わった5年
生の生徒達の発表と共に、Cani
ne Compani
ons f
or
I
ndependenceからは犬のトレーナーと現在養成中の犬た
ちが招待され、また実際に補助犬と共に生活を送ってい
るAmy Campos氏も紹介された。補助犬は、道の誘導や
落とした物を拾ったり、ドアや引き出しを開けたり電気
のスイッチを押したりと、その果たす役割は想像以上に
大きい。しかしそれ以上に利用者にとって重要なことは、
周りの人たちをわずらわせることなく自立できるという
点にある、とCampos
氏は語った。いくつかのデモンスト
レーションを目の当たりにした他学年の生徒達は、驚き
と感心の目で見入っていた。この贈呈式は、5年生の成
果発表の場であるだけでなく、感受性豊かな児童達が身
体障害者に対する理解と知識を深める場でもあり、同時
に地域市民として協力していくための大きなモチベーシ
ョンとなっているに違いない。
NEWS CHICAGO
11
JCCCテニストーナメント(男子・混合ダブルス)のご案内
恒例のJCCCテニストーナメントを以下要領で開催いたします。奮ってご参加下さい。
場
所:
Schaumbur
gT
enni
sPl
us
(旧Woodf
i
el
dAt
hl
et
i
cCl
ub)
1415Nor
t
hPay
neRd.
,
Schaumbur
g
,
I
L60173 (
T
el
8478840678)
日
時:
男子ダブルス
混合ダブルス
3月17日(日)
3月24日(日)
午後12時〜午後6時(予定)
午後12時〜午後6時(予定)
参 加 費:
$50/組(お一人でお申し込みの場合$25)
申込方法:
申込用紙に小切手(Pay
abl
et
oT.
Chi
gus
a)、返信用封筒(34セント切手添付要)を添え、
下記宛に送付下さい。
締 切 り:
男子/混合ダブルス共に3月13日(水)
送 付 先:
T.
Chi
gus
a(
NTNBear
i
ngCor
p.
ofAmer
i
ca)
1600E.
Bi
s
hopCt
.
,
Mt
.
Pr
os
pect
,
I
L60056
問い合わせ先:
N.
As
hi
da 6308606746
Ni
pponEx
pr
es
sU.
S.
A.
,
I
nc.
K.
T
ak
eok
a 8474396901(
Ex
t
.
214) Nor
i
t
ak
eCo.
,
I
nc.
T.
Chi
gus
a 8472987500(
Ex
t
.
410) NTNBear
i
ngCor
p.
ofAmer
i
ca
参加の可否は郵送あるいは電子メールにてご連絡いたします。(申込書に電子メール連絡可の方はアドレ
スを記入願います)締め切りを過ぎても、連絡が行かない場合は、必ず試合前日までに電話にてご確認下さ
い。当日の飛び入り参加はお受けできません。
ペアのいない方は、当方にてペア斡旋に努力いたします(参考までに,
ご存知の方はRat
i
ngをご記入下さい
。組み合わせは一任願います)。
初戦敗退ペアのために、敗者復活戦(初戦敗退ペアによる勝ち抜きトーナメント)を予定していますので、
各ペアは最低2試合のプレーを楽しんで頂けます。勿論、技量は問いません。お気軽にお申し込み下さい。
ーーーーーーーーーーーーーー
JCCCテニストーナメント参加申込用紙
ーーーーーーーーーーーーーー
(必要に応じてコピーしてお使い下さい)
(ふりがな):
申込者(代表者)氏名:________________ 会社名:_________________
自宅住所:_________________ 自宅電話:___________________
会社電話:_________________ EMai
l
:_____________________
参加希望トーナメント(希望種目に◯印をお願いします。男子ダブルス=MD、混合ダブルス=MX)
名
12
前
ふりがな
性別
会
社
希望種目
NO.
1
男・女
MD• MX
NO.
1
男・女
MD• MX
NO.
2
男・女
MD• MX
NO.
2
男・女
MD• MX
NO.
3
男・女
MD• MX
NO.
3
男・女
MD• MX
NEWS CHICAGO
JANUARY/FEBRUARY 2002
2002年度版 JCCCDI
RECTORY(会員名簿)広告募集
只今、2002年度版J
CCCDI
RECTORY(会員名簿)への広告掲載を下記要領にて申し込みを承っておりますの
で、是非ともご活用いただきますようご案内申し上げます。
発 行 部 数
発 行 予 定
印
刷
広告掲載要領
広告場所サイズ・料金
2,
350部(全会員に一部ずつ無料配布致します)
2002年6月
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以外の広告は、原則として、英文会社名のABC順に
掲載する予定です。
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$3,
600
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$3,
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4× 71/
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$1,
800
⑥1/
2 Page
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8× 71/
4
$1,
200
⑦1/
4 Page
45/
8× 33/
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$ 600
※ 広告原稿制作費は当広告掲載料金には含まれません。
※ 広告原稿は、なるべくヴェロックスあるいはフィルムでご提出下さい。
特にハーフトーンをご使用になる場合は、紙焼き原稿はお避け下さい。
申 込 締 切
申 込 方 法
お 問 合 せ
4月5日(金)
下記申込書にご記入の上、F
AXでJCCC事務局までお申し込み下さい。
尚、掲載場所につきましては、お申込み頂きましてもご希望にそえない場
合がありますので予めご了承下さい。お申込み締め切り後、事務局より
掲載内容の最終的な確認のご連絡を貴社までさせて頂きますので、
お申込み段階での小切手の送付は不要です。
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CCC事務局(担当:川口)TEL:
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JANUARY/FEBRUARY 2002
NEWS CHICAGO 13