株式会社ゼットエムピー マイクロソフト株式会社 [技術開発] 2007年9月13日 ■報道資料 ZMP が Microsoft® Robotics Studio 上で二足歩行ロボットエンジンを開発へ マイクロソフトと協力して製品化・教材開発・国際展開を推進 〜IP ライセンスプログラムで提供される知的財産の利用可能性を検証〜 マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長:ダレン ヒューストン、本社:東京都渋谷区、以下マイクロ ソフト)と、株式会社ゼットエムピー(代表取締役 社長:谷口 恒、本社:東京都目黒区、以下 ZMP)は ZMP が Microsoft® Robotics Studio 上で開発中の二足歩行ロボットエンジンの製品化と教材開発、国際展開で 協力していくことを発表します。 両社はこの度、二足歩行ロボットエンジンの一環として ZMP が新たに開発した二足歩行ロボットシミュ レータを、東京国際フォーラムで 9 月 12 日から行われている Innovation Japan 2007、韓国で 10 月に行われる ROBOTWORLD 2007、米国で 10 月に行われる Robo Development Conference and Expo 2007 に出展します。 今後 ZMP は、二足歩行ロボットエンジンを活用したロボット製品や教材を開発する他、マイクロソフト がマイクロソフト・イノベーション・センターを通じて提供する IP ライセンシングプログラムで提供される ソフトウェア・コンポーネントの同社製品での利用可能性を検証します。マイクロソフトは、ZMP の開発す る教材を監修し、大学など教育機関へのカリキュラム展開を支援します。 今回の協力は Tablet PC の共同プロモーション、二足歩行ロボット nuvo での Windows® Embedded CE の 採用、ミュージックロボット miuro の Windows Media Player への対応など、長年に渡る両社のパートナー シップの延長線上にあります。 (1) Microsoft Robotics Studio を使った二足歩行ロボットシミュレータを開発(世界初) リアルタイム性の要求されるロボットにおける Microsoft Robotics Studio の性能を評価することを目的 として、 Microsoft Robotics Studio 上で動作する、二足歩行ロボットのシミュレータを開発いたしました。 一般に二足歩行ロボットは、車輪型ロボット等に比べてアクチュエータ数が多く、制御アルゴリズムが複 雑であり、PCに求められる計算量、通信負荷などが著しく大きいといえます。 Microsoft Robotics Studio は、このような厳しい条件において、高精度のレンダリングを含め、実時間で 処理を終えることができており、二足歩行ロボットにおいても利用できることを確認しました。 Microsoft Robotics Studioの位置付け 二足歩行ロボットシミュレータ画面 (2) VPLによるプログラミングで、二足歩行ロボットシミュレータの制御を実現 Microsoft Robotics Studio では、マイクロソフトが提供する VPL (Visual Programming Language) で、サー ビス間の接続をビジュアルにプログラミングすることにより、高度な制御を容易に開発することが可能で す。ZMPは、Xbox 360™のコントローラから二足歩行ロボットシミュレータを制御するプログラムを VPL を用いて開発し、二足歩行ロボットシミュレータにおいても VPL を用いたプログラミングが有効である ことを確認しました。 VPLによるシステム記述例 (3) Microsoft Robotics Studioを活用した新ロボットをリリース予定 ZMP は、今回リリースした二足歩行ロボットシミュレータと共通のソフトウェアアーキテクチャによる、 二足歩行ロボット実験プラットフォームの製品化を進めており、年内のリリースを予定しています。シミ ュレータ上でのコンポーネント開発と事前検証、ロボットを用いた実環境でのテストなど、ユーザの目的 に応じた開発環境を提供してまいります。 株式会社ゼットエムピーについて 株式会社ゼットエムピー 本社:東京都目黒区 代表取締役社長:谷口 恒 2001年設立。世界中の人々に愛され るロボットの開発をモットーに常に業界のイノベイティブカンパニーとして次々と新しい事業を展開してま いりました。人型二足歩行ロボットを他社に先駆けて販売すると共に、国内外の主要イベントへ出演すること で、認知度を高めてまいりました。またロボットを人気キャラクターとして育て上げ商品化展開すると同時に、 企業CMやキャンペーンなどへの出演、ライセンスを通じてより身近な存在に近づけるなど、二足歩行ロボッ ト普及の一翼を担っています。 ZMP は、2001年より科学技術振興機構 (JST) の研究成果物である人型ロボッ ト PINO を商業展開しており、大学や研究機関向けに研究用として販売してまいりました。2004年後半から、 独自開発した工学教育用ロボット e-nuvo (イー・ヌーボー) 及びカリキュラムを、新たな市場として工業高校、 高等専門学校、大学へ販売。2005年には、nuvo (ヌーボー) を一般家庭向けに販売開始いたしました。2006年7 月には、「 ZMP e-nuvo シリーズ」、8月には「 PINO ver.3 」を発表し、教育事業にも本格参入しておりま す。また、 ZMP の創業理念「ロボット技術やサービスで楽しく、便利なライフスタイルの創造を提案する」 を具現化するため、2006年8月31日、「最先端ロボット技術を搭載したネットワーク音楽プレーヤ miuro (ミュ ーロ) 」を発表いたしました。これからも、ロボット技術を、生活に密着した家電に応用することで、家電を 進化させ、新しいライフスタイルを提案してまいります。 ゼットエムピーに関する詳細な情報は、下記ゼットエムピーWeb サイトを通じて入手できます。 http://www.zmp.co.jp/ マイクロソフトロボティクススタジオについて マイクロソフト ロボティクススタジオは、サービス指向の分散並行アプリケーション実行環境、データフロ ー指向のビジュアル開発ツール、物理シミュレーション環境を統合した、ロボティクス向けソフトウェアプ ラットフォームです。2006 年 12 月にリリースし、現在の最新版は 2007 年 7 月にリリースしたバージョン 1.5 となります。 Windows 及び Windows CE 上で動作する他、Windows を搭載していないロボットも PC 経由 の制御に対応しています。マイクロソフトロボティクススタジオに関する詳細な情報は、下記マイクロソフ ト ロボティクススタジオ Web サイトを通じて入手できます。 http://www.microsoft.com/robotics/ (英語) マイクロソフト イノベーション センターについて マイクロソフト イノベーション センターは、独創的なアイデアを持つソフトウェア、ハードウェア開発企 業、システム インテグレータ、大学、起業家を支援し、グローバルにビジネスに挑戦する人、組織をサポー トすることにより、国内の IT ソフトウェア産業に貢献することを目標として、2006 年 11 月に設立されま した。活動に関する詳細な情報は、下記マイクロソフト イノベーション センターWeb サイトを通じて入手 できます。 http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/ マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。 マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/ マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/ * Microsoft、Windows、Xbox 360は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。 * Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。 * その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 この件に関するお問い合わせ 株式会社ゼットエムピー 広報担当 今西 Phone. 03-5738-4855 Fax. 03-5738-4838 E-mail [email protected] 〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-7-7 マイクロソフト株式会社 広報部 宮田 Phone. 03-4523-3210(部門代表) 03-4523-3209 Fax. E-mail. [email protected] 〒151-8583 渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー * News Releaseを電子メールで配信希望の方は、[email protected]へ電子メールでリクエストしてください。 * 既に電子メールの配信を受けている方で、アドレスの変更および配信の中止なども同様に[email protected]へ電子 メールでリクエストしてください。
© Copyright 2024 Paperzz