トピックス東邦銀行海外活動シリーズ ① 東邦銀行では、海外に進出している、あるいは進出を検討している企業の皆さまに対する支援策の一環として、海外各地に行員を派遣し、情報収集や現地での各種サポート等を行っております。今回から３回シリーズでその活動内容などについてご紹介します。タイと福島の懸け橋を目指して東邦銀行国際営業部国際営業課（タイ・カシコン銀行派遣）山田浩１．はじめに２．タイについて当行では、2012年７月にタイの４大銀行の一角タイ王国は東南アジアの中央に位置し、ミャンであるカシコン銀行と業務提携を行うと共に、おマー・ラオス・カンボジア・マレーシアと国境取引先のサポート体制を強化すべく2013年７月にを接しており、ASEAN 地域のビジネスや物流の行員派遣を開始、私が赴任しました。現在、カシ玄関口といわれています。国土の大部分が熱帯モコン銀行内に設置されているジャパンチームを拠ンスーン気候に属し、年間の平均気温は28∼32℃ 点にし、現地の情報収集やタイに進出しているおです。季節は雨季（６∼10月）と乾季（11∼５取引先の金融サポートに加え、福島県とタイの橋月）に大別されます。３∼５月は、特に暑い季節渡し役として日々業務を行っています。で、日中の外気温は40℃以上にもなります。人口は6,400万人を超え、ASEAN10か国の中ではインドネシア、フィリピン、ベトナムについで４番目となっております。憲法では国教を定めず、宗教タイ国基礎データタイ・カシコン銀行本店 38 福島の進路 2015. 12 国・地域名タイ王国（Kingdom of Thailand）面積 513,115平方㎞（日本の約1.4倍）人口 6,446万人（タイ内務省：2012年12月末時点）首都バンコク（タイ語名：クルンテープ・マハナコーン）言語タイ語 JETRO 発表データを基に作成トピックスの自由を明記していますが、国民の95％以上が仏人会の事務局業務を行っております。教徒です。また、タイでは国王が圧倒的な存在感お取引先のタイ駐在員は、ほとんどが日本からを持ち、仏教信仰と共に、国民生活にも王室崇拝の出向者で、面談には温かく応じていただいておの精神が浸透しています。り、各企業のモノやカネの流れ、取引銀行、直面しているニーズなどをお聞きしています。ニーズ３．カシコン銀行について解決に向け、フットワークを良く対応することで、カシコン銀行は、タイの銀行として初めて日本少しでもお役に立つことを心掛けています。また、の中小企業向けサポートに力を入れたことで有名福島県人会である「バンコク福島桃の会」は現在な、総資産額約８兆円の現地メガバンクの一つで会員約60名にて定期的に交流会を開催し、復興がす。私が所属しているのは、ワールド・ビジネ進んでいる福島をタイから応援しようと、福島ス・ディビジョンの「ジャパンチーム」という部ネットワークを築いています。署で、カシコン銀行行員約40名、日本の地方銀行から派遣されたトレーニー23名（2015年10月現５．最後に在）の総勢60名超にて構成されています。複数国と国境を接し、ASEAN の中心に位置するタイは地理的にも優位な状況にあり、ASEAN ４．主な活動経済共同体（AEC）の発足も控えており依然と自動車関連部品メーカーや飲食店など、多くのして熱い視線が注がれています。軍事政権下で、日系企業がタイに進出しています。福島県関連企治安面において不安視する声も多く聞かれますが、業も50社以上がタイに子会社（現地法人）を設立日常生活には全く影響はなく、市場としての魅力し海外拠点としています。も一層高まっていくものと思われます。「微笑み主な活動は、当行お取引先に対する①新規進出の国」といわれるここタイに皆さまも一度足を運サポート、②進出先への訪問及び現地レポート、んでいただき、その魅力を体感してみてはいかが ③カシコン銀行の金融取引サポート、及び福島県でしょうか。是非、東邦銀行国際営業部へご連絡とタイの連携業務として①福島県庁を中心としたお待ちしています。現地側イベント等のサポート、②バンコク福島県タイ県人会（最後列一番右が筆者）ミャンマー視察（右から３番目が筆者）福島の進路 2015. 12 39