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株式会社高橋ふとん店

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徳島県
株式会社高橋ふとん店
2000年から開始したこの部門は、
──「今」を見つめて未来を育む人材を育てたい ──
実売店舗よりも多く売上を計上する
ようになった。責任者が成長して、
売上も伸び、クオリティも高くなっ
生活品の製造販売を行う株式会社高橋ふとん店では、顧客と接する機会も当然多いため、社員教育に力を割くことは当
然のように映るかもしれない。しかし、それだけでは経営は長く続かない。基本的なサービスや実務研修のほか、社員
への深い想いを反映させた研修を行い、地域でも26%と圧倒的なシェアを占める人気のふとん店を作り上げている。
ていった。しかし、人数を増やして
も結局は責任者次第で店舗の売上が
上がるという状況で、人に合わせて
業績が伸び縮みしている。そして、
会社全体の売上は絶対に経営者の器
「人」のための事業
人に見られる「人」育て
は、教育係の任命は喜ぶべきことと
以上には伸びないし、仮に伸びたと
捉えられている。「バブル崩壊、ま
しても無理をすれば会社は続かな
た2008年のリーマンショックと激
い。こうした点を合わせて考えると、
ふとんという寝具インテリア販売
同社では、高橋氏が社長に就任し
動の日本経済の中で、創業以来の連
結局社長がどれほど優れた能力ある
を事業とする同社。顧客の暮らしに
た頃から新卒採用を積極的に行って
続増収を達成できたのも、人材教育
人間であっても個人では限界がある
夢を添える、良質な製品を扱い、生
いる。中小企業家同友会で出会った
を10年で少しずつ積み上げること
ので、組織でいい人を一人でも多く
めて考えさせられました。」そこで、
切だが、気付きをもてる人材を育て
活に密着した製品の販売を行う企業
先輩経営者に人手不足を相談したと
で競争力がついたのだと考えていま
採用して、育てるということに尽き
社員には「幸せに気づく機会」を持
ていくことが大事だと考えている。
でありたいと考えている。また顧客
ころ、新卒の定期採用を提案され
す。」と高橋社長は笑顔で話した。
ると考えている。
たせるべきだという考えにたどりつ
同社では、経営者が参加する会と同
に最善を尽くすためには、社員の満
た。当時はその言葉の本質も分から
社長の座右の銘は「僅差を重ねる」
いた。
じ形式を用いて、経営報告を聞き、
足が基礎になければならない。独自
なかったが、中途採用の限界も感じ
だ。その最も顕著に現れる分野が人
高橋社長の考える幸せは、給与な
これについてのグループでディスカ
に唱える売り手よし、買い手よし、
ていたので、素直に従った。次第に
材教育なのである。微力でも、少し
ど人から物理的に与えられるもので
ッションをすることもある。その際
地域よしの「三方よし」に立脚し、
新卒採用と社員教育の意味や重要度
ずつ継続して積み重ねていけば、長
「私にとって、最も苦しかったの
はなく「自分から気付いていくもの」
には、研修のテーマ設定、報告者の
経営を行っている同社での取り組み
が分かるようになり、現在では新卒
期で見れば遥かな高みへと到達す
は社員が退職したことでした」と高
である。例を挙げると、先輩直々の
選定、グループで討議する内容には
は、生活品から想起される人の温か
定期採用のない高橋ふとん店の経営
る。一人ひとりの力は微力でも、企
橋社長。退職されると、会社を否定
研修を受けられる会社に在籍してい
いつも時間をかけて練り上げるとい
みも感じる。社是にも、「人を育て
はないと確信している。新入社員に
業に集って協力することにより、大
されているようで腹立たしさも感じ
ること、親がいること、働けること、
う。報告者に選ぶことも「共育」の
ることが最大の社会貢献」、「快眠の
は教育係の先輩社員をつける。教育
きな力となる。一人で努力するだけ
ていたそうだ。ある年、10名に及
お客様が来てくださることなど、全
一環である。現在は研修の担当者が
普及を通じて日本一の長寿県に」、
係の社員は新入社員に教えること
でなく、自分を含めたたくさんの人
ぶ退職者が発生し、初めて彼らと向
てが幸せのきっかけである。このア
案を出すが、参加者それぞれが、会
「お客様に有利な商売を」
、
「地域が
で「共育」される。人は、教育係に
の幸せをたくさんの人と達成するこ
き合ったのだという。「とても悔し
ンテナがあれば、その瞬間に幸せを
社が今最も重視していること、社長
良くなることに貢献する」と、人の
なることでそれまでに学んだことを
とが組織の理想形でもある。
いと思いました。彼らは入社時、希
感じることができ、きっかけ一つで
が研修を設定することで伝えたいメ
介在しない言葉は見あたらない。
真に理解すると考えており、社内で
社の売上も結局は人に依存してい
望に燃えていたのです。退職を選ん
たくさんのことに気付けるようにな
ッセージに気づき、一段階上れるよ
るのだという高橋社長。同社では
だ彼らのメッセージを受け止め、残
る。
うにと願っている。
インターネット販売も行っており、
ってくれた社員に何ができるか、改
研修では、事業に関する知識も大
自らの気づきで、道を拓く人材に
株式会社高橋ふとん店
代表者:代表取締役社長 高橋武良
所在地:徳島県徳島市川内町鶴島105-3
TEL:088-665-9609
FAX:088-665-6314
URL:http://www.futonten.info/
資本金:5,000万円
設立:1967年
従業員数:9名
事業内容:ふとん、健康寝具、生活小物仕入・販売
年商:44億円(2011年度)
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