Yancoal 社 地質上の問題により露天掘り炭鉱において

豪州: Yancoal 社 地質上の問題により露天掘り炭鉱において 45 名の人員削減
2016 年 9 月 23 日掲載
9 月 19 日付けの地元メディアによれば、中国系の Yancoal 社は NSW 州 Gloucester 近く
の露天掘りの Duralie 炭鉱において、45 名の人員削減を行う予定。現在、同炭鉱では 140
名が雇用されている。同社は今回の措置は石炭価格の下落によるものではなく、地質上の問
題によるものだと説明している。同社によれば、地質上の問題により 2 機の掘削機は 1 機の
みとし、勤務シフトも 12 時間毎から 8.4 時間毎に短縮し、週末の作業も削減した。
同社では、2016 年 3 月に Donaldson 炭鉱が操業停止となり 92 名が解雇された。また Abel
炭鉱及び Austar 炭鉱でもそれぞれ 170 名、55 名が解雇された。なお、同社の露天掘りの
Stratford 炭鉱は操業停止中であるが、Stratford 炭鉱の選炭施設と鉄道積込み施設を、
Gloucester Resources (GR)社が計画している露天掘りの Rocky Hill 炭鉱用に使用させるこ
とで GR 社との間で合意している。
(シドニー事務所
山下 宜範)
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