第1章 導入・概説

第1章 導入・概説
商品概説
MPC‑684
高速メイン CPU ボード
ユーザー RS-232を2チ ャ ン ネル備え た高速CPUボー ド です。 搭載 さ れた イ ン タ プ リ タ (ADVFSC) に よ り
BASIC ラ イ ク な環境でプ ロ グ ラ ミ ン グ可能です。MPC-684は、68K比較で2倍強の実行速度 と 浮動小数点演算
(オプシ ョ ン) を サポー ト し てい ます。
MPG‑314
4 軸高速汎用 PG ボード
4軸パル ス発生ボー ド です。 各軸単独パル ス発生、 軸選択任意の直線円弧補間機能を備え てい ます。 最大パ
ル ス レー ト は4Mppsで、 S字加減速機能 も 備え てい ます。
MIP‑048
48 点フォトカプラ入力ボード
48点の入力を備え た入力ボー ド です。各入力にはLEDモニ タ が備え ら れてい ます。入力 イ ン タ ーフ ェ ース は
TLP-521を使用 し た フ ォ ト カプ ラ 入力で、制御電流は1入力あ た り 2mAです。 ま た、抵抗ア レ イ を交換す る と
5Vで も 動作す る ためTTL入力 イ ン タ ーフ ェ ス と し て も 用で き ます。 ア ド レ ス はDIPス イ ッ チで指定す る こ と
がで き ます (フルデ コ ー ド ) 。 MPC-684は8枚ま でのMIP-048を サポー ト し てい ます。 MIP-048には2線式セ
ン サ対応用の抵抗ア レ イ SIP ソ ケ ッ ト が備え ら れてい ます。
MIP‑096
96 点フォトカプラ入力ボード
96点の入力を備え た入力ボー ド です。 入力 イ ン タ ーフ ェ ース はTLP-181を使用 し た フ ォ ト カプ ラ 入力で、 制
御電流は1入力あ た り 3.5mAです (DC24Vの場合)。 ま た、 抵抗ア レ イ を交換す る と 5Vで も 動作す る ためTTL
入力 イ ン タ ーフ ェ ス と し て も 用で き ます。 ア ド レ ス はDSWで指定す る こ と がで き ます。 MPC-684は4枚ま で
のMIP-096 を サポー ト し てい ます。 MIP-096は2線式セ ンサ対応用抵抗ア レ イ SIP ソ ケ ッ ト が備え ら れてい ま
す。
MOP‑048
48 点トランジスタ出力ボード
48点の出力を備え た出力ボー ド です。各出力にはLEDモニ タ が備え ら れてい ます。出力 イ ン タ ーフ ェ ース は
TD62004を使用 し たオープン コ レ ク タ 出力で、 制御電流は1出力あ た り 100mAです。 こ のため、 リ レー、 小型
空圧制御用 ソ レ ノ イ ド がその ま ま接続で き ます。 ま た、5Vで も 動作す る ためTTL出力 イ ン タ ーフ ェ ス と し て
も 使用で き ます。 ア ド レ ス はDIPス イ ッ チで指定す る こ と がで き ます (フルデ コ ー ド )。 MPC-684は8枚ま で
のMOP-048をサポー ト し てい ます。
MOP‑096
96 点トランジスタ出力ボード
96点出力を備え た出力ボー ド です。出力 イ ン タ ーフ ェ ース はRN1423 (東芝) を使用 し たオープン コ レ ク タ 出
力で、 制御電流は1出力あ た り 100mAです。 こ のため、 リ レー、 小型空圧制御用 ソ レ ノ イ ド がその ま ま接続
で き ます。 ま た、 DC5Vで も 動作す る ためTTL出力 イ ン タ ーフ ェ ス と し て も 使用で き ます。 ア ド レ ス はDSW
で指定 し ます。 MPC-684は4枚ま でのMOP-096を サポー ト し てい ます。
IOP‑048
24 点フォトカプラ入力ボード /24 点トランジスタ出力ボード
24点ずつの入出力を備え た入出力兼用ボー ド です。各入出力にはLEDモニ タ が備え ら れてい ます。入出力 イ
ン タ ーフ ェ ース はそれぞれMOP/MIP と 同等の仕様 と な っ てい ます。
1‑1
MPG‑3202
S 字対応 PG & エンコーダカウンタボード
2軸分のパル ス発生 ・ カ ウ ン タ ICを実装 し た汎用PGボー ド です。 パル ス出力及びエ ン コ ーダ イ ン タ ーフ ェ ー
ス はRS-422仕様 と な っ てお り 高速 (1Mpps) パル ス出力、入力に対応 し ます。搭載のPGICはX3202でS字対応、
様々な イ ン テ リ ジ ェ ン ト 機能を備え てい ます。
MRS‑402
RS‑232 拡張ボード
2CHの増設RS-232 (RS-485) ボー ド で2枚ま で増設で き ます。 デ ュ アルポー ト RAMに よ る イ ン テ リ ジ ェ ン ト
方式 と な っ てい ますので、 CPUに負担を かけ ません。 イ ン タ ーフ ェ ース はフ ォ ト ア イ ソ レー ト さ れてお り 、
モデム制御端子はRTS ・ CTSのみです。 ソ フ ト サポー ト は標準の コ マ ン ド 、 関数 と 同様の扱い と な っ てお り 、
#3〜#6に割 り 当て ら れ ます。
MPS‑324
3A 電源ボード
MPC-684は1Aの電源を備え てい ますがシ ス テ ム の規模が大 き く な る と 電流が不足 し ます。 規模の大 き な シ
ス テ ム では こ のMPS-324を使用 し ます。 供給電流は3Aです。 ま たMPS-324には4点の リ レー出力回路が備え
ら れてい ます ( さ ら に4 ヶ リ レー追加可) 基板にはPC98バ ス に準拠 し たDC±12VのDC-DC コ ンバー タ を実装
す る こ と がで き ます。 こ れに よ り ±12V電源を必要 と す る 98用周辺ボー ド も 使用可能 と な り ます。
MBK‑SH
タッチパネルインターフェース
MBK-SHはMPC-684の機能追加ボー ド です。以下の機能が追加 さ れ ます。 こ のボー ド は ラ ッ ク 右端に挿入 し
て く だ さ い。 (CPUボー ド と 反対側)
・ バ ス タ ー ミ ネー タ が追加 さ れてお り 大規模シ ス テ ム の信頼性が向上 し ます。
・ 実行時の文番号表示が追加 さ れ ます。 7SEG表示機
・ デジ タ ル社製GPシ リ ーズ を ダ イ レ ク ト ア ク セ ス方式で接続す る こ と がで き ます。
MPC‑SLINK
SlinkI/O ボード
MPC-SLINKはサン ク スSLINKシ ス テ ム を サポー ト す る ボー ド です。 サン ク ス製ホ ス ト モジ ュ ールが標準で2
個搭載 さ れてい ます (最大512点)。 ま たMPC-SLINKは684で2枚ま でサポー ト す る こ と がで き ます。 割 り 当
て ら れ る I/Oエ リ アは2000番か ら です。
RACK‑68K3
RACK‑N6
RACK‑N13
3 スロットラック
6 スロットラック
13 スロットラック
MPC-684専用ボー ド ラ ッ ク です。 ボー ド ピ ッ チは20mm と 高密度設計 さ れてい ます。 標準添付の取付フ ラ ン
ジは天 ・ 底 ・ 前 ・ 後ろ いずれの方向に も 取付可能 と な っ てい ます。 バ ス構造はPC98I/Oバ ス準拠 と な っ てい
ますので、 市販の98用I/Oボー ド を各種使用す る こ と がで き ます。
1‑2
システムの構成
構成のポイント
MPC-684でシ ス テ ム を構成す る 場合のポ イ ン ト は、 まず、 パル ス発生を必要 と す る か ど う か、 その次にシ ス
テ ム の規模は どれほ ど か、 と い う こ と です。パル ス発生を行 う 場合はパル ス発生ボー ド と し てMPG-314を用
意 し て く だ さ い。MPC-684か ら はパル ス発生はで き ません。使 う ボー ド の数は、制御す る 軸数、I/O点数、 シ
ス テ ムのユニ ッ ト 構成な ど に よ っ て決ま り ます。 特に、 パル ス ボー ド は多軸同時制御なのか、 単軸制御なの
か、 その複合なのか、 その場合各軸が同期す る のか し ないのか、 な ど を よ く 検討 し 、 ボー ド の数や割 り 当て
る 軸を き め ます。MPG-314は1枚4軸のパル ス発生ボー ド で、それ ら の軸は組み合わせて同期を と る こ と も 単
軸非同期で使 う こ と も で き ます。 XY+ZやXYU+Zの ロ ボ ッ ト をMPG1枚で構築 し た り 、 複数の非同期単軸エ
レベー タ ーを同一MPGか ら マルチ タ ス ク で制御す る こ と が可能です。
次に重要なのは電源の問題です。MPC-684には1Aの電源を搭載 し てい ますが、300mAを自己消費 し ます。 こ
のため、 他のボー ド に供給で き る のは700mAです。 総消費電流が1Aを超え る 場合はMPS-324か ら 内部DC5V
を供給 し ます。
構成例
例えば 1 本の搬送 コ ンベアーに製品の組立な ど をす る XYZ + U の 4 軸 ロ ボ ッ
ト が1機、コ ンベアーの両側に除給材用のパル ス モー タ ーを使っ た1軸のエ レ
ベー タ が2機、 セ ンサー、 ソ レ ノ イ ド バルブ等のI/Oが各60点ほ ど のマシ ン で
のMPCシ ス テ ム の構成を考え てみます。 必須は メ イ ンCPUのMPC-684です。
パル ス ボー ド は4軸 ロ ボ ッ ト 用 と 除給材エ レベー タ ー用のMPG-314を2枚、I/
Oボー ド と し てMOP-096、 MIP-096を1枚づつ用意 し ます。
次に、 消費電流を計算 し ます。
Imax=300+200*2+200+100=1000mA
■各ボードの設定
MPC-684、MPG-314(#1)、MIP-096、MOP-096は出荷時設定の ま ま使用で き ま
す。 MPG-314(#2)はDSW1でア ド レ ス を&H410に変更 し ます。
MPG-314ア ド レ ス設定
DSW1
MPGア ド レ ス
0
&H400(#1=出荷時)
1
&H410(#2)
¦
¦
9
&H490
MPGの タ ス ク 引当、 切 り 替えは コ マ ン ド リ フ ァ レ ン ス PG,TEACHを参照。
入力ポー ト 番号は192〜287、 出力ポー ト 番号は0〜95 と な り ます。
1‑3
MOP‑096
MIP‑096
MPG‑314(#2)
MPG‑314(#1)
MPC‑684
こ の構成では総消費電流が1A以下ですか ら MPS-324は不要です。
ボー ド 数は5枚なので ラ ッ ク はRACK-N6を使い ます。MPC-684は ラ ッ ク 左端
に挿入 し て下 さ い。 その他のボー ド の順番や間隔の制約はあ り ません。
設計上の注意と基本テクニック
MPC-684は98ボー ド サ イ ズの基板の中にI/O制御、 パル ス発生、 RS-232通信を一括サポー ト し てい ます。 こ
のため、 パル ス発生やRS-232な ど のデ リ ケー ト な信号を扱 う 場合には相当の注意が必要です。 I/O制御につ
いては一般の空圧制御用 ソ レ ノ イ ド の駆動には特別注意を払わな く て も 良い よ う に設計 さ れてい ま すが、
シーケ ン サの よ う に重装備ではあ り ま せん。 溶接器や イ オナ イ ザの よ う に強電界を発生 さ せ る 周辺機器が
あ る 場合には相応の対策が必要です。
電
源
MPCの電源消費電流は最大で も 数100mA〜2A (5V) 程度見込んでおけば十分です。 こ のため、 コ ン ト ロ ー ラ
自体の発熱は殆ど あ り ませんので、 強制空冷な どは必要あ り ません。 注意すべ き こ と は、 DC24Vの与え方で
す。 原則 と し てMPCの電源 と な る DC24Vを ス イ ッ チで直接オ ン ・ オ フ し ないで下 さ い。 電源のオ ン ・ オ フは
ス イ ッ チン グ電源の一次側で行いMPCに直接オ ン ・ オ フ サージが入 ら ない よ う に し ます。 DC24V側でオ ン ・
オ フす る 場合はMPCの電源入力に200μF程度の コ ンデンサ を追加 し 、 ス イ ッ チにはサージ キ ラ ーを接続 し
てお き ます。
良い例
AC200
DC24V
GND
電源
MPC
・ 電源のON/OFFは一次側
・ DC24Vが1点アース
・ 装置アース が接地 さ れてい る
こと
FG
悪い例
10 μ35V
10 Ω
DC24V
AC200/100
電源
GND
MPC
FG
200 μ35V
・ MPCの直前に コ ンデンサ を入
れ て 電源 の チ ャ タ リ ン グ を
防 ぐ ス イ ッ チにはサージ キ
ラ ー を 入れ て チ ャ タ リ ン グ
を防止す る 。 ま た DC24V は 1
点でアースす る 。
アースについて
装置の中でのDC24Vの0V側は電源ユニ ッ ト でFGに一点アース し て下 さ い。 も ち ろ ん工場の中に装置が設置
さ れた ら 工場配線のFG も 確認 し て下 さ い。FGはエネルギー供給線でないために実際には不具合が発見 さ れ
に く く FGの端子が配線 さ れていなか っ た り 、 末端でアース棒に接続 さ れていない よ う な こ と も あ り ます。
アース が不完全だ と 、 他の装置の ノ イ ズ を拾っ た り 、 感電 し た り 、 ま た コ ン ト ロ ー ラ を破損 し た り し ます。
こ れは、200V給電の装置ではFGを接続 し ない場合の漏洩電圧が150V ぐ ら いあ る ためです。FGが完全な場合
で も DC24V の 0V 側がアース さ れていない と 24V ラ イ ン には こ の漏洩電圧がかか っ てい る こ と にな り ます。
外部機器がセ ン サや ソ レ ノ イ ド だけの場合には こ れは問題ではあ り ませんが、 外部の装置 と RS-232 で結合
す る 時に問題 と な り ます。 プ ロ グ ラ ム中にAC100Vか ら 給電を受け る パ ソ コ ン を接続す る 時には こ の電圧が
RS-232にかか り ます。コ ン ト ロ ー ラ を暴走 さ せた り プ ロ グ ラ ム を破損、あ る いは イ ン タ ーフ ェ ース を破壊す
る こ と も あ り ます。 MPC/MRSのRS-232ポー ト はフ ォ ト カプ ラ で絶縁 さ れてい ますが十分に安全を考慮 し て
下 さ い。
1‑4
I/O
MPC-684の電源はDC24Vです。 DC12Vで も 使用で き ますが こ の時は入力ポー ト のOFF電流が著 し く 低 く な
る ため注意が必要です。 入力ポー ト のOFF電流はDC24Vで3.5mA、 DC12Vで1.6mAです。 こ のため、 ア ン プ
内臓型の 2線式セ ンサ を使用す る には抵抗を追加す る 必要があ り ます。 MIP-048のプルア ッ プ抵抗用 ソ ケ ッ
ト に2.7KΩ (1/4W以上) の抵抗ア レ イ を実装 し て下 さ い。出力ポー ト はオープ ン コ レ ク タ 出力です。使用 さ
れてい る ト ラ ン ジ ス タ は東芝TD62004APです。 ソ レ ノ イ ド バルブ、 リ レー等の コ イ ル負荷を接続す る 場合は
必ずサージ抜 き のダ イ オー ド を付けて下 さ い。
パルス信号
パル ス信号は複雑な装置では欠かせない も のです。 ま た、 I/O制御線やモー タ の ド ラ イ ブ線は完全に分離す
る こ と は難 し いのですが信号の性質上で き る 限 り 干渉 し ない よ う に配線 ・ 設計すべ き です。
も し も 15分に一つの ノ イ ズがパル ス と し て混入 し て も 一日の間には 30 パル ス も の累積誤差にな っ て し ま い
ま す。 ノ イ ズの混入原因 と し てはパル ス ポー ト の引 き 回 し すぎ、 あ る いは信号の接続先で あ る ド ラ イ バの
アース不良が考え ら れ ます。 ま た、 ド ラ イ バの一次側を ス イ ッ チで強制オ ン ・ オ フす る 場合に も 相当の ノ イ
ズ発生が考え ら れ ます。 さ ら に、 信号線を著 し く 引 き 延ば し た り 、 何回 も 中継 コ ネ ク タ を経 る と 減衰 し て し
ま い ます。
装置の中はノイズ源でいっぱい
インダクションモータ
ACサーボ
ゼロクロス ON/OFF でない
モータの制御
ダイオード無しのリレー、
ソレノイド
サーボモータ
アースの不明確なAC
入力のサーボドライバ
AC200 / 100
DC24V
電源
FG
1‑5
周辺機器
IOD‑024 について
IOD-024は配線用I/O分配BOXです。 MPCのI/O コ ネ ク タ (50pin も し く は26pin) と フ ラ ッ ト ケーブルで接続
す る こ と に よ り 、 各I/Oが1個ずつの コ ネ ク タ に分配 さ れ ます。 こ れに よ り 、 様々な タ イ プの入出力に簡単に
対応す る こ と がで き ます。 ま た、 IOD-024には入出力の状態を モニ タ ーで き る LEDが備え ら れてお り 、 保守
性 も 向上 し ます。
1
2
3
4
2,3 が入力にな る か出力にな る かは接続 さ れ る ボー ド や
設定でかわ り ます。
CEP-025
ACCEL
2
1
3
OUT
+DC
GND
4
2
+DC
(IN)
(OUT)
GND
3線式セ ンサーの入力
有接点ス イ ッ チの入力
4
2
+DC
4
GND
+DC
1
3
GND
ア ン プ内臓型の 2 線式セ ン サーを接続す る 時は MIP-048
のボー ド 上にプルア ッ プ抵抗を実装 し ます。
(→第 7 章ハー ド リ フ ァ レ ン ス参照)
ソ レ ノ イ ド バルブ
リ レー等の出力
モ レ ッ ク ス5557-04R
■J3電源コネクタの配線
+DC
GND
モ レ ッ ク ス5557-02R
■回路略図
+DC
IO0 〜 IO23
1
J1
J2
2
3
4
GND
1‑6
プログラムの方法
Windows系パ ソ コ ン を用い ます(Windows2000推奨)。 現在、 FTMWは次の機能を サポー ト す る 統合プ ロ グ ラ ミ
ン グ ツールです。 おおま かに次の要素 よ り な り た っ てい ます。
オ フ ラ イ ン エデ ィ タ
机上でのプ ロ グ ラ ム作成ツールです。
オ ン ラ イ ンプ ロ グ ラ ミ ン グ ツール
装置 と 接続 し て リ アル タ イ ム に編集 ・ デバグお よ びIOチ ェ ッ
ク す る ツール
シ ス テ ム ロ ーダ
MPCの保守に用い ます。
いずれの機能 も FTMWの起動 メ ニ ュ ーか ら 使用す る こ と がで き ます。 こ こ では、基本的な編集方法を解説 し
ます。 こ の他の操作方法はFTMW32.HLPを ご覧下 さ い。
プログラムエリアの初期化
初めてプ ロ グ ラ ム をす る と き や、 い ま入っ てい る プ ロ グ ラ ム を消 し たい と き は NEW コ マ ン ド でプ ロ グ ラ ム
エ リ アの初期化を行い ます。 こ のあ と FREE コ マ ン ド を実行す る と 500000 と 表示 さ れ ますが、 こ れはプ ロ グ
ラ ム エ リ アの空 き 容量が500Kbateあ る と い う 意味で、 約25000ス テ ッ プのプ ロ グ ラ ム を記述す る こ と がで き
ます。
#NEW
#FREE
500000
#
プログラムの入力
10
20
30
40
50
60
70
do
for i=0 TO 47
on i
time 100
off i
next I
loop
前記のプ ロ グ ラ ムはMOP-048の出力ポー ト を順番にオ ン ・オ フ し てい き ます。こ のプ ロ グ ラ ム を入力す る に
は、 前記に書かれた通 り に一行ずつ し ま す。 一行の入力は リ タ ーン キーで完了 し ます。 入力が終了 し た ら
LIST コ マ ン ド で内容を確認 し ます。 正 し く 入力 さ れていれば次の よ う な画面にな り ます。
#
10 do
20 for i=0 TO 47
30 on I
40 time 100
50 off I
60 next I
70 loop
#list 0
10
DO
20
FOR i=0 TO 47
30
ON i
40
TIME 100
50
OFF i
60
NEXT i
70
LOOP
#
1‑7
LIST コ マ ン ド の一番目の引 き 数は表示開始行です。 LIST 0<Enter> と すれば最初か ら の表示にな り ます。 ま
た、次の よ う に第二引 き 数を あ た え る と その行数分だけ表示 し ます。第二引 き 数を省略す る と その値は20に
な り ます。 LIST<Enter>のみでは続 き を表示 し ます。
#list 20 5
20
FOR i=0 TO 47
30
ON i
40
TIME 100
50
OFF i
60
NEXT i
#list
70
LOOP
#
プログラムの編集
■削
除
プ ロ グ ラ ム の一行を削除を し てみます。 例えば、 40 TIME 100を削除す る には次の3つの方法があ り ます。
・ コ マ ン ド でDEL 40<Enter> と 入力す る 。
・ 40<Enter>を実行す る 。
・ カー ソ ルを40の行に移動 し て<Ctrl>+<Y>を押す。
再び40 TIME 100を入力す る には
40 time 100
と し ます。
■追
加
文番号50 と 60の間に、 TIME 100を追加 し て ど の入力 も オ ン し ていない時間を0.1秒確保 し ます。 それには、
55 TIME 100
と 入力 し ます。
こ の よ う に、 プ ロ グ ラ ム を追加す る 場合は前後の文番号の間の数を指定 し ます。 ま た、 文番号60の行にカー
ソ ルを移動 し て<Ctrl>+<N>を押す と その行の上に自動的に文番号55を挿入 し ます。
#55 time 100
list 0
10
DO
20
FOR i=0 TO 47
30
ON i
40
TIME 100
50
OFF i
55
TIME 100
60
NEXT i
70
LOOP
#
<Ctrl>+<N>の実行例
#list 0
10
DO
20
FOR i=0 TO 47
30
ON i
40
TIME 100
50
OFF i
55
■
60
NEXT i
70
LOOP
#
も し 前後の間隔が無い と き はRNMコ マ ン ド で文番号を付け直 し てお き ます。
1‑8
#rnm
#list 0
10
DO
20
FOR i=0 TO 47
30
ON i
40
TIME 100
50
OFF i
60
TIME 100
70
NEXT i
80
LOOP
#
プログラムの実行
■実
行
プ ロ グ ラ ム の実行 コ マ ン ド は RUN<Enter> です。 RUN と 入力 し ます。 こ のプ ロ グ ラ ムは 0 か ら 47 ま での出力
ポー ト を順番にオ ン ・ オ フ し ますか ら 、 MOP-048上のLEDが順に点滅す る の を見 る こ と がで き ます。
■停
止
実行中のプ ロ グ ラ ム を停止す る には<Ctrl>+<A>を押 し ます。<Ctrl>+<A>を押す と 次の よ う に停止時の各 タ ス
ク の状態が表示 さ れ ます。 こ こ では タ ス ク 0が文番号60で停止、 その他の タ ス ク は未使用であ る こ と を表 し
てい ます。
#RUN
*0
#
■修
・・・<Ctrl>+<A>で停止
[60]
正
プ ロ グ ラ ム の修正はカー ソ ルを その行に移動 し 、 必要な処を入力 し なお し <Enter>を押 し て完了です。
プログラムの保存(セーブ)、読み込み(ロード)、確認、消去
作っ たプ ロ グ ラ ム をデ ィ ス ク にセーブ し た り ロ ー ド す る には、 フ ァ ン ク シ ョ ン キーを使用 し ます。
■保
存
<f ・ 9>[File]→[プログラム保存]を選択 し ます。 ダ イ ア ロ グに フ ァ イ ル名を入力 し て [保存] を押 し ます。
デ ィ ス ク には こ の フ ァ イ ル名に".F68" と い う 拡張子を付けてTXT形式でセーブ し ます。 例えば、 フ ァ イ ル名
を "AHO" と す る と デ ィ ス ク には"AHO.F68" と い う 名称でセーブ さ れ ます。 デ ィ ス ク にセーブ さ れたプ ロ グ
ラ ム には文番号が有 り ません。 市販エデ ィ タ ーに よ る プ ロ グ ラ ム の編集が効率 よ く 行え ます。
DO
FOR i=0 TO 47
ON i
TIME 100
OFF i
TIME 100
NEXT i
LOOP
■読み込み
<f ・ 9>[File]→[プログラム読込]を選択 し ます。 ダ イ ア ロ グで フ ァ イ ルを選択 し て [開 く ] を押 し ます。
フ ァ イ ル名には".F68"を付け てデ ィ ス ク か ら ロ ー ド し ます。例えば、 フ ァ イ ル名に"AHO"を指定すればデ ィ
ス ク の"AHO.F68" と い う フ ァ ィ ルを ロ ー ド し ます。 文番号は ロ ー ド 時に自動的に10番か ら 10間隔で付け ら
れ ます。
1‑9
■ディスクのファィルの確認
<f ・ 9>[File]→[Explorer]を選択 し ます。 Windowsのエ ク ス プ ロ ー ラ ーを実行 し ます。
■ディスクのファイルの消去
エ ク ス プ ロ ー ラ ーな ど で削除 し て く だ さ い。
I/O チェック
配線終了後の必須事項 と し て、ま た保守に欠かせないのがI/Oチ ェ ッ ク です。I/Oチ ェ ッ カーは効率良 く 入出
力の接続を確認で き る ツールです。 I/Oチ ェ ッ カー (IOC) はFTMW32に組み込ま れてい ます。
■IOCの起動
<f ・ 8>[Editor]→[I/O Checker]ま たは、 編集画面で 「IOC<cr>」 と 入力 し ます。 上画面が出力のON/OFFです。
ボ タ ン を押 し て下 さ い。 下画面は入力のモニ タ ーです。
MPC のデバッグについて
■基本編
デバ ッ グは、 プ ロ グ ラ ム を実行 し て、 ラ ン タ イ ム エ ラ ーをつぶ し 、 プ ロ セ ス を追跡 し 、 変数やI/Oの状態を
確認 し 、 修正変更す る 作業です。
MPCの基本的なデバ ッ グ テ ク ニ ッ ク と し て次の方法があ り ます。
・ 実行(RUN)&停止(Ctrl+A)後、 停止行か ら 実行位置を調べた り 変数やI/Oを確認す る 。
・ プ ロ グ ラ ム にPRINTやINPUT コ マ ン ド を仕込み、 実行位置 ・ 変数 ・ I/Oを モニ タ ー し た り 、 変数の
変更を行 う 。
・ TON、 RUN&CNTな どMPCのデバ ッ グ コ マ ン ド や、 MBK-SHを用いて実行位置を モニ タ ーす る 。
・ MIP/MOP/IODやMPGのLEDでI/O ・ パル ス発生を監視す る 。
・ こ れ ら を組み合わせた方法
Ctrl+A でプ ロ グ ラ ム を停止す る と 各 タ ス ク の停止行が表示 さ れ ます。 再表示す る には MON コ マ ン ド ま たは
Ctrl+Mです。Ctrl+Mは各 タ ス ク のLISTを1行ずつ表示 し ます。頻繁に使用す る PRINT [変数]やLIST [ ラ ベル]な
ど は FTM の User フ ァ ン ク シ ョ ン に登録 し て下 さ い。 オ フ ラ イ ン でのプ ロ グ ラ ム編集は市販エデ ィ タ ーを用
い ます。
■上級編
MPCの通信 イ ン タ ーフ ェ ース は メ イ ン タ ス ク (タスク0) です。 メ イ ン タ ス ク でプ ロ グ ラ ムが実行 さ れてい る 間
は PRINT に よ る 表示 と INPUT の入力以外は MPC と の コ ミ ュ ニ ケーシ ョ ンはで き ませんが、 メ イ ン タ ス ク を
END 終了す る と 子 タ ス ク を実行 し た ま ま FTM にプ ロ ン プ ト が戻 り 、 コ マ ン ド の実行が可能な状態にな り ま
す。
10
FORK 1 *task1
←子タスク起動
20
END
←メインタスク終了
30
*task1
40
DO
50
FOR i=0 TO 256 : TIME 100 : NEXT i
60
LOOP
#run
#print i
←リアルタイムで変数を監視
77
#print i
101
#
*0
[20]
←Ctrl+AではなくCtrl+]で停止
*1
[50]
#
←Ctrl+M
TASK0 20
END
TASK1 50
FOR i=0 TO 256 : TIME 100 : NEXT i
※ こ の方法はMPCやマルチ タ ス ク 、 FTMの特性を深 く 理解 し た上で実行 し て く だ さ い。
※変数の操作やLIST表示はで き ますがプ ロ グ ラ ム を変更す る と 全ての タ ス ク は停止 し ます。
1‑10
システムローダーについて
■システムローダーの目的
1997年以降MPCはそれ ま でのEPROMに替え て フ ラ ッ シ ュ ROM (以下FROM) を搭載 し てい ます。 ユーザー
プ ロ グ ラ ムやMPCのOSにあ た る シ ス テ ムデー タ をFROMに書 き 込み、 プ ロ グ ラ ム保護 ・ シ ス テ ムの信頼性 ・
安定性の向上を図っ てい ます。 ま た、 EPROM時代ではROM交換で行っ ていたMPCのア ッ プデー ト やモー ド
変更をFROMのシ ス テ ムデー タ 書 き 替えで実現 し ま し た。 シ ス テ ム ロ ーダーはそのシ ス テ ムデー タ を転送 ・
更新す る ツールです。 転送はプ ロ グ ラ ム ケーブルを用いてMPCのプ ロ グ ラ ム ポー ト を通 し て行われ る ので、
基板の脱着な ど の煩わ し い作業 も 無 く な り ま し た。
■システムローダーに必要なファイル
シ ス テ ム ロ ーダーに必要な フ ァ イ ルは、 「*.SR」 (684シ ス テ ムデー タ ) と 「*.68K」 (改版記録な ど が記載 さ
れてい る MAPフ ァ イ ル) です。 最新版は弊社のWWWホームページか ら 無償でダ ウ ン ロ ー ド がで き ます。
※ 「*.SR」 と 「*.68K」 は必ず同一デ ィ レ ク ト リ ーに配置 し て く だ さ い。
■システムローダーの操作手順
こ の作業でMPC内のプ ロ グ ラ ム と ポ イ ン ト デー タ は ク リ ア さ れ ます。 必要に応 じ て事前に保存 し て下 さ い。
1. MPCの電源を切 り パ ソ コ ン と プ ロ グ ラ ム ケーブルで接続 し 、 FTMW起動 メ ニ ュ ーか ら 「シ ス テ ム
ロ ーダー」 を起動 し て下 さ い。
2. シ ス テ ム ロ ーダーが起動 し た ら 使用す る 「Comm Port」 番号を選択 し 「Baud Rate」 を 「19200」 に
設定 し た後、 機種 「MPC-68K」 ボ タ ン を押 し て く だ さ い。
3. ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス でMAPフ ァ イ ルを選択 し て く だ さ い (例68M.68K )
4. 改版番号を確認 し て く だ さ い。
5. MPCの電源を入れ る と 自動的に転送を開始 し ます。
6. 転送が終了 し た ら MPCの電源を切っ て下 さ い。
7. シ ス テ ム ロ ーダーを終了 し MPCの電源を入れ、 FTMW32 と リ ン ク し て く だ さ い。
8. 「MPCINIT」 と 「ERASE」 コ マ ン ド を実行 し てMPCを初期化 し ます。
英語版およびアップデートサービスについて
■海外でのMPC運用に対応した英語版FTMWの用意があります。
US Windows用
FTMW32E (SetUpDiskがあ り ます)
■アップデート
全てのアプ リ ケーシ ョ ンは弊社のホームベージか ら ダ ウ ン ロ ー ド す る こ と がで き ます (無償)。 FD、 CD-R
を ご入用の場合は弊社営業係ま で ご請求下 さ い。 その場合には有償 と な る こ と があ り ます。
動作保証/免責
可能な限 り 実機での動作確認を行っ てお り ますが、 無数のハー ド /OS、 お よ びそれ ら の改版、 ユーザーの使
用環境等々、 全てに対 し て動作を保証す る も のではあ り ません。 ま た、 運用結果について弊社は一切の責任
を負い ません。 使用者の責任において運用 し て く だ さ い。
1‑11
WindowsでのMPCプログラム開発について
Windows環境でのMPCのプ ロ グ ラ ム開発用ツール と し て次のアプ リ ケーシ ョ ン を リ リ ース し てい ます。
こ れ ら は 「FTM Tools for Windows」 Setup Diskで イ ン ス ト ールで き ます。
FTMW32.EXE
Windows版FTM
MPCED.EXE
オ フ ラ イ ン エデ ィ タ
SYSLDW32.EXE
MPCシ ス テ ム ロ ーダ
PNTED.EXE
MPCポ イ ン ト エデ ィ タ
ACTERM.EXE
RS-232汎用 タ ー ミ ナル
LINEMON.EXE
RS-232 ラ イ ン モニ タ
AFSCC.EXE
68K/684プ ロ グ ラ ム簡易チ ェ ッ カー
MCV.EXE
コ マン ド ビ ューワ
各アプ リ ケーシ ョ ン のヘルプ
アプ リ ケーシ ョ ンの実行に必要なOCX、 DLL、 デー タ フ ァ イ ル
動作環境はWindows 95/98/ME/NT4.0/2000以上が動作 し RS-232ポー ト (LINEMONは2Ch) を有す る マシ ン。
ノ ー ト /デス ク ト ッ プは問い ません。MPC と の接続は専用ケーブルを用い ます。(機種に よ り RS-232C と 赤外
線通信 (IrDA) が排他使用 と な る 場合があ り ます。 PCの説明書に従いセットアップ し て下 さ い)
Setup Diskお よ び各アプ リ ケーシ ョ ンは弊社のホームページか ら ダ ウ ン ロ ー ド で き ます。 FD,CD-Rを希望の
場合は営業係へ請求 し て下 さ い。
FTMW32 概要
次はFTMW32についての概要です。 詳細はFTMW32.HLPを ご覧下 さ い。
FTMW と MPCはRS-232で接続 し ます。標準でRS-232ポー ト が無いパ コ ソ ン ではPCMCIAカー ド やUSB〜シ リ
アル コ ンバー タ でRS-232を追加 し て く だ さ い。
1‑12
■ファンクションキーの機能
f・1
Help
コマンドにカーソルを合わせキーを押すとミニヘルプを表示します。FTMW32と同じ
ディレクトリーにMCV.EXEとデータファイルが必要です。
f・2
Hist
実行したダイレクトコマンドの履歴を表示します。同じコマンドを繰り返し実行する場合
などに有用です。
f・3
User
頻繁に使うコマンドを登録してください。登録内容はFTMW32終了後も保持されま
す。「/*」の後ろにコメント文が書けます。
f・4
LIST
LISTコマンドを実行します。LIST文字表示のみ(DOS FTM互換)の設定はSet
tingsで行います。
f・5
Cls
編集画面をクリアーします。
f・6
SETIO
全出力をオフします。
f・7
Vlist
[ラベル一覧]
プログラムで宣言されているラベルの一覧を表示します。ラベル名を選択して[Enter]で
ラベルからLISTを表示します。
[変数一覧]
プログラムで使用されている変数の一覧を表示します。変数名を選択して[Enter]で変数
値を表示します。これらの一覧は昇順ソートされていますから、ラベルの重複、変数名の
タイプミスのチェックにも役立ちます。
[ラベル再取得][変数再取得]
ラベル・変数一覧は自動更新されません。プログラム変更後は再取得してください。
[停止行リスト]
Ctrl+Mと同等機能
[MPC強制停止]
Ctrl+]と同等機能
[FTMW32操作キー一覧]
カーソル移動・編集などのキー操作の一覧を表示します。
f・8
Editor [外部エディターでプログラム編集]
エディターを起動します。エディターの登録はオープニングのSettings内で行い
ます。
[Ctrl+Yで消去したList]
Ctrl+Yで消したプログラムLISTを表示します。LISTからの復活も可能で
す。
[一時メモウィンドウ]
メモ用のテキストボックスを開きます。編集画面の文字を選択した状態でf・11を押せ
ばその文字がペーストされます。[Esc]でウィンドを閉じます。
[I/O Checker]
I/Oチェッカーを起動します。
[Tool]
FTMW32の外部ツールを起動します。(マクロファイルが必要です)
f・9
File
[プログラム読込]
パソコンのプログラムをMPCに読み込みます。
[プログラム保存]
MPC内のプログラムをパソコンに保存します。
[点データ読込]
パソコンの点(ポイント)データをMPCに読み込みます。
[点データ保存]
MPC内の点(ポイント)データをパソコンに保存します。
[編集画面フォント]
編集画面のフォント名とサイズを設定します。デフォルトはTerminalフォントの
14Pです。「文字飾り」「スタイル」は無効です。
[Explorer]
エクスプロラーを起動します。
[Log]
チェック状態でLogファイルに通信内容を記録します。ファイルサイズはSettin
gs内で設定します(デフォルトサイズは30kbyte)
[Stop Watch]
プログラム実行時間計測用のストップウォッチです。チェック状態で機能します。プログ
ラムにスタート(PUT &H15)、ストップ(PUT &H16)を記述してください。結果はステー
タスバーに表示されます(単位msec)。
f・10 Quit
編集画面を閉じてオープニングメニューに戻ります。この時点でCommポートはクロー
ズされます。
1‑13
■キー操作
カー ソ ル移動
キー操作
機
能
<CTRL>+<E>,↑
カー ソ ルを1行上に移動 し ます。
<X>,↓
カー ソ ルを1行下に移動 し ます。
<D>,→
カー ソ ルを1文字右に移動 し ます。
<S>,←
カー ソ ルを1文字左に移動 し ます。
<A>,Hom
カー ソ ルを行の左端に移動 し ます。
<F>,End
カー ソ ルを行の右端に移動 し ます。
PageDown
画面を1画面分 ロ ールダ ウ ン し ます。
PageUp
画面を1画面分 ロ ールア ッ プ し ます。
編集
キー操作
機
<CTRL>+<B>
<N>
<Y>
能
カー ソ ル行に空白行挿入
カー ソ ル行にプ ロ グ ラ ム行 (ま たは空白行) 挿入
プ ロ グ ラ ム削除 (MPC内のプ ロ グ ラ ム を削除 し ます)
Delete
文字を削除 (画面表示)
Insert
1文字分の空白挿入
<CTRL>+<K>
カー ソ ル後方の文字を削除 (画面表示)
<CTRL>+<U>
カー ソ ル前方の文字を削除 (画面表示)
<CTRL>+<Q>
画面 ク リ アー
その他
キー操作
機
<CTRL>+<M>
能
各 タ ス ク の停止行表示
<]>
MPCに リ セ ッ ト コ ー ド (SOH) を出力
<[>
RUN (カー ソ ルは最下行に移動)
■プログラムの実行と停止
プ ロ グ ラ ム の実行はRUN コ マ ン ド ま たはCtrl+[です。
実行中のプロ グ ラ ム を 停止する にはCtrl+Aと 入力し ま す。全てのタ ス ク が停止し てその状態が表示さ れま す。
■MPC‑684関係ファイル
MPC-684関係の フ ァ イ ルは次の通 り です。
拡張子
内
容
F68
ソ ース プ ロ グ ラ ム
P68
ポ イ ン ト デー タ
SR
シ ス テ ムデー タ フ ァ イ ル
68K
シ ス テ ム ロ ーダー MAPフ ァ イ ル
1‑14
FTM Tools の概要
FTM ToolsはMPCのプ ロ グ ラ ム開発支援・保守を目的 と し た アプ リ ケーシ ョ ン で、次はそれ ら の概要です。詳
細は各アプ リ ケーシ ョ ン のHLPを ご覧下 さ い。
■オフラインエディタ
MPCED
MPCEDはMPCプ ロ グ ラ ム編集に特化 し たエデ ィ タ です。 ラ ベル ・ 制御文 ・ コ メ ン ト の色分け表示、 ラ ベル
ジ ャ ン プ、 簡易 コ マ ン ド リ フ ァ レ ン ス な ど、 オ フ ラ イ ン でのプ ロ グ ラ ム作成に適 し てい ます。
■プログラムチェッカー
AFSCC
AFSCC はプ ロ グ ラ ム の簡易チ ェ ッ カーです ( こ の " 簡易 " と は簡単なチ ェ ッ ク し かで き ない と い う 意味で
す) 。 オ フ ラ イ ン で ソ ース プ ロ グ ラ ム のチ ェ ッ ク を し ます。 ラ ベル重複、 DO〜LOOP,IF〜END̲IFな ど の対
応を確認がで き ます。
※AFSCCはプ ロ グ ラ ムの動作を保証す る も のではあ り ません。
■ポイントエディター
PNTED
PNTEDはポ ン ト デー タ の編集ツールです。 オ ン ラ イ ン、 オ フ ラ イ ン ど ち ら で も 使用で き ます。 MPCのXYUZ
の座標値を表計算風に編集す る こ と がで き ます。
■RS‑232汎用ターミナル
ACTERM
パ ソ コ ン、 タ ッ チパネル、画像処理装置な ど のRS-232機器 と MPCの通信プ ロ グ ラ ム を開発す る 場合、通信プ
ロ ト コ ルの解析や動作の確認が重要です。い き な り MPC と 通信機器を接続す る よ り も 、事前に タ ー ミ ナルを
用いて通信内容を明確にす る のが正攻法です。ACTERMは無手順の タ ー ミ ナルです。無加工のキ ャ ラ ク タ ー
送受信を行い ます。 ま た、 MPC と FTMが接続で き ない と き な ど の確認に も 利用で き ます。
(MPCのプ ロ グ ラ ム編集には使え ません)
■RS‑232ラインモニター
LINEMON
LINEMONはRS-232通信の経路に挿入 し 双方向の通信内容を表示 し ます。 た と えば、 MPC と タ ッ チパネルの
通信内容を具体的に知 る こ と がで き ます。LINEMONの実行には2CHのRS-232ポー ト を同時に使え る PCが必
要です。
(例 : 多 く のDESK TOPタイプのDOS/V機は2CH有 り ます。 ノートタイプではPCMCIA RS-232Cカードで増設可能な機
種があ り ます)
■システムローダー
SYSLDW32
MPC のア ッ プデー ト やモデル (l/m/s) 変更をす る 時のシ ス テ ムデー タ 転送を行い ます。 転送にはシ ス テ ム
デー タ (*.SR) と マ ッ プ フ ァ イ ル(*.68K)が必要です。 シ ス テ ムデー タ はホームページで公開 し てい ます。 MPC
の メ ン テナン ス には欠かせない必須ツールです。
■コマンドビューワ
MCV
MPC コ マ ン ド 検索用の簡易ビ ュ ーワ ーです。 機能別に分類 も で き ます。
独立 し た アプ リ ケーシ ョ ン と し て使用で き る ほか、 MPCED、 FTMW32か ら [F1]キーで起動で き ます。
MPCED、FTMW32 と 同一フ ォ ルダに配置 し て く だ さ い。内容は コ マ ン ド のダ イ ジ ェ ス ト です。ユーザーズマ
ニ ュ アル と 併せて ご利用下 さ い。
1‑15