ライプチヒ基本情報 ライプチヒはドイツ東部、ザクセン州に位置する都市です。ヨーロッパ大陸の中央に商都として発達し、 時代ごとに様々な文化が花開いたこのまちは、トーマス教会少年合唱団やゲヴァントハウス管弦楽団、そし て作曲家バッハ、メンデルスゾーン、ワーグナー、滝廉太郎らゆかりの音楽のまちとして国際的に知られて きました。ドイツで2番目に古いライプチヒ大学では、文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、日本近代文学の巨峰 森鴎外、ドイツ首相メンケルらが学び、さらには世界最古の日刊紙発行をはじめとする書籍出版、ヨーロッ パの天下を分けた諸国民戦争(ライプチヒの戦い)、世界初となる見本市開催、当地で始まった東西ドイツ 統一運動など、歴史の舞台としても唯一無二の個性を持っています。 近年では、高級車製造や現代美術によっても注目を集めるなど、現在も50万以上の人口を擁する文化・ 経済都市として活気に満ち溢れているライプチヒ。ここには、ライプチヒの自由の精神が息づいています。 観光でもお食事でもショッピングでもきっと皆様にご満足いただけるでしょう。 ライプチヒ 〇行政区画(位置) ドイツ連邦共和国ザクセン州 〇面積 297.4k㎡ 〇人口 520,838人(2012年) 〇言語 ドイツ語(英語は、ビジネス関係者、ホテル、レストラン等のサービス業、そして 若年層であれば問題なく通じる。) 〇時差 日本時間-8時間(ライプチヒが正午の時、日本は同日の20時) 〇気候(11月) 最高気温7℃ 最低気温2℃ 降水量37mm 11月でも氷点下の日が多く、しっかりとした防寒対策をお勧めします。 〇通貨 ユーロ/EUR/€ 〇チップについて 通例、飲食店でのみ(先払いの軽食店を除く)支払額の5~10パーセント(切の 良い数字に切り上げる)。払わなくても問題なし。ただし、サービスをしてくれた 人に対する感謝の意を表す心づけとして渡す習慣がある。 レストラン 店の格にもよるが、一般には5~10%位の額をテーブルでの支 払い時にきりのいい金額に切り上げて渡すか、おつりの小銭をテ ーブルに残す。 ホテル ベルボーイやルームサービスを頼んだときに1€程度。 タクシー 料金の10%程度。トランクに入れる荷物が多いときにはやや多 めに。 トイレ 係員がお皿を前に置いて座っていたら0.20~0.50€程度。 〇クレジットカード ホテル・レストラン・大型百貨店にて各種カード使用可。小売店・バーなどでは未 対応の場合が多い。 〇電圧とプラグ 電圧は230Vで、周波数は50Hz。プラグはCタイプが一般的、一部にSEタ イプもある。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないものが多く、変圧器が 必要。 〇飲料水 水道水は飲めますが、不安な方はミネラルウオーターをご購入ください。 500mlで1~1.5€程度 〇喫煙 公共の場所は禁煙のところが多いです。灰皿のない場所での喫煙はご遠慮ください。 観光情報(ライプチヒ) 〇ニコライ教会 12世紀に商人の守護聖人ニコラウスを祀るために 建てられた町で一番古い教会。バッハはここで「ヨハネ受難曲」などを 初演した。東ドイツ時代にはここで平和や人権を考える集会が開かれて おり、それが市民運動へ発展していった。1989年10月、約7万人 の市民が政治改革を求めてデモ行進。警察も取り締まれない状況だった。 これが発端となって東ドイツ各地でデモが頻発し、11月9日ベルリン の壁崩壊へと繋がっていった。それ以来、ニコライ教会は平和の象徴と なっている。 住 所:Nikolairchhof3,04109 Lepizig 時 間:10時~18時 拝観無料 〇旧市庁舎 16世紀半ばに建てられた、ドイツを代表するルネッサンス様式の建物。 現在は改装され、1階がショッピングモール、2階、3階がライプチヒ 市歴史博物館となっている。博物館は小さいながらも収蔵品が充実して おり、また建物自体の内装も歴史を感じさせる重厚なもので一見の価値 あり。 住 所:Markt 1 04109 Lepizig 時 間:10時~18時(月曜定休) 入館料:一般6€ 〇ライプチヒ動物園 1878年の開園以来、その美しさと先取性において有数の 動物園として知られてきました。動物たちは狭い檻に閉じ込 められることなく緑豊かな空間にのんびりと暮らし、ドイツ 国内旅行者においても人気の高い行楽地となっています。 住 所:Pfaffendorfer Strabe29, 04105 Lepizig 時 間:9:00~17:00 入館料:18.50€ レストラン情報 〇アウアーバッハスケラー(ドイツ料理) 「ライプチヒのメッセを訪れながらアウアーバッハの店に寄らぬ者 は、口を閉ざす羽目になる。なぜなら、そいつは本当のライプチヒを 見ていないからだ。」という言葉が伝わっているほど、数百年来ライ プチヒの象徴たる名店として親しまれてきました。ライプチヒ大学に 留学した森鴎外はここを訪れた際に「ファウスト」を日本語に翻訳す る構想を友人と語り合い、これが現在まで親しまれる鴎外訳の生まれ るきっかけとなったといわれています。 住 所:Grimmaische Strabe2-4,04109 Leipzig 電 話:+49(0)341-2161-00 URL:http://www.auerbachs-keller-leipzig 営業時間:毎日11:30~24:00 〇パノラマ・タワー(多国籍・創作料理) 中心街のゲヴァントハウス・コンサートホールの隣に建つ高さ142.5 メートルのシティー・ビルは、ライプチヒのランドマークのひとつです。 その29階にあるパノラマ・タワー・レストランでは地上110メートル からの輝く景色だけでなく、若いチームによる大胆な創作料理を楽しむこ とができます。 住所:Augustusplatz9,04109 Leipzig 電話:+49(0)341-7100-590 URL:http://www.panorama-leipzig.de 営業時間:月~木曜11:00~24:00 金・土曜11:00~深夜 1:00 日曜9:00~23:00 〇カフェ・バウム ドイツで最古、ヨーロッパでもパリのカフェ・プロコップに次ぐ2番 目に古い伝統を持つ名店としてその歴史を刻んでいます。 住所:Kleine Fleischergasse4,04109 Leipzig 電話:+49(0)341-9610-060 URL:http://www.coffe-baum.de 営業時間:毎日11:00~24:00 飲食街情報 〇ドラレヴァッチュ横丁 ライプチヒ中心街でも最も活気あふれる場所です。マルクト広場に面 して入口のあるバーフース小路を入れば季節を問わず道の両側に屋 外席が並び、間をすり抜けるだけでもその熱気を存分に感じることが できます。ザクセン料理・バイエルン料理・イタリア料理・フランス 料理・スペイン料理、そしてアイリッシュパブ・ドイツ風の寿司バー などの多彩なレストランやクラブなどが集まり、まさに楽しみを見つ けるのにぴったりの場所となっています。一角にはドイツ最古のコーヒー店カフェ・バウムもあります。 〇ゴットシェート通り トーマス教会から中心街を囲む環状大通りを渡り、一歩外に出たとこ ろにあるのがゴットシェート通りです。道の名はライプチヒで活躍し た啓蒙時代の文学者、ヨハン・クリストフ・ゴットシェートに由来し ます。トーマス教会からは鐘の音が響き、通りに隣接した中央劇場か らは文化の香り漂うなか、ここには流行を発信する多くのバーやクラ ブがあります。これらの店では各国の料理や様々なカクテルを楽しむ ことができるほか、ライブやコンサートも定期的に行われています。 またサッカーの世界大会・ヨーロッパ大会が開催される際は道路中央に大型モニターが設置され、通り全体 が観戦イベント会場と化します。 〇モーリッツ・バスタイ(モーリッツ要塞) 中心街にはナイトライフの中心となるいくつものバーやクラブがあ るなか、地下クラブ「モーリッツ・バスタイ(モーリッツ要塞)」は 他にはない異彩を放っています。これは中世以来の市街要塞の跡がヨ ーロッパ最大規模となる学生クラブへと改造されたというユニーク な施設です。
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