日本財団ミャンマー支援実績(教育人材育成)

日本財団ミャンマー支援実績(教育人材育成)
事業名
支援年度
団体名
事業概要
支援合計額
(USD)
1983年度
1987年度
1993年度 スクール・バスの整備
1996年度
ヤンゴン日本人学校
Japanese School in Yangon
通学上の安全性の確保と各地域社会との交流推進を目的とするスクール・バスの整備に対
186,419
し、資金協力する。
[日本国内で購入し、現地へ輸送]
1999年度
2003年度
建設というハードのみならず、建設後の持続的な運営を支えるソフト(教員、教科書、ト
2002年度
イレ等の衛生設備など)整備のため、学校を中心とした村落開発事業も行う。学校建設に
住民が協力し、資材や労働を提供することによって節約した建設費用を「村落開発事業
~
2007年度 ミャンマー シャン州における学校建設を通じた地域開発事
2009年度 業
費」として活用する仕組みを設けている。開発事業は地域住民自らのアイディアで実施さ
Saetanar(セダナー)
れる簡易水力発電や小規模金融等の所得創出事業であり、この収益で建設後の住民たちに
9,570,900
よる学校運営や地域開発を可能にする。また、2002年より、農業改良普及プロジェクト
~
も推進している。
*2007年度までに102校を建設、2012年度までに計202校が完成、また2017年度までの
2014年度
第3フェーズでさらに100校を建設予定。合計302校の完成を目指す。
海外における日本理解促進を目的に、2008年度より日本財団は海外の大学図書館や公共
図書館に対して、日本に関する英文図書を100冊厳選し、海外の団体や個人に寄贈する事
2012年度 図書寄贈事業
情報省
業を開始した。2012年度には、ミャンマーにおける11の大学図書館および公共図書館に
34,000
対し約750冊の図書寄贈を行った。※事業見直しのため2014年度は公募は行っていな
い。
ラカイン州において、100校の小学校を5年計画で建設する。就学時の児童の安全を確保
し勉学に適した場所を与えること、災害時に避難する場所を提供すること、開発の遅れた
2012年度
~
地域に建設技術を習得する機会を提供することを目的に事業を実施している。校舎に鉄筋
ミャンマー ラカイン州における学校建設事業
ブリッジ エーシア ジャパン
等を使用して堅牢な作りにすることで度重なる洪水被害に耐えうる建築を行っている。ま
4,310,432
た、洪水被害多発地域では高床式の学校の建設、サイクロン多発地域では屋上避難場所付
2014年度
き学校の建設をしている。更に、これらの学校の建設に際して地元の人々を雇用し建設技
術を習得させる職業訓練も行っている。
2012年度 ミャンマー7州の地方行政官を対象とした研修プログラム
2013年度 の実施
2013年度
~
2015年度
Lee Kuan Yew School of Public
ミャンマー少数民族地域7州で少数民族の生活向上に関連する業務に従事している地方政
Policy, National University of
府行政官への短期研修を、ネピドー、ヤンゴンおよびシンガポールのリー・クアンユー公
Singapore
共政策大学院で実施。
506,400
エーヤワディ地域において、2013年より3年間で40校の学校を建設する。この事業で
ミャンマーエーヤワディ地域における地域参加型学校建
Association for Rengein Tanjo-ji
は、洪水被害に耐えうる堅牢な学校の建設だけでなく、村人からの寄付により学校建設費
設・運営事業
International Cooperation
用の一部を集め、その費用を村落開発事業に投資するという学校を中心とした村落開発事
3,420,300
業も行っている。併せて、保健・公衆衛生教育も実施される予定。
ミャンマー政府が選抜した10名の行政官を、2014年9月より、国際大学大学院国際関係
2014年度 ミャンマー政府行政官育成事業
国際大学
学研究科に留学生として派遣している。留学生は2年間(22か月)の間にミャンマーの発
展に役立つ知識やスキルを身に付け、修士号を取得した後、帰国し、それらを日々の業務
395,106
に活かし、ミャンマーの国家建設に還元していく。
ミャンマーのエーヤワディ地域の小学校を対象に、偉人伝記マンガシリーズ3巻を出版、
寄贈することで、同地域の子どもたちに、自国が誇る英雄の生き方と当時の歴史や文化に
2014年度 ミャンマーの偉人伝記マンガ出版プロジェクト
Moving Forward Together
ついて学習する機会を提供する。また、親しみやすい「マンガ」という教材の提供と伝記
88,700
をテーマとした作文コンテストの実施を通じて、同地域の子どもたちの「読み・書き」能
力の向上を図る。
日本財団とミャンマー国軍の間で取り交わした覚書に基づき、防衛省の協力を得て、
2014年度 日緬将官級交流プログラム
日本財団
2014年12月にミャンマーより将官級の軍人10名を日本に招聘、民主主義国家における軍
の在り方を学ぶ研修を行った。今後2018年まで5年間に渡り実施する予定。研修内容は主
114,200
に防衛省や自衛隊基地を訪問し、日本の防衛方針や人材育成について学ぶ。
日本ミャンマー外交関係樹立60周年を記念して、日本財団とミャンマーサッカー連盟
日本ミャンマー外交関係樹立60周年記念日本財団チャリ
2014年度 ティマッチ ヤンマーカップ セレッソ大阪 VS ミャン
マー代表
共催:ミャンマーサッカー連盟
マッチネーミングスポンサー:ヤンマー
株式会社
は、チャリティマッチ、「ヤンマーカップ セレッソ大阪 VS ミャンマー代表」を2014
年6月28日にトゥワナスタジアム(ヤンゴン)で開催した。両国で人気のあるサッカーを
通じた交流を通して、両国のさらなる関係強化と恒久的な友好関係の構築を目指すもの。
690,000
また協力金の一部を使って、日本財団がこれまで支援を行ってきたミャンマー少数民族地
域、農村地域の子どもたちにスポーツ・教育支援を行っている。
学校法人江副学園 新宿日本語学校の協力の下、同校の日本語教師3名をピンウーリンに
存在するミャンマー国軍士官学校施設内の語学センターに派遣し、ミャンマーの民主化促
進を目的とした日本語コースを2015年4月より開講。40名の若手士官(25~27歳)を2
2015年度 ミャンマー日本語コース開設事業
日本財団
クラスに分け、文化講座も含めた1日6時間週5日のコースを実施。1年で日本語能力検定2
183,977
級(N2)の合格を目指す。本コースの最終目標は国軍内に日本語通訳・翻訳の出来る人
材を育成する事、日本の防衛省が実施する留学・研修コースに参加できる人材を育成する
ことである。
教育人材育成支援実績合計額
(1983年度~2015年度6月末)
19,500,434
ミャンマーを含む複数国にまたがる事業の支援(教育人材育成)
支援年度
事業名
団体名
支援合計額
事業概要
(USD)
女性の地位向上協会は、貧困、DV、HIV/AIDSに苦しむ女性を支援し、タイにおける女
性の地位向上に寄与してきた団体。日本財団は同協会を通じて、ミャンマーを含むアジア
2013年度
2014年度
アジア女性社会起業家ネットワークの構築
女性の地位向上協会(APSW)
の女性社会起業家のキャパシティー・ビルディングとネットワーク構築を目的とした会議
の開催を決定。2014年7月に「アジア女性社会起業家セミナー」をパイロット事業として
194,800
実施し、2015年5月20日~22日に第1回「アジア女性社会起業家ネットワーク会議」の
会議開催し、11月に第2回目の開催を予定している。
2004年に「技能ボランティア海外派遣協会」(Nippon Skilled Volunteers Association,
通称NISVA)を設立。日本の優れた技術や技能を必要とするアジアの開発途上国、特に
フィリピン、スリランカ、インドネシアを中心に、知識・技術・経験を兼ね備えた日本人
シニアボランティアを派遣し、地域住民の生活の改善に努めている。 開発途上国の人々
2004年度
~
2014年度
は、短期間で技術が身につき、比較的現金収入に結びつき易い技術の移転を求めているの
日本人技能シニアボランティアの海外派遣
技能ボランティア海外派遣協会(NISVA)
が現状である。こうしたなか、同協会では、これまで干物作りや自動車整備、溶接、縫製
10,639,884
といった“現場”で必要とされる技術の指導に力を入れている。2015年7月までに延べ423
名のシニアボランティアが派遣されており、うちミャンマーには、聴覚障害児教育、縫製
指導、有機農業指導、学校建設などの分野で、9名のボランティアが派遣されてきた。
2015年7月末時点では、知的障害児教育、製薬の品質管理、自動車整備の分野で3名のシ
ニアボランティアがミャンマーに派遣されている。
複数国事業教育人材育成支援実績合計額
(USD)
10,834,684
笹川平和財団によるミャンマー支援実績
事業名
支援年度
団体名
ミャンマー国営テレビ・ラジオ局
1999年度
事業概要
支援合計額
(USD)
ミャンマー語に翻訳したテレビ教育番組「市場経済のしくみ」と、付属のテキストをパッ
インドシナにおけるメディア関係者育成-ミャンマーにお (Myanmar Television and Radio
ケージで提供し、広く国民の間で市場経済に関する基本的な理解を促進するこを目的とす
ける市場経済教育番組放映
Dept., Ministry of Information:
る。同時に、同国のメディア、教育関係者に教育ソフト制作や市場経済教育への関心を喚
MTRD)
起することも目指す。
38,017
笹川平和財団
1999年度
2000年度
ミャンマー国際経済セミナー/研究
ミャンマー戦略国際問題研究所
(Myanmar Institute of Strategic and
マレーシアやシンガポールの専門家の協力を得て、ミャンマー国内でセミナーや研究ワー
クショップを開催し、ASEAN自由貿易圏(AFTA)の枠組みにおいてミャンマーの果たす
56,133
べき義務や政策課題などの理解を深める。
International Studies)
笹川平和財団
ミャンマータイムズ(ミャンマー)
2002年度
~
ミャンマー人材育成
2004年度
チュラロンコーン大学アジア研究所(タ
本事業はミャンマーの中堅行政官、若手研究者・学者・ジャーナリストを対象に、効率的な
イ)
市場経済体制の運営に係わる政策立案・運営等の行政能力を強化するための人材育成を行
慶煕大学(韓国)
い、ミャンマーが目指している経済再生に資した。
583,105
マレーシア経済研究所(マレーシア)
公務員選抜訓練機構(ミャンマー)
2005年度 ミャンマー人材育成 フェーズⅡ
2005年度
ミャンマー人材育成/フェースⅡ―ミャンマーにおける公
務員の育成
2006年度
~
~
ミャンマー公務員育成施設の講師、ミャンマー人事院幹部、若手ジャーナリストを対象
ミャンマータイムズ(ミャンマー)
に、地方行政の運営、政策立案能力の強化および、情報収集・整理・発信などジャーナリズ
情報資源センター(シンガポール)
ム関連の能力強化を図った。
笹川平和財団
ミャンマー公務員育成施設の講師、ミャンマー人事院幹部、若手ジャーナリストを対象
情報資源センター(シンガポール)
に、地方行政の運営、政策立案能力の強化および、情報収集・整理・発信などジャーナリ
ミャンマータイムズ(ミャンマー)
ズム関連の能力強化を図ることを目的とする。
Myanmar Institute of Strategic and
ミャンマーに対するASEAN人材育成
2008年度
2000年度
笹川平和財団
International Studies(ミャンマー戦略
国際問題研究所/ミャンマー)
ミャンマーの産業基盤調査に関わる指導者育成支援
ミャンマー経済経営研究所 (MEMI)
2002年度
2006年度
~
2008年度
笹川平和財団
により、産業調査やマーケティング分野における現地の研究者を育成する。
ミャンマーの国産品市場、および製造業を中心とする国内産業の実態把握調査を行うこと
により、産業調査やマーケティング分野における現地の研究者を育成する。
Myanmar Institute of Strategic and
視察する目的に開催国へ派遣すること、(2)サミット開催ノウハウを内容とするセミナー
マーに対する若手外交官の能力向上
International Studies(ミャンマー戦略
をヤンゴンで開催することを通して、第12回ASEANサミットの円滑な開催および同国の
国際問題研究所/ミャンマー)
外交官の能力向上を図った。
ミャンマーの公務員研修
2011年度
209,318
125,633
76,545
本事業は、ミャンマーの外交官を対象に、(1)ASEAN諸国における閣僚会議の開催準備を
ミャンマーに対するASEANサミット人材支援――ミャン
2009年度
~
ミャンマーの国産品市場、および製造業を中心とする国内産業の実態把握調査を行うこと
258,480
笹川平和財団
ミャンマーの中堅・上級公務員の能力を強化するため、海外からの講師を招いたワーク
ミャンマー公務員選抜訓練機構
ショップ、海外視察、各種国際会議への派遣等を実施すると共に、これらの事業を担当す
(CSSTB/ミャンマー)
るミャンマー公務員選抜訓練機構の能力向上を図った。
46,305
568,804
ミャンマーの産業基盤調査に関わる指導者育成支援
2009年度
~
ミャンマーにおける、2010年選挙後の新体制を見据え、若手の産業分野の専門家を育成
(*注:2000~2002年度に同事業名あり。2011年度の ミャンマー総合研究所(日本)
2011年度 事業名は「ミャンマーの産業基盤調査に関わる若手研究者
する。具体的には、アジア各国の専門家が若手の研究者を指導し、同国産業の実態調査と
390,620
その分析を行う。
育成」)
笹川平和財団
ミャンマーASEAN国内委員会(ミャン
2012年度
2013年度
ミャンマーASEAN議長国支援
~
ミャンマー組織マネジメント向上
2014年度
400件を超える諸会議を成功に導くことは、民主化・改革路線を明確にして国際社会との
マー外務省)
関係改善を図るティン・セイン政権にとって、最大の国家的課題である。
(株)ディプロマット
本事業は、国際会議の開催について経験の浅いミャンマー政府職員に対して、その企画か
ASEAN Studies Centre(シンガポー
ら運営に至るまでの一連の過程をASEAN諸国と日本で研修させることによって、その能
ル)
2012年度
ミャンマーは2014年にASEAN議長国に就任する予定である。ASEAN首脳サミットなど
笹川平和財団
ミャンマー連邦公務院(ミャンマー)
609,835
力向上を目指している。
本事業は、ミャンマー行政機関の幹部に対し、組織マネージメント力を向上させるための
研修の機会を提供する。日本をはじめアジア各国の知識や経験を移転することにより、同
563,786
国の発展に寄与する人材の育成を図った。
民主化、経済改革を積極的に進めるミャンマーにおいて、今後は国際社会の中で通用する
2013年度 ミャンマー国際人材育成基礎調査
滋賀大学
人材を育成することが急務である。日本が行う支援の効果的なあり方を策定するために基
18,268
礎調査を行う。
ミャンマー公務員を対象として、政策立案に関する研修を開催することで、ミャンマー政
2014年度 ミャンマー国際人材育成協力
滋賀大学
府が目標とする「包括的経済成長と社会進歩」を支える公共政策立案能力を備えた人材を
88,182
育成することを目的とする。
笹川平和財団
2014年度 ミャンマー通訳教授法能力強化
ミャンマー教育省
ミャンマーにおける通訳教授法の普及を通じて、ミャンマーの語学教授および講師による
英語およびその他の言語の通訳者を養成する体制づくりを支援する。
94,064
(株)ディプロマット
笹川平和財団支援実績合計額(1999~2014年度:USD)
3,727,095
笹川平和財団によるミャンマーを含む複数国にまたがる事業の支援実績
支援年度
事業名
団体名
事業概要
支援合計額
(USD)
自由かつ公正なメディアが未発達な状況にあるカンボジアおよびミャンマーにおいて、若
1999年度 カンボジアおよびミャンマーにおけるジャーナリスト研修
笹川平和財団
手ジャーナリストを養成するための基礎研修、中堅ジャーナリスト・編集者を対象とした
ポスト・メディア社(カンボジア)
取材・編集能力強化研修等を行い、両国において、現地語と英語による活発な情報発信を
24,808
可能とするための一助とする。
2012年度 CLMVジャーナリスト能力強化
笹川平和財団
本事業では、メディアや報道に関する基礎知識の習得と、取材や編集など実務作業の経験
ASEAN地域メディア教育開発イニシア
の蓄積を目的にした研修の機会をCLMV諸国のジャーナリストに対して提供し、言論人と
ティブ (MEDIAR)
しての能力向上を図る。
笹川平和財団複数国事業支援実績合計額(USD)
44,616
69,424