会社説明会 2014年12月 (証券コード 8002) 本日の構成について ① 丸紅について 2 ② 丸紅の主要ビジネス 7 ③ 丸紅の特徴 12 ④ 中期経営計画 16 本資料にて開示されているデータおよび将来に関する予測は、本資料の発表日現在の判断や、入手可能な 情報に基づくものであり、経済情勢や市場動向の変化等、様々な理由により変化する可能性があります。 従い、本資料は、記載された目標・予想の達成および将来の業績を保証するものではありません。 1 ① 丸紅について 2 丸紅のあゆみ 創業(1858年)から156年、設立(1949年)から65年 3 丸紅のいま 【2014年3月31日時点 (*2014年4月1日時点)】 創業から156年、設立から65年の歴史 世界64カ国・地域に117カ所の拠点* 連結対象会社453社(国内162社・海外291社) 約4万人の連結従業員(単体約4,300人) 連結総資産約7.3兆円、時価総額約1.2兆円 連結純利益2,200億円(2014年度目標) 【社是】 正 公正にして明朗なること 新 進取積極的にして創意工夫を図ること 和 互いに人格を尊重し親和協力すること 4 丸紅のビジネス 世界各地域で幅広い分野においてトレードビジネスを展開、成長の見込める分野を見極め、投資を実行 川下 川上 投 資 投 資 投 資 多岐にわたる商品、事業分野 投資収益 ・原料調達 ・権益開発 トレード ・製造 ・加工 トレード ・卸売 ・小売 + トレード収益 5 丸紅のビジネスライン 5グループ12部門にて幅広い産業分野をカバー 社長 国内事業所 海外事業所 海外現地法人 食料グループ エネルギー・化学品グループ 金属グループ 機械グループ 生活産業グループ 食糧部門 化学品部門 金属第一部門 輸送機部門 ライフスタイル・紙パルプ部門 食品部門 エネルギー第一部門 金属第二部門 電力・インフラ部門 情報・金融・不動産部門 プラント部門 エネルギー第二部門 <穀物事業> <石油・ガス開発事業> <銅鉱山開発事業> <海外発電事業> <携帯電話販売事業> 6 ② 丸紅の主要ビジネス 食料ビジネス 電力ビジネス 資源ビジネス 社会価値と企業価値の共創 7 食料ビジネス「穀物トレーディング」 穀物取扱量は総合商社1位 小麦・大麦・ コーン・大豆 北米地域 Columbia Grain社 (米) (集荷設備・輸出基地) 新希望六和股份有限公司(中) (中国最大規模の農牧企業) 中近東・アフリカ市場 SINOGRAINグループの 中儲糧油脂有限公司 (中) (政府系穀物備蓄企業) 中国・アジア市場 ガビロン社買収 (2013年7月) 丸紅 商社中最大の穀物サイロ網 穀物取扱量 総合商社No.1 Gavilon社 (米) (集荷設備・輸出基地) 穀物輸出ターミナルの 完全子会社化(2011年11月) 南米地域 :市場 :産地 コーン・大豆・ 大豆粕 Terlogs社 (伯) (港湾ターミナル運営) 8 電力ビジネス「海外発電事業(IPP)」 日本最大の独立系発電事業者(総合商社1位) 当社持分発電容量 10,590MW(2014年9月末) 収益性の高い開発案件を中心に、プロジェクトリー ダーとして、建設から運営までを主導 23カ国に分散されたポートフォリオにより、長期売 電契約に基づく安定的な収益源を確保 風力、地熱、太陽光等、環境に配慮した発電事業も 多数手掛ける ジャマイカ・垂直統合型電力事業 インド・PPN 火力発電所 シンガポール・セノコ発電事業 フィリピン・サンロケ水力発電所 アラブ首長国連邦 タウィーラ発電/造水プラント インドネシア・ パイトン2石炭火力発電事業 IPP (Independent Power Producer)事業とは? ⇒自前で発電設備を建設・運営し電力を電力会社に売る独立系発電事業 9 資源ビジネス(エネルギー・金属) 原油・ガス事業 銅事業 持分生産実績(2013年度)日量30,000バレル相当 持分生産能力(2013年度:銅地金換算)12万5千トン ⇒15万トンに拡大予定 LNG事業 石炭事業 カタールLNG:日本向けに約600万トン/年を長期安定供給 持分生産能力(2013年度)790万トン チリ 銅鉱山 (写真はエスペランサ/エルテソロ鉱山*) 英領北海 原油・ガス権益 サハリン カタール 米国メキシコ湾 インド洋 *現在は統合し、センチネラ鉱山と名称変更 パプアニューギニアLNG オーストラリア石炭炭鉱 (写真はジェリンバイースト炭鉱) 資源権益 石油・ガス 鉄鉱石 銅 LNG 石炭 アルミ 10 社会価値と企業価値の共創 丸紅の強みへ (安定的な収益基盤の確立) 世界穀物メジャーに匹敵する 穀物取扱数量 IPP事業者として日本最大級の 持分発電容量 日本企業でトップクラスを誇る 銅の持分生産量 ビジネスを通じた課題解決 安定供給を可能とする グローバル穀物集荷網の構築 新興国を中心とした 産業・生活インフラの発展に寄与 需要国向け 資源・エネルギーの安定供給 世界各国・地域の潜在ニーズを察知・汲み取り 食糧需給の不均衡 社会インフラの整備 有限資源の有効利用 多様化する社会・環境問題 11 ③ 丸紅の特徴 12 丸紅の特徴① 利益成長と財務体質改善の両立 2001年度のリストラクチャリング以降、強靭な収益構造の構築に努め、増益基調を継続。 2014年度通期見通しは2,200億円と、2011年度から続く4期連続の最高益更新を目指す。 2014年度2Q累計実績は、1,303億円(半期実績としての過去最高益を更新)。通期見通し対比の進捗率は59%。 収益力の改善に加え、強固な財務体質の構築に注力。 2001年度に9倍超であったネットD/Eレシオは、2013年度末1.63倍まで改善。2014年度末目標は1.6倍程度。 (億円) (倍) 10 2,500 9.1倍 連結純利益 連結ネットD/Eレシオ 2,057 2,109 2,200 8 2,000 1,721 2Q累計 実績 1,500 6 1,303 1,000 4 500 2 1.92倍 1.50倍 0 1.63倍 1.6倍 程度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 IFRS IFRS △1,164 見通し @ction 21 A PLAN “V”PLAN “G”PLAN SG2009 SG-12 GC2015 0 13 丸紅の特徴② 資源に依存しない収益構造 【分類】 食料グループ エネルギー・化学品グループ 金属グループ 機械グループ 生活産業グループ 資源に依存しない収益構造を構築 総資産に占める資源分野の割合は3割程度 総資産 2014年9月末 7兆5,166億円 30% : : : : : 食料 化学品、エネルギー 金属 輸送機、電力・インフラ、プラント ライフスタイル・紙パルプ、情報・金融・不動産 純利益 2014年度 第2四半期累計 1,303億円 30% 27% 27% 24% 25% 25% 20% 20% 20% 20% 15% 15% 13% 18% 14% 12% 11% 10% 10% 10% 7% 5% 5% -1% 0% -2% 0% -5% -5% 食料 エネルギー・ 化学品 金属 機械 生活 産業 資源分野 27% 海外 全社 消去 食料 エネルギー・ 化学品 金属 機械 生活 産業 資源分野 6% 海外 全社 消去 14 丸紅の特徴③ 高い資本効率 資本を積み増す一方、効率性も重視。市場平均と比較しても、高いROEを安定的に維持 現中期経営計画においても、「安定的に15%以上」のROEを目標に設定 (株主資本、億円) (ROE) 25.0% 16,000 株主資本 ROE(丸紅) ROE(東証第一部全産業*) ROE(東証第一部卸売業*) 21.2% 20.7% 14,000 13,834 20.0% 12,000 11,318 16.7% 15.0% 10,000 10.0% 8,000 8,522 5.0% 6,000 4,000 2007年度 2008年度 2009年度 *金融業除く 出所:東京証券取引所 決算短信集計結果 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 0.0% 15 ④ 中期経営計画 ~Global Challenge 2015について~ 16 『Global Challenge 2015』 進捗状況 基本方針 当社グループは、総合商社のダイナミズムを発揮できるフルラインの事業領域を展開し、世界経済の中長期的成長を積極的に取り込むこと で、企業価値の最大化を図ります。特に「Global Challenge 2015」では、当社グループが強みや知見を有し、競争力のあるビジネス分野で、 主導的役割を発揮できる事業を拡大することにより、持続的成長を実現すると共に、強靭な収益構造と強固な財務体質を構築します。 GC2015の進捗は順調(2014年度1-2Q実績) 連結純利益 連結ネットD/E レシオ 1,303億円 (前年同期比+185億円、+17%) 通期見通し(2,200億円)に対する進捗率は59%。半期実績としての過去最高益を更新。 1.64倍 (前年度末比+0.01ポイント) 利益の積み上げによる着実な改善により、年度末に1.6倍程度を目指す。 2013年度 実績 2014年度 通期見通し 1-2Q実績 連結純利益 (期初見通し) 2,109億円 (2,100億円) 2,200億円 1,303億円 2015年度 2,500~3,000億円 連結ネットD/E レシオ 1.63倍 1.6倍程度 1.64倍 2015年度末 1.5倍程度 ROE 16.7% ‐ ‐ 安定的に 15%以上 ROA 3.2% ‐ ‐ 4%以上 GC2015目標 17 株主還元について 連結配当性向: 20%以上を目処 「Global Challenge 2015」の順調な進捗が確認できた段階で、連結配当性向の引き上げを検討 (億円) 2,500 1株あたり年間配当金(右軸) 2,000 1,500 (円) 連結純利益(左軸) 2,057 2,200 2,109 35 1,721 1,365 40 30 24 25 20 26 25 (予定) 20 1,000 15 12 10 500 5 0 連結配当性向 2010年度 米国会計基準 2011年度 米国会計基準 2012年度 米国会計基準 15.3% 20.2% 20.3% SG-12 2013年度 IFRS 2014年度 IFRS 見通し 20.6% 20.5% 0 GC2015 18 丸紅スピリットについて 19 純利益と株価の推移 2014年11月21日現在 株価: 727円 株価 (円) 純利益 (億円) 1,500 2,500 PER: 5.7倍、PBR: 0.8倍 配当利回り: 3.6% 連結純利益 1,200 株価 2,057 2,109 2,200 2,000 1,721 900 1,500 600 1,000 300 500 0 0 年間配当金額 2Q累計 実績 1,303 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 IFRS IFRS 見通し △1,164 - 3円 3円 4円 7円 10円 13円 10円 8.5円 12円 20円 24円 25円 26円 (予定) 20 (参考資料) 21 (参考)2014年度 主要案件 ポルトガル・ブラジル上下水道事業参画 ポルトガル最大手の水事業会社AGS社を産業革新機構とともに買 収。同社は約150万人に上下水処理サービスを提供。日本企業で は、ポルトガル・ブラジルにおける初の水事業への参画となる。 欧州地域やブラジル国内のみならず、南米やアフリカ地域への更 なる事業拡大を図り、世界の業界トッププレイヤーの一角となること を目指す。 カンボジア石炭火力発電事業・送電事業参画 カンボジア・シアヌークビルにて石炭火力発電所(100MW)を保有・ 運営するCambodian Energy Limited、並びに送変電設備を保有・ 運営するCambodian Transmission Limited双方の持株会社の株式 20%を取得。 日本企業にとって同国における初の電力事業案件であり、カンボジア における電力の安定供給、また送電線網を活用したメコン川流域への 電力供給も視野に入れ、同国電力事業での事業拡大を目指す。 <AGS社概要> 名称 < 関係各社概要> : Administração e Gestão 名称 de Sistemas de Salubridade社 設立 : 1988年 Cambodian Transmission Limited 設立 従業員数 : 1,700人(グループ全体) <ポルトガル国内の下水処理施設> <ドコモショップ大宮高島屋店> : Cambodian Energy Limited : 2009年 所在地 : カンボジア、プノンペン <カンボジア国内の火力発電所> 22 (参考)2014年度 主要案件 米国大手水産物販売会社買収 米国St. Charles天然ガス焚き複合火力発電事業参画 米メリーランド州において、天然ガス焚き複合火力発電所の建設・ 運営に参画。米国では老朽化した石炭火力発電所・原子力発電 所に代わる新規電源として、発電効率の高い複合ガス火力発電 に高い期待が寄せられている。 本発電所を通じて、米国首都周辺の電力安定供給に貢献すると 共に、引き続き重要市場である北米地域における複合ガス火力 発電事業、再生可能エネルギー発電事業を中心としたクリーンエ ネルギー案件の取組みに注力する。 <案件概要> 事業概要 : 米国PJM(Pennsylvania- New Jersey-Maryland) 電力売市場売電に基づく天然ガス焚複合火力 発電所の建設・運営 所在地 : 米国 メリーランド州 チャールズ郡 持分構成 : 当社 50%、豊田通商 25%、 Competitive Power Ventures Holdings, LLC 25% 発電容量 : 725MW 米国GE社製ガスタービン 商業運転開始 : 2017年 (予定) <St.Charles火力発電所 完成予想図> 米水産物販売会社であるEastern Fish社の買収を決定。同社は 海老を主体に全米の大手量販店、外食企業への販売ネットワーク を保有。 本買収により、日米欧と水産物における三大消費地をカバーする 販売網の構築を実現。生産から販売までのバリューチェーンを活 かし、当社の水産ビジネスを加速させる。 < Eastern Fish社概要> 所在地 : 米国ニュージャージー州 事業内容 : 海老を主体とした水産物の輸入、販売業 取扱商品 : 海老、蟹、ホタテなど <Eastern Fish社のSailブランド> <ドコモショップ大宮高島屋店> 23
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