最近はゲーム、物語、アニメ、シミュレーションといった本当にさまざまなインタラクティブな動的コンテンツにパソコンからアクセスできます。しかし残念なことに、ほとんどは一方通行で、単に誰かが作ったものをブラウズしたり、クリックしたりするだけです。自分で作品を作ることができません。スクラッチは違います。グラフィックスや写真、音楽、効果音を組み合わせて、簡単にインタラクティブな作品をコンピュータ上に作り出せます。スクラッチを使えば、ダンスしたり、歌ったり、お互いにやりとりするキャラクターが作れます。マウスの動きに合わせて画像を回転させ、アニメーションさせることもできます。友達のために、音楽や効果音に合わせて画像が動くバースデーカードを作ることもできます。学校に出すレポートも動きのあるものにすることができます。スクラッチの名前は、ヒップホップの DJ が、レコードをシャカシャカといったり来たりさせて新たな作品を作り出す、スクラッチというテクニックから来ています。スクラッチを使えば、いろいろなメディア(グラフィック、写真、音楽、効果音)を組み合わせて、作品を作り出せるのです。スクラッチはグラフィカルなプログラミング言語です。さまざまなメディア間のやりとりや動作を定めることができます。スクラッチでのプログラミングは他のプログラミング言語よりもずっと簡単です。ブロックをくっつけるだけでスクリプトができます。LEGO やジグソーパズルに似ています。スクラッチで作品を作ったら Web サイトで共有できます。YouTube や Flickr にビデオや写真を置くのと同じです。好きな Web ページにスクラッチの作品を埋め込むこともできます。例えば MySpace や Facebook のホームページに Scratch で作ったアニメーションを載せられます。 Web サイトにある作品から新しいアイデアが浮かぶこともあるでしょう。別のプロジェクトのキャラクターや画像、スクリプトが気に入ったら、それをダウンロードして、自分のプロジェクトで使うこともできます。下にあるのはスクラッチによる作品です。さあ、君もスクラッチで作ってみませんか? Lifelong Kindergarten Group, MIT Media Lab