公開答申書 - セブンイレブン加盟店経営

2013/10/25 フランチャイズ会計適正化推進の会 ・ 公開答申書
公正取引委員会・金融庁
公認会計士監査審査会
証券取引等監視委員会
経済産業省・中小企業庁
平成 25 年 10 月 25 日
殿
フランチャイズ会計適正化推進の会
公
開
答
申 書
経済成長戦略として規制緩和が求められる一方で、企業による大規模な不祥事が
後を絶ちません。 中でも不正会計の方法は巧妙化しており、規制緩和とは関係な
く犯罪となる事例が見られます。 国家機関として法律に基づき行政事務を国家・
国民から負託されている貴職の役割は重く、会計基準に対する尚一層の知見向上及
び、業務の質的向上に努められますようお願い致します。
ここに答申する国内フランチャイズ企業でのみ使われてきた会計処理方法は、海
外では見られない異質な会計処理方法であり、商法・会社法で言う「一般に公正妥
当と認められる会計処理の基準」に反した違法制の高い会計処理方法であるため、
これらの会計処理方法を執る企業に対しては、関係法令を厳守した適正会計を執る
よう指導徹底をお願い致します。
【 会計の適正化は社会の要請に応える国家の役割との思いにより、今年 6 月に公正取引委員会・金融庁・証
券取引等監視委員会・公認会計士監査審査会に対し、当該企業の不正会計の実態を申告致しました。( 公正取
引委員会あて申告の処理に係わる申出・参照 )
経済産業省・中小企業庁につきましては本公開答申書が初
めての申告となります。 】
【 会計基準 】※・企業の経営実績、財務状況を報告する財務諸表を作成するうえでのルール。
各国の企業業績を比べやすくするための基準統一という国際会計基準(I F R S )
のそもそもの理念に対し、国情に応じ無批判に国際会計基準を受け入れる必要はな
いとする国内事情との兼ね合いがあり統一基準作成は容易ではありません。 国際
会計基準づくりは各国の利害がからむ外交戦術の側面もあります。 しかし、企業
活動のグローバル化という大きな世界的潮流により統一基準の必要性は今後ます
ます強まることが考えられます。 各国の国情や外交戦術という国内事情・垣根を
超えて、世界的統一の方向を模索すべきと考えられます。
フランチャイズ会計適正化に於いては、一部を米国の会計処理基準と比較して解説
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致しますが、その目的は会計処理の違法制を明確にする為のものであり、現行の不
適切な会計処理は国際会計基準云々以前の問題であり、企業による身勝手な会計
処理として企業不祥事に繋がる問題です。 端的に言うと、現行フランチャイズ会計
は米国証券取引所から追放されている他国企業の会計報告書と同等か、むしろそれ
に満たない企業犯罪に繋がる違法制の高い会計処理方式であることが思料されま
す。
コンビニの海外視察をされた方は、日本のコンビニが如何に高いレベルにあるか
を思い知らされます。 商品の豊富さ、鮮度品の多さと鮮度管理の徹底されている
様子は海外の比ではなく、もはや海外に学ぶものはない。と大満足して帰国する、
しかしこれでは観光旅行で視察には成らない。 何故日本のものが優れて見えるの
か、検証がない。 残念ですが、これが加盟店契約と会計処理の法解釈を、日本
特有の「事なかれ主義」により見過ごし続けてきた日本の姿です。
国民の多くが貴職の見識・冷静な判断力を信頼しています。
国民各人が大企業の不法行為に気付いたことを、一々訴訟で決着することなど、
「事
なかれ主義」が浸透した日本では(出た杭は打たれるとなり)難しいことです。
これを可能にするのは高度な見識と判断力を備えられた、貴職の職務であると存知
上げております。 国家国民からの負託、国民の信頼に答え、職務に忠実な対応を
執られますよう切にお願い申し上げます。
「商品の豊富さ、鮮度品の多さと鮮度管理の徹底」の違いは何処からくるのか、そ
の理由を審議し検証下さいますようお願い申し上げます。
I T 化が進んだ世の中、日本のコンビニが優れた仕組であれば、海外も此れに学
び、これを真似たコンビニが現れる筈です。 まして、2005 年完全子会社化した米
国 7-Eleven,Inc.では真っ先にこの制度を採りいれていた筈です。
日本人(加盟店)の思いやり・細かい心配りによる商品管理は容易に真似できません
が、(本部の)「商品の豊富さ、鮮度品の多さや、その仕組」は真似できます。
しかし、この仕組を海外で真似ることが出来ない最大の理由は、不適切な会計処
理方法です。 日本人が事なかれ主義により見過ごしてきた、違法な不正会計処理
のシステム化だけは、さすがのコピー大国でも真似ることは出来ません。
【 売上を越える収入は無い 】※・当該企業の売上は 6,1756 億、収入は 35,084 億と売上の 6 倍。
日本のコンビニ店内に並ぶ豊富な商品は、米国のコンビニの消化仕入方式と異なり、
一般小売業と同様に買取方式であり、コストと資金は加盟店負担で行なっています。
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この事業の形態・実態の違いを適切に会計処理できていない。 いわゆる商法・
会社法で言う「一般に公正妥当と認められる企業会計の基準」に違反した不正会計
処理となっています。
【
契約書の有効性有無
】
何を指摘しても事なかれ主義に便乗し、隠蔽と黙秘を続けてきたコンビニ企業最高責任者の言葉。
「 会計処理方法が間違っているとは何事か。 総ての加盟店経営者は、加盟店契約書の説明を受
けて理解し納得して、お互い独立した事業主として経営努力している。 我々もこの契約書に基づき
忠実に会計処理を行なっている。 加盟店契約書の理解出来ていない、考え方が我々本部側と基本
的に違う貴方が言う意見に対し何も言う事はできない。」
【財務最高責任者・面談時録音】
「 我々の企業グループには加盟店基本契約という宝がある、この宝がある限り、どこにも負けるこ
とはない。」
【 創業者・オーナー懇親会訓話 】
創業以来 40 年間、加盟店契約書を盾にして、虚勢を張ってきた企業代表者の言
葉ですが、残念なことに加盟店契約書の理解が出来ていないのは企業代表者でし
た。 この加盟店契約は商法(強行法規)に反した違法契約書であり、少なくとも不正
会計を記述した契約部分は無効となります。
これを日本特有の事なかれ主義で見過ごし、世界一のコンビニ社会にした日本社
会ですが、その一方で、懸命に頑張っている加盟店経営者の資産を奪う( 加盟店経
営者を食い物にする )仕組と言われるのも、
この不正会計を改めないことに起因します。
2013 年 8 月 31 日のニュース記事 朝日新聞・他
コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京)から、消費期限が迫った商品の
値下げを違法に制限されたとして、北海道、大阪、兵庫の3 道府県の加盟店主4 人が、同社に計
約1 億4 千万円の賠償を求めた訴訟の判決が3 0 日、東京高裁であった。斎藤隆裁判長は「違法
な値下げ妨害があった」と認定。同社に計1 1 4 0 万円の支払いを命じた。
一方、同社が会計システムを使って値下げを妨害しているなどとした原告側主張は退けた。
同社による値下げ販売の制限をめぐっては、公正取引委員会が2 0 0 9 年、独占禁止法違反(不
公正な取引方法、優越的地位の乱用)にあたるとして排除措置命令を出した。その命令の確定後、
各地の加盟店主ら1 2 人が賠償を求めて提訴し、今回の4 人が初の判決となった。独禁法の規定に
より、高裁が一審となる。
原告の平田さんは判決後に記者会見し、「(同社には)加盟店とフェア
な立場で、共存共栄の本当の意味を考えてほしい」と話した。
セブン- イレブンの話、 主張が一部認められず遺憾。承服できないので上告する。
このニュースに FNN(フジニュースネットワーク)は、加盟店の判断で見切り販売をするのは是か非か。
と、コメントを載せた。 (TBS ニュースは 31 日昼前には、このニュースそのものを削除した。
)
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訴訟の詳細は解りませんが「同社の違法な会計処理については原告側主張を退け
た」とある。 重要な本質は、ここにあります。
本部側にとっては不正会計を隠蔽できるのであれば、請求額の何倍払ってでも和
解の道を選びます。 ところが、不正会計はこれを改めない限り何処までいっても
不正であり隠蔽することができません。 それを「主張が一部認められず遺憾。承
服できないので上告する。」とは、前回の福岡地裁後のコメントと全く同じで、隠蔽
劇の一場面にしか見えない。
本来、原告と被告側のコメントは逆であってもおかしくはない。 コンビニへの思い
(大切に思う心)愛があるのは一般消費者であり加盟店経営者です。 コンビニが大好
きだから加盟店となり、人生の全てを注ぎ命掛けで頑張っている。
これに対しビジネスの道理も解らずに、加盟店を食い物にする道具と捉え、不正会
計を改めようとしないコンビニ本部経営者には、コンビニへの愛(大切に思う心)を感じ
ることはできない。
廃棄ロスチャージ(チャージの二重請求)事件が、最高裁により「契約時の錯誤は無か
った」と判断したように、事なかれ主義の日本では民事訴訟の限界を感じさせます。
( 民事の紛争解決を目的とした形式的真実は、実体的な真実とは異なる。)
本部が主張するコンビニの姿にしたいのであれば、米国 7-11 と同様に商品を消化
仕入方式に変えれば済む事です。 又、現行の買取方式の仕組を変えずに続ける
のであれば仕組変更に手を付けず、会計を適切に処理すれば済む事です。
しかし本部側は、「加盟店負担によって店舖在庫確保し、日本式コンビニの豊富な
商品、鮮度品の多さ」を実現する方法として、身勝手な不正会計を続けてきました。
この不正会計を継続するため、買取方式により廃棄ロス・棚卸ロスの全てを加盟店
に負わせて(チャージ料二重請求の基)、更に豊富な商品在庫を強要することには一分
の理もありません。 そして、例え此処を許しても、悪質な企業不祥事として成立す
るのは、この買取方式により売上げた加盟店売上金を全額本部資金としていること
です。 加盟店が本部に送金する売上金を本部の金とするには、米国 7-11 と同様
に消化仕入方式に変更する必要がある。(現状の買取方式で、加盟店の売上金を違法な方
法でなく本部の資金とするには、預り金や前受金でこれを受けるしかない。
)
これらの事実を隠蔽するために、この度、小売業売上日本一を争っているイオン
にその座を譲ることまでして、セブン&アイ・ホールディングは、有価証券報告書に
売上高 5,000 億円減少と虚偽記載をして報告しました。
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【具体的な有価証券報告書の重大な虚偽記載・その 1】
連結会計年度(自 平成 23 年3 月1 日 至 平成 24 年2 月 29 日)には次の通りあります。
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(9)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
① コンビニエンスストア事業におけるフランチャイズに係る会計処理
株式会社セブン- イレブン・ジャパンおよび米国連結子会社の 7-Eleven, Inc.は、フランチャイジーから
のチャージ収入を営業収入として認識しております。
(会計処理の変更)
米国連結子会社の 7-Eleven,Inc.は、従来、フランチャイジーによる売上高、売上原価、販管費を同
社の財務諸表に含めて認識しておりましたが、コンビニエンスストア事業における会計処理の整合性
を考慮し、当連結会計年度より、フランチャイジーからのチャージ収入を営業収入として認識する会
計処理に変更しております。
この変更により、営業収益は 521,199 百万円減少しておりますが、営業利益、経常利益および税金
等調整前当期純利益への影響はありません。
【 これは事実に反する重大な虚偽記載です。 】
取引形態の違う両社のコンビニ事業(消化仕入方式と買取仕入方式)の会計処
理を同一にすることはできない。むしろ同一にすることで整合性は失われる。
仮に日本式の不正会計に変更できたとするなら「営業利益、経常利益および税金等調整前
当期純利益への影響が」ないどころか 7-Eleven, Inc.の利益は数倍に膨れ上がります。
報告内容は米国内で 7-Eleven, Inc.単独決算を、日本式の不正会計処理に変更するこ
とを意味しますが、事なかれ主義のない米国では認められることはありません。
事実として、7-Eleven, Inc.の会計処理の変更は行われていない。
(現在 7-Eleven, Inc.単独決算を閲覧することはできないが、7-Eleven, Inc.加盟店決算書を見ると会計
処理の変更はなく、日本式と異なり加盟店商品在庫は本部で計上するため 0 になっている。)
【 ボタンの掛け違い 】
このフランチャイズに係る会計処理の問題は、明かに我が国フランチャイズ事業創業
期からのボタンの掛け違いと思料されます。
【ボタンの掛け違い = 対処の方法を誤り、そのことが原因であとから不都合が生じたり、双方の間
で食い違いが生じたりすること。 ボタンを掛け違えたとき、下のボタンだけで合わせようとしても合
わせることはできない。 始めのボタンに戻って (正しい会計処理に) 直さなければ、隠蔽ごとでは
直すことはできない。】
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2013/10/25 フランチャイズ会計適正化推進の会 ・ 公開答申書
我が国におけるコンビニの発展は、大規模小売業の台頭による「流通革命」に対
応する既存小規模店の近代化を目的として、1973 年中小小売商業振興法が施行さ
れ、同法 11 条にいう特定連鎖化事業として始まりました。 40 年を経てその歴史を
振返って見ると、コンビニ発展の凄まじさは万人が認めるところです。 ところが、
飛躍的に発展したのは大企業の本部側のみで(出店店舖は本部資産)、中小小売業であ
る加盟店(店舖の経営責任のみ)は疲弊・破綻が繰り返され、中小小売商業振興法施行
前とは比較さえ出来ない程悲惨な状況であることも又、万人が知るところです。
いわゆる、中小小売商業振興法施行とは裏腹に、不正会計を伴う違法加盟店契約
により大企業(本部)のみの焼け太りの状況が続いています。
これらの状況の原因が、フランチャイズ事業創業期(中小小売商業振興法施行時)から
のボタンの掛け違い、いわゆる不正会計・違法加盟店契約である事を再確認して頂
き、国家・国民から任された貴職の役割の原点に立ち、資本市場を守るため課題に
厳正に対処されますよう切にお願い申し上げます。
日本式コンビニの海外進出は急速に進みつつあります。 我が国の会計基準は、
これまでの関係者の努力の結果、高品質かつ国際的に遜色のないものとなっていま
す。 但し、フランチャイズ・コンビニの会計処理を改めければ、何れ海外の進出
先で不自然な会計処理が問題となり、不正会計と知った海外からはコンビニに限ら
ず、日本の会計基準の有り方に不信を募らせる事となりかねません。
【「一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行」を如何判断するか】
検討・ 企業会計に関する法的枠組み
( 中小企業庁・平成22年9月・中小企業の会計に関する研究会・中間報告より )
この「一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行」は、会社法体系の中でその具体的な内容につ
いて特段の規定は置かれていない、幅の広い概念であって、複数存在し得るものであると解されて
いる。すなわち、金融商品取引法上、「一般に公正妥当と認められる企業会計の基準」であると解
される、企業会計審議会が公表した企業会計原則(以下「企業会計原則」という。)やASBJが開
発・公表する企業会計基準(以下「企業会計基準」という。)は、会社法上の「一般に公正妥当
と認められる企業会計の慣行」に含まれると推定されるものの、これらが、唯一の企業会計の慣行
であると解すべき理由は無いと考えられる。
最終的に、個々の企業会計の慣行が、一般に公正妥当と認められるかどうかについての判断は、裁
判所に委ねられることとなる。この点については、既に、立法担当者や会社法の専門家による説明等
からも明らかにされている。
特に、いわゆる「長銀事件判決」
(最判平成 20 年 7 月 18 日)では、ある特定の会計処理の方法が
従うべきものとして定められたとしても、
「唯一の公正なる会計慣行」となるための要件のハードルは
極めて高いことが示されている。
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※筆者補足 - 長銀事件は当時大蔵省から出された不良債権の認定会計基準に新基準と旧基準が
存在した。 現行のフランチャイズ会計処理にはこれを肯定する会計基準が存在しない。
判例より示唆
・神戸地裁:平成1 4 年9 月1 2 日
○判決要旨 ・企業会計原則や、商法、証券取引法の計算規定に代表される、財務諸表の作成上
の指針あるいは制約事項として、企業会計実務の中に慣習として発達具体化した会計原則をいうも
のであって、経営者に恣意的な会計方法の選択を許すものではなく、一般社会通念に照らして公正
かつ妥当であると評価されうる会計処理の基準を意味する。
・東京地裁:平成1 9 年1 月3 1 日
○判決要旨 ・一般社会通念に照らして公正で妥当であると評価され得る会計処理の基準を意味し、
その中心となるのは、企業会計原則や商法及び証券取引法の計算規定並びにこれらの実施省令で
ある旧計算書類規則、商法施行規則及び財務諸表等規則の規定であるが、確立した会計慣行をも
含んでいる。
検討からの示唆
公正処理基準は、企業会計原則や会社法および金融商品取引法の計算規定を中心とし、一般に
公正妥当なものとして広く承認を受けている会計慣行を含むものを指し示す。しかし、企業会計原則
や会社法、金融商品取引法の計算規定だけでは網羅的にすべて対応できるだけの内容を具備して
おらず、会社法や金融商品取引法で用いられる会計ルールと公正処理基準が必ずしも一致するとは
限らないといえる。
しかし、現行フランチャイズの会計処理について見ると、これら全てを考慮しても、
この会計処理を肯定する会計基準が存在しない。 その上で、基本的簿記会計の
慣習を覆す会計処理を多く含むことから、有価証券報告書の虚偽記載に留まらず、
これを加盟店契約に記述することで、継続して違法行為を拡大させる悪質な会計処
理であり、決して認めることがあってはならない。
終りに
私たちは当該企業に対し、原理原則に基づき普遍的事実について、証拠資料を添え
て会計処理の間違いと、此れに伴う加盟店契約の不正を指摘し、改善と被害回復を
訴えてきました。 此れに対し当該企業は、事なかれ主義の社会を頼りに隠蔽のみ
に終始して、身勝手で理不尽な言い訳・若しくは誹謗又は黙秘を繰り返すのみです。
セブン&アイ株主総会で経営陣とオーナーが激突!?
批判本の内容は事実無根と一蹴
「 我社を信用・信頼して加盟店に加入し、毎日真面目に頑張っているオーナーさんと従業員を合わ
せると何万人という人たちがいる。その人たちがこのデタラメな本(指摘資料)を見て何を思うか、本部
に騙されたと思い仕事のやる気を無くしてしまう。 そうした狙いが有って書いたと思われるが、我々
にはオーナーと従業員の生活を守る使命(責任)がある。
」財務担当常務及び、会計管理本部総括マネージャー
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2013/10/25 フランチャイズ会計適正化推進の会 ・ 公開答申書
我社の何をもって信用・信頼するのですか、真にオーナー家族と、従業員家族の
生活を守る使命を感じているのでしょうか。
始めは加盟店の誰もが疑いもなく、信用・信頼して、命掛けで頑張ります。
頑張って地域 No1 売上店にもなり、A タイプで 11 年間の総平均日販は 770 千円と
なりました。 しかし、その結果得られたものは無く、家族の生活どころか 3 千万の
投資額と、取り返しのできない人生を失いました。
我社の何を信用・信頼しろと言うのか全く解りません。
指摘を否定し、会計処理の適正化を拒むのであれば、先ずは自らの会計処理と仕
組の正当性を証明する会計基準を示すのが道理です。
「一般に公正妥当と認められる企業会計の基準」を如何判断するか、何れにしても
現行フランチャイズ・コンビニの会計処理方法には会計基準が存在しません。
ここまでの指摘で尚、当該企業を信じたいと願う場合は、今からでもけっこうです、
現行コンビニの会計処理を肯定できる会計基準を探すか、又は作成してみて下さい。
基本的簿記会計の原理・原則を覆す会計基準など決して作ることは出来ません。
そして、知見を持って作成しようと思料を重ねれば重ねる程、現行の会計処理方法
が不適正な会計処理であることに気付きます。
本件は、6 月初旬に不正会計の事実を申告して既に 4 カ月を経過しましたが、一向
に回答が届きません。 よって情報を公開し国民目線でこの問題を判断して頂きたく
公開答申書としました。
事なかれ主義からくる前例踏襲により不作為とならないことを願い、何らかの常識的
な回答を頂くことができました時点で、公開は中止させて頂きます。
尚、この重要な課題を、政策の見直し課題として検討される公的機関及び研究団
体がございましたなら、ご連絡をお願いします。 政策課題見直しの必要性を証明
する資料を準備し要請があればいつでも(実費ご負担で)ご説明に上がらせて頂きます。
本公開答申書を目賭された国民の皆様、「フランチャイズ会計適正化推進」の主旨
をご理解頂きまして、その必要性を広く国民世論として形成するため、賛同とご支援
を宜しくお願い申し上げます。
フランチャイズ会計適正化推進の会代表
相 田 哲
E-mail - [email protected]
Blog -「フランチャイズ会計」http://ameblo.jp/kaikei2007
著書 「会計制度革新の手引き」
「7 式会計」※非売品
( 公開は著者名ですが、行政機関等への申告は本人名です )
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