重要な注意項目(必ずお読み下さい)

D01000400D
X-48 バージョン 1.04 のためのリリースノート
重要な注意項目(必ずお読み下さい)
推奨される外部ハードドライブ
外部ハードドライブを使用される場合は、回転数が 7200rpm 以上で、且つドラ
イブ内のキャッシュが 8MB 以上のものをお使い下さい。これ以下の性能のハ
ードドライブでは、48 トラックの転送ができないことがあります。
また、File>Drive Benchmarking メニューにより、外部ドライブを日常的にチェ
ックする事を強くお勧めします。
ハードディスク内の状態を良好に保つ為に
X-48 は 48 トラック分の多量のデータをハードディスクへ読み書きする為、十
分なデータ転送レートが確保できる様に、ハードディスク内の状態を常に良好
に保っておく必要があります。この事は、外部ハードディスクを使用している
際や、88.2kHz や 96kHz の2倍サンプリングレートで使用している際には特に
重要です。
データ転送レートの不足によるエラーを防ぐ為に、日常的に下記の作業を行っ
てください。
• ハードディスクの1つのパーティション内に、同時に3~5 個以上のプ
ロジェクトを作成した場合は、次に新しいプロジェクトを作成する前に、
一度全てのプロジェクトを削除し、そのパーティションをフォーマット
してから新しいプロジェクトを作成して下さい。
• 時間が長い録音を行う際には、まずハードディスクをフォーマットして
から新しいプロジェクトを作成し、録音を開始して下さい。
タイムコードスレーブ時の録音について
録音動作を確実にする為、タイムコードスレーブ時において、アンロックの状
態では録音の為の操作を無効とし、録音動作には入らない様にしました。これ
は、TASCAM DTRS シリーズ機、および MX-2424 と同じ仕様です。タイムコ
ードスレーブ時に録音を開始するには、X-48 がロックしている状態(PLAY LED
が点灯している状態)で録音操作を行う必要があります。
Page 1 of 14
目次
重要な注意項目(必ずお読み下さい) ...................................................................... 1
推奨される外部ハードドライブ .......................................................................... 1
ハードディスク内の状態を良好に保つ為に ...................................................... 1
タイムコードスレーブ時の録音について .......................................................... 1
目次 .................................................................................................................................. 2
取扱説明書のアップデート .......................................................................................... 3
取扱説明書の補足 ...................................................................................................... 3
サポートしているオプティカルメディア .......................................................... 3
クロックチャンネル .............................................................................................. 3
FireWire ドライブのマウント............................................................................... 3
OSX ネットワークの必要条件 ............................................................................. 3
X-48 を起動する ..................................................................................................... 3
ハードディスク内の状態を良好に保つ為に ...................................................... 4
プロジェクトの転送: MX-2424 から X-48 へ .................................................... 4
シアタープレイモード .......................................................................................... 4
BUSY インジケーター .......................................................................................... 5
トップパネルを外す .............................................................................................. 5
ADR モード............................................................................................................. 5
チェースフリーホイール ...................................................................................... 5
オーディオプール .................................................................................................. 6
推奨される外部ハードドライブ .......................................................................... 6
取扱説明書の訂正 .......................................................................................................... 6
表記上の誤り .......................................................................................................... 6
バックアップ .......................................................................................................... 7
動作環境 .................................................................................................................. 7
プラグインのインサート ...................................................................................... 7
対応しているプラグイン ...................................................................................... 8
フットスイッチによる操作 .................................................................................. 8
バージョン 1.04 .............................................................................................................. 9
新しい機能 .................................................................................................................. 9
修正項目 ...................................................................................................................... 9
バージョン 1.03 ............................................................................................................ 10
新しい機能 ................................................................................................................ 10
修正項目 .................................................................................................................... 10
バージョン 1.02 ............................................................................................................ 12
新しい機能 ................................................................................................................ 12
修正項目 .................................................................................................................... 12
シアタープレイモードの仕様変更 ........................................................................ 12
バージョン 1.01 ............................................................................................................ 13
修正項目 .................................................................................................................... 13
バージョン 1.04 における注意事項など ................................................................... 13
インポート/エクスポート .................................................................................... 14
Page 2 of 14
取扱説明書のアップデート
取扱説明書の補足
サポートしているオプティカルメディア
X-48 は以下のメディアをサポートしています。:
DVD-R
リード/ライト
DVD-RW
リード/ライト/リライト
DVD+R
リード/ライト
DVD+RW
リード/ライト
CD-R
リード/ライト
CD-RW
リード/ライト/リライト
X-48 は以下のメディアをサポートしていません。
DVD+RW リライト
デュアルレイヤーメディア
音楽用として販売されている CD-R および CD-RW
CD-DA として使用された事のある CD-RW
クロックチャンネル
デジタルオーディオクロックを受信できるデジタルチャンネルは以下の通りで
す。
内蔵 TDIF: ポート 1 (チャンネル 1-8)
IF-AE24(X): スロット 1 (チャンネル 1&2) or スロット 2 (チャンネル 25&26)
IF-AD24(X) :スロット 1 (チャンネル 1-8) or スロット 2 (チャンネル 25-32)
FireWire ドライブのマウント
FireWire ドライブをマウントするには、電源をオフにした状態で X-48 に接続し、
接続後に電源をオンにします。いったんアンマウントされたドライブを再マウ
ントするには、電源をオフにしてからオンにします。
OSX ネットワークの必要条件
イーサネット経由で Macintosh コンピュータに接続するには、OS X 10.4.0 以上
であることが必要です。
X-48 を起動する
USB フラッシュドライブを接続したまま X-48 を起動しないでください。間違
えて起動した場合、正常に起動しない事があります。この場合、以下の操作を
行なってください。
1. "Press F1 To Continue"のプロンプトが表示されたら F1 キーを押します。
2. USB フラッシュドライブを外します。
• USB フラッシュドライブを外した後、X-48 は状態をクリアするために、
2、3 回起動動作を繰り返す場合があります。
Page 3 of 14
ハードディスク内の状態を良好に保つ為に
X-48 は 48 トラック分の多量のデータをハードディスクへ読み書きする為、十
分なデータ転送レートが確保できる様に、ハードディスク内の状態を常に良好
に保っておく必要があります。この事は、外部ハードディスクを使用している
際や、88.2kHz や 96kHz の2倍サンプリングレートで使用している際には特に
重要です。
データ転送レートの不足によるエラーを防ぐ為に、日常的に下記の作業を行っ
てください。
• ハードディスクの1つのパーティション内に、同時に3~5 個以上のプ
ロジェクトを作成した場合は、次に新しいプロジェクトを作成する前に、
一度全てのプロジェクトを削除し、そのパーティションをフォーマット
してから新しいプロジェクトを作成して下さい。
• 時間が長い録音を行う際には、まずハードディスクをフォーマットして
から新しいプロジェクトを作成し、録音を開始して下さい。
プロジェクトの転送: MX-2424 から X-48 へ
1. MX-2424 上で FAT-32 フォーマットされた MX-2424 互換の SCSI ドライ
ブをコンピュータに接続します。
2. 下記のどれか1つの方法により、SCSI ドライブ内のプロジェクトを X48 に転送します。
A) X-48 で使用可能な外部 1394 ドライブへプロジェクトをコピーす
る。
B) コンピュータと X-48 をイーサネットで接続し、Drive Sharing 機能
を使い、コンピュータ上からプロジェクトをコピーする。
C) コンピュータ上でプロジェクトを CD あるいは DVD に書き、そ
のディスクを X-48 に挿入し、プロジェクトをコピーする。
3. X-48 上で、File>Import Project...メニューを使い、コピーされた OpenTL
プロジェクトを X-48 にインポートします。
シアタープレイモード
X-48のシアタープレイモードでは、あらかじめ設定したCueセクションを次々
と再生します。劇場やラジオ局などで、トリガーに合わせて素材や効果音を再
生するような使い方をするときに便利な機能です。
X-48をこのモードにするには、マウス/キーボード操作またはフロントパネル
操作で、コントロールモードをシアタープレイに設定します。
このモードでは、Cueセクションを再生したり、希望のCueセクションにロケー
トすることができます。各Cueセクションは2つの時間情報(始点と終点)を
持ちます。Cueナンバー1はマーカー#0に設定した時間で始まり、マーカー#1に
設定した時間で停止します。以後、Cueナンバー2にはマーカー#2とマーカー#3
が割り当てられ、Cueナンバー3にはマーカー#4とマーカー#5が割り当てられる、
というように続きます。
シアタープレイモードにする前に、プロジェクト内にCueセクションを設定し
ておかなければなりません。
Page 4 of 14
シアタープレイを行なうには、コントロールモードをシアタープレイモードに
設定し、希望のプロジェクトをロードします(Cueセクションが設定済みであ
ること)。プロジェクトをロードしてからシアタープレイモードを選択するこ
ともできます。
X-48が自動的に最初のCueセクションの始点(マーカー#0)にロケートします。
プロジェクトに記録されているマーカーの数は偶数でなければなりません(例
えば#00〜#07)。プロジェクトに記録されているマーカーの数が奇数である場
合、トランスポートは最後のマーカーにはロケートしません。
PLAYボタンを押すと、X-48は最初のCueセクションの始点(マーカー#0)から
再生を開始し、終点(マーカー#1)まで来ると、次のCueセクションの始点
(マーカー#2)にロケートして停止します。この状態で再生の指示を受けると、
このCueセクションの再生を行ないます。
フットスイッチをリアパネルのFOOT SWITCH端子に接続すると、フットスイ
ッチを押したときに再生のトリガーが送られます。つまり、シアターモードで
は、フットスイッチがPLAYボタンの役割を果たします。
BUSY インジケーター
フロントパネルの BUSY インジケーターが点灯しているときや VGA 画面のカ
ーソルが砂時計表示のとき、X-48 は CPU やディスクに対して動作を行なって
います。この間、保存などの重要な操作を行なわないでください。
トップパネルを外す
別売の I/O カード(をインストールするために X-48 のトップパネルを外す場合
→ 取扱説明書 11 ページ参照)、トップパネルのビスが同じものでない点にご
注意ください。センターおよびリアーのトップパネルビスは 4 隅に使われてい
るビスと異なります。元に戻すときに間違えないようにご注意ください。間違
ったビスを無理にねじ込もうとすると、ビスやネジ穴を破損する可能性があり
ます。
ADR モード
ADR モードでは、フロントパネルの AUTO INPUT ボタンが点滅します。この
状態で AUTO INPUT ボタンを押すことによって ADR モードをオフにすること
ができますが、ADR モードをオンにするには、フロントパネルのメニュー画面
または VGA 画面を使います。
チェースフリーホイール
チェースフリーホイールを∞に設定することができます。この設定では、入力
タイムコードに関わらず、X-48 が再生/録音を続けます。
Page 5 of 14
オーディオプール
X-48 は、VGA ディスプレイ上の WIndows>Audio Pool...メニュー、または
Ctrl+P のキーボート操作により、オーディオプール画面を表示します。オーデ
ィオプール画面では、現在開いているプロジェクトが参照している全てのオー
ディオファイルが表示され、且つ下記の操作が可能です。
• Relink : オーディオクリップが参照しているオーディオファイルが見つ
からない場合、そのオーディオクリップ名をクリックしてから"Relink"
ボタンをクリックして下さい。これにより、現状で見つからないオーデ
ィオファイルを探し出し、自動的に再リンクします。参照先のオーディ
オファイルが見つからないという状況は、File Manager などで手動でオ
ーディオファイルを移動したり、使用していた外部ドライブが外されて
いたりした場合に発生します。
• Rename : オーディオファイルのファイル名を変更します。この操作によ
りオーディオクリップとオーディオファイルのリンクが外れることはあ
りません。
• Remove : オーディオファイルへの参照を削除します。そのオーディオフ
ァイルがもう必要無い場合などに使用します。
推奨される外部ハードドライブ
外部ハードドライブを使用される場合は、回転数が 7200rpm 以上で、且つドラ
イブ内のキャッシュが 8MB 以上のものをお使い下さい。これ以下の性能のハ
ードドライブでは、48 トラックの転送ができないことがあります。
また、File>Drive Benchmarking メニューにより、外部ドライブを日常的にチェ
ックする事を強くお勧めします。
取扱説明書の訂正
表記上の誤り
•
•
•
•
6 ページの「ご使用前に」中の「クイックスタートガイド」は「クイッ
クリファレンスガイド」の誤りです。
9 ページの「VIDEO (IN 、THRU )端子 」の説明で、「ブラックバース
ト信号の入力、スルー出力を行ないます。」と書かれていますが、トラ
イレベルシンク信号にも対応していますので、「ブラックバースト信号
またはトライレベルシンク信号の入力、スルー出力を行ないます。」に
差し替えてください。
26 ページ中の「プリ/ポストロール」の冒頭の説明が「リハーサル」の
説明になっています。以下の説明に差し替えてください。
オートパンチイン/アウト時のプリロールとポストロールの時間
を設定することができます。パンチイン/アウト機能の詳細につ
いては「オートパンチ」(29 ページ)をご覧ください。
35 ページの「オーディオファイルのネーミング」の説明を以下に差し替
えてください。
X- 48 は新規オーディオファイルに対して、プロジェクト名また
はトラック名をベースにした名前を自動的に付けることができま
す。この設定はVGA モニター上でのみ行なうことができます。
Page 6 of 14
•
•
LCDディスプレイではトラック名は表示されませんので、デフォ
ルトではプロジェクト名ベースでオーディオのネーミングが行な
われます。オーディオファイル名のベースは、以下の手順で変更
することができます。
39 ページの「DSP」中の「Track セクション」の以下の文を差し替えて
ください。
(誤)
またトラックの名前を付けるname フィールド、トラックソース
/送り先の設定を行なうためのinput/output メニューがありま
す。
(正)
またトラックの名前を付けるname フィールド、トラックの送り
先の設定を行なうためのoutput メニューがあります。
14ページの「TASCAM Mixer Companion (TMC)」で、「X-48には
TASCAM Mixer Companion (TMC) バージョン1.30がプリインストールさ
れています。」と書かれていますが、X-48バージョン1.00では、
TASCAM Mixer Companion (TMC)バージョン1.50がプリインストールさ
れています。
バックアップ
1. 25 ページの「プロジェクトを CD や DVD にバックアップする」の説明で、ネット
ワークをバックアップ先にすることができるように書かれていますが、バックアッ
プ先は内蔵 DVD ドライブ、または別のハードディスクのみです。
2. 一度にバックアップできるのは、1 つのプロジェクトのみです。
動作環境
X-48 は、下記の温度範囲が動作保証範囲となっています。
• 動作温度:+5℃~+40℃
プラグインのインサート
40 ページの「サードパーティのプラグイン」の中のプラグインのインストール
手順の記述を、以下に差し替えてください。
1. X-48 にプラグインソフトウエアのインストーラ CD をセットします。
a. CD の AutoRun splash 画面が表示されます。
2. 画面の指示に従って、プラグインをインストールします。
a. すべて、デフォルトの状態で Enter キーを押します。
b. もし、x48.exe アプリケーションを終了するかどうかのウインドウ
が表示されたら、'無視する'をクリックして下さい。
3. X-48 を再起動するよう、プロンプトが表示されます。
4. X-48 をシャットダウン→再起動して、インストールは操作を完了します。
5. X-48 をシャットダウンします。
6. iLok ドングルを挿入します。
7. X-48 の電源をオンにします。
• ミキサーの DSP ビューのプルダウンメニューの Inserts 項目を使って、プ
ラグインを使える状態にします。
Page 7 of 14
対応しているプラグイン
現在のところ、下記のプラグインのみが正式にサポートされています。
• Waves 5
• Antares Auto-Tune 4
• Antares Auto-Tune 5
フットスイッチによる操作
取扱説明書の 9 ページおよび 13 ページで、フットスイッチを使うことにより足
下操作でトランスポートコントロールやパンチイン/アウトを行なうことがで
きるように書いてありますが、X-48 バージョン 1.00 では、シアタープレイモ
ード時の再生スタート用にのみフットスイッチを使うことができます。
Page 8 of 14
バージョン 1.04
新しい機能
•
•
•
•
録音動作を確実にする為、タイムコードスレーブ時において、アンロッ
クの状態では録音の為の操作を無効とし、録音動作には入らない様にし
ました。これは、TASCAM DTRS シリーズ機、および MX-2424 と同じ
仕様です。タイムコードスレーブ時に録音を開始するには、X-48 がロッ
クしている状態(PLAY LED が点灯している状態)で録音操作を行う必要
があります。
新しいキーボードショートカットが追加されています。
♦ " I "キー : パンチインポイントを設定
♦ "O"キー : パンチアウトポイントを設定
Setting ウインドウの I/O タブ内において、S/PDIF 出力のモード設定とし
て、"Professional"か"Consumer"を選択できる様になりました。
Track 画面の左側にあるトラック名設定部(Solo ボタンの左)において、
キーボードを使用して、トラック名のコピー(Ctrl+C)およびペースト
(Ctrl+V)をする事が可能となりました。
修正項目
•
•
•
•
•
•
録音時の VGA 表示の CPU 負荷を軽減する様、プログラムを最適化しま
した。
非常に希なケースで、多数のトラックを再生時に、一部のトラックの再
生音がずれる事がありましたが、改善されました。
Destructive モード時、録音の仕方によって、ハードディスク内に不要な
オーディオファイル(サイズ 0KB)が残る事がありましたが、改善され
ました。
バージョン 1.03 では、フェーダーの操作によりオートメーションデータ
が更新されてしまう不具合がありましたが、1.04 では改善されました。
オートメーションデータは、Track 画面で、マウスを使用した場合のみ
更新する事ができます。
X-48 がロケート動作した際、タイムコードの出力ミュート設定が Play
Only の場合でも、ロケート先の時間のタイムコードバースト(数フレー
ム分の連続したタイムコード)を出力していましたが、Play Only 時は出
力しない様に改善しました。
VGA 画面最上部のステータス表示部(青色の部分)を明るく・見やすく
しました。
Page 9 of 14
バージョン 1.03
新しい機能
•
•
•
•
•
•
ファイルマネージャにおいて、フォルダおよびファイルのサイズが表示
できるようになりました。フォルダまたはファイルをクリックし、選択
されている状態にすると、右側にそのサイズが表示されます。
X-48 のネットワーク名を変更できるようになりました。このネットワー
ク名は、X-48 とコンピュータをネットワーク接続している場合に、コン
ピュータ上に表示される名前です。変更するには、X-48 の VGA ディス
プレイ上で、File メニューから'Set X48 Name'をクリックして下さい。
トラック画面のオーディオクリップ内の左上にそのクリップの名前が表
示されるようになりました。
Consolidate 機能により統合されたオーディオクリップに名前を付けられ
るようになりました。Process メニューの'Consolidate'を実行すると、名前
を付ける為のウィンドウが表示されます。
OpenTL のインポートおよび File Manager 上のでファイルのコピーの際に、
進行バーが表示されるようになりました。
AAF プロジェクトをエクスポートする際に、embedded タイプか nonembedded タイプかを選択できるようになりました。File メニューの
'Export Project...'を実行するとエクスポート画面が表示されますが、ここ
で embedde タイプの AAF をエクスポートするか non-embedded タイプの
AAF をエクスポートするかを選択できます。下記に embedded と nonembedded の説明をします。
♦ embedded AAF ファイルは、そのファイルの中に全てのプロジェク
ト情報と全てのオーディオファイルを持ちます。すなわち、1つの
プロジェクト全体が1つの embedded AAF ファイル(.aaf)に納められ
ています。1つの AAF ファイルのサイズは、2GB を越える事はで
きません。よって1つのプロジェクトの総データ量が 2GB を越え
る場合は(トラック数が多い場合やクリップの時間が長い場合は)、
non-embedded タイプを選択する必要があります。X-48 は、2GB を
越えるプロジェクトを embedded AAF でエクスポートしようとする
と、メッセージを表示し、エクスポート動作を中止します。
♦ non-embedded AAF は、プロジェクト情報だけを持つ1つの AAF フ
ァイル(.aaf)と1つのフォルダに格納されたオーディオファイル群
から構成されます。1つの AAF ファイルは 2GB を越えられない制
限は embedded タイプと同じですが、non-embedded タイプは AAF
ファイル内にオーディオファイルを含みませんので、事実上サイズ
の制限はありません。
修正項目
•
•
プロジェクトの作成/開く/セーブ時に、動作が不安定になる場合がご
く希れにありましたが、修正を行いました。
以前のバージョンでは、ボリュームオートメーションの再生機能が動作
しませんでしたが、1.03 では修正されています。
Page 10 of 14
•
•
•
•
•
以前のバージョンでは、NTFS フォーマットされた外部ハードディスク
ドライブにおいて、Windows OS のアクセス制限により、X-48 で作成し
たフォルダおよびデータのコピー・編集ができませんでしたが、1.03 で
は修正されています。この修正は、1.03 以降で作成されたフォルダおよ
びファイルにのみ有効となりますので、1.02 およびそれ以前のバージョ
ンで作成されたフォルダやファイルに対しても修正を有効とする為には、
下記の作業を行って下さい。
A) X-48 ソフトウエアを 1.03 へアップデートして下さい。
B) File Manager 上で、その外部ハードディスクドライブ内の全ての
データを別のバックアップ用外部ドライブへコピーするか、ある
いは全てのプロジェクトを CD または DVD へバックアップして
下さい。
C) File メニューの Disk Management...を起動し、コピー元またはバッ
クアップ元のハードディスクドライブをフォーマットして下さい。
ご注意:フォーマットしたドライブ内の全てのデータは消去され
てしまいます。間違えてコピー先のドライブの方をフォーマット
しない様、ご注意願います。
D) コピーしたデータをフォーマットしたドライブに戻すか、あるい
は CD/DVD へバックアップした場合は、Restore を実行して下さ
い。
以前のバージョンでは、2 倍サンプリング周波数(88.2/96kHz)の時に、オ
ーディオクリップが1つも無い状態では、タイムコードにチェイスでき
ませんでしたが、1.03 では修正されています。
以前のバージョンでは、オーディオファイルをインポートした場合、イ
ンポート元のオーディオが検出されている場合は、インポート元のオー
ディオを参照してしまうという不具合がありましたが、1.03 では修正さ
れました。
以前のバージョンでは、'Resolve To Video In'がオンの時に、ごく希にタ
イムコードチェイスがアンロックとなるケースがありましたが、1.03 で
は修正されました。
以前のバージョンでは、複数の DVD または CD にバックアップを行う
際に、システムが不安定となるケースがありましたが、1.03 では修正さ
れました。
Page 11 of 14
バージョン 1.02
新しい機能
•
ハードディスクの使用率(%)表示が、VGA 画面上部の CPU メータの左側
に追加されました。
修正項目
•
•
•
•
•
以前のバージョンでは、X-48 が MTC にチェイスできませんでしたが、
バージョン 1.02 では改善されています。
以前のバージョンでは、X-48 が BWF(Broadcast Wave File)をインポート
する際、ファイル内部の時間情報のポイントに正しくインポートされま
せんでしたが、バージョン 1.02 では改善されています。
以前のバージョンでは、X-48 起動後に、フロントパネルの TIME CODE
の LED が点灯しませんでしたが、バージョン 1.02 では改善されていま
す。
以前のバージョンでは、CD または DVD の光ディスクからオーディオフ
ァイルをインポートできない場合がありましたが、バージョン 1.02 では
改善されています。
以前のバージョンでは、Track Key Punch 機能をオフにした場合でも、レ
ックレディ 1-48 キーによるパンチイン/アウトができてしまいましたが、
バージョン 1.02 では改善されています。
シアタープレイモードの仕様変更
シアタープレイモードの操作に関して、下記の仕様変更を行いました。
• コントロールモードがシアタープレイの時に FF または REW ボタンを押
すと、ひとつ先またはひとつ前のキューの再生開始マーカーへロケート
し、待機します。
• キューを再生中にストップボタンを押すと、その時点で再生が停止しま
す。ここで更にプレイボタンを押すと、そのキューの再生開始マーカー
へロケートし、更に再生を始めます。
• コントロールモードがシアタープレイの場合は、録音はできません。
• コントロールモードがシアタープレイの状態でマーカーが設定されてい
るプロジェクトを開いた場合、X-48 は自動的に最初のマーカーへロケー
トし、再生操作の待機状態となります。
• コントロールモードがシアタープレイの時、フロントパネルの LCD の
2行目には、現在のキュー番号とそのキューに対応するマーカー番号が
表示されます。
Page 12 of 14
バージョン 1.01
修正項目
•
•
バージョン 1.00 では、Windows メニュー>Setting…項目の I/O タブ上にお
いて、I/O カード名が正常に表示されませんでしたが、この不具合は修
正されています。
バ-ジョン 1.00 では、オーバーロードインジケータが自動的に消灯しま
せんでしたが、この不具合は修正されています。
バージョン 1.04 における注意事項など
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
現在、US-2400 のスクラブ/シャトルダイアルは、X-48 のトランスポー
トエンジンと互換性がありません。
バージョン 1.03 ではクローズドループ MMC (MIDI Machine Control)をサ
ポートしていません。オープンループ MMC はサポートしています。
X-48 のフロントパネルの DISK インジケーターはオーディオ録音/再生
中に点灯します。ドライブ間のコピー中やネットワーク操作中は点灯し
ません。
ステレオ AUX リターンを2つのモノリターンとして使用することはで
きません。
IF-AD24(X)を X-48 にインストールしたとき、S/MUX 機能はサポートさ
れません。
Process メニューの Consolidate 項目を使った結合機能は、8 時間を越える
長さをサポートしていません。
ピリオド(.)を含むプロジェクト名はフロントパネルの LCD ディスプ
レイに正しく表示されません。
X-48 からデジタル転送を行なうときは、正しい転送レベルを得るために
I/O 基準レベル(I/O Operating Level)を 20dB に設定してください。
外部ドライブをアンマウントした後、LCD ディスプレイがブランク表示
になります。フロントパネルのショートカットボタン(SYNC ボタンな
ど)を押してから CLEAR/HOME ボタンを押すと、通常の表示に戻りま
す。
24.975 ビデオリファレンスは現時点で未チェックです。
IF-AE24(X)からの 2 倍サンプリング周波数のデュアルライン出力はサポ
ートしていません。
X-48 は 1080p トライレベルシンクをサポートしています。720 トライレ
ベルシンクはサポートしていません。また 1080I は未チェックです。
デストラクティブモードでは、録音を開始するときに、録音に必要なデ
ィスクスペースを計算し、更にトラック上の既存のオーディオファイル
と新規に録音を開始するオーディオファイルを 1 つのオーディオファイ
ルへ統合化していきます。このプロセスでは、多少の余裕を持ったディ
スクスペース計算を行ないますので、録音開始時にディスク容量が足り
ないというメッセージ("not enough disk space")が表示される事があります。
デストラクティブモードのプロジェクトで数多くのパンチイン/アウト
を行なうような場合、十分なディスクスペースが確保されていることを
確認してください。
Page 13 of 14
•
•
•
多くのトラックを同時に録音する場合、録音開始の数秒後にプレイヘッ
ドの動きが一瞬停止する事がありますが、これは表示上のみの問題であ
り、録音動作には全く影響はありません。
Consolidate 実行中、VGA 画面上にプログレスバーを表示する為のウイン
ドウが表示されますが、このウインドウ上の'Abort'ボタンで Consolidate
の実行を停止する事はできません。Consolidate 操作をキャンセルするに
は、Consolidate 実行後にアンドゥを行ってください。
Consolidate 実行中は、キーボード上の ESC キーを押さないで下さい。
ESC キーにより Consolidate の実行をキャンセルすると、システムが不安
定になる場合があります。尚、この ESC キー操作により、保存済みのデ
ータが失われる事はありません。
インポート/エクスポート
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Apple Logic Pro からエクスポートした OpenTL プロジェクトは、参照す
るオーディオファイルのフォーマットが Sound Designer II であるため、
X-48 にインポートできません。Nuendo 3 からエクスポートした OpenTL
プロジェクトは X-48 にインポートすることができません。
X-48 からエクスポートした OpenTL プロジェクトは Steinberg の Nuendo
で開くことができません。OpenTL でなく、AAF をお使いください。
MX-2424 で作成して X-48 にインポートした OpenTL プロジェクトは、
Pro Tools 互換 AAF に正しくエクスポートしません。X-48 上で作られた
プロジェクトは問題ありません。
エクスポート先のオーディオファイルサイズが 2GB を越える AAF エク
スポートはサポートしません。
プロジェクトのインポート中にエラーが起きると、エラーダイアログが
表示されます。エラーダイアログはマウスを使って閉じることができま
せん。閉じるには ESC キーを押してください。
OpenTL ボリュームオートメーションはサポートしていません。
現在の開かれているプロジェクトのみ、OpenTL または AAF にエクスポ
ートすることができます。
OpenTL エクスポート中、プログレスバーは表示されません。
X-48 でエクスポートした AAF ファイルは、Pro Tools 7.3 では正常にイン
ポートされません。Pro Tools 7.1 では正常にインポートされる事が確認
されています。Pro Tools の次バージョンでの改善が期待されています。
Page 14 of 14