フロッピーについて 藤本 フロッピーを FD ドライブにいれて、アクセス

フロッピーについて
藤本
フロッピーを FD ドライブにいれて、アクセスすると
「
読み込みできません。
フォーマットしますか? 」
などとパソコンが、表示してくる事があるます。
そのとき、「はい」を選択すると FD ドライブの内容は、すべて消去されてしまいます。
もしかしたら、そのフロッピーは、壊れていないかもしれません。
昔の NEC のパソコンで、つかっていたフロッピーかもしれません。
昔の NEC のパソコンは、フォーマットするときに使用されるフォーマットのメディアサイ
ズが、770B, 1.22MB,1.44MB などとありました。
その三種類をサポートするフロッピードライブの事を3モードドライブといいます。
また、1.22MB,1.44MB だけの2つのモードだけをサポートするフロッピードライブを2モ
ードドライブといいます。
いまでは、大きなパソコンメーカーですら2モードドライブのフロッピードライブしか
サポートしていません。
今のノートパソコンでは、1.44MB のサポートしているフロッピードライブが、ほとん
どですので、もしかしたら、フロッピードライブに差し込んだフロッピーは、フォーマッ
トサイズが、1.22MB であったかもしれません。
そうであれば、壊れているわけでもなんでもなく、古い NEC のノートパソコンで使用し
ていたフロッピーであった可能性があります。
そうであれば、だいじなフロッピーのデータを壊したかもしれません。
フロッピーが、読み込めない時は、すぐにフォーマットしないで、昔の NEC のパソコン
が、ありましたら、パソコンを立ち上げて読めなかったフロッピーをフロッピードライブ
に差し込んで参照してみてからでも遅くはありません。
それでも、壊れていそうでしたら、フロッピーの修復をしてみてからでも遅くはありま
せん。
ずーと昔、DEC の PDP-11 を使用している時、フロッピーのメディアサイズは、128B
でした。
そのフロッピーは、昔のレコード盤ぐらいのサイズがありました。
値段は、一枚当時のお金で、2000円ぐらいしました。
それから、フロッピーのメディアサイズは、256B になりました。
それから、時が、過ぎて、フロッピーのメディアサイズは、512B になりました。
512B になった頃、5 インチサイズのフロッピーが、使われるようになりました。
その頃、DEC では、Micro PDP-11 と Micro VAX が、出始めた頃でした。
そのフロッピーのフォーマットサイズは、77トラック88セクターでした。
ディスク構造は、フロッピー構造と同じですが、以下のようになっています。
小学校にある運動場で秋の運動会を開催する時、運動場に大きな円を描きます。
その中に 100m 競走用に区切りをいれていきます。
この区切られた一つの空間が、セクターと呼んでいます。
また、運動場は広いので先ほど引いた大きな円の中にまた新たな円をいくつも描いていき
ます。
これが、トラックです。
運動場は、楕円形である事が、多いですが、丸い5インチのフロッピーに同じような空間
が、存在しているものと思ってください。
その区切られた空間のサイズは、同じサイズで区切られていると思ってください。
大きな容量を持つハードディスクディスクでは、その区切られた空間のサイズが、大きく、
また、トラック数を多い事が、想定されます。
その区切られた空間「セクター」のサイズは、コンピューターが2進法を採用している
ので、2の N 乗単位で指定されます。
フォーマット作業は、物理的に、セクターのみぞをハード的に書き込んでいき、その作
業が、終わると FSC「File System Control Eria」を FD ドライブの中に構築します。
その作業が、終われば、FD の基本的な部分が、構築されています。
ここまでが、FD のフォーマッターが、行っている作業です。
物理的には、フィジカル I/O とロジカル I/O がありますが、普通は、ロジカル I/O のコン
トロールを採用しています。
セクターで区切られた空間は、ロジカル番号が、ふられます。
レコードは、レコード盤をプレーヤーにおき、レコード針をレコードのスタートポジシ
ョンに持っていきスタートキーを押しますとレコード針から習得された音声が耳に流れて
きます。
その最初にレコードを落とすところがファイルの I/O をするスタートポジションです。
そのポジションは、あるトラックのあるポジションからである可能性が大きいのです。
物理的にはフォーマッターで区切られたセクター単位でレコード針の上げ下げをしてい
ます。
トラックが、見つかるとレコード針を上げ、次のトラックが、見つかるとレコード針を
下げてデータをディスクに書いていきます。
このような物理的なコントロールをロジカル I/O と読んでいます。
最初の書き出しが、2セクターの最初であれば、最初は、2セクターを書き、次は、4
セクター目をかいていきます。
物理的には、そのように書いていきますが、それが、自然ですので、パソコンの OS のフ
ァイルシステムからみれば、連続です。
そのようにファイルの I/O は、コントロールされますが、現在、記述しているトラックの
終わりに近づきますとレコード針は、次のトラックの最初にレコード針をもっていこうと
します。
そのありさまをシークするといいます。
そして、次のトラックの0セクター目から次のデータを書いていきます。
そのようにしてディスクのファイルコントロールはされます。
要は、そのメディアの物理的空間が、大きくなるとトラック数とセクター数が、多くなる
事は、必然的に想定されます。
いい忘れていましたが、フィジカル I/O するという事は、本当に物理的に I/O する事をい
います。
0トラックの0セクターから書き始めたのなら、次は、0トラックの1セクターに物理
的に書き込んでいく作業をいいます。
賢い方は、おわかりのように上記のような I/O をするという事は、物理的には、ロジカル
I/O をする以上に数段時間がかかります。
ハードディスクが、ロジカル的な I/O をしているので、0トラックの0セクターの空間に
データを買い込んだのなら、次は、0トラックの1セクターの空間にデータを書き込まざ
るおえないため、0トラックの0セクターを書き込んだらレコード針をあげて、0トラッ
クを一周し、次の1セクター目のみぞをみつけレコード針をおろし、0トラックの1セク
ター目の空間にデータを書き込んでいきます。
そのような I/O をフィジカル(物理的)I/O と呼びます。
ロジカル I/O は、(論理的)I/O と呼ばれています。
結論をいいますと、ディスクの読み書きのコントロールを物理的には、フォーマッター
が書き込んだセクターのみぞをみつける事でコントロールされているため、そのオリジナ
ルなディスクのトラック数とセクター数とそのセクターの空間サイズが違えばどのように
そのディスクのメディアをコントロールしていいかわからないため、
そのメディアが、壊れているか
、または、データを読み込む事ができないので、
フォーマットしますか?
とたずねてくるのです。
当然のことながら、ロジカル(論理的)I/O の論理番号とフィジカル(物理的)I/O の物理
番号は、番号が、同じでも指しているところは、違います。