ペットの健康と食塩

ペットの健康と食塩
東京大学大学院教授
はじめに
林
良博
ペットの世界に持ちこまれた人間世界の俗説
近年、イヌやネコなどのペットには「特別な地位」が与
ペットは人間と暮らすようになって、生活習慣や寿命な
えられつつあります。その理由は、日本における核家族
ど、彼らの野生原種とはずいぶん違った生き物になりま
化が欧米並みに進行し、世代間のコミュニケーションが
した。例えば家のなかで暮らすようになって、季節的な換
希薄になってしまったこと、また核家族化と平行して、少
毛がはっきりしなくなっています。また寿命が延びたため
子高齢化が世界に類を見ないほど急速に進んだことが
に、癌や心臓病などの成人病も増えました。このような変
考えられます。核家族化によって孫と暮らせなくなった高
化に伴って、ペットと 1 日も長く暮らしたいと願う飼い主は、
齢者は、愛情を注ぐ相手としてペットを選択するようにな
「ペットと人間を同一視する風潮」に右往左往することが
りました。また少子化によって、子どもたちが家で遊ぶ兄
多くなっています。
弟姉妹を失ってしまった代償として、子どもたちにペット
そうした風潮は飼い主だけでなくペットにとっても危険
を与えようとする親が増えてきたことも事実です。こうした
です。とくに問題なのは、「塩と砂糖」を異常に敵視する
ペットの飼い主は、ペットに番犬やネズミ駆除などの役割
人間世界の俗説をそのままペットに当てはめ、飼い主を
を期待するのではなく、彼らを家族の一員とみなすように
惑わせることです。たとえばインターネットで「ペット」と
なっています。
「塩」を検索すると、「過剰な塩と砂糖がペットの健康に及
しかしペットを家族の一員とみなす場合にも、相手が
ぼす影響」というタイトルの読み物が得られますが、そこ
人間ではなく、人間とは相当かけ離れた生理・生態をも
で「塩の影響」として 1,000 字程度で述べられている内容
つ動物であることを理解しておく必要があります。異なる
は、すべて塩を敵視したものばかりか、誤った記載まであ
歴史や文化をもつ外国人との付き合いにおいて、日本
るという、とんでもない「ウソ情報」です。
の文化を無理やり押し付けると相手を苦しめることがある
すなわち、「犬が体内で利用できる塩の量は中型犬で
ように、ペットに人間の習慣を無理やり押し付けることは
1 日に 0.25 g だと言われています。これは干しぶどう 1 粒
しばしば彼らを苦しめることになります。例えば、色々な
くらいの量です」という書き出しからして完全な誤りです。
香辛料を用いて料理を美味しくするという工夫をペットに
アメリカ科学アカデミーは、NRC(National Research
押し付けることは禁物です。ネギやニンニク、またチョコレ
Council)のイヌとネコの栄養要求量を公表していますが、
ートのように人間には美味しく食べることができても、ペッ
これは世界でもっとも権威ある基準として各国から評価さ
トには中毒をおこす食品があるからです。
れており、日本もこれに従っています。
表 1 食品によるイヌの中毒(イラストでみる犬学:講談社)
原因物質
中毒名
症状
おうだん
タマネギ,長ネギ,ニラ,ニンニクなど
せきしょく にょう
食 欲 不 振 , ふ ら つ き , 貧 血 , 黄疸 , 赤色 尿 ,
ネギ中毒
お う と
嘔吐,下痢,重症例では死亡
お う と
こうふん
けいれん
嘔吐 ,下痢,多尿,興奮 ,不整脈,痙攣 ,重症
チョコレート,カフェイン,コーラなど
メチルキサンチン中毒
古い食品・水,死肉中の微生物
マイコトキシン,エンテロトキシン,
嘔吐 ,下痢,食欲不振,多飲多尿,鼻血,重症
(細菌,カビ)毒素
エンドトキシン中毒
例では死亡
ビタミン A を多く含む食品
ビタミン A 中毒
骨・関節の痛み,視力障害,眼 球 突 出 ,脱毛
ビタミン D を多く含む食品
ビタミン D 中毒
跛行,食欲不振,嘔吐,多尿
例では死亡
お う と
がんきゅうとっしゅつ
は こ う
1
お う と
ここに示されている成犬の塩要求量は、体重 1 キロ当
れました。その結果は、イヌにおいて高血圧症は一般的
たり 1 日 0.242 g(子イヌはその 2 倍の 0.484 g)です。一
な問題ではなく、さらにイヌは塩の過剰摂取に対して生
般に中型犬は体重 10 から 20 キロのイヌを指しますので、
理学的な抵抗性があるというものでした。
彼らには 1 日 2.42 g から 4.84 g の塩の摂取が必要となり
そもそもイヌは、人間と比較して大きなミネラル要求量
ます。インターネットの著者は、体重 1 キロ当たりと中型
を示しています。体重当たりのカルシウムは人間の 24 倍、
犬 1 頭当たりを勘違いしたのでしょうか? いずれにしろ
リンは 20 倍、鉄は 8 倍などです。人間の塩摂取量は国・
大変迷惑な情報です。
地域によって大きく異なっておりますので、イヌとの比較
人間の世界で「塩の過剰摂取による高血圧症」が問題
は困難ですが、イヌの塩必要量はドイツを除く欧米諸国
になった 50 年以上も前に、イヌでも同様の実験が試みら
の人々の摂取量よりも多く、日本やドイツの人々と同程度
であると考えてよいでしょう。
表 2 イヌの栄養要求量(体重 kg 当り毎日の数量)
表 3 人とイヌの栄養必要量の比較
NRC 1977
単位
成犬維持
蛋白質
脂肪
g
g
4.8
1.1
成長中の
子犬
9.6
2.2
リノール酸
無機質
カルシウム
リン
カリウム
塩化ナトリウム
マグネシウム
鉄
銅
マンガン
亜鉛
ヨウ素
セレン
ビタミン
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
チアミン
リポフラビン
g
0.22
0.44
栄養素
パントテン酸
ナイアシン
ピリドキシン
葉酸
ビオチン
ビタミンB12
コリン
mg
mg
mg
mg
mg
mg
mg
mg
mg
mg
g
242
198
132
242
8.8
1.32
0.16
0.11
1.1
0.034
2.42
484
396
264
484
17.6
2.64
0.32
0.22
2.2
0.068
4.84
IU
IU
IU
g
g
110
11
1.1
22
48
220
22
2.2
44
96
g
g
g
g
g
g
mg
220
250
22
4.0
2.2
0.5
26
440
500
44
8.0
4.4
1.0
52
1 日に必要な栄養量比較(体重 1 kg 当り)
単位
成犬*
成人**
犬/人
蛋白質
g
4.8
1.2
4.0 倍
カロリー
Cal
50~110
35~40
1.3~3.1
栄養素
(ミネラル)
カルシウム
mg
242
10
24.2
リン
〃
198
10
19.8
カリウム
〃
132
15.6
鉄
〃
1.32
0.155
8.5
マグネシウム
〃
8.8
4
2.2
亜鉛
〃
1.1
0.21
5.2
8.5
(ビタミン)
ビタミン A
IU
110
D
〃
11
E
〃
B1
g
22
16
1.3
B2
〃
48
21
2.3
B6
〃
22
32
0.7
B12
〃
ナイアシン
〃
葉酸
〃
1.1
0.5
250
4.0
32
3.4
2.8
3.9
0.24
4.6
0.05
257
6.5
10
1.0
0.6
* NRC(1977)、子犬は成犬の 2 倍量必要
** 昭 54 日本人の栄養所要量(第一出版)
米国の栄養所要量(栄養学雑誌 38 (5) ’80)
塩欠乏症の動物たち
ほとんどの食べ物において、過剰に摂取することは百
害あって一利なしであり、それは塩や砂糖においても当
注) 1 g = マイクログラム
2 これらの値は、成犬では体重 1 kg 当り 22 g の食事(乾
物換算)をすると想定した場合である。成長中の子犬
では体重 1 kg 当り成犬の 2 倍の 44 g、作業中、授乳中
の成犬では 2~3 倍の量(44~66 g)を規定したもので
ある。
てはまります。しかし、生命の維持に必要な栄養素の役
割を十分に認識した上で、それらを過剰に摂取しないこ
とを心がけることが必要なことであって、過剰な摂取の害
悪のみを指摘すると、ペットの長寿を願う飼い主は過剰
2
反応してしまい、まったく与えなくなって欠乏症を招く恐
のよいデンプンを与える必要があります。ネコは植物繊
れがあります。
維を消化できませんが、近年は植物繊維の持つ整腸作
飼育されている動物は家畜であれペットであれ、自分
用が明らかになってきました。こうした結果を見るならば、
で自由に食べ物を摂取することができず、飼い主が与え
植物性の食品を加えたバランスのよいキャッツフードをネ
る餌に 100% 依存しています。従って、塩が不足した場
コに与えることの重要が理解できます。
合には塩欠乏症に陥ることが少なくありません。例えば
ネコの塩必要量はイヌの半分程度と言われています
塩欠乏症のウシは土や石などを舐めるなど異常な行動
が、欠乏すると成長の停止、皮膚の乾燥、皮毛の脱落な
(異嗜)を示すようになります。他のウシの身体を舐めて、
どが起こることはイヌと同様です。ネコでの塩欠乏の大き
汗に含まれる塩分を摂取しようとする行動も見られます。
このような塩欠乏状態が続くと、食欲不振に陥り、極端な
表 4 ネコの栄養要求量
場合には死に至ることもあります。たとえ死に至らなくとも、
(パーセンテージもしくは飼料 kg 当りの量、乾物当り)
肉牛の場合には肉生産量の減少、乳牛の場合には乳生
NRC 1978
産量の減少をもたらし、飼い主に大きな経済的損失を与
栄養素
える結果を招きます。ウシが塩欠乏に陥るとこのような被
単位
要求量
蛋白質
%
28
害があることを知っている飼い主は、ウシが欲するときに
脂肪
%
9
自由に摂取することができるよう、飲み水と一緒に塩の塊
リノール酸
%
1
を与えることを怠りません。
無機質
そもそも動物の多くは塩の過剰ではなく、欠乏状態に
カルシウム
%
1
あります。大量の汗をかくウマには、運動したあとに塩の
リン
%
0.8
補給を怠ることができません。野生動物も同様に塩が不
カリウム
%
0.3
足していることが多く、国立公園などの観察ポイントには
塩化ナトリウム
%
0.5
塩なめ場が設置されており、そこに多くの野生動物が集
マグネシウム
%
0.05
鉄
mg
100
銅
mg
5
マンガン
mg
10
亜鉛
mg
30
ヨウ素
mg
1
セレン
mg
0.1
まってくることは、彼らがいかに塩を欲しているかを証明
しています。
ネコの栄養学
ネコはイヌにくらべて肉食傾向が高く、「真性肉食動
物」といえます。事実、ネコが必要とする栄養素は植物だ
けから得ることはできず、この点が人間やイヌと大きく異
ビタミン
なるところです。例えば、イヌはリノール酸を摂取すると体
ビタミン A
IU
10,000
ビタミン D
IU
1,000
ビタミン E
IU
80
ネコはタウリンを合成できないため、それを多く含む動物
チアミン
mg
5
性食品を摂る必要があります。
リポフラビン
mg
5
パントテン酸
mg
10
節)は、ネコが必要とする最低限のカロリーやタンパク質
ナイアシン
mg
45
を提供することができましたが、脂肪、ミネラル、ビタミン
ピリドキシン
mg
4
が欠乏していたことは明らかです。
葉酸
mg
1.0
ビオチン
mg
0.05
ビタミン B12
mg
0.02
コリン
mg
内でアラキドン酸をつくることができますが、ネコはできま
せん。従ってネコは、アラキドン酸を多く含む動物性油脂
を摂取する必要があります。アミノ酸においても同様に、
かつての日本の「ネコ飯」(ごはん、みそ汁、かつお
しかし「真性肉食動物」といえども、肉だけを与えるの
はよくありません。野生のネコは獲物の内臓や骨に含ま
れる種々の栄養素を摂取することができますが、現代の
2,000
ネコは筋肉しか与えられないのが常です。また生きた動
注) ME 濃度が 4.0 Kcal/g(乾物当り)である食餌に基づく。
物の筋肉に含まれているグルコースは、死後硬直によっ
食餌のエネルギーがこの値より高くなれば、他の栄養
て変化した肉にはほとんど存在していませんので、消化
素量も比例的に高くすることが必要である。
3
な問題は、水分摂取量が減退することです。尿石症はネ
んが、イヌは若いときから明らかに肥満である個体を多く
コに多発する疾病の一つですが、本来は尿中に溶けて
見かけるのは、上記の習性が残っているからです。
存在するミネラルが、その濃度が過剰になったりして析
出し、腎臓、尿管、膀胱、尿道のいずれかの部位で結石
老いたペットとの暮らし
日本ヒルズ・コルゲート社が 2002 年に行った獣医師へ
を生成するものです。
ネコの祖先はリビアヤマネコといわれ、乾燥地帯に生
のアンケート調査によれば、ペットの高齢期に多い病気
息していたため、水をあまり飲まず濃縮した尿を排泄しま
は心疾患(29%)、歯科疾患(18%)、癌(17%)、関節炎
す。そのためイヌにくらべて尿石症を起こしやすい動物
(11%)、腎疾患(10%)、肥満(7%)で、それに次いで多
であると言われています。尿石症のネコに対しては、食
いのが加齢性の行動異常(7%)でした。
餌療法を行いつつ、飲水量を増加させて尿を薄くする必
東京大学獣医病理学教室の中山裕之教授によれば、
要があります。
イヌも高齢になると人間のアルツハイマー病の患者と同
どうしたら飲水量を増やすことができるのか。それは第
じような脳病変(老人斑と血管アミロイド沈着)が生じます
一に、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておくことです
が、イヌと人間では大きな違いがあります。イヌは 15 歳以
が、あまり水を飲まないネコに対しては、フードに 1%を超
上になるとほぼすべての個体にアミロイド沈着が認めら
えない範囲で食塩を添加すると、飲水量が 50~100%増
れますが、人間のアルツハイマー患者ほど老人斑がたく
加するという研究報告がありますので、獣医師の多くはそ
さん出現していませんし、神経原線維の変化や神経細
れを勧めます。ここでも塩が役に立っているのです。
胞の脱落もあまり見られません。余談ですが、ネコには
老人班がほとんど見られません。ひょっとすると、本当に
イヌの栄養学
ネコは「化け物」なのかもしれないと思ってしまいます。
すでにイヌについては注意すべきことを何点か述べて
話をイヌに戻しますと、彼らは神経細胞の多くが脱落
きましたが、全般的なイヌの栄養学に関して補足します。
してしまうアルツハイマー病になるには寿命が短すぎる
イヌは家畜化されてから 2 万年を経過した「人間の最も
のです。マウスに至っては老人斑が出現する前に寿命
古い友人」ですので、その食性も大きく変化してきました。
が尽きてしまいます。アルツハイマー病を発症しないで
いまやイヌは肉食動物というよりも、人間と同じように「肉
済むという意味では、イヌやマウスは幸せな動物といえる
が好きな雑食者」というべきです。
かも知れません。
イヌは人間よりも代謝が高く、体重当たりにするとより
とはいえ、高齢犬には加齢性の行動異常が見られるこ
多くの栄養素を必要とします。ビタミンも例外ではなく、
とは事実です。老犬の痴呆テスト項目(夜中に意味もなく
特にビタミン E は人間の 4~5 倍が必要です。なお、ネコ
単調な声で鳴き出し、止めても鳴きやまない。とぼとぼ前
に鰯や鯖など不飽和脂肪酸の多い食事を与え続けると、
にのみ歩き、ときには円を描くように歩く。狭いところに入
全身的な痛みを伴う黄色脂肪症が多発するため、予防と
りたがり、後退できずに鳴く。名前を呼んでも分からない。
してビタミン E の投与が推奨されています。イヌにおいて
食欲が異常に増す)などを自分の愛犬が示すようになっ
も同様に、過酸化脂質の体内蓄積を予防する効果があ
て、うろたえる飼い主も少なくありません。
ります。なおビタミン D は、イヌにおいて人間の 4 倍の摂
しかしイヌは、自分がオオカミの仲間であるというよりも、
取が必要です。
人間の仲間であると錯覚しているふしがあります。それだ
イヌは、カロチンからビタミン A を合成することができる
けイヌと人間の関係は、永い付き合いの結果、親密にな
ため、それができないネコに勝っています。またイヌとネ
ったといえます。ペットを擬人化することの弊害を冒頭で
コは、ともに体内でビタミン C を合成できるため、それが
述べましたが、ここでは逆に、相手がイヌではなく人間で
できない人間に勝っています。
あると思えば、あるいは自分だと思えば、老化現象はごく
最近のイヌで問題なのは「肥満」です。小型犬の一部
普通の現象に過ぎないことに気付きます。
には「偏食」や「拒食」がみられますが、飼い主に聞いて
4 年前から癌を患っていた私の愛犬ペンテルは昨年
みると間食を与え過ぎていたために、本来の食事を拒ん
12 月に他界しましたが、いまも老犬や老猫と暮らしてお
でいるイヌが多いことに気付きます。野生のオオカミ時代、
られる飼い主の方々が、こうしたイヌたちの生理や習性を
毎日餌にありつけるとは限らなかったイヌは、「食べられ
理解していただき、一日も永く彼らと暮らすことができるこ
るときに食べられるだけ食べる」習性が強い動物です。
とを願っております。
最近のネコも老いると肥満気味な個体が少なくありませ
4
参考図書
林 良博監修、イラストでみる犬学、講談社(2000)
2002 より現在
家禽資源研究会副会長
2004 より現在
生き物文化誌学会監事
林 良博監修、イラストでみる猫学、講談社(2003)
国際活動等
1980 より現在
国際捕鯨委員会技術委員会委員
1946 広島県生まれ、富山県育ち
1986
世界保健機構アドバイサー
1965 東京大学教養学部理科Ⅱ類入学
1996 より 10 年間 世界獣医解剖学会副会長
1969 東京大学農学部畜産獣医学科卒業
2002 より 2 年間
講演者略歴
アジア獣医科大学協議会会長
1975 東京大学大学院農学系研究科獣医学専攻博
士課程修了
主な著書
1975 東京大学医科学研究所助手
こども地球白書 1999~2005(朔北社)
1984 東京大学医科学研究所助教授
ヒトと動物 野生・家畜・ペットを考える(朔北社)
1987 東京大学農学部助教授
犬が訴える幸せな生活 (光文社)
1990 東京大学農学部教授
ペットは人間のお医者さん (東京書籍)
1991 東京大学総長補佐併任(1992 まで)
検証アニマルセラピー (講談社)
1993 東京大学評議員併任(1995 まで)
正しい愛犬の飼育としつけ (学研)
1996 東京大学大学院農学生命科学研究科教授
イラストでみる猫学 (講談社)
1996 東京大学総合研究博物館長併任(1999 まで)
幸せになる犬との暮らし (幻冬舎)
1999 東京大学大学院農学生命科学研究科長(2003
現代日本生物誌・1~12(岩波書店)
まで)
老犬とどう暮らすか (光文社)
2004 国立大学法人東京大学副学長(2005 まで)
現代日本生物誌・1 (岩波書店)
2005 東京大学大学院農学生命科学研究科教授
イラストでみる犬学 (講談社)
2005 日本学術会議会員
犬のココロを読む事典 (TBSブリタニカ)
2006 山階鳥類研究所副所長兼任
愛犬とのおつきあいベストBOOK (主婦と生活社)
2006 東京大学総合研究博物館長併任 現在に至る
対論多様性と関係性の生態学 (農山漁村文化協会)
愛犬の心理学 (世界文化社)
資格・受賞
犬はなぜ足をあげてオシッコをするのか (ポプラ社)
1970 獣医師免許証
ハムスター (フレーベル館)
1975 農学博士(東京大学)
1989 日本獣医学会賞受賞
研究分野
人と動物の関係学、動物解剖学、寄生虫学
外国留学等
1985 ハーバード大学客員研究員
1989 ラプラタ大学客員教授
1989 コーネル大学客員助教授
学会活動等
1994 より 12 年間 日本獣医学会理事
1995 より 7 年間
ヒトと動物の関係学会会長
1996 より 6 年間
日本獣医解剖学会会長
2000 より 2 年間
全国農学系学部長会議会長
2002 より 4 年間
全日本障害者乗馬協議会会長
5