河内長野市立千代田中学校生徒指導便り平成２８年７月１２日第４号【通算１６号】発行責任者：生徒指導主事高田学来月からリオデジャネイロ五輪が始まります。保健体育科の私にとってワクワクする年がやってきました。夜更かしには注意したいところです。４年後の 2020 年には東京五輪が開催されます。一生に一度の日本での大会かも知れないので絶対に観戦しにいこうと思っています。この大会では３つのスローガンが発表されています。「すべての人が自己ベストを目指し（全員が自己ベスト）」「一人ひとりが互いを認め合い（多様性と調和）」「そして、未来につなげよう（未来への継承）」恥ずかしながら、はじめてオリンピックのスローガンを読みました。長年、バスケットボールの選手としても指導者としてもスポーツに携わってきた者として何て素晴らしい考え方なんだろうと感じます。これまでもスポーツを通じて、礼儀や自分自身に挑戦する心、何より仲間との支え合いの大切さを学び、未来を切り拓いていった教え子たちがいます。私自身もバスケットボールに出会ったことが現在の教員生活につながっています。大げさではなく、『スポーツには世界と未来を変える力がある』と私も信じています。２０２０年の東京五輪では以下の競技が実施されます。オリンピック２８競技水泳アーチェリー陸上競技バドミントンバスケットボールボクシングカヌー自転車競技馬術フェンシングサッカーゴルフ体操ハンドボールホッケー柔道近代五種ボート７人制ラグビーセーリング射撃卓球テコンドーテニストライアスロンバレーボ－ルウェイトリフティングレスリングパラリンピック２２競技馬術ボートバドミントントライアスロン自転車競技シッティングバレーボール射撃柔道ゴールボールパワーリフティングアーチェリーウィルチェアーラグビー卓球ボッチャテコンドー車いすバスケットボール車いすフェンシング５人制サッカー水泳カヌー陸上競技車いすテニスそして東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）へ５つの競技を追加することを提案しています。野球/ソフトボール空手スケートボードスポーツクライミングサーフィン追加競技は来月リオデジャネイロで開催される国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会で正式決定されれば、東京大会での正式種目として採用されます。スケートボードです。中でも私が注目しているのが、１９６０年代、アメリカで木製四輪キックスケーターからハンドルを取ったものが原型と言われています。私は１９９０年代に中学、高校と青春時代を過ごしていて、スケートボードが流行していました。いとこのお兄ちゃんからデッキに映画『エイリアン』に出てくる怪物が描かれたスケートボードをもらい、友だちと遊んでいました。ストリートファッションが流行し、３０代中盤を迎えた現在でも、『STUSSY』の服を買い、スケートシューズブランドの『es』を２足所有しています。現在、中学生、高校生の間でも大流行しています。自宅周辺の同世代の方たちが親子でスケートボードをしているのもよく見かけます。私はスケートボードは立派なスポーツだと思っています。今まさにオリンピックの競技として追加されるかどうかというところまできているスポーツです。しかし、今年に入ってからスケートボードで地域の方々からご意見をいただくことが増えています。深夜から朝方にかけて駅前で遊んでいて、騒音等で困っている。駅周辺で行っており、失敗した時にボードが飛んできて怖い思いをした。遊んだ時のお菓子やジュースのゴミをそのまま放置している。今回はスケートボードへのご意見が多かった為、このような書き方をしましたが、私が指導しているバスケットボールでも、ドリブルの音やボール遊び禁止場所での遊びについてご意見をいただいたことがあります。事実、千代田中学校校区では遊び場所が少ないということもあります。スケートボードで言うと『パーク』と呼ばれるスケートボード専用の練習場所も近くにありません。地域の方々も私たちも、スケートボードを否定しているわけではありません。むしろ子どもたちのスポーツとしての自分への挑戦、自分のエネルギーの発散として肯定的な意見が多いように感じます。部活動の生徒たちに先日言ったことがあります。『人から応援されるような人になろうよ』私はすごく大事なことだと思います。人から応援されるような人とはどんな人か？『一生懸命に自分が力を入れていることに取り組み、何よりも人とのつながりを大切にする人』そんなことを言う私自身も人を大切に出来ていないことが多々あります。そんな時いつも自分に言い聞かせる言葉です。人とのつながりを大切にするからこそ自分の行動に対して応援してくれる人がいるのです。もう１度言いますが、スケートボードをするなと言っているわけではありません。場所や時間を考えて一生懸命取り組んでほしい！！そう思っているのです。人とのつながりを大切に出来れば、否定的なご意見をいただくようなことはなくなり、応援していただけるはずです。スケートボードに限らず、人とのつながりを大切にした行動を取るように心がけ、夏休みを楽しく過ごせるようにしましょう★☆★