平成 22 年 3 月期 第 2 四半期決算短信(非連結)

平成 22 年 3 月期 第 2 四半期決算短信(非連結)
平成 21 年 11 月 13 日
URL http://www.citibank.co.jp
会社名 シティバンク銀行株式会社
代表者
(役職名)代表取締役社長兼 CEO
問合せ先責任者(役職名)最高財務責任者
特定取引勘定設置の有無
有
(氏名)ダレン・バックリー
(氏名)ヴィ・ プラカッシュ
TEL(03)5462-5000
(注)百万円未満、小数点第1位未満切捨て。
以下に記載する今期の数値に関しましては監査法人による監査を受けておりません。
1. 平成 22 年 3 月期第 2 四半期(中間期)の業績 (平成 21 年 4 月 1 日∼平成 21 年 9 月 30 日)
(1) 経営成績
(%表示は対前年中間期増減率)
経常収益
21 年 9 月中間期
20 年 9 月中間期
中間純利益
経常利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
60,225
103,389
△41.7%
―
10,030
21,914
△54.2%
―
6,119
13,571
△54.9%
―
1 株当たり
中間純利益
21 年 9 月中間期
20 年 9 月中間期
潜在株式調整後 1 株当たり
中間純利益
円 銭
円 銭
0.02
0.05
―
―
当行は平成 19 年 7 月 1 日にシティバンク,エヌ・エイ在日支店からその事業の全部を譲り受け、同日営業を開始いたしました。
平成 19 年 9 月期は設立初年度の決算期であり 3 ヶ月決算となるため、平成 20 年 9 月中間期の対前期増減比率については
記載しておりません。
(2)
財政状態
総資産
21 年 9 月中間期
21 年 3 月期
純資産
1 株当たり
純資産
自己資本比率
百万円
百万円
%
5,148,830
6,189,258
306,785
299,305
5.9
4.8
(参考)自己資本 21 年 9 月中間期 306,785 百万円
円
単体自己資本比率
(国内基準)
銭
%
1.25
1.22
24.6
23.5
21 年 3 月期 299,305 百万円
(注 1)「自己資本比率」は、(期末純資産の部合計−期末新株予約権)を期末資産の部合計で除して算出しております。
(注 2)「単体自己資本比率(国内基準)」は、「銀行法第 14 条の 2 の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己
資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成 18 年金融庁告示第 19 号)」に基づき算出してお
ります。
2.
配当の状況
1 株当たり配当金
(基準日)
21 年 3 月期
22 年 3 月期
第 1 四半
期末
第 2 四半
期末
円 銭
―
円 銭
―
―
―
第 3 四半
期末
期末
円 銭
―
円 銭
―
1
年間
円 銭
―
3. その他
(1) 中間財務諸表作成に係る会計処理の原則・手続、表示方法等の変更(中間財務諸表作成のための基本とな
る重要な事項の変更に記載されるもの)
① 会計基準等の改正に伴う変更
無
② ①以外の変更
無
(2)
発行済株式数(普通株式)
①期末発行済株式数(自己株式を含む)
②期末自己株式数
③期中平均株式数(中間期)
21 年 9 月中間期
21 年 3 月期
21 年 9 月中間期
21 年 3 月期
21 年 9 月中間期
20 年 9 月中間期
2
244,200,000,001 株
244,200,000,001 株
−株
−株
244,200,000,001 株
244,200,000,001 株
Ⅰ
経営成績
(1) 経営成績に関する分析
(当中間期の経営成績)
当中間期の経営成績といたしましては、資金運用収益が前年同期比 311 億円減少し 394 億円となりま
した。役務取引等収益は投資信託関係手数料、内国為替及び外国為替手数料、カストディーフィー等を主と
し、前年同期比 31 億円減少で 99 億円となっております。その他の業務収益は、前年同期比 93 億円減少
し 98 億円となりました。以上により経常収益は前年同期比 431 億円減少の 602 億円となっております。
一方、経常費用は、資金調達費用が前年同期比 321 億円減少の 134 億円となり、営業経費が同 23 億
円減少の 300 億円となった結果、前年同期に比べ 312 億円減少し、501 億円となっております。なお、その
他経常費用には貸倒引当金繰入額の 42 億円を含んでおります。
経常利益は前年同期比 118 億円減少し 100 億円となり、特別利益・特別損失を加算した税引前中間純
利益は前年同期比 131 億円減少し 100 億円となりました。
以上の結果、中間純利益は前年同期比 74 億円減少し 61 億円となりました。
(2)
財政状態に関する分析
① 資産、負債及び純資産の状況
財政状態は、総資産が前期末と比べ 10,404 億円減少し 51,488 億円となりました。
主要な勘定残高としましては、資産の部では、現金預け金が前期末と比べ 10,609 億円減少し
34,216 億円となっております。現金預け金の減少要因といたしましては、シティバンク在外本支店
に対する預け金が主になります。貸出金は前期末と比べ 216 億円減少し 2,727 億円となり、有価
証券は 1,644 億円減少し 5,244 億円となりました。一方コールローンは 2,053 億円増加し、2,915 億
円となりました。
負債の部は前期末と比べ 10,479 億円減少し、48,420 億円となりました。このうち預金が前期末
から 9,644 億円減少し、43,466 億円となっております。
純資産の部は前期末と比べ 74 億円増加し、3,067 億円となりました。このうち繰越利益剰余金が
61 億円増加し、570 億円となっております。
② キャッシュ・フローの状況
当中間期のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが 3,298 億円の支
出となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは 1,670 億円の収入となりました。以上の結果、
現金及び現金同等物の当中間期末残高は 3,071 億円となりました。
③ 自己資本比率の状況
当中間期末の自己資本比率(国内基準)は、24.6%となりました。
3
(3)
当行の強み
当行は 1902 年より日本で営業をしており、シティグループにとって北米以外の地域における最大の銀行
事業基盤のひとつとなっております。世界第二位の経済大国である日本で、主要な金融機関の一員として
営業することは戦略的に大変重要であり、シティグループのグローバルな銀行ネットワークの中で当行は中
核事業と位置付けられております。
当行は、約 300 社にのぼる日本の最優良企業と、500 社を超えるグローバル企業の日本法人にお取引
いただいております。今日の市場において、法人のお客様の世界戦略をお手伝いするにあたり、ますます
包括的かつ革新的な金融ソリューションが求められております。シティのグローバルな強みと日本における
強固なお取引関係を最大限に活かし、当行は卓越した金融商品、サービスならびにアドバイスを提供し、お
客様の成功を支援しています。また、金融界におけるリーダーとして広く認知されており、特に外国為替、キ
ャッシュ・マネジメント、カストディー・サービスにおいては主要な市場調査で常にトップクラスにランクされて
おります。
当行は日本法に基づき設立された最初の外国銀行です。個人金融ネットワークとして 31 の支店、24 時
間 365 日稼動のコールセンター2ヶ所、お客様に最適なサービスを提供するインターネット・バンキングのプ
ラットフォーム、自行ATM104 台、ゆうちょ銀行、郵便局、その他の銀行との提携を通じ、さらに 98,000 台の
利用可能ATM網などの事業基盤を誇っております。この事業基盤を通じ、また広範なお客様満足度調査及
びご意見集約プログラムに基づき、主要都市圏にお住まいである富裕層のお客様ニーズに一貫してお応え
してまいりました。
日本に深く根ざし、国内銀行商品を幅広く取り扱っていることに加え、海外でのATMネットワーク、外国為
替取引におけるマーケットリーダーとしての手腕、厳選された預金・投資商品による幅広い投資機会のオフ
ァーなど様々なサービスをお客様にご提供しております。シティゴールドのお客様には、主要支店に設けら
れた専用のシティゴールド センターにおいて、特別なトレーニングを受けた専任担当者が、お客様のご資産
を守り育てるために一人ひとりに合ったアドバイスとサービスをお届けしております。
当行は強固な財務基盤を有しております。資本につきましても、自己資本は 3,012 億円を超え、2009 年 9
月 30 日時点で Tier1資本比率は 24.0 %と、日本の金融機関の中でも極めて高い水準を維持しておりま
す。現在の厳しい市場環境においても、お客様にとって揺るぎない支えとなるべく一層励み、今後も事業基
盤のさらなる拡大機会を追求してまいります。
4
Ⅱ 企業集団の状況
シティグループは、日本において、銀行業務を中心に、証券業務、クレジットカード業務などの金融サービス
を提供しております。平成 21 年 9 月 30 日現在、日本で業務を行っているシティグループの主な会社は以下の
とおりです。
・シティバンク銀行株式会社
・シティカードジャパン株式会社
・日興シティグループ証券株式会社
(平成 21 年 10 月 1 日より「シティグループ証券株式会社」に変更)
・日興シティホールディングス株式会社
(平成 21 年 10 月 1 日より「シティグループ・ジャパン・ホールディングス株式会社」に変更)
・日興プリンシパル・ファイナンス合同会社
(平成 21 年 10 月 1 日より「シティグループ・プリンシパル・ファイナンス・ジャパン合同会社」に変更)
・シティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパン株式会社
・日興シティビジネスサービス株式会社
(平成 21 年 10 月 1 日より「シティグループ・サービス・ジャパン株式会社」に変更)
・シティグループ・ベンチャーキャピタル・インターナショナル・ジャパン株式会社
・シティリース株式会社
・CFJ 合同会社
・日興プリンシパル・インベストメンツ株式会社
(平成 21 年 10 月 31 日より「シティグループ・キャピタル・パートナーズ株式会社」に変更)
Ⅲ 経営方針
会社の経営の基本方針
当行は日本における長い歴史の中で、常にお客様に全精力を傾け、市場に革新と進化をもたらし、日本の
お客様に世界最高水準の商品をお届けするとともに、社員には働きやすい職場環境を整え、将来の事業成長
に投資するという伝統を築き上げてまいりました。個人のお客様の金融ニーズにお応えするため、法人のお客
様が市場開拓をしていくお手伝いをするため、当行はこの厳しい市場環境においても、今後も変わることなく、
お客様にご満足いただくためいかなる努力も続けていく所存です。
当行は、個人金融部門と法人金融部門によって、バランスの取れた成長戦略に注力しています。個人金融
部門は、富裕層のお客様基盤を拡大し、シティゴールドの卓越した価値を拡充すべく、新商品や販売チャネ
ル、サービスの革新に継続的に投資しております。法人金融部門は、事業の中核となるお客様に対し、革新
性及びグローバル・ネットワークという当行の強みを活用し、高品質の金融商品、サービスならびにアドバイス
を提供することで、お客様を成功に導くお手伝いをしております。両部門ともに広範かつ継続的な業務革新を
通じてお客様へのサービス向上と業務効率の改善を追求してまいります。
日本の現地法人として、当行におけるお客様の円預金は元本 1,000 万円までとその利息について預金保
険機構で保護されております。また、日本の銀行すべてに求められる厳格な規制基準が当行にも適用され、
同時に米国規制当局による国際基準にも合致するよう求められています。2007 年 7 月の現地法人化以来、
健全な企業統治と内部統制体制を厳格に確立し、維持してまいりました。しかし、2009 年 6 月、金融庁より銀
行法第 26 条に基づく行政処分を受けたことを踏まえ、今後さらなる体制の拡充に努め、日本及び国際的なベ
ストプラクティスを実現できるよう、最大限の努力を続けてまいります。当行はこの事態を厳粛に受け止め、今
後、法令等遵守(コンプライアンス)態勢及び経営管理(ガバナンス)態勢における課題を踏まえ、業務改善計
画を着実に実行してまいります。また市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力や不当な要求に
は、毅然とした態度で臨み、断固として対決することを約束いたします。
当行は、ダイバーシティ活動や地域社会への貢献に積極的に取り組んでおります。本店内への保育施設開
設や、その他働く女性の機会拡充に向けたサポート・プログラム作りに注力してまいりました。地域社会活動
5
では、当行が事業を行っている地域において、より充実した金融経済教育の提供や、障がい者向け支援など
に幅広く取り組んでおります。
6
Ⅳ 中間財務諸表等
(1)中間貸借対照表
(単位:百万円)
科目
当中間会計期間末
(平成21年9月30日)
前事業年度の
要約貸借対照表
(平成21年3月31日)
金額
金額
(資産の部)
現金預け金
コールローン
買現先勘定
買入金銭債権
特定取引資産
有価証券
貸出金
外国為替
その他資産
有形固定資産
無形固定資産
繰延税金資産
支払承諾見返
貸倒引当金
資
産
の
部
(負債の部)
合
預金
譲渡性預金
コールマネー
特定取引負債
借用金
外国為替
その他負債
未払法人税等
その他の負債
賞与引当金
役員賞与引当金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
事業再構築引当金
部門閉鎖費用引当金
支払承諾
負
債
の
部
合
(純資産の部)
資本金
資本剰余金
資本準備金
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
株
主
資
本
合
計
3,421,636
291,504
49,992
2,730
170,569
524,423
272,717
85,198
231,563
3,663
12,499
5,086
84,927
△ 7,682
5,148,830
4,482,573
86,123
29,966
4,078
104,718
688,830
294,390
74,026
271,789
3,930
14,205
6,011
132,069
△ 3,455
6,189,258
計
4,346,618
51,900
10,000
68,059
2
66,069
209,146
4,510
204,636
1,408
73
2,347
14
375
1,099
84,927
4,842,044
5,311,045
19,500
17,240
62,010
40,000
64,368
238,601
9,338
229,262
679
31
2,442
11
851
1,099
132,069
5,889,953
123,100
121,100
121,100
57,084
57,084
57,084
301,284
5,502
△1
5,501
306,785
5,148,830
123,100
121,100
121,100
50,964
50,964
50,964
295,164
4,153
△ 12
4,140
299,305
6,189,258
計
その他有価証券評価差額金
繰延ヘッジ損益
評 価 ・ 換 算 差 額 等 合 計
純 資 産 の 部 合 計
負債及び 純 資産 の部 合計
7
(2)中間損益計算書
(単位:百万円)
科目
当中間会計期間
自 平成21年4月 1日
至 平成21年9月30日
経
常
収
益
資金運用収益
(うち貸出金利息)
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
特定取引収益
その他業務収益
その他経常収益
常
費
用
経
資金調達費用
(うち預金利息)
役務取引等費用
特定取引費用
その他業務費用
営業経費
その他経常費用
経
常
利
益
特別利益
特別損失
税 引 前 中 間 純 利 益
法人税、住民税及び事業税
中
間
純
利
益
60,225
39,487
2,679
2,762
9,925
9,828
984
50,194
13,487
13,290
1,299
622
442
30,074
4,267
10,030
0
24
10,006
3,887
6,119
8
前中間会計期間
自 平成20年4月 1日
至 平成20年9月30日
103,389
70,683
3,871
3,097
13,108
164
19,162
268
81,474
45,624
44,772
1,444
68
971
32,393
971
21,914
1,373
106
23,181
9,610
13,571
(3)中間株主資本等変動計算書
(単位:百万円)
当中間会計期間
自 平成21年4月 1日
至 平成21年9月30日
科目
株主資本
資本金
前期末残高
当中間期変動額
当中間期変動額合計
当中間期末残高
資本剰余金
資本準備金
前期末残高
当中間期変動額
当中間期変動額合計
当中間期末残高
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金
前期末残高
当中間期変動額
中間純利益
当中間期変動額合計
当中間期末残高
株主資本合計
前期末残高
当中間期変動額
中間純利益
当中間期変動額合計
当中間期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
前期末残高
当中間期変動額
株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計
当中間期末残高
繰延ヘッジ損益
前期末残高
当中間期変動額
株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計
当中間期末残高
評価・換算差額等合計
前期末残高
当中間期変動額
株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計
当中間期末残高
純資産合計
前期末残高
当中間期変動額
中間純利益
株主資本以外の項目の当中間期変動額(純額)
当中間期変動額合計
当中間期末残高
9
前中間会計期間
自 平成20年4月 1日
至 平成20年9月30日
123,100
123,100
123,100
123,100
121,100
121,100
121,100
121,100
50,964
24,606
6,119
6,119
57,084
13,571
13,571
38,178
295,164
268,806
6,119
6,119
301,284
13,571
13,571
282,378
4,153
2,446
1,349
1,349
5,502
△ 2,297
△ 2,297
149
△ 12
△4
11
11
△1
1
1
△3
4,140
2,441
1,360
1,360
5,501
△ 2,296
△ 2,296
146
299,305
271,248
6,119
1,360
7,480
306,785
13,571
△ 2,296
11,275
282,524
(4)中間キャッシュ・フロー計算書
科目
当中間会計期間
自 平成21年4月 1日
至 平成21年9月30日
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前中間純利益
減価償却費
のれん償却額
貸倒引当金の増減(△)
賞与引当金の増減(△)
退職給付引当金の増減(△)
資金運用収益
資金調達費用
有価証券関係損益(△)
為替差損益(△)
固定資産処分損益(△)
特定取引資産の純増(△)減
特定取引負債の純増減(△)
貸出金の純増(△)減
預金の純増減(△)
譲渡性預金の純増減(△)
預け金(日銀預け金を除く)の純増(△)減
コールローン等の純増(△)減
コールマネーの純増減(△)
借用金の純増減(△)
外国為替(資産)の純増(△)減
外国為替(負債)の純増減(△)
資金運用による収入
資金調達による支出
その他の引当金の純増減(△)
買現先勘定の純増(△)減
買入金銭債権の純増(△)減
その他資産の純増(△)減
その他負債の純増減(△)
その他
小計
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有価証券の償還による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
無形固定資産の取得による支出
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の中間期末残高
10
(単位:百万円)
前中間会計期間
自 平成20年4月 1日
至 平成20年9月30日
10,006
1,028
1,440
4,227
728
△ 94
△ 39,487
13,487
△ 1,650
30
24
△ 65,850
6,049
21,672
△ 964,426
32,400
898,200
△ 205,381
△ 7,240
△ 39,998
△ 11,171
1,701
42,029
△ 20,256
△ 431
△ 20,025
1,347
38,176
△ 18,156
196
△ 321,421
△ 8,381
△ 329,803
23,181
970
1,440
363
1,568
△ 277
△ 70,683
45,624
166
△ 18
106
151,243
△ 18,846
25,341
451,353
△ 90,000
△ 439,019
△ 15,371
△ 106,400
4,703
187,224
78,979
53,450
△ 40,712
△ 657
△ 1,266
△ 11,569
△ 72,755
1,762
159,903
△ 18,637
141,266
△ 214,079
331,876
50,018
△ 627
532
△ 622
167,097
△ 280,554
148,419
34,791
△ 1,916
451
△ 1,163
△ 99,972
△ 30
△ 162,736
469,880
307,143
18
41,312
12,294
53,606
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
中間財務諸表作成のための基本となる重要な事項
1.特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用し
て利益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、中間貸
借対照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を中間損益計算書
上「特定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については中間決算日の時価により、
スワップ・先物・オプション取引等の派生商品については中間決算日において決済したものとみなした額により
行っております。
また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当中間期中の受払利息等に、有価証券、金銭債権
等については前期末と当中間期末における評価損益の増減額を、派生商品については前期末と当中間期末に
おけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。
2.有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、その他有価証券のうち時価のあるものについては中間決算日の市場価格等に基づく時価
法(売却原価は主として移動平均法により算定)により行っております。なお、その他有価証券の評価差額につ
いては、全部純資産直入法により処理しております。
3.デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。
4.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産
有形固定資産は定率法を採用し、年間減価償却費見積額を期間により按分し計上しております。また耐用
年数は次のとおりであります。
建 物 3 年∼18 年
動 産 2 年∼20 年
(2) 無形固定資産
自社利用のソフトウェアについては、行内における利用可能期間(5 年)に基づいて償却しております。
また、のれんの償却については、5 年間の均等償却を行っております。
5.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定に係る内部統制の検証並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に
関する実務指針」(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号)に規定する正常先債権及び
要注意先債権に相当する債権については、内部格付に対応した予想貸倒損失率に基づき引き当てており
ます。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回
収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を引き当てております。破綻先債権及び実質破綻
先債権に相当する債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額
を控除した残額を引き当てております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署による一時査定、リスク管理部門によ
る二次査定を、監査部門が検証するという形で実施しており、その査定結果により上記の引当を行っており
ます。
(2) 賞与引当金
賞与引当金は、従業員への賞与の支払いに備えるため、従業員に対する賞与の支給見込額のうち、当
中間期に帰属する額を計上しております。
(3) 役員賞与引当金
役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞与の支給見込額のうち、当
中間期に帰属する額を計上しております。
(4) 退職給付引当金
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の
見込額に基づき、当中間期末において発生していると認められる額を計上しております。また、過去勤務債
務及び数理計算上の差異の費用処理方法は以下のとおりであります。
11
過去勤務債務
数理計算上の差異
その発生年度の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(7 年)によ
る定額法により損益処理
各発生年度の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(7∼9 年)に
よる定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌期から損益処理
(5) 役員退職慰労引当金
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支
給見積額のうち、当中間期末までに発生していると認められる額を計上しております。
(6) 事業再構築引当金
事業再構築引当金は、銀行全体の構造的な経費見直しに伴い将来発生すると見込まれる費用に備える
ため、必要と認められる額を計上しております。
(7) 部門閉鎖費用引当金
部門閉鎖費用引当金は、平成 17 年 9 月のシティバンク、エヌ・エイ在日支店におけるプライベートバンク
部門閉鎖にともなう将来の特定の支出又は損失に備えるため、必要と認められる額を計上しております。
6.外貨建て資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建資産・負債は、中間決算日の為替相場による円換算額を付しております。
7.ヘッジ会計の方法
金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性
評価の方法については、相場変動を相殺するヘッジについて、ヘッジ対象となる貸出金とヘッジ手段である金利
スワップ取引等を個別に評価しております。
8.消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
12
注記事項
(中間貸借対照表関係)
1.現先取引により受け入れている有価証券のうち、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有す
る有価証券で、当中間期末に当該処分をせずに所有しているものは 49,993 百万円であります。
2.貸出金のうち、破綻先債権額は 1,776 百万円、延滞債権額は 1,251 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本
又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部
分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条
第1項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4 号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図る
ことを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
3.貸出金のうち、3 カ月以上延滞債権額は 26,911 百万円であります。
なお、3 カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から 3 月以上遅延している貸
出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
4.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 1,957 百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支
払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞
債権及び 3 カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
5.破綻先債権額、延滞債権額、3 カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 31,896 百万円であ
ります。
なお、上記 2.から 5.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
6.手形割引は、業種別監査委員会報告第 24 号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れ
た銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分
できる権利を有しておりますが、その額面金額は 26,591 百万円であります。
7.ローン・パーティシペーションで、平成 7 年 6 月 1 日付日本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号に基づ
いて、参加者に売却したものとして会計処理した貸出金の元本の中間期末残高の総額は、6,456 百万円であり
ます。
8.担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
10,474 百万円
担保資産に対応する債務
コールマネー
10,000 百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保として、有価証券 506,986 百万円及び商品有価証券 69,998 百万円
を差し入れております。
また、その他の資産のうち ISDA クレジット・サポート・アネックス( CSA )契約に基づく担保金は 8,701 百万
円、保証金は 6,799 百万円及び先物取引差入証拠金は 277 百万円であります。
9.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契
約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。
これらの契約に係る融資未実行残高は、432,031 百万円であります。このうち契約残存期間が1年以内のもの
が 371,318 百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ず
しも当行の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の
変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当行が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極
度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有
価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている行内手続に基づき顧客の業況等を把握し、
必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
10.有形固定資産の減価償却累計額 9,970 百万円
11.1株当たりの純資産額 1 円 25 銭
12.解約不能オペレーティング・リースに係る平成 21 年 9 月 30 日以降の将来の支払リース料は以下のように要
約されます。
未経過リース料
1 年内
1,255 百万円
1 年超
601 百万円
13
(中間損益計算書関係)
1.「その他経常費用」には、貸倒引当金繰入額 4,227 百万円を含んでおります。
2.1株当たり中間純利益金額 0 円 02 銭
3.当中間会計期間における税金費用については、簡便法による税効果会計を適用しているため、法人税等調整
額は「法人税、住民税及び事業税」に含めて表示しております。
(中間株主資本等変動計算書関係)
1.当行の発行済株式の種類及び株式数は、次のとおりであります。
普通株式
合 計
(単位:千株)
前事業年度末
当中間会計期間 当中間会計期間 当中間会計期間
摘要
株式数
増加株式数
減少株式数
末株式数
244,200,000
244,200,000
244,200,000
-
-
244,200,000
(中間キャッシュ・フロー計算書関係)
1.中間キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲は貸借対照表中の現金預け金のうち現金
及び日本銀行への預け金であります。
平成 21 年 9 月 30 日現在
現金預け金勘定
日本銀行以外への預け金
現金及び現金同等物
3,421,636 百万円
△3,114,492 百万円
307,143 百万円
(有価証券関係)
1.その他有価証券で時価のあるもの
(平成 21 年 9 月 30 日現在)
取得原価
中間貸借対照表計
評価差額
(百万円)
上額(百万円)
(百万円)
債券
508,678
517,460
8,781
国債
508,678
517,460
8.781
その他
6,500
6,963
463
合計
515,178
524,423
9,244
(注)中間貸借対照表計上額は、当中間期末日における市場価格等に基づく時価により計上した
ものであります。
14
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ以下のとおりであります。
繰延税金資産
資産調整勘定
5,809 百万円
未払費用
2,329
貸倒引当金
1,398
退職給付引当金
988
部門閉鎖費用引当金
445
事業再構築引当金
344
賞与引当金
275
その他
1,576
繰延税金資産合計
13,167
繰延税金負債
その他有価証券評価差額
4,293
退職給付引当金
3,787
繰延税金負債合計
8,081
繰延税金資産の純額
5,086 百万円
15
決算短信添付資料
1.
自己資本比率
(単位:百万円、%)
(1)自己資本比率
TierⅠ比率
(2)TierⅠ
(3)TierⅡ
(4)控除項目
(5)自己資本(2)+(3)+(4)
(6)リスクアセット
(7)総所要自己資本額(6)×4%
24.6%
24.0%
293,361
6,791
―
300,153
1,219,399
48,776
(注)「自己資本比率」は、「銀行法第 14 条の 2 の規定に基づき、銀行が保有する資産等に照らし自己資本の充
実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成 18 年金融庁告示第 19 号)」に基づき算出し
ております。
2.
繰延税金資産の算入根拠について
(1)
繰延税金資産の回収可能性の判断及び将来の課税所得の見積期間
当行は平成 19 年 7 月 1 日にシティバンク,エヌ・エイ在日支店の事業譲渡を受け、同日営業を開始してお
りますので、繰延税金資産の回収可能性の判断は、シティバンク,エヌ・エイ在日支店の過去の業績等を加
味して行っております。
実務指針(注)の例示区分: 1 号
将来の課税所得の見積り期間: −
(注) 「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」 (平成 11 年 11 月 9 日、日本公認会計士協会)
(2) 過去の業績推移
課税所得
H17/12 期
2,100
H18/12 期
31,037
H19/7 期
15,293
(3) 将来の課税所得見積額
実務指針の例示区分が 1 号に該当するため記載しておりません。
16
(単位:百万円)
H20/3 期
H21/3 期
44,376
42,123