2 問1 生命保険に関する法令や制度等に関する以下の

リスクと保険
平成27年度第1回
問1
生命保険に関する法令や制度等に関する以下の設問A~Dについて、それぞれの答えを1~4の中か
ら1つ選んでください。
(問題1)
(設問A)契約当事者間の契約ルールについて定められた保険法(生命保険・傷害疾病定額保険)に関
する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.平成22年4月1日以降に締結した保険料の払込み方法(回数)が年払いまたは半年払いの
保険契約において、保険料を払い込んだ期間の途中で解約により保険契約が消滅した場合、
保険料の未経過分に相当する返還金があるときは、保険契約者に返還される。
2.保険会社が契約締結時に告知書により健康状態の告知を求めた場合、保険契約者または被保
険者は、告知書に記載のない事項について告知義務はない。
3.保険契約の差押債権者等が死亡保険契約の解約を保険会社に請求した場合、一定の範囲の保
険金受取人が保険契約者の同意を得て、1ヵ月以内に解約返戻金相当額を差押債権者等へ支
払い、かつ保険会社に通知することによって、当該保険契約を存続させることができる。
4.保険契約者が遺言によって死亡保険金受取人を変更することができるようになったため、変
更前の受取人が死亡保険金を請求し受け取った後でも、保険契約者の相続人が保険会社に通
知すれば、変更前の受取人から死亡保険金を受け取ることができる。
(問題2)
(設問B)少額短期保険業制度に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとし
て、正しいものはどれか。なお、激変緩和措置については考慮しないものとする。
○少額短期保険業に係る保険金額
少額短期保険業では、次のとおり保険の区分に応じて1被保険者についての保険金額の上限が設
けられている。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
死亡保険
医療保険(傷害疾病保険)
疾病等を原因とする重度障害保険
傷害を原因とする特定重度障害保険
傷害死亡保険
損害保険
低発生率保険
( ア )以下
80万円以下
300万円以下
( イ )以下
傷害死亡保険は300万円以下
( ウ )以下
1,000万円以下
1.(ア)1,000万円
(イ)300万円 (ウ)1,000万円
2.(ア)1,000万円
(イ)600万円 (ウ)
600万円
3.(ア)
300万円
(イ)300万円 (ウ)
600万円
4.(ア)
300万円
(イ)600万円 (ウ)1,000万円
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2
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題3)
(設問C)下記<資料>は、生命保険文化センターが行った家庭内で重視する経済的な準備項目について
の調査結果の一部である。この調査結果に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
住宅資金の準備
自分の結婚資金の
単位:%)
準備
子どもの結婚資金
の準備
子どもの教育資金
の準備
配偶者が就労不能と
なった場合の準備
自分が就労不能と
なった場合の準備
(3項目以内での複数回答
自分や配偶者の老
後資金の準備
配偶者の介護資金
の準備
自分の介護資金の
準備
配偶者が入院した
場合の準備
自分が入院した場
合の準備
年齢別
18~19歳
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
本人職業別
自営者
農林漁業
商工サービス業
常雇被用者
公務員
民間企業被用者
小企業被用者
中企業被用者
大企業被用者
非正規社員
無職
学生
本人年収別
収入はない
100万円未満
100~300万円未満
300~500万円未満
500~700万円未満
700~1,000万円未満
1,000万円以上
配偶者が万一の際
男性
女性
の準備
全体
性別
自分が万一の際の
準備
<資料>家庭内で重視する経済的な準備項目(抜粋)
29.4
22.0
43.3
25.5
23.2
11.8
23.5
12.0
6.7
18.7
2.9
2.5
3.0
45.4
17.0
12.2
29.6
48.3
39.4
13.7
34.7
24.3
22.3
7.4
15.3
23.0
24.0
14.6
10.0
3.6
9.1
16.8
20.2
2.6
3.2
2.7
2.3
3.0
3.0
12.7
22.2
33.1
31.8
30.7
27.9
6.3
9.4
29.7
26.6
24.2
17.5
30.2
35.2
39.4
41.6
48.7
46.5
12.7
9.1
26.8
28.3
29.2
26.1
4.8
11.2
13.1
19.1
29.0
33.0
3.2
5.2
8.0
11.2
15.5
14.7
4.8
13.3
18.9
23.8
27.0
28.1
4.8
12.3
12.4
13.3
12.5
10.8
4.8
5.2
7.9
6.5
7.4
6.3
6.3
20.9
40.6
35.2
8.6
0.6
1.6
2.3
2.3
2.9
5.2
2.0
6.3
15.1
4.2
0.5
0.0
0.3
7.9
7.3
5.2
3.5
1.5
0.7
37.8
30.8
39.2
39.4
44.8
38.9
34.8
35.5
48.8
21.1
19.5
15.5
19.6
22.0
18.1
16.7
11.9
17.2
21.9
15.3
16.2
29.4
27.1
2.7
50.1
54.9
51.2
48.7
50.7
48.5
45.0
49.0
50.4
39.9
37.6
23.6
22.4
24.2
23.5
18.2
20.9
17.9
18.4
18.1
17.5
32.9
33.7
7.3
23.0
27.5
22.6
23.9
26.1
23.7
21.3
23.3
26.7
21.1
24.6
12.7
11.2
14.3
9.9
8.6
10.4
8.4
7.0
8.6
9.4
15.3
15.0
6.4
24.9
23.1
25.0
23.0
29.1
22.4
22.2
22.2
23.7
25.7
24.2
5.5
14.2
12.1
15.4
16.4
18.7
16.2
15.8
15.5
18.9
8.9
7.7
8.2
4.1
5.5
3.9
5.9
8.2
5.6
7.0
5.2
5.1
8.1
8.6
0.9
12.9
6.6
13.6
23.7
29.1
23.2
20.2
23.7
25.6
20.6
14.4
10.9
1.5
0.0
2.1
3.4
2.2
3.5
4.1
4.1
2.2
4.5
2.1
0.9
1.3
1.1
1.5
4.0
1.5
4.3
3.5
4.6
4.3
2.3
0.6
9.1
2.2
2.2
1.5
4.1
9.0
3.7
2.3
3.2
5.4
1.7
2.3
6.4
12.5
15.3
26.4
43.4
50.6
66.0
66.7
33.3
28.2
20.6
16.1
15.3
14.1
11.1
32.7
35.8
44.2
50.7
52.9
52.6
63.5
39.4
35.4
22.9
14.5
19.5
14.1
14.3
14.6
22.0
24.5
25.2
28.6
29.5
30.2
14.9
16.6
11.4
8.2
8.4
11.5
4.8
19.4
25.2
22.6
26.2
24.7
30.8
34.9
6.1
7.3
12.5
15.0
23.7
13.5
12.7
10.3
7.8
6.8
4.8
4.9
1.9
1.6
25.2
15.2
13.6
21.5
31.2
21.2
22.2
2.2
3.2
3.2
2.1
4.2
1.9
3.2
1.9
1.3
3.1
5.3
0.6
0.6
0.0
4.2
1.3
2.5
4.1
2.9
5.1
1.6
(出所:生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」を基に作成)
1.性別のデータでは、「自分が入院した場合の準備」を重視すると回答した人の割合が男女と
もに最も高く、「自分が万一の際の準備」を重視すると回答した人の割合は男女ともに2番
目に高い。
2.年齢別のデータでは、年齢が高くなればなるほど、「自分や配偶者の老後資金の準備」および
「自分の介護資金の準備」を重視する傾向がある。
3.本人職業別のデータでは、「自分が万一の際の準備」を重視すると回答した人の割合は、民
間企業被用者においては、大企業被用者が最も高くなっている。
4.本人年収別のデータでは、年収が700万円以上になると、「自分が入院した場合の準備」
よりも「自分が万一の際の準備」を重視すると回答した人の割合が高くなっている。
リスクと保険
3
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題4)
(設問D)TA生命保険会社の破綻時における保険契約者等のデメリットに関する次の記述のうち、最
も不適切なものはどれか。なお、解答に当たっては、下記<資料>を参照すること。
<資料>
[TA生命保険会社の破綻から業務再開までの主なスケジュール]
平成26年10月
1日
東京地方裁判所に会社更生手続開始の申立て
東京地方裁判所の保全管理命令の発令(保全管理人の選定)
平成26年10月17日
東京地方裁判所より更生手続開始決定(保全管理人を管財人として選
任)
管財人によるスポンサー候補の選定開始
※債務超過額
2日
約600億円
平成27年
3月
平成27年
3月13日
生命保険契約者保護機構に対し資金援助の申込み
平成27年
3月20日
生命保険契約者保護機構の資金援助等(約200億円)の実施決定
平成27年
3月27日
東京地方裁判所へ更生計画案の提出
平成27年
4月27日
東京地方裁判所の更生計画認可決定
平成27年
6月
業務再開(社名をTP生命保険会社へ変更)
1日
TQ生命保険会社との間でスポンサー契約の締結(営業権20億円)
[業務再開までの期間に停止される主な業務]
保険契約者に対する貸付、保険契約の解約、保険契約者の変更、新たな保険契約の締結、保険契
約の転換、特約の中途付加等
[契約条件変更の主な内容]
① 責任準備金等の削減
90%に削減(ただし、高予定利率契約に該当する契約の場合は法定の最大限まで削減)
② 予定利率の引下げ等
年1.0%に引下げ(年1.0%以下のものは据置き)
個人保険・個人年金保険等では、予定死亡率・予定事業費率等についても最新の率に変更
③ 早期解約控除制度の導入
更生計画認可決定後10年間、20%~2%(初年度20%から2%ずつ逓減)の控除
平成36年4月1日から平成37年3月31日
2%
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4
…
控除率
20%
18%
…
早期解約控除率の適用基準日
平成28年3月31日まで
平成28年4月1日から平成29年3月31日
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
<保険金・年金の減額率>
保険商品
被保険者
30年満期普通養老保険
契約年齢
25歳男性
10年保証期間付終身年金
(65歳年金受取開始)
契約年齢
30歳女性
契約年度
平成 3年度
平成12年度
平成20年度
平成 3年度
平成12年度
平成20年度
保険金・年金の減額率
42%
15%
5%
75%
48%
11%
1.業務再開までの期間中に、保険契約者が契約者貸付を希望した場合でも、業務が再開するま
では契約者貸付を行うことはできない。
2.平成31年5月30日に保険契約を解約した場合、解約返戻金は、契約条件変更後の解約返
戻金から、さらに早期解約控除として解約返戻金の12%を差し引いた金額となる。
3.平成3年8月1日契約の30年満期普通養老保険(保険金額1,000万円、契約年齢25
歳・男性)の被保険者が、平成28年10月1日に死亡した場合、死亡保険金受取人が受け
取る死亡保険金は580万円となる。
4.平成12年5月1日契約の10年保証期間付終身年金(65歳年金受取開始、基本年金額
100万円、契約年齢30歳・女性)の年金受取開始時に年金を受け取る場合、基本年金額
は48万円となる。
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5
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平成27年度第1回
問2
生命保険等の税務上の取扱いに関する以下の設問A~Dについて、それぞれの答えを1~4の中から
1つ選んでください。
(問題5)
(設問A)大垣さんが平成26年中に受け取った保険金等は、下記<資料>のとおりである。平成26
年分の所得税の一時所得のうち、総所得金額に算入すべき金額として、正しいものはどれか。
なお、①~③のいずれの契約も特約を付加していないものとし、他に一時所得はないものと
する。
<資料>
契約
①
②
③
保険種類
保険契約者
(保険料負担者)
被保険者
内容
受取額
支払保険料
大垣さん本人
大垣さんの子
死亡保険金
500万円
300万円
大垣さん本人
大垣さん本人
満期保険金
205万円
200万円
大垣さん本人
大垣さん本人
解約返戻金
480万円
500万円
養老保険
(期間20年)
養老保険
(期間5年)
養老保険
(期間10年)
※①および②の契約の保険料は年払いである。
※③の契約の保険料は一時払いで、加入してから4年6ヵ月後に解約した。
1.
75万円
2.
77.5万円
3.150万円
4.155万円
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6
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題6)
(設問B)細川さんが①平成26年中に支払った医療費、②平成26年中に受け取った給付金は、下記
<資料>のとおりである。平成26年分の所得税の医療費控除の金額として、正しいものは
どれか。なお、細川さんの平成26年分の総所得金額は400万円である。
<資料>
① 平成26年中に支払った医療費
(ア)細川さん本人の入院・手術・通院等の治療費:120万円
(イ)細川さんの長男の医療費:8万円(4月以降に支出したもの)
長男は3月まで学生で別居していたが、4月に就職のため郷里に戻って以来、細川さんと
生計を一にしている。なお、細川さんの平成26年分の扶養親族には該当しない。
(ウ)細川さんの妻の入院・手術等の治療費:20万円
妻は専業主婦であり、細川さんと生計を一にしている。
② 平成26年中に受け取った給付金
(ア)高額療養費:36万円(上記①の(ア)細川さん本人の医療費に係るもの)
(イ)生命保険からの入院・手術給付金:40万円(上記①の(ア)細川さん本人の医療費に係
るもの)
(ウ)生命保険からの入院・手術給付金:25万円(上記①の(ウ)細川さんの妻の医療費に係
るもの)
1.29万円
2.34万円
3.37万円
4.42万円
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7
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平成27年度第1回
(問題7)
(設問C)青山さん(64歳・男性)の平成26年分の収入は、下記<資料>のとおりである。青山さ
んの平成26年分の所得税の雑所得の金額として、正しいものはどれか。なお、他に雑所得
はないものとし、計算結果の千円未満の端数は切り捨てること。
<資料>
① 特別支給の老齢厚生年金:120万円
② 企業年金:130万円
確定給付企業年金契約に基づく年金であり、在職中、青山さんは掛金を負担していない。
③ 個人年金保険:105万円(内訳:基本年金および増額年金100万円、配当5万円)
青山さん本人が保険料負担者かつ被保険者であり、年金支給開始当時は58歳だった。
(10年保証期間付終身年金
既払込正味保険料総額920万円)
④ 財形年金積立保険:30万円
(10年確定年金・年金受取回数10回
既払込正味保険料総額270万円)
<公的年金等控除額速算表(65歳未満)>
納税者区分
公的年金等の収入金額
130万円 未満
130万円 以上
410万円 未満
410万円 以上
770万円 未満
770万円 以上
65歳未満の者
公的年金等控除額
70万円
収入金額×25%+ 37.5万円
収入金額×15%+ 78.5万円
収入金額× 5%+155.5万円
<余命年数表(抜粋)>
年金の支給
開始日にお
ける年齢
50歳
55
56
57
58
59
余命年数
男
女
27年
23
22
21
20
20
32年
27
26
25
25
24
年金の支給
開始日にお
ける年齢
60歳
61
62
63
64
65
余命年数
男
女
19年
18
17
17
16
15
23年
22
21
20
19
18
年金の支給
開始日にお
ける年齢
66歳
67
68
69
70
71
余命年数
男
女
14年
14
13
12
12
11
18年
17
16
15
14
14
1.209万円
2.212万円
3.218.2万円
4.231.5万円
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8
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題8)
(設問D)株式会社SC社(以下「SC社」という)が、下記<資料>の生命保険契約について第12
回の保険料を支払った後、保険契約者および保険金受取人を法人から取締役である布施さん
(=被保険者)に名義変更して、布施さんの退職金の一部とした。名義変更に伴いSC社が
行う経理処理として、正しいものはどれか。なお、保険料の未経過分に相当する返還金はな
いものとし、源泉徴収税額は考慮しないものとする。
<資料>
保険種類 :定期保険特約付養老保険
(定期保険特約は長期平準定期保険に該当しない)
契約形態 :保険契約者・満期保険金受取人・死亡保険金受取人=SC社
被保険者=布施さん
保険料
:年払い
80万円(主契約50万円、定期保険特約30万円)
名義変更時:解約返戻金相当額(積立配当金等を含む)
資産計上額 保険料積立金
600万円
配当金積立金
15万円
1.
借方
退職金
2.
貸方
615万円
保険料積立金
配当金積立金
借方
退職金
雑損失
3.
保険料積立金
配当金積立金
借方
4.
600万円
15万円
貸方
550万円
保険料積立金
配当金積立金
借方
退職金
雑損失
600万円
15万円
貸方
550万円
65万円
退職金
リスクと保険
550万円
535万円
15万円
貸方
550万円
50万円
9
保険料積立金
600万円
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リスクと保険
平成27年度第1回
問3
専業主婦の池谷里香さん(以下「里香さん」という)は、平成27年5月に夫の隆さん(39歳・会

社員)が交通事故で死亡したため、社会保障制度や生命保険についてCFP 認定者に相談しました。
以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。
[家族構成]
本人:池谷 里香
36歳(昭和54年
2月14日生)専業主婦
長男:
文也
9歳(平成17年
7月11日生)小学生
長女:
美紀
5歳(平成21年12月
8日生)幼稚園児
※子ども2人は障害者には該当せず、里香さんと生計を同じくしている。
[状況等]
・ 里香さんは、22歳から株式会社MA社に勤務(厚生年金保険加入)していたが、先輩社員
の隆さんと結婚した後、第一子誕生前の平成17年3月31日付で退職し、その後は専業主
婦である。
・ 隆さんは、22歳から株式会社MA社に勤務し、死亡時まで継続して厚生年金保険に加入し
ていた。
・ 自宅はすでに購入しており、隆さんは住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入してい
た。
・ 里香さんは、現在、個人年金保険と医療保険に加入している。
(問題9)
(設問A)児童扶養手当に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない要件は
満たしているものとする。
1.児童扶養手当の受給資格者は、父母の離婚や死亡などにより、いわゆるひとり親家庭となっ
てしまった児童を監護している母または監護しかつ生計を同じくする父、もしくは父母に代
わってその児童を養育している者である。
2.児童扶養手当は、受給資格者または児童が労働者災害補償保険法による労災年金や労働基準
法による遺族補償などを受給できる場合はその額にかかわらず、全額支給停止となる。
3.児童扶養手当は、請求者またはその扶養義務者等の前年(1月から7月までの月分の手当に
ついては前々年)の所得と児童の人数に応じて受給できる額が異なる。
4.児童扶養手当の額は、物価の変動等に応じて改定される。
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10
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題10)
(設問B)里香さんは、隆さんが保険契約者となっていた以下の生命保険契約を次のとおり名義変更し
ようと検討している。名義変更時の課税関係等に関する次の記述のうち、最も適切なものは
どれか。なお、契約者貸付や自動振替貸付は受けていないものとする。
<契約内容>
保険種類:無配当個人年金保険(65歳払込満了・月払い)
契約形態:
保険契約者(保険料負担者)
被保険者
死亡給付金受取人
年金受取人
名義変更前
隆さん
里香さん
隆さん
隆さん
年金開始年齢
:65歳
年金年額・受取期間
:60万円・10年間
名義変更後
里香さん
里香さん
文也さん
里香さん
年金開始までの総払込保険料 :480万円
相続開始までに隆さんが支払った正味払込保険料合計額:96万円
相続開始時に当該契約を解約するとした場合に支払われることとなる解約返戻金の額:90万円
1.里香さんが相続により取得する生命保険契約に関する権利は96万円で評価され、相続税の
課税対象となる。
2.名義変更後、里香さんが40歳の時に死亡した場合、文也さんが受け取る死亡給付金は相続
税の課税対象となる。
3.名義変更後、65歳から里香さんが受け取る年金のうち、相続開始までに隆さんが支払った
正味払込保険料に対応する部分は、贈与税の課税対象となる。
4.名義変更前に隆さんが支払っていた保険料は一般の生命保険料控除の対象となっていたが、
名義変更後の契約についても個人年金保険料税制適格特約を付加することができず、里香さ
んが支払う保険料は、一般の生命保険料控除の対象となる。
リスクと保険
11
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題11)
(設問C)下記<資料>は、里香さんが加入を検討しているMZ生命保険会社の商品パンフレットの抜粋
である。下記<資料>の5年ごと配当付組立総合保障保険に関する次の記述のうち、最も適切
なものはどれか。なお、パンフレットに記載されている保障にはすべて加入するものとする。
<資料>
【5年ごと配当付組立総合保障保険】
家計保障年金
生活サポート定期保険
定期保険
▲
ご契約
▲
払込満了
保険期間・保険料払込期間
保険金・給付金
の種類
お支払いする場合(支払事由)
お支払い額
・ 第1回:死亡したとき
・ 第2回以後:第1回の家計保障年金
家計保障年金
家計保障年金
が支払われた場合で、年金支払対象
(①)
年額
期間中に年金支払日(②)が到来し
たとき
家計保障年金
・ 第1回:所定の身体障害表の第1級
(※)
の障害状態(高度障害)のとき
高度障害年金
・ 第2回以後:第1回の高度障害年金 家計保障年金
(①)
年額と同額
が支払われた場合で、年金支払対象
期間中に年金支払日(③)が到来し
たとき
死亡保険金(④) ・ 死亡したとき
死亡保険金額
生活サポート
生活サポート保険 ・ 所定の日常生活制限状態(表1)に 死亡保険金額と
定期保険
金(④)
該当したとき
同額
死亡保険金・高度 ・ 死亡、所定の身体障害表の第1級の
定期保険
死亡保険金額
障害保険金(⑤)
障害状態(高度障害)のとき
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12
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
① 家計保障年金と高度障害年金は重複してお支払いしません。
② 第1回の家計保障年金の支払事由発生日の年単位の応当日をいいます。
③ 第1回の高度障害年金の支払事由発生日の年単位の応当日をいいます。
④ 死亡保険金と生活サポート保険金は重複してお支払いしません。
⑤ 死亡保険金と高度障害保険金は重複してお支払いしません。
※家計保障年金について
・ 第1回の家計保障年金または高度障害年金をお支払いした場合、その後のこの保障に対す
る保険料のお払込みは不要です。
・ 年金支払対象期間は、当社の定める取扱いの範囲内で設定することができます。ただし、
第1回の年金支払事由発生日から年金支払対象期間の満了日までの期間が5年に満たない
ときには、第1回の年金の支払事由発生日から起算して5年間とします。
<表1:生活サポート保険金のお支払いの対象となる所定の日常生活制限状態>
1.身体障害者障害程
度等級表の級別1
級・2級
肢体不自由もしくは胸腹部臓器の機能障害のいずれか(※)または
障害の種類を問わず複数の障害により身体障害者福祉法に基づき、
身体障害者障害程度等級の1級または2級の身体障害者手帳の交付
を受けたもの
※身体障害者障害程度等級表で定める身体上の障害のうち、肢
体不自由および胸腹部臓器の機能障害以外の障害(視覚障害
や聴覚障害など)は対象になりません。
2.公的介護保険制度
の要介護3・4・
5
3.寝たきり
4.認知症
5.高度障害
6.片側半身の障害
公的介護保険制度に基づき、要介護3、4または5の状態に該当す
ると認定され、その認定が効力を生じたもの
寝たきりによる要介護状態に該当し、その状態が該当した日から起
算して継続して180日あると医師によって診断確定されたもの
認知症による要介護状態に該当し、その状態が該当した日から起算
して継続して180日あると医師によって診断確定されたもの
所定の身体障害表の第1級の障害状態に該当したもの(⑥)
片側1上肢および1下肢の用を全く永久に失ったもの(⑥)
⑥ 障害状態の様態により、障害状態に該当している期間が180日以上であるなどの経過観察
日数を設けて判断することがあります。
1.里香さんが死亡した場合、生活サポート定期保険と定期保険から死亡保険金が支払われる。
また、翌年の支払事由発生の応当日から家計保障年金の支払いが開始される。
2.家計保障年金の年金支払対象期間を末子の美紀さんが22歳になる年までの17年間に設定
して加入し、15年後に里香さんが死亡した場合、家計保障年金の支払いは美紀さんが22
歳になる年で終了する。
3.里香さんが所定の身体障害表の第1級の障害状態に該当し、家計保障年金から高度障害年金
が支払われる場合、その後の家計保障年金の保険料の払込みは不要となる。
4.里香さんが公的介護保険制度の要介護2に該当した場合、生活サポート保険金が支払われる。
リスクと保険
13
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リスクと保険
平成27年度第1回
問4
杉山晋輔さん(以下「晋輔さん」という)は、自身の定年が近づいてきたことから、老後の生活設計

についてCFP 認定者に相談しました。以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の中か
ら1つ選んでください。
<資料>
[家族構成]
本人:杉山 晋輔
妻
:
長男:
(58歳
昭和31年8月
5日生)会社員
貴美子(55歳
昭和34年9月10日生)パートタイマー
快斗
平成
(24歳
3年5月17日生)会社員
[状況等]
・ 晋輔さんは22歳で就職し、現在まで継続して厚生年金保険に加入している。
・ 貴美子さんは22歳で就職し、厚生年金保険に加入していたが、24歳で結婚を機に勤めて
いた会社を退職した。その後、50歳から現在まで、株式会社BC社にパートタイマー(厚
生年金保険加入)として勤めている。なお、貴美子さんは晋輔さんに生計を維持されている。
・ 快斗さんは22歳で就職し、現在まで継続して厚生年金保険に加入している。快斗さんは晋
輔さん夫婦と同居しているが、晋輔さんに生計を維持されていない。
・ 晋輔さんは、5年前から高血圧症の薬を服薬している。
(問題12)
(設問A)晋輔さんが受給する国民年金および厚生年金保険の老齢年金に関する次の記述のうち、誤っ
ているものはどれか。なお、記載のない要件は満たしているものとする。
1.晋輔さんが65歳までに受け取る年金には定額部分はなく報酬比例部分の老齢厚生年金のみ
であり、65歳から老齢厚生年金と老齢基礎年金を受給することができる。
2.貴美子さんが65歳になると貴美子さんの老齢基礎年金に振替加算が加算され、晋輔さんに
支給されていた配偶者加給年金額は加算されなくなる。
3.晋輔さんが老齢年金の支給繰下げの申出をする場合、老齢基礎年金と老齢厚生年金でそれぞ
れ異なる繰下げ時期を選択することができる。
4.晋輔さんが60歳以降も現在の職場で働き続け、在職老齢年金と雇用保険の高年齢雇用継続
基本給付金の両方を受給する要件を満たした場合、在職老齢年金の支給が優先され、高年齢
雇用継続基本給付金の全部または一部が支給停止となる。
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14
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題13)

(設問B)CFP 認定者は、大きな病気や介護を心配している晋輔さんに対して、生前に保険金・給
付金等が支払われる保険商品について説明した。次の説明の空欄(ア)~(ウ)にあてはま
る数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
・ ガン保険は、主な保障として、ガンと診断されたときに給付される診断給付金、ガン治療のた
めに入院したときに給付される入院給付金、ガンで所定の手術をしたときに給付される手術給
付金などがあります。一般的に、契約後(
ア
)日間の不てん補期間があります。
・ 三大疾病保障保険は、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中に一時金等で備える商品です。急性心筋梗
塞の場合は、発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて(
イ
)日以上、労
働の制限を必要とする状態が継続したと診断されることが支払要件となります。
・ 生命保険会社の介護保険は、公的介護保険制度では対象外とされている40歳未満や、40歳
から(
ウ
)歳の特定疾病以外による介護に備える役割、介護により生じる経済的な負担や
収入の喪失・減少に備える役割があります。
1.(ア)90 (イ)60
(ウ)64
2.(ア)60 (イ)90
(ウ)64
3.(ア)90 (イ)90
(ウ)59
4.(ア)60
(ウ)59
リスクと保険
(イ)60
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題14)
(設問C)晋輔さんは、BR銀行の窓口で下記<資料>の変額個人年金保険への加入を勧められた。下
記<資料>の変額個人年金保険の商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
【変額個人年金保険】
<イメージ図>
契約初期費用
(一時払保険料の3%)
死亡保険金額
基本保険金額
被保険者の生存中、
一生涯にわたって年金をお受取り
特別勘定繰入額
一時払保険料(基本保険金額)
死亡一時金額
積立金額
死亡一時金額
積立金額
既払年金累計額
既払年金累計額
年金額
据置期間
年金支払期間(終身)
▲
年金支払開始日
※イメージ図について
上図は、据置期間中ならびに年金支払期間中に解約、一部解約および増額がなかった場合のものです。また、基
本的な仕組みをご理解いただくため、ステップアップ年金額は考慮しておりません。
<仕組みと特徴>
ポイント1
○最短で契約日の1年後から、年金のお受取りを開始いただけます。(年金支払開始日は年単位
の契約応当日となります。
)
○据置期間に応じて、年金額が決まります。
契約日から年金支払開始日
までの期間(据置期間)
基本年金額の算出率
(基本保険金額に対して)
4年未満
4年以上7年未満
7年以上
3.0%
3.5%
4.0%
ポイント2
○被保険者がご存命である限り、一生涯にわたって年金をお受取りいただけます。特別勘定の運
用実績によっては、積立金がなくなることがありますが、その場合も被保険者がご存命である
限り、一生涯にわたって年金をお受取りいただけます。
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16
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
ポイント3
○年金支払期間中も特別勘定で運用を継続することで、運用成果に応じて、1年ごとに年金額が
「ステップアップ」する可能性があります。なお、一度ステップアップした年金額は、基本保
険金額を減額しない限り下がりません。
(ご注意ください)
・ 特別勘定での運用期間中(据置期間および年金支払期間)は、保険関係費と資産運用関係
費が控除されます。
・ 運用実績によっては、年金額がステップアップしない場合があります。
・ 保証金額付特別勘定終身年金の支払期間中に、一部解約(基本保険金額の減額)をした場
合、基本年金額とステップアップ年金額が減額されます。
ポイント4
○据置期間中は死亡保険金として、年金支払期間中は既払年金累計額と死亡一時金額の合算(受
取総額)として、一時払保険料(基本保険金額)の100%が保証されます。
(ご注意ください)
・ この保険は預金ではありません。したがって、中途解約した場合の払戻金は、預金とは異
なり元本保証がなく、払込保険料相当額(基本保険金額)を下回る場合があります。
1.一時払保険料1,000万円を払い込み、契約日から5年経過後に年金の受取りを開始した
場合の基本年金額は、30万円となる。
2.年金支払期間中の運用実績により積立金がなくなった場合には、そのなくなった日の属する
年に受け取る年金が最終年金となり、契約は消滅する。
3.年金支払期間中の運用実績により年金額がステップアップしたとき、その後の運用実績によ
っては、ステップアップ年金額は減額される可能性がある。
4.一時払保険料1,000万円を払い込み、契約日から年金支払開始後までマイナスの運用実
績が継続している場合において、既払年金累計額が300万円であるときの死亡一時金額は、
700万円となる。
リスクと保険
17
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リスクと保険
平成27年度第1回
問5
安藤さん夫婦は、現在CM社の生命保険に加入していますが、CZ社の生命保険募集人よりCZ社の

生命保険への見直しの提案を受けていることから、CFP 認定者に相談しました。以下の設問A~D
について、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。なお、契約時から保険事故までに保
険金などの支払いは一切なく、特約は同一内容で更新するものとし、免責事項に該当する事由もないも
のとします。また、年金形式で受け取れる保険金・給付金は、特に指示がない限りすべて年金形式で受
け取るものとします。
[家族構成]
夫
:安藤 義人(40歳
会社員)
妻
:
広美(38歳
専業主婦)
長男:
幸司(10歳
小学生)
二男:
良輔(
小学生)
7歳
[現在加入しているCM社の生命保険の保障内容]
・ 保険証券<資料1>参照
[提案を受けているCZ社の生命保険の保障内容]
・ 保険提案書<資料2>および保険提案書<資料3>参照
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
<資料1>CM社
保険種類
3年ごと利差配当付利率変動型積立終身保険
保険契約者
安藤 義人
安藤 義人
被保険者
契約年齢 30歳 男性
1974年12月8日生
死亡保険金受取人
安藤 広美
■ご契約内容
主契約の内容
積立終身保険
様
様
ご印鑑
様(妻)
保険期間
終身
保険証券記号番号
○○○-△△△△
契約日:2005年12月1日
主契約の保険期間:終身
主契約の保険料払込期間:60歳払込満了
保険料払込方法:年12回
保険料払込期月:毎月
社員配当金支払方法:積立配当方式
保険料:××,×××円
安
◯
藤
受取割合
100%
保険金額
保険金額
<第1保険期間>
◇不慮の事故や所定の感染症で死亡のとき:積立金×1.1倍
◇上記以外で死亡のとき:積立金
<第2保険期間>
◇死亡・高度障害状態のとき:主契約の保険料払込期間満了日の
積立金およびその翌日に適用される予定利率等により計算され
る保険金
特約の内容
定期保険特約
保険期間
10年
保険金額
保険金額・給付金額
2,000万円
◇死亡・高度障害状態のとき
災害割増特約
10年
保険金額
1,000万円
◇不慮の事故や所定の感染症で死亡のとき、災害死亡保険金を支
払います。
◇不慮の事故や所定の感染症で所定の高度障害状態のとき、災害
高度障害保険金を支払います。
傷害特約
10年
保険金額・給付金額
1,000万円
◇不慮の事故や所定の感染症で死亡のとき、災害死亡保険金を支
払います。
◇不慮の事故で所定の障害状態のとき、障害給付金(保険金額の
100%~10%)を支払います。
総合入院特約
10年
日額
10,000円
◇病気またはケガで2日以上入院のとき、入院開始日から入院給
付金を支払います。
◇病気またはケガで所定の手術を受けたとき、手術の種類に応じ
て手術給付金(入院給付金日額の10倍・20倍・40倍)を
支払います。
◇同一事由の1回の入院給付金支払い限度は120日、通算して
1,000日となります。
家族入院特約(妻・子型)
10年
日額
5,000円
◇妻・子が病気またはケガで2日以上入院のとき、入院開始日か
ら入院給付金を支払います。
◇妻・子が病気またはケガで所定の手術を受けたとき、手術の種
類に応じて手術給付金(入院給付金日額の10倍・20倍・40
倍)を支払います。
◇同一事由の1回の入院給付金支払い限度は120日、通算して
1,000日となります。
成人病入院特約
10年
リビング・ニーズ特約
-
日額
10,000円
◇所定の成人病で2日以上入院のとき、入院開始日から入院給付
金を支払います。
◇所定の成人病で所定の手術を受けたとき、手術の種類に応じて
手術給付金(入院給付金日額の10倍・20倍・40倍)を支
払います。
◇同一事由の1回の入院給付金支払い限度は120日、通算して
1,000日となります。
◇余命6ヵ月以内と判断されたとき、死亡保険金の範囲内かつ同
一被保険者を通算して3,000万円を限度に保険金を請求する
ことができます。なお、積立終身保険・災害割増特約・傷害特
約はこの特約による保険金支払いの対象となりません。
裏書事項
保険証券記号番号 ○○○-△△△△
傷害特約(10年)1,000万円 解約
リスクと保険
19
裏書承認印
裏書年月日
承
認
CM生命
2008年12月1日
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リスクと保険
平成27年度第1回
<資料2>CZ社
ご提案書
(ご契約者)
(被保険者)
(年齢・性別)
保険種類:変額保険(終身型)<無配当>
安藤 義人 様
安藤 義人 様
40歳・男性
予定契約日:2015年7月1日
払込保険料合計:××,×××円
払方:月払い、口座振替
※高度障害時には年金年額の50%の金額を加算
解約返戻金抑制型
家族収入特約(高度障害療養加算型)
最低保証期間5年
無解約返戻金型入院特約
(一時金給付型)
変動保険金額
基本保険金額
変額保険(終身型)
▲
40歳契約
▲
60歳払込満了
◇ご提案内容
ご契約明細
主なお支払い事由など
保険期間
変額保険(終身型) ① 死亡のとき
終身
② 所定の高度障害状態のとき
※上記①もしくは②の場合に基本保険金額+変動保険金額をお支
払いします(基本保険金額は最低保証)
。
※変動保険金額は特別勘定の運用実績によって増減します。
※解約返戻金については最低保証がありません。
解約返戻金抑制型 ① 死亡のとき
60歳
家族収入特約
② 所定の高度障害状態のとき
(高度障害療養
※最低保証期間5年
加算型)
※②の場合には年金年額×1.5倍をお支払いします。
保険金額
給付金額
基本保険金額
500万円
年金年額
360万円
無解約返戻金型
入院特約
(一時金給付型)
病気またはケガで2日以上継続して入院したとき
終身
一時金10万円
病気またはケガで20日を超えて入院を継続したとき
終身
日額5,000円
※給付金額×(入院日数-20日)をお支払いします。
所定の三大疾病により60日を超えて入院を継続したとき
終身
日額5,000円
※給付金額×(入院日数-60日)をお支払いします。
※1入院の支払限度および通算支払限度はありません。
※リビング・ニーズ特約:余命6ヵ月以内と判断されたとき、死亡保険金額の範囲内かつ同一被保険者を通算して
3,000万円を限度に保険金を請求することができます。変額保険(終身型)および解約返戻金抑制型家族収
入特約(高度障害療養加算型)がこの特約による保険金支払いの対象となります。
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
<資料3>CZ社
ご提案書
保険種類:総合医療保険(終身)<無配当>
(ご契約者)
(被保険者)
(年齢・性別)
安藤 広美 様
安藤 広美 様
38歳・女性
予定契約日:2015年7月1日
払込保険料合計:×,×××円
払方:月払い、口座振替
女性疾病入院特約(60歳払込満了)
三大疾病保障特約(60歳払込満了)
主契約:総合医療保険(60歳払込満了)
▲
38歳契約
▲
60歳払込満了
◇ご提案内容
ご契約明細
総合医療保険
主なお支払い事由など
保険期間
給付金額
①病気またはケガで1日以上入院したとき
終身
日額10,000円
※入院日額×入院日数の額をお支払いします。
※1回の入院60日分、通算1,095日を限度とします。
②病気またはケガで所定の手術を受けたとき
※手術1回につき入院日額の10倍・20倍・40倍までお
支払いします。
三大疾病保障特約 ①死亡のとき
終身
一時金300万円
②所定の高度障害状態のとき
③三大疾病により所定の条件に該当したとき
女性疾病入院特約 ①所定の女性疾病で1日以上入院したとき
終身
日額10,000円
※入院日額×入院日数の額をお支払いします。
※1回の入院60日分、通算1,095日を限度とします。
②所定の女性疾病で所定の手術を受けたとき
※手術1回につき入院日額の10倍・20倍・40倍までお
支払いします。
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題15)

(設問A)CFP 認定者は、義人さんの病気死亡時の保障内容について説明した。2015年10月
に義人さんが膵臓ガンにより20日間継続して入院し、その間に約款に定められた所定の手
術(給付倍率40倍)を受けたが死亡した場合、受け取ることができる保険金・給付金の合
計額の比較として、正しいものはどれか。なお、CM社の積立終身保険における積立金額は
155万円とし、CZ社における変額保険の変動保険金額は0円とする。また、約款に定め
る所定の成人病、三大疾病に該当するものとする。
1.CM社よりCZ社の方が、5,419.5万円多い。
2.CM社よりCZ社の方が、5,425万円多い。
3.CM社よりCZ社の方が、5,435万円多い。
4.CM社よりCZ社の方が、5,491万円多い。
(問題16)

(設問B)CFP 認定者は、義人さんの疾病入院時の保障内容について説明した。2015年12月
に義人さんが急性心筋梗塞により10日間継続して入院し、その間に約款に定められた所定
の手術(給付倍率10倍)を受けた場合、受け取ることができる保険金・給付金の合計額の
比較として、正しいものはどれか。なお、約款に定める所定の成人病、三大疾病に該当する
ものとする。
1.CM社とCZ社の保険金・給付金の合計額は同額である。
2.CM社よりCZ社の方が、10万円少ない。
3.CM社よりCZ社の方が、20万円少ない。
4.CM社よりCZ社の方が、30万円少ない。
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22
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題17)

(設問C)CFP 認定者は、広美さんの疾病入院時の保障内容について説明した。2015年12月
に広美さんが乳ガンにより30日間継続して入院し、その間に約款に定められた所定の手術
(給付倍率40倍)を受けた場合、受け取ることができる保険金・給付金の合計額の比較と
して、正しいものはどれか。なお、約款に定める所定の女性疾病、三大疾病による所定の条
件に該当するものとする。
1.CM社よりCZ社の方が、35万円多い。
2.CM社よりCZ社の方が、105万円多い。
3.CM社よりCZ社の方が、335万円多い。
4.CM社よりCZ社の方が、405万円多い。
(問題18)

(設問D)CFP 認定者は、義人さんの余命が6ヵ月以内と判断されたときの保障内容について説明し
た。2020年1月に義人さんの余命がガンにより6ヵ月以内と判断された場合、リビング・
ニーズ特約の請求時において指定できる最大金額の比較として、正しいものはどれか。なお、
年金形式で受け取る保険金は一時金への換算保険金額とし、その際の年金現価率は13.865
を用いることとする。また、CZ社における変額保険の変動保険金額は0円とする。
1.CM社よりCZ社の方が、845万円多い。
2.CM社よりCZ社の方が、1,000万円多い。
3.CM社よりCZ社の方が、2,836.4万円多い。
4.CM社よりCZ社の方が、3,491.4万円多い。
リスクと保険
23
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リスクと保険
平成27年度第1回
問6
神奈川県内で不動産賃貸業を営む倉田幸造さん(以下「幸造さん」という)は、生命保険を活用した

相続対策について、CFP 認定者に相談しました。以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1
~4の中から1つ選んでください。
[親族関係図]
長男
孫
夏希(19歳)
孫
隆博(18歳)
長女 ゆかり(すでに死亡)
孫
雄大(17歳)
夫
孫
優子(12歳)
孫
真理子(12歳)
妻
幸一郎(48歳)
君江(46歳)
倉田幸造(72歳)
妻
清子(70歳)
長岡 忠彦(45歳)
二女 みゆき(45歳)
夫
鶴見 直樹(47歳)
二男 純二(43歳)
[状況等]
・ 長男の幸一郎さんは、東京都内の企業に勤務しており、妻の君江さん、子の夏希さん、子の
隆博さん、君江さんの両親と東京都内にある幸一郎さんの自宅で生活している。
・ 長女のゆかりさんは、2年前に病気で死亡している。
・ 二女のみゆきさんは、夫の直樹さん、子の真理子さんと大阪府内にある直樹さんの自宅で生
活している。
・ 二男の純二さんは、東京都内の企業に勤務しており、独身で幸造さん夫婦と同居している。
・ 幸造さんは、不動産賃貸業を長女のゆかりさんに承継しようと考えていたが、ゆかりさんが
亡くなったため、今は二男の純二さんに承継させようと考えている。
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24
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
[幸造さんの財産の状況(相続税評価額、生命保険を除く)
]
自宅兼賃貸用店舗(土地・建物):15,000万円
(土地は小規模宅地等の特例適用後の評価額)
賃貸用アパート1棟
:22,000万円
預貯金
:3,000万円
有価証券
:1,000万円
その他の資産
:500万円
賃貸用アパートのローン
:10,000万円
※幸造さんの所有する財産は、すべて日本国内にあるものとする。
[生命保険契約一覧]
保険契約者
(保険料負担者)
契約
被保険者
①
②
倉田幸造
③
倉田幸造
倉田清子
死亡保険金受取人
死亡保険金額
倉田清子
倉田幸一郎(50%)
長岡雄大(25%)
長岡優子(25%)
倉田幸造
12,000万円
3,000万円
12,000万円
(問題19)
(設問A)仮に現時点で幸造さんが死亡した場合に支払われる生命保険金のうち、清子さんと幸一郎さ
んの相続税の課税対象額(非課税金額控除後の金額)の組み合わせとして、正しいものはど
れか。
(清子さん)
(幸一郎さん)
1.
9,600万円
2,400万円
2.
9,600万円
1,200万円
3.10,000万円
1,250万円
4.10,000万円
2,500万円
リスクと保険
25
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題20)
(設問B)幸造さんの相続(1次相続)発生後に清子さんの相続(2次相続)が発生することを想定し
た場合、契約③の名義変更に関する次の記述の適切・不適切の組み合わせとして、正しいも
のはどれか。
(ア)1次相続後に、保険契約者を清子さん、保険金受取人を純二さんに変更すると、2次相続発生時
にみなし相続財産として相続税の課税対象となる。
(イ)1次相続後に、保険契約者を純二さん、保険金受取人をみゆきさんに変更すると、2次相続発生
時に、贈与税の課税対象となる。
(ウ)1次相続後に、保険契約者および保険金受取人を純二さんに変更すると、2次相続発生時に、純
二さんの一時所得として所得税の課税対象となる。
1.(ア)および(イ)は適切であるが、
(ウ)は不適切。
2.(ア)および(ウ)は適切であるが、
(イ)は不適切。
3.(イ)および(ウ)は適切であるが、
(ア)は不適切。
4.(ア)(イ)
(ウ)はすべて適切である。
(問題21)
(設問C)幸造さんは、生命保険の保険料に充当する程度の金額を子や孫に贈与する生前贈与を検討し
ている。幸造さんから子や孫への生前贈与に当たっての留意点に関する次の記述のうち、最
も不適切なものはどれか。
1.毎年、贈与の都度、幸造さんと受贈者のそれぞれが署名・捺印した贈与契約書を2部作成し、
それぞれが保管する。
2.孫5人に同じ金額を毎年贈与する場合、幸造さんの相続が発生しても贈与した金額は相続財
産に加算されることはなく、財産の移転が実行できる。
3.1年間に贈与を受けた額が贈与税の基礎控除額を超える場合、受贈者は翌年の2月1日から
3月15日までに贈与税の申告を行い、申告書の控えを保管しておく。
4.贈与を受けた資金(基礎控除額を超える)で保険料を前納した場合、贈与を受けた年に保険
料に充当された金額だけではなく、その年に贈与を受けた資金の全額について贈与税の課税
対象となる。
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
リスクと保険
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平成27年度第1回
問7
株式会社DT社(以下「DT社」という)は、医薬品の研究開発・製造を手掛ける企業で、バイオ医
薬品に特化した新薬開発が功を奏して近年業績を順調に伸ばしています。人事部の谷口部長は、社長か

らこれからの事業戦略を見据えて人事制度、福利厚生制度の見直しを指示され、CFP 認定者に相談
しました。以下の設問A~Eについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。
<会社概要>
社名
:株式会社DT社
業種
:医薬品製造業
創業
:平成17年6月1日
資本金 :6,000万円
従業員数:210名
定年
:60歳(65歳まで定年後再雇用制度あり)
福利厚生:退職金制度(一時金のみ。企業年金制度なし)、弔慰金・見舞金制度
(問題22)
(設問A)谷口部長は、退職金制度を改定し確定拠出年金(企業型)の導入を検討しており、マッチン

グ拠出についてCFP 認定者に質問した。DT社において新たに確定拠出年金(企業型)
を導入した場合におけるマッチング拠出に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.DT社では、同社の掛金拠出額と従業員の掛金拠出額を合算した拠出限度額は月額27,500
円となる。
2.従業員が拠出する掛金は、DT社が拠出する掛金の額を超えることができない。
3.従業員が拠出する掛金は、原則、年1回しか変更できない。
4.従業員が拠出する掛金は、小規模企業共済等掛金控除の対象となる。
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28
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題23)
(設問B)谷口部長が退職金の効率的な財源準備方法を検討していたところ、DW生命保険会社から、
従業員全員加入の60歳満了養老保険(無配当)福利厚生プラン(1/2養老保険、ハーフ
タックスプラン)に加入することを提案された。下記<条件>に基づきDT社が養老保険に
加入し、20年後に従業員の宇野さんが退職することになった。DT社が養老保険を解約し
解約返戻金を受け取り、宇野さんに退職金を支払った場合のDT社の一連の経理処理として、
正しいものはどれか。なお、保険料は20年分支払い済みとし、保険料の未経過分に相当す
る返還金はないものとする。また、源泉徴収については考慮しないものとする。
<条件>
保険種類
:養老保険(無配当)
保険契約者・満期保険金受取人
:DT社
被保険者
:従業員全員
死亡保険金受取人
:被保険者の遺族
保険期間
:各被保険者の60歳満期
保険料払込期間
:各被保険者の60歳保険料払込満了
宇野さんに係る保険金額
:500万円
宇野さんに係る年払い保険料
:165,000円
宇野さん退職時の解約返戻金相当額:350万円
※宇野さんは30歳で加入したものとする。
※宇野さんの退職金予定額は700万円とする。
1.
現金・預金
退職金
2.
現金・預金
7,000,000円
借方
3,500,000円
退職金
7,000,000円
雑損失
借方
1,650,000円
退職金
借方
7,000,000円
3.
4.
リスクと保険
借方
3,500,000円
29
保険料積立金
雑収入
現金・預金
保険料積立金
雑収入
現金・預金
貸方
1,650,000円
1,850,000円
7,000,000円
貸方
3,300,000円
200,000円
7,000,000円
保険料積立金
貸方
1,650,000円
現金・預金
貸方
7,000,000円
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題24)
(設問C)谷口部長が、退職金の効率的な財源準備方法を検討していたところ、DQ生命保険会社から、
終身ガン保険に加入することを提案された。下記<条件>に基づきDT社が終身ガン保険に
加入した場合、保険料支払い時のDT社の経理処理として、正しいものはどれか。
<条件>
保険種類
:終身ガン保険(解約返戻金あり)
契約日
:平成27年7月1日
保険契約者・死亡保険金受取人・入院給付金受取人:DT社
被保険者
:従業員(30歳男性)
入院給付金(日額)
:10,000円
年払い保険料
:97,500円
保険期間
:終身
保険料払込期間
:60歳払込満了
<参考>平成24年4月27日
法人が支払う「ガン保険」(終身保障タイプ)の保険料の取扱い
について(法令解釈通達・抜粋)
1.終身払込みの場合
加入時の年齢から105歳までの期間を計算上の保険期間(以下「保険期間」という)とし、
当該保険期間開始の時から当該保険期間の50%に相当する期間(以下「前払い期間」とい
う)を経過するまでの期間にあっては、各年の支払保険料の額のうち2分の1に相当する金
額を前払金等として資産に計上し、残額については損金の額に算入する。
(注)前払い期間に1年未満の端数がある場合には、その端数を切り捨てた期間を前払い期
間とする。
2.有期払込みの場合
保険期間のうち前払い期間を経過するまでの期間にあっては、次に定める処理を行う。
※保険料払込期間が終了するまでの期間
次の算式により計算した金額(以下「当期分保険料」という)を算出し、各年の支払保険
料の額のうち、当期分保険料の2分の1に相当する金額と当期分保険料を超える金額を前
払金等として資産に計上し、残額については損金の額に算入する。
[算式]
支払保険料(年額)×
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保険料払込期間
=当期分保険料(年額)
保険期間
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
1.
借方
支払保険料
前払保険料
2.
貸方
19,500円
78,000円
現金・預金
借方
支払保険料
前払保険料
3.
貸方
24,375円
73,125円
現金・預金
借方
支払保険料
前払保険料
4.
97,500円
貸方
39,000円
58,500円
現金・預金
借方
支払保険料
前払保険料
97,500円
97,500円
貸方
48,750円
48,750円
現金・預金
97,500円
(問題25)
(設問D)谷口部長は、従業員の退職金の資金準備のために中小企業退職金共済制度(以下「中退共」
という)への加入を検討している。中退共に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.新たに中退共に加入する場合は、加入後4ヵ月目から1年間、掛金月額の2分の1を国が助
成する制度があり、事業主の負担が軽減される。
2.確定拠出年金(企業型)同様、従業員が掛金を拠出できるマッチング拠出制度がある。
3.従業員が退職した場合、退職者本人が中小企業退職金共済事業本部へ退職金を直接請求する。
4.退職金は基本退職金と付加退職金の2本建てになっているが、基本退職金に上積みされる付
加退職金は、運用状況によっては支払われないことがある。
(問題26)
(設問E)谷口部長は、優秀な人材を確保するためにさまざまな福利厚生制度を検討している。以下の
福利厚生制度を実施した場合の従業員に対する所得税の課税関係に関する次の記述のうち、
最も不適切なものはどれか。なお、DT社は従業員に対して社会保険料相当額の補助は行っ
ていないものとする。また、記載のない要件は満たしているものとする。
1.DT社が旅行費用を負担して従業員レクリエーション旅行を実施した場合、不参加者に対し
てDT社が旅行費用相当額の金銭を支給しなければ、この旅行に係る費用は課税されない。
2.DT社が創業10周年を記念して全従業員に対して一律1万円の商品券を支給する場合、こ
の商品券の支給については課税される。
3.DT社が全従業員に対して、従業員が自ら保険契約者となっている掛捨ての定期保険の保険
料の補助を行う場合、補助額が月額200円であれば課税されない。
4.DT社が保険契約者となり、部課長のみを被保険者および保険金受取人とする医療保険(終
身保障タイプ)に加入した場合、この医療保険の保険料は課税されない。
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
問8
株式会社KD社(以下「KD社」という)の代表取締役社長である室井美穂さん(以下「室井社長」
という)は、万一自分が死亡したときの事業保障準備だけでなく、勇退資金の準備としての生命保険の

活用法について、CFP 認定者に相談しました。以下の設問A~Dについて、それぞれの答えを1~
4の中から1つ選んでください。
[家族構成等]
氏名
室井 美穂
室井 徹
室井 勉
続柄
本人
長男
二男
年齢
55歳
28歳
26歳
その他
KD社代表取締役社長
公務員
KD社従業員
[会社決算状況]
・ 貸借対照表
・ 損益計算書
自:平成26年4月 1日
(単位:千円) 至:平成27年3月31日
負債の部
科目
平成27年3月31日
資産の部
売上高
売上原価
(単位:千円)
<流動資産>
現金・預金
118,000
53,000
<流動負債>
短期借入金
148,000
100,000
売掛金
受取手形
35,000
8,000
買掛金
支払手形
32,000
16,000
売上総利益
販売費・一般管理費
棚卸資産
<固定資産>
22,000
112,000
<固定負債>
長期借入金
30,000
30,000
営業利益
営業外収益
10,000
1,000
純資産の部
<株主資本>
52,000
営業外費用
経常利益
3,000
8,000
有形固定資産
設備・備品
32,000
32,000
投資その他の資産
保証金
80,000
23,000
資本金
資本剰余金
10,000
2,000
特別利益
特別損失
保険料積立金
前払保険料
25,000
32,000
利益剰余金
40,000
税引前当期純利益
法人税等
合計
230,000
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合計
無断複製転載禁止
230,000
32
当期純利益
1,500,000
900,000
600,000
590,000
0
0
8,000
3,000
5,000
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
<資料>
[役員退職慰労金規程(抜粋)
]
第1条(総則)
この規程は退任した取締役または監査役(以下「役員」という)の退職慰労金ならびに弔慰金に
ついて定めるものである。
第2条(退任の定義)
退任の時期は以下の各号に定めるときとする。
① 辞任
② 任期満了
③ 解任
④ 死亡
第3条(金額の算定)
役員退職慰労金の算定は、役位別の最終報酬月額に役位ごとの在任年数を乗じ、役位別係数を乗
じて算出した額の合計額とする。
① 役位別係数
代表取締役社長
専務取締役
常務取締役
取締役
監査役
3.0
2.4
2.2
2.0
1.5
② 在任年数
1年未満の在任期間は月割りとし、1ヵ月未満の端数日がある場合にはこれを1ヵ月に切り
上げる。
第4条(功労加算)
在任中の功績が顕著と認められた役員については、功労金として前条により計算した金額の30
%相当額を超えない範囲で加算することができる。
第5条(弔慰金)
弔慰金は以下の表を基準とし、役位・在任年数・功績等を勘案し、その都度取締役会で審議して
決定する。
業務上死亡の場合
業務外死亡の場合
年間報酬額の2分の1
年間報酬額の6分の1
第6条(支給の時期)
役員退職慰労金および弔慰金は、退任後速やかに支給する。ただし、やむを得ない事由によると
きは支給時期を延期することがある。
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題27)

(設問A)CFP 認定者は、室井社長に役員退職慰労金の資金準備として下記<資料>の逓増定期保

険の活用を勧めた。CFP 認定者が下表に基づいて説明した次の記述の空欄(ア)~
(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、実質返戻率の計
算に当たっては、%表示単位の小数点以下第2位を切り捨てること。
<資料>
保険種類
:逓増定期保険
契約日
:平成27年7月1日
保険契約者
:KD社
被保険者
:室井社長(契約年齢55歳)
保険金受取人 :KD社
保険金額
:2億円
保険期間
:75歳満了
保険料払込期間:75歳払込(全期払い)
年払い保険料
:1,000万円
[参考]逓増定期保険の保険料の取扱い
対象となる保険契約
①
②
③
前半6割の期間
1/2損金算入
1/2資産計上
1/3損金算入
2/3資産計上
1/4損金算入
3/4資産計上
保険期間満了時の被保険者の年齢45歳超
保険期間満了時の被保険者の年齢70歳超
かつ契約年齢+保険期間×2>95
保険期間満了時の被保険者の年齢80歳超
かつ契約年齢+保険期間×2>120
備考
②③ に 該 当 す る
ものを除く
③に該当するも
のを除く
<表>
(単位:万円)
経過年数
(a)支払保険料累計額
(b)前払保険料累計額
(c)損金算入累計額
(d)税軽減累計額
(e)実質負担保険料累計額(注1)
(f)解約返戻金額
(g)解約返戻率(f)÷(a)
(h)実質返戻率(f)÷(e)
1年
1,000
2年
2,000
3年
3,000
4年
4,000
5年
5,000
6年
6,000
7年
7,000
500
50.0%
1,200
60.0%
2,100
70.0%
3,000
75.0%
4,000
80.0%
5,100
85.0%
6,300
90.0%
(注1)実質負担保険料とは、支払保険料から税軽減額を控除した金額をいう。
(注2)問題作成の都合上、表の一部を表示していない。
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
「法人が逓増定期保険を契約した場合、契約前半6割の期間は毎年の保険料の一部が損金算入され
ます。従って、保険に加入しなかった場合と比較し、法人税等の負担が軽減されます。例えば、
<資料>の逓増定期保険を契約し、法人税等の実効税率を38.0%とした場合、税軽減額を考慮
すると、1年目の実質年間負担保険料は(
ア
)と考えることができます。
仮に契約から7年経過後に解約をした場合、支払保険料累計額と解約返戻金額との比率である解約
返戻率は90.0%ですが、実質負担保険料の累計額を基にした実質返戻率は(
す。このとき、(
ウ
イ
)となりま
)が雑収入に計上されますが、同時に役員退職慰労金を支給するなど損金
が発生すれば、結果的に法人税等の負担が軽減されます。」
1.(ア)810万円
(イ)
98.7%
(ウ)2,100万円
2.(ア)620万円
(イ)111.1%
(ウ)5,600万円
3.(ア)620万円
(イ)
98.7%
(ウ)3,500万円
4.(ア)810万円
(イ)111.1%
(ウ)2,800万円
(問題28)
(設問B)室井社長が死亡した場合、<資料>の役員退職慰労金規程に基づいて算出した役員退職慰労
金の額として、正しいものはどれか。なお、室井社長の役位別在任年数および役位別最終報
酬月額は以下のとおりとし、役員退職慰労金の10%の功労加算を行うものとする。また、
金額の算定においては、功労加算の加算後に万円未満を四捨五入すること。
<役位別在任年数>
代表取締役社長
専務取締役
常務取締役
取締役
<役位別最終報酬月額>
5年2ヵ月
4年
3年8ヵ月
6年3ヵ月8日
代表取締役社長
専務取締役
常務取締役
取締役
200万円
170万円
150万円
120万円
1.7,462万円
2.7,768万円
3.8,186万円
4.8,208万円
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題29)
(設問C)室井社長は、事業保障資金の必要額を生命保険の死亡保険金で準備したいと考えており、

CFP 認定者に相談した。下記<前提条件>の下、法人税等控除後でも事業保障資金の必
要額を確保できる最低保険金額として、正しいものはどれか。
<前提条件>
(1)事業保障資金の必要額は、①短期借入金から現金・預金を差し引いた額と、②売上高の1割
を合計した額とする。
(2)死亡保険金は全額が益金になるものとし、法人税等の実効税率を38.0%とする。
(3)計算結果については、百万円未満は切り上げるものとする。
1.3億1,800万円
2.3億6,700万円
3.4億400万円
4.5億1,900万円
(問題30)
(設問D)室井社長は二男の勉さんを後継者とした場合、長男の徹さんが財産分割への不公平を感じな

いか心配しており、CFP 認定者は勉さんから徹さんに対する生命保険契約を活用した代

償分割による解決策を提案した。CFP 認定者が行った代償分割に係る説明に関する次の
記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.代償分割をする旨などを遺産分割協議書に記載した場合、代償交付金については贈与税の課
税対象とならない。
2.代償交付金の準備を目的とした生命保険契約の場合、被保険者を室井社長、死亡保険金受取
人を勉さんとする必要があり、保険契約者については室井社長または勉さんとすることがで
きる。
3.被保険者を室井社長とした死亡保険金が代償交付金として活用される場合、死亡保険金受取
人が勉さんであっても、保険金請求時に代償分割をする旨が記載された遺産分割協議書を生
命保険会社に提出すれば、保険法上、生命保険会社が徹さんに保険金を支払うこととなる。
4.勉さんが徹さんに支払う代償交付金は勉さんの固有の財産から支払う必要があるため、室井
社長から預金を相続しても、その預金を代償交付金として使用することはできない。
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36
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
問9
損害保険の制度と仕組みに関する以下の設問A、Bについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ
選んでください。
(問題31)
(設問A)平成26年7月1日に改定された地震保険料等に関する次の記述のうち、誤っているものは
どれか。
1.新地震保険料は、改定前保険料に対して全国平均で15.5%引き上げられた。
2.「耐震等級割引」の割引率は、耐震等級2が30%、耐震等級3が50%へと拡大された。
3.「免震建築物割引」の割引率が50%へと拡大された。
4.「耐震診断割引」の割引率が50%へと拡大された。
(問題32)
(設問B)保険法および保険業法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.少額短期保険業者が取り扱う保険契約には、保険法が適用される。
2.JA共済、全労済、都道府県民共済、CO・OP共済が取り扱う各共済契約には、保険法が
適用される。
3.保険業法は、少額短期保険業者に対する監督や保険募集に関する規制を定めている。
4.保険業法は、JA共済、全労済、都道府県民共済、CO・OP共済の各共済団体に対する監
督や共済募集に関する規制を定めている。
リスクと保険
37
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リスクと保険
平成27年度第1回
問10
損害保険の保険金等に関する以下の設問A~Dについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選ん
でください。
(問題33)
(設問A)2つの住宅建物(同一敷地内にない)を所有する目黒さんは、建物を保険の目的として、H
A社とHB社の火災保険を契約している。過日、台風による強風で目黒さんの建物が損害を
受けた。目黒さんに支払われる損害保険金の合計額として、正しいものはどれか。なお、解
答に当たっては、下記<資料1><資料2>を参照し、費用保険金等については考慮しない
ものとする。
[目黒さんの火災保険の契約内容]
保険会社
保険種類
保険の目的
保険価額
HA社
住宅火災保険
建物Ⅰ
1,000万円
HB社
家庭総合保険
建物Ⅱ
1,300万円
延床面積
80m2
100m2
損壊した床面積
30m2
10m2
保険金額
600万円
(自己負担額なし)
1,000万円
(自己負担額3万円)
※他の特約は付帯されていない。
[損害状況]
保険会社
HA社
HB社
保険の目的
建物Ⅰ
建物Ⅱ
損害額(修理費)
40万円
15万円
※損害額(修理費)はいずれも確定した金額である。
※事故災害に関連した他の支出および修理に伴って発生した残存物はない。
<資料1>
[住宅火災保険普通保険約款(抜粋)]
第1章
保険金の支払
第1条(保険金を支払う場合)
1
当会社は、この約款に従い、次の各号のいずれかに該当する事故によって保険の目的につ
いて生じた損害(消防または避難に必要な処置によって保険の目的について生じた損害を
含みます。以下同様とします。
)に対して、損害保険金を支払います。
(1)火災
(2)落雷
(3)破裂または爆発(「破裂または爆発」とは、気体または蒸気の急激な膨張を伴う破壊
またはその現象をいいます。以下同様とします。
)
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38
リスクと保険
平成27年度第1回
2
リスクと保険
当会社は、この約款に従い、台風、せん風、暴風、暴風雨等の風災(こう水、高潮等を除
きます。)、ひょう災または豪雪、なだれ等の雪災(融雪こう水を除きます。)によって保
険の目的が損害を受け、その損害の額が20万円以上となった場合には、その損害に対し
て、損害保険金を支払います。この場合において、損害の額の認定は、構内ごとに保険の
目的のすべてについて、一括して行うものとします。
3~7-省略-
第2条~第3条-省略-
第4条(保険金の支払額)
1
当会社が第1条(保険金を支払う場合)第1項または第2項の損害保険金として支払うべ
き損害の額は、保険価額によって定めます。
2
保険金額が保険価額の80%に相当する額以上のときは、当会社は、保険金額を限度とし、
前項の規定による損害の額を損害保険金として、支払います。
3
保険金額が保険価額の80%に相当する額より低いときは、当会社は、保険金額を限度と
し、次の算式によって算出した額を損害保険金として、支払います。
第1項の規定による損害の額×
保険金額
=損害保険金の額
保険価額の80%に相当する額
以下-省略-
<資料2>
[家庭総合保険普通保険約款(抜粋)]
第1章
建物を保険の対象とした場合の補償条項
第1条[保険の対象の範囲]
(1)この補償条項における保険の対象は、保険証券に記載された建物とします。
(2)~(4)-省略-
第2条[保険の対象の評価]
(1)この保険契約においては、保険契約締結の際、保険の対象と同一の構造、質、用途、規
模、型、能力のものを再築または再取得するのに要する額を基準として、当社と保険契
約者または被保険者との間で、保険の対象の価額を評価し、建物評価額として協定し、
保険証券に記載するものとします。
(2)保険契約者または被保険者は、本条(1)の建物評価額を限度として、任意に建物保険
金額を定めることができます。
(3)~(7)-省略-
第3条[保険金を支払う場合と支払保険金の計算]
当社は、この章および第3章基本条項に従い、別表1の「当社が保険金を支払う場合」に該当
する場合に、その損害に対して、別表1の「当社が支払う保険金の計算」に規定する損害保険
金を支払います。
以下-省略-
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
[別表1]
項
事故の種類
(1)
火災、落
雷、破裂・
爆発
(2)
風災、ひょ
う災、雪災
(3)~(6)
当社が保険金を
支払う場合
火災、落雷、破
裂または爆発に
よって、保険の
対象である建物
に損害が発生し
た場合
風災、ひょう災
または雪災によ
って保険の対象
である建物に損
害が発生した場
合
-省略-
当社が支払う保険金の計算
<本表(1)から(6)の事故共通>
① 建物保険金額を限度とし、次の算式によって
算出した額を損害保険金として支払います。
損害保険金の額 = 損害の額 - 自己負担額
② 上記①に規定する損害の額は、次のア.また
はイ.に掲げる規定によって算出します。た
だし、全焼・全壊とは、次の算式による割合
が80%以上である損害をいいます。
保険の対象である保険証券に記載された建物
の焼失、流失または損壊した部分の床面積
保険の対象である保険証券に記載された建物
の延床面積
ア.焼失、流失または損壊の場合
(ア)全焼・全壊のとき
損害の額 = 建物評価額
(イ)全焼・全壊以外のとき
修理に伴って発生
損害の額 = 修理費 - した残存物がある
ときは、その価額
以下-省略-
1.42万円
2.45万円
3.52万円
4.55万円
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40
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題34)
(設問B)宮本さんは、自動車を運転中にハンドル操作を誤り、崖から転落して死亡した。下記<条
件>に基づき、宮本さんの自動車保険から支払われる人身傷害補償保険金、車両保険金の合
計額として、正しいものはどれか。なお、解答に当たっては、下記<資料>を参照すること。
<条件>
[宮本さんの自動車保険の契約内容]
保険契約者・記名被保険者・車両所有者:宮本さん
対人賠償責任保険金額
:無制限
対物賠償責任保険金額
:無制限(免責金額:0円)
人身傷害補償保険金額
:5,000万円(1名につき)
車両保険金額
:215万円(免責金額:5万円)
車両保険価額
:215万円
[事故状況]
宮本さんの自動車には他の同乗者はいない。
相手車両もなく、宮本さんの自動車の損害以外には、この事故による物的な損害はない。
[宮本さんの損害額]
人身傷害条項損害額基準により算出された死亡による損害:6,000万円
後遺障害・傷害による損害
:なし
損害防止費用および権利保全行使費用
:なし
※人身傷害条項第6条に該当する費用である。
車両の損害
:全損
※車両条項第5条第1項①の全損に該当する。
[その他回収金など]
労働者災害補償制度からの給付金:なし
※その他の任意保険・共済等には加入しておらず、保険金・給付金等も受け取っていない。
<資料>
[個人総合自動車保険普通保険約款(抜粋)
]
第3章 人身傷害条項
第1条[保険金をお支払いする場合]
当社は、日本国内において、次の①または②のいずれかに該当する急激かつ偶然な外来の事故
により、被保険者が身体に傷害を被ること(以下この条項において「人身傷害事故」といいま
す。)によって、被保険者またはその父母、配偶者もしくは子が被る損害(この損害の額は第
5条[損害の額の決定]に定める損害の額をいいます。以下この条項において同様としま
す。)に対して、この条項および基本条項に従い、人身傷害補償保険金を支払います。
① ご契約のお車の運行に起因する事故
② ご契約のお車の運行中の次の事故
ア.飛来中または落下中の他物との衝突
イ.火災または爆発
ウ.ご契約のお車の落下
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
第2条~第3条-省略-
第4条[お支払いする保険金の計算]
(1)1回の人身傷害事故につき当社の支払う人身傷害補償保険金の額は、被保険者1名につ
き、次表に定める区分に従い、同表に定める計算式により算出される額とし、その額は
人身傷害補償保険金額を限度とします。
人身傷害補償保険金の
賠償義務者の有無
適用する計算式
請求方法による区分
賠償義務者がない場合
-
本条(2)の計算式
保険金請求権者が、賠償義務
者との間で裁判や示談等によ
り損害賠償額が確定する前
本条(2)の計算式
に、第5条[損害の額の決定]
賠償義務者がある場合
(1)の規定により、損害の額
の全額を請求したとき。
以下-省略-
(2)本条(1)の表中にある「本条(2)の計算式」とは、以下に定める計算式をいいます。
人身傷害補償
第5条(1)の規定により
第6条[費用]
次の①から
=
+
-
保険金の額
決定される損害の額
の費用
⑥までの合計額
① 自賠責保険等または自動車損害賠償保障法に基づく自動車損害賠償保障事業によって
既に給付が決定しまたは支払われた金額
② 第1条[保険金をお支払いする場合]の損害について賠償義務者がある場合は、賠償
義務者が損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して、対人賠償保険等に
よって既に給付が決定しまたは支払われた保険金もしくは共済金の額
③ 保険金請求権者が賠償義務者から既に取得した損害賠償金の額
④ 労働者災害補償制度によって既に給付が決定しまたは支払われた額(社会復帰促進等
事業に基づく特別支給金を除きます。以下この条において同様とします。
)
⑤ 第5条(1)の規定により決定される損害の額および第6条の費用のうち、賠償義務
者以外の第三者が負担すべき額で保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、
その取得した額
⑥ 上記①から⑤までのほか、第1条の損害を補償するために支払われる保険金、共済金
その他の給付で、保険金請求権者が既に取得したものがある場合は、その取得した給
付の額またはその評価額(保険金額および保険金日額等が定額である傷害保険の保険
金を含みません。以下この条において同様とします。)
(3)-省略-
第5条[損害の額の決定]
(1)当社が人身傷害補償保険金を支払うべき損害の額は、被保険者が人身傷害事故の直接の
結果として、次の①から③のいずれかに該当した場合に、その区分ごとに、それぞれ定
める人身傷害条項損害額基準により算定された金額の合計額とします。ただし、賠償義
務者がある場合において、その区分ごとに算定された額が自賠責保険等によって支払わ
れる金額(自賠責保険等がない場合、または自動車損害賠償保障法に基づく自動車損害
賠償保障事業により支払われる金額がある場合は、自賠責保険等によって支払われる金
額に相当する金額をいいます。以下この(1)において同様とします。)を下回る場合に
は、自賠責保険等によって支払われる金額とします。
① 傷害
医師の治療が必要と認められる場合
② 後遺障害 後遺障害が生じた場合
③ 死亡
死亡した場合
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(2)~(5)-省略-
第6条[費用]
保険契約者または被保険者が支出した次の①および②の費用は、これを損害の一部とみなしま
す。ただし、これらの費用を支出する際の措置・手続によって得られなかった収入は対象とな
りません。
① 損害防止費用
② 権利保全行使費用
第7条~第13条-省略-
第4章 車両条項
第1条[保険金をお支払いする場合]
(1)当社は、衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、台風、洪水、高潮
その他の偶然な事故によってご契約のお車に生じた損害およびご契約のお車の盗難による
損害に対して、この条項および基本条項に従い、被保険者に車両保険金を支払います。
(2)本条(1)の「ご契約のお車」には、付属品を含みます。
第2条[補償の対象となる方-被保険者]
この条項における被保険者は、ご契約のお車の所有者とします。
第3条[保険金額]
当社と保険契約者または被保険者は、保険契約締結の時におけるご契約のお車の価額(付属品
の価額を含みます。
)を、車両保険金額として定めるものとします。
第4条-省略-
第5条[お支払いする保険金の計算]
(1)1回の事故につき当社の支払う車両保険金の額は、次のとおりとします。
支払保険金の額
区分
車両保険金額が保険価額以上の場合
車両保険金額が保険価額に達しない場合
① 全損
保険価額
車両保険金額
② 分損



第6条[損害
の額の決定] - 免責金額
②の損害の額
(保険価額を限度とします。)
第6条
②の損 - 免責金額
害の額
 車両保険金額
× 保険価額

(車両保険金額を限度とします。
)
(2)~(4)-省略-
第6条[損害の額の決定]
当社が車両保険金を支払うべき損害の額は、次のとおりとします。
① 全損の場合は、保険価額
② 分損の場合は、次の算式によって算出される額
修理に際し部分品を交換したために、
修理に伴って生じた残
損害の額 = 修理費の額 - ご契約のお車全体として価額の増加を - 存物がある場合は、そ
生じた場合は、その増加額
の残存物の価額
以下-省略-
1.5,210万円
2.5,215万円
3.6,210万円
4.6,215万円
リスクと保険
43
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題35)
(設問C)会社員の住吉さんは、自分と家族が自転車に乗る機会が多いため、自転車に関する補償がさ
れる下記内容の保険に加入している。この保険の補償内容に関する次の記述のうち、誤って
いるものはどれか。なお、解答に当たっては、下記<資料1><資料2>を参照すること。
[住吉さんの契約内容]
保険商品
:自転車向け保険
使用する約款:個人総合傷害保険(交通傷害型)家族型
保険契約者 :住吉さん
被保険者
:住吉さん、妻、長女、住吉さんの父(いずれも同居しており、責任無能力者はい
ない)
死亡・後遺障害保険金額:1,000万円
入院保険金日額
:5,000円
通院保険金日額
:3,000円
日常生活賠償特約
:1事故につき1億円
※その他の特約は付帯されていない。
<資料1>
[個人総合傷害保険(交通傷害型)普通保険約款(抜粋)]
第1章 補償条項
第1条(保険金を支払う場合)
(1)当社は、被保険者がその身体に被った次のいずれかに該当する傷害に対して、この約款
に従い保険金を支払います。
① 運行中の交通乗用具に搭乗していない被保険者が、運行中の交通乗用具(注)との衝
突、接触等の交通事故または運行中の交通乗用具(注)の衝突、接触、火災、爆発等
の交通事故によって被った傷害
② 運行中の交通乗用具の正規の搭乗装置もしくはその装置のある室内に搭乗している被
保険者または乗客として改札口を有する交通乗用具の乗降場構内にいる被保険者が、
急激かつ偶然な外来の事故によって被った傷害
③ 道路通行中の被保険者が、作業機械としてのみ使用されている工作用自動車との衝突、
接触等または作業機械としてのみ使用されている工作用自動車の衝突、接触、火災、
爆発等の事故によって被った傷害
④ 被保険者が交通乗用具(注)の火災によって被った傷害
(2)当社は、(1)の保険金のうち、保険証券に保険金額または保険金日額が記載されたもの
について、保険金を支払います。ただし、死亡保険金および後遺障害保険金については
死亡・後遺障害保険金額、手術保険金については入院保険金日額が保険証券に記載され
た場合に保険金を支払います。
(3)当社は、傷害の原因となった事故の発生が保険期間中であった場合に限り、保険金を支
払います。
(注)交通乗用具とは、下表のいずれかに該当するものをいいます。
軌道上を走行す
る陸上の乗用具
交通乗用具 汽車、電車、気
動車、モノレー
ル、ケーブルカ
ー、ロープウェ
ー、いす付リフ
ト
分類
軌道を有しない陸上
の乗用具
自動車、原動機付自転
車、自転車、トロリー
バス、人もしくは動物
の力または他の車両に
より牽引される車、そ
り、身体障害者用車い
す、乳母車、ベビーカ
ー、歩行補助車
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空の乗用具
航空機(飛行
機、ヘリコプタ
ー、グライダ
ー、飛行船、超
軽量動力機、ジ
ャイロプレー
ン)
44
水上の乗用具
その他乗用具
船舶(ヨット、モ エ レ ベ ー タ ー 、
ーターボート、水 エ ス カ レ ー タ
上オートバイ、ボ ー、動く歩道
ート)
リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
第2条(被保険者)
(1)この約款における被保険者は、次の者とします。
被保険者の型
被保険者
① 本人型
本人
③ 配偶者
対象外型
次のいずれかに該
当する者
次のいずれかに該
ア.本人
当する者
イ.本人と同居の
ア.本人
親族
イ.本人の配偶者
ウ.本人と別居の
未婚の子
② 夫婦型
④ 家族型
次のいずれかに該当する者
ア.本人
イ.本人の配偶者
ウ.本人またはその配偶者と同
居の親族
エ.本人またはその配偶者と別
居の未婚の子
以下-省略-
<資料2>
[日常生活賠償特約(抜粋)]
第1条(この特約の付帯条件)
この特約は、保険証券にこの特約の保険金額が記載されている場合に付帯されます。
第2条(保険金を支払う場合)
(1)当社は、日本国内において生じた次のいずれかに該当する事故(以下「事故」といいま
す。)による他人の身体の障害または他人の財物の破損について、被保険者が法律上の損害
賠償責任を負担することによって被る損害に対して、この特約に従い、日常生活賠償保険
金を支払います。
① 住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
② 被保険者の日常生活(注)に起因する偶然な事故
(2)当社は、(1)に規定する事故が発生した時が保険期間中であった場合に限り、日常生活賠
償保険金を支払います。
(注)日常生活:住宅以外の不動産の所有、使用または管理を除きます。
第3条(被保険者の範囲)
(1)この特約における被保険者は、次のいずれかに該当する者とします。ただし、責任無能力
者は含みません。
① 本人
② 本人の配偶者
③ 本人またはその配偶者と同居の親族
④ 本人またはその配偶者と別居の未婚の子
以下-省略-
1.住吉さんが通勤のため自転車に搭乗し駅へ向かっていたところ、誤って通行人と接触し、そ
の人が携行していたかばんに損害を与え法律上の賠償責任を負った場合、日常生活賠償保険
金の支払い対象となる。
2.住吉さんの父が自転車に搭乗し車道を走行していたところ、誤って転倒しケガを負って入院
した場合、入院保険金の支払い対象となる。
3.住吉さんの妻が横断歩道で自転車を押しながら歩行していたところ、左折してきた貨物自動
車にひかれて死亡した場合、死亡保険金の支払い対象となる。
4.住吉さんの長女が海外旅行先で自転車に搭乗中、誤って他人に衝突してケガを負わせ法律上
の賠償責任を負った場合、日常生活賠償保険金の支払い対象となる。
リスクと保険
45
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題36)
(設問D)米田さんは、海外旅行のため下記の海外旅行保険を契約しているが、海外旅行中に所有する
携行品に損害を受けた。海外旅行保険の携行品損害補償特約から米田さんに支払われる保険
金の合計額として、正しいものはどれか。なお、解答に当たっては、下記<資料>を参照す
ること。
[米田さんが契約している海外旅行保険の契約内容]
保険契約者=被保険者:米田さん
傷害死亡保険金額
:5,000万円
疾病死亡保険金額
:1,000万円
傷害治療費用保険金額:2,000万円
疾病治療費用保険金額:2,000万円
賠償責任保険金額
:1億円
携行品損害保険金額 :30万円(免責金額:0円)
※保険証券には保険の目的から除外される物の記載はない。
※他の特約は付帯されていない。
<米田さんが損害を受けた携行品の損害額>
①
②
③
④
品目
クレジットカード
携行中の旅行かばん
パスポート
ビデオカメラ
損害内容
盗難
かび、変色
置き忘れ
屋外で誤って落とし破損
損害額
不正使用被害 10万円
修理費用
5万円
再取得費用
3万円
修理費用
15万円
※損害額はいずれも確定した金額である。
※他の保険会社との契約はない。
<資料>
[海外旅行保険普通保険約款(抜粋)]
第1章 補償条項
第1条[保険金を支払う場合]
当社は、この約款およびこの保険契約に付帯された特約に従い、保険金を支払います。
第2条[保険金を支払わない場合]
当社が保険金を支払わない場合は、この保険契約に付帯された特約の規定によります。
第3条-省略-
○携行品損害補償特約
第1条[この特約の適用条件]
この特約は、保険証券にこの特約を適用する旨記載されている場合に適用されます。
第2条[保険の対象およびその範囲]
(1)保険の対象は、被保険者が旅行行程中に携行している身の回り品とします。
(2)本条(1)の身の回り品が居住施設内にある間は、保険の対象に含まれません。
(3)本条(1)の規定にかかわらず、次の①から⑨までに掲げる物は、保険の対象に含まれ
ません。
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
① 通貨、小切手、株券、手形、定期券、その他の有価証券(注1)、印紙、切手その他
これらに類する物
② 預金証書または貯金証書(注2)、クレジットカード、運転免許証(注3)その他こ
れらに類する物(注4)
③ 稿本、設計書、図案、帳簿その他これらに類する物
④ 船舶(注5)
、自動車、原動機付自転車およびこれらの付属品
⑤ 被保険者が山岳登はん、リュージュ、ボブスレー、スケルトン、航空機操縦、スカイ
ダイビング、ハンググライダー搭乗、超軽量動力機搭乗、ジャイロプレーン搭乗その
他これらに類する危険な運動等を行っている間のその運動等のための用具およびウイ
ンドサーフィン、サーフィンその他これらに類する運動を行うための用具
⑥ 義歯、義肢、コンタクトレンズその他これらに類する物
⑦ 動物および植物
⑧ 商品もしくは製品等または業務の目的のみに使用される設備もしくは什器等
⑨ その他保険証券に保険の対象に含まない旨記載された物
(注1)鉄道・船舶・航空機の乗車船券・航空券、宿泊券、観光券および旅行券(以
下「乗車券等」といいます。)については、保険の対象に含まれます。
(注2)通帳および現金自動支払機用カードを含みます。
(注3)自動車または原動機付自転車の運転免許証については保険の対象に含まれま
す。
(注4)パスポートについては、保険の対象に含まれます。
(注5)ヨット、モーターボートおよびボートを含みます。
第3条[保険金を支払う場合]
当社は、被保険者が旅行行程中に発生した偶然な事故によって保険の対象について被った損害
に対して、この特約および普通保険約款の規定に従い携行品損害保険金を支払います。
第4条[保険金を支払わない場合]
当社は、次の①から⑮のいずれかに該当する事由によって発生した損害に対しては、携行品損
害保険金を支払いません。
① 保険契約者または被保険者の故意または重大な過失
② 携行品損害保険金を受け取るべき者の故意または重大な過失
③ 被保険者が次のア.からウ.のいずれかに該当する間に発生した事故
ア.法令に定められた運転資格を持たないで自動車または原動機付自転車を運転している間
イ.道路交通法(昭和35年法律第105号)第65条(酒気帯び運転等の禁止)第1項
に定める酒気を帯びた状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
ウ.麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響により正常な運転ができないおそ
れがある状態で自動車または原動機付自転車を運転している間
④ 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変
⑤ 核燃料物質もしくは核燃料物質によって汚染された物の放射性、爆発性その他の有害な特
性またはこれらの特性による事故
⑥ 上記④もしくは⑤の事由に随伴して発生した事故またはこれらに伴う秩序の混乱に基づい
て発生した事故
⑦ 上記⑤以外の放射線照射または放射能汚染
⑧ 差押え、収用、没収、破壊等国または公共団体の公権力の行使。ただし、次のア.または
イ.のいずれかに該当する場合はこの規定を適用しません。
ア.火災消防または避難に必要な処置としてなされた場合
イ.施錠された被保険者の手荷物が、空港等における安全確認検査等の目的でその錠を壊
された場合
リスクと保険
47
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平成27年度第1回
⑨ 保険の対象の欠陥。ただし、保険契約者、被保険者またはこれらの者に代わって保険の対
象を管理する者が、相当の注意をもってしても発見し得なかった欠陥によって発生した損
害については、この規定を適用しません。
⑩ 保険の対象の自然の消耗または性質によるさび、かび、変色その他類似の事由またはねず
み食い、虫食い等
⑪ 保険の対象に発生したすり傷、かき傷または塗料のはがれ落ち等の単なる外観の損傷であ
って保険の対象の機能に支障をきたさない損害
⑫ 保険の対象である液体の流出。ただし、その結果として他の保険の対象に発生した損害に
ついては、この規定を適用しません。
⑬ 保険の対象の置き忘れまたは紛失
⑭ 偶然な外来の事故に直接起因しない保険の対象の電気的事故または機械的事故。ただし、
偶然な外来の事故に起因しない保険の対象の電気的事故または機械的事故によって発生し
た火災による損害については、この規定を適用しません。
⑮ 磁気テープ、磁気ディスクその他これらに準ずる方法により情報を記録しておくことがで
きる物または機器に記録された情報のみに発生した損害
第5条[損害の額の決定]
(1)当社が携行品損害保険金として支払うべき損害の額は、保険価額によって定めます。
(2)保険の対象の損傷を修理することができる場合においては、修理費をもって損害の額と
します。
(3)~(6)-省略-
(7)本条(1)から(5)までの規定にかかわらず、保険の対象がパスポートの場合には、
次の①および②に掲げる費用を損害の額とします。ただし、1回の保険事故について5
万円を限度とします。
① パスポートの再取得費用
② 渡航書の取得費用
(8)本条(1)から(5)までの規定にかかわらず、保険の対象が自動車または原動機付自
転車の運転免許証の場合には、国または都道府県に納付した再発給手数料を損害の額と
します。
(9)保険の対象の1個、1組または1対について損害の額が10万円を超える場合は、当社
は、そのものの損害の額を10万円とみなします。ただし、保険の対象が乗車券等であ
る場合において、保険の対象の損害の額の合計額が5万円を超えるときは、当社は、そ
れらのものの損害の額を5万円とみなします。
第6条[支払保険金の計算]
(1)当社が支払う携行品損害保険金の額は、1回の保険事故につき、次の算式によって算出
される額とします。ただし、保険期間を通じ、保険金額をもって限度とします。
携行品損害保険金の支払額 = 損害の額 - 免責金額
以下-省略-
1.10万円
2.15万円
3.18万円
4.20万円
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平成27年度第1回
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平成27年度第1回
問11
会社員の大久保覚さん(以下「大久保さん」という)は、平成27年中にマイホームとしてEAマン
ションを購入し、建物および家財を保険の目的として火災保険と地震保険の契約をする予定です。EA
マンションの管理組合が契約している損害保険と大久保さんが契約を検討中の損害保険に関する以下の
設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。
[家族構成]
大久保さん(41歳):会社員(世帯主)
[購入予定のEAマンションの概要]
物件
:EZ不動産が仲介する分譲マンションの4階402号室
物件所在地:東京都港区内
専有面積 :72.40m2(登記面積)
建築年月 :平成24年1月竣工
建物規模および用途:
鉄筋コンクリート造5階建共同住宅15戸室
1階部分には2つの店舗(飲食店・コンビニエンスストア)がある複合用途の建物
購入金額:5,100万円
諸費用 :250万円(購入時の登記費用、住宅ローン事務手数料等)
共用部分:マンション管理組合で維持・管理運営
[EAマンションの管理組合が契約している損害保険]
<契約①>
保険種類 :マンション総合保険
保険契約者:EAマンションの管理組合
被保険者 :EAマンションの管理組合(ただし、個人賠償責任特約のみ区分所有者および居
住者)
保険の目的:建物(上塗基準で共用部分のみ一括付保)
※上塗基準:界壁・構造柱・階層の本体はすべて共用部分であり、専有部分側の
上塗部分だけが専有部分であるとする基準
壁芯基準:界壁・階層の中央部分(壁芯および床の中心線)までの専有部分側
は自分の専有部分であるとする基準
保険期間 :5年間
保険金額 :4億円(共用部分のみ)
特約
:施設賠償責任特約 支払限度額 2億円(1名・1事故につき)
漏水担保特約(自動付帯)
個人賠償責任特約 支払限度額 1億円(1名・1事故につき)
<契約②>
保険種類 :地震保険
保険契約者:EAマンションの管理組合
保険の目的:建物(共用部分のみ)
保険期間 :5年間
保険金額 :2億円(共用部分のみ)
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平成27年度第1回
リスクと保険
[大久保さんが契約検討中の損害保険]
<契約③>
保険種類
:火災保険および地震保険
保険契約者=被保険者:大久保さん
保険期間
:5年間
保険の目的
:建物(専有部分のみ)および家財
※特約は付帯されていない。
(問題37)
(設問A)大久保さんが契約を検討している建物専有部分の火災保険(共用部分と同基準)の平成27
年1月における再調達価額と時価額の簡易評価(新築費単価法)に関する次の記述のうち、
正しいものはどれか。なお、解答に当たっては、下記<資料1><資料2>を参照すること。
また、計算に当たっては、10万円未満の端数を切り上げ10万円単位とすること。
(単価:万円/m2)
<資料1>新築費単価
所在地(都道府県単位)
東京
青森、神奈川、京都
秋田、山形、茨城、埼玉、千葉、
新潟、石川、福井、山梨、静岡、
愛知、大阪、兵庫、奈良、
和歌山、鳥取、島根、高知、長崎
北海道、岩手、宮城、福島、
栃木、群馬、富山、長野、岐阜、
三重、滋賀、岡山、広島、山口、
徳島、香川、愛媛、福岡、佐賀、
熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
38.3
34.5
専有部分のみ
上塗基準
壁芯基準
15.3
23.0
13.8
20.7
共用部分一括
上塗基準
壁芯基準
17.3
11.5
15.5
10.4
30.6
12.3
18.4
13.8
9.2
26.8
10.7
16.1
12.1
8.1
専有部分+
共有持分
<資料2>残価率
(単価:%)
専用住宅
木造(在来工
用法、構造・工法 法 )、 枠 組 壁
(2 × 4 ) 工
法、木質系プ
レハブ造
鉄骨造、鉄骨
系プレハブ造
専用店舗・事務所、併用住宅
木造(在来工
コンクリー卜
法 )、 枠 組 壁
造、コンクリ
(2×4)工
ート系プレハ
法、木質系プ
ブ造
レハブ造
鉄骨造、鉄骨
系プレハブ造
コンクリート
造、コンクリ
ート系プレハ
ブ造
減価率
経過年数
1.5
1.5
1.0
1.8
1.5
1.0
98.5
97.0
95.5
94.0
92.5
98.5
97.0
95.5
94.0
92.5
99.0
98.0
97.0
96.0
95.0
98.2
96.4
94.6
92.8
91.0
98.5
97.0
95.5
94.0
92.5
99.0
98.0
97.0
96.0
95.0
(年)
1
2
3
4
5
※建物評価に当たっては、付属設備率、評価区分調整、基礎率は考慮しない。
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平成27年度第1回
1.再調達価額は1,260万円の評価で、時価額は1,220万円の評価である。
2.再調達価額は1,260万円の評価で、時価額は1,210万円の評価である。
3.再調達価額は1,110万円の評価で、時価額は1,080万円の評価である。
4.再調達価額は1,110万円の評価で、時価額は1,060万円の評価である。
(問題38)
(設問B)EAマンションの管理組合が契約しているマンションの地震保険および大久保さんが契約を
検討している地震保険に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.地震により共用廊下の窓ガラスのみに損害を受けた場合、EAマンションの管理組合が契約
している地震保険では一部損の認定となり保険金が支払われる。
2.大久保さんが建物の専有部分を目的として地震保険を契約する場合、共用部分の共有持分割
合に応じた金額と専有部分の金額を合わせて、5,000万円が保険金額の限度となる。
3.大久保さんは、EAマンションの管理組合がマンション共用部分に付保する地震保険の保険
料のうち、共用部分の共有持分割合に応じた金額について、地震保険料控除の適用を受ける
ことができる。
4.EAマンションの管理組合がマンション共用部分を一括して地震保険を付保する場合、店舗
部分の区分所有者の共有持分も含めて契約する。
(問題39)
(設問C)大久保さんがEAマンションを購入した場合、EAマンションの管理組合が契約しているマ
ンション総合保険の施設賠償責任特約と個人賠償責任特約に関する次の記述のうち、正しい
ものはどれか。
1.大久保さんの住戸の外壁のタイルが経年劣化により剥離落下し、歩行者がケガをした場合、
施設賠償責任特約から保険金が支払われる。
2.共用部分の給排水設備から水漏れし、階下の住戸(専有部分)の天井を汚損し損害を与えた
場合、個人賠償責任特約から保険金が支払われる。
3.大久保さん宅内にある洗濯機からホースが外れ、水漏れにより階下の居住者の家財を汚損し
て損害を与えた場合、施設賠償責任特約から保険金が支払われる。
4.区分所有者以外の賃借人が居住する戸室から水漏れし、階下の住戸(専有部分)の天井を汚
損し損害を与えた場合、個人賠償責任特約からは保険金が支払われない。
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平成27年度第1回
リスクと保険
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平成27年度第1回
問12

CFP 認定者は、清掃業であるPY株式会社(以下「PY社」という)についてのリスクマネジメ
ントと、関連する各種損害保険についてのアドバイスを求められました。以下の設問A~Cについて、
それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。
[PY社の概要]
事業内容
:清掃業(有料駐車場も経営)
清掃業の概要:個人、法人が所有するビルの外壁、ガラス清掃等を請け負っている。
資本金
:3,000万円
従業員
:30名(うち、パート・アルバイト10名)
所有建物
:本社ビル(鉄筋コンクリート造5階建て
1,000m2)
地下1階を有料駐車場としている。
所有車両
:9台
自家用普通乗用車1台、自家用小型貨物車8台
(問題40)

(設問A)企業活動のリスクと対応する損害保険についてCFP 認定者が行ったアドバイスとして、
最も不適切なものはどれか。
1.本社ビルの冷暖房・空調設備や電気設備が、落雷により故障した場合の損害に備えるため、
機械保険(ビル付帯設備包括特約付)を検討した方が良い。
2.本社ビルから火災が発生し休業を余儀なくされた場合、その間の給与などの固定費の支出に
よる損害に備えるため、火災利益保険を検討した方が良い。
3.顧客の施設の清掃業務中に、清掃道具が落下して第三者にケガをさせた場合の賠償責任に備
えるため、施設所有(管理)者賠償責任保険を検討した方が良い。
4.地下の駐車場で顧客から鍵を預かり車を移動中、誤って顧客の車の車体に損傷を与えた場合
の賠償責任に備えるため、自動車管理者賠償責任保険を検討した方が良い。
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平成27年度第1回
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(問題41)
(設問B)PY社が所有・使用する車両が10台に到達した場合の自動車保険の取扱い等に関する次の
記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、ノンフリート契約とは、フリート契約以外の
自動車保険契約のことをいう。
1.所有・使用する車両が10台に到達した日以降に付保する車両には、ノンフリート契約とフ
リート契約のいずれかの保険料を選択することができる。
2.ノンフリート契約、フリート契約とも、所有・使用する車両1台単位で保険料の割増引が決
定される。
3.フリート契約では、10台以上の所有・使用する車両を1つの保険証券で契約した場合、フ
リート多数割引が適用される。
4.ノンフリート契約では、個人が自動車を複数台所有していても、すべて別々の保険契約とし
て契約を締結しなければならない。
(問題42)
(設問C)労働災害総合保険(法定外補償条項、使用者賠償責任条項)に関する次の記述のうち、誤っ
ているものはどれか。なお、「政府労災保険」とは労働者災害補償保険のことである。
1.PY社の代表取締役は、政府労災保険に特別加入していなければ、労働災害総合保険(法定
外補償条項)の補償対象者に含むことができない。
2.労働災害総合保険(使用者賠償責任条項)は、政府労災保険の支給決定の有無にかかわらず
保険金が支払われる。
3.通勤災害は政府労災保険の補償の対象であるが、労働災害総合保険(法定外補償条項)では
通勤災害担保特約を付帯しなければ、補償の対象とすることができない。
4.労働災害総合保険(使用者賠償責任条項)の保険金額は、被用者1名当たりの支払限度額と、
1災害における総額の支払限度額を設定する。
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平成27年度第1回
問13
株式会社NA社(以下「NA社」という。同族会社ではない)は、下記の損害保険契約を締結してい
ます。これらの保険契約に関する以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選
んでください。なお、NA社の決算期間(事業年度)は、4月1日から翌年3月31日までとします。
[契約①]
保険種類
:積立普通傷害保険
保険契約者:NA社
被保険者
:NA社の全従業員(10名)
保険金額等(被保険者1名当たりの金額であり、各被保険者とも同一)
:死亡・後遺障害保険金額
1,000万円
入院保険金額(日額)
4,000円
通院保険金額(日額)
2,000円
満期返戻金
100万円
保険料内訳(被保険者1名当たりの金額であり、各被保険者とも同一)
:一時払い保険料
106万円
積立特約保険料
98万円
平準積立保険料
97万円
死亡保険金受取人:NA社
保険期間
:平成26年10月1日から5年間
[契約②]
保険種類
:火災保険
保険契約者:NA社
保険の目的:NA社所有の社屋建物(帳簿価額4,000万円)
保険金額
:5,000万円
保険期間
:平成26年4月1日から1年間
(問題43)
(設問A)NA社が火災保険を契約している社屋建物が、平成26年12月に火災により全焼し、火災
保険金として5,000万円が支払われた。NA社はこの保険金を使って2ヵ月後に新たな
社屋(代替資産)を4,500万円で取得した。NA社が新社屋について圧縮限度額まで圧
縮記帳を行う場合、滅失により支出した費用を500万円とすると、再取得建物の帳簿価額
として、最も適切なものはどれか。
1.3,500万円
2.4,000万円
3.4,200万円
4.4,500万円
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平成27年度第1回
リスクと保険
(問題44)
(設問B)平成26年度末(平成27年3月31日)におけるNA社の契約している積立普通傷害保険
(10名分)の保険料支払いに係る経理処理(税務処理)として、正しいものはどれか。
1.
積立保険料
福利厚生費
借方
9,790,000円
810,000円
積立保険料
福利厚生費
借方
9,700,000円
900,000円
積立保険料
前払保険料
福利厚生費
借方
9,700,000円
810,000円
90,000円
積立保険料
前払保険料
福利厚生費
借方
9,700,000円
90,000円
810,000円
2.
3.
4.
現金・預金
貸方
10,600,000円
現金・預金
貸方
10,600,000円
現金・預金
貸方
10,600,000円
現金・預金
貸方
10,600,000円
(問題45)
(設問C)NA社の契約している積立普通傷害保険において、保険期間中に従業員が1名死亡し、死亡
保険金が支払われた後に、死亡した従業員を除く9名分が満期を迎え、NA社が満期返戻金
を受け取った際の経理処理(税務処理)として、正しいものはどれか。なお、満期時におけ
る契約者配当金は満期返戻金の2%とする。
1.
現金・預金
借方
9,180,000円
現金・預金
借方
9,180,000円
現金・預金
借方
9,180,000円
現金・預金
借方
9,180,000円
2.
3.
4.
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積立保険料
貸方
9,180,000円
積立保険料
前払保険料
貸方
8,820,000円
360,000円
積立保険料
前払保険料
貸方
8,730,000円
450,000円
積立保険料
雑収入
貸方
8,730,000円
450,000円
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平成27年度第1回
問14
個人および個人事業主を保険契約者とする損害保険の税務に関する以下の設問A~Eについて、それ
ぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。
(問題46)
(設問A)会社員の成田さんは、下記<資料>に記載されている[契約①]~[契約⑤]の保険契約を
損害保険会社と締結し、保険料をそれぞれ払込期日どおりに支払っている。所得税における
成田さんの平成26年分の所得の計算上、生命保険料控除および地震保険料控除の対象とな
り、所得金額から控除することができる保険料控除の金額の合計として、正しいものはどれ
か。なお、下記<資料>に記載されている[契約①]~[契約⑤]のほかに保険契約はない
ものとする。また、控除額が最も大きくなる組み合わせを用いるものとする。
<資料>
[契約①]
保険種類
:自動車保険
保険契約者=保険料負担者:成田さん
記名被保険者
:成田さん
保険期間
:平成26年7月1日から1年間
年間保険料(一時払い)
:180,000円
[契約②]
保険種類
:地震保険付き積立火災保険
保険契約者=保険料負担者:成田さん
保険の目的
:成田さんの自宅建物
保険期間
:積立火災保険 平成23年10月1日から5年間
地震保険
保険料
平成26年10月1日から1年間
:積立火災保険(一括払い)200,000円
地震保険(年払い)
40,000円
[契約③]
保険種類
:積立普通傷害保険
保険契約者=保険料負担者:成田さん
被保険者
:成田さん
保険期間
:平成23年10月1日から5年間
団体扱保険料(月払い)
:20,000円
[契約④]
保険種類
:所得補償保険
保険契約者=保険料負担者:成田さん
被保険者
:成田さん
保険期間
:平成26年7月1日から1年間
年間保険料(一時払い)
:24,000円
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平成27年度第1回
リスクと保険
[契約⑤]
保険種類
:ペット保険
保険契約者=保険料負担者:成田さん
保険期間
:平成26年7月1日から1年間
年間保険料(一時払い)
:40,000円
<所得税の生命保険料控除の控除額の速算表>
(1)平成23年12月31日以前に締結した保険契約(旧契約)等に係る控除額
年間の支払保険料の合計
25,000円 以下
25,000円 超
50,000円 以下
50,000円 超
100,000円 以下
100,000円 超
控除額
支払金額
支払金額×1/2+12,500円
支払金額×1/4+25,000円
50,000円
(2)平成24年1月1日以降に締結した保険契約(新契約)等に係る控除額
年間の支払保険料の合計
20,000円 以下
20,000円 超
40,000円 以下
40,000円 超
80,000円 以下
80,000円 超
控除額
支払金額
支払金額×1/2+10,000円
支払金額×1/4+20,000円
40,000円
<所得税の地震保険料控除の控除額の速算表>
区分
(1)地震保険料
(2)旧長期損害保険料
年間の支払保険料の合計
5万円以下
5万円超
1万円以下
1万円超2万円以下
2万円超
(1)
・(2)両方がある場合
控除額
支払金額
5万円
支払金額
支払金額÷2+5千円
1万5千円
(1)、(2)それぞれの方法で計算し
た金額の合計額(最高5万円)
1.62,000円
2.64,000円
3.72,000円
4.74,000円
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平成27年度第1回
(問題47)
(設問B)個人事業主が保険契約者となる損害保険契約について、個人事業主が支払う保険料における
必要経費の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.保険期間が3年以上の積立普通傷害保険を契約した場合は、その保険料の全額を必要経費と
することができる。
2.仕入れ商品の運送のために、運送保険を契約した場合は、その保険料の全額を必要経費とす
ることができる。
3.店舗併用住宅を保険の目的とした火災保険を契約した場合は、その保険料の全額を必要経費
とすることができる。
4.個人事業主および従業員を被保険者とする傷害保険を締結した場合は、その保険料の全額を
必要経費とすることができる。
(問題48)
(設問C)会社員の馬場秀夫さんは、下記の年金払積立傷害保険(確定型)の保険契約者(給付金受取
人)となっていたが、平成26年11月に病気により死亡した。保険契約者(給付金受取
人)を秀夫さんの妻である邦子さんに変更(相続)した場合、この契約に対する相続税の評
価額として、正しいものはどれか。
<年金払積立傷害保険(確定型)>
保険契約者・給付金受取人:馬場秀夫さんから馬場邦子さんに変更
保険料負担者
:馬場秀夫さん
被保険者
:馬場邦子さん
保険期間
:平成16年10月1日から14年間
給付金受取開始日
:平成26年10月1日
給付金受取期間(回数)
:5年(5回)
基本給付金
:50万円
残給付金に対する現価(予定利率による複利年金現価率を乗じた金額):175万円
相続時の解約返戻金相当額:160万円
1.
0円
2.160万円
3.175万円
4.200万円
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リスクと保険
平成27年度第1回
リスクと保険
(問題49)
(設問D)下記<資料>に記載されている[契約①]~[契約④]の保険契約に係る保険金の税務に関
する次の記述のうち、正しいものはどれか。
<資料>
[契約①]
保険種類
:自動車保険
保険契約者=保険料負担者:西岡さん
記名被保険者
:西岡さん
補償内容
:人身傷害補償保険が付保されている。
[契約②]
保険種類
:価額協定保険特約付き住宅総合保険
保険契約者=保険料負担者:吉田さん
被保険者
:吉田さん
補償内容
:家財一式が保険の目的となっている。
[契約③]
保険種類
:普通傷害保険
保険契約者=保険料負担者:牧村さん
被保険者
:牧村さん
死亡保険金受取人
:牧村さんの配偶者
補償内容
:死亡・後遺障害保険金、入院保険金、通院保険金
[契約④]
保険種類
:ゴルファー保険
保険契約者=保険料負担者:高倉さん
被保険者
:高倉さん
補償内容
:ホールインワン・アルバトロス費用担保特約が付帯されている。
1.西岡さんが自動車事故により寝たきりとなり、[契約①]の人身傷害補償保険の後遺障害保
険金を西岡さんが受け取った場合、一時所得として所得税の課税対象となる。
2.吉田さんが所有する家財が火災により損害を受け、[契約②]の火災保険金を吉田さんが受
け取った場合、一時所得として所得税の課税対象となる。
3.牧村さんが不慮の事故で死亡し、[契約③]の死亡保険金を牧村さんの配偶者が受け取った
場合、一時所得として所得税の課税対象となる。
4.高倉さんがゴルフプレー中にホールインワンを達成し、贈答用記念品購入費用を補てんする
ものとして、[契約④]のホールインワン・アルバトロス費用保険金を高倉さんが受け取っ
た場合、一時所得として所得税の課税対象となる。
リスクと保険
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リスクと保険
平成27年度第1回
(問題50)
(設問E)パンの製造・販売業を営む個人事業主の平尾さんは、下記<資料>の積立普通傷害保険を契
約し、平成26年7月に満期返戻金と契約者配当金を受け取った。また、平尾さんはインタ
ーネットのクイズ懸賞に応募して平成26年12月に20万円の当選金を受け取った。平成
26年分の一時所得のうち総所得金額に算入される金額として、正しいものはどれか。なお、
支払った保険料のうち掛捨部分相当額を事業所得の必要経費に算入し、他に一時所得はない
ものとする。
<資料>
保険種類
:積立普通傷害保険
保険契約者=保険料負担者:平尾さん
被保険者
:平尾さんの店で働く従業員5名
補償内容
:死亡・後遺障害保険金、入院保険金、通院保険金
保険期間
:平成16年7月1日から平成26年7月1日
一時払い保険料
:800万円
積立特約保険料
:790万円
平準積立保険料
:780万円
満期返戻金
:808万円
契約者配当金
:4万円
1.
0円
2.
1万円
3.
2万円
4.26万円
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リスクと保険