1 平成27年度 第1回 学校関係者評価委員会 報告書 学校法人 小土井学園 専門学校 学校法人 小土井学園 倉敷ビューティーカレッジ 専門学校倉敷ビューティーカレッジは、学生及び教職員により実施した平成 27 年度前期学校自己評価に基づき、学校関係者評価委員会による学校評価を実施した。このことにつき以 下のとおり報告する。 1.学校関係者評価委員会委員 (順不同) ・青 山 典 生 氏 委員長 ・建 島 浩 二 氏 副委員長 美容室 ・森 脇 氏 岡山県美容生活衛生同業組合倉敷支部 ・高 原 大 助 氏 HAIR ・生 駒 進 也 氏 本校同窓会 ・森 岡 正 明 氏 倉敷市寿町 2 区町内会長 ・甲 斐 正 子 氏 本校 聡 2.学校関係者評価委員会 元岡山県公立高等学校教頭 SALON Anthos Aray`Z 副支部長 (オーナー) Madonna hair 常任幹事 勤務 保護者 会議録 〇開 催 日 時:平成27年 9 月28日(月) 〇開 催 場 所:倉敷ビューティーカレッジ 〇出 席 委 員:青山典生 (オーナー) 建島浩二 13時00分~15時 10 分 1F ホール 高原大介 森脇聡 生駒進也 森岡正明 *欠席者(甲斐正子氏)については、紙面にて評価 〇議 事: (1) 校長挨拶 *委嘱状 (1) 自己紹介 (2) 学校現況報告(委員会終了後施設設備案内) *配布資料の説明 「平成 27年度前期学校自己評価・結果(学生・教職員)」 「学則」 「平成 28年度版パンフレット」 「平 成 28年度版募集要項」「美容師養成施設の教科課程の基準」「平成 27年度学校経営計画書」「平成 2 7年度事業計画」 「平成 26年度小土井学園財務状況」 「小土井学園職員教員研修規程」 「小土井学園 人情報の取り扱い規程」 「学校法人小土井学園専門学校倉敷ビューティーカレッジ 個 学校関係者評価に おける守秘義務に関する規定」 「KBC新聞」 「平成 27 年度校内就職説明会参加企業アンケート(結果)」 2.議事 *資料に関しての質問(職・氏名の公表について了解をえる) *①現状の課題②今後の改善策の二観点から各委員の評価・意見をまとめた。 *( )は各評価委員が(1)~(10)の項目について評価し、その評価の平均値を 100 点満点で換算し た数値である。 2 (1)教育理念 (評価平均値 74.3) ○課題 ・学校自己評価にあるように保護者との連携の方法を模索すべきである。 ・学校の認知度を今以上に高めること。特に倉敷地域での認知度は重要。 〇今後の改善策 ・「教育理念・目標」は、極めて重要。この「理念・目標」に基づき明確なビジョンを掲げ、全員で共 有すること。 ・一般への授業公開や保護者に向けての授業参観、イベントへの招待により認知度の向上を図ること。 (2)学校運営 (評価平均値 91.1) ○課題 ・昨年度後期と比較し②「事業計画」③「運営組織の有効性」④「意思決定システムの整備」⑤「コ ンプライアンス体制」などは、改善がみられるものの、達成度Cである。一層の改善が必要。 ○今後の改善策 ・「報告・連絡・相談の徹底」とあるが、具体的には日常の風景の中で習慣化することが重要。 ・教職員間の意思疎通を図ること。 (3)教育活動 (評価平均 90.8) ○課題 ・昨年度後期と同様全般的に好評価の項目が多い。優秀な教員の確保に努力したことは素晴らしい。 ・指導力向上のための研修について評価が低い。 ・教員自ら積極的に研修に取り組む姿勢が必要。 ・座学の課目は指導方法を十分に見直し、学生の興味関心がもてる指導法の研究に努めることが必要。 ○今後の改善策 ・指導力の向上のためには、研修会への参加はもとより、管理職や教員による授業参観、公開授業等 により相互に授業力を高める雰囲気を醸成することが重要。 ・他校、特に高等学校や中学校の教授法を研究し、参考にすること。 ・情報機器の活用。 ・コンテスト等に積極的に参加し、教員の意識や技術の向上を図るための取り組みを推進すること。 (4)学修成果 (評価平均 88.6) ○課題 ・昨年度に引き続き、退学率の低減化を図ること。 ○今後の対策 ・私立高校などでは、退学者を減らすため担任をはじめとして、全校を挙げてきめ細かく生徒と関わ り、保護者との連絡も密にしている。学習意欲の乏しい学生には保護者を巻き込んでの指導が必要。 ・退学しない(させない)仕組みづくり。 ・卒業生の美容業界での活躍を知らせ、美容師の仕事の楽しさを具体的に教えること。 3 (5)学生支援((評価平均 78.6) ○課題 ・昨年度同様⑧「卒業生への支援体制」の低評価。 ○今後の改善策 ・学校自己評価委員会のコメントにあるように、卒業生の情報を整理すること。 ・OBの現状をデータ化すれば、見えてくるものがある。(「人材バンク」の整備) ・学校として生涯美容師を続けられるよう“求人サポート”をする。 ・第 29 回美容師国家試験合格率 100%は、高く評価できる。今後も 100%をめざすこと。KBCにつ いての社会的な高評価につながり、地域での信頼を勝ち得ること。 (評価平均 71.4) (6)教育環境 ○課題 ・施設の充実、老朽化に対応すること。 ・インターンシップの学生を受け入れているが、現状では美容の実際が実感できていない。 ○今後の改善策 ・老朽化した設備、将来を見通した施設・設備の充実を、財政事情を考慮しながら緊急度の高いもの から更新していくこと。 ・今以上にインターシップの事前教育の充実を図ること。 (7)学生の受け入れ募集 (評価平均 76.2) ○課題 ・定員数を満たすこと。 ・高校訪問の強化。 ○今後の改善策 ・今年度に引き続いて、国家試験合格率 100%という強みを強調し、高校に出向いての募集では、確 実に学校の魅力を伝えること。また、オープンキャンパスでは、入学したいと思わせるような工夫 を研究し、実施すること。 ・学生は美容学生になりたいのではなく、美容師になりたいのだから、サロンを巻き込んだ学生募集 を企画すべき。 ・学校の将来構想として、少子化への危機感を共有し、対応策を打ち出すことが必要。広い分野(卒 業生・友人・知人・町内会等)に協力を依頼するのも一法。 (8)財務 (評価平均 89.3) ○課題 ・定員割れ状態なので早急に改善し、収入の増加を図ること。 ・将来構想の明確化。 ○今後の改善策 ・学生募集の強化。 4 (9)法令等の遵守 (評価平均 100) 〇課題 ・マイナンバー制への対応。 ○今後の改善策 ・守秘義務の周知徹底をはじめパソコンへのウイルス対策等、事前に十分に研究しておくこと。 (10)社会貢献・地域貢献 (評価平均 100) ○課題 ・地域との交流が低調。(年に3,4回はあっても良い) 4総合評価(感想等) ・2 年連続で国家試験合格率 100%を達成された学校の努力に敬意を表します。美容組合主催の県コン クール、学生技術大会中国地区大会、三校合同WINコンテストなど、校外での様々なコンクール において優秀な成績を収められていることにも合わせて敬意を表します。 ・学生の学校自己評価結果が、全てAになっているのは素晴らしいことです。 ・前年度の重要課題としていた満足度(学生による学校自己評価「⑳満足度」)がアップしていることは、 評価できます。「ほぼ不適切」と評価した 1.6%の学生が、皆無となるよう改善へのさらなる努力を期 待しています。 ・教員の学校自己評価の結果を見ると、昨年度とほぼ同じ傾向。そのなかで優秀な教員の人材確保がD ⇒Aに向上したのは素晴らしいことです。 ・生徒募集の仕方を十分に研究し、学校の魅力を伝えていかなければ、いずれは「存亡の危機」に瀕す るのではないかと危惧します。 ・岡山県知事が小・中学生の「全国統一学力テスト」の順位を 10 位以内との選挙公約に掲げたが、現状 は厳しい。県の教員や関係機関の職員が総力を挙げて取り組んでもなかなか成果は見られない。教育 の成果は一朝一夕には現れません。KBCの教職員が学生数の増員に向け総力を結集する必要があり ます。 ・学校運営の核は、定員を充足させることです。それによって質の高い教育を提供でき、学校のも知名 度も上がり、周囲からも認知されていきます。必然的に教職員も教育に誇りを持ち、経済的な安定も 得られます。この好循環を生むためにも学生募集に取り組むことが必須です。 ・同じ町内なので学生の登下校、休憩時間の様子をたびたび目にするが、楽しそうで、雰囲気もよさそ うです。 ・学生の美容に対する意識を改善する必要を感じます。そのためにも、インターンシップなどの充実を 図り、実際の美容師の仕事を知らせる機会を多く作り、その仕事の面白さや楽しさを体験する必要が あると思います。
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