非小細胞肺癌における各種炎症マーカーの重要性

「非小細胞肺癌における各種炎症マーカーの重要性についての
臨床病理学的研究」に対するご協力のお願い
― 2006 年 1 月 1 日~2015 年 12 月 31 日の間に、非小細胞肺癌の手術を受けられた方へ ―
研究責任者
研究分担者
獨協医科大学病院
獨協医科大学病院
呼吸器外科
呼吸器外科
教 授
准教授
千田 雅之
小林 哲
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施い
たしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切あ
りません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者
さんは、研究責任者または分担者までご連絡をお願いします。
1.研究の目的 及び 意義
現在、本邦において原発性肺癌は悪性新生物の中で死亡原因の第 1 位を占め、今後ますます増加し
ていくものと予想されています。原発性肺癌は小細胞癌と非小細胞肺癌とに分けて考えられ治療方針
が異なります。小細胞肺癌は化学療法が治療の中心ですが非小細胞肺癌は臨床病期診断が二期よりも
早期発見であれば病巣を切除するという外科治療が中心となります。非小細胞肺癌の治療成績向上に
は早期発見、早期治療はもちろんのこと、治療前後において腫瘍の悪性度や予後を予測する因子を知
ることが重要となります。本研究は、手術を施行された非小細胞肺癌患者さんの術前後の様々な血液
中の炎症マーカーや栄養マーカーを調べることで、予後や合併症発症を予測できるか、調べることを
目的としています。
2.研究の方法
1)研究対象者
2006 年 1 月 1 日~2015 年 12 月 31 日の間に獨協医科大学病院呼吸器外科において非小細胞肺癌の手
術を受けた患者さん全員を研究対象とします。
2)研究実施期間
2016 年 9 月倫理委員会承認後 ~ 2017 年 12 月 31 日
3)研究方法
上記1)の研究対象者について手術前後の血液中の血 清 C 反 応 性 タ ン パ ク 質 ( C-reactive
protein: CRP ) 値 や 白 血 球 数 、 好 中 球 数 、 リ ン パ 球 数 、 血 小 板 数 、 ア ル ブ ミ ン 値 を 測
定 し 予後や合併症発症との関連について検討します。
4)使用する試料・情報
研究に使用する情報・試料は、手術前後に採取されたあなたの血液生化学検査データです。当院に
保存されているあなたのカルテから抽出します。以下の情報についても抽出し使用させて頂きます。
・年齢、性別、家族歴、既往歴、診察所見、術後の合併症、治療内容、予後、呼吸機能、心電図など生理
機能検査データなど。
なお、あなたの個人情報は削除し、匿名化して、プライバシー保護には細心の注意を払います。
5)試料・情報の保存
本研究で使用した試料・情報は、研究終了後保存いたします。なお、保存した情報を用いて新たな
研究を行う際は、獨協医科大学呼吸器外科学講座のホームページ等に掲示してお知らせします。
6)研究計画書の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の
資料等を閲覧することができますので、お申し出ください。
7)研究成果の取扱い
この研究の成果は、あなたのデータを個人情報がわからない形にした上で、学会や論文で発表する予定で
すのでご了解ください。
8)問い合わせ・連絡先
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの試料・情報が
研究に使用されることについてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、平成 28 年 12 月 31
日までの間に下記にお申し出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生
じることはありません。なお、本学本講座のホームページにも研究代表者の連絡先として明記しております。
研究者連絡先:獨協医科大学 呼吸器外科学講座
教授
千田 雅之
准教授 小林 哲
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林 880
TEL 0282-86-1111(内線:2640)(対応可能時間帯:平日 9:00~17:00)