南 部 病 南風たより 第 147 回 院 2 0 1 5 M A R C H 〜みなみかぜ たより 〜 宮崎救急学会開催されました。 去る平成28年2月20日宮崎県医師会館にて第 147回宮崎救急学会が開催されました。当院主催、 大会長は山成英夫院長先生です。スタッフも昨年4 月から準備を始め当日を迎えました。救急学会とい うのは、宮崎県内の救急に携わる病院、救急隊、医 師、看護師、コメディカルから構成される学会です。 年2回の研究発表会を開催し、県内における救急医 療の問題点を提起し、より円滑な救急医療を進めよ うとする目的で運営されています。 当日は 県内各地から 150 名近い参加者が集まり。 県内における救急医療について様々な議論を進めて 行きました。テーマは多彩で、昨年秋の宮崎市駅前での暴走事故時におけるドクターヘリの運用につい てや、医師不足が深刻であった西都急病センターの現状とそれを取り巻く救急体制など、今宮崎で何が 問題なのか、どうすれば多くの命を救うことができるのかという事をそれぞれの立場から考えていく非 常に有意義な内容でした。 当院からは、急性期を支える中規模病院の立場から、内科荒木副院長、長友 OPE 室リーダー、中村病 棟リーダーの3名がそれぞれの当院での救急患者さんの受け入れや手術、入院後の口腔ケアに関する発 表を行いました。 また、田中副院長、安作外科部長は座長を務めました。特別講演では、当院の三原エコーセンター長 を座長に、川崎医科大学より畠二郎教授をお招きし急性腹症のエコー検査についてご講演をいただきま した。臨床に役立つわかりやすい内容で会場も満員となりました。 午後1時から 6 時過ぎまでの長時間、会長の山成院長も大変疲れたと思いますが、無事終了し、ほっと されたのではないでしょうか。 なお、学会当日は診療時間の短縮を患者様にはお願いし、大変ご迷惑 をおかけいたしました。学会で学んだ事で、今後も宮崎市南部の急性 期医療に少しでも貢献したいという思いを参加したスタッフ全てが感 じたと思います。また、10 ヶ月間一丸となって学会運営を行った経験 は非常に貴重な体験でした。 お知らせ 長友 美達医師(循環器内科)紹介 本年4月 1 日より循環器内科 長友美達(ながとも よしたつ)医師を 当院にお迎えいたしました。3月までは藤元中央病院にて勤務されてい ましたが、新年度を迎え当院にて診療いただく事となりました。当院に とっては、循環器内科という新しい分野の診療が可能となりパワーアッ プできる事と期待しています。先生は宮崎市郡司分ご出身のまさに地元 出身のお医者様です。お好きな言葉は、 “人間万事塞翁が馬”との事で す。優しくお話しされる先生です。よろしくお願いいたします ご趣味:愛犬 ラッキー(ゴールデンレトリバー)との散歩 ご家族:奥様、3 人の娘さん 1 内 科 宮 田 隆 南 部 病 院 2 0 1 6 A P R I L CT 装置更新 なんぶの杜オープン!! 2 月 25 日より新しい CT 装置が稼働を始めまし 平成28年 3 月 1日宮崎市本郷 北方に 有料老 人 ホ ーム な ん ぶ の 杜 が オ ープ ン いたしました。 前日、前々 日の 二日間内覧会がありました。入ってすぐ右手には た。これまで使用していた 16 列 MDCT からさら に低線量かつ短時間で検査が可能な 64 列 CT へと 更新いたしました。更新期間中は皆様に大変ご 迷惑をおかけしましたが現在順調に稼働してい ます。 データ収集部分がこれまでの 4 倍にな 大きなモニターの置かれた共有スペースがありま り、1回の回転にかかる時間も最短 0.5 秒が 0.35 す。ゆったりとしたソファも置かれ、入居者の皆 秒となり短い時間で撮影する事ができるように 様がゆっくりくつろぐことができるのではないで なりました。 しょうか。 高性能になった装置の能力を活かせるよう日々 建物は L 字型で南と西に伸びる個室が 40 室1階と 努力していきたいと思います。また、装置導入 と同時に内装も変わりました。壁紙を一新いた 2階に同じように配置されています。明るくシン しましたので 検査の折 には是非ごらんくださ プルな室内はこれから入居される皆様がご自身の い。 好みのお部屋にアレンジしやすいようになってい るようです。 併設されたデイケア施設 陽だまりの薫は建物の 南側にあり名前の通り日当たりの良い明るいスペ ースです。たくさんの方々が、第二のリビングと して通っていただけるのではと考えます。 日々の生活の介助がたくさん必要な利用者様、ご 上写真:完成した装置外 自身で身の回りのことができマイペースで過ごし 観 たい利用者様色々な方が入居されると思います 下写真:設置中の装置内 が、プライバシーを保ちながらそれでも人の温も 部 りが感じられるような作りになっていると感じま した。ちなみに人気のあるお部屋は東向きのお部 編集局から 屋のようです。理由は、遠くに離発着する飛行機 の姿が見えるからということでしたので、入居さ 新しい診療科の開設や装置の更新など南部 れる皆さんも旅行気分になれるのでしょうか。こ 病院にもいろいろな変化が日々ありますが、 れから田植えの季節になると周囲の緑もきれいに 地域の皆様の健康管理に少しでも役立てるよ うに努力してまいります。ご意見などありま なることでしょう。 したら玄関前のアンケート用紙に御記載頂けれ ば幸いです。 (石川) 病院代表番号:0985-54-5353 ホームページアドレス www.nanbuhp.or .jp “ 南部病院 ” で検索して下さい。 3
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