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ベアリング数の違いによるリールの性能の差

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ベアリング数の違いによるリールの性能の差
5班
浅井信之介
1. 研究背景
釣りをする上で、なくてはならないリール。その
用途は糸を巻き取ることなのでリールの内部には数
多くの回転軸が入っている。昔はその回転軸をただ
固定していただけであった。しかしベアリングの技
術が向上し、安価に製造できるようになると。それ
をリールに活用しようという流れが出てきた。昔は
ベアリングを主要な部分に活用するのみであったが、
ベアリング数が上がるとリールの性能が上がるため
他の工夫もしているが、各社ベアリング数を上げる
ことでリールを売り出し競う風潮がでてきた。今は
高級なリールではベアリング数が多く、安いリール
だとベアリングはあまり入っていない。高いものだ
と12、3個入っているが、安いものだと2、3個
しか入っていないのでかなり差がある。それにパー
ツの価格表を見てみると1200円などと書いてあ
りかなり高い。それほどの差があるのか気になった
ため本実験を行おうと思った。
80000
70000
左のグラフからもわかるようにベアリング数だけが
原因ではないがベアリング数が増えると値段が上が
ることがわかる。リールに使用されているベアリン
グの値段は一個 1200 円ほどで 14 個だと 16800 円 3
個だと 3600 円なのでベアリング数の差だけで 12200
円の差があることがわかる。
2. 実験内容
リールに入っているベアリングを抜き、スペーサ
ーに変える。または、スペーサーをベアリングに変
えることでどれほどの差が出るのか、またどこの部
分のベアリングが一番回転時の滑らかさに影響する
のかを調べる。
本実験に用いるのは、SHIMANO製の2011
年モデルのエクスセンスLBSSというシーバス専
用リールである。価格は34700円ベアリング数
は6個。ベアリングを5つ追加することにより11
個まで増やすことができる。そうすると上位機種の
エクスセンスLB(価格:51500円)とベアリ
ング数に関しては同じになる。
60000
価格
50000
40000
30000
20000
10000
0
0
5
10
15
ベアリング数
100000
価格
80000
60000
図2本実験に使用したリール(エクスセンスLBS
S)
40000
20000
0
0
5
10
15
ベアリング数
図1ベアリング数と価格の関係(上SHIMANO、
下DAIWA)
3.実験方法
まずはリールを分解し、下図のスペーサーのサイ
ズを測る。
ーサーをベアリングに変えた状態、③2番のみスペ
ーサーに変えた状態、④2、3番をスペーサーに変
えた状態で実験を行った。
錘を高さ1.1mから5回落とし平均をだして測定
した。
図3本実験に用いたリールの展開図(青がピニオン
ギア、赤がマスターギア、黄色がクロスギア)
上図の黄色の上下に付いているベアリングを1番、
赤色についているベアリングを2番青色についてい
るベアリングを3番とする。ウォームシャフトピン
のベアリングを4番とする。
巻き心地の差は、リール内部の抵抗にあると考え、
糸の先に錘をつけ、リールを逆回転させ錘が床に落
ちるまでに要する時間を計測することにした。リー
ル内部の抵抗が大きくなれば落ちるスピードは遅く
なり、小さくなれば速くなる。
図4左下図左がクロスギアのベアリング追加前。右
が追加後
4.実験結果
①1.710秒②1.691秒③1.740秒④
だと落ちなかった。
錘の仕事率をワットで表すとそれぞれ①0.189
w②0.191w③0.185wである。
この仕事率の差は中で生じる摩擦がしている仕事に
よる。よってこの仕事率の差がリールの性能の差で
ある。
5.考察
クロスギア、ピニオンギアのスペーサーをベアリ
ングに変えることではあまり差は出なかったが、マ
スターギアのベアリングをスペーサーに変えるとそ
こそこの差が生じた。安価なリールでもマスターギ
アにはベアリングが入っているのはこのことが原因
なのだと思う。
①、③では0.006wの仕事率の差が生じていて
この差のもとリールを回し続けると39時間でおに
ぎり一個分の消費エネルギーと同じになる。
この差が大きいと考えるか小さいと考えるかは人そ
れぞれだが私はこのリールをフルベアリング化して
使うことにしました(これに加えてハンドルノブに
もベアリングを追加した)
。
6.結論
ベアリング数が上がるとリールの性能が上がるこ
とがわかったが、その差が価格と見合うかは疑問で
ある。またベアリングを追加する場所によっても差
が出ることがわかった。
参考文献
SHIMANO製品情報
(http://fishing.shimano.co.jp/product/categor
y?pcat1=1)
DAIWA製品情報
(http://daiwa.globeride.co.jp/)
図5実験装置(上の竿先から錘を落とし時間を測し
た)
今回の実験は①元の状態、②1、4番の位置のスペ
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