Gr・L型擁壁 - 株式会社アドヴァンス

車両用防護柵基礎一体型プレキャストL型擁壁
Gr・L型擁壁
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車両用防護柵基礎一体型プレキャストL型擁壁
Gr・L型擁壁
NETIS 登録済 (QS-030051-V)
技術開発社 和光コンクリート工業株式会社
■特徴
1 擁壁の設計にあたっては、等分布荷重 10kN/ ㎡の自動車荷重に加えて、種別 C 種・B種ガードレールに作用する推力 30kN を考慮してありま
すので、土圧 ( 試行くさび法により算定 ) や衝突に対しても十分安全です。
2 あらかじめガードレール等の支柱取り付け穴を設けてありますので、擁壁据付後直ちにガードレール等の設置が可能です。
3 補強土壁工法等の上部にガードレール基礎として使用することも、直接基礎上に施工することも可能です。
4 補強土壁工法等の上に設置した場合と、直接基礎上に設置した場合の 2 通りについて、Gr・L型擁壁にガードレールを設置した状態での実車
衝突実験を行い、衝撃による転倒や滑動、擁壁の強度に加えて、ガードレールの性能やトラックの挙動に何ら問題のないことを確認しました。
( 道路土工 擁壁工指針及び防護柵設置基準・同解説 準拠 )
5NETIS 登録済 (QS-030051-V)
6耐雪型防護柵への対応
衝突
実験
1
補強土壁工法等上
衝突
実験
1
概要
共通条件
3
衝突車両の挙動及び衝撃度 目
衝 突 条 件 : 防護柵B種の衝突条件A(20t トラックによる衝突実験 )
実 験 実 施 場 所 : 宮崎県日向市細島白浜実験場
テストコース全長 : 300m
実験は「防護柵設置基準・同解説」及び「防護柵実車衝突試験マニュアル ( 案 )」に示された衝突実験 A に
準拠して実施した。
3
■車両の挙動及び衝撃度
項 目
車 両 総 重 量
車両総重量時の重心高さ
衝
突
速
度
衝
突
角
度
車両の最大進入工程
車 両 の 挙 動
離
脱
速
度
離
脱
角
度
ガードレール部材の飛散状況
衝
撃
度
実施結果
20.0t
≒1.4m
35.6km/h
16.1°
0.18m
安全に誘導
29.2km/h
約 6.1°
なし
75.8kJ
項 目
車 両 総 重 量
車両総重量時の重心高さ
衝
突
速
度
衝
突
角
度
車両の最大進入工程
車 両 の 挙 動
離
脱
速
度
離
脱
角
度
ガードレール部材の飛散状況
衝
撃
度
実測値からの計算
Gr・L型擁壁の安定性
衝突瞬間の最大変位:1.34mm
残留変位:0.93mm
擁壁の安定性に支障無いと言える。
衝突車両の挙動及び衝撃度 ■車両の挙動及び衝撃度
備 考
実測値
実測値
実測値
実測値
実測値
目視による確認
進入速度の 83%
進入速度の 44%
衝突度はB種の衝撃度基準 66kJ の 126%であった。
衝突条件Aの性能規定項目について全て満足した。
車両は衝突後も自走可能。
4
概要
的 :「Gr・L型擁壁」を直接基礎上に使用する場合を
想定して、衝突荷重に対して「Gr・L型擁壁」の
安定性と強度特性を確認するとともに、
「Gr・L
型擁壁」に設置されたガードレールは防護柵と
しての車両の誘導、転落防止等の機能が上手く
発揮できるかを確認する。
実験実施日 : 平成 15 年 10 月 23 日
設 置 擁 壁 : Gr・L型擁壁 H=1500 8 本 ( 設置延長 16m)
的 :「Gr・L型擁壁」を補強土壁工法などの擁壁工の
上に、車両用防護柵設置用の独立型基礎として
使用する場合を想定して、衝突荷重に対して
「Gr・L型擁壁」の安定性と強度特性を確認する
とともに、
「Gr・L型擁壁」に設置されたガード
レールは防護柵としての車両の誘導、転落防止
等の機能が上手く発揮できるかを確認する。
実験実施日 : 平成 15 年 2 月 6 日
設 置 擁 壁 : Gr・L型擁壁 H=500 9 本 ( 設置延長 18m)
目
2
直接基礎上
実施結果
20.15t
≒1.4m
34.80km/h
15.96°
0.14m
安全に誘導
28.86km/h
約 6.98°
なし
71.2kJ
備 考
実測値
実測値
実測値
実測値
実測値
目視による確認
進入速度の 83%
進入速度の 44%
実測値からの計算
衝突度はB種の衝撃度基準 66kJ の 119%であった。
衝突条件Aの性能規定項目について全て満足した。
車両は衝突後も自走可能。
4
Gr・L型擁壁の安定性
各擁壁の残留変位は 0.5mm 以下。
擁壁の安定性に支障無いと言える。
※擁壁の計算を行う際の衝突荷重は、防護柵の種別C種、B種共に、30kN である。( 道路土工指針 P62 解表 4-3)
強度確認実験状況
H=1500 タイプの静的実験
H=500 タイプの静的実験
衝突実験前 ( 直接基礎上 )
衝突実験前 ( 補強土壁上 )
トラック衝突時 ( 直接基礎上 )
トラック衝突時
衝突後の状況 ( 直接基礎上 )
衝突後の状況 ( 補強土壁上 )
形状・寸法図
H=500
A
300
250
190
側 面
120
300
B1
e2
390
90
フランジ
e
g
H
H
20
20
背 面
f
A
L
d
c
B
A−A 矢視
H=1000∼3000
δ
φ40
φ20
1:0.04
80 120
80 120
20
20
300
30 85185
20
施工用インサート
90 160 50
側 面
520
400
300
250
190
100
B
背 面
H2
400
500
120
(145.5)
フランジ
H
H
150
水抜孔
f
g
90 160 50
水抜孔
150
頂 部
正 面
施工用インサート
φ40
20
300
20
B
400
L
30
600
c
500
d
500
20
500
B−B 矢視 30 120
B
1000
e2
e
g
B1
120
(145.5)
φ20
L
H
230
H1
※( )内の数値は、耐雪型の値です。
■寸法表
呼 び 名
500
型擁壁
Gr
・
L
500s
1000
1500
2000
2500
3000
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
寸 法 (mm)
d
e
e2
参考質量 (kg)
H
L
B
c
B1
f
g
500
2000
1300
1205
95
117
70
0
600
74
―
―
978
977
500
2000
1000
905
95
117
82
0
300
74
―
―
870
869
1000
2000
1200
1070
130
130
70
0
600
100
4
500
1320
1319
1500
2000
1350
1205
145
145
75
0
700
100
24
600
1740
1739
2000
2000
170
80
950
200
100
150
64
1000
3000
2000
235
235
100
800
900
900
1050
1050
1200
44
200
0
100
0
150
0
150
100
2000
1380
1480
1600
1750
1865
2015
170
2500
1550
1650
1800
1950
2100
2250
200
84
1200
2330
2370
3180
3250
4200
4275
2329
2369
3179
3249
4199
4274
(1) 製品の据付けは、吊り金具にて据付けを行います。
(2) 安全のため吊り金具はしっかりと固定し、吊り荷の下には決して入らないで下さい。
(3) 連結ボルトはM16を使用します。又、ボルト連結後フランジ内には必ずモルタル充填をお願いします。
(4) 1000Ⅰ型Ⅱ型は鉄筋量が変わります。
δ
H1
標準型
耐雪型
施工標準図
直接基礎の場合
補強土壁工法の場合
170+δ 140
170 140
輪荷重 25kN
600
1:0.04
根入れ深さ
H
10±3
q=10kN/㎡
敷モルタル 均しコンクリート
10 500
q=10kN/㎡
敷モルタル(1:3)
h=
100∼150
200
均しコンクリート
B
A(B+200)
1050
1400
ゴムプレート
t=10mm
笠石コンクリート
100
補強土壁壁面
400
笠石高さ
600
10±3
(支柱1本当り)
推力 P=30kN (B,C種)
100
(支柱1本当り)
推力 P=30kN (B,C種)
輪荷重 25kN
基礎砕石
緩衝材(発泡スチロール)
t=50mm
緩衝材幅b
(ゴムプレート幅+発泡スチロール幅)
ΣL=≦350mm
※h≦2.0mは10cm
2.5m≦h≦3.0mは15cm
(北陸地方整備局標準設計に準じる)
基礎砕石
ブロック積等他擁壁上での使用の場合
170 140
600
(支柱1本当り)
推力 P=30kN (B,C種)
10±3
q=10kN/㎡
200
100
10 500
敷モルタル 均しコンクリート
ゴムプレート
t=10mm
天端コンクリート
積みブロック等
■敷設歩掛例
基 礎 工
呼 び 名
B寸法(mm)
A寸法(mm) 敷モルタル(㎥)
均しコンクリート(㎥)
基礎砕石(㎡)
基礎砕石
緩衝材(発泡スチロール)
t=50mm
緩衝材幅b
(ゴムプレート幅+発泡スチロール幅)
ΣL=≦350mm
据 付 工
バックホウ(日)
世話役(人) ブロック工(人) 普通作業員(人) ラフテレ-ンクレ-ン(日) 諸雑費(%)
500
1300
1500
0.450
1.500
15.0
0.22
0.22
0.67
0.22
16
500s
1000
1200
0.360
1.200
12.0
0.22
0.22
0.67
0.22
16
型擁壁
Ⅰ型
1200
1000
1400
0.420
1.400
14.0
0.22
0.22
0.22
0.67
Ⅱ型
Gr
・ 1500 Ⅰ型
1350
1550
0.465
1.550
15.5
0.26
0.26
0.26
0.79
Ⅱ型
L
1550
Ⅰ型
1750
0.525
1.750
17.5
2000
0.26
0.26
0.26
0.79
1650
Ⅱ型
1850
0.555
1.850
18.5
1800
Ⅰ型
2000
0.600
3.000
20.0
2500
0.33
0.33
0.33
1.00
1950
Ⅱ型
2150
0.645
3.225
21.5
2100
Ⅰ型
2300
0.690
3.450
23.0
3000
0.33
0.33
0.33
1.00
2250
Ⅱ型
2450
0.735
3.675
24.5
※500,1000はバックホウ2.9t吊りを使用し、1500∼3000はラフテレーンクレーン25t吊りを使用する。
※上記の据付歩掛は擁壁の据付作業であり、
ガードレールの据付けは含みません。
※均しコンクリート及び基礎材の幅と厚さは北陸地方整備局標準設計に準じた寸法であり、現場状況により適宜変更してください。
■地盤反力度(B,C種)
呼び名
Ⅰ
型
単位 kN/㎡
常 時
推力作用時
■連結基数
呼び名
最低使用基数
q1
q2
q1
q2
1000
32 (33)
23 (20)
75 (84)
―
500 (直接基礎)
4基
1500
52 (55)
22 (17) 118 (104)
―
500S(直接基礎)
6基
2000
74 (74)
20 (16) 128 (124)
―
500 (補強土壁上使用)
6基
2500
94 (96)
18 (13) 174 (174)
―
1000
4基
3000 113 (113)
19 (14) 169 (164)
―
1500
3基
2000
3基
2500
2基
3000
2基
( )内は粘性土の値です。
B,C種
16
18
18
20
20
形状・寸法図
H=500
( 外カーブ用 )
A
300
250
190
側 面
390
90
B1
e
g
H
20
H
フランジ
e2
120
300
20
背 面
f
A
L
d
c
B
A−A 矢視
H=1000∼3000
B
施工用インサート
300
20
δ
80 120
φ40
φ20
1:0.04
520
400
30 85185
80 120
20
90 160 50
側 面
20
300
250
190
100
背 面
H2
400
500
120
(145.5)
フランジ
H
H
150
水抜孔
f
g
90 160 50
頂 部
水抜孔
施工用インサート
20
φ40
20
L2
300
400
正 面
20
B
30
600
c
500
d
500
L
150
500
B−B矢視
30 120
B
1000
e2
e
g
B1
120
(145.5)
L
L1
H
φ20
230
L2
H1
※( )内の数値は、耐雪型の値です。
■寸法表
呼 び 名
500R
型擁壁
500sR
Gr
・ 1000R
L
1500R
2000R
2500R
3000R
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅰ型
Ⅱ型
寸 法 (mm)
d
e
e2
B1
参考質量 (kg)
f
g
H1
L2
標準型(R)
耐雪型(R)
L
B
c
500
2000
1300
1205
95
117
70
0
600
74
―
―
1870
65
500
2000
1000
905
95
117
82
0
300
74
―
―
1900
50
860
859
1000
2000
1200
1200
1070
1070
130
130
70
0
0
600
600
100
4
500
1880
1880
60
60
1300
1300
1299
1299
1500
2000
1350
1205
145
145
75
0
700
100
24
600
1864
68
1700
1699
2000
2000
170
80
950
200
100
150
64
1000
3000
2000
235
235
100
800
900
900
1050
1050
1200
44
200
0
100
0
150
0
150
100
2000
1380
1480
1600
1750
1865
2015
170
2500
1550
1650
1800
1950
2100
2250
200
84
1200
1844
1834
1820
1805
1790
1775
78
83
90
97.5
105
112.5
2260
2297
3090
3155
4060
4127
2259
2296
3089
3154
4059
4126
(1) 製品の据付けは、吊り金具にて据付けを行います。
(2) 安全のため吊り金具はしっかりと固定し、吊り荷の下には決して入らないで下さい。
(3) 連結ボルトはM16を使用します。又、ボルト連結後フランジ内には必ずモルタル充填をお願いします。
δ
L1
H
959
958
○外カーブ線形で、
カーブ型のみ使用
外カーブ用のみを使用して、擁壁控えまたは擁壁前面を開いて施工する。
r
道路センター
r
カーブ
カーブ
カーブ
カーブ
カーブ
カーブ
カーブ
カーブ
道路センター
r
r
カ
ー
ブ
ブ
ー
カ
カ
ーブ
カーブ
カーブ
ブ
カー
カーブ
ーブ
カ
外カーブ線形でカーブ型のみの割付例
カーブ型のみを使用する場合の最小曲率半径
「Gr・L型擁壁」高さ(mm)
500
1000
1500
2000
2500
3000
最小使用可能曲率半径(m)
15
15
16
16
17
17
○内カーブ線形で、基本型のみ使用
基本型のみを使用して、控えを開いて施工する。
r
道路センター
基
基本型
本型
基本型
基本型 基本型
基本型 基
本型
内カーブ線形で基本型のみの割付例
カーブ型のみを使用する場合の最小曲率半径
「Gr・L型擁壁」高さ(mm)
500
1000
1500
2000
2500
3000
最小使用可能曲率半径(m)
18
18
19
20
22
23
基本
型
Gr・L 型擁壁施工写真集
施工手順
①均しコンクリート打設
④連続ボルト締付
②敷モルタルの施工
⑤モルタル充填
③Gr・L 型擁壁据付
⑥敷設完了
施工例
R290 号 魚沼市高倉
今滝冬鳥越線
R290 号 魚沼市高倉
小木城川河川災害
佐渡一周線松ヶ崎 BP
新潟小須戸線
弥彦岩室線
新潟小須戸線
本
社 〒951-8133 新潟県新潟市中央区川岸町3丁目17番地22
TEL.(025)233-4131(代表)FAX.(025)233-4152
新 潟 営 業 所 〒956-0802 新潟県新潟市秋葉区七日町上身5151番
新津工場 TEL.(0250)22-1706 FAX.(0250)25-1529
羽 越 出 張 所 〒959-3272 新潟県岩船郡関川村打上86番1号
関川工場 TEL.(0254)64-1455 FAX.(0254)64-0233
佐 渡 営 業 所 〒952-0212 新潟県佐渡市宮川字中嶋1144番
佐渡工場 TEL.(0259)66-3181 FAX.(0259)66-2365
長 岡 営 業 所 〒940-0892 新潟県長岡市百束町字一〆地1551番
長岡工場 TEL.(0258)24-1361 FAX.(0258)24-3657
上 越 営 業 所 〒942-0141 新潟県上越市頸城区市村1126番
上越工場 TEL.(025)530-2354 FAX.(025)530-3168
富 山 営 業 所 〒932-0114 富山県小矢部市清水2430番
富山工場 TEL.(0766)61-2372 FAX.(0766)61-3904
金 沢 営 業 所 〒921-8151 石川県金沢市窪5丁目633番地 伏見台ビル1F
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201611