2016年3月3日 報道関係各位 公益財団法人ジョイセフ “自分の体を大切にし、自分らしく人生を選ぶ”ための真の「女子力」を問う 「新・女子力テスト」公開 あなたのアクションは、あなたを変える。世界を変える。 〜I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン始動~ 特設サイト「I LADY.」にて 3月 3日(木 )からスタート 開発途上国の女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力 NGO ジョイセフ(東京都新宿区) は、3 月 8 日の国際女性デーに先駆けて、「健康」をフックに日本と途上国双方の女性のエンパワーメントを目指す「I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン」を、2016 年 3 月 3 日(木)から実施します。「I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン」は、日本の若い女性たちに自分の体についての意識を高めてもらうことで、それが途 上国の女性の健康問題の解決にもつながる長期的な取り組みです。 現在、世界では妊娠や出産が原因で 1 日に約 830 人(2015 年 12 月現在)が命を落としており、その 99%以上が 途上国の女性です1。一方、日本は世界的にも女性の寿命が長い国として知られていますが、若い女性の婦人科検 診の受診率が低く、2また性教育に関する時間が先進国の中でも短いなど「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と 3 生殖に関する健康・権利)」 に関する認知や理解が低いという現状があります。 ジョイセフは、「I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン」を通じて、日本を皮切りに、世界中の女性たち が体の中から健康的に輝ける社会づくりに貢献したいと考えています。今回はその第一弾として、「I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン」の特設サイト(http://ilady.world)をオープンするとともに、サイト上で、いわゆる “男性に好かれる力”を問う女子力ではなく“自分の体を大切にし、自分らしく人生を選ぶ力”を問う「新・女子力テス ト」とその啓発ムービーをローンチいたします。 世界保健機関(WHO)、ユニセフ、国連人口基金(UNFPA)、世界銀行、国連人口部『妊産婦死亡の動向:1990-2015(Trends in Maternal Mortality:1990 to 2015)』より 2 日本産科婦人科学会:声明より(http://www.jsog.or.jp/statement/statement_150829.html) 3 女性が身体的・精神的・社会的な健康を維持し、子どもを産むかどうか、いつ産むか、どれくらいの間隔で産むかなどについて選択し、自ら決定 する権利。 1 1 ■「I LADY.キャンペーン」に参加する 「I LADY.キャンペーン」では、誰でも簡単に参加できるさまざまな「Act(行動/アクション)」を下記ご用意します。そし て参加者一人ひとりの行動が日本、そして世界を変えるきっかけとなるように、ムーブメントを広げていきます。 1. 「新・女子力テスト」に参加する 2. I LADY.ブースが出展するイベントに参加する 3. このキャンペーンの「LADY ITEM」である 4. アイレディリボン、チャリティーピンキーリングを身につける 5. #ilady2016のハッシュタグをつけてSNSで情報を発信するなど、このキャンペーンを知らせる ■「I LADY.キャンペーン」について 「I LADY.キャンペーン」は、「LADY=真の女子力のある人」と考え、「真の女子力」を、「Love, Act, Decide Yourself (自分を大切にし、自分から行動ができ、自分らしい人生を自分で決める力)」と定義しています。それは、自分らしく 人生を選び、輝くことができる女性のことです。日本は保健医療が充実し、平均寿命が長い国ですが、若い女 性の婦人科検診の受診率が低く、性教育に関する時間が短いなど「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に 関する健康・権利)」に関する認知や理解が先進国の中でも低いと言われています。このキャンペーンを通じて、日 本の若い女性たちに自分の体や女性の健康に関する意識を高めてもらうことで、途上国をはじめとした世界の女性 の健康支援にもつなげていくことを目指しています。特設サイトでは、「新・女子力テスト」とその啓発ムービーや、こ のキャンペーンに賛同するアクティビストを紹介するコンテンツのほか、途上国の女性を支援できるチャリティーグッ ズなども紹介していきます。 ■「新・女子力テスト」 概要 自分の体を大切にし、内側から輝くための「真の女子力」を診断できるウェブ診断テストです。“自分の体を知り、 自分らしい選択をする力”を診断することができ、健康をフックに自分のリプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する知 識のレベルを自覚し、正しい知識を身につけ、学ぶ機会をつくります。 タイトル : 「新・女子力テスト」 ローンチ日時 : 2016 年 3 月 3 日(木) 内容 : 出身地と年齢を入力し、20 個の質問に YES/NO 形式で答えるだけで、誰でも簡単にウェ ブ上で診断することができます。質問の内容は女性の健康や性に関する「行動」「症状」「知識」に関するもので、 具体的には、「コンドームを自分で買ったことがある」、「妊娠していないとき、子宮の正常な大きさは握りこぶしくら いだ」などの質問を用意し、新しい切り口で「真の女子力」を問う診断を行います。回答後、各質問に関する解説も 用意し、リプロダクティブ・ヘルスに関する正しい知識を学ぶことができます。また診断結果は都道府県ごとに平均 点が反映され、テストに参加することがモニタリングにもつながる仕組みです。 URL : 特設サイト「I LADY.」内(http://ilady.world) 2 ■「新・女子力テスト」ムービー情報 日本の若い女性たちが「新・女子力テスト」に挑む約 2 分 30 秒のドキュメントムービーです。「日本の女子たちは本当 に女子力が高いのか?」という大きなテーマを投げかけ、個性豊かな女性たちにさまざまな質問をしていく形で展開さ れます。はじめは、「ピンク色が好きだ」「オシャレには気をつかう」といったメイク、ファッション、遊びや食などの質問 から、次第に人間関係、恋愛、仕事・キャリア、価値観などの深い質問に変わっていき、後半はリプロダクティブ・ヘ ルスについての質問へと展開。女性が自分らしく生きるために必要な権利である「リプロダクティブ・ヘルス」について の知識が、実は先進国の中でも低いという日本の実態に気づきを与える内容となっています。 ■ホワイトリボンラン関連情報 「ホワイトリボン」とは、「世界中の妊産婦の命と健康を守るシンボル」で、世界で多くの女性が妊娠・出産で命を落と していることを背景に、すべての女性が安全に妊娠・出産できる世界を目指しています。その活動の一環として、国 際女性デーを間近に控えた 3 月 6 日(日)に、有明・お台場地区を走るチャリティーイベント「WHITE RIBBON RUN 2016(ホワイトリボンラン)」をジョイセフ主催で、日本で初めて開催します。 「WHITE RIBBON RUN 2016(ホワイトリボンラン)」ホームページ:http://wrun.jp 3 ■その他サイト情報(チャリティーアイテム、コラムなど) サイトでは、購入を通じて活動に参加できるチャリティーアイテムを「LADY ITEM」として紹介しています。1本につき 100 円が国際協力 NGO ジョイセフを通じて途上国の女性の健康を守る活動に使われる「アイレディリボン」や、「電通 ギャルラボ」と共同開発した「チャリティーピンキーリング」など、さまざまなアイテムをご用意しています。また、このキ ャンペーンに賛同してくださるアクティビストへのインタビューコラムも掲載されています あなたと誰かをつなぐ アイレディリボン 小指から世界へつながる ¥650/各種 チャリティーピンキーリング ¥500/各種 ■アクティビストコメント ■中村格子さん(医師) 自分の心と体を愛すること。自分を大切にして、毎日を丁寧に、自分の意思で生きること。 その繰り返しが、本当の健康と美しく幸せな人生のもとになる。 何歳になっても、人間に、 そして女性に生まれたことに感謝して、さあ、今日から私もI LADY! ■オードリー亜谷香さん(ファッションモデル) ジョイセフの活動を支援したいとの思いから、2015 年 4 月に発生した地震によって被災した ネパールを視察してきました。社会的、文化的、身体的に保護を受けられない女性たちから 話を聞いて、今以上に彼女たちをサポートしたいと思いました。支援に共感してくれた人たちと 協力して、少しでもよい世界になったら。私は支援活動に協力することを宣言したいと思い ます。 ■小野美智代 I LADY.キャンペーンについて(国際協力 NGO ジョイセフ 市民社会連携グループ ディレクター) 妊娠や出産が原因で命を落とす女性は 1 日に約 830 人(2015 年)。その 99%以上が途上国の女性、さらに途上国の 10 代の女の子の最大の死因が妊娠や出産です。一方、日本は女性の寿命が長い国としても有名ですが、実は「リプ ロダクティブ・ヘルス/ライツ」に関する認知や理解についてはあまり進んでいません。「リプロダクティブ・ヘルス/ライ ツ」とは、女性が身体的・精神的・社会的な健康を維持し、子どもを産むかどうか、いつ産むか、どれくらいの間隔で 産むかなどについて選択し、自ら決定する権利のこと。女性が心身ともに健康で自分らしく生きていくためには、この 「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」を享受することが必要不可欠。つまり、女性がエンパワーするための大前提となり ます。すべての女性が生涯健康で、内側からも輝ける世界を目指して。2016 年春、「I LADY.」キャンペーンを始動し ます。 4 ■国際協力 NGO ジョイセフ 概要 ジョイセフは、途上国の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生 まれの国際協力 NGO です。1968 年に設立。国連、国際機関、現地の NGO や 地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の人材養成、物資支援、プロジェ クトを通して生活向上等の支援を行っています。 2016 年 2 月現在、ザンビア、ネパールなど7カ国で活動しています。 ホームページ:https://www.joicfp.or.jp/jpn/ <本件に関するメディアの方からのお問い合わせ先> 公益財団法人ジョイセフ 担当者:小野(おの)、田中(たなか) TEL03-3268-5875/ 090-9234-9962 E-Mail:[email protected] 広報代理:電通パブリックリレーションズ 担当者:松澤(まつざわ)・正司(しょうじ) TEL:0 03-5565-8424/E-Mail:[email protected] 5
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