東広島市品質確保推進会議 4 プログラムの取り プログラムの取り組み成果 「東広島市公共事業コスト構造改善プログラム」による コスト構造改善の取り コスト構造改善の取り組み成果と今後の展開 成果と今後の展開について と今後の展開について 計画から維持管理に至る各段階においてコスト構造改善を推進した結果、コスト構造 改善の仕組みが概ね形成されてきた。 1 要 旨 「東広島市公共事業コスト構造改善プログラム」(以下「プログラム」という。)が、 平成 26 年度末で終了したことから、取り組み成果と今後の展開について報告する。 2 これまでの取り これまでの取り組み 平成 13 年 12 月に「東広島市公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」を策定し、 10 年にわたる公共工事のコスト縮減の取り組みを実施。 コスト縮減のみを重視した取り組みから、コストと品質の両面を重視し、総合的なコ スト構造の改善を図る「東広島市公共事業コスト構造改善プログラム」を平成 23 年 10 月に策定し、平成 24 年度から平成 26 年度まで取り組みを実施。 H9 H10 H11 国 公共工事コスト 縮減対策に関 する行動計画 H9~H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 公共工事コスト縮減対策 に関する新行動計画 H12~H20 公共事業コスト 構造改革プログラム H15~H19 H21 H22 H23 H24 H25 H26 新たなプロ グラムは策 定していな い 公共事業コスト 構造改善プログラム H20~H24 【具体的な取り 【具体的な取り組み成果】 Ⅰ 事業のスピードアップ ・公共施設・工事現場の見学会を開催し、合意形成手続の導入、推進 ・小規模工事の一括発注、集中投資発注を実施し、事業効果の早期発現 Ⅱ 計画・設計・実施の最適化 ・東広島市独自の設計基準及びローカルルールを作成し、合理的な計画・設計を推進 ・公共工事に関する新技術等を掲載した国の新技術システムを活用し、民間技術を積極的に 導入。 Ⅲ 維持管理の最適化 ・橋梁、港湾施設に係る橋梁長寿命化修繕計画、港湾施設の維持管理計画を策定し、アセ ットマネジメントを推進 ・耐用年数が長い製品等の新技術を採用し、施設の長寿命化を推進 Ⅳ 調達の最適化 ・総合評価方式による調達を拡充し、技術競争を充実 ・工事成績条件付一般競争入札を行い、技術に優れた優良な企業の受注機会を確保 【分野別実施件数】 分野別実施件数】 広島県 広島県 公共工事コスト 縮減対策に関 する行動計画 H9~H11 分 野 広島県公共工事コスト縮減 対策に関する新行動計画 H12~H20 広島県公共事業コスト 縮減プログラム H16~H20 新たなプロ グラムは策 定していな い 広島県公共事業コスト 構造改善プログラム H21~H25 Ⅰ 事業のスピードアップ Ⅱ 計画・設計・施工の最適化 東広島市 東広島市公共工事 コスト縮減対策 に関する行動計画 H13~H15 東広島市公共工事コスト縮減対策 に関する行動計画(継続) H16~H23 東広島市公共 事業コスト構造 改善プログラム Ⅲ 維持管理の最適化 Ⅳ 調達の最適化 内 容 合意形成・協議手続の改善 事業の重点化・集中化 計画・設計の見直し 新技術の積極的な活用 など 新技術の積極的な活用 戦略的な維持管理 電子情報共有化の推進 入札契約の見直し など 具体策数 実施件数 (H24~H26) 3 105 7 1,814 4 54 7 1,202 21 3,175 H24~H26 合計 3 コスト構造改善額 「東広島市公共事業コスト構造改善プログラム」では、計画期間の 3 年間で約 7 億円を 縮減。 5 コスト構造改善の今後の展開 コスト構造改善の今後の展開 (H12 基準) 行動計画 (H16~H23) 14.1%(24 億円) (H15 基準) コスト構造改善 プログラム これまでの取り組みにより、コスト構造改善の意識が定着し、各部署における計画等 (H24~H26) (H18 基準) 1.6%(13 億円) 行動計画 (H13~H15) 2.2%(7 億円) コスト構造改善プログラム 行動計画 区分 H13~H15 H16~H23 コスト構造改善額 約 24 億円 約 13 億円 約 7 億円 発注時設計額 約 170 億円 約 798 億円 約 314 億円 年平均縮減率 14.1%減 1.6%減 2.2%減 に反映されている。 また、今後は工事単位の取り組みだけでなく、計画・設計から施工・維持管理に至る プロセス全般でコスト構造改善を取り組む必要がある。 このため、工事毎に統一的な目標で取り組みを行うのでなく、 「東広島市行政改革大綱」 等において各課の業務内容を踏まえた総合的なコスト構造改善の取り組みを行うとともに、 定期的にフォローアップを行い、コスト構造改善の更なる定着を図っていく。 H24~H26 -1-2-
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