地下水管理システムに関する説明資料

第18回 豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議
資料3
地下水管理システムに関する説明資料
目
次
① 専門家会議・技術会議からの提言
②「地下水管理システム」の概要
③「地下水管理システム」全体配置図
④「地下水管理システム」浄化施設
⑤ 揚水井戸・水位観測井戸の構造
⑥「地下水管理システム」運転制御フロー
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②「地下水管理システム」の概要
技術会議の提言より備える機能
○揚水機能
○水位観測機能
○水質モニタリング機能
○浄化機能
○貯留機能
○自動制御機能
地下水位観測井戸
○水位観測機能
地下水位を常時計測
浄化施設
○水質モニタリング機能
ベンゼン、シアン化合
物、重金属(ヒ素、鉛、
水銀、六価クロム、カド
ミウム)について、モニ
タリング可能な構造
○水質モニタリング機能 ○浄化機能
○自動制御機能
自動で水質分析を行い、下水排除基準を超過している
場合には必要な浄化を実施
建物部(イメージ)
遮水壁
舗装部
浄化施設棟
緑地部
毛細管現象
防止用砕石層
毛細管現象による水位
上昇を防止
集中豪雨時管理水位 A. P. +2.0 m
砕石層
遮水層(雨水浸透抑制対策)
z 砕石層
z ベントナイト層
z 導水管
日常管理水位 A. P. +1.8 m
貯留するための層
○貯留機能
集中豪雨や台風時に
お い て も 、 A.P.+2.0m
で地下水の管理が可能
となるよう、日常的に維
持 す る 水 位 を
A.P.+1.8m とし、地中
に貯水機能を確保
市場用地と外部の間
の汚染物質の移動を
防止するため、各街区
周縁に不透水層の深
さまで遮水壁を設置
浸透した雨水が帯水層に到達し
ないよう導水管へ集水し、下水
道(汚水管)へ排水
帯水層
不透水層
砕石層(地下水排水対策)
建物下には地下水排水対策用の砕石層を設置す
ることにより、建物下の地下水を揚水井戸へ集水
するよう促進し、効率的に地下水を排水
揚水井戸
○揚水機能 ○自動制御機能
地下水面の上昇を防止し、概ね A.P.+2m の
状態を維持するよう揚水処理
水位上昇時には自動的に揚水ポンプを稼働
○水質モニタリング機能
ベンゼン、シアン化合物、重金属(ヒ素、鉛、水
銀、六価クロム、カドミウム)についてモニタリン
グ可能な構造
③「地下水管理システム」全体配置図
6街区
●揚水井戸
地下水位を日常的に A.P.+1.8m で管理できる位置に設置
●地下水位観測井戸
地下水質の確認を含め、揚水井戸の中間点などに配置
※揚水井戸でも、水位、水質を観測
揚水井戸
地下水位観測井戸
7街区
浄化施設棟(地上構造物)
浄化施設棟(地下構造物)
砕石層(地下水排水対策)
揚水井戸
遮水層(雨水浸透抑制対策)
地下水位観測井戸
建物外形線
街区境界線
5街区
6街区
7街区
計
19箇所
14箇所
25箇所
58箇所
7箇所
7箇所
7箇所
21箇所
5街区
④「地下水管理システム」浄化施設
5 街区
6 街区、7 街区
地上構造物と地下構造物分離配置
地上構造物と地下構造物一体配置
外
水質分析装置及び
水質分析装置及び
電気設備室
電気設備棟
浄化施設棟搬入口
観
処理水槽
配 置
搬入口、階段室、水質
浄化施設棟(地下部)
浄化施設棟(地下部)
処理水槽
分析装置及び
水質分析装置及び
電気設備室(地上)
電気設備棟
イ
原水槽
5.8m
メ
ー
7.0m
5.7m
6.5m
ジ
下水放流
処理法
原水槽
P
活性炭
下水排除
基準以下
水質分析
下水排除
基準超過
油水分離
処理
曝気処理
浄化システム
アルカリ
塩素処理
シアン還元銅
処理
共沈処理・金属
イオン捕集処理
凝集沈殿
処理
砂ろ過
処理
pH 調整
水質分析
下水排除
基準超過
下水排除
基準以下
⑤揚水井戸・水位観測井戸の構造
揚水井戸の構造
地下水位観測井戸の構造
【平面図】
z
z
揚水井戸には、小型高性能ポンプの予備を含
めて 2 台設置
くみ上げた地下水は、井戸ポンプでそのまま
浄化施設まで圧送
【平面図】
z
z
z
水位計を設置
水質測定用のサンプルを採取
異常水位上昇時に可搬型ポンプで揚水
【断面図】
【断面図】
【事例】東京電力マンホール
z
z
井戸・ポンプは、マンホールに格納
地上部にはマンホールの蓋を設置
【事例】下水道小型マンホール
z
z
井戸は、マンホールに格納
地上部にはマンホールの蓋を設置
⑥「地下水管理システム」運転制御フロー
【各揚水井戸】
水位情報、揚水ポンプ稼働情報
7 街区管理施設棟
井戸水位観測
※揚水ポンプの起動命令も可能
水質情報、
浄化施設稼働情報
No
ポンプ起動水位以上
【浄化施設】
運転記録の集積
原水が下水排除基準以下の
場合は、そのまま下水道へ放流
Yes
揚水ポンプ起動
No
自動水質
分析判定
原水貯留槽
下水排除
基準超過
緊急時通報
ポンプ停止水位以下
浄化施設で浄化
・東京都(管理者)
Yes
・維持管理会社
・機器メーカーなど
ポンプ停止
下水排除
基準超過
自動水質
分析判定
処理水槽
対応実施
・機器点検・補修
・緊急排水等
処理水が下水排除基準以下になった
ことを確認して下水道へ放流
下水道へ放流
揚水された地下水
■各揚水井戸・浄化施設は、水位・計装制御による自動運転
■7 街区管理施設棟で運転記録の集積・緊急時通報を行い、システム全体を監視
情報