6.ナメクジ類・カタツムリ類の防除対策 多湿で有機物の多い環境に発生し

6.ナ メ ク ジ 類 ・ カ タ ツ ム リ 類 の 防 除 対 策
多湿で有機物の多い環境に発生しやすいので、ほ場環境を改善することが重要である。
また、多発時にはナメクジ 類・カタツムリ類駆除剤により被害を回避する。
( 1 ) . 耕 種的 対 策
・畑を乾燥状態に保つ。
・餌となる作物残渣や雑草などをほ場周辺から除去する。
・潜行場所となるコンクリートブロック・石・不要の鉢などをほ場周辺から除去する。
・酸性土壌を好むので、石灰を施用して酸性を直す。
( 2 ) . ナ メク ジ 類 ・カ タ ツ ム リ 類 駆 除 剤
・メタアルデヒドを主成分とする 水和剤は、作物にかからないように土壌表面処理をする(か
んきつ、レタス、キャベツ、花き類・観葉植物には直接散布する)。使用方法、時期は、
それぞれの作物の頁を参照する )。
・燐酸第二鉄を成分とする粒剤は、作物の周囲あるいは株元の土壌表面に 施用し、誘引・殺
虫する。
* ナ メ クジ 類 ・ カタツ ム リ 類 駆 除剤 を 使 用す る 場 合 の 一般 的 注 意点
・ナメクジ 類・カタツムリ類 の行動に好適な条件である 、土壌が湿っているときや空気中湿
度の高い日の夕方に施用す ると効果が高い。
・薬剤が作物にかかったり、接触しないようにする。作物体上に粒が残った場合は払い落と
す。
<ナメクジ類、カタツムリ類が加害する農作物等> ナメクジ類、カタツムリ類
商品名および一般名
マイキラー
メタアルデヒド水和剤
ナメクジ類、カタツムリ類 <ナメクジ類、カタツムリ類が加害する農作物等>
使用方法
劇
作物にかからないように土壌表面
処理する[100~300リットル/10a]
適用場所
100~200倍
時期
ほ場周辺雑
草地の生息
地
回数【成分総
使用回数】
6回以内【6
回以内】
<ナメクジ類、カタツムリ類、アフリカマイマイ、ヒメリンゴマイマイが加害する農作物等> ナメクジ類、カタツムリ類
商品名および一般名
スラゴ
燐酸第二鉄粒剤
使用方法
ナメクジ類、カタツムリ類、アフリカマイマイ
及びヒメリンゴマイマイの発生あるいは
加害を受けた場所又は株元に配
置
適用場所
時期
1~5g/平方メート 温室、ハウス、 発生
ル
圃場、花壇 時
回数【成分
総使用回
- 【-】