第123期中間報告書 (2014年1月1日~2014年6月30日)

株主の皆様へ
第
123 期
特集
中間報告書
2014年1月1日~
2014年6月30日
1.「ランフラットタイヤ」
で
省資源化と低燃費に貢献
2. タイの農地に
ダンロップタイヤを
株主の皆様へ
新興市場の開拓を通じ、グローバル展開を強力に推進
経営環境と業績
国内販売が順調で増収増益に
当第 2四半期連結累計期間
(2014年 1月 1日~6月 30日)は、天然ゴム相場が引
き続き低位で安定的に推移し、円安により輸出環境が改善される一方で、海外市
販用タイヤ市場では競争が激化するなどの厳しい状況が続きました。
このような情勢のもと、当グループは、長期ビジョン
「VISION 2020」の実現
を目指し、事業の成長と収益力の向上に向けてさまざまな対策に取り組みました。
業績面では、主力のタイヤ事業の国内販売が新商品投入や自動車生産台数拡大
などから順調で、売上高は 3,786億 18百万円
(前年同期比 9.5%増)
、営業利益は
350億 91百万円
(同 18.0%増)
、経常利益は 350億 52百万円
(同 26.5%増)
、四半
期純利益は 218億 45百万円
(同 41.1%増)と増収増益を達成し、いずれも中間期
として過去最高を更新しました。
グローバル展開
新興市場で生産・販売拠点を積極展開
「VISION 2020」のなかでも、特に重要なテーマが「タイヤのグローバル展開」
です。需要増が見込まれる新興市場で、工場や販売拠点の展開を通じた拡販を目
指しており、2013年度には11%だった新興市場における販売比率を、2015年
代表取締役 社長
度には14%まで高めます。最近では、次のような取り組みを進めています。
ブラジル
成長が予測されるブラジルでは、昨年10月に中南米地域初となる現地工場が
稼働しました。生産工程の全自動化などを実現した新工法
「太陽」
を導入しており、
将来的には日産3万本までの増産が可能です。あわせてタイヤショップの出店も
進めており、TVCMや雑誌広告などと合わせブランドのイメージアップを図って
いきます。
1
アフリカ
昨年12月にアポロタイヤ南アフリカ社の買収が完了し、同社工場を当グ
ループの南アフリカ工場として稼働を開始させました。2017年には買収時の
約1.5倍の日産1万4,500本にまで生産能力の向上を図ります。この買収によ
りアフリカ全土でのダンロップタイヤの販売権・製造権も確保し、2015年に
長期ビジョン
世界一の価値をさまざまな事業領域で
提供し続ける企業集団を目指す
はアフリカ市場全体で年間約430万本のタイヤ販売を計画しています。
長期ビジョン行動イメージ
タイ
世 界 有 数 の コ メ 輸 出 国 で あ る タ イ に は 本 年 4 月 にSumitomo Rubber
(Thailand)Co., Ltd.の第3工場を新設し、急拡大する需要に応えるため、農
業機械用タイヤやゴムクローラの生産を始めました。詳しくは5ページからの
特集2をご覧ください。
●高収益・高成長の真のグローバルプレイヤーになる
●ステークホルダーにとっての価値向上と、全社員の
幸せを追求する
トルコ
昨年9月に着工した新工場が2015年7月から生産を開始します。2019年末
新市場への挑戦
には日産3万本とする予定で、大幅な市場拡大が見込まれる中東・北アフリ
世界一の現場力・開発力・技術力
目標達成のための成長エンジン・新たな挑戦
カ・ロシアなどの新興市場や欧州市場向けにタイヤを供給していきます。
インド
中南米に次ぐ市場への成長が見込まれるインドでは、現地販売会社を通じ、
昨年4月からファルケンブランドのタイヤ販売を行っています。本年中には販
飽くなき技術革新
新分野の創出
業界No.1の収益力
住友ゴムWAY
「信用と確実」
「 縦と横のつながり」
「目標を高く」
「 人を育てる」
売代理店を現在の約650店から約800店に拡大し、2015年には68万本を販売
する計画です。
中国
現在展開している2工場の生産能力を2015年に日産5万7,000本に増強しま
す。2020年には、新車用タイヤの装着シェア10%以上を目指します。特に高
級車やスポーツ用多目的車(SUV)への装着を拡大し、市販用タイヤ販売へ
(億円)
2013年
12月期
実績
2014年
6月期
実績
2014年
12月期
予想
売上高
7,806
3,786
8,400
2020年
VISION 2020
目標
売上高
12,000
営業利益
営業利益 771
351
840
(率)
(9.9%)
(9.3%)
(10.0%)
(率 12%以上)
1,000店にまで拡げ、販売本数1,800万本を目指します。
経常利益 746
351
810
(率)
(9.6%)
(9.3%)(9.6%)
15%以上
これらの海外拠点を活用した海外自動車メーカーへの納入拡大も進んでお
当期
(四半期) 448
純利益
14%以上
の波及効果を狙います。加えて旗艦店数を現在の約690店から2015年には
り、新車用タイヤにおける海外自動車メーカーへの販売比率が2015年には
218
490
1,500
ROE
ROA
15%、2020年には35%に達する見通しです。
今後もグループ一丸となって、グローバル展開を推進してまいりますので、
一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2
特集
1
環境対応商品の拡充
安全性と環境性能の向上を目指して
「ランフラットタイヤ」
で
省資源化と低燃費に貢献
その9割が使われないまま廃棄され
ると言われるスペアタイヤ。これを不
要とするのが「ランフラットタイヤ」
です。スペアタイヤをなくすこと(ス
ペアレス化)で資源の節約や軽量化に
よる燃費の向上を実現します。
3
写真について
本年3月、スペインのAscariサーキットで実施した新型ランフラットタイヤ・FALKEN
「AZENIS FK453 RUNFLAT」
の試走会。欧州各国からジャー
ナリストや一般消費者を招待しました。快適な乗り心地やハンドリングの良さなどが評判となり、地元メディアでも大きく取り上げられました。
長期ビジョン
3つの
成長エンジン
新市場への
挑戦
特殊なサイド補強層でパンク時にも形状を維持
飽くなき
技術革新
新分野の
創出
より、パンクして空気が抜けても形状を維持できるタイヤのことです。もとも
もう一つの
「スペアレス」
化
パンク応急修理キット
とは安全性の向上を目指して開発されたもので、空気圧がゼロになっても所定
当社は「スペアレス」への取り組み
ランフラットタイヤとは、サイド部分に特殊な補強層を設けるなどの工夫に
のスピードで一定距離を走行することがで
きます。
サイド補強層
の普及にも取り組んでいます。
ランフラットタイヤを採用することによ
パンク応急修理キットは、パンク
り、スペアタイヤが不要となりその分の資
穴を塞ぐ修理剤と空気を充填するエ
源を使わずに済むほか、スペアタイヤを取
アコンプレッサーなどをセットにし、
り除いた分だけ車の総重量が軽くなり、燃
タイヤがパンクした際にドライバー
費も向上します。安全性の向上と省資源・
低燃費といった環境性能の向上を同時に実
現できるのです。
の一環として、パンク応急修理キット
「IMS(Instant Mobility System)」
自らがその場で手軽に応急修理を行
ランフラットタイヤの構造図
世界で初めて実用化、
本年中には新シリーズも市場投入
1970年、ダンロップは世界で初めてランフラットタイヤを実用化しました。以後
40年以上にわたり諸性能の向上に努め、2009年9月には弱点だった乗り心地の堅
さをノーマルタイヤ以上に改善した第4世代のランフラットタイヤを発表しました。
本年7月には、安全性・快適性・軽量化を高次元でバランスさせたプレミアム
えるようにしたものです。
パンク応急修理キットは、現在国
内生産車の約4割に搭載されており、
そ の 約 5 割 ※ が 当 社 の「IMS」 で す。
今後も当社は、
「IMS」の更なる普及
を通じて、地球環境に配慮した省資
源化と経済性の向上を追求していき
ます。
※当社推定
ランフラットタイヤ・FALKEN「AZENIS FK453
RUNFLAT」を欧州で発売しました。100分の1ミ
リ単位の超高精度なタイヤ製造を可能にした独自
の新工法「NEO-T01」を用いた次世代高性能タ
イヤの第一弾で、安全性能と上質な乗り心地を高
い 次 元 で 達 成 し て い ま す。 国 内 で も 本 年 中 に
DUNLOP「SP SPORT MAXX 050 NEO」を発
売する予定です。
IMS(エアコンプレッサーと修理剤)
4
特集
2
農業機械用タイヤのアジア展開
タイの農地にダンロップタイヤを
農業の近代化が急速に進む世界有数のコメ輸出国タイ。当社は本年、海外では初めてとなる農業機械用タ
イヤ工場をタイ・ラヨーン県に新設しました。タイ進出を皮切りに農業機械用タイヤのアジア展開を加速し、
世界の農業発展、食糧不足解消に貢献したいと考えています。
5
写真について
新工場の本格稼動を前に、自分たちが造り上げたタイヤを囲んで記念撮影。現地で新たに採用された従業員たちは、日本からの指導員
のもとで多くの知識と技術を学び、一丸となってタイヤを造り上げました。多くのお客様にお届けできることを楽しみにしています。
長期ビジョン
3つの
成長エンジン
新市場への
挑戦
日本の4倍のコメを育てる“農業大国”
農地という“農業大国”。なかでもコメの生産が盛
新工場は、住友ゴムグループ初の
んで、年間生産量は日本の4倍超の約3,459万トン
農業機械用タイヤ工場です。女性従
※
年間約53億ドル※にも及びます。
コメの収穫の様子
当社は高い開発力・技術力をもとに、農業機械用タイヤ等を通じて日本の農業
発展に貢献してきました。永年にわたる実績と信用を背景に、市場ニーズに沿っ
た商品を提供し、世界のコメ生産量の90%を超えるアジア、とりわけASEAN地
域における農業発展に貢献していきます。
※農林水産省「タイの農林水産業概況」より(2013年8月公表)
蓄積されたノウハウと最新鋭の設備で
現地ニーズに沿った商品を生産
新工場は敷地面積約13万㎡、Sumitomo
Rubber (Thailand) Co., Ltd.の 第 3 工 場
として建設され、本年4月に生産を開始し
ました。同工場では、スチールコードをス
パイラル状に巻く新工法「スパイラル方式」
を採用し、優れた耐久性と低振動性を実現
新工場外観
スパイラル方式
スパイラル状スチールコード
(ジョイントレス)
ジョイントレス
業員に配慮し、作業負荷が軽く安全
で快適な職場環境設計を心がける一
方で、クローラの新工法「スパイラ
ル方式」をはじめとした最新の技術
や設備を導入しています。
農業機械用タイヤ・ゴムクロー
ラ・フォークリフト用タイヤといっ
た、製法や設備が異なる商品を同時
に立ち上げるのには苦労しました。
品質管理面では日本の各工場で培っ
たシステムを導入しており、本年中
には品質管理の国際規格・ISO9001
を取得する予定です。
ゆくゆくは、タイをはじめとする
東南アジアの農業や産業に関わるす
べての人に、ここで作った商品を体
感していただきたいですね。
した高機能ゴムクローラも生産するなど、
生産能力は2017年末に月産5万本規模と
なる予定です。
これまでに培ったノウハウを活かし、最
新の技術と設備に加え、徹底した管理体制
のもと、高品質な商品をタイはもちろん将
スチールコードをスパイ
ラル 状に巻き、 接 合 面
のない輪状に。
新分野の
創出
く!
キーマンに聞
タイはGDPの1割超を農業が占め、国土の4割が
(2011年) 。その多くを輸出しており、輸出額は
飽くなき
技術革新
上下をゴムで挟んで加硫。接
合面がない(ジョイントレス)
ため、耐久性に優れる。
来的にはベトナム・カンボジア・ラオス・
ミャンマーなどでも販売していきます。
Sumitomo Rubber
(Thailand) Co., Ltd.
取締役 インダストリアルタイヤ事業部長
田路 大二郎
6
事業別の営業概況
売上高(百万円)
タイヤ
事業
591,045
619,362
中間 通期
(予想)
681,100
735,000
297,787 329,078
257,724 287,986
3,290億 78百万円
(構成比 86.9%)
2011
2012
2013
2014
「エナセーブ EC203」のヒットなどから増収増益に
売上高は3,290億78百万円(前年同期比10.5%増)
、営業
加価値タイヤの納入拡大により販売数量が増加し、売上高は
利益は315億78百万円(同19.9%増)となりました。
前年同期を上回りました。
国内市販用タイヤは、消費税率引き上げにともなう駆け込
海外市販用タイヤは、各国市場で販売を伸ばしたものの競
み需要を取り込んで販売を伸ばしました。また、低燃費性能
合他社との価格競争が激化し、金額面では厳しい状況で推移
に「長持ち」という新たな価値を加えた第2世代のスタンダー
しました。一方では円安にともない、円建ての売上高は前年
ド低燃費タイヤ「エナセーブ EC203」をダンロップブラン
同期を上回りました。
ドで発売するなど、販売構成の改善に努めたことにより、売
海外新車用タイヤは、生産拠点を有するタイでは政情不安
上高は前年同期を上回りました。
などによる景気の低迷により販売数量が減少しましたが、拡
国内新車用タイヤは、消費税率引き上げ後も自動車生産台
大を続ける中国市場で大幅に販売を伸ばし、売上高は前年同
数が前年同期を上回るなか、低燃費タイヤを中心とする高付
期を上回りました。
ics
Top
「エナセーブ EC203」
目標を上回る売れ行きに
本年2月に発売したDUNLOP「エナセーブ EC203」の売れ行きが好調です。
「長持ちす
る低燃費タイヤ」をコンセプトに環境性能と経済性を両立し、60サイズという豊富なライ
ンアップを用意したことで、幅広い車種のお客様から支持され、当初の目標を上回る販売本
数を記録しました。実際に装着されたお客様からも、
「レーンチェンジの際の安定性がとて
も高い」
「乗心地が静かで快適」
「路面にピタッと吸い付くような感じがした」など、その性
能を評価する声が多数寄せられています。
発売当初からフルサイズを供給するという“スタートダッシュ”を実施。TVCMでは「低
燃費なのは当然。
」というメッセージを通じ、向上した低燃費性能とロングライフの双方を
7
訴求しました。
売上高(百万円)
中間 売上高(百万円)
通期
中間 通期
(予想)
(予想)
スポーツ
事業
58,365
28,310
61,346
66,260 67,000
31,725 32,731
32,692
326億92百万円
(構成比 8.6%)
産業品他
事業
27,494
29,539
33,249
13,683 14,024 15,368
38,000
16,848
168億48百万円
2011
2012
2013
2014
(構成比 4.5%)
2011
2012
2013
2014
日本・アジアは増収、北米は減収に
住宅用制震ユニットや人工芝が販売を伸ばす
14億19百万円(同39.5%減)となりました。
業利益は20億86百万円(同99.1%増)となりました。
国内市場では、2月の降雪などの悪天候や消費税率引き上げの
住宅用制震ユニット「MIRAIE[ミライエ]」を拡販し
影響などにより市況が悪化したものの、昨年12月に発売したゴ
たことに加えて、スポーツ専用ロングパイル人工芝「ハ
ルフクラブの主力商品「ゼクシオ エイト」が順調に販売を伸ばし、
イブリッドターフ」などの商品も販売を伸ばしました。
売上高は326億92百万円(前年同期比0.1%減)
、営業利益は
売上高は168億48百万円(前年同期比9.6%増)
、営
業務提携契約を結んだ㈱アシックス製のゴルフシューズ販売も
好調なスタートを切ったため、全体としては前年同期を上回り
ました。
海外市場では、
「ゼクシオ エイト」の拡販によりアジアが順調
だったものの、悪天候による市況悪化で減収となった北米など
が影響し、全体としては前年同期を下回りました。
Topics
松山英樹選手が
米国男子ツアー初優勝
ミ ラ イ エ
ツーバイフォー
「MIRAIE・2× 4 」の
ce
New Fa
デザインを一新
ダンロップスポーツ(株)の契約
本年5月、2×4工法住宅用の
選手である松山英樹選手が、本年
制震ユニット「MIRAIE・2×4」
6月「ザ・メモリアル・トーナメ
をリニューアルしました。制震
ント」で、米国男子ツアー初優勝
性能はそのままに、従来の合板
を飾りました。本格参戦1年目で
タイプからスチール仕様に変更
の快挙です。日本人選手では6年
しデザインを一新。施工性も改
ぶり4人目、22歳での優勝は最年
善しました。
少記録となりました。
8
CSR活動報告
住友ゴム CSR基金
従業員と会社の二人三脚でNPO団体等の活動を支援
当社は、従業員との二人三脚で国内各地でさま
支援先の活動例
ざまな課題の解決に取り組むNPO団体等への支援
を行っています。2009年の創業100周年を機に設
けた「住友ゴム CSR基金」を通じての資金助成が
主で、最近では助成した団体の活動に従業員がボ
ランティアで参加する例も増えてきました。
小学生対象の木工クラフト教室
(福島県白河市)
無料車いすでの外出支援
(兵庫県神戸市)
「マッチングギフト方式」で32団体へ助成
基金の趣旨に賛同した従業員が毎月200円、給与天引き
の形で募金を行い、当社も同額を拠出する「マッチングギ
フト方式」と呼ばれる仕組みで資金を集め、それを年1回、
本社や工場などがある6都府県のNPO団体等に助成してい
ます。対象となる活動団体は、各地の工場やNPO団体への
従業員
(募金:200円/人)
支援を専門とする「中間支援NPO」の推薦をもとに、書類
住友ゴム
審査や現地に赴いてのヒアリング等により基金の運営委員
(拠出金:200円/人)
会が決定します。本年は、障がい者支援や環境保護、災害
支援などに取り組む32団体の活動に資金を助成しました。
工場
推薦
住友ゴム
CSR基金
推薦
地域・NPO活動
助成
中間支援NPO
・助成候補先の推薦、ヒアリング等のアレンジ
・活動報告の取りまとめ、助成の成果検証
従業員ボランティアで更にひろがる絆
基金に加入する従業員が増加しているうえ、自らがボラ
当社は、従業員がボランティア活動を行う際に休暇を
ンティア活動に参加するケースも助成先団体の3割に達
支給するなど従業員のボランティア活動への参加を支援
し、参加した従業員からは「来年も参加したい」
「活動に
しています。全従業員が積極的に社会貢献に関われるよ
参加している子どもたちから元気をもらった」などの声
う今後も取り組んでいきます。
が上がっています。
当グループの活動は、
ホームページやCSR報告書で
ご紹介しています。
9
ホームページ
CSR報告書2014
(http://www.srigroup.co.jp/csr/)
配当・株価の状況
当社は、連結ベースでの配当性向、業績の見通し、内部留保の水準等を総合的に判断しながら、
長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針としています。
配当
配当金(円)/配当性向(%)
期末
中間 8.0
25.0
30.0
51.9
18.0
40.0
配当性向
20.0
12.0
24.5
10.0
8.0
2009
2010
23.0
株価収益率(倍)/株価純資産倍率(倍)
(予想)
40.0
株価収益率 (予想)
17.6
20.0
15.0
21.3
8.0
2011
株価純資産倍率
23.1
20.0
10.4
22.2
23.4
8.5
(予想)
21.4
10.0
15.0
20.0
2012
2013
2014
1.12
1.17
2009
2010
1.23
2011
8.7
7.7
1.11
2012
1.19
1.14
2013
2014/6
※2009年は、中間配当額に、創業100周年記念配当2円を含んでいます。
株価の推移
(円)
(円)
20,000
2,000
1,600
16,000
日経平均(右軸)
12,000
1,200
800
8,000
400
4,000
0
0
2010/1
アンケートに
ご協力ください
2011/1
2012/1
2013/1
2014/1 2014/6
当社では株主の皆様とのよりよいコミュニケーションのために、年に1度、アンケートを実施しています。
アンケートの結果は、「株主の皆様へ」の企画・制作等に使わせていただきます。また、一部のご質
問等には次回の誌面上でお答えしますので、ぜひアンケートにご協力ください。
10
連結財務ハイライト
売上高(百万円)
中間
通期
780,609
(予想)
840,000
710,247
378,618百万円
9.5 %UP
地域別売上高比率(2014年中間)
主力のタイヤ事業が新商品の好調と自動車生産台
数増加、円安に支えられ順調だった一方、スポーツ
333,735 345,886
378,618
事業は海外市場の冷え込みから微減に。産業品他事
その他
14%
アジア
21%
業では、住宅用制震ユニットやスポーツ専用ロング
パイル人工芝などが伸びました。
8%
12%
日本 45%
欧州
北米
2012
2014
2013
営業利益(百万円)
中間
通期
(予想)
77,055
84,000
69,723
当期(四半期)純利益(百万円)
35,091百万円
18.0%UP
販売数量の増加や原材料
中間
通期
(予想)
49,000
44,794
35,451
持分法による投資が利益
に転じ、受取利息・配当金
価格の低位安定により売上総
利益が伸びたことに加え、収
32,266
29,729
35,091
益力の向上に取り組んだ結
果、営業利益は2ケタの伸び
21,845
16,423
15,479
11
2013
2014
2012
2013
の増加などから営業外収支
が改善したため、四半期純
利益は大幅に増加しました。
となりました。
2012
21,845百万円
41.1%UP
2014
更に詳しい財務データはホームページへ
1株当たり当期(四半期)純利益(円)
中間
通期
(予想)
186.79
170.76
135.14
四半期純利益の増加にと
83.28
62.60
83.28円
41.1%UP
2013
総資産
867,464
737,528
季節要因により売上債権
38.0
2013
2014
(中間)
中間
通期
76,644
52,063百万円
61.8 %UP
77,012
税金等調整前四半期純利益
52,063
42,856
2012
2013
0.9
2014
(中間)
の増加に加え、減価償却費の
増加、売上債権の減少などが
あったことから、営業活動に
32,182
0.9
の減少など財務体質の改善
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)
自己資本の増加により、d/e
レシオは改善しました。
は、仕入債務、有利子負債
により向上しました。
2012
0.0ポイントDOWN
40.4
有利子負債残高の減少と
1.1
36,033百万円 減
資産は減少。自己資本比率
d/eレシオ
302,113 293,256
831,431
純利益も増加しました。
2014
有利子負債残高
総資産
自己資本比率
が減少したことなどから総
有利子負債残高(百万円) / d/eレシオ(倍)
275,876
総資産(百万円)/ 自己資本比率(%)
33.1
d/eレシオ
検索
も な い、1 株 当 た り 四 半 期
59.01
2012
住友ゴム工業 IR
よるキャッシュ・フローは大
d/eレシオ:負債資本倍率
負債(Debt)が株主資本(Equity)
の何倍に当たるかを示す。企業財務
の健全性を表す指標。
きく増加しました。
2012
2013
2014
12
会社情報
会社の概要(2014年6月30日現在)
取締役および監査役/執行役員 (2014年6月30日現在)
創 業 1909 年 10 月 4 日
取 締 役 会 長
代表取締役社長
代 表 取 締 役
代 表 取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役
取 締 役
社 外 取 締 役
社 外 取 締 役
常 勤 監 査 役
常 勤 監 査 役
社 外 監 査 役
社 外 監 査 役
社 外 監 査 役
常務執行役員
常務執行役員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
資 本 金 42,658,013,576 円
従 業 員 6,689名
本 社 神戸市中央区脇浜町三丁目 6 番 9 号
電話 078-265-3000(代表)
東 京 本 社 東京都江東区豊洲三丁目 3 番 3 号
豊洲センタービル
電話 03-5546-0111(代表)
工 場 名古屋・白河・泉大津・宮崎・加古川
・
海 外 タ イ ヤ インドネシア・中国(常熟・湖南)
生 産 拠 点 タイ・ブラジル・南アフリカ・トルコ※
※建設中
当冊子に記載されている業績予想に関する記述は、
当社および当グループが
現時点で入手可能な情報から得られた判断にもとづいており、
潜在的なリス
クや不確実性が含まれています。実際の業績は、
当社および当グループの事
業を取り巻くさまざまな要因の変化により、記述されている業績予想とは大
きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきください。
三 野 哲 治
池 田 育 嗣 (社長)
田 中 宏 明 (副社長)
西 実 (専務執行役員)
恩 賀 賢 治 (常務執行役員)
伊 井 康 高 (常務執行役員)
石 田 宏 樹 (常務執行役員)
黒 田 豊 (常務執行役員)
高 坂 敬 三
内 桶 文 清
野 口 紀 之
佐々木 保 行
加護野 忠 男
村 田 守 弘
赤 松 哲 治
中瀬古 広三郎
山 本 悟
山 田 直 樹
原 田 直 典
藤 本 紀 文
小 野 正 晴
吉 岡 哲 彦
青 井 孝 典
西 口 豪 一
河 野 隆 志
小 松 俊 彦
増 田 智 彦
※ 取締役の
( )
内の役職は、
執行役員としての役職を表しています。
住友ゴムグループウェブサイトのご案内
当グループウェブサイトにおいて、最新のトピックスを
http://www.srigroup.co.jp/
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はじめ、各種財務情報やニュースリリース等、さまざま
な情報をご覧いただけます。どうぞご利用ください。
株式の状況
株式の概要 (2014年6月30日現在)
株主メモ
発行可能株式総数
800,000,000 株
事 業 年 度
発行済株式の総数
263,043,057 株
定時株主総会
毎年3月開催
単元株式数
100 株
基
日
株主数
20,227名
定時株主総会 毎年12月31日
期末配当 毎年12月31日
中間配当 毎年 6月30日
そのほか必要があるときは、あらかじめ公告して
定めた日
公 告 の 方 法
電子公告。ただし、不測の事態により電子公告
による公告ができない場合は、日本経済新聞に
掲載します。
公 告 掲 載 URL
http://www.srigroup.co.jp/
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行㈱
大株主 (2014年6月30日現在)
株主名
準
持株数(千株) 持株比率(%)
毎年1月1日から12月31日まで
住友電気工業㈱
70,341
26.81
日本マスタートラスト信託銀行㈱
(信託口)
11,136
4.25
株主名簿管理人
および特別口座
の口座管理機関
住友商事㈱
9,609
3.66
株主名簿管理人
事務取扱場所
大阪市中央区北浜四丁目5番33号
三井住友信託銀行㈱ 証券代行部
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱
(信託口)
8,229
3.14
郵便物送付先
および電話照会先
全国共済農業協同組合連合会
7,864
3.00
〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行㈱ 証券代行事務センター
(フリーダイヤル)
® 0120-782-031
㈱三井住友銀行
5,215
1.99
ザ グッドイヤー タイヤ
アンド ラバー カンパニー
3,421
1.30
JUNIPER
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱
(三井住友信託銀行再信託分・
トヨタ自動車㈱退職給付信託口)
BNPパリバ証券㈱
3,013
1.15
2,758
1.05
2,733
1.04
【株式に関する住所変更等のお手続きについてのご照会】
証券会社の口座をご利用の株主様は、三井住友信託銀行㈱ではお手続
きができませんので、取引証券会社へご照会ください。
証券会社の口座をご利用でない株主様は、上記電話照会先までご連絡
ください。
【住所変更、単元未満株式の買取・買増等のお申出先について】
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。
なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました株主様は、
特別口座の口座管理機関である三井住友信託銀行㈱にお申出ください。
※持株比率は自己株式
(717,942株)
を発行済株式の総数から控除して算出しております。
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