用語集 - JEITA半導体部会

用語集
主 要 なロードマップ技 術 特 性 用 語 (所 見 と解 析 )
主 要 市 場 の特 性
テクノロジ・ノード: プリントされた最 小 パターンで支 配 されるプロセスの基 本 ルール。第 1 層 の高 密 度
配 線 ラインのハーフピッチは、最 も小 さく経 済 的 なチップ・サイズに要 求 される DRAM 技 術 において最
も 代 表 的 な も の で ある 。マイ ク ロプ ロセッ サ (MPU )など の ロ ジ ッ ク に つ いては 、 最 下 層 の 物 理 ゲ ー ト 長
が最 高 性 能 に必 要 な最 先 端 技 術 レベルの最 も代 表 的 なものである。MPU および ASIC のロジック配
線 ハーフピッチ形 成 における要 求 は、一 般 的 に最 下 層 のポリシリコンまたはメタル層 に関 係 し、DRAM
ハーフピッチ(これも第 1層 のメタル層 またはポリシリコンを指 す)よりも遅 れている。最 小 ハーフピッチは
通 常 は チ ッ プ の メモリ ・セル ・エリ ヤ に 採 用 され て い る。 各 テク ノロ ジ・ノ ー ド・ステッ プ は、 大 き な 技 術 進
歩 (1つ前 のノードの約 70%、2 つ前 のノードの 50%)の足 跡 を表 している。例 として、180、130、90、
65、45、32、22 nm の DRAM ハーフピッチがある。コスト上 の理 由 から、大 量 生 産 低 コスト型 ASIC ゲ
ート長 は一 般 に DRAM ハーフピッチと一 致 しているが、少 量 生 産 の最 先 端 高 性 能 型 ASIC ゲート長
は MPU に接 近 して追 従 している。
ム ー アの 法 則 : 「チッ プ (ビ ッ ト、 トラ ン ジスタ )あた りの 機 能 に 対 す る市 場 の 要 求 ( そ して 半 導 体 産 業
の対 応 )は 1.5〜2 年 ごとに倍 増 する」という、インテル社 の役 員 である Gordon Moore 氏 により歴 史 的
所 見 として唱 えられた法 則 。また、MPU 性 能 [クロック周 波 数 (MHz)×クロックあたりの命 令 数 =百 万
命 令 /秒 MIPS(millions of instructions per second)] も 1.5〜2 年 ごとに倍 増 すると Mo ore 氏 は述
べた。「自 己 満 足 型 」の予 言 と見 なす人 もいたが、過 去 30 年 間 にわたって「ムーアの法 則 」は最 先 端
の半 導 体 製 品 と企 業 にとって、一 貫 したマクロなトレンドとキーとなる指 針 となっている。
機 能 あたりのコストの製 造 生 産 性 改 善 の原 動 力 : ムーアの法 則 に加 えて、この「法 則 」に対 する歴
史 に基 づいた「当 然 の結 果 」が存 在 する。それは、競 争 力 のある製 造 生 産 性 の改 善 は、機 能 あたり
のコスト(ビットまたはトランジスタあたりマイクロセント(microcent))を年 間 29%削 減 可 能 でなければな
らないということである。歴 史 的 に言 えば、機 能 が 1.5 年 ごとに倍 増 すると、チップ(実 装 ユニット)あた
りのコストは 6 年 で倍 増 するが、それでも機 能 あたりのコスト削 減 要 求 を満 たしている。1999 年 版 ITRS
で意 見 の一 致 をみた DRAM モデルと MPU モデルにより指 摘 されるとおり、機 能 が 2 年 ごとに倍 増 す
る場 合 はチップ(実 装 ユニット)あたりの製 造 コストは一 定 にとどまる。
手 ごろな値 段 の実 装 ユニット・コスト/機 能 : テストされパッケージに組 み込 まれたチップのコストを、チ
ップ当 りの機 能 で割 り算 し、マイクロセントで表 した最 終 コスト。手 ごろなコストは、手 ごろな販 売 価 格
[特 定 の製 品 世 代 の年 間 総 収 入 を年 間 ユニット出 荷 高 で割 る] から総 収 益 マージン(DRAM には約
35%、MPU には約 60%)を引 き算 するという歴 史 的 な傾 向 により計 算 される。機 能 あたりの手 ごろな値
段 は 、 将 来 市 場 の「トップダウン」型 ニーズのガイドラインであり 、このように、チップ・サイズおよび機 能
密 度 と は 独 立 に 作 成 さ れる 。 値 段 が 手 ごろであ ることの 要 件 は 、1 )技 術 改 善 と 設 計 改 善 に よる 密 度
の 増 加 と チ ッ プ ・サ イズの 小 型 化 、 2 )ウ ェーハ直 径 の拡 大 、 3 )設 備 所 有 コ ス トの削 減 、 4 )設 備 全 体
における 設 備 有 効 性 の 向 上 、5 )パッ ケー ジ・コストお よびテスト・コ ストの削 減 、6 )設 計 ツー ル 生 産 性
の向 上 、7)製 品 アーキテクチャおよびインテグレーションの改 善 、を組 み合 わせて達 成 されると期 待 さ
れる。
DRAM 世 代 (製 品 世 代 ライフサイクル): ある年 に導 入 された DRAM 製 品 世 代 の予 想 ビット/チップ。
これは製 造 技 術 能 力 、ライフサイクル成 熟 度 (学 会 レベル 、試 作 レベル、量 産 レベル、量 産 増 大 レベ
ル、量 産 ピーク)に依 存 する。
MPU 世 代 (製 品 世 代 ライフサイクル): ある年 に導 入 が期 待 されるマイクロプロセッサの製 品 世 代 機
能 (ロジックと SRAM を含 む)に関 する汎 用 プロセッサ世 代 の区 分 。これは製 造 技 術 能 力 、ライフサイ
クル成 熟 度 (学 会 レベル、試 作 レベル、量 産 レベル、量 産 増 大 レベル、量 産 ピーク)に依 存 する。
コスト-性 能 MPU: オン-チップ SRAM レベル 2(L2)キャッシュ(例 : 1M バイト/2001)の量 を制 限 し
て最 高 性 能 と最 低 コストへの最 適 化 を図 った MPU 製 品 。ロジック機 能 および L2 キャッシュは一 般 的
に 2 年 世 代 ごとに倍 増 する。
高 性 能 MPU: 単 一 または複 数 CPU コア(例 、2001 年 に 2@ 25Mt コア)と大 型 (例 、4M バイト/2001
年 )レベル 2(L2)SRAM の組 合 せで、最 高 システム性 能 への最 適 化 を図 った MPU 製 品 。オン・チッ
プ CPU コアと付 属 メモリの倍 増 により、ロジック機 能 および L2 キャッシュが一 般 的 に 2 年 世 代 ごとに
倍 増 する。
製 品 世 代 間 : 手 ごろなチップ・サイズでオン・チップ機 能 を定 期 的 に倍 増 させようとする 製 品 世 代 間
目 標 。ムーアの法 則 (2×/2 年 )を維 持 しつつ経 済 性 成 熟 度 (定 チップ・サイズおよびユニットあたり製
造 コスト一 定 )を確 保 するように、目 標 を設 定 する。この 2 年 ごとの定 コストでの倍 増 は、機 能 あたりの
コ スト 削 減 レ ー ト( 逆 生 産 性 改 善 ) が年 間 29 % (歴 史 的 な目 標 削 減 割 合 )と なる こ と を保 証 する 。 2
年 ごとにオン・チップ機 能 を倍 増 するため、テクノロジ・ノードのスケーリング(0.7×リニア、0.5×エリヤ)が
3 年 ごとの場 合 は、追 加 のデバイス/プロセスの設 計 改 善 (.8×/2 年 )を達 成 しなければならない。この
要 求 は、設 計 関 連 の(セル・エリヤ・ファクタ)エリヤ縮 小 に関 して少 なくとも年 間 11%の改 善 を表 して
いる 。そして、この設 計 関 連 生 産 性 の 改 善 が 年 間 -21%(3 年 ノ ード・ サイクル)の基 本 的 なリソグラフ
ィ・ベースのエリヤ縮 小 率 に加 わる。現 在 の 2001 年 版 ITRS コンセンサス目 標 は、DRAM の増 加 レー
トについて 2 年 ごとに 2×/チップである。しかしながら、2001 年 版 ITRS 予 測 のセル・エリヤ・ファクタ改
善 は、平 均 で年 間 −7%でしかない。この結 果 は、年 間 4.5%または 4 年 ごとに 1.2×の平 均 DRAM 世
代 間 チップ・サイズ成 長 となる。現 在 では、MPU トランジスタのエリヤはリソグラフィ・ベース・レートでし
か縮 小 していない(事 実 上 、 設 計 関 連 改 善 ゼロ)。従 って、ロードマップ期 間 を通 して、定 チップ・サイ
ズ成 長 を維 持 するために、2001 年 版 ITRS MPU 世 代 間 機 能 モデルの目 標 はテクノロジ・ノードごとに
2×トランジスタ/チップである。
製 品 世 代 内 : ある一 定 の機 能 /チップ製 品 世 代 内 のチップ・サイズ縮 小 傾 向 。2001 年 版 ITRS コン
センサス・ベース・モデルの目 標 は、ロードマップ期 間 の全 時 点 で利 用 可 能 な最 新 の製 造 /設 計 技 術
を使 用 して、チップ・サイズを縮 小 する(縮 小 と「カットダウン」により)ことである。世 代 内 の DRAM およ
び MPU チップ・サイズ縮 小 の ITRS 目 標 はテクノロジ・ノードあたり 50%である。
デモンストレーションの年 : 設 計 そして/またはテクノロジ・ノードの処 理 実 行 可 能 性 ならびに偉 業 を
明 らかにするため、先 導 チップ・メーカが製 品 の動 作 サンプルを供 給 する年 。代 表 的 なデモンストレー
ション会 場 は米 国 電 気 電 子 学 会 (IEEE、Institute of Electrical and Electronics Engineers)主 催 の
国 際 固 体 回 路 会 議 (ISSCC、International Solid State Circuits Conference)など の主 要 な半 導 体
業 界 会 議 である。一 般 的 に、デモンストレーション・サンプルは、開 発 初 期 レベルまたはデモンストレー
ション・レベルの製 造 ツールおよびプロセスで製 造 される。今 まで、DRAM 製 品 は、実 際 の市 場 導 入 よ
り一 般 的 に 2〜3 年 先 立 って、リーディングエッジ・プロセス・テクノロジ・ノードでは 3 年 ごとに 4×ビット/
チップの割 合 で展 示 される。DRAM デモンストレーション・チップ・サイズは 6 年 ごとに倍 増 しており、市
場 への導 入 が経 済 的 に実 行 可 能 になる前 に多 数 の縮 小 と遅 延 が必 要 となる。チップ・サイズがリソグ
ラフィ 設 備 使 用 可 能 なフィ ール ド・サイズより も大 き くなる ことが頻 繁 に起 こり、 極 少 量 の 研 究 サンプル
でしか実 行 可 能 ではない複 数 回 露 光 手 法 により、「縫 合 」しなければならない。
例 : 1997 年 /ISSCC/1Gb DRAM、対 ITRS 1Gb 1999 年 導 入 レベル、2003 年 生 産 レベル目 標
導 入 の年 : 先 導 チップ・メーカが少 量 (<1K)のエンジニアリング・サンプルを供 給 する年 。サンプルは
認 定 さ れ た 生 産 ツー ル と プ ロ セスで生 産 さ れ 、 早 期 評 価 の ため に 主 な 顧 客 に 提 供 さ れる 。 タ イム リ ー
な市 場 への参 入 と経 済 的 な生 産 をバランスさせるために、製 品 を 2 年 ごとに 2×機 能 /チップの割 合 で
導 入 していく(MPU の 場 合 はテク ノロジ・ノー ドごと)。そ の上 、チッ プ ・サイズの縮 小 または 「カッ トダ ウ
ン」のレベルが達 成 されるまで、メーカは 生 産 を遅 らせる。こ れは世 代 間 チップ・サイズの 成 長 をフラッ
トに制 限 するか、最 大 でも 4 年 ごとに 1.2×にする。
生 産 の 年 : 先 導 チップ ・メー カが認 定 された 生 産 ツールとプ ロセスで生 産 した 製 品 の 大 量 出 荷 を 開
始 し、第 2 のメーカが 3 ヶ月 以 内 に追 随 した年 。先 端 的 な性 能 を備 え縮 小 した製 品 への需 要 が増 す
につれ、ツールとプロセスは製 造 能 力 の急 速 に複 数 モジュールへ「コピー」されていく。高 需 要 製 品 に
ついては、一 般 的 に量 生 産 が立 上 げから工 場 設 計 能 力 レベルまで 12 ヶ月 以 内 で可 能 となる。一 般
的 に大 量 生 産 立 上 げより 24 ヶ月 先 立 って、アルファ・レベル製 造 ツールおよび技 術 に関 する研 究 論
文 が提 供 される。ベータ・レベル・ツールは、一 般 的 に立 上 げより 12 ヶ月 先 立 って、半 導 体 業 界 会 議
への提 出 論 文 ととも提 供 される。ベータ・レベル・ツールはパイロット・ライン工 場 で生 産 レベルにされる。
パ イ ロッ ト ・ ライ ン 工 場 は 、 大 量 生 産 立 上 げ 前 の 顧 客 に よ る サ ンプ リ ン グと 早 期 認 定 に 頻 繁 に 使 用 す
る 製 品 を 少 量 生 産 す る こ と も 可 能 で あ る 。 中 規 模 生 産 レ ベ ル の DRAM が 、 小 規 模 生 産 レ ベ ル の
DRAM と同 時 に生 産 段 階 に入 り、そして、縮 小 された前 世 代 の DRAM も同 時 に大 量 生 産 されている
(例 :2003 年 : 1Gb/生 産 、4G/導 入 、プラス 512Mb/256Mb/128Mb/64Mb 大 量 生 産 )。同 様 に、大
量 生 産 、コスト性 能 型 MPU が少 量 生 産 、大 チップ、高 性 能 MPU と同 時 に生 産 段 階 に入 り、そして、
縮 小 された前 世 代 MPU も同 時 に大 量 生 産 されている。
機 能 /チップ: 利 用 可 能 な技 術 レベルで、単 一 モノリシック・チップ(single monolithic chip)上 に低
コ ス ト で 製 造 で き る ビ ッ ト の 数 ( DRAM ) ま た は ロ ジ ッ ク ・ ト ラ ン ジ ス タ の 数 ( MPU/ASIC ) 。 ロ ジ ッ ク 機 能
(チップあたりのトランジスタ)は SRAM およびゲート機 能 ロジック・トランジスタの双 方 を含 む。DRAM 機
能 (チップあたりのビット)は単 一 モノリシック・チップ上 のビット(修 理 後 )だけに基 づく。
チ ッ プ ・ サ イ ズ (mm 2 ) : 利 用 可 能 な 最 良 な 先 端 性 の 設 計 お よ び 製 造 プ ロ セ ス に 基 づ き 、 あ る 年 に 経
済 的 に見 合 ったやり方 で製 造 できるモノリシック・メモリおよびロジック・チップの代 表 的 な面 積 (エリ
ヤ)。(データの歴 史 的 な傾 向 と ITRS のコンセンサスに基 づいて、推 定 値 を予 測 )
機 能 /cm 2 : 所 与 の面 積 (square centimeter)での機 能 密 度 =チップ・サイズで割 った単 一 モノリシッ
ク ・チ ッ プ 上 の 機 能 / チ ッ プ 。 パッ ド・ エ リ ヤおよ び ウェ ー ハ ・スク ラ イ ブ ・エ リ ヤを 含 む 、 チ ッ プ 上 の 全 機
能 に 関 する 密 度 の 平 均 値 で ある。 DRAM の 場 合 、 高 密 度 セル ・アレイおよび 低 密 度 周 辺 ド ラ イブ 回
路 の平 均 値 を含 む。MPU 製 品 の場 合 、高 密 度 SRAM および低 密 度 ランダム・ロジックの平 均 値 を含
む。ASIC の場 合 、高 密 度 内 蔵 メモリ・アレイを含 み、低 密 度 アレイ・ロジック・ゲートおよび機 能 コア高
密 度 内 蔵 メモリ・アレイで平 均 する。2001 年 版 ITRS では、一 般 的 な高 性 能 ASIC 設 計 の平 均 密 度
は、殆 ど SRAM トランジスタである高 性 能 MPU と同 じであると予 想 されている。
DRAM セル・アレイ・エリヤ・パーセンテージ: 世 代 ライフサイクルの様 々な段 階 でセル・アレイが占 有
できるトータル DRAM チップ・エリヤの実 用 的 な最 大 パーセンテージ。周 辺 回 路 、パッド、ウェーハ・ス
クライブ・エリヤ用 スペース確 保 のため、導 入 チップ・サイズ目 標 では、このパーセンテージが一 般 的 に
70%未 満 である。パッドおよびスクライブ・エリヤは、リソグラフィでスケーリングしないので、他 の世 代 内
縮 小 レベルでは 最 大 アレイ・エリ ヤ・パー センテージが減 少 する(一 般 的 に、生 産 レベルでは 55%未
満 、立 上 げレベルでは 50%未 満 )。
DRAM セル・エリヤ(µm2 ): (指 定 ITRS コンセンサスのセル・エリヤ・ファクタ(A)×最 小 ハーフピッチ機
能 (f)サイズの二 乗 )で表 した、DRAM メモリ・ビット・セル占 有 エリヤ(C)。即 ち、C = Af 2 。チップ・サイ
ズを計 算 す る には、セル・エリ ヤをアレイ効 率 で割 り 算 しなければ ならない。アレイ効 率 -係 数 (E)は 過
去 の DRAM チップ解 析 データから統 計 的 に求 める。このように、平 均 セル・エリヤ(C A V E )は計 算 可 能
であり、これにはドライバ、I/O、バス・ライン、パッド・エリヤなどのオーバヘッドが含 まれている。計 算 式
は C A V E = C/E となる。それから、(ビット/チップの全 数 ×C A V E )でトータルのチップ・エリヤが計 算 でき
る。例 :
1999 :
A=8; ハ ー フ ピ ッ チ の 二 乗 、 f 2 = (180 nm) 2 =.032 µm2 ; セ ル ・ エ リ ヤ 、
C=Af 2 =0.26 µm2 ; 1Gb 導 入 レ ベ ル DRAM に つ い て セ ル 効 率 が ト ー タ ル ・ チ ッ プ ・ エ リ ヤ の 70%
(E=70% )、C A V E =C/E=0.37 µm2 ; 従 って、1Gb チップ・サイズ・エリヤ=2 3 0 ビット* 0.37e-6 mm 2 /ビッ
ト= 397 mm 2
DRAM セ ル ・ エ リ ヤ ・ フ ァ ク タ : 同 値 正 方 ハ ー フ ピ ッ チ ( f) ユ ニ ッ ト の 倍 数 と し て 、 DRAM セ ル ・ エ リ ヤ
(C)を表 す数 値 (A)。一 般 的 に、セル・ファクタはハーフピッチ・ユニットの同 値 アスペクト比 で表 される。
(2×4=8、2×3=6、2×2=4、1.6×1.6=2.5 など)
SRAM セル・エリヤ・ファクタ: DRAM セル・エリヤ・ファクタと同 じだが、6 トランジスタ (6t) ロジック-テク
ノ ロ ジ・ ラ ッ チ 型 メ モ リ ・セル だ けに 適 用 す る 。 数 値 は 、 同 値 正 方 テ ク ノ ロジ・ノ ー ド・ハ ー フピ ッ チ (f)ユ
ニットの倍 数 として SRAM 6t セル・エリヤを表 す。一 般 的 に、SRAM 6t セルのセル・ファクタは DRAM
メモリ・セル・エリヤ・ファクタより 16〜25 倍 大 きい。
ロジック・ゲート・セル・エリヤ・ファクタ: DRAM および SRAM セル・エリヤ・ファクタと同 じだが、一 般 的
な 4 トランジスタ (4t) ロジック・ゲートだけに適 用 する。数 値 は、同 値 正 方 テクノロジ・ノード・ハーフピ
ッチ(f)ユニットの倍 数 としてロジック 4t ゲート・エリヤを表 す。一 般 的 に、ロジック 4t ゲートのセル・ファ
クタは SRAM 6t セルエリヤ・ファクタより 2.5〜3 倍 大 きく、DRAM メモリ・セル・エリヤ・ファクタより 40〜
80 倍 大 きい。
使 用 可 能 なトラン ジスタ/cm 2 (高 性 能 ASIC,自 動 レイアウト): 少 量 生 産 される 高 微 分 型 アプリケー
ション向 けの、自 動 レイアウトで設 計 したトランジスタ/cm 2 の数 値 。高 性 能 -リ ーディングエッ ジ内 蔵 ア
レイ ASIC はオンチップ・アレイ・ロジック・セルならびに高 密 度 機 能 セル(MPU、I/O、 SRAM など)を
含 む。密 度 計 算 は、高 密 度 機 能 セルの全 トランジスタに加 えて、アレイ・ロジック・セルにおける接 続 し
た(使 用 可 能 な)トランジスタも含 む。最 大 高 性 能 ASIC の設 計 は利 用 可 能 な生 産 リソグラフィ・フィー
ルドを全 て占 める。
チップおよびパッケージ−物 理 属 性 と電 気 的 な属 性
チップ I/O の数 −トータル(アレイ)パッド: 「チップ信 号 I/O パッド」 + 「機 能 またはテスト用 として
パッケージ・プレーンに常 時 接 続 した、または(信 号 条 件 を含 む)電 源 /接 地 コンタクトを提 供 する、電
源 パッ ドお よび接 地 パ ッ ド」の 最 大 数 。これに は 、全 ての 直 接 チッ プ ・ツウ・チッ プ 配 線 ま たは ボードへ
の直 接 チップ取 付 接 続 を含 む(全 ての配 線 プレーン、リードフレーム、またはパッケージ内 の他 の配
線 技 術 、 即 ち、チップ上 または ボ ー ド上 に 存 在 しない 全 ての配 線 として、 パッ ケージ・プ レーンを定 義
する)。信 号 I/O パッド対 接 地 パッドは、MPU が一 般 的 に 1:2 の比 率 であるが、高 性 能 ASIC では一
般 的 に 1:1 の比 率 である。
チップ I/O の数 −トータル(周 辺 )パッド: 「チップ信 号 I/O パッド」 + 「チップのエッジ周 りだけコン
タクトによる製 品 向 けの電 源 パッドおよび接 地 パッド」の最 大 数 。
パッド・ピッチチップ: 周 辺 エッジまたはチップを横 切 るパッド・アレイにて、パッド間 の中 心 から中 心 ま
での距 離 。
パ ッ ケ ー ジ の ピ ン / ボ ー ル の 数 : パ ッ ケ ー ジ に あ る 、 ボ ー ド接 続 用 の ピ ン 、 ま た は 、 は ん だ ボ ール の 数
(この数 は、パッケージ・プレーン上 の内 部 電 源 /接 地 プレーンまたはパッケージあたりの複 数 チップに
より、チップ・ツウ・パッケージ・パッドの数 よりも少 ないことがある)。
パッケージ・コスト(コスト性 能 ): セント/ピンで表 した、パッケージ包 装 および外 部 I/O 接 続 のコスト
5−2−1 チップ周 波 数 (MH Z )
オンチップ、ローカル・クロック、高 性 能 : チップのローカル化 した部 分 における、高 性 能 少 量 生 産 型
マイクロプロセッサのオンチップ周 波 数 。
チップ・ツウ・ボード(オフチップ)速 度 (高 性 能 、周 辺 バス): 大 量 および少 量 生 産 型 ロジック・デバイ
スのボード周 辺 バスへの、最 高 信 号 I/O 周 波 数 。
他 の属 性
リ ソグ ラ フィ・ フィー ル ド・サイ ズ(mm 2 ): ある テクノロジ・ノードでのリソグラフィ・ツールのシングル ステッ
プ 露 光 エリヤま たは ステッ プ 走 査 露 光 エリ ヤ。 仕 様 は、 ある テク ノ ロジ・ノ ードについ て半 導 体 メ ーカが
指 定 する可 能 性 がある最 低 仕 様 値 を表 す。最 大 フィールド・サイズは ORTC 目 標 値 よりも大 きな値 で
指 定 されることがあり、最 終 露 光 エリヤは露 光 幅 と走 査 長 の様 々な組 合 せで達 成 できる。
配 線 レベル の 最 大 数 : ローカル配 線 、 ローカル およびグローバルなル ーチング、 電 源 お よび接 地 接
続 、クロック分 布 などを含 む、オンチップ配 線 レベル。
製 作 の属 性 と方 式
電 気 的 な D 0 欠 陥 密 度 (d/m – 2 ): 与 えられたテクノロジ・ノード、製 品 ライフサイクル年 、目 標 プローブ
歩 留 りにおける、平 方 メートルあたりの電 気 的 に意 味 のある欠 陥 の数 。
最 小 マ スク ・カ ウン ト: 最 大 配 線 レ ベ ルにて成 熟 生 産 し ているプ ロセス・フローにおける、 マスク ・レ ベ
ルの数 (ロジック)。
最 大 基 板 直 径 ( MM )
バルクまたはエピタキシャルまたはシリコン-オン-絶 縁 ウェーハ: 主 流 IC サプライヤが大 量 に使 用 す
るシリコン・ウェーハの直 径 。ファクトリ・インテグレーション ITWG 提 供 の ITRS タイミング目 標 は、最 初
の月 間 20K ウェーハ・スタート製 造 設 備 に基 づいている。
電 気 的 な設 計 とテストの数 値
電 源 電 圧 (V)
最 低 ロジック V d d : 設 計 要 求 条 件 での動 作 に関 する、電 源 からのチップ公 称 使 用 電 圧 。
ヒ ー ト シン ク を 備 え た 高 性 能 の 最 大 電 力 (W) : 外 部 ヒ ー ト シ ン ク を 備 え た 高 性 能 チ ッ プ で 放 散 さ れ る
最 大 トータル電 力 。
電 池 寿 命 (W): 電 池 作 動 型 チップで放 散 される最 大 トータル電 力 /チップ。
設 計 およびテスト
量 産 用 テ ス タの コ ス ト/ピン ( $K/ピン ): 大 量 生 産 型 アプ リ ケーシ ョン に おい て、 機 能 (チ ッ プ など )テ
スト・コストをパッケージ・ピン数 で割 った値 。