農業施設用電気設備の撤去について

農作業事故をなくそう!
農作業事故の発生割合は年々高
まっています。農家数は減少の一
途ですが、全国の農作業事故者数
は横ばいで減っていません。
特に事故が多い機械はトラクタ
ーと草刈機です。また、近年は熱
中症も多く発生しています。
農作業機械は重心が高く、転倒
しやすい機械が多いので、運転す
るときはいつも細心の注意を心掛
けましょう。
あわせて、適切な身支度や安全
資材の活用、体調管理などの対策
を組み合わせる事が重要です。
そして何よりも大切なのは、ど
こに危険があるのかを常に考え、
不安な時には作業を止めて確認す
る位の安全に対する心構えです。
・積み降ろしやほ場への進入では、
ローギアとアイドリングで機械
を自走させ、下や横には人を入
れない。
・必ずエンジンを止めて除去作業
する。
安全装置などを活用しよう
・PTO軸や草刈機の回転歯、可
動部には安全カバーを付ける。
・コンバインや耕耘機等のベルト
を覆うカバーは外したままにし
ない。
・購入時は安全装置付きの機械を
選ぶ。
・古い機械には安全クラッチなど
が無い機種が多いので、できる
だけ取り付ける。
今後農業機械を使用する機会が
多くなる季節です。こうした注意
事項を守り、安全な農作業を心掛
けましょう。
お詫び
2月20日付で配布させていただきました「農業施設用電気設備の撤去に
ついて」に下記のような誤解を招く表現がありましたので、訂正させてい
ただきます。
撤去費用はかかりません→東京電力所有の電気設備の撤去については撤
去費用がかかりませんが、それ以外については東京電力にご相談ください。
・転倒時の下敷き防止のため、安
全フレームや安全キャブを必ず
付ける。
・転倒時に投げ出されることを防
止するためシートベルトを着用
する。
2月14日・15日の大雪による農業施設の倒壊等により
使用不能、または今後利用見込みのたたない農業施設に
ついては、使用できない状況にあっても電気料金(基本
料金等)が発生してしまうため、農業電気設備の撤去に
関する連絡先をご案内いたします。
なお、費用がかかる場合がありますので、詳しくは東
京電力へお問い合わせください。
農業施設用電気設備の撤去に関する問い合わせ先
0120―995―441(フリーダイヤル)
月曜日~土曜日(休祝日を除く)9時~17時
東京電力による以下のような聴取がありますので、予
めご確認ください。
・住所
・お客さま番号
・電気使用停止日(撤去移動月日)
・ビニールハウスの特徴 等
安全な農作業の心構え
安全に農作業を行うためには、
日頃から基本的な事を確実に守る
ことが大切です。安全対策に行き
過ぎることはありません。
① 体調を整え、無理のない作業
時間を設定する。
② 機械に髪や衣類が巻き込まれ
ないよう、作業帽・服装や保
護具を着用する。
③ 機械・器具を事前に点検・確
認し、調整または修理してお
く。
④ 日頃から、作業環境や危険箇
所を確認しておく。
⑤ 一人で行う場合は、作業時間
や作業場所を家族等に知らせ
ておく。
安全な機械操作をしよう
・畦畔の乗り越えは必ず直角に行
い、特に牽引作業では注意する。
・「急」がつく運転操作はしない。
・路肩にはよりすぎない。特に舗
装されていない畔では注意する。
・機械が急に止まった時はエンジ
ンを切って確認する。
農業施設用電気設備の撤去について