●国際食料情報学部 1. 教育研究上の目的 本学部は「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて、国際的情報網の活用 のもと総合的・実践的に挑戦する」をモットーに、農業・農村開発と国際協力の推進、 持続可能な食料・農業システムと循環型社会の構築及び資源・環境保全と産業発展の共 生を図る新しいバイオビジネスの展開等の分野で活躍できる人材を養成する。 2. 教育目標 国際食料情報学部は、その人材養成目的を踏まえ、次のような者の養成を教育目標と する。 (1) 主として熱帯地域の途上諸国への食料・農業開発のための国際協力を目指す者。 (2) 熱帯生物資源開発と保全のための、先端的技術を活用した熱帯農学の研究と教育 を実践できる者。 (3) 環境保全型世界の食料・農業経済システムと資源循環型社会の構築に取組む者。 (4) 日本と世界の地域特性を生かした共生型農業・農村発展のための社会経済理論の 構築と政策提言等に取組む者。 (5) 国際的視野に立つ食料の生産・流通・加工ビジネスとその関連産業からなる新し いビジネス領域としての「バイオビジネス」の起業と経営に、IT技術を駆使し て取組む国際的感覚を有する者。 3. アドミッションポリシー 国際食料情報学部では人類共通の課題として提起された食料・環境・エネルギー・経 済成長・人口・情報などの諸問題を地球規模的視野で捉え、これらの問題解決のために 取組む人材を求めている。 (1) 人類共通の課題として提起された食料・環境・エネルギー・経済成長・人口・情 報などの諸問題を地球規模的視野で捉え、これらの問題解決のための専門的知識 を身に付けたいという人。 (2) 生物学等の理科系科目並びに国語・数学・社会・英語等の基礎科目に十分な学力 を有している人。 (3) 特定な科目に偏重しない広範な知識を学ぶ意志のある人。 4. カリキュラムポリシー 国際食料情報学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた能力を身に付け た人材を育成するため、以下の方針のもとにカリキュラム編成を行い、これに従い教育 を行う。 (1) 自然科学・社会科学両分野の科目を配置して総合的な知識を修得するとともに、 海外での業務遂行に必要な語学の修得や、実践的な知識や経験及び技術を身に付 けるために国内・国外において農業実習を修得させる。 (2) 食料の生産・加工・流通に関わる経営・マーケティングの専門知識と基本技術を 修得させる。 (3) 農業、食料及び環境をめぐる諸問題を分析し、対応できる専門知識と社会性を修 得させる。 (4) 情報処理システムの設計・開発にかかわる基礎知識・基本技術を修得させる。 (5) 異文化理解及び国際的視野の形成を図るため、実践的な語学力を修得させる。 5. ディプロマポリシー 国際食料情報学部は以下の要件を満たし、かつ所定の単位を取得した学生に対し、 学士の学位を授与する。 (1) 本学部に所定の期間在学し、全学及び学部共通科目等の教養教育による基礎的知 識と本学部の教育理念のもとに編成された講義科目、演習科目、及び実習科目を 含めた専門教育による専門的知識を身に付けている。 (2) 卒業論文の作成を通して、知識の活用力、論理的思考力、課題探求力、問題解決 力、表現力、コミュニケーション力などの能力を身に付けている。 (3) 食料・環境・農業をめぐる問題の解決のために必要な能力を身に付けている。 (4) グローバルに活躍するために必要な国際性(語学力等)を身に付けている。
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