東京農業大学海外協定校紹介

東京農業大学海外協定校紹介
2015年9月現在
[アメリカ合衆国 ミシガン州立大学]――――――――――――――――――――――――
ミシガン州立大学(MSU)は、アメリカ北東部の5大湖に囲まれたミシガン州イーストランシン
グ市に位置し、1855 年当時の連邦政府から農業系単科大学として校地を譲渡されたアメリ力最初
の大学であり、極めて長い伝統を有している。 メインキャンパスの総面積が 30 ヘクタールで、
そこに大学本部、教室、研究室及び図書館などの教育研究施設がある。76,000 人を収容する 80 ヘ
クタールのアメリカンフットボールスタジアムがメインキャンパス北部にあり、それに隣接する残
り 130 ヘクタールには、農場や森林の他に 18 ホールの公式ゴルフコースが設置されている。
1966 年から始まった本学の交換留学生は、すでに 120 名を越える。さらに今まで本学から 15 名
の教職員が留学し、活発な研究交流・学生交流が継続している。総合大学化した MSU は、いうまで
もなく全米の農学分野及び農業に多大な影響力を持っている。2006 年度には本学との姉妹校締結
40 周年を迎え、記念に「ミシガン 100 の素顔」を出版した。また、これを機に夏季休業期間中に
学生を派遣するプログラムを開始した。今年は 13 名の学生が夏季短期派遣で訪問した。
長期派遣では、昨年 2 名、今年 2 名派遣している。
[タイ王国 カセサート大学]――――――――――――――――――――――――――――
タイ王国カセサート大学(KU)は、その前身である 3 年制農業大学校に経済・経営学部と水産学
部を加え、1943 年に 4 年制国立大学となった。その後、1955 年に獣医学部と工学部、1966 年には
文理学部(1980 年に人文学部と理学部に別れる)を設置。1969 年には既存の学部に大学院の各専
攻、さらに教育学部を設置。1974 年には社会学部、1980 年には農業産業学部を設置。半世紀余の
間に 11 学部と大学院を要する総合大学となった。特に農学分野の研究においては、タイ国で一番
古い歴史と伝統を誇り、農業とその関連分野へは多くの優秀な人材を輩出し、近年のタイ国の著し
い発展に多いに貢献している。ここ数年、食品生産加工研究所、農業普及研修センター、図書館情
報センターやコンピューターセンターや新農場の設置とその充実を図っている。多くのキャンパス
を有するが、バンケン(バンコク市内)とキャンペンセン(バンコク市の西 80 キロ)が主要キャ
ンパスである。姉妹校協定締結の翌年(1989 年)から夏季休業期間中に短期農業実習プログラム
を開始した。毎年約 15 名の学生を 8 月に派遣しており、派遣学生の人数は延べ 300 名を超える。
一方、カセサート大学からは毎年 15 名の学生と引率教員 3 名を 10 月に受入れている。さらに、国
際バイオビジネス学科では毎年 2 名の特別留学生を正規学生として受入れている。また、本学がタ
イで実施してきた多くの研究プロジェクト(科研費、学術フロンティア共同研究など)の主要なメ
ンバー大学として共同研究にも貢献している。長期派遣では、昨年 1 名、今年 1 名を派遣している。
[カナダ国 ブリテイッシュ コロンビア大学]―――――――――――――――――――――
“森と湖の国”カナダの太平洋岸、人口約 300 万人のブリティッシュコロンビア州は日本の約
2.5 倍という広大な面積を有するが、農業適地は僅か4パーセントに過ぎない。この州の中心郡市
である人口約 180 万人のバンクーバー市は、1860 年頃から林業、貿易を中心に栄え発展した。今
日では世界有数の観光都市、多文化が共存する都市、そして英語の語学研修地などとして知られ、
大都市圏を形成するまでにいたった。
「UBC」の名で親しまれるブリティッシュコロンビア大学は、
1908 年に創立、1925 年にバンクーバー市の西端、現在の地に移転した。農学部、林学部のほか応
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用科学部、教育学部、医学部など 11 学部と大学院 10 研究科からなる総合大学である。そのうち農
学部関係の学科は、農業経済学科、畜産学科、食品科学科、植物学科(造園学専攻合む)、土壌学
科がある。また 400 ヘクタールにも及ぶ広大なキャンパスには、教育・研究施設のほか、植物園、
人類歴史博物館、新渡戸記念庭園、スポーツ施設、病院、宿泊施設などの充実した関連施設が設け
られている。本学は 1991 年から語学研修としてサマープログラムとスプリングプログラムを開始
し、ブリティッシュコロンビア大学へ多くの学生を派遣している。一方、数年前まではカナダから
は短期研修を目的とした 15 名ほどの学生が毎年のように来日していたが、2004 年度から Visiting
Student として 1 年間来日し、本学で単位を取得して帰国する学生が増加してきた。
長期派遣では、今年 1 名派遣している。
[中華人民共和国 中国農業大学]――――――――――――――――――――――――
中国農業大学(CAU)は、1995 年に 90 周年を迎えた北京農業大学を母体校にして、40 年あまり
の歴史を持った北京農業工程大学と合併して出来た大学である。風光明媚な北京市北西の郊外に位
置し、田園風景に囲まれ、キャンパスは農業大学にふさわしい雰囲気を漂わせている。建物総面積
36 万平方メートルをもった大学キャンパスの面積は 200 ヘクタール。合計 1,600 ヘクタールの農
場面積を有するこの新しい大学は中国内で農学の最高学府であるが、近年では工学系の教育研究を
も含む総合大学へと発展している。現在 14 の学部、50 余の学科を設置しており、40 の研究所と3
つの農場を持っている。教育の他に国家と地方から依頼された 452 の科学研究プロジェクトを担当
している。本学にとっては三番目に古い姉妹校で、1988 年に学術協力協定を調印した。1990 年か
ら夏季休業期間中に短期農業実習を開始し、毎年約 15 名の学生を派遣し、同数の学生を 8 月に受
入れている。また、国際バイオビジネス学科では毎年 2 名の特別留学生を受入れている。
長期派遣は、今年はいない。
[台湾 国立中興大学]―――――――――――――――――――――――――――――
国立中興大学(NCHU)は、1919 年に開設された農林専門学校を母体とし、1971 年に総合大学と
なった台湾を代表する大学である。 校是に「誠撲精勤」を掲げ、教学、研究、普及の三位一体を
図っており、実学を重んじている。台中キャンパスに農学院、理学院、工学院、文学院、生命科学
院の5学部と夜間部が、台北キャンパスには法商学院と夜間部が設置されている。農学院には農芸、
園芸、森林、農業経済、農産運銷、植物病理、昆虫、畜産、獣医、土壌、水土保持、食品科学、農
業機械工程の 13 の学系と、農業普及教育、バイオテクノロジー、獣医徴生物を加えた 16 の研究所
があり、農業試験場、園芸試験場、4つの林場(演習林)、食品加工廠、畜牧場、家畜医院、農業
機械工廠、土壌調査試験センター、農業自動化センター、農業委員会などの施設を併設している。
1993 年から夏季休業期間中に短期農業実習の相互派遣を開始し、本学は毎年約 15 名の学生を派
遣する一方、約 20 名の短期農業実習生を受入れている。Visiting Student として 1 年間来日する
学生もいる。また、国立中興大学は 2006 年から Program for Academic Exchange を開始したので、
本学からも毎年学生を 1 年間にわたって派遣しており、昨年 1 名、今年も1名派遣している。
[インドネシア共和国 ボゴール農科大学]――――――――――――――――――――――
ボゴール農科大学は首都ジャカルタから南へ約 60 キロ、高速道路で1時間足らずのところに位
置している。もともとインドネシア大学農学部であったが、1963 年に農学系の専門大学として独
立し、現在は、インドネシアで農学系の最高学府となっている。ボゴールにはインドネシア農業省
の諸研究機関、農業分野の国際機関、世界的に有名なボゴール植物園などが位置し、ボゴール農科
大学と合わせて一大農業教育研究都市を形成している。ボゴール農科大学には大学院や試験農場も
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設置されており、農学、農業経済学、農業工学、林学、水産学、獣医畜産学、地域農学、食品科学
など農学の幅広い分野にわたっており、インドネシアでも先端を行く教育・研究が活発に行われて
いる。学生はインドネシア全土から集まっており、卒業してからは、国や地方の農業、農政、農学
のリーダーとして重要な地位を占める者が多い。本学へ留学し博士号を取得して帰国した教員も多
くおり、本学とは共同研究(科研費、学術フロンティアなど)においても活発な交流を続けている。
国際バイオビジネス学科では毎年 2 名の特別留学生を受入れている。
長期派遣では、今年 1 名1年間の派遣学生を送っている。
[モンゴル国 モンゴル国立農業大学]―――――――――――――――――――――――
モンゴル国にとって農業は、極めて重要な産業であり、農業大学の果たす役割は非常に大きい。
モンゴル国立農業大学(MSUA)はウランバートル市ザイサンにあり、豊かな自然に囲まれたキャン
パスである。モンゴル国立大学に 1942 年に設置された獣医学部が母体となった当大学は 2008 年に
創立 50 周年を迎えた。現在は、畜産学、獣医科、農業生産工科、農学、農業経済学、基礎教育科、
農業経済技術学科の 6 つの学部と畜産学研究所、獣医科学研究所、農業工学研究所、植物学及び農
業技術研究所、東地域農業技術研究所、アルタイ地域農業枝術研究所、ゴビ地域牧畜家畜研究所、
高地農業研究所、ウランゴム穀物研究所、養蜂研究所、地域獣医研究室の 11 の附属研究所がある。
大学キャンパスは 200 へクタールのウランバートルキャンパスとダルハンキャンパスの2つに別
れており、ウランバートルキャンパスは畜産関係、ダルハンキャンパスは農学関係が所属している
他 360 ヘクタールの附属農場もある。MSUA と本学の姉妹校締結は 1996 年の 8 月に松田藤四郎学長
(当時)が同大を訪れ調印し、ゴビ砂漠調査隊を派遣した。その後も生物産業学部が共同研究を実
施するなど活発な研究交流を行っている。毎年 2 名の特別留学生を国際バイオビジネス学科で受入
れており、現在、大相撲幕内で活躍する時天空関はこの特別留学生の一人であった。
[ペルー共和国 ラモリーナ国立農業大学]―――――――――――――――――――――
ラ・モリーナ国立農業大学(UNALM)は、国立の農業・獣医大学として 1901 年に設立された。そ
の後、1960 年に現在の国立ラ・モリーナ農業大学に改称された。農業工学、生物学、林業工学、
経済学、環境工学、食品工学、水産工学、畜産工学の 8 学部及び大学院修士課程を擁している。
大学の各研究センターでは、生熊系の研究をはじめ、食品・農産物の研究や情報、灌漑、機械、
水産、林産と経済などの研究を行っている。メインキャンパスは、ペルーの首都リマから程近い
15 キロ離れたラ・モリーナ地区に位置する。254 ヘクタールの大学キャンパスには、研究実験棟、
講義棟が点在し、運動グラウンドなどの施設も充実している。さらに、カネテ、フハンカヤ、チャ
チャマヨ、タラポト、アンコン、カラオとアルトパチテアなどに農場・普及センターがあり、総校
地面積は 6,000 ヘクタールにも及ぶ。各農場では乳牛・肉牛・穀物・木材・野菜・綿花・種子類の
調査研究と生産、さらには市場価値の優れた商品化の実現に取り組んでいる。国際バイオビジネス
学科では毎年 2 名の特別留学生を受入れている。一方、1 年間にわたって本学からペルーへ留学し
た学生もいる。また、ラ・モリーナ国立農業大学は 1999 年から 10 年間にわたって本学の学術フロ
ンティア共同研究の主要メンバー大学であった。
[フィリピン共和国 フィリピン大学ロスバニオス校]――――――――――――――――――
フィリピン大学ロスバニオス校(UPLB)は、首都マニラの南約 60 キロに位置する緑豊かな広大
なキャンパスである。UPLB は、農業専門学校として 1909 年にロスバニオスの地に設立され、1972
年に大学となった。その後6つの独立したキャンパスを有するフィリピン大学システムの1つとな
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り、フィリピンで最も期待されている農学系大学である。現在は7学部と大学院さらに獣医畜産学
博士課程が設置されている。キャンパスの総面積は 14,650 へクタール。キャンパスと実験農場が
約 1,000 ヘクタール、林学部の演習林として約 4,300 ヘクタール、さらに
約 9,500 ヘクタールの
敷地を有している。東南アジア農学系大学院教育研究センターが置かれ、東南アジアの大学院教
育・研究の中枢機関として多数の研究者を送り出している。稲作研究で世界的に最も有名な国際稲
研究所(IRRI)は UPLB のキャンパスの一部に設置されたものである。また、フィリピン政府の各
種研究機関さらには農業・林業・資源研究開発委員会本部が置かれており、フィリピンにおける農
学教育研究普及センターとしての役割を担っている。国際バイオビジネス学科では毎年1名の特別
留学生を受入れる一方、毎年 20 名以上の学生を、UPLB を受入れ機関として、短期研修に派遣して
いる。また、3 年前からは UPLB 教員が 1 年間にわたって本学の嘱託教授として招聘し英語で講義
を行っている。本学学生で 1 年間留学するケースも相次いでいる。
長期派遣は、昨年 1 名、今年 2 名派遣している。
[大韓民国 国立慶北大学]―――――――――――――――――――――――――――
国立慶北大学は、ソウルから南 320 キロの大邱(テグ)にある。大邱は人口 250 万の韓国 3 番目
の大都市で、新羅文化と朝鮮儒学の文化を継承し発展してきた。1946 年に大邱師範学校、大邱医
科大学と大邱農科大学を併せて国立大学として開学し、1951 年に総合大学校となり、現在では8
大学院専攻、13 単科大学(学部にあたる)、77 付属機関を擁している。国際交流を活発に行って
おり、世界 13 カ国の 28 大学、13 の研究機関との交流協定を締結している。それぞれの大学・研
究機関と教授・学生の相互交換を実施している。
本学では食料環境経済学科の短期研修プログラムで毎年慶北大学を訪問する一方、 Visiting
Student として 2~3 名の学生が 1 年間にわたって来日し単位を取得して帰国している。
[イスラエル国 ヘブライ大学]―――――――――――――――――――――――――――
イスラエル国は、乾燥、半乾燥地農業が中心で、日本からの技術移転であるハウス栽培が盛んで、
果物、野菜、花などヨーロッパに輪出している。降雨、灌漑水の不足から工夫された点滴灌漑によ
る栽培方式は、イスラエル全土に普及している。中近東の農業研究開発の中核をなしている。
へブライ大学(HUJ)は、イスラエルにある6つの大学の1つでイスラエル最大の大学であり、唯
一の農学系大学である。農学系キャンパスは、テルアビブ南 20 キロの平地のレホボットにある。
農学系には、農業植物学、農業経済・経営学、農業散育・普及学、畜産学、生化学・栄養学、昆虫
学、作物学・蔬菜学及び遺伝学、園芸学、植物病理学・微生物学、土壌学・水利科学の 10 学科が
ある。イスラエルの農学研究者は、ほとんどがこの大学の出身である。乾燥、半乾燥地農業、農薬
の安全な便用方法など、農学の対象とする先端研究について交流が期待される。近年の同国内の治
安悪化のため、本学は教職員・学生の派遣を行っていない。
※こちらは政情不安で危険度が高いため当分の間、派遣を中止している
[ベトナム社会主義共和国 ハノイ農業大学]――――――――――――――――――――
ベトナム社会主義共和国は、東南アジアの中で主要な農業国であり、経済的にも安定している。
ハノイ農業大学(HAU)は、1956 年設立に設立されたベトナムで最も伝統ある農業大学である。同
国内の農業研究・教育の最重要拠点であり、農業政策への指導的役割も果たしている。作物学、畜
産・獣医学、農業工学・機械学、農業経済・地域開発学、土壌水資源管理学、改良普及学、人文社
会学の7学部がある。本学は 1998 年に姉妹校協定を調印してから直ちに国際バイオビジネス学科
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へ毎年 2 名の特別留学生を受入れ、日本への強い留学志望に応えている。また、研究分野において
も国際食料情報研究所プロジェクトや学術フロンティア共同研究などを通じて協力関係を進化さ
せてきた。短期の学生交流プログラムは実施していないが、作年1名、長期派遣を行った。
[ブラジル連邦共和国 サンパウロ大学]――――――――――――――――――――――
サンパウロ大学(USP)は、1934 年に設立された歴史ある総合大学である。サンパウロ州ピラシ
カーバ市のメインキャンパス(914.5 ヘクタール)のほか、州内に2キャンパスがある。ルイス・
デ・ケイロス氏の創設によるサンパウロ大学農学部(ピラシカバキャンパス)は南米有数の農学部
である。ブラジルには東京農業大学校友会ブラジル支部(ブラジル政府公認 社団法人伯国東京農
大会)があり、ブラジル在住校友の半数以上がサンパウロ州内に居住している。多くの校友子弟が
サンパウロ大学農学部を卒業し、各方面で活躍している。2008 年には日本人のブラジル移民 100
周年と同時に農業拓殖学科(現国際農業開発学科)卒業生のブラジル移民 50 周年を迎えた。
校友会ブラジル支部を受入れ機関として、毎年多くの学生がブラジル農業実習に出かけている。
国際バイオビジネス学科では農業実習プログラムの中にピラシカバキャンパス訪問を組入れてお
り、着実に交流が進展しつつある。すでに1年間の留学を経験した学生と教員が出てきている。一
方、ピラシカバキャンパスからは毎年、世界学生サミットへの参加学生を招聘し、本学を舞台に世
界の主要農業大学の学生との国際会議を経験するなど国際教育に役立っている。そのようなブラジ
ルからの参加者の一人は現在、ピラシカバキャンパスで教授として教育研究に従事している。
今年は1名の長期派遣学生を送っている。
[メキシコ合衆国 チャピンゴ自治大学]―――――――――――――――――――――――
チャピンゴ自治大学(UACH)は、1854 年国立農業学校として メキシコシティーに設立され、
1969 年の民主化政策に伴い 1978 年に現名称の自治大学体制となる。メインキャンパスのテスコ
コ・キャンパス(メキシコ州)に農学部を置く。建学の精神は、農地、農村からの発展(実学主義)
に置く。代表的な研究開発プログラムに、とうもろこし、豆科食用作物、乾燥地農業資源開発、油
料作物、ノパール(ウチワサボテン)、農産業統合、柑橘、トマトのオートメーション栽培、農業
教育、コーヒー栽培などがある。メキシコには東京農業大学校友会メキシコ支部があり、多数の校
友がメキシコ社会で活躍している。本学は 2001 年に姉妹校協定を調印し、翌年から夏季休業期間
中に短期農業実習プログラムを開始し、毎年 10 名近い学生を派遣している。3年連続で 2009 年度
にも 1 年間にわたって本学学生を派遣した。国際バイオビジネス学科では毎年1~2 名の特別留学
生を受入れている。また、本学大学院へ留学して来るチャピンゴ自治大学卒業生が相次いでおり、
メキシコの日本農業技術への期待が高いことを示している。
[ウクライナ共和国 ウクライナ国立生命環境科学大学]――――――――――――――――
ウクライナは、ヨーロッパに世界有数の穀倉地であり農学研究にとって重要である。そのウクラ
イナの農学分野のリーダーであるウクライナ国立農業大学(NAUU)は、文部省ではなく内閣直轄の
農学系高等教育研究機関であり学内に多数の研究機関施設を持つ。1898 年9月に Kyiv Politechnic
Institute
(KPI)
として設立され、1994 年に国立大学 National Agricultural University of Ukraine
となった。さらに 1996 年から 1997 年にかけて地方農学系学校を吸収合併し、2000 年に国立独立
行政法人となる。本学は 2001 年から世界高等農業教育研究コンソーシアム(GCHERA)を通じて、
ウクライナ農業大学と協力関係に入り、2003 年 9 月に姉妹校協定を締結した。ウクライナ農業調
査団を派遣し、その青果は「ウクライナ 100 の素顔」として本学出版会から刊行している。協定締
結後直ちに、世界学生サミットへの学生招聘および国際バイオビジネス学科への特別留学生 2 名の
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受入れを開始し、本学は日本ではウクライナ人留学生が専門教育を受けている数少ない大学の一つ
となっている。そのような貢献が評価され、本学は 2005 年にウクライナ学士院から Golden Fortune
賞が授与された。近年では、国際協力機構(JICA)の研修生受入事業で 2008 年度までに 3 年間に
わたって合計 10 名の研究者を本学で研修を受入れた。これは「食品品質・安全性管理研修プロジ
ェクト」で行ったもので、変革途中にあるウクライナ農業の発展に寄与することを目的とした。
[マレーシア国 マレーシアプトラ大学]―――――――――――――――――――――――
マラヤ大学農学部とセルダン農業専門学校が 1971 年に合併してマレーシア農業大学が設立され
た。10 年前にマレーシアプトラ大学(UPM)に名称変更し、農学系以外の学部を増設するなど今日
では 13 学部を擁する総合大学となっている。しかし、マレーシアでは農学、林学、 獣医学、水産
学、食品科学等を専門的に教育研究する唯一の農学系大学である。さらに、アグリビジネス、畜産
学、作物学、植物保護、生物資源経済、食品加工工学、農業工学、栄養健康科学、造園、生化学等
など農林水産業の全ての分野を網羅する文字通りの農学系総合大学である。他の東南アジア諸国だ
けでなくイランなどイスラム圏からの留学生が多く集まって勉学している。キャンパスは、クアラ
ルンプールから 22 キロ離れたセルダンに位置する。ここにはマレーシアのシリコンバレーと呼ば
れる Multimedia Super Corridor (MSC)地区が隣接している。広大なキャンパスには研究棟、教室、
ホール、学生寮、教員宿舎などに加えて大きなモスクが建立されている。本学は 2003 年に姉妹校
協定を調印してから、世界学生サミットへの学生招聘や長期の留学生派遣などを通じて交流を進め
てきている。1994 年に本学が中心となって設立した東南アジア国際農学会(ISSAAS)の 2006 年度
と 2007 年度大会をマレーシアプトラ大学が主催し、本学や東南アジア諸国から 150 名ほどの研究
者が集合して活発な研究発表を行った。昨年 1 名、今年 1 名長期派遣を行っている。
[フランス共和国 農業グランゼコール・コンソーシアム(4大学連合)]――――――――――
1984 年 3 月 に 設 立 さ れ た FESIA ( Fédération des Ecoles Supérieure d’Ingénieurs en
Agriculture )はフランスの農業を専門とする4大学●ピュルパン農業グランゼコール(PURPAN)、
●アンジェ農業グランゼコール(ESA)、●リール農業グランゼコール(ISA)、●ローナルプ農業
グランゼコール(ISARA-LYON)から構成されたコンソーシアムであった。この組織はフランスにお
ける農業、食品産業、アグリビジネス、環境分野の大学院レベルの高度な教育研究を通じて修士号
を授与し、農業や食品産業分野の有能な国際的専門家を養成することを目的にしている。
連合体参加大学の教員・学生総数は教員 190 名、学生 4,500 名で、研究所及び学部数 30、卒業
生数 12,000 名で農業(植物、動物、持続可能な開発)、食品産業(食の品質と安全性、生産加工・
組織化・開発、新製品開発・戦略・マーケティング)、アグリビジネス(商業・マーケティング・
輸出入、管理・工場設立・戦略)、環境と土地利用計画(環境管理、地域戦略と地域開発、環境・
農業・森林生産)の4分野がある。教育課程は5年間(海外からの修士課程留学生は2年間)で、
3学期制である。外国人向けに毎年4週間の夏期プログラムもあり、英語による文化、歴史、フラ
ンス語、農業、欧州ビジネス環境等の講義及び企業等の視察プログラムが企画されている。
本学では 2003 年に FESIA と姉妹校協定を締結し、とくに主要な参加大学であったボーヴェ農業
グランゼコール学院(ISAB)への学生派遣や受入れなどの交流を積重ねてきたが、2006 年9月に
ISAB がボーベ・ラサール・ポリテクニーク学院(IPLB)へと改組し、FESIA から脱退した。しかし、本
学は現在も FESIA との協力関係を維持しており、毎年 Visiting Students を受入れている。
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[オランダ王国 ワーヘニンゲン大学]―――――――――――――――――――――――
オランダ王国のワーへニンゲン大学(WU)は 1873 年に国立農学校として設立され、1918 年に大学
として認可された。農業・環境生産工学システム、畜産科学、生体分子科学、経済・経営学、環境
科学、食品生産技術・栄養科学、育種・植物保護学、植物科学及び社会科学の9つの分野に分かれ
ている。ヨーロッパのみならず世界的に優れた農学系大学の一つである。本学の創立者榎本武揚は
1862 年から約 5 年間江戸幕府派遣の政府留学生としてオランダ・ライデン大学で学んだことがあ
った。それ以来 140 年の時を越えて、本学は 2000 年 9 月に農業調査団をオランダへ派遣しワーへ
ニンゲン大学を訪問したことが両大学の交流の始まりとなった。その成果は「オランダ 100 の素顔」
として刊行されている。また、第2回世界学生サミット(2002 年)からワーヘニンゲン大学は参
加学生を本学へ派遣し、世界の農学徒と意見交換させるなど農学分野の次世代リーダーの養成に積
極的に取組んできている。2003 年に姉妹校協定を締結してから、学生の短期受入れ、本学教員の
留学など活発な学術交流を進めている。
3 年前に 1 名の長期派遣生を送っている。
[フランス共和国 ボーヴェ・ラ・サールポリテクニーク学院]―――――――――――――――
IPLB は、FESIA 加盟大学であった ISAB (Institut Supérieur d’Agriculture de Beauvais(1854
年設立)と IGAL (Institut Géologique Albert de Lapparent)(1959 年設立)が 2006 年9月に合
併してできた大学である。ISAB の農学、食品科学、栄養学の分野と IGAL の地質学、環境学の分野
が融合してより総合的な農業グランゼコールとなった。IPLB は世界 82 カ国 800 カ所に学校を有す
るラ・サール会に属している。合併により 2007 年6月に FESIA から脱退したが、FESIC(Fédération
d’Écoles Supérieures d’Ingénieurs et de Cadres 技師及び管理職高等専門大学連合)には属
し続けているため FESIA 加盟大学との関係は継続している。養成期間はバカロレア資格取得後5年
であるが、専門資格取得後であれば 2 年から4年である。2 年目から毎年 2 ヶ月~半年間の実習、
海外研修及び企業でのインターンシップがカリキュラムに組まれている。本学は、2004 年から夏
季休業期間中 10 日間のプログラムを設け、学生を派遣している。また、2006 年から交換留学生と
して IPLB の学生を延べ 9 名受入れている。 なお、2009 年9月から英語を媒介とする教育プログ
ラム(15 科目 30 単位)が開始されるのを受けて、3 年前に 1 年間にわたって本学学生が留学した。
[タンザニア連合共和国 ソコイネ農業大学]―――――――――――――――――――――
ソコイネ農業大学(SAU)は、タンザニアのトップレベルの高等教育機関の一つとして 1984 年7
月に設立された。唯一の農業大学である。大学名は前タンザニア首相であった Edward Sokoine 氏
に由来している。キャンパスは4つにわかれており、モロゴロのメインキャンパスをはじめ、Solom
Mahalngu キャンパス、アルーシャの Olmotonyi キャンパス, ルショトの Mazumbai キャンパスが
ある。メインキャンパスのあるモロゴロは年間を通じて 600~1,000 ミリの降水量があり、海抜 500
~600 メートルのウルグル山地の裾野に位置している。メインキャンパスの総面積は 3,350 ヘクタ
ール(東京ドームの 744 倍)であり、このうち 2,300 ヘクタール(東京ドーム 511 倍)は農場であ
る。4学部 20 学科と6つの研究所があり、大学院では農業・農業経済・アグリビジネス・食品科
学・栄養学・森林学・自然資源と持続的農業マネージメント・獣医学・予防獣医学・農村開発の
分野での修士課程と博士課程を設置している。
2009 年4月に本学の 20 番目の姉妹校となった。アフリカ大陸では最初の姉妹校である。今後、
活発な学術交流・学生交流が期待される。3 年前、長期派遣生として 1 名が留学した。
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[カンボジア王国 王立農業大学]―――――――――――――――――――――――――
本学は平成 23 年 4 月 1 日付けでカンボジア王立農業大学と姉妹校協定を締結した。本学にとっ
て 21 校目の姉妹校となる。カンボジア王立農業大学(RUA : Royal University of Agriculture)
は、カンボジア国内で最も古い伝統を有する農学系大学で、農林水産省と教育省のもとに 1964 年
に設立された王立大学の一つである。王立農業大学は、首都プノンペン(Phnom Penh)の郊外にあ
り、農学部、畜産学部、農業工学部、森林学部、水産学部、農産学部、農村経済・開発学部、土地
管理学部の 8 学部から構成されている。カンボジアは長期間の内戦と経済封鎖、ポル・ポト時代の
知識人・教育者虐殺の影響、それに伴う国際社会からの孤立のために社会的経済的に大きな被害を
受け、その影響が高等教育にも残っていたが、王立農業大学では積極的に農学教育プログラムの再
構築に取り組み、現在では大学での農学教育のみならず、農林水産省とともにカンボジア各地にお
ける農業技術の展開に尽力している。また、2002 年には大学院農学研究科を立ち上げて修士課程
を設立し、さらに 2006 年には博士課程を設立するなど高度な教育研究にも対応できる教育システ
ムの充実に向けて尽力している。カンボジアはASEAN加盟国であり、今後著しい経済発展が期
待される国である。2000 年以降カンボジアの内政は安定しており、国力増強のために農業の高度
化が喫緊の課題です。本学が 20 年以上にわたり東南アジアで取り組んできた農村開発や農業技術
指導のノウハウを充分に発揮できる環境にあり研究材料も豊富な地域である。このため、若手研究
者の研究フィールドとして、学生の国際協力を学ぶ場として、カンボジア王立農業大学と協同して
実学教育を展開することが大いに期待さる。昨年、1名の長期派遣生を送っている。
[ブラジル連邦共和国 アマゾニア農業大学]―――――――――――――――――――――
本学とは、平成 25 年 3 月に協定を締結。5 キャンパス 12 学科を有し、入学定員数:560 名である。
Belem キャンパス:農学・環境再生エネルギー工学・測量地図工学・水産工学・森林工学・情報科
学・獣医学・情報システム学・畜産学、Capanema キャンパス:経営学・農学・生物学・会計学、
Capitaopoco キャンパス:農学、Paragominas キャンパス:農学・森林工学、Parauapebas キャン
パス:農学・森林工学・畜産学。現在、開設予定のトメヤスキャンパスは、ブラジルに農場経営の
ため移住した本学卒業生の故坂口陞(のぼる)氏が寄付した広大なキャンパスである。ブラジルは、
天然資源に恵まれており、現在著しい発展を遂げている。アマゾニア農業大学は、アマゾンに関す
る研究では群を抜く実績を上げており、アマゾンにおける社会的地域貢献や動植物保護、地域の人
材育成を積極的に行っている。ベレン本校とトメヤス分校に日系移民が多く、特に本学卒業生が社
会的地位を得て多数活躍しているため、卒業生の人的ネットワークを活用することができると思わ
れる。本学学生の受入れに積極的であり、まず、短期留学プログラム(10~15 人規模でベレン本
校とトメヤス分校)をフォレストリー、フィッシャリー、サステイナビリティー、アグロシステム、
ヒューマンなどをキーワードとして実施する検討をしている。
[英国 レディング大学]―――――――――――――――――――――――――――――
本学とは 2013 年の 5 月に協定を締結。
学生数は 22,805 名(学部 12,683 名 大学院 10,122 名 日
本人留学生 20 名)で、英国内の大学の規模としては大きい方ではないが特に農学や環境学で高く評
価されている。ロンドン西部 40キロにある Whiteknights キャパスをメインキャンパス(321 エーカー)
として以下、レディング周辺に London Roadキャンパス、Bulmershe Courtキャンパス、Greenland キャンパスの計4
キャンパス その他、国道4号線沿線に 3 箇所の農場を持っている。レディングは、イギリス南西部に位
置し、レディングの駅からロンドンのパディントンまでは、高速列車が通っている。バーミンガム、
ブリストル、カーディフ、マンチェスター、オックスフォードといったイギリスの主要な街へも容
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易に行くことができる。レディング大学は、1892 年にクライストチャーチのカレッジとして設立
され、1926 年に大学となった。専門とする分野も幅広く、宇宙生物学、農業、政策と開発、英語
教育とビジネス・マネジメント、他には専門とする機関が少ない気象学、児童文学、活版印刷や書
籍デザイン等がある。広い敷地と、湖や森がある緑あふれる静かな場所がある美しいキャンパスが
あり、キャンパス内には植物園がある。Whiteknights キャンパスには学部棟、図書館棟、ミュージアム、
ゲストハウス、学生相談センター、学生が運営するユニオン棟、複数のスポーツグランドや食堂、タイ
プの違う寮等の施設が整っている。多くの学生はメインキャンパスか、近くの寮で生活しており、
125 の国の 3,000 人を超える留学生により、大学は国際的な雰囲気に溢れている。
[ジブチ共和国 ジブチ大学]―――――――――――――――――――――――――――
本学とは 2013 年 6 月に協定を締結した。ジブチ大学(英文名:University of Djibouti)は 2000
年に、3 研究所の連合体からなる大学としてスタート、2006 年より総合大学となる。
教員数は、244 名、学生数約 6,000 名の規模の大学である。
学部は、法・経済・経営学部、文学・言語・社会学部、理学・環境学部、2 つの工業系短期大学
部 Institut universitaire technologique を有している。
ジブチ大学のあるジブチ共和国と東京農業大学との関係は 1991 年の本学創立 100 周年記念事業
の沙漠緑化研究プロジェクトの農業省との共同研究からスタートし、これまで多くの本学の教員・
学生が同国を訪問している。本学は、このプロジェクトの理解者であった初代大統領、2 代目のゲ
レ大統領(現)に、名誉学位を授与している。また、同プロジェクトのジブチ側の中心的研究者には
JICA の論文博士支援事業を通して本学から論文博士を授与している。現在、ジブチ国での本学の
研究プロジェクトは 22 年目をむかえている。なお、ゲレ大統領は 2009 年来日された際、大澤学長
と面談され、本学のジブチ国への農業技術支援、人材育成への協力を強く要望された。
本学のジブチにおける研究開発協力は、1991 年から開始され、独立行政法人国際協力機構(JICA)
からの専門家派遣、研究生受け入れ、受託事業など今日まで多数の取り組みを行っている。
ジブチ大学は創立 7 年目の若い大学であるが、ジブチ国唯一の大学である。また、ジブチ国は、
治安も安定しており、我が国の自衛隊基地もあり、日本政府との関係も大変良好である。本学の、
アフリカ大陸 2 番目の海外協定校として大いに期待されている。
[ラオス人民民主共和国 ラオス国立大学]―――――――――――――――――――――
1996 年 に 、総 合 大 学 と し て 設 立 。教 員 数 1862 名( 博 士 96,修 士 618、他 1148 名 ),
教 育 681 名 , 教 育 ・ 執 行 866 名 , 執 行 315 名 、 学 生 数 約 31,146 名 ※ 2013 年 現 在
建築学部,機械工学部,経済経営学部,環境学部, 政治・法学部, 農学部, 教育学
部 , 林 学 部 , 自 然 科 学 部 , 社 会 科 学 部 の 11 学 部 と ,1 専 門 学 校 か ら 構 成 さ れ て い る 。
こ の う ち ,経 済 経 営 学 部 は ,ラ オ ス 日 本 セ ン タ ー ・ ビ ジ ネ ス 人 材 育 成 プ ロ ジ ェ ク ト の
平 成 11~ 13 年 度 の 無 償 資 金 協 力 に よ り 設 立 さ れ た 。 同 時 に 建 設 さ れ た ラ オ ス 日 本 人 材
開発センターは学内にある。
本 学 と ラ オ ス と は 国 際 協 力 の 分 野 で 関 係 が 深 い 。 1965 年 に 発 足 し た 日 本 青 年 海 外 協
力 隊 の 最 初 の 派 遣 国 が ラ オ ス で あ り 、本 学 の 卒 業 生 が 初 代 協 力 隊 員 と し て 派 遣 さ れ て い
る 。特 に 灌 漑 稲 作 を 推 進 す る た め に 海 外 技 術 協 力 事 業 団( 現 JICA)に よ り タ ゴ ン 農 場 が
開 設 さ れ 、そ の 農 場 の 管 理 運 営 に 多 く の 卒 業 生 が 青 年 海 外 協 力 隊 員 や 技 術 協 力 専 門 家 と
し て 関 わ っ た 。タ ゴ ン 農 場 プ ロ ジ ェ ク ト は イ ン ド シ ナ 内 戦 に よ っ て 中 断 さ れ た が 、ア ジ
ア 開 発 銀 行 の 支 援 で 修 復 プ ロ ジ ェ ク ト が 現 在 実 施 さ れ て い る 。 最 近 で は JICA
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Livelihood Improvement Project for Southern Mountainous and Plateau Areas プ ロ
ジェクトにチーフアドバイザーとして天野 卓 東京農大名誉教授が派遣されている。
[アメリカ合衆国 コーネル大学]―――――――――――――――――――――
1865 年設立。教員数 1,564 名、スタッフ 8,081 名、 学生数 全学部 14,167 名(うち農学・生
命科学部 3,521 名)
所在地は、NewYork 州 Ithaca。
世界大学ランキング(主要3ランキング
2012-2013 で18位、QS
Times Higher Education
World University Rankings
World University Rankings 2012/13 で14位、Academic
Ranking of
World Universities 2012 で13位) 上位校であり、世界有数のトップクラス大学である。アイ
ビーリーグの一大学。コーネル大学関係者(教員および卒業生)のノーベル賞受賞者41名。
農大との協定締結は、2014 年 6 月 15 日。
[スリランカ民主社会主義共和国 ペラデニア大学]――――――――――――――
1947 年設立。教員数 725 名、学生数 12,121 名(学部 10,710 名・大学院 1,411 名)2011 年現在
ペ ラ デ ニ ア 大 学 は 1942 年 に 設 立 さ れ た セ イ ロ ン 大 学 を 前 身 と し 、 ス リ ラ ン カ の 古 都 キ
ャ ン デ ィ に あ る 。ペ ラ デ ニ ア 大 学 は 8 学 部( 農 学 、獣 医 畜 産 学 、Allied Health、芸 術 、
歯 学 、 工 学 、 医 学 、 科 学 ) を 擁 す る が 、 1947 年 に 設 立 さ れ た 当 初 は 農 学 部 ( 農 学 科 お
よ び 畜 産 学 科 )か ら ス タ ー ト し て い る 。ペ ラ デ ニ ア 大 学 農 学 部 は ス リ ラ ン カ で 最 も 古 い
歴 史 を 持 つ 農 業 教 育 機 関 で あ り 、 1953 年 か ら は 獣 医 学 科 を 開 設 し た 。 イ ギ リ ス に よ る
ス リ ラ ン カ の 統 治 の 影 響 か ら 香 料 や 特 用 作 物 の プ ラ ン テ ー シ ョ ン 経 営 、灌 漑 な ど の 農 業
土 木 教 育 、 獣 医 学 に 実 績 を 持 つ 。 1973 年 に は 農 学 部 と 獣 医 学 部 に 改 組 さ れ 、 現 在 の 農
学 部 の 構 成 は 農 学 科 、農 業 経 済 経 営 学 科 、農 業 工 学 科 、農 業 普 及 学 科 、畜 産 学 科 、作 物
学 科 、 食 品 工 学 科 、 土 壌 学 科 で あ り 、 教 育 施 設 と し て Mahailluppallama Sub Campus、
ア グ リ ビ ジ ネ ス セ ン タ ー 、バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー セ ン タ ー を 併 設 す る 。大 学 院 の 教 育 機 関
としては Postgraduate Institute of Agriculture がある。
[ミャンマー連邦共和国 イエジン農科大学]――――――――――――――
教員数 187 名(教授 11 名、准教授 10 名、講師 22 名、助講師 48 名、実験助手 94 名)学生数 1,939
名(学部生1,773 名、大学院生 166 名<修士課程 154 名、博士課程 12 名>)※2012 年 5 月現在
1 .農 業 灌 漑 省 の 下 部 組 織 。農 業 人 材 育 成 機 関 の う ち 高 等 教 育 機 関 と し て は 、ミ ャ ン マ
ー 唯 一 の 農 学 単 科 大 学 で 、農 業 灌 漑 省 職 員 及 び 民 間 農 業 技 術 者 の 育 成 機 関 と な っ て い る 。
2 . 大 学 本 部 イ エ ジ ン キ ャ ン パ ス は 首 都 ネ ー ピ ー ド ー か ら 東 に 10km 程 離 れ た 、 農 業 研
究 局 ( Department of Agriculture Research) キ ャ ン パ ス 内 に あ る 。
3 .7 つ の サ テ ラ イ ト キ ャ ン パ ス は 、農 業 灌 漑 省 の 各 支 所 に あ る 。教 育 は 1 〜 3 年 生 ま
で は イ エ ジ ン キ ャ ン パ ス で 行 い 、4 年 生 は 専 門 に 分 か れ て サ テ ラ イ ト キ ャ ン ア パ ス で 教
育を受ける。全寮制。
主 要 学 科 (9) ア グ ロ ノ ミ ー 学 科 、 農 業 植 物 学 科 、 農 芸 化 学 学 科 、 農 業 経 済 学 科
農業工学科、動物科学科、園芸学科、昆虫学科、植物病理学
[中国 上海交通大学]――――――――――――――
【上海交通大学教員数及び学生数】
教職員3,094 人,学部生17766 人,大学院生12026 人, 博士課程4640人(2010 年現在),外国留
学生5542 人である。
【上海交通大学の概要】
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中華人民共和国国務院教育部直属の国立総合大学である。国家重点大学であり,理工系の伝統が強
く,清華大学,北京大学に次ぐ難関校である。上海市に所在し,江沢民の出身校として有名である。
現在,5 つのキャンパスをもち,農学部は七宝キャンパスにある。学部(学院)として,農業与生
物学院の他,船舶海洋与建築工程学院,機械与動力工程学院,電子信息与電気工程学院,材料科学
与工程学院,理学院,生命科学技術学院,安泰経済与管理学院,国際与公共業務学院,外国語学院,
環境科学与工程学院,薬学院,医学院,凱原法学院,媒体与設計学院,ミクロ電子学院,网絡教育
学院等の他,毎年世界大学学術ランキングを発表している高等教育研究院世界一流大学研究センタ
ー等もある。
国内では京都大学,大阪大学, 東北大学, 神戸大学, 東京工業大学,慶應義塾大学,早稲田大学,
横浜国立大学,アメリカ合衆国ではハーバード大学,ミシガン大学,ペンシルベニア大学,マサチ
ューセッツ工科大学等,イギリスではロンドン大学,ノッティンガム大学等が協定を締結している。
【中華人民共和国および上海交通大学農業・生物学院と東京農大との関係】
コンタクトパーソンの上海交通大学農業・生物学院の李玉紅副教授は,2005 年度に本学農学研究
科造園学専攻博士課程で博士を取得した。帰国後,上海交通大学農業・生物学院の副教授として奉
職されている。李玉紅副教授は,本学留学中に学んだ英知が中国内の大きな社会問題となっている
環境問題に対して重要であることを確信している。当締結に至るまで,特に,進士五十八名誉教授
が,数度,訪中し,環境問題や地域づくりについてその解決策などを日本での事例を挙げながら
講演,アドバスをしてきた。中でも2014 年の訪中では,中国国内のマスコミからも大きく取り上
げられた。また,鈴木貢次郎(造園科学科)も,2012 年に上海交通大学農業・生物学院で講演し
た。これらの交流の結果,2014 年11 月13 日に,周倍院長(農業部都市農業室主任,食品安全セ
ンター主任)が本学に来校し,協定締結の予定を確認した。
締結のメリット
中華人民共和国国家重点大学である上海交通大学の農業・生物学院との締結は,中国国内での日本
国及び東京農業大学の活動のために重要な拠点となる。特に中国国内主要都市における環境問題が
大きくなる社会状況の中,本学と締結を結ぶことによって,中国国内の都市の環境問題に携わる一
組織として貢献できる。この園林学院との締結を機に他の学院(学部)との連携を進め,東京農業
大学の発展に寄与できる。特にコンタクトパーソンの李玉紅副教授によれば,本学の現在の海外
短期留学の受入れの準備(支援)もあるとのことであり,本学の教育カリキュラム上も有益になる。
【その他】
コンタクトパーソンの李玉紅副教授は,教育の重要性を強調している。共同研究だけでなく,教育
面の関係も強めたい意向である。
[オーストラリア 西オーストラリア大学]――――――――――――――
【 設 立 年 】 1911 年
【 教 員 数 お よ び 学 生 数 】教 員 数 1,538 名 、ス タ ッ フ 2,219 名 、学 生 数 全 学 部 16,057
名 大 学 院 3,040 名 ( う ち 科 学 部 5,000 名 )
【 学 部 ・ 学 科 】西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 は グ ル ー プ エ イ ト( オ ー ス ラ リ ア 国 立 、シ ド ニ ー 、
メルボルン、クインーズランド、アデレード、ニューーサウスウエールズ、モナシュ)
の 一 つ で 、オ ー ス ト ラ リ ア 国 内 で も 著 名 な 総 合 大 学 で あ る 。西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 は 西
オ ー ス ト ラ リ ア 州 の 州 都 パ ー ス に あ り 、11 学 部 が 緑 豊 か な 65 ヘ ク タ ー ル の キ ャ ン パ ス
に あ る 。 本 協 定 の 交 流 の 中 心 と な る の が 科 学 部 ( Sciences) で あ る 。 11 学 部 は 以 下 の
と お り 。 Faculties of Undergraduate: Sciences, Architecture, Landscape and Visual
Arts, Arts, Business School, E ducation, Engineering, Computing and Mathmatics,
Law, Medicine, Dentistry and Health Science, School of Indigenous Studies.
西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 は 世 界 の 200 大 学 と 協 定 を 結 ん で お り 、日 本 で は 上 智 、武 蔵 、早
稲 田 、中 央 大 学 な ど が サ マ ー ス ク ー ル の 開 設 や 留 学 生 の 交 換 を 行 っ て い る 。当 該 大 学 は
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西 オ ー ス ト ラ リ ア の 研 究 拠 点 と し て の 役 割 も あ り 、と く に 鉱 物 資 源 学 、工 学 、農 学 、医
学 、 薬 学 な ど に ポ ス ド ク な ど の 多 く の 研 究 ス タ ッ フ ( 1953 名 ) を 要 す る 。
西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 の Life Science and Agriculture の 分 野 の 研 究 は オ ー ス ト ラ リ
ア で ラ ン キ ン グ 1 位 、世 界 で 24 位 で あ り 、高 い レ ベ ル を 誇 っ て い る ( 2014 年 ) 。 特 に
植 物 生 理 学 、植 物 の 乾 燥 耐 性 に 関 す る 研 究 は 世 界 の ト ッ プ レ ベ ル に あ り 、著 名 な 教 授 陣
を そ ろ え て い る 。西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 科 学 部 の 学 科 は 次 の と お り で あ る 。: ① School
of Agricultural and Resources Economics, ② School of Anatomy, Physiology and
Human Biology,③ School of Animal Biology, ④ Schoo of Chemistry and Biochemistry,
⑤ School of Earth and Emvironment, ⑥ School of Physics 、 ⑦ School of Plant
Biology、 ⑧ School of Psychology、⑨ School of Sport Science, Exercise and Health.
西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 は 農 学 の 実 践 的 な 取 り 組 み も 行 っ て お り 、西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学
未 来 農 場 2050( Future Farm 2050)は 地 域 と 連 携 し た 持 続 的 な 農 業 の 提 案 と し て FAO か
ら高い評価を得ている。
【 西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 と 本 学 と の 関 係 】西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 と 東 京 農 業 大 学 と の 交
流のきっかけは、生産環境工学科および造園科学科の教員が西オーストラリア大学の
Engineering と Science に そ れ ぞ れ 1 年 間 留 学 し た こ と に よ る 。こ れ を き っ か け に 本 学
の教員が西オーストラリア大学との研究や交流が深まってきた。
【 そ の 他 】 西 オ ー ス ト ラ リ ア 大 学 の Life Science and Agriculture の 分 野 の 研 究 は オ
ー ス ト ラ リ ア で ラ ン キ ン グ 1 位 、 世 界 で 24 位 ( 2014 年 ) 。
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