NEWS RELEASE 2015 年 9 月 3 日 株式会社浜松ファーマリサーチ 浜松ファーマリサーチは国立研究開発法人産業技術総合研究所と 痛みの神経回路の解明に関する共同研究を開始 株式会社浜松ファーマリサーチ(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:髙松 宏幸、以下「浜松 ファーマリサーチ」)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(所在地:東京都千代田区、理 事長:中鉢 良治、以下「産総研」)人間情報研究部門 肥後 範行 主任研究員との共同研究に より、非ヒト霊長類を用いた痛みの神経回路の解明を目指します。 近年、日本国内における疼痛患者数は著しく増加し、潜在的には約 2 千万人が罹患しているとも言わ れています。そのため世界中の製薬企業が臨床試験を行っていますが、有効な新規化合物は少なく、こ の領域での臨床試験の難しさがクローズアップされています。その原因の1つとして前臨床(実験動物) と臨床(ヒト)の種差の問題が考えられます。 浜松ファーマリサーチは、臨床外挿性の高い病態モデル開発により、医薬品開発の効率化をサポートす ることを目標として、様々な新規病態モデルを開発しております。疼痛領域においても、非ヒト霊長類を 用いた変形性膝関節症モデルや抗がん剤誘発神経障害モデルを開発しております。一方、産総研でも 非ヒト霊長類を用いた視床痛(脳梗塞後の後遺症として明確な治療法が存在しない慢性疼痛)モデ ルを開発しております。そこで、本共同研究では、両者の開発した新規病態モデルを用いて、疼痛の神 経回路を fMRI1)で解析することにより、疼痛発症のメカニズム解明や、治療法や治療薬開発を目指し ます。 以上 1) fMRI (functional magnetic resonance imaging/磁気共鳴機能画像法): MRI(核磁気共鳴画像装置)の原理を利用して脳活動に関連した血流動態反応を解析すること で、脳機能を非侵襲的に視覚化する方法の一つです。 株式会社浜松ファーマリサーチについて 株式会社浜松ファーマリサーチは 2005 年に浜松医科大学発のバイオベンチャーとして誕生し、「生命へ の尊厳と人としての倫理を大切にし、常にチャレンジし続ける」を基本理念に、アンメットメディカルニーズに 応えるべく薬効薬理試験のプロフェッショナルとして、オンリーワンの病態モデル開発に力を入れています。 詳しくは、浜松ファーマリサーチのホームページ(http://www.hpharma.jp/)をご覧ください。 本情報に関するお問合せ先 株式会社浜松ファーマリサーチ 経営企画部 静岡県浜松市北区新都田一丁目3番7号 TEL:053-543-4543 FAX:053-543-6444
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