Client for Javaのパラメーター

Client for Java 9.7
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目次
Client for Java 9.7
5
Readme - Citrix XenApp Client for Java 9.7
6
Client for Javaの機能概要
8
シームレス機能のサポート
Client for Javaに必要なシステム
Java環境
Client for Javaの配布
13
14
15
Client for Javaパッケージをアンパックするには
16
サンプルHTMLファイルの使用
18
desktop.htmlファイルのカスタマイズ
20
desktop.htmlファイルをカスタマイズして使用するには
22
ユーザーがアクティブなICAセッションを閉じようとする際に表示さ
れる警告メッセージを変更するには
23
seamless1.htmlファイルのカスタマイズ
seamless1.htmlファイルをカスタマイズして使用するには
24
25
署名付きJavaアプレットの使用
27
例:サーバーのデスクトップをユーザーが使用できるようにするには
28
Client for Javaの構成
29
クライアントで使用する言語を設定するには
30
Client for Javaのネットワークプロトコルを変更するには
31
サーバーブラウズの構成
32
ビジネスリカバリサーバーグループを指定するには
33
クライアント名を変更するには
34
アプリケーションへのパラメーターの受け渡し
35
パラメーターをアプリケーションに渡すには
2
11
36
ICAセッションウィンドウのサイズと色数を設定するには
37
ステータスバーと[設定]ボタンの表示/非表示の切り替え
38
セッション画面の保持を有効にするには
39
自動再接続およびセッションの中断の制御
40
キーボードおよびマウスの基本設定の指定
日本語IMEの基本設定の指定
45
ショートカットキー機能の指定
47
デフォルトのショートカットキーを変更するには
クライアントデバイスマッピング
49
50
クライアントプリンターマッピング
52
プリンターを手動で構成するには
53
プリンターの手動構成の例
55
クライアントオーディオマッピングを有効にするには
57
プロキシサーバーを介した接続
58
プロキシ自動検出を有効にするには
59
PACファイルからプロキシサーバーの設定を取得するには
60
プロキシサーバーの詳細を手動で指定するには
61
クライアントとSecure GatewayまたはSSL Relayとの統合
64
SSL接続とTLS接続を有効にするには
65
別のセキュリティ機能を使用する
66
ルート証明書のインポート
68
証明書失効一覧のチェック
70
証明書チェーン
71
ファイアウォールを介したサーバーへの接続
72
ICA暗号化レベルを指定するには
73
Kerberos認証の構成
74
クライアントでKerberosログオンを有効に構成するには
75
UNIX Kerberos認証の構成
76
クライアントの構成およびデバイスファイルの配置
Client for Javaのパフォーマンスの向上
帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの向上
Client for Javaの制限事項
77
79
81
83
LinuxおよびSolaris
85
Mac OS X
86
Windows Internet Explorer
87
日本語オペレーティングシステムでのClient for Javaの使用
88
Mac OS X上でのクライアント側IME入力モードの使用
Client for Javaのパラメーター
3
42
90
91
セキュリティ設定用パラメーター
93
ユーザーインターフェイス用パラメーター
96
クライアントオーディオマッピング用パラメーター
98
クライアントプリンターマッピング用パラメーター
4
99
クライアントドライブマッピング用パラメーター
100
パフォーマンスの調整用パラメーター
101
ICAPrinterDrivers.txtファイル
102
サポートされているキーボードレイアウト
103
Client for Java 9.7
更新日: 2011-02-03
新機能
このクライアントソフトウェアには、以下の長所があります。
●
●
●
クライアントデバイスにソフトウェアをインストールする必要がありません。 ユーザー
に必要なのは、Java互換のWebブラウザーだけです。 セットアップは透過的で自動的に
行われます。
ファイルサイズが小さく(最も基本的な機能バージョンで約517KB)、ほかのクライア
ントソフトウェアよりも短時間でダウンロードが完了します。
J2SE 1.4.x以降とWebブラウザーがインストールされたすべてのクライアントデバイス
で使用できます。
このアプレットはWebサーバー上に配置され、HTMLページの<applet>タグによりユーザー
に配信されます。 ユーザーはJava互換のWebブラウザーでHTMLページを開いてこれを実行
します。 HTMLページが開くと、Javaアプレットがクライアントデバイス上に自動的にダウ
ンロードされます。 ダウンロードが完了するとアプレットが起動して、<applet>タグに指
定されているサーバーまたは公開アプリケーションに接続します。
ダウンロード後にクライアントシステム上に保持されるActiveX、Netscapeプラグイン、お
よびWin32 Webクライアントとは異なり、Javaアプレットはクライアントシステム上には
保持されません。 ただし、ユーザーはコントロールパネルを使ってJavaアプレット専用に提
供されるキャッシュを設定できます。
このセクションの内容
Readme - Citrix
XenApp Client for
Java 9.7
このリリースの既知の問題については、Readme for Citrix XenApp Client for Java 9.7を参
照してください。
Receiver for Javaの機
能の概要
このリリースのReceiverの要件と機能の概要について説明します。
Receiver for Javaの展
開
Receiverファイルを取得してそのコンテンツに精通し、実行する方法について説明します。
Receiver for Javaの構
成
Receiverの.htmlファイルをカスタマイズして構成する方法について説明します。
Receiver for Javaの制
限事項
特定のオペレーティングシステムでのReceiverの制限事項について説明します。
Receiver for Javaのパ
ラメーター
パラメーターを使って機能を追加およびカスタマイズする方法について説明します。
5
Readme - Citrix XenApp Client for
Java 9.7
Readme Version:1.1
このリリースで解決された問題
このリリースでは、次の機能を強化しています。
●
クライアントセキュリティ証明書を更新する
●
パススルーシームレスセッションで作成されたウィンドウをタスクバーに表示させる
●
高いビット率でのよりクリアなオーディオを再生する
●
全画面モードですべてのモニターの画面領域全体を使用する
●
JRE 1.6をサポートするプロキシを自動検出する
クライアントセキュリティ証明書を更新する
Client for Javaの以前のバージョンを起動すると、セキュリティ証明書の有効期限が切れて
いることを示すメッセージが表示され、処理の続行の許可を求めるメッセージが表示されて
いました。 このメッセージは、Client for Javaソフトウェアに対するデジタル署名に使用す
るセキュリティ証明書の有効期限が切れていたために、表示されました。 このリリースの
Client for Javaをインストールすると、セキュリティ証明書が更新され、エラーメッセージ
は表示されなくなります。 最新のClient for Javaソフトウェアをダウンロードするには、
http://www.citrix.com/English/ss/downloads/details.asp?downloadId=1856735&pro
ductId=186&c1=sot2755にアクセスしてください。
パススルーシームレスセッションで作成された
ウィンドウをタスクバーに表示させる
Microsoft Windows VistaまたはJava SE Runtime Environment 6でClient for Javaをパス
スルー認証モードで使用する場合、シームレスセッションで作成されたウィンドウがタスク
バーに表示されませんでした。 このリリースでは、この問題が解決されています。
6
Readme - Citrix XenApp Client for Java 9.7
高いビット率でのよりクリアなオーディオを再
生する
Client for JavaでXenDesktopサーバーに接続した場合に、オーディオ再生が極端に途切れ
途切れになりました。 このリリースでは、この問題が解決されています。 [#212524]
全画面モードですべてのモニターの画面領域全
体を使用する
複数モニターディスプレイ環境でClient for Javaを使用する場合、公開アプリケーションお
よびディスプレイはすべてのモニターの画面領域全体を使用しませんでした。 このリリース
では、この問題が解決されています。
JRE 1.6をサポートするプロキシを自動検出す
る
Client for JavaをJava SE Runtime Environment 1.6と共に使用する場合、プロキシサー
バーの自動検出がサポートされていませんでした。 このリリースのクライアントでは、この
バージョンのJREがサポートされています。
7
Client for Javaの機能概要
Java 2 Standard Edition, Version 1.4.x
Client for Javaは、Java 2 Standard Edition (J2SE), Version 1.4.xおよび1.5.xを必要と
します。
Microsoft Java Virtual Machine(JVM)は、サポートされなくなりました。 ただし、Web
Interface環境では、Client for Javaのバージョン8がMicrosoft JVMと共に使用されます。
SSLのサポート
Java Secure Socket Extension(JSSE)により提供されるSecure Sockets Layer(SSL)
がJ2SE 1.4.xおよび1.5.xによってサポートされます。 これにより、SSLをサポートするた
めにダウンロードするパッケージがより少なくなりました。 このリリースでは、
cryptojN.jarライブラリの必要がなくなり、sslN.jarライブラリのサイズが187KBから28KB
になりました。
CRLチェック
Certificate Revocation List(CRL)チェック機能がサポートされています。 SSLまたはTLS
を使用してXenAppサーバーに接続し、CRLチェック機能が有効な場合、クライアントによ
りサーバーの証明書が無効かどうかがチェックされます。 この機能により、暗号化認証機能
が強化され、クライアントとXenAppサーバー間の接続のセキュリティが向上します。
Kerberos認証
Windows 2000またはWindows XPでクライアントを実行する場合は、クライアントと
Active Directoryサーバーのドメインで必要な信頼関係と共に Kerberos認証がサポートされ
ます。
Kerberosログオンは、MetaFrame 3.0またはPresentation Server 4.0または4.5を必要と
し、同じまたは信頼されたWindows 2000またはWindows 2003ドメインのクライアントと
サーバー間でのみ実行されます。 また、管理タスクを割り当てられるように、[Active
Directoryユーザーとコンピューター]を使ってサーバーの信頼関係を構成する必要がありま
す。
重要: Kerberosのサポートには、サーバーファームで有効なXML Service DNSアドレス
解決策、またはActive Directoryドメインで有効なリバースDNS解決策が必要です。
UNIXおよびMicrosoft WindowsドメインでKerberosを有効にして、UNIXのユーザーデバイ
スを使用するユーザーがUNIX Kerberosアカウント情報を使用してXenAppに接続するよう
に構成できます。
Mac OS Xユーザーデバイスでクライアントを実行する場合は、Kerberos認証はサポートさ
れません。 詳しくは、Apple社のWebサイト(http://developer.apple.com)で、「
8
Client for Javaの機能概要
Java: Java on Mac OS X 10.3 Release Notes: Java Security, article 3173133」を参照
してください。
NTLMプロキシ認証
プロキシサーバーを介してXenAppにアクセスするようにReceiverを構成した場合、
Windows NT LAN Manager(NTLM)プロキシ認証がサポートされます。 この場合、
ReceiverはWindowsで実行し、NTLM(Microsoft Internet Security and Acceleration
Server)などをサポートするプロキシサーバーを介して接続する必要があります。
セッション画面の保持
セッション画面の保持機能有効にすると、セッションでの作業中にネットワークから切断さ
れた場合に、ユーザーのセッションでの作業画面が保持されます。ユーザーは、ネットワー
クが再接続されたときに、中断されていた作業をそのまま続行できます。 この機能は、ワイ
ヤレス接続を使用するモバイルユーザーに有用です。
Mac OS X日本語版のサポート
このリリースは、日本語版のMac OS Xをサポートしています。
ユーザーインターフェイスの向上
次の点で、ユーザーインターフェイスが向上しています。
●
コネクションセンター
●
外観と操作性
コネクションセンターはよりコンパクトなユーザーインターフェイスで、Windowsコンピュー
ターの通知領域(システムトレイとも呼ばれます)と似た通知領域があります。 コネクショ
ンセンターからは、[コネクション]および[設定]ダイアログボックスを開くことができ
ます。
新しいユーザーインターフェイスは、ユーザーに詳細な情報を示すステータスバーの更新な
ど、さまざまな面で向上しています。
ターミナルサービスクライアントアクセスライ
センスの向上
Windows 2000 Serverでは、Microsoftはターミナルサービスクライアントアクセスライセ
ンス(Terminal Services Client Access License (TS CAL))の等価性をサポートしていま
す。 つまり、XenAppに接続しているWindows 2000以降のクライアントデバイスでClient
for Javaを実行する場合、TS CALがなくても接続を実行でき ます。
このTS CALの等価性は、Microsoft Windows Server 2003ではサポートされません。
9
Client for Javaの機能概要
Windows XP Home Editionは、TS CALを消費しません。
注: TS CALにより、Microsoft Windows XPクライアントデバイスでJavaの問題が発生
する場合があります。 SupportTSEquivalencyOnWinXPパラメーターは、 Microsoft
Windows XPクライアントデバイスでTS CALを使用するかどうかを指定します。 このパ
ラメーターのデフォルトの値は、offに設定されています。
パフォーマンス
このリリースでは、次のパフォーマンスが向上しています。
●
グラフィックスのレスポンスの向上
●
オーディオパフォーマンスの向上
●
クライアントドライブマッピングの向上
●
XenApp for UNIX(日本語版は未リリース)に接続する場合の線描の向上
ICAブラウズ
Web Interface環境以外でReceiverを使用する場合は、ICAブラウズが有効です。 ICAブラ
ウズのサポートはコアアーカイブではなく、別個のアーカイブ(JICA-browserN.jar)とし
て提供されます。
ユニバーサルプリンタードライバーのサポート
ユニバーサルプリンタードライバー(UPD)は、印刷ジョブをPCL4 (Printer Control
Language 4) 形式でカプセル化する、Windows標準のプリンタードライバーです。 ユーザー
デバイスのインタープリターが、ユーザーデバイスのローカルプリンタードライバーと印刷
サービスを使って、印刷ジョブをレンダリングします。 UPDが生成する印刷ジョブはサイズ
が小さいため、WANやダイヤルアップ接続を介した印刷でのパフォーマンスが大幅に向上し
ます。 また、UPDを使用すると、UPDと認識されるドライバーだけが使用されるため、サー
バーのセキュリティも向上します。
Client for JavaでサポートされるのはUPD1だけです(UPD2は、カラー印刷および高解像度
印刷に対応します)。
10
シームレス機能のサポート
クライアントでは、シームレス機能はオプションとしてサポートされ ます。 このオプショ
ンを使うと、主に次の3つのシームレス機能を実行できます。
●
シームレスウィンドウ
●
セッション共有
●
コネクションセンター(シームレスと非シームレスのICAコネクションを操作することが
できるツール)
クライアントでシームレス機能を使う場合は、この機能を設定するために最適化されている
Web Interfaceを使ってクライアントを配布することをお勧めします。 クライアントパッケー
ジに付属しているサンプルHTMLページを使ってクライアントを配布することもできますが、
その場合は、より多くの手作業を伴います。
注: シームレスデスクトップはサポートされていません。
シームレスウィンドウ
シームレスウィンドウとは、クライアントデバイスのデスクトップに、各リモートアプリケー
ションのウィンドウが別々に表示され、各ウィンドウのサイズを個別に変更できる機能を指
します。 ユーザーは、各アプリケーションのウィンドウのサイズを変更および最小化したり、
公開アプリケーションとクライアントデバイスで実行中のアプリケーション間でテキストを
コピーして貼り付けたりできます。 1つのICAセッションを共有している公開アプリケーショ
ン間では、テキスト以外のオブジェクトもコピーまたは貼り付けできます。
注: シームレスウィンドウは、Mac OS X Version 10.3(Panther)でサポートされてい
ます。 ただし、Client for Javaを以前のバージョンのMac OS Xプラットフォームで実行
している場合は、シームレスモードを有効にしても、非シームレスモードでセッションが
起動します。
ダイナミックセッション再構成
シームレスウィンドウでは、クライアントがローカルデスクトップのサイズ変更を検出し、
基本セッションサイズを更新するようサーバーに要求します。 ただし、ローカルの色数の変
更は検出されません。
セッション共有
セッション共有機能を使うと、1つのコネクションで複数のアプリケーションをシームレス
に起動できます。 アプリケーションごとに新しいコネクションを作成する必要がないので、
システム負荷が軽減され、ユーザーが同時に複数のアプリケーションを開いている場合の処
理速度が向上します。 既存のセッション内でアプリケーションを起動する場合も、新しいコ
ネクションと関連リソースを作成する処理が省略されるため、すばやく起動できます。
11
シームレス機能のサポート
コネクションセンター
コネクションセンターには、通知領域と、[コネクション]および[設定]オプションがあ
ります。
コネクションセンターの通知領域は、Windowsコンピューターの通知領域(システムトレイ
とも呼ばれます)と似ています。 特定の公開アプリケーションの通知領域に通知アイコン表
示されます。 このアイコンは接続情報を示し、アプリケーションの設定にアクセスします。
[コネクション]および[設定]オプションを実行すると、別個のダイアロブボックスが開
きます。
[コネクション]ダイアログボックスでは次のことを実行できます。
●
セッションの切断
●
全画面モードとシームレスモードの切り替え
●
ICA暗号化設定やユーザー名などのプロパティの表示
●
サーバーセッションからのログオフ
●
公開アプリケーションの終了
[設定]ダイアログボックスでは次のことを実行できます。
●
12
全般的な設定、プリンターマッピング、ドライブマッピング、ファイアウォールの設定、
ビットマップキャッシュオプション、ショートカットキー構成などのクライアント設定
の構成
Client for Javaに必要なシステム
Client for Javaを実行するには、クライアントシステムに次の環境が必要です。
●
●
13
Java 2, Standard Edition Version 1.4xまたは1.5xをサポートするWebブラウザー(署
名付きJavaアプレットを有効にする必要があります)。 署名付きアプレットについては、
「署名付きJavaアプレットの使用」を参照してください。
クライアントファイルを保持しているWebサーバーへのネットワークアクセス。
Java環境
多数のJava対応環境で実行できますが、その機能はプラットフォームによって異なります。
Citrix社は、いくつかの代表的なプラットフォーム上でClient for Javaの機能をテストしてい
ます。
英語および欧州諸国の言語については、次のプラットフォームでテスト済みです。
●
Internet Explorer 6.x(Sun JRE1.4.xおよび1.5.0を実装したWindows 98、
Windows Me、Windows NT 4.0 Workstation、Windows 2000 Professional、
Windows XP ProfessionalおよびHome Edition、Windows Server 2003)
●
Safari 1.x(Apple JVM 1.4.1および1.4.2を実装したMac OS X 10.x)
●
Mozilla 1.xおよびFirefox 0.9x(Solaris SPARC 9)
●
Mozilla 1.xおよびFirefox 0.9x(Suse Linux 9.x)
日本語については、次のプラットフォームでテスト済みです。
●
●
●
Internet Explorer 6.x(日本語版のWindows NT 4.0、Windows 2000、および
Windows XP)
Safari 1.x(Apple JVM 1.4.1(ソフトウェアアップデート2)を実装した日本語版の
Mac OS X 10.3))
Mozilla 1.x(Sun JVM 1.4.2_05を実装した日本語版のSolaris SPARC 9)
特定のプラットフォームやWebブラウザーの機能に関する既知の問題については、「Client
for Javaの制限事項」およびReadmeファイルの最新情報を確認してください。
14
Client for Javaの配布
クライアントを配布するには、次のものが必要です。
●
クライアントパッケージのコピー。 パッケージはCitrix Webサイトダウンロードするか、
またはComponents CDから圧縮形式でコピーできます。 Webサイトから最新のバージョ
ンのクライアントをダウンロードすることをお勧めします。
Webサイトでは、次の2種類のファイル形式のパッケージを選択できます。
●
.zip(主にWindowsシステム用)
.tar.gz(主にUNIXシステム用)
どちらの形式のパッケージも内容は同じです。
●
●
●
.zip形式または.tar.gz形式のパッケージを解凍/アンパックする解凍ユーティリティ。
これらのアプリケーションを使用するのは、パッケージをWebサイトからダウンロード
した場合のみで、ファイルをComponents CDからコピーする場合には必要ありません。
Webサーバーにアクセスする管理者権限。
注: Web Interfaceを使ってクライアントを配布する場合は、デリバリーサービスコンソー
ルでクライアントパッケージのオプションを構成できます。
15
Client for Javaパッケージをアンパック
するには
1. クライアントパッケージを、Webサーバーの適切な場所にコピーします。 Microsoft IIS
サーバーの場合は、Webサーバーのルートディレクトリ(通常は、
C:\inetpub\wwwroot)にコピーします。 UNIXシステムを使っている場合は、Webサー
バーのドキュメントを参照してください。
注: Webサイトから圧縮ファイル形式のパッケージをダウンロードした場合は、適切
な解凍ユーティリティを使用して、.zip形式または.tar.gz形式のパッケージからプロ
グラムファイルを同じフォルダー内に展開します。
多数のファイルがWebサーバー上に作成されます。 *N.jarファイルは、クライアントのアプ
レットを構成する署名付きJavaアーカイブです。 次のものと互換性があります。
●
●
Netscape 6.x/7.x、Mozilla 1.x、およびJ2SE環境を使用するそのほかのブラウザー
Javaプラグイン1.4.xまたは1.5.xがあるWindowsプラットフォーム上のInternet
Explorer Javaプラグインは、http://www.java.comから入手できます。
多数の異なるコンポーネントがあります。
必須
次のコンポーネントの1つを使用します。
アーカイブファ
イル
サイズ
説明
JICAEngN.jar
853KB
完全アーカイブ。 cryptojN.jarとsslN.jarを除く
すべてのアーカイブが入っています。これらの2
つのファイルは、必要に応じて追加します。
JICA-coreN.jar
518KB
コアアーカイブ。 基本接続のみを提供します。
下の他のアーカイブと一緒に使って、機能を追加
できます。
セキュリティ
必要に応じてJICAEngN.jarまたはJICA-coreN.jarと共にこれらのコンポーネントを使用しま
す。
アーカイブファ
イル
サイズ
説明
sslN.jar
28KB
SSLコンポーネント。 SSLおよびTLS暗号化のサ
ポートを追加します。
cryptojN.jar
168KB
暗号化コンポーネントはICA暗号化で必要です。
これはSSLおよびTLS暗号化サポートには必要あ
りません。
設定可能なオプション
16
Client for Javaパッケージをアンパックするには
必要に応じてJICA-coreN.jarと共にこれらのコンポーネントを使用します。 JICAEngN.jar
に含まれています。
17
アーカイブファイル
サイズ
説明
JICA-audioN.jar
8KB
オーディオコンポーネント。 クライアントオー
ディオマッピング機能を追加します。
JICA-browseN.jar
26KB
ICAブラウズコンポーネント。 Web
Interfaceなしでクライアントを使用する場合
は、ICAブラウズをサポートして有効にします。
JICA-cdmN.jar
25KB
CDMコンポーネント。 クライアントドライブ
マッピング機能を追加します。
JICA-clipboardN.ja
r
10KB
クリップボードコンポーネント。 クライアン
トクリップボードマッピング機能を追加しま
す。
JICA-configN.jar
77KB
ユーザー構成コンポーネント。 ステータスバー
、ボタン、および[設定]ダイアログボック
スのサポートを追加します。
JICA-printerN.jar
70KB
プリンターコンポーネント。 クライアントプ
リンターマッピング機能を追加します。
JICA-seamlessN.ja
r
81KB
シームレスコンポーネントとコネクションセ
ンターコンポーネント。 シームレスウィンド
ウとコネクションセンターのサポートを追加
します。
JICA-sicaN.jar
17KB
ICA暗号化コンポーネント。 ICA暗号化のサポー
トを追加します。
JICA-zlcN.jar
96KB
SpeedScreenコンポーネント。 ローカルテキ
ストエコー機能とマウスフィードバック機能
のサポートを追加します。
サンプルHTMLファイルの使用
Client for JavaにはサンプルHTMLがあり、これをカスタマイズしてユーザーのブラウザー
に対して正しいアーカイブを指定することができます。
各サンプルHTMLページについて説明し、それらのページをカスタマイズする手順を示しま
す。 シームレスウィンドウやコネクションセンターを使用するには、seamless1.htmlの編
集手順を参照してください。 この機能を使用したくない場合は、desktop.htmlの編集手順
を参照してください。 シームレスサポートの利点およびコネクションセンターについては、
「シームレス機能のサポート」を参照してください。
コネクションセンター、セッション共有機能、およびシームレスウィンドウ機能を使用する
場合は、Web Interfaceを使用することをお勧めします。この製品を使用すると、手作業に
よる設定を自動化できます。
クライアントパッケージ内のexamplesフォルダーには、次の7つのサンプルHTMLファイル
が収録されています。
index.html
このページには、次の6つの起動ページへのリンクと、各ページの説明があります。
●
desktop.html、application.html、およびautoproxy.html。 シームレスウィンドウ
およびコネクションセンターを実装しない場合は、これらのページを使用します。
seamless1.html、seamless2.html、およびseamless3.html。 シームレスウィンド
ウとICAコネクションセンターを実装する場合は、これらのページを使用してくださ
い。
desktop.html
●
サーバーへのデスクトップセッションを起動するページです。 このページからサーバーに
接続するには、サーバーのアドレスを指定します。
application.html
128ビットICA暗号化を有効にして、公開アプリケーションへの接続を開始するページで
す。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサーバー名を指定します。
autoproxy.html
プロキシサーバー自動検出機能を使って、プロキシサーバーを経由した公開アプリケーショ
ンへの接続を開始するページです。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサー
バー名を指定します。 サーバーの場所について詳しくは、「ネットワークプロトコルとサー
バーの場所の構成」を参照してください。
seamless1.html、seamless2.html、およびseamless3.html。
コネクションセンターおよびシームレスウィンドウを使用して、リモートアプリケーショ
ンを起動するページです。 3つのファイルは、それぞれ異なるアプリケーションを起動す
ることを除き、すべて同じです。 各アプリケーションは、既存のICAセッションがある場
合は、そのセッション内で起動します。 既存のセッションを共有できない場合は、新しい
18
サンプルHTMLファイルの使用
ICAセッションが作成されます。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサー
バー名を指定します。
19
desktop.htmlファイルのカスタマイズ
desktop.htmlファイルには、次の<applet>タグが含まれています。
<applet name="javaclient"
codebase="../"
code="com.citrix.JICA"
archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar"
width="640"
height="480">
<param name="Address" value="plateau">
<param name="End" value="end.html">
</applet>
<applet>タグを使って、クライアントを設定します。 <applet>タグ内で指定するパラメー
ターは、次のとおりです。
applet name
アプレットの固有名(任意)。 スクリプトを記述するときに、アプレット名として使いま
す。 desktop.htmlでは、アプレット名はjavaclientとなっていて、ユーザーがICAセッショ
ンの実行中にWebブラウザーを閉じようとしたときに警告メッセージを表示するスクリプ
トで使われます。 また、PAC(proxy auto configuration)ファイルを使用する場合にも、
この名前が必要になります。
codebase
HTMLページからクライアントアーカイブへのパス。 必要に応じて、適切なパスに変更し
てください。
code
実行するクラスファイルの名前。 コネクションセンターを使用しないクライアントでは、
この名前は常に com.citrix.JICAとなっています。
archive
署名済みのアーカイブをここで指定します。 複数のアーカイブはカンマで区切ります。
注: ユーザーがドライブおよびプリンターをマップできるようにするには、archiveパ
ラメーターに必要なアーカイブを指定します。
width
アプレットの幅(ピクセル単位)。
height
アプレットの高さ(ピクセル単位)。
他のパラメーターはすべて、<applet>タグと</applet>タグの間に、<param>タグを使っ
て指定します。 <param>タグは、次の形式で指定します。
20
desktop.htmlファイルのカスタマイズ
<param name="parametername" value="valuename">
ここで、parameternameは、指定するパラメーターの名前、valuenameは、そのパラメー
ターに定義する値です。
21
desktop.htmlファイルをカスタマイズ
して使用するには
1. プレーンテキストエディターでdesktop.htmlを開き、<applet>タグセクションに移動
します。
<applet name="javaclient"
codebase="../"
code="com.citrix.JICA"
archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar”
width="640"
height="480">
<param name="Address" value="plateau">
<param name="End" value="end.html">
</applet>
このセクションは、クライアントを起動するセクションです。
2. Addressパラメーターの値(plateau)を、お使いのローカルネットワークにあるサーバー
のアドレスに変更します。
3. 必要に応じて、codebaseのパスを変更します。
4. Webサーバーを使って、サンプルHTMLページを公開します。 HTMLページを公開する
方法については、Webサーバーのドキュメントを参照してください。
5. クライアントデバイスで、Webブラウザーを起動してサンプルHTMLページのURLを開
きます。 index.htmlページが開きます。
6. [Minimal Desktop]のリンクをクリックします。 アプレットが開きます。
7. サーバーに接続するには、[接続]または[接続するにはクリックしてください]をク
リックします。 [設定]ダイアログボックスを使ってクライアントを構成する場合は、
[設定]をクリックします。
これと同じ手順で、application.htmlファイルとautoproxy.htmlファイルも編集できます。
これらのファイルで追加できるパラメーターについては、「Client for Javaの構成」で説明
しています。
22
ユーザーがアクティブなICAセッション
を閉じようとする際に表示される警告メッ
セージを変更するには
例のWebページの1つで作成されたICAセッションを使っている場合にWebブラウザーウィ
ンドウを閉じようとすると、警告メッセージが表示されます。 メッセージは、HTMLページ
のこのセクションで定義します。
function onBeforeUnload() {
var connected = document.javaclientname.isConnected();
if (connected) {
alerted = true;
return "Closing this window will disconnect
your ICA session";
}
}
ここで、javaclientname、はアプレットの名前です。
1. 表示されるメッセージを変更するには、HTMLページで文字列を編集します。
23
seamless1.htmlファイルのカスタマイ
ズ
seamless1.htmlファイルには、次の<applet>タグが含まれています。
<applet name="javaclient"
code="com.citrix.ConnectionCenter"
codebase="../"
archive="JICA-coreN.jar,JICA-browseN.jar,JICA-configN.jar,
JICA-seamlessN.jar"
width="330"
height="140">
<param name="Address" value="Notepad">
<param name="InitialProgram" value="#Notepad">
<param name="HTTPBrowserAddress" value="plateau">
<param name="TWIMode" value="on">
</applet>
この<applet>タグは、desktop.html内の記述とほぼ同じですが(「desktop.htmlファイル
の編集」を参照)、次の点が異なります。
code
実行するクラスファイルの名前。 コネクションセンターを使用するクライアントでは、こ
の名前は常に com.citrix.ConnectionCenterとなります。
archive
コネクションセンターとシームレスウィンドウを使用する場合は、ここに、
JICA-seamlessアーカイブを指定する必要があります。
widthおよびheight
widthは330ピクセル、heightは140ピクセルに設定されています。コネクションセンター
のユーザーインターフェイスに適したサイズです。
TWIMode
シームレスウィンドウの有効/無効を指定します。 セッションを共有する場合は、シーム
レスウィンドウを有効にしておく必要があります。 シームレスウィンドウが無効な状態で
コネクションセンターを使用しても、セッションは共有されずに、起動するアプリケーショ
ンごとに新しいICAコネクションが作成されるため、システム負荷を軽減できません。
サンプルのHTMLファイルをカスタマイズして、特定の公開アプリケーションだけを起動す
るHTMLファイルを指定することもできます。 公開アプリケーションが多数ある場合は、サー
バー側スクリプトを参照するHTMLリンク一覧を用意し、ユーザーが選択したリンクに応じ
て<applet>タグが作成されるように設定する方が簡単です。
24
seamless1.htmlファイルをカスタマイ
ズして使用するには
1. プレーンテキストエディターでseamless1.htmlを開き、<applet>タグセクションに移
動します。
<applet name="javaclient"
code="com.citrix.ConnectionCenter"
codebase="../"
archive="JICA-coreN.jar,JICA-browseN.jar,
JICA-configN.jar,JICA-seamlessN.jar"
width="330"
height="140">
<param name="Address" value="Notepad">
<param name="InitialProgram" value="#Notepad">
<param name="HTTPBrowserAddress" value="plateau">
<param name="TWIMode" value="on">
</applet>
このセクションは、クライアントを起動するセクションです。
2. Addressパラメーターの値を、接続先の公開アプリケーションの名前に変更します。
3. InitialProgramパラメーターの値を、Addressパラメーターに指定したアプリケーション
名の先頭にシャープ記号(#)を付けた文字列に変更します。 例えば、Wordという公開
アプリケーションに接続する場合は、次のパラメーターを使います。
<param name="Address" value="Word">
<param name="InitialProgram" value="#Word">
4. 必要に応じて、codebaseのパスを変更します。
5. HTTPBrowserAddressパラメーターの値を、HTTPブラウズに使用するサーバーのアド
レスに変更します。
6. Webサーバーを使って、サンプルHTMLページを公開します。 HTMLページを公開する
方法については、Webサーバーのドキュメントを参照してください。
7. クライアントデバイスで、Webブラウザーを起動してサンプルHTMLページのURLを開
きます。 index.htmlページが開きます。
8. [Launch seamless application 1]リンクをクリックします。 Webブラウザーの起動
後に初めてこれらの[Launch seamless application 1]リンクをクリックすると、コ
ネクションセンターアプレットが起動し、HTMLファイルに指定されているアプリケーショ
ンとのICAコネクションが確立され、そのアプリケーションが個別のウィンドウに表示さ
れます。
9. このセッションを開いた状態で別の[Launch seamless application 1]リンクをクリッ
クすると、コネクションセンターアプレットが再び起動しますが、このアプレットは、
進行状況を示すインジケーターとして表示されるだけで、新しいアプリケーションが開
25
seamless1.htmlファイルをカスタマイズして使用するには
いた時点で自動的に閉じます。 このように、Webブラウザーの起動後に最初に開いたコ
ネクションセンターアプレット内で、すべてのアプリケーションが起動および管理され、
セッションを共有することもできます。
[コネクション]ダイアログボックスを開くには、[コネクション]をクリックします。 コ
ネクションツリーでウィンドウのノードをダブルクリックすると、そのウィンドウが最前面
に表示されます。 ウィンドウが最小化されている場合は、そのウィンドウのノードをダブル
クリックしても、何も変わりません。
ウィンドウのノードをマウスの右ボタンでクリックすると、アプリケーションのシステムメ
ニューが表示されます。
[コネクションセンター]ウィンドウを閉じると、確認メッセージが表示された後に、すべ
てのセッションが切断されます。
26
署名付きJavaアプレットの使用
ほとんどのJava環境では、Javaアプレットの使用中はJavaのネットワークセキュリティ機能
によって、ネットワーク上の他のコンピューターに接続できなくなります。
JavaアプレットがHTMLページで指定されたサーバーに接続しようとすると、Javaセキュリ
ティマネージャーによって、別のコンピューターに接続しようとしたことが検出され、接続
処理がキャンセルされます。 したがって、通常、クライアントシステムからは、アプレット
のクラスファイルのあるWebサーバーも兼ねているサーバーだけに接続できることになりま
す。
このように接続が制限されるのを防ぐために、クライアントでは署名付きアーカイブを使い
ます。 この署名は、ファイルがCitrix社から提供されたもので、署名されてからファイルが
変更されていないことを証明するためのものです。 ただし、ユーザーが使用しているWebブ
ラウザーで署名付きJavaアプレットを読み込めるように構成しておく必要があります。
ユーザーがサーバーに接続しようとすると、Citrix社の署名付き証明書を受け入れるようにメッ
セージが表示されます。 ユーザーが受け入れると、サーバーに接続されます。
27
例:サーバーのデスクトップをユーザー
が使用できるようにするには
ここでは、「buster」というサーバーのデスクトップをユーザーが接続できるように設定す
る例を示します。 busterはMicrosoft IISを実行するXenAppサーバーです。 ICAセッション
中にユーザーがクライアントデバイス上のドライブを使用できるようにして、ローカルまた
はネットワークプリンターに出力できるようにします。
1. Citrix社のWebサイトにアクセスして、JICAComponents.zipをbusterの
C:\inetpub\wwwrootにダウンロードします。
2. JICAComponents.zipをC:\inetpub\wwwrootに解凍します。
3. examplesフォルダーにあるdesktop.htmlをテキストエディターで開き、次の変更を加
えて保存します。
a. Addressパラメーターの値を次のように変更して、適切なサーバーを指定します。
<param name="Address" value="buster">
b. ユーザーがクライアントドライブおよびプリンターをマップできるようにするには、
JICA‑cdmN.jarおよびJICA‑printerN.jarをArchive属性に追加して次のようにしま
す。
archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar,
JICA-cdmN.jar,JICA-printerN.jar"
4. ユーザーが使用するWebブラウザーが、署名付きのJavaアプレットを読み込めるように
設定されていることを確認します。
5. IIS 管理ツールを使ってdesktop.htmlを公開し、このページのURL (
http://buster/desktop.html)をユーザーに知らせます。
28
Client for Javaの構成
Client for Javaは、次のものを使って構成できます。
●
HTMLページ。
●
[設定]ダイアログボックス。
[設定]ダイアログボックスを開くには、[設定]ボタンをクリックします。 シームレ
スモードの場合は、コネクションセンターの[設定]ボタン。 シームレスモードでない
場合は、ステータスバー上の[設定]ボタン。
ユーザーがクライアントの構成を変更できないように、「ステータスバーと[設定]ボ
タン」の説明に従って[設定]ボタンまたはステータスバーを非表示することもできま
す。
●
Web Interface
Web Interfaceは、クライアントを起動するために必要なWebページを自動的に作成し
ます。 Web Interfaceを使用してクライアントを構成する方法については、『Web
Interface管理者ガイド』を参照してください。
注: ドライブマッピングは[設定]ダイアログボックスを介してのみ構成できます。クラ
イアントのセキュリティを脅かすことになるため、HTMLページを編集したり、Web
Interfaceを介してドライブマッピングを構成することはできません。
29
クライアントで使用する言語を設定する
には
Client for Javaのユーザーインターフェイスで使用する言語を指定することができます。 デ
フォルトでは、クライアントデバイスで指定されているユーザーインターフェイスの言語が
使用されます。 認識またはサポートされていない言語を指定した場合は、英語が使用されま
す。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="Language" value="yourlanguage">
ここで、yourlanguageは、使用する言語を示す2文字の略号です。
次の略号を使います。
●
英語 = en
●
フランス語 = fr
●
ドイツ語 = de
●
スペイン語 = es
日本語 = ja
たとえば、日本語以外のオペレーティングシステムが動作するコンピューターから「
CitrixServer」というサーバーに接続する場合に、日本語のインターフェイスを使うには、
次のようなアプレットタグを作成します。
●
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="1024" height="768">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="Language" value="ja">
</applet>
英語以外の言語を使用する場合は、アプレットパラメーターの文字列が文字化けするの
を防ぐために、Webサーバーが必ず正しいContent-TypeとCharsetのHTMLファイルを
送信するようにしてください。 構成の詳細は、使用するサーバーソフトウェアにより異
なります。
パラメーター文字列のエンコードに問題があると思われる場合は、アプレットタグで囲
まれている箇所以外の文字列を他のファイルにコピーし、それらをWebブラウザーで正
しく表示できるかどうかをチェックして確認できます。
30
Client for Javaのネットワークプロトコ
ルを変更するには
ネットワークプロトコルの設定により、クライアントがサーバーを検索する方法と、クライ
アントとサーバー間の通信方法が決まります。
次のプロトコルを設定できます。
TCP/IP + HTTP
クライアントはHTTPプロトコルを使用して、サーバーを検索します。 クライアントは、
TCP/IPによるICAプロトコルでサーバーと通信します。 これはデフォルトのプロトコル
です。
SSL/TLS + HTTPS
クライアントはHTTPSプロトコルを使用して、サーバーの一覧を検索します。 SSLまた
はTLSプロトコルを使ってサーバーと通信します。
1. プロトコルをSSL/TLS+HTTPSに変更するには、次のパラメーターをHTMLページに追
加します。
<param name= "SSLEnable" value="on">
31
サーバーブラウズの構成
サーバーブラウズにより、ネットワーク上のすべてのサーバーや公開アプリケーションの一
覧を、指定したサーバー経由で取得できるようになります。 サーバーの構成に応じて負荷の
バランスをチェックし、ユーザーのアプリケーションを負荷の最も少ないサーバー上で実行
します。
デフォルトのブラウザーサーバーのアドレスはicaです。 ネットワーク環境がicaのDNSレコー
ドを使って構成されている場合を除き、XenAppサーバーの特定のサーバーアドレスを設定
する必要があります。 クライアントは、HTTPまたはHTTPSプロトコルを使って指定したア
ドレスのサーバーと通信します。
例:ブラウザーサーバーの指定
次の例では、HTTPBrowserAddressパラメーターで、Wizardというサーバーを指定してい
ます。 このブラウザーサーバーは、公開アプリケーションのNotepadを実行するサーバーを
検索します。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480"
<param name="HTTPBrowserAddress" value="Wizard">
<param name="Address" value="Notepad">
<param name="InitialProgram" value="#Notepad">
</applet>
</body>
</html>
注: JICA-coreN.jarアーカイブを使用している場合は、JICA-browserN.jarアーカイブを
指定してサーバーブラウズ機能を有効にする必要があります。
32
ビジネスリカバリサーバーグループを指
定するには
ビジネスリカバリ機能により、ブラウザーサーバーに障害が発生しても、公開アプリケーショ
ンへの接続を持続できます。 サーバーグループは、3つまで(1つのプライマリグループと2
つのバックアップグループ)定義できます。 各グループには、最高で5つのサーバーを追加
できます。
1. 次のパラメーターを使用してサーバーグループを指定します。
●
●
HTTPBrowserAddress、HTTPBrowserAddress2~HTTPBrowserAddress5は、サー
バーのプライマリーグループを指定します
HTTPBrowserAddress6~HTTPBrowserAddress10は、サーバーの第1バックアッ
プグループを指定します
HTTPBrowserAddress11~HTTPBrowserAddress15は、サーバーの第2バックアッ
プグループを指定します
サーバーのアドレスに何も指定しない場合は、5個のダッシュ(-----)を入力します。
このダッシュは、サーバーの一覧のすき間を埋める際にのみ入力します。一覧の最後に
は入力の必要はありません。
●
例:ビジネスリカバリサーバーグループの指定
次の例では、プライマリーグループにArthur、Morgana、およびMerlinというサーバーを、
第1バックアップグループにExcaliburおよびStoneというサーバーを指定しています。 第2
バックアップグループはありません。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="HTTPBrowserAddress" value="Arthur">
<param name="HTTPBrowserAddress2" value="Morgana">
<param name="HTTPBrowserAddress3" value="Merlin">
<param name="HTTPBrowserAddress4" value="-----">
<param name="HTTPBrowserAddress5" value="-----">
<param name="HTTPBrowserAddress6" value="Excalibur">
<param name="HTTPBrowserAddress7" value="Stone">
</applet>
</body>
</html>
33
クライアント名を変更するには
「クライアント名」は、サーバーでクライアントを識別するために使われます。また、プリ
ンターを名付ける際にも使われます。 同じ名前の他のクライアントと共有しているリソー
スにアクセスする場合は、クライアント名を変更しなければならないことがあります。
デフォルトでは、クライアントデバイスのホスト名がlocalhost以外に設定されている場合に
は、デバイスのホスト名がそのままクライアントのクライアント名として、サーバーに送ら
れます。 クライアントデバイスのホスト名が使えない場合は、AnonJavaというクライアン
ト名になります。 サーバーに送られるクライアント名は、常に20文字までです。
クライアント名の変更は、HTMLページ、または[設定]ダイアログボックスで行います。
1. クライント名を変更するには、HTMLページで2つのパラメーターを追加します。
<param name="client.wfclient.UseHostname" value="off">
<param name="client.wfclient.Clientname" value="yourclient">
ここで、yourclient は、使用するクライアント名です。
34
アプリケーションへのパラメーターの受
け渡し
公開アプリケーションに接続する場合は、HTMLページのInitialProgramパラメーターに、
接続先のアプリケーションの名前を指定します。 たとえば、Notepadというアプリケーショ
ンにアクセスする場合は、次のパラメーターを指定します。
<param name="Address" value="Notepad">
<param name="InitialProgram" value="#Notepad">
また、指定した公開アプリケーションの起動時に、サーバーからそのアプリケーションに渡
すコマンドラインパラメーターを指定することもできます。 たとえば、Notepadにファイル
名を渡すパラメーターを指定すると、Notepadの起動時にそのファイルが開きます。
アプリケーションには、ファイル名だけでなく、そのアプリケーションに組み込まれている
情報のパラメーターも渡すことができます。
35
パラメーターをアプリケーションに渡す
には
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="Address" value="application">
<param name="InitialProgram" value="#application">
<param name="Param" value="parameter">
ここで、applicationは、接続する公開アプリケーションの名前、parameterは、アプリ
ケーションに渡すパラメーターの値です。 これらのパラメーターの値には、シングルバ
イトで256文字まで入力できます。 たとえば、Notepadというアプリケーションで、
M:\new.txtというファイルを開く場合は、次のパラメーターを指定します。
<param name="Address" value="Notepad">
<param name="InitialProgram" value="#Notepad">
<param name="Param" value="M:\new.txt">
注: クライアント側から渡されるパラメーターを公開アプリケーションが正しく受け
取るれるようにするには、サーバー側で、公開アプリケーションのコマンドラインで
アプリケーション名に"%*"を追加して、公開アプリケーションがパラメーターを受け
取れるように構成する必要があります。 次に例を示します。
notepad %*
アプリケーションを公開する方法とコマンドを設定する方法について詳しくは、XenApp
のドキュメントを参照してください。
パラメーターで指定したファイルは、リモートの公開アプリケーションによって、サー
バーのファイルシステムのパスにあるものと見なされます。 クライアント側のファイル
を、リモートの公開アプリケーションに渡したい場合は、クライアントドライブマッピ
ングを使用する必要があります。
36
ICAセッションウィンドウのサイズと色
数を設定するには
ICAセッションを実行するアプレットパネルのサイズを、<applet>タグのwidth属性と
height属性を使って設定できるように、DesiredHResパラメーターとDesiredVResパラメー
ターを使って、リモートセッションのサイズを設定することもできます。 この2つのパラメー
ターを指定しない場合は、アプレットのパネル内の空いている領域にリモートセッションウィ
ンドウとステータスバーが挿入されます。
ICAセッションウィンドウの色数は、HTMLページのパラメーターで定義します。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="DesiredColor" value="2|4|8">
値を2にすると256色、4にすると32000色、8にすると1600万色に設定されます。 クラ
イアントで16色を使うように構成することはできませんが、16色モードで公開されたア
プリケーションを表示することはできます。この場合は、アプリケーションが256色モー
ドで実行されます。
37
ステータスバーと[設定]ボタンの表示/
非表示の切り替え
HTMLページでパラメーターを指定して、ステータスバーと[設定]ボタンの表示/非表示を
設定できます。 デフォルトでは、両方とも表示されています。ただし、ユーザーがクライア
ントの構成を変更できないように、[設定]ボタンを非表示にすることもできます。 また、
全画面表示が必要な場合は、ステータスバーを非表示にすることもできます。
クライアントがシームレスモードの場合は、ステータスバーは表示されず、コネクションセ
ンターウィンドウに[設定]ボタンが表示されます。
ステータスバーを非表示にするには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="ShowStatusBar" value="no">
[設定]ボタンを非表示にするには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="ShowSettingsButton" value="no">
注: コンポーネントアーカイブを使って、[設定]ボタンおよびステータスバーを表
示するようにするには、JICA-configアーカイブを追加する必要があります。 完全アー
カイブには、この機能が既に含まれています。
38
セッション画面の保持を有効にするには
この機能を有効にすると、クライアントセッションでの作業中にネットワークから切断され
た場合に、ユーザーのセッションでの作業画面が保持されます。 この機能は、ワイヤレス接
続を使用するモバイルユーザーにとって特に有用です。
セッション画面の保持およびSecure Gatewayを介したSSLのサポートには、Secure
Gateway Version 3が必要です。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="CGPAddress" value="hostname:port">
ホスト名を指定するのではなく、ホスト(セッション画面の保持を使って接続するサー
バー)としてAddressパラメーター値を使うためのアスタリスク(*)を入力します。
ポートの値は任意です。 ポートの値を指定しなかった場合は、デフォルトで2598が使
用されます。 ポート番号に2598を指定して接続に失敗した場合は、クライアントは(
セッション画面の保持を使用しない)標準の接続(ポート番号1494)を確立しようとし
ます。
39
自動再接続およびセッションの中断の制
御
HTMLページでパラメーターを指定してセッションを開始または終了する際に、クライアン
トがどのように動作するのかを制御できます。
注: このトピックの内容は、コネクションセンターを使用している場合には該当しません。
セッションは常に自動的に開始され、ネットワーク接続が中断した場合には、再接続が実
行されます。
クライアントの開始時の動作を変更するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="Start" value="Manual|Auto">
このパラメーターをManual(デフォルト)に設定すると、ユーザーはクリックしてサー
バーに接続する必要があります。 Autoに設定すると、HTMLページとして「サーバーに
接続しています」というメッセージが表示され、ユーザーは自動的にサーバーに接続さ
れます。
40
自動再接続およびセッションの中断の制御
セッションの終了時の動作を変更するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="End" value="Manual|Auto|Terminate|URL">
各項目の意味は次のとおりです。
●
●
●
Manualに設定すると、セッションの終了時にスタートアップスプラッシュ画面が表
示され、「接続するにはクリックしてください。」というメッセージが表示されます。
再接続するには、スプラッシュ画面の任意の場所をクリックします。
Autoに設定すると、セッションの終了時には必ず[再接続]ダイアログボックスが
表示されます。 ダイアログボックス内の数字が0までカウントダウンし、クライアン
トの再接続が実行されます。
Terminateに設定すると、ユーザーがセッションの終了を選択したか、またはセッショ
ンが終了する原因となる問題があったかどうかにより、セッションの終了時に「接続
が中断されました」または「接続エラー」ということを示すメッセージが表示されま
す。
URLに設定すると、スプラッシュ画面が表示され、2秒後に指定のURLへとリダイレ
クトされます。 任意のWebページのURLを指定できます。
クライアントが提供するHTML例には、Endパラメーターが含まれています。 ここで指
定されている値は、end.htmlと呼ばれるページへのURLです。 例の各アプレットタグの
セクションにこのパラメーターがあります:
●
<param name="End" value="end.html">
セッションを終了すると、クライアントはブラウザーウィンドウを閉じるスクリプトを
含んでいるend.htmlにリダイレクトします。 end.htmlを編集して、必要なWebページ
を表示させることができます。
自動再接続のタイムアウト期間を変更するには
デフォルトのタイムアウト期間は5秒です。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="ReconnectDelay" value="delay">
ここで、delay、は秒単位の待ち時間です。 EndパラメーターのURLを指定した場合は、
このパラメーターの指定はHTMLページに接続する前の待ち時間には適用されません。
注: StartおよびEndの両方のパラメーターをAutoに設定した場合は、スタートアッ
プスプラッシュ画面が表示され、接続するにはこれをクリックする必要があります。
41
キーボードおよびマウスの基本設定の指
定
更新日: 2011-09-13
Citrix Receiver for Javaのユーザーは、セッションで使用するキーボードの種類を指定でき
ます。 デフォルトでは、キーボードの種類を指定しない場合、セッションでは接続先の
XenAppサーバーのデフォルトのレイアウトが使用されます。 Receiverは、接続先のサーバー
がサポートしているキーボードをすべてサポートしています。
Receiver for Javaで3ボタンマウスを必要とするアプリケーションを使用する場合、中央の
ボタンをクリックすると、2ボタンマウスの両方のボタンを同時に押したときと同じ効果が
得られます。
42
キーボードおよびマウスの基本設定の指定
サーバーのデフォルト以外のキーボードを指定
するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="user.wfclient.keyboardlayout" value="layout">
ここで、layoutは、サーバーがサポートしているキーボードの一覧にある値です。 サポー
トしているキーボードの一覧は、「サポートされているキーボードレイアウト」を参照
してください。
たとえば、デンマーク語のキーボードを指定するには、次のようなHTMLページを作成し
ます。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.wfclient.keyboardlayout"
value="Danish">
</applet>
</body>
</html>
Receiverでは、次の日本語キーボードをサポートしています。
"(Default)"
"IBM PC/XT or compatible keyboard"
"101 Keyboard (Japanese)"
"106 Keyboard (Japanese)"
"NEC PC-9800 on PC98-NX (Japanese)"
"NEC PC-9800 on PC98-NX 2 (Japanese)"
"NEC PC-9800 Windows 95 and 98 (Japanese)"
"NEC PC-9800 Windows NT (Japanese)"
"Japanese Keyboard for 106 (Japanese)"
"DEC LK411-JJ Keyboard (Japanese)"
"DEC LK411-AJ Keyboard (Japanese)"
注: 109キーの日本語キーボードを使う場合は、"106 Keyboard (Japanese)"を指定
してください。
43
キーボードおよびマウスの基本設定の指定
日本語キーボードの種類を指定するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="user.wfclient.keyboardtype"
value="101 Keyboard (Japanese) | 106 Keyboard (Japanese)">
たとえば、106キーの日本語キーボードを指定する場合は、次のようなHTMLページを作
成します。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.wfclient.keyboardtype"
value="106 Keyboard (Japanese)">
</applet>
</body>
</html>
44
日本語IMEの基本設定の指定
クライアントには、IME(Input Method Editor)を使用するためのさまざまなオプション
があります。 ユーザーは、[設定]ダイアログボックスを使ってこのオプションを構成でき
ます。 また管理者は、<applet>タグ内にキーボードレイアウトパラメーターを設定するこ
ともできます。この設定は、ユーザーの設定よりも優先されます。
クライアント側とサーバー側のどちらのIMEを使うかを設定することもできます。
クライアント側のIMEを使うと、ユーザーはクライアントデバイスにインストールされてい
るIMEを選択でき、ローカルクライアント側のアプリケーションで使用しているIMEとサー
バー側のアプリケーションのIME辞書を使い分ける必要がありません。 クライアント側の
IMEを使用する場合は、挿入箇所に文字列を入力するのではなく、別の文字列入力用ウィン
ドウを使って入力します。
サーバー側のIMEを使用する場合は、挿入箇所に文字列を入力します。
Windows Server 2003が動作するサーバー
とのICAセッションで、クライアント側のIME
を使用するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="user.wfclient.keyboardlayout"
value="Japanese (client IME only)">
Windows 2000 Serverが動作するサーバー
とのICAセッションで、クライアント側のIME
を使用するには
注: 以下の説明は、Windows 2000 Server with Service Pack 4がインストールされて
いるサーバーには該当しません。 Service Pack 4がインストールされている場合は、上記
のWindows Server 2003と同じ方法でクライアント側のIMEを使用して[ログオン]ダ
イアログボックスに日本語を入力できます。
Windows 2000 Server with Service Pack 3以前がインストールされているXenAppサーバー
に接続する場合は、「Japanese (client IME only)」を指定してクライアント側のIMEを有
効にできますが、セッションのログオン時にクライアント側のIMEを使って日本語のアカウ
ント情報を入力することはできません。
1. [ログオン]ダイアログボックスにクライアント側のIMEを使って日本語を入力する必
要がある場合は、HTMLページに次のパラメーターを指定します。
<param name="user.wfclient.keyboardlayout"
value="Japanese (client and server IME)">
45
日本語IMEの基本設定の指定
これにより、ユーザーはサーバー側のIMEを使って、[ログオン]ダイアログボックス
に日本語のアカウント情報を入力できます。 セッションにログオンした後、サーバー側
のIMEを無効にして、クライアント側のIMEを使用します。
キーボードレイアウトパラメーターに「Japanese (client and server IME)」を設定してサー
バー側のIMEを使ってログオンアカウント情報を入力するときに、サーバー側のIMEが「か
な入力」モードになっている場合は、[を]キー(Shift + 0キー)を押しても「を」を入力で
きません。 この問題を解決するには、Web Interfaceを使用しているときは、「Japanese
(client IME only)」または「Japanese (server IME only)」を指定します。ユーザーは
Web Interfaceを使ってログオンアカウント情報を入力するため、手動でセッションにログ
オンする必要はありません。「Japanese (client and server IME)」は指定しないでくださ
い。
サーバー側のIMEを使用するには
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します:
<param name="user.wfclient.keyboardlayout"
value="Japanese (server IME only)">
または、「(Server Default)」のキーボードレイアウトパラメーターを指定して、IMEが
デフォルトの日本語キーボードレイアウトになっているサーバーに接続します。
46
ショートカットキー機能の指定
標準のWindowsショートカットキーと異なるショートカットキーを使ってクライアントを操
作することができます。 たとえば、Windowsコンピューターで[Windowsのセキュリティ]
ダイアログボックスを開くにはCtrl+Alt+Delキーを押します。 Windowsコンピューター上
でクライアントを実行していて、XenAppサーバーとのセッションを実行している場合に同
じキーを押した場合も、[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスはローカルの
Windowsコンピューター上で開きます。 ICAセッションでもショートカットキーを使って
Windowsの標準機能を利用できるように、頻繁に使用するCtrl+Alt+Delのようなキーの組
み合わせを、Ctrl+F1などのローカルオペレーティングシステムでは無視される別のキーに
マップすることができます。 この新しいキーの組み合わせ(Ctrl+F1)を押すと、クライア
ントからサーバーにCtrl+Alt+Delキーのコマンドが送信され、ICAセッション内で[
Windows のセキュリティ]ダイアログボックスが開きます。
ショートカットキーは、HTMLページ、または[設定]ダイアログボックスで指定できます。
クライアントのショートカットキーには、 修飾キーとファンクションキーまたはその他のキー
の組み合わせを使います。 使用できるショットカットキーは、次のとおりです。
ショートカットキー
(デフォルトのマッ
ピング)
説明
リモートアプリケー
ションの終了(2)
リモートアプリケーションの終了。 ICAセッションで開いている
リモートアプリケーションを終了します。 開いているアプリケー
ションがない場合は、確認メッセージが表示された後、セッション
が切断されます。
(Shift+F3)
ウィンドウモードの
切り替え(3)
(Shift+F2)
クライアントをシームレスモードで実行している場合に、シームレ
スモードと非シームレスモードを切り替えます。 クライアントが
シームレスモードでない場合は、再接続したセッション画面がアプ
レットパネルよりも大きいときに、セッション画面をスクロールバー
付きのアプレットパネル内に表示するか、別のウィンドウに表示す
るかを切り替えます。
クライアントを全画面モードで実行している場合は、タイトルバー
の表示と非表示を切り替えます。
Ctrl+Alt+Del(4)
(Ctrl+F1)
Ctrl+Esc(5)
(Ctrl+F2)
Alt+Esc(6)
(Alt+F2)
47
Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Alt+Delです。 ICAセッ
ション内で[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスを開
きます。
Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Escです。 デスクトッ
プセッションでは、リモートのWindowsデスクトップの[スター
ト]メニューを表示します。
Windowsの標準ショートカットキーのAlt+Escです。 ICAセッショ
ンで開いているアプリケーションのウィンドウを、開いた順番に切
り替えます。
ショートカットキー機能の指定
Alt+Tab(7)
Windowsの標準ショートカットキーAlt+Tabです。 ICAセッショ
ンで開いているアプリケーションのアイコンが入ったポップアップ
(Alt+プラス(+)) ウィンドウが開きます。 順番にアプリケーションを切り替えられ
ます。 選択したアプリケーションで、キーボードとマウスが使用
できます。
Alt+Shift+Tab(8)
(Alt+(-))
Ctrl+Shift+Esc(9)
Windowsの標準ショートカットキーのAlt+Shift+Tabです。 上記
のAlt+Tabと同様、ICAセッションで開いているアプリケーション
のアイコンの入ったポップアップウィンドウが開きますが、
Alt+Tabとは逆順で切り替えられます。 選択したアプリケーショ
ンで、キーボードとマウスが使用できます。
Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Shift+Escです。 タス
クマネージャーを表示します。
(Ctrl+F3)
SpeedScreenのオ
ン/オフ(10)
SpeedScreenのオンとオフを切り替えます。 マウスフィードバッ
クとローカルテキストエコー機能のオンとオフを切り替えます。
(CTRL+F5)
[設定]ダイアログ
ボックスの表示(
11)
(ALT+*)
48
[設定]ダイアログボックスを開きます。
デフォルトのショートカットキーを変更
するには
1. 各ショートカットキーについて、HTMLページでシフト状態と文字の2つのパラメーター
を指定します。
<param name="user.wfclient.hotkey*shift" value="shiftstate">
<param name="user.wfclient.hotkey*char" value="character">
ここで、アスタリスク(*)は前述の表にある()内の番号、shiftstateはCtrl、Shift、
Alt、または(none)、characterは次のいずれかのキーです。
f1~f12、tab、star、plus、minus、escape、または(none)。
(none)に指定すると、ショートカットキーが使えなくなります。
次の例では、リモートアプリケーションを閉じるショートカットキーをCtrl+F1キーに、
Alt+TabキーをShift+Tabキーにマップしています。
<html>
<body>
<applet code=com.citrix.JICA
archive="JICAEngN.jar"
width=640 height=480>
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.wfclient.hotkey2shift" value="ctrl">
<param name="user.wfclient.hotkey2char" value="f1">
<param name="user.wfclient.hotkey7shift" value="shift">
<param name="user.wfclient.hotkey7char" value="tab">
</applet>
</body>
</html>
注: デフォルトのショートカットキーまたはユーザー定義のショートカットキーと
Mac OS XおよびUNIXプラットフォームの事前構成のショットカットキーとの間で矛
盾が生じる場合があります。 詳しくは、該当するプラットフォームのドキュメントを
参照してください。
49
クライアントデバイスマッピング
クライアントは、サーバーに接続するためのクライアントデバイスのマッピングをサポート
しています。 クライアントデバイスマッピングによって、サーバー上で実行しているリモー
トアプリケーションから、クライアント側の(ローカルの)プリンターやディスクドライブ
にアクセスできるようになります。 クライアントデバイスのユーザーには、アプリケーショ
ンやシステムなどのリソースがローカルで実行されているように表示されます。 クライアン
トデバイスマッピングを実行する前に、サーバーでこの機能をサポートしていることを確認
してください。
マッピング規則
クライアントドライブマッピングにより、クライアントデバイス上の特定のディレクトリや
CD-ROMなどをICAセッションで使用できるようになります。 サーバーでクライアントドラ
イブマッピングが有効に構成されている場合、ユーザーはICAセッション中にローカルに保
存されているファイルにアクセスでき、再びローカルドライブに保存したり、サーバーのド
ライブに保存したりできます。
ユーザーのホームディレクトリは、セッションの最初に自動的にHドライブにマップされま
す。 ドライブマッピングは、[設定]ダイアログボックスの[クライアントドライブマップ]
タブで構成できます。
ドライブマッピングが構成されたら、クライアントはすべての接続にこれを適用しようとし
ます。 ただし、サーバーがドライブマッピングをサポートしていない場合や、Java環境をロー
カルドライブにアクセスできるように構成していない場合は、ドライブマッピングは利用で
きません。
注: ドライブマッピングが有効でクライアントがマップされたドライブに最初にアクセス
する場合、クライアントデバイス上にダイアログボックスが開きます。 このダイアログボッ
クスは、クライアントがマップされたドライブにアクセスしようとしていることを示して
おり、ドライブにアクセスするには[はい]をクリックする必要があります。
ドライブマッピングは、ユーザーが[設定]ダイアログボックスでのみ構成できます。 指定
した設定はappsrv.iniファイルに保存されます。 クライアントのセキュリティを脅かすこと
になるため、HTMLページを編集したり、Web Interfaceを介してドライブマッピングを構
成することはできません。
コアアーカイブを使ってユーザーがクライアントドライブマッピングを実行できるようにす
るには、JICA-cdmアーカイブを追加する必要があります。 このアーカイブがないと、[設
定]ダイアログボックスに[ドライブマッピング]タブが表示されません。
複数のユーザーに対してクライアントドライブマッピング設定を展開するには、単一のデバ
イス上でクライアントドライブマッピングを設定し、複数のユーザーのデバイス上の適切な
場所にそのappsrv.iniファイルをコピーします。
50
クライアントデバイスマッピング
マップされたドライブの制限事項
マッピングを構成すると、マップされたネットワークドライブがサーバーの他のドライブと
同じように表示されます。 ただし、Javaのファイルシステムへのアクセス方法の制限により、
マップされたドライブでは次の機能を実行できません。
●
●
ファイル属性の設定。
●
マップされたドライブ上で作成または編集されたファイルで日時を設定します。
●
51
アプリケーションにより使用されているファイルのロック。 ファイルが壊れるのを防ぐ
には、複数のアプリケーションから同時に同じファイルにアクセスしないように、ユー
ザーに警告します。
ドライブの容量と使用量のレポート。 マップされたドライブの容量を調べるには、ロー
カルコンピューターのオペレーティングシステムを使用する必要があります。
クライアントプリンターマッピング
プリンターはデフォルトで自動検出されます。 ユーザーがクライアントプリンターマッピン
グを有効にするには、<applet>タグにJICA-printerアーカイブを指定するか、フルアーカイ
ブを使用する必要があります。 JICA-printerアーカイブを指定しないと、プリンターマッピ
ングが使用できないため、[設定]ダイアログボックスに[プリンターマッピング]タブが
表示されません。
注: Mac OS Xプラットフォームではプリンターは自動検出されません。 [設定]ダイア
ログボックスを使って、手動でプリンターを構成できます(詳しくは、オンラインヘルプ
を参照)。 これが一番簡単な方法です。 次の方法を使ってプリンターを構成することも
できます。
●
HTMLページ
●
XenApp詳細構成の[プリンターの管理]ノード
プリンターの自動検出
クライアントデバイスがUSBプリンターなどの使用可能なプリンターをすべて自動的に検出
し、セッションで使用できるように設定します。
注: Mac OS Xの場合は、J2SE 1.4.x環境を実装することはできますが、Java Print
Service APIに対応していないため、プリンターは自動検出されません。
PostScript対応のプリンターの場合は、標準のPostScriptドライバーがサーバー上で構成さ
れ、PostScript出力が直接プリンターに送信されます。
PostScriptに対応していないプリンターの場合は、Printer Control Language 4(PCL4)形
式でプリントジョブをカプセル化するユニバーサルプリンタードライバー(UPD)が自動的
に構成されます。 ユーザーデバイスのインタープリターが、ユーザーデバイスのローカルプ
リンタードライバーと印刷サービスを使って、印刷ジョブをレンダリングします。
プリンターの設定を変更するには、[設定]ダイアログボックスの[プリンターマッピング]
タブを選択します。 印刷ジョブでカラー印刷または両面印刷などの高度な印刷オプションを
使用する場合は、適切なネイティブプリンタードライバーを構成する必要があります。 ネイ
ティブプリンタードライバーとUPDドライバーの両方を構成した場合は、ネイティブプリン
タードライバーが使用できるときはネイティブドライバー、使用できないときはUPDドライ
バーが使用されます。
Java環境で使用不可と認識されたプリンターを除き、ユーザーは自動検出されたプリンター
を削除できません。
52
プリンターを手動で構成するには
プリンターを手動で構成すると、プリンターがセッションにマップされ、ユーザーがログオ
ンするとこれをすぐに使用できます。 ユーザーがログオフしたら、プリンターマッピングが
サーバーから削除されます。 次にログオンした際に、プリンターは再度自動的にマップされ
ます。
注: USBプリンターは手動で構成できません。
1. HTMLページで次のパラメーターを使って、プリンター名、ポート名、ドライバーを指定
します。
<param name="user.localclientprinters" value="printername">
<param name="user.printername.port" value="portname">
<param name="user.printername.driver" value="drivername">
各項目の意味は次のとおりです。
printername
識別するプリンターの名前です。
portname
ファイル名、ポート名、またはプリンターのIPアドレス(またはネットワーク名およ
び印刷キュー)を指定します。
drivername
プリンタードライバーを指定します。 この名前では大文字と小文字が区別され、サー
バー上のドライバー名と同じである必要があります。
注: Macintoshコンピューターに接続しているプリンターをマップする場合は、ポー
ト名やプリンターのIPアドレスではなく、ファイル名のみを指定できます。
ファイルに出力する場合は、出力ファイルにプリンターのマシンコードが入力されます。
プラットフォーム固有のユーティリティを使用して、このファイルをプリンターに送る
ことができます。 たとえば、Windowsプラットフォームのコマンドプロンプトを使用し
て、このファイルをプリンターポートにコピーしてプリンターに送ります。
ポートに出力する場合は、ポートを指定します。 通常、Windowsシステムのプリンター
ポートはLPT1です。 LinuxまたはUNIXシステムでは、/dev/lp0のような形式になりま
す。 詳しくは、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。
ネットワークプリンターに出力する場合は、ipaddress:printqueunameまたは
networkname:printqueuenameのようにプリンターのIPアドレスまたはネットワーク
名と印刷キューを指定します。ここで、ipaddressはプリンターのIPアドレス、
networknameはネットワーク名、printqueunameは印刷キューの名前です。
53
プリンターを手動で構成するには
サーバー上のドライバーの一覧をチェックする
には
1. マイコンピューター>[プリンター]>[プリンターの追加]の順にクリックします。
2. プリンターの追加ウィザードで、[マイコンピューター]が選択されていることを確認
します。 [次へ]をクリックします。
3. LPT1などのポートを選択します。 [次へ]をクリックします。
[プリンター]の下の一覧に、プリンタードライバーの名前が表示されます。
セッションのデフォルトプリンターを割り当て
るには
1. 次のパラメーターを指定します。
<param name="user.printername.comment" value="WFCDefault">
ここで、printernameはプリンターの名前です。 サーバーが、ユーザーのデフォルトプ
リンターだけに接続するように設定されている場合は、前記のように指定すると、手動
で構成したプリンターがデフォルトプリンターになります。
注: サーバーには、[設定]ダイアログボックス、またはHTMLページのDriverパラ
メーターで指定したプリンタードライバーがインストールされている必要があります。
インストールされていない場合は、プリンターは構成されません。 このような場合は、
サーバーに正しいプリンタードライバーをインストールする必要があります。
ICAPrinterDrivers.txtを編集して、[設定]ダイアログボックスの一覧に表示されるプ
リンタードライバーを変更することができます。 このプレーンテキスト形式のファイル
は、クライアントパッケージに含まれており、クライアントアーカイブと同じディレク
トリに入っています。
ICAPrinterDrivers.txtファイルを編集する場合、使用するドライバーに合わせて、ドラ
イバー名を削除するか追加します。必ず1行にドライバー名を1つだけ指定してください。
ドライバー名は、どのような順番でも追加できます。
54
プリンターの手動構成の例
次に、HTMLページでパラメーターを指定して、プリンターを構成する例を示します。
例:1台のプリンターを手動で構成する
このHTMLページは、Windowsクライアントコンピューターだけで使用できます。 この例で
は、LocalPrinter1というプリンターが クライアントコンピューターのLPT1ポートに接続さ
れ、プリンタードライバーはHP LaserJetを使用しています。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.localclientprinters"
value="LocalPrinter1">
<param name="user.LocalPrinter1.port" value="lpt1:">
<param name="user.LocalPrinter1.driver"
value="HP LaserJet">
</applet>
</body>
</html>
この例では、プリンター名はNetPrinter1で、プリンタードライバーはHP LaserJetです。
ただし、このプリンターはネットワークプリンターで、FLOOR2_LJという印刷キューが指定
されている、IPアドレス192.168.1.24のネットワークプリントサーバー上にあります。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.localclientprinters"
value="NetPrinter1">
<param name="user.NetPrinter1.port"
value="192.168.1.24:FLOOR2_LJ">
<param name="user.NetPrinter1.driver"
value="HP LaserJet">
</applet>
</body>
</html>
55
プリンターの手動構成の例
例:複数のプリンターを手動で構成する
この例は、2台のプリンターを構成する方法を示します。 user.localclientprintersパラメー
ターにLocalPrinter1およびNetPrinter1Noteという2つのプリンター名が指定されているこ
とに注意してください。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="user.localclientprinters"
value="LocalPrinter1,NetPrinter1">
<param name="user.LocalPrinter1.port" value="lpt1:">
<param name="user.LocalPrinter1.driver"
value="HP LaserJet">
<param name="user.NetPrinter1.port"
value="192.168.1.24:FLOOR2_LJ">
<param name="user.NetPrinter1.driver"
value="HP LaserJet 400 Series PS">
</applet>
</body>
</html>
56
クライアントオーディオマッピングを有
効にするには
クライアントオーディオマッピングにより、サーバー上で実行しているアプリケーションか
ら、クライアントデバイスにインストールされているサウンドデバイスを使ってサウンドを
再生できるようになります。 クライアントオーディオマッピングを有効にするには、HTML
ページでパラメーターを指定して、オーディオマッピング有効にする必要があります。
重要: クライアントデバイスのデスクトップでオーディオアプリケーションを実行してい
るときに、クライアントを起動すると、オーディオマッピングが無効になります。 そのた
め、クライアントを起動するときは、ローカルのオーディオアプリケーションを終了して
おく必要があります。
ユーザーがクライアントオーディオマッピングを有効にするには、<applet>タグに
JICA-audioアーカイブを指定するか、フルアーカイブを使用します。 この設定を実行しな
い場合、オーディオマッピング機能は無効になります。
1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。
<param name="ClientAudio" value="on">
クライアントオーディオマッピングの使用帯域幅は、サーバーでICA設定を構成して制御
できます。
注: サーバーで音質が[低音質]に設定されている場合は、クライアントオーディオ
マッピングが無効になります。
57
プロキシサーバーを介した接続
プロキシサーバーは、ネットワークから外部への、および外部からネットワークへのアクセ
スを制限し、クライアントとサーバー間の接続を制御します。 Client for Javaは、SOCKS
プロトコルとSecureプロキシプロトコルの両方をサポートしています。
クライアントがプロキシサーバーを経由するように構成するには、HTMLページ、[設定]
ダイアログボックス、またはWeb Interfaceで、適切なパラメーターを指定します。
プロキシサーバーによっては、接続するときに認証が必要なものがあります。 この場合は、
クライアントを構成するときに、HTMLページで、プロキシサーバーへのログオン名とパス
ワードを指定します。 HTMLページで認証のための情報を指定していないと、ICAコネクショ
ンを開くときに、プロキシログオン名とパスワードを入力するようにメッセージが表示され
ます。
注: クライアントでは、Secureプロキシサーバーに接続するときは基本的な認証方式や
NTLMプロキシ認証、SOCKSプロキシサーバーに接続するときはユーザー名とパスワード
による認証方式をサポートしています。 このため、Kerberos、Digestなどの認証方式を
使うようにプロキシサーバーが構成されている場合、プロキシ認証は無効になります。
Microsoft ISA Server
環境内にMicrosoft ISA Serverがある場合は、Microsoft ISA Serverによりデフォルトで
1494および2598ポートで接続してるXenAppへのクライアント接続が禁止されています。
Microsoft ISA Serverの設定の変更については、Citrix社のWebサイト(
http://support.citrix.com/)で、Knowledge Baseアーティクルの「Microsoft ISA Server
でICAコネクションを許可する」(CTX105445)を参照してください。
NTLMプロキシ認証
クライアントがプロキシサーバーを介してXenAppに接続するように構成されている場合、
NTLMプロキシ認証がサポートされます。 この場合、クライアントはWindowsで実行し、
NTLM(Microsoft Internet Security and Acceleration Serverなど)をサポートするプロ
キシサーバーを介して接続する必要があります。
58
プロキシ自動検出を有効にするには
この機能を有効にすると、ローカルWebブラウザーの設定から、プロキシサーバーの詳細情
報が取得されます。 これは、多くのプロキシサーバーが配置されているネットワークでクラ
イアントを使用する場合、またはクライアントを構成する際にどのプロキシサーバーを使う
か不明な場合に、便利な機能です。 プロキシの自動検出機能は、次のWebブラウザーに対応
しています。
●
Sunプラグインを使用するInternet Explorer 4.0以降(Windows)
●
Netscape 6.x以降(Windows、UNIX、およびLinux)
●
Mac OS X上のApple JVM 1.4.x/1.5xを実装するSafari
●
Sunプラグインを使用するその他のWebブラウザー(Mozillaなど)
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="ProxyType" value="auto">
59
PACファイルからプロキシサーバーの設
定を取得するには
PACファイルは、ローカルWebサーバーにあるJavaScriptファイルで、Webブラウザーのプ
ロキシ設定を自動化するのに使います。 [設定]ダイアログボックスでは、このプロキシ構
成を指定できません。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="ProxyType" value="script">
<param name="ProxyAutoConfigURL"
value="http://webserver.example.com/myproxies.pac">
ここで、http://webserver.mycompany.com/myproxies.pacは、PACファイルのURL
です。
60
プロキシサーバーの詳細を手動で指定す
るには
プロキシサーバーを手動で設定する場合は、そのアドレスが必要です。 また、SOCKSプロ
キシサーバーのポート番号が1080以外、Secureプロキシサーバーのポート番号が8080以外
に設定されている場合は、使用するポート番号も必要です。
注: 次の手順で指定する情報については、プロキシサーバーの詳細をセキュリティ管理者
に確認してください。 間違った情報を入力すると、サーバーに接続できなくなります。
1. HTMLページで、次の情報に関するパラメーターを指定します。
●
●
●
●
●
プロキシサーバーのアドレス。
プロキシサーバーのポート番号(SOCKSプロキシサーバーが1080以外、Secureプ
ロキシサーバーが8080以外の場合)。
プロキシサーバーのプロトコル。SOCKSプロキシまたはSecureプロキシ。
SOCKSプロキシサーバーの場合は、プロトコルのバージョン番号。 バージョン番号
を指定しないこともできます。その場合、クライアントは、SOCKSプロキシサーバー
のVersion 5を検出し、Version 5がない場合は、Version 4を検出しようとします。
プロキシサーバーに接続するときに認証が必要で、HTMLページでこの情報を指定す
る場合は、プロキシログオン名とパスワード。
パラメータ
61
説明
プロキシサーバーの詳細を手動で指定するには
ProxyType=none | auto | socks
| socksv4 | socksv5 | secure |
script
なし
プロキシなし
auto
Webブラウザーの設定を使用
socks
SOCKSを使用し、バージョンを自動検出
socksv4
SOCKS Version 4を使用
socksv5
SOCKS Version 5を使用
secure
Secureプロキシを使用
script
PACファイル(ProxyAutoConfigURLで指定)
を使用
ProxyHost=address:port
プロキシサーバーのアドレスとポート(必要な
場合)
ProxyUsername
プロキシユーザー名
ProxyPassword
プロキシパスワード
ProxyExcludeList=address1;
address2; etc...
クライアントから、プロキシサーバーを経由せ
ずに直接接続するサーバーのアドレスを、セミ
コロンで区切って指定。
ProxyAutoConfigURL
PACファイルのURL。 ProxyTypeパラメーター
で使用。
たとえば、IPアドレス「10.45.1.3」のSOCKSプロキシサーバーVersion 5のポート1080を
使用して、「Norbert」というサーバーに接続するには、HTMLページで次のように指定しま
す。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="Norbert">
<param name="ProxyType" value="socksv5">
<param name="ProxyHost" value="10.45.1.3:1080">
<param name="ProxyUsername" value="dentres">
<param name="ProxyPassword" value="sangle">
62
プロキシサーバーの詳細を手動で指定するには
</applet>
</body>
</html>
63
クライアントとSecure Gatewayまたは
SSL Relayとの統合
クライアントを、Secure GatewayまたはCitrix SSL Relayと一緒に使うことができます。
クライアントは、SSLとTLSの両方のプロトコルをサポートしています。
●
●
SSLプロトコルを使うと、ICAコネクションを高度な暗号化で保護し、サーバー認証に基
づいた証明書により確実に目的のサーバーに接続できます。
TLSは、標準化されたSSLプロトコルの最新版です。 IETF(Internet Engineering
Task Force)が、SSLの公開標準規格の開発をNetscape Communications社から引き
継いだときに、SSLという名前をTLSに変更しました。 TLSは、サーバーの認証、デー
タの暗号化、メッセージの整合性の確認を行って、データ通信を保護します。 SSL
Version 3.0は、技術的にはTLS Version 1.0とそれほど変わらないため、XenAppイン
ストール時にSSL用に使用した証明書をTLSでも使用することができます。 米国政府な
ど、データ通信を保護するためにTLSの使用を必須としている組織もあります。
Secure Gatewayについて詳しくは、『Secure Gateway管理者ガイド』を参照してくださ
い。
64
SSL接続とTLS接続を有効にするには
SSL接続とTLS接続は同じ方法で構成し、同じ証明書を使用し、同じパラメーターを使って
有効にします。 SSL接続とTLS接続を構成するには、HTMLページでパラメーターを指定す
るか、Web Interfaceを使います。
SSLとTLSを有効に設定すると、ICAセッションを開始するたびに、クライアントがTLSで接
続しようとします。TLSで接続できなかった場合は、次にSSLを使います。 SSLでも接続で
きなかった場合は、エラーメッセージが表示されます。 クライアントがTLSでのみ接続する
ようにできます。 Javaプラグインキーストアに格納されたルート証明書の包括的なセットが
自動的に使用されます。 Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、およびJava
1.5.xを実行するクライアントデバイスでは、クライアントによりWindowsキーストアに格
納されたルート証明書も使用されます。
1. HTMLページのarchiveタグのarchiveパラメーターに、sslN.jarアーカイブを追加します。
このアーカイブは、完全アーカイブ(JICAEng)には含まれていないので、SSLまたは
TLS暗号化を使用する前に、必ず追加してください。
2. アプレットを指定するHTMLページが、必ずSSL/TLS接続(https://)だけでWebブラ
ウザーに配信されるように、Webサーバーを構成します。
注意: この設定を行わないと、セキュリティが著しく侵害されます。
3. HTMLページに次のパラメーターを追加して、SSLを有効にします。
<param name="SSLEnable" value="on">
65
別のセキュリティ機能を使用する
次のような場合は、別の構成を行う必要があります。
●
●
●
●
●
TLSのみを使用するクライアントが必要な場合。
使用するSecure Gatewayサーバーが、リレーモードで実行するように構成されている
場合。 リレーモードについて詳しくは、『Secure Gateway 管理者ガイド』を参照する
か、セキュリティ管理者に問い合わせてください。
デフォルトの暗号の組み合わせを使っていない場合。 セキュリティ規則に従って、COM
またはGOVの暗号の組み合わせを使用しなければならない場合があります。 詳しくは、
セキュリティ管理者に問い合わせてください。
独自の証明機関を利用している場合。 セキュリティ規則に準拠している別のルート証明
書のインポートが必要になる場合があります。 詳しくは、セキュリティ管理者に問い合
わせてください。 ルート証明書をインポートする前に、その証明書の信頼性を確認する
ことが重要です。インポート時には、ルート証明書を確認するための適切な手順に従っ
てください。
Microsoft Windowsキーストア格納されているルート証明書を使用する場合。
Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、およびJava 1.5.xを実行するクラ
イアントデバイスでは、クライアントにより(Javaキーストアのルート証明書に加えて)
Windowsキーストア(Javaキーストアのルート証明書に加えて)に格納されたルート証
明書が使用されます。 Javaを必要に応じて構成する必要があります。
TLS接続だけを使用するように設定するには
クライアントが必ずTLS接続だけを使用するように設定するには、Secure Gatewayサーバー
またはCitrix SSL RelayでTLSを指定します。 詳しくは、『Secure Gateway管理者ガイド』
、またはCitrix SSL Relayのドキュメントを参照してください。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="SecureChannelProtocol" value="TLS"
リレーモードで実行しているSecure
Gatewayサーバーを指定するには
1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。
<param name="SSLProxyHost" value="address:port">
ここで、addressは、Secure Gatewayサーバーの完全なドメイン名です。これは、サー
バー証明書で指定されているドメイン名と同じでなければなりません。 サーバーのポー
ト番号が443以外の場合は、portに使用するポート番号を指定します。
66
別のセキュリティ機能を使用する
別の暗号の組み合わせを使用するには
1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。
<param name="SSLCiphers" value="All|COM|GOV"
各項目の意味は次のとおりです。
すべて
●
SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5
●
SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA
●
SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
営利企業レベル
●
SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5
●
SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA
行政機関レベル
SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
67
ルート証明書のインポート
JREまたはWindowsキーストアまたはその両方により提供されるデフォルトのルート証明書
に加えて、独自のルート証明書をインポートできます。
デフォルトでは、証明書のキーの長さは最大で2048ビットに制限されています。 キーの長
さを4096ビットまでサポートする必要がある場合は、各デバイスにJava Cryptography
Extension (JCE) Unlimited Strength Jurisdiction Policy Fileをダウンロードします。 この
ファイルは、Java関連のWebサイトでダウンロードできます。
Javaキーツールでルート証明書をインポート
するには
Javaキーツールユーティリティを使って独自のルート証明書をインポートできます。 インポー
トするルート証明書は、JREキーストアに格納されます。 Javaキーツールユーティリティを
使って、各クライアントデバイスに証明書をインポートします。 Java Control Panelを使っ
て証明書をインポートすることはできません。
1. 次のサンプルコマンドラインを使って、ルート証明書をインポートします。
keytool -import -trustcacerts -alias myrootcert
-file c:\bin\rootcert.cer -keystore
c:\Program Files\Java\j2re1.4.2_01\lib\security\cacerts
ここで、‘c:\Program Files\Java\j2re1.4.2_01\’、はJREディレクトリです。
keystoreパラメーターは必ず指定する必要があります。 Javaキーストアのデフォルトのパスワー
ド“changeit"です。
2. 次のコマンドを使ってパスワードを変更します。
keytool -storepasswd -keystore c:\Program Files\Java\j2rel.4.2_01\lib\security\cacerts
ここで、‘c:\Program Files\Java\j2rel.4.2_01\’、はJREディレクトリです。
Windowsキーストアでルート証明書を使用す
るには
クライアントでWindowsキーストアのルート証明書を使用するには、Javaを構成する必要が
あります。
Windowsキーストアに格納されているルート証明書を使うには、クライアントデバイスで
Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、およびJava 1.5.xを実行している必要
68
ルート証明書のインポート
があります。 Client for Javaは、このルート証明書をJavaキーストアのルート証明書に加え
て使用します。
1. Javaコントロールパネルで、[詳細]タブをクリックします。 [セキュリティ]を展開
して、[ブラウザーのキーストア内の証明書およびキーを使用する]をオンにします。
2. Windowsキーストアに独自のルート証明書を追加するには、必要な証明書ファイルをダ
ブルクリックして、証明書のインストール手順に従います。
注: Windowsキーストアのルート証明書はクライアントだけではなく、すべてのアプ
リケーションで有効です。 この設定を無効にするには、Javaコントロールパネルで[
ブラウザーのキーストア内の証明書およびキーを使用する]をオフにします。 これに
より、クライアントはJavaキーストアのルート証明書のみを使用します。
69
証明書失効一覧のチェック
証明書失効一覧のチェックを有効にして、SSLまたはTLSを使ってXenAppサーバーに接続す
る場合、クライアントはサーバーの証明書が失効しているかどうかをチェックします。
“SSLCertificateRevocationCheckPolicy”パラメーター値を使って、証明書失効一覧のチェッ
クを複数のレベルで有効にできます。
●
●
●
●
NoCheck - 証明書失効のチェックを実行しません。
CheckWithNoNetworkAccess - ローカルCRLストアがチェックされます(デフォルト)
。
FullAccessCheck - ローカルCRLストアおよびネットワーク上で使用可能な任意のCRL
がチェックされます。
FullAccessCheckAndCRLRequired - ローカルCRLストアおよびネットワーク上で使用
可能な任意のCRLがチェックおよび検証されます。 CRLを見つけることができない場合
は、接続に失敗します。
ローカルCRLストアの場所は次の通りです。
Microsoft Windows: %USERPROFILE%\Citrix\crl
UNIX: $HOME/.Citrix/crl
70
証明書チェーン
Sun JVMは、SunX509およびSunPKIXという2つの証明書検証エンジンを提供します。 次
の“ssl.TrustManagerFactory.algorithm”パラメーターを使って、java.securityファイル(
C:\Program Files\Java\j2re1.4.2_01\lib\security\java.securityなど)で必要な検証エ
ンジンを選択します:
ssl.TrustManagerFactory.algorithm=[SunX509|PKIX]
ここで、‘C:\Program Files\Java\j2rel.4.2_01\’、はJREディレクトリです。
選択した検証エンジンにより、証明書チェーン長が決まります。
●
SunX509は、最大3つの証明書の証明書チェーンを許可します。
●
PKIXは、最大5つの証明書の証明書チェーンを許可します。
PKIXは、政府の展開環境内で選択されることが多い検証エンジンです。 ただし、どの証明
書検証エンジンを選択するかは、各組織が定義しているセキュリティポリシーにより決まり
ます。
71
ファイアウォールを介したサーバーへの
接続
ネットワークファイアウォールは、送信先アドレスとポート番号に基づいてパケットを通過
させたりブロックしたりできます。 クライアントから、IPアドレス変換を行うネットワーク
ファイアウォールを介してサーバーに接続する場合は、次のパラメーターを指定します。
●
UseAlternateAddress:HTTPBrowserAddressパラメーターで指定した代替アドレスを
使用します。 値は0(デフォルト。実際のアドレスが使用される)および1(代替えアド
レスが使用される)です。 このパラメーターを1に設定すると、パラメーター
HTTPBrowserAddressも指定する必要があります。 このパラメーターを0に設定すると、
パラメーターを使わないのと同じになります。
代替アドレスは、[設定]ダイアログボックスでも有効にできます。
●
HTTPBrowserAddress:サーバーの外部インターネットアドレスを指定します。
注: サーバーファーム内のすべてのサーバーに、代替(外部)アドレスが構成されている
必要があります。
たとえば、Fountainというサーバーの代替アドレスを使用し、ファイアウォールを介してア
プレットモードでサーバーに接続するには、HTMLページで次のように設定します。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICAEngN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="Fountain">
<param name="HTTPBrowserAddress" value="177.17.1.7">
<param name="user.wfclient.UseAlternateAddress"
value="1">
</applet>
</body>
</html>
72
ICA暗号化レベルを指定するには
デフォルトのICA暗号化レベルは基本です。 基本レベルより高いレベルの暗号化を有効にす
るには、次の条件を満たす必要があります。
●
●
サーバーで、基本レベルより高いレベルの暗号化を構成できることを確認します。 基本
レベルよりも高度な暗号化を有効にするには、サーバーがRC5暗号化をサポートしてい
る必要があります。
コアアーカイブを使う場合は、HTMLページのarchive属性で、cryptojおよびJICA-sica
アーカイブを追加します。 完全なJICAEngアーカイブを使う場合は、cryptojアーカイブ
だけを追加します。
1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="EncryptionLevel" value="0|1|2|5">
次の表で、パラメーターに指定するオプションについて説明します。
レベル
説明
0
暗号化なし(サーバーを設定する必要があります。デフォルトは[基本]
です。
1
基本。 これがデフォルトの設定です。
2
RC5 128ビット- ログオンのみ。 問題なくログオンできた時点で、暗号
化レベルが[基本]に戻ります。
5
RC5 128ビット。 機密データの処理など、高度なセキュリティとデータ
整合性の保護が要求される場合に使います。
たとえば、CitrixServerというサーバーと接続する場合に、128ビットのICA暗号化を設定す
るには、次のようなHTMLページを作成します。
<html>
<body>
<applet code="com.citrix.JICA"
archive="JICA-coreN.jar,cryptojN.jar,JICA-sicaN.jar"
width="640" height="480">
<param name="Address" value="CitrixServer">
<param name="EncryptionLevel" value="5">
</applet>
</body>
</html>
73
Kerberos認証の構成
XenAppでは、Kerberosの機能を拡張できます。 ユーザーは、スマートカードなど任意の認
証方法によりクライアントデバイスにログオンし、そのほかの認証を実行することなく公開
リソースにアクセスできます。 ユーザーのパスワードは、XenAppには転送されませんが、
認証トークンが交換されます。 この認証交換は、ICA仮想チャネル内で実行され、そのほか
一切のプロトコルまたはポートを必要としません。
Kerberosログオンは次の状況では使用できません。
●
ターミナルサービス構成の次のいずれかのオプションを選択した接続
●
[全般]タブで、[標準のWindowsログオンのインターフェイスを使う]チェック
ボックスをオンにしている
[ログオン設定]タブで、[次のログオン情報を常に使う]をクリック、または[常
にパスワードの入力を求める]チェックボックスをオンにしている
Secure Gateway for XenAppを使用して接続している場合
●
●
●
XenAppサーバーがスマートカードログオンを求める場合
●
一度認証されたユーザーアカウントの対話型ログオン用にスマートカードが必要な場合
Windows Server 2003、Windows 2000 Server with Service Pack 4、およびWindows
XP with Service Pack 2を含むMicrosoft Windowsオペレーティングシステムの最近のリリー
スでは、デフォルトのセキュリティ設定が変更されました。 これらのプラットフォームで
Kerberos機能を有効にするには、各クライアントデバイスで次のレジストリ設定を設定しま
す。
AllowTGTSessionKey = 0x01 (DWORD)
レジストリ設定の場所は、オペレーティングシステムにより異なります。 Windows XP
with Service Pack 2では、次の場所に設定が格納されています。
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\Kerberos
74
クライアントでKerberosログオンを有
効に構成するには
デフォルトでは、サーバーへのログオン時にClient for JavaでKerberos認証が無効になって
います。 クライアントが設定されると、ユーザーはKerberos認証のみを使ってログオンし
ます。 Kerberosログオンが失敗した場合、ユーザーはアカウント情報の入力を求められま
す。 Kerberosログオンは、委任に対して信頼するように設定されていないなど、サーバー
のオペレーティングシステムの設定が必要条件を満たしていないなどの理由で失敗すること
があります。
1. 次のパラメーターを使ってKerberosログオンを有効にします。
<param name="UseLocalUserAndPassword" value="on">
75
UNIX Kerberos認証の構成
UNIXおよびMicrosoft WindowsドメインでKerberosを有効にして、UNIXのクライアントデ
バイスを使用するユーザーがUNIX Kerberosアカウント情報を使用してXenAppに接続する
ように設定できます。
上記のように、Kerberos用にクライアントを構成する必要があります。 特別なクライアン
ト要件は必要ありませんが、いくつかの前提条件があります。
●
●
ドメイン全体でKerberos認証が有効なようにUNIXおよびMicrosoft Windowsドメイン
を構成する必要があります。 UNIX Kerberosインストールにより必要な条件およびプロ
セスは異なります。 詳しくは、UNIX KerberosのドキュメントおよびWindows
Kerberosのドキュメントを参照してください。
UNIX Kerberosインストールでは、関連のWindowsドメイン(XenAppサーバーがある
ドメイン)を指定する必要があります。
このトピックに関する追加情報については、http://www.microsoft.comを参照してくださ
い。
76
クライアントの構成およびデバイスファ
イルの配置
クライアントの構成は、次の3つの場所に保存されます。
●
Webサーバー上のHTMLページ。
●
Web Interfaceサーバーや他のWebサーバーからダウンロードされるICAファイル。
●
クライアントデバイス上に保存されるappsrv.iniファイル。
HTMLページで指定したほとんどのパラメーターは、ICAファイルのパラメーターより優先さ
れます。 同様に、ICAファイルで指定したパラメーターは、appsrv.iniファイルのパラメー
ターより優先されます。 一部のパラメーターは、appsrv.iniファイルだけに指定できます。
appsrv.ini構成ファイルの場所は、クライアントコンピューターのオペレーティングシステ
ムによって異なります。 オペレーティングシステムに共通の場所は次の通りです。
Windows:
%USERPROFILE%\Citrix
UNIXおよびLinux:
$HOME/.citrix
Mac OS X:
<User's home directory>/.citrix
クライアントデバイスに保存するファイル
77
ファイル
説明
appsrv.ini
クライアント名を除いて、設定ユーザーインターファイルの設
定を格納します。
wfcname.ini
クライアント名を格納します。 appsrv.iniと同じディレクトリ
に格納されます。
*.jfn
ローカルテキストエコーが有効な場合、グラフィックスがjfn
suffixと共にファイルにキャッシュされます。 これらのファイ
ルはappsrv.iniと同じディレクトリに格納されます。
グラフィカルオブジェ
クト(Citrix専用の形
式)
ビットマップキャッシュが有効な場合、キャッシュされたグラ
フィックスは(appsrv.iniファイルが格納されたディレクトリ内
の)Cacheサブディレクトリに格納されます。
クライアントの構成およびデバイスファイルの配置
*.crl
証明書取り消しリスト(CRL)のチェックが有効な場合、CRL
ファイルはcrlまたはcrl/cacheに格納されます。
ユーザーは、CRLを‘crl’ディレクトリに置くことができます。
クライアントは、CRLを‘crl/cache’ディレクトリにキャッシュ
します。
CRLは、(有効期限が切れるとcrl/cacheディレクトリから削除
されますが)crlディレクトリからは削除されません。
CRLディレクトリは、appsrv.iniが格納されるディレクトリ内の
サブディレクトリです。
CTX.DAT
ファイルには、ターミナルサービスのライセンス化のためにク
ライアントデバイスを識別するために使用されるデータが含ま
れます。 クライアントにより、次の場所に、次の順番でファイ
ルが作成されます。
●
UNIXプラットフォームのみ:‘/usr/local’
●
Windowsプラットフォームのみ:‘C:\’~‘Z:\’
●
●
すべてのプラットフォーム:Javaシステムプロパティで指
定されたディレクトリ <java.home>
すべてのプラットフォーム:Javaシステムプロパティで指
定されたディレクトリ<user.home>
クライアントがファイルを作成できない場合、ネットワークIP
アドレスがクライアントデバイスの識別に使用されます。 これ
により、クライアントがDHCP環境の複数のクライアントアク
セスライセンス(CAL)を消費する場合があります。
78
Client for Javaのパフォーマンスの向上
セッション共有
シームレスウィンドウを使用すると、セッションを共有できるようになるため、パフォーマ
ンスが向上します。 また、クライアントとサーバー両方のシステムのオーバーヘッドも軽減
し、アプリケーションをより速く起動できるようになります。
データ圧縮
データ圧縮機能を使用するとネットワーク上で転送されるデータ量が少なくなりますが、 デー
タの圧縮や解凍を行うためのプロセッサリソースが必要です。 接続の帯域幅が狭い場合は、
データを圧縮するとパフォーマンスが向上します。
standard(標準)とmaximum(最大)の2つのデータ圧縮レベルがあります。 最大レベル
に指定すると、データの圧縮率が高くなりますが、プロセッサとメモリの使用量が上がり、
コンピューターのパフォーマンスが低下することがあります。 データの圧縮機能は、デフォ
ルトで有効に設定されています。
最大レベルのデータ圧縮を有効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定しま
す。
<param name="Compress" value="on">
<param name="MaximumCompression" value="on">
データ圧縮機能を無効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定します。
<param name="Compress" value="off">
ビットマップキャッシュ
ビットマップキャッシュ機能を使うと、頻繁に使用する画像オブジェクトをローカルディス
クに保存できます。 接続の帯域幅が狭い場合は、この機能を有効にするとパフォーマンスが
向上します。 ユーザーデバイスが高速LAN上にある場合は、ビットマップキャッシュ機能を
使う必要はありません。
ビットマップキャッシュ機能は、HTMLページで構成できます。また、ユーザーが構成する
場合は、[設定]ダイアログボックスで行います。
ビットマップキャッシュを有効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定しま
す。
<param name="PersistentCacheEnabled" value="on">
79
Client for Javaのパフォーマンスの向上
ビットマップキャッシュディレクトリは、標準Javaのシステムプロパティuser.homeで指定
されているディレクトリ内に格納されます。 キャッシュしたデータを保存するuser.homeディ
レクトリの場所は、使用しているJava環境またはWebブラウザーによって異なります。 必
要に応じて、[設定]ダイアログボックスで、ビットマップキャッシュディレクトリを変更
します。
マウスの操作をキューに入れる
マウス操作のキューを有効にすると、マウス操作の更新をサーバーに送る間隔が長くなりま
す。 これにより、マウス操作によるネットワークトラフィックが軽減され、パフォーマンス
の低下を防ぐことができます。 キューを無効にすると、ICAセッションでのマウスの動きに
対する応答が速くなります。 デフォルトでは、マウス操作のキューは無効になっています。
マウス操作のキューの更新間隔を変更するには、HTMLページで、次のパラメーターを指定
します。
<param name="MouseTimer" value="period">
ここで、periodは、ミリ秒単位の更新間隔です。 マウス操作のキューを無効にするには、間
隔を0に設定します。
SpeedScreenの使用
SpeedScreen機能を使用すると、ユーザーによるキーボード入力やマウスクリックの結果が
即座に画面に反映されるため、待ち時間が長い接続におけるパフォーマンスが向上します。
SpeedScreenは、クライアントが接続するサーバーで有効になっている場合にのみ使用でき
ます。
ローカルテキストエコー機能は、IMEによる日本語入力、および日本語キーボードレイアウ
トを使用した英数字入力をサポートしていません。英語キーボードレイアウトを使用した英
数字入力のみサポートされます。
SpeedScreenブラウザーアクセラレーション
の使用
SpeedScreenブラウザーアクセラレーションにより、サーバー上で公開されている
Internet Explorerへの接続パフォーマンスが大幅に向上しました。 これにより、画像の多
いページや大きなイメージをダウンロードしながら、Webブラウザーを操作できます。
Internet Explorerで画像の多いページをスクロールするときのパフォーマンスも大幅に改善
されました。 この機能は、Internet Explorer 5.5以降を使用する場合にのみ使用できます。
80
帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの
向上
モデムや携帯電話など、帯域幅の狭い接続でICAセッションを使用する場合は、クライアン
トの構成や使い方を変えて、パフォーマンスを向上させることができます。
●
●
クライアントダウンロードのサイズを小さくする: クライアントのすべての機能を必要
としない場合は、必要な機能が入ったアーカイブだけを指定します。 アプレットのサイ
ズを小さくすると、ダウンロードにかかる時間が短くなります。
クライアントの構成の変更: デバイスのプロセッサの処理能力や帯域幅が限られている
場合は、使用する機能とパフォーマンスのバランスを考慮する必要があります。 クライ
アントでは、ユーザーと管理者の両方が、パフォーマンスを低下させずに多くの機能を
利用できるように、構成を変更することができます。 次のように変更すると、接続に必
要な帯域幅を少なくし、パフォーマンスを向上させることができます。
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
81
最大レベルのデータ圧縮を有効にする: データを圧縮すると、ICAコネクションで
転送されるデータ量が少なくなります。
ビットマップキャッシュを有効にする: ビットマップキャッシュ機能を使うと、頻
繁に使用される画像がクライアントのローカルディスクキャッシュに保持されます。
そのため、これらの画像を表示するたびに、ICAコネクションで画像を転送する必要
がなくなります。
マウスの操作をキューに入れる: マウス操作のキューを有効にすると、クライアン
トデバイスからサーバーに、マウス操作の更新が送られる回数が少なくなります。
マウス操作の更新を送る間隔を長くすると、帯域幅の狭い接続でパフォーマンスを向
上させることができます。
SpeedScreenを有効にする: SpeedScreen機能を使用すると、ユーザーによるキー
ボード入力やマウスクリックの結果が即座に画面に反映されるため、待ち時間が長い
接続におけるパフォーマンスが向上します。
ウィンドウのサイズを小さくする: 使いやすい範囲内で、ウィンドウサイズを最小
にします。
ウィンドウの色数を減らす: 色数を256色に減らします。
クライアントオーディオマッピングを無効にする: 音声を再生する必要がない場合
は、クライアントオーディオマッピングを無効にするか、JICA-audioアーカイブを
削除します。
クリップボードマッピングを無効にする: ユーザーがテキストのコピーと貼り付け
を行う必要がない場合は、JICA-clipboardアーカイブを追加しないでください。
クライアントドライブマッピング無効にする: ユーザーがドライブをマップする必
要がない場合は、JICA-cdmアーカイブを追加しないでください。
印刷を無効にする: ユーザーがプリンターをマップする必要がない場合は、
JICA-printerアーカイブを追加しないでください。
帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの向上
●
●
クライアントの使い方を変える: ICA技術は高度に最適化されているため、通常、処理
能力の高いCPUや広い帯域幅を必要としません。 ただし、帯域幅が狭い場合は、適度な
パフォーマンスを維持するために、次の点を考慮してください。
●
●
82
サイズの大きいファイルにクライアントドライブマッピングを使ってアクセスしない
: クライアントドライブマッピングを使ってファイルにアクセスすると、ICAコネ
クションでそのファイルのデータが転送されることになります。 遅い接続では、大
きなファイルを転送するのに時間がかかることがあります。
クライアント側のローカルプリンターで大きな文書を印刷しない: クライアントの
ローカルプリンターで文書を印刷すると、ICAコネクションでそのファイルのデータ
が転送されることになります。 遅い接続では、大きなファイルを転送するのに時間
がかかることがあります。
マルチメディアコンテンツを再生しない: マルチメディアファイルを再生するには、
広い帯域幅が必要です。そのため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
最新バージョンのクライアントとサーバーソフトウェアを使用する: Citrix社では、新
しいリリースごとにICAパフォーマンスを向上させています。パフォーマンスに影響する
多くの機能には、最新のクライアントとサーバーソフトウェアが必要です。
●
●
サーバーブラウズを無効にする: (公開アプリケーションではなく)デスクトップ
にのみ接続する場合は、JICA-browseアーカイブを追加しないでください。
Client for Javaの制限事項
マッピング規則
リモートアプリケーションでファイルをロックできないために、エラーメッセージが表示さ
れます。
Javaの制限により、Javaプログラムはファイルをロックできません。 このため、マップさ
れたローカルドライブではファイルロックできません。
このエラーメッセージを表示しないようにするには、HTMLページで、次のようにSafelock
オプションを無効にします。
<param name="Safelock" value="off">
Safelockを無効にすると、マップされたドライブ上のファイルをリモートアプリケーション
でロックしようとしたときに、クライアントではファイルが正常にロックされたと認識され
ます。 ただし、実際にファイルがロックされているわけではないので、別のアプリケーショ
ンで同じファイルを編集または削除してデータを壊さないように注意する必要があります。
マウスポインターのサポート
シャドウセッションでは、シャドウしているユーザーがマウスポインターを移動しても、ポ
インターは移動しません。
NTLM認証
J2SE 1.4.2_04以前を使用して、アプレットのコードベースがNTLM認証で保護されている
Webサイトを参照していると、クライアントの起動に数分かかります。 この問題については、
Sunに報告済みです。 この問題を解決するには、J2SE 1.4.2_05以降のバージョンにアップ
グレードしてください。
シームレスウィンドウ
シームレスウィンドウを移動またはサイズ変更するときに、白抜き(outline)のドラッグボッ
クスが表示されるように設定している場合は、一部のプラットフォームで、ウィンドウがき
れいに表示されないことがあります。 その場合は、TWIDragBoxTypeパラメーターに、
solidまたはnoneを設定して、ドラッグボックスの種類を「塗りつぶし」(solid)に変更す
るか、ドラッグボックスを非表示(none)に設定します。
83
Client for Javaの制限事項
ASCII文字以外のサーバー名
サーバーにアクセスするクライアントのオペレーティングシステムについて、ホスト名およ
びドメイン名がDNS(Domain Naming System)に準拠している必要があります。 つまり、
これらの名前には、大文字と小文字のASCII文字(a~z)、数値(0~9)、およびダッシュ
(-)しか使用できません。 ただし、クライアントコンピューターのオペレーティングシス
テムとDNSサーバーが、多言語の文字をサポートしている場合は、これらの文字以外も使用
できます。
公開アプリケーション名は、ICAブラウザーによって解決されるので、どのような文字でも
使うことができます。 ICAブラウザーのアドレスは、サーバー名と同様に、DNSに準拠して
いる必要があります。
システムによっては、サーバー名がDNSの制限に従っていない(日本語やASCII以外の文字
を使っている)と、接続できない場合があります。
この問題を避けるには、次のいずれかを実行します。
●
●
DNSの制限に従って、サーバー名にASCII文字だけを使います。
ICAブラウザーのアドレスをIPアドレスで指定し、サーバーのDNSによる名前の解決機
能を無効にします。 このようにすると、サーバー名に、DNSに準拠していない文字も使
えるようになります。ただし、DNS名以外を使うと、SSLで接続できなくなります。こ
れは、証明書の認証にDNS名が必要なためです。 また、Web Interface URLは、DNS
によって解決されるので、Web Interfaceも使えなくなります。
ユニバーサルプリンタードライバーおよび
PCL4
●
横向き印刷で、テキストや画像の横線がギザギザになる場合があります。
●
ページ余白を小さくすると、ページの端付近が印刷されないことがあります。
この問題の発生を避けるには、ユニバーサルプリンタードライバーの代わりに適切なネイティ
ブプリンタードライバーを使用します。 [設定]ダイアログボックスでドライバーを構成し、
サーバーで使用できるようにします。
84
LinuxおよびSolaris
キーボードフォーカスの問題
LinuxまたはSolarisプラットフォーム上で、埋め込みまたは非シームレスモードのアプレッ
トは、クライアントのダイアログボックスが開いた後にキーボードフォーカスを失う場合が
あります。 キーボードフォーカスは、ダイアログボックスが開いたときにそのダイアログボッ
クスに移動し、閉じると失われます。
この問題を解決するには、Solarisの場合は、いったんキーボードフォーカスをもう1つのア
プリケーションウィンドウに移し、そのあとで埋め込みクライアントアプレットを含むブラ
ウザーウィンドウに戻します。これにより、キーボードフォーカスがアプレットに戻ります。
Linuxの場合は、アプレット内をクリックしてキーボードフォーカスを戻します。
X Window System Version 11システムで
のクリップボードのサポート
●
Client for Javaのクリップボードは、X Window System Version 11(X11)の
selectionコマンドでCLIPBOARDを使うアプリケーションだけをサポートしています。
特に、MotifとGnomeアプリケーションでは問題ありませんが、KDEアプリケーション
でクリップボードを使うことはできません。 Xtermでは、X11リソースのselectionコマ
ンドでCLIPBOARDを使うように構成できます。 次に例を示します。
XTerm*VT100.Translations:
#override \n\
~Ctrl ~Meta <Btn2Up>:\
insert-selection(PRIMARY,CLIPBOARD,CUT_BUFFER0)\n\
<BtnUp>: select-end(PRIMARY,CLIPBOARD,CUT_BUFFER0)\n
GNU Emacsも、lispコードで次のように指定すると、CLIPBOARDを使うように構成で
きます。
(setq x-select-enable-clipboard t)
●
85
多くのX11システムに搭載されているxclipboardユーティリティを使って、PRIMARYと
CLIPBOARDの間でデータを移動することもできます。
Mac OS X
●
●
●
XenAppサーバーに接続中にMacintoshシステムでマウスの右ボタンを使用するには、コ
マンドキーを押しながらマウスをクリックする必要があります。
MacintoshのOptionキーを押して入力する文字が、ICA セッションの現在の Windows
フォントでサポートされていない場合があります。 まったく異なる文字が表示された場
合は、ICAセッションで、該当する文字をサポートしているWindowsフォントを選択し
てください。 目的の文字が表示されたら、元のフォントに戻しても問題はありません。
ログオンするときにCookieや認証が必要になるWebサーバーでJavaアーカイブファイル
がホストされている場合は、クライアントを読み込めません。 Webサーバーに、ログオ
ン時の認証機能を使用しないでください。
この問題は、HTMLヘルプファイルやICAファイルにも影響します。
特に、Cookieを使用してセッションの状態を管理するASPアプリケーションやJSPアプ
リケーションが影響を受けます。
●
86
任意のマウスポインターは、Mac OS Xではサポートされません。
Windows Internet Explorer
デッドキーの文字の表示
デッドキーの文字を表示するには、デッドキーを押してからスペースバーを2回します。
管理者としてログオンしてJava環境を有効に
する
Windows Server 2003では、管理者としてログオンした場合のセキュリティ設定は、デフォ
ルトで次のようになります。
●
インターネット:高
●
イントラネット:中-低
●
信頼済みサイト = 中
管理者としてログオンしてインターネット上でクライアントを使用する場合、Internet
Explorerの[インターネット]オプションで、Java環境に高いセキュリティレベルを設定し
ます。
●
●
87
Microsoft Knowledge Base(マイクロソフトサポート技術情報)の技術文書182569の
指示に従います。
Javaアプレットを提供するインターネットサイトを、信頼済みサイトとして登録します。
信頼済みサイトのセキュリティレベルはデフォルトで「中」に設定されるため、Java環
境を有効にしてクライアントを使用できます。
日本語オペレーティングシステムでの
Client for Javaの使用
シャドウセッションでの日本語入力
シャドウを行っている時にセッションに日本語を入力する場合、シャドウする側のユーザー
はサーバー側のIMEを使用してください。 デフォルトではサーバー側のIMEが使われますが、
クライアント側のIMEを使用している場合は設定を変更する必要があります。
[設定]ダイアログボックスで、[全般]タブの[キーボードレイアウト]から[(サーバー
のデフォルト)]か[日本語(サーバーのIMEのみ)]を選択します。
または[日本語(クライアントおよびサーバーのIME)]を選択している場合は、セッショ
ンをシャドウ中はサーバーのIMEを使ってください。
かな入力時の長音記号(ー)の入力
サーバー側のIMEを使用してかな入力モードで長音記号(メーモ)を入力する際には、Shiftキー
を一緒に押して入力してください。 クライアントのIMEを使用する場合は、この操作は不要
です。
特定のアプリケーションに対するクライアント
IMEを使用した日本語入力
公開アプリケーションの種類によっては、セッション内のクライアント側のIMEからの入力
が文字化けする場合があります。 このような場合には、クライアントのIMEをサーバー側の
IMEに切り替えて文字を入力してください。
Windows上のWeb InterfaceのUnicode設
定
Microsoft WindowsサーバーにインストールしたWeb InterfaceでClient for Javaを展開す
る場合、バージョン8以上を使用することをお勧めします。 これにより、すべてのICAファ
イルのエンコードがUnicodeになります。
デリバリーサービスコンソールを使ってこの設定を構成します。 起動するクライアント設定
を指定する場合、サポートするクライアントのバージョンを8以降に設定します。
これを設定しない場合、ICAファイルはMicrosoft Windows Codepage 932を使ってエンコー
ドされます。 このエンコード設定は、多くの環境下で有効ですが、長いチルドなど特殊な文
字を含む名称の公開アプリケーションを起動できません。
88
日本語オペレーティングシステムでのClient for Javaの使用
日本語キーボードのショートカットキーのサポー
ト
ハードウェアのプラットフォームによっては、Java仮想マシンで、サーバーのIMEモードを
制御するための日本語特有の修飾キー(半角、全角、ひらがななど)が使用できない場合が
あります。
このような問題が発生した場合は、まず、使用しているプラットフォーム用のJ2SE対応の最
新Java仮想マシンを使用していることを確認してください。 問題が解決しない場合は、マウ
スでIMEツールボタンをクリックしてモードを変更してください。
IMEを制御するショートカットキーを定義します。 たとえば、F1キーをカタカナ入力キーと
して定義できます。 このような日本語ショートカットキーは、クライアント用のショートカッ
トキー(Ctrl+Alt+Delキー用のCtrl+F1キーなど)と同じようにしてマップすることができ
ます。
日本語のショートカットキーは英語と同じで、<applet>タグ、または[設定]ダイアログ
ボックスで定義できます。詳しくは、「ショートカットキー機能の指定」を参照してくださ
い。
定義できる日本語ショートカットキーの一覧:
HotkeyMuHenkanChar
HotkeyMuHenkanShift
HotkeyPrevKouhoChar
HotkeyPrevKouhoShift
HotkeyKatakanaChar
HotkeyKatakanaShift
HotkeyHankakuChar
HotkeyHankakuShift
HotkeyKanjiBangoChar
HotkeyKanjiBangoShift
HotkeyNextKouhoChar
HotkeyNextKouhoShift
HotkeyAllKouhoChar
HotkeyAllKouhoShift
HotkeyHiraganaChar
HotkeyHiraganaShift
HotkeyRomajiChar
HotkeyRomajiShift
HotkeyEisuChar
HotkeyEisuShift
89
Mac OS X上でのクライアント側IME入
力モードの使用
ATOKの使用
ATOK IMEを実装する日本語版のMac OS Xで実行する場合は、ATOK17を使用します。 ク
ライアントは、ATOK16をサポートしません。 代わりに、デフォルトのKotoeri IMEを使用
します。
最初に入力した文字の表示
Mac OS X上でクライアント側のIMEを使用する場合、最初に入力した文字が全角の英文字(
a~z)である場合、その文字は表示されません。
最初の文字を表示するには:
●
サーバー側のIMEを使用して全角の英文字を入力する
●
または、全角の英文字を入力する前に1つ以上のかな文字を入力する
入力モードの変更
Apple(Alt)キーを使用するキーの組み合わせはアプリケーションのメニューバーのフォー
カスを切り替え、その結果最初に入力する文字は認識されません。
Mac OS X上でクライアント側のIMEを使用する場合、かなおよび英数キーを使ってIME入力
モードを切り替えます。
再接続後のクライアントIMEを使用した文字入
力
セッションへの再接続を、切断前のセッションと異なるブラウザーや異なるウィンドウサイ
ズ設定で行うと、既存のセッションのビデオモードを変更できないことを知らせる警告メッ
セージを示すダイアログボックスが表示されることがあります。 クライアント側のIMEを使
用して文字を入力するには、[OK]をクリックして、このダイアログボックスを閉じる必要
があります。
このダイアログボックスは、アプリケーションウィンドウの後ろに隠れている場合がありま
す。 再接続後にクライアント側のIMEを使って入力できない場合は、ブラウザーウィンドウ
で開いているアプリケーションウィンドウを最小化して、こののダイアログボックスが表示
されているかどうか確認してください。 [OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じ、
アプリケーションウィンドウの表示を元に戻します。
90
Client for Javaのパラメーター
次の表に、クライアントに機能を追加したり、カスタマイズするときに指定できるパラメー
ターを示します。 Addressパラメーターのみが必須のパラメーターです。
ほとんどのパラメーターはHTMLページで指定します。ただし、クライアントドライブマッ
ピング用パラメーターは、クライアント側のappsrv.iniファイルで指定します。
パラメータ
説明
Address
サーバーのアドレス、または公開アプリケーションの名前。
公開アプリケーションをアドレスとして入力した場合は、
InitialProgramパラメーターも指定する必要があります。
CGP Address
セッション画面の保持を使って接続するサーバーのアドレ
ス:“hostname:port”。 セッション画面の保持を使って
接続するサーバーとしてAddressパラメーター値を使うた
めのアスタリスク(*)を入力します。
Clientname
クライアント名。 「client.wfclient.Clientname」という
形式を使います。 client.wfclient.UseHostname=offに
設定した場合に、このパラメーターを使います。
CREnabled
コンテンツリダイレクト機能を有効または無効にします。
有効にする場合はyes、無効にする場合はnoに指定しま
す。 デフォルト値はyesです。
Domain
ユーザーのドメインの名前。
HTTPBrowserAddress
ブラウザーサーバーのアドレス。 TCP/IP+HTTPまたは
SSL/TLS+HTTPSブラウザーが指定されている場合に使
用します。 プライマリサーバーとバックアップサーバー
のグループを指定する場合にも使用します。
HTTPBrowserAddress2~
15
接続先のサーバーが、XMLサービスでデフォルトポート
(80)以外を使用するように構成されている場合は、こ
のパラメーターに、<port number>を追加し、<port
number>を、サーバーのXMLサービス用に構成されてい
るポート番号に置き換える必要があります。
HTTPBrowserAddressのデフォルトは、icaです。
HTTPBrowserAddress 2~15のデフォルトはありません。
91
Icafile
クライアントのICAファイル。 入力する値は、有効な
URLである必要があります。 デフォルトの値はありませ
ん。
ICAPortNumber
ICAポート番号。デフォルトの番号は1494です。 別のポー
ト番号を指定する場合は、このパラメーターにそのポート
の番号を指定するか、Addressパラメーターの値にポート
番号を追加します(例:CitrixServer:1495)。ICAブラ
ウズメカニズムにより返されるポートが優先されるため、
公開アプリケーションに接続する場合は、
ICAPortNumberパラメーターは使用されません。
Client for Javaのパラメーター
92
InitialProgram
サーバーに接続すると自動的に起動するプログラムの名前。
公開アプリケーションを起動させる場合は、プログラム
名の前に#(シャープ)を付けます。
Language
クライアントのユーザーインターフェイスで使用する言語。
クライアントデバイスの言語以外を使う場合に指定します。
Param
公開アプリケーションにファイル名などのパラメーターを
渡します。
Password
ユーザーのパスワード。 暗号化されたパスワードを指定
することはできません。 暗号化されたパスワードを指定
するには、暗号化されたパスワードが入ったICAファイル
またはINIファイルを使用します。
SpeedScreenBA
SpeedScreenブラウザーアクセラレーションを有効また
は無効にします。 有効にする場合はyes、無効にする場合
はnoに指定します。 デフォルト値はyesです。
SupportTSEquivalencyOn
WinXP
Microsoft Windows XPクライアントデバイスで、
Microsoftターミナルサービスクライアントアクセスライ
センス(Terminal Services Client Access License (TS
CAL))の等価性を使用するかどうかを指定します。 有効
にする場合はon、無効にする場合はoffに指定します。 デ
フォルトの値は、offです。
TWIDisableSessionSharing
セッション共有機能を有効または無効にします。 コネク
ションセンターを使うときに、有効にします。 デフォル
ト値はnoです。
TWIMode
シームレスウィンドウを有効または無効にします。 シー
ムレスウィンドウを使用する場合はon、使用しない場合
はoffに指定します。
UseHostname
クライアント名として使うクライアントデバイスのホスト
名を指定します。 「client.wfclient.UseHostname」と
いう形式を使います。
Username
ログオン時に使用するユーザー名。
WorkDirectory
ユーザーがサーバーに接続すると起動するプログラムの作
業ディレクトリのパス。
セキュリティ設定用パラメーター
パラメータ
説明
EncryptionLevel
ICAコネクションで使用する暗号化レベル。 次の
いずれかの値を指定します。
0:暗号化なし、1:基本、2:RC5 128ビット-ロ
グオンのみ、5:RC5 128ビット
デフォルトの値は1です。
PermitCGP
クライアント(クライアント側のパラメーター)
上でセッション画面の保持を許可するかどうかを
指定します。 有効にする場合はyes、無効にする
場合はnoに指定します。 デフォルト値はyesです。
PermitVirtualChannelSDK
クライアント(クライアント側のパラメーター)
上でSDK仮想チャネルを許可するかどうかを指定
します。 有効にする場合はyes、無効にする場合
はnoに指定します。 デフォルト値はnoです。
ProxyAutoConfigURL
プロキシサーバーの自動構成で使用するPACファ
イルの場所を指定します。 デフォルトの値はあり
ません。
(このパラメーターはProxyTypeを指定する場合
にのみ必要です)。
ProxyDebug
トラブルシューティングのため、Javaコンソール
でプロキシのデバッグを有効にするかどうかを指
定します。 有効にする場合はon、無効にする場合
はoffに指定します。 デフォルトの値は、offです。
(このパラメーターはProxyTypeを指定する場合
にのみ必要です)。
ProxyExcludeList
クライアントから、プロキシサーバーを経由せず
に直接接続するサーバーのアドレスを、セミコロ
ンで区切って指定します。 デフォルトの値はあり
ません。
(このパラメーターはProxyTypeを指定する場合
にのみ必要です)。
ProxyHost
プロキシサーバーのアドレスとポート番号。 デフォ
ルトの値はありません。
(このパラメーターはProxyTypeを指定する場合
にのみ必要です)。
93
セキュリティ設定用パラメーター
ProxyType
プロキシサーバーの種類。 次のいずれかの値を指
定します。
none:プロキシを使用しません。
auto:Webブラウザーの設定を使用します。
socks:SOCKSを使用し、バージョンを自動検出
します。socksv4:SOCKSバージョン4を使用しま
す。
socksv5:SOCKSバージョン5を使用します。
secure:Secureプロキシを使用します。
script:PACファイルを使用します(
ProxyAutoConfigURLで指定)。
デフォルトの値はありません。
ProxyUsername
プロキシサーバーのログオンアカウント情報。 デ
フォルトの値はありません。
ProxyPassword
(これらのパラメーターはProxyTypeを指定する
場合にのみ必要です)。
SecureChannelProtocol
SSL/TLSプロトコルのバージョンを指定します。
値はSSL、TLS、またはdetectです。 detectを指
定すると、サーバーによって要求されるプロトコ
ルを使ってクライアントが接続します。 デフォル
トの値はdetectです。
SSLCertificateRevocationCheckPo
licy
Certificate Revocation Checkingを使用するかど
うかを指定します。 値はNoCheck、
CheckWithNoNetworkAccess、FullAccessCheck、
およびFullAccessCheckAndCRLRequiredです。
デフォルトの値は、CheckWithNoNetworkAcces
sです。
SSLCiphers
別の暗号の組み合わせを指定します。 値はGov、
Com、またはAllです。 デフォルトの値は Allです。
SSLEnable
SSLおよびTLS暗号化プロトコルを有効にします。
BrowserProtocolパラメーターと一緒に使います。
有効にする場合はon、無効にする場合はoffに指定
します。 デフォルトの値は、offです。
SSLProxyHost
リレーモードのSecure Gatewayサーバーのアド
レス。 デフォルトの値はありません。
UseAlternateAddress
ファイアウォールを介した接続で、サーバーの代
替アドレスを使用するかしないかを指定します。
「user.wfclient.UseAlternateAddress」という形
式で指定します。
パラメーターの値は、0(実際のアドレスを使用)
または1(代替アドレスを使用)に指定できます。
デフォルト値は0です。
94
セキュリティ設定用パラメーター
UseLocalUserAndPassword
95
クライアントでKerberosをサポートするかどうか
を指定します。 有効にする場合はyes、無効にす
る場合はnoに指定します。 デフォルト値はnoです。
ユーザーインターフェイス用パラメーター
パラメータ
説明
Border
Webブラウザー内のICAセッションウィンドウの境界線
のオン、オフを切り替えます。 値は、onまたはoffに指
定できます。 デフォルトの値は、offです。
BorderWidth
ICAセッションウィンドウの境界線の幅をピクセル数で
指定します。 デフォルトの値は6です。
DesiredColor
ICAセッションウィンドウの色数。 値は、2(256色)、
4(32000色)、または8(1600万色)に指定できます。
デフォルトの値は、256色です。 クライアント自体を
16色モードに設定することはできませんが、16色モード
の公開アプリケーションに接続することはできます。そ
の場合は、256色で表示されます。
DesiredHRes
ICAセッションウィンドウの高さ。アプレットと異なる
サイズのウィンドウを使用する場合に指定します。 この
パラメーターを指定しない場合は、Heightパラメーター
が使用されるので、セッションウィンドウはアプレット
と同じ高さになります。 デフォルトの値はありません。
DesiredVRes
ICAセッションウィンドウの幅。アプレットと異なるサ
イズのウィンドウを使用する場合に指定します。 このパ
ラメーターを指定しない場合は、Widthパラメーターが
使用されるので、セッションウィンドウはアプレットと
同じ幅になります。 デフォルトの値はありません。
End
クライアントで、どのようにICAセッションを終了する
かを設定します。 値は、manual(デフォルト)、auto、
terminate、およびURLに指定できます。
Height
ICAセッションウィンドウの高さ。 <applet>タグの属
性として指定します。
HotkeynShift
クライアントのさまざまな機能を制御するショートカッ
トキーを設定します。 user.wfclient.Hotkeyn、または、
user.wfclient.HotkeynChar、という形式を使います。n
は、ショートカットキーの番号です。nには、2~11の数
を指定できます。 ショートカットキーの設定方法につい
ては、「ショートカットキー機能の指定」を参照してく
ださい。
HotkeynChar
96
KeyboardLayout and
KeyboardType
キーボードの種類。 user.wfclient.KeyboardType、お
よび、user.wfclient.KeyboardLayout、という形式を使
います。
ShowSettingsButton
[設定]ボタンの表示/非表示を切り替えます。 [設定]
ボタンを表示するには、完全なJICAEngアーカイブを使
用するか、JICA-configアーカイブを追加する必要があ
ります。 パラメーター値は、yesまたはnoに指定できま
す。 デフォルト値はyesです。
ユーザーインターフェイス用パラメーター
97
ShowStatusBar
ステータスバーの表示/非表示を切り替えます。 ステー
タスバーを表示するには、完全なJICAEngアーカイブを
使用するか、JICA-configアーカイブを追加する必要が
あります。 パラメーター値は、yesまたはnoに指定でき
ます。 デフォルト値はyesです。
Start
クライアントで、どのようにセッションを開始するかを
設定します。 値は、manualと autoに指定できます。
デフォルトの値は、manualです。
Width
ICAセッションウィンドウの幅。 <applet>タグの属性
として指定します。
クライアントオーディオマッピング用パ
ラメーター
98
パラメータ
説明
ClientAudio
クライアントオーディオを有効にします。 値はonおよ
びoffに指定できます。 デフォルトは、offです。
クライアントプリンターマッピング用パ
ラメーター
99
パラメータ
説明
Comment
デフォルトのプリンターを設定します。 必ず、
user.printername.Comment、という形式で指定し
ます。printernameは、LocalClientPrintersパラメー
ターで指定したプリンター名です。
Driver
プリンタードライバー。 user.printername.Driver、
という形式を使います。printernameは、
LocalClientPrintersパラメーターで指定したプリンター
名です。
LocalClientPrinters
クライアントプリンターの情報を、サーバーに渡しま
す。 必ず、<param name=”user.localclientprinter
s” value=”printername”>、という形式を使います。
プリンターを複数指定する場合は、プリンター名をコ
ンマで区切って入力します。
Port
プリンターポート。 user.printername.Port、という
形式を使います。printernameは、LocalClientPrinter
sパラメーターで指定したプリンター名です。
クライアントドライブマッピング用パラ
メーター
ほとんどのパラメーターは[設定]ダイアログボックスで指定しますが、次の3つはクライ
アント側のappsrv.iniファイルでしか指定できません。
100
パラメータ
説明
DriveRemovable<x>
ドライブx(フロッピーディスクドライブまたは
CD-ROMドライブ)をリムーバブルにするかしない
かを指定します。 パラメーター値は、yesまたはno
に指定できます。 デフォルトは、noです。
DriveMappingHomeDrive
ホームディレクトリのドライブ文字を指定します。
必ず、単一文字の値にします。 デフォルトは、Hで
す。
DriveMappingAutoDetectHome
ユーザーのホームディレクトリを自動検出するかしな
いかを指定します。 パラメーター値は、yesまたは
noに指定できます。 デフォルトは、yesです。
パフォーマンスの調整用パラメーター
101
パラメータ
説明
Compress
データ圧縮を設定します。 値は、データ圧縮を有効
にするにはon、無効にするにはoffです。 デフォルト
の値はonです。
MaximumCompression
最大レベルのデータ圧縮を設定します。 値は、より
大きなデータ圧縮を有効にするにはon、標準のデー
タ圧縮を有効にするにはoffです。 Compressパラメー
ターをonにしておく必要があります。 デフォルトの
値は、offです。
MouseTimer
マウス操作の更新を、サーバーに送る間隔をミリ秒
単位で指定します。 キューを無効にするには0に設
定します。 デフォルト値は0です。
PersistentCacheEnabled
ビットマップキャッシュを有効または無効にします。
必ず、「user.wfclient.PersistentCacheEnabled」
という形式を使います。 値はonまたはoffです。 デ
フォルトの値は、offです。
PersistentCacheMinBitmap
キャッシュするビットマップの最小サイズを、KB単
位で指定します。 デフォルト値は8です。
PersistentCacheSize
ビットマップキャッシュのサイズを、MB単位で指定
します。 デフォルト値は10です。
ZLKeyboardMode
SpeedScreenのモード。 値は0(off)、1(on)、
または2(auto)です。 デフォルト値は0です。
ZLMouseMode
SpeedScreenのモード。 値は0(off)、1(on)、
または2(auto)です。 デフォルト値は2です。
ICAPrinterDrivers.txtファイル
デフォルトのICAPrinterDrivers.txtファイルには、次のプリンタードライバーが記述されて
います。
HP LaserJet
HP DeskJet
HP OfficeJet
HP LaserJet Series II
HP LaserJet III
HP LaserJet 4
HP LaserJet 5
HP LaserJet 4000 Series PCL
HP LaserJet 4000 Series PS
HP LaserJet 4050 Series PCL
HP LaserJet 4050 Series PS
HP LaserJet 5000 Series PCL
HP LaserJet 5000 Series PS
HP LaserJet 8000 Series PCL
HP LaserJet 8000 Series PS
HP LaserJet 8100 Series PCL
HP LaserJet 8100 Series PS
Canon Bubble-Jet BJC-70
Canon Bubble-Jet BJ-200ex
Canon Bubble-Jet BJC-600
Canon LBP-4Canon LBP-8II
Canon LBP-8III
Epson Stylus Pro ESC/P 2
Epson Stylus COLOR ESC/P 2
Epson Stylus Photo ESC/P 2
Epson EPL-3000
Epson EPL-4000
Epson EPL-5000
Epson EPL-6000
Epson EPL-7000
Epson EPL-8000
Epson EPL-9000
Lexmark Optra
102
サポートされているキーボードレイアウ
ト
サポートされているキーボードレイアウトの一覧:
"(Server Default)"
"Albanian" "Belarusian"
"Belgian Dutch"
"Belgian French"
"Brazilian (ABNT)"
"British"
"Bulgarian (Latin)"
"Bulgarian"
"Canadian English (Multilingual)"
"Canadian French (Multilingual)"
"Canadian French"
"Croatian"
"Czech (QWERTY)"
"Czech"
"Danish"
"Dutch"
"Estonian"
"Finnish"
"French"
"German (IBM)"
"German"
"Greek (220) Latin"
"Greek (220)"
103
サポートされているキーボードレイアウト
"Greek (319) Latin"
"Greek (319)"
"Greek Latin"
"Greek"
"Hungarian 101-Key"
"Hungarian"
"Icelandic"
"Irish"
"Italian (142)"
"Italian"
"Japanese (client and server IME)"
"Japanese (client IME only)"
"Japanese (server IME only)"
"Korean" "Latin American"
"Latvian (QWERTY)"
"Latvian"
"Lithuanian"
"Norwegian"
"Polish (214)"
"Polish (Programmers)"
"Portuguese"
"Romanian"
"Russian (Typewriter)"
"Russian"
"Serbian (Cyrillic)"
"Serbian (Latin)"
"Slovak (QWERTY)"
"Slovak"
104
サポートされているキーボードレイアウト
"Slovenian"
"Spanish Variation"
"Spanish”
"Swedish"
"Swiss French"
"Swiss German"
"Taiwan"
"Turkish (F)"
"Turkish (Q)"
"Ukrainian"
"United Kingdom"
"US"
"US-Dvorak for Right hand"
"US-Dvorak for left hand"
"US-Dvorak"
"US-International"
105