平成24年度事業計画

平成 24 年度事業計画及び収支予算について
1 文化芸術を担う人材づくり 予算額 4,600 千円(基本財産取崩財源充当 4,530 千円)
(以下、基本財産取崩財源充当、「取崩財源」と表記)(前年 7,397 千円)
芸術家の育成など創造的活動を行う者の育成を図る。
1.アートマネージメント講座「アートマネージャー/パブリックアートプロジェクト」 予算額 2,000 千円
(取崩財源 2,000 千円)(前年 4,730 千円)
中長期のスパンで、「街」や「地域」をアートで元気にする人材(アートマネージャ
ー)を育成するための講座を行い、実際にアートマネジメントができる人材を育成す
るプログラムを実施する。
第一線で活躍しているアートプロデューサーを講師として招へいし、そのノウハウ
やテクニックを演習することにより、自分の考えや感覚、発想を理論的に組み立て、
企画立案、運営計画、資金調達、プレゼンテーションにいたるまでを実践的に身につ
け、受講中に、実際にアートイベントのプロジェクトを実施する予定としている。
(1)受講生:10 人程度(18 歳以上 40 歳未満)
(2)日
程:平成 24 年 6 月~25 年 3 月(全 10 回程度)
(3)受講料:5,000 円
(4)講
師:三村康仁氏
1964 年香川県生まれ。大阪芸術大学卒業。
ゲートオブドラゴン代表。digmeout exhibition の審査員や KPO キリンプラザ大
阪、御堂筋アートグランプリのディレクション、ART WALK の主催など大阪の主要
なアートイベントにおいて大きな役割を担うなど、プロデューサーとしても注目
されている。
2.文化芸術活動支援事業
予算額 2,000 千円(取崩財源 2,000 千円)
( 前年 2,400 千円)
【文化芸術振興活動費助成金(文化芸術活動)】
県内の文化芸術団体が実施する創造的・意欲的な文化芸術活動を支援する。
(1)文化芸術活動成果発表事業(文化芸術活動の成果発表のための展示会、演奏会等)
①団体育成型
結成後 5 年以下の団体が行う成果発表事業を対象
②発展支援型
通例の事業ではない、新たな試みに取組んだ成果発表事業を対象
(2)国際交流事業(海外との文化芸術の交流を図る活動)
3.若手芸術家活動の場提供事業
予算額 600 千円(取崩財源 530 千円)
(前年 267 千円)
(1)若手芸術家活動支援事業
予算額 500 千円(取崩財源 500 千円)
(前年 167 千円)
【文化芸術振興活動費助成金(若手芸術家活動)】
若手芸術家が文化施設等で実施する展示会や演奏会等の文化芸術活動を支援する。
(2)若手漆工芸作家育成支援事業
予算額 100 千円
(取崩財源 30 千円、手数料収入見込 70 千円)(前年 100 千円)
若手漆工芸作家の育成支援のため、漆芸研究所において漆工芸作品の受託販売を行う。
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①対象
②期間
県内在住で 40 歳以下の若手漆工芸作家
3 ヶ月
③販売料の取扱等
販売額の 10%を販売手数料として財団の収入とする。
4.中学校・高校演劇講習会
中学校・高等学校演劇部の顧問や生徒を対象に、専門家の指導により演技・演出・舞台
技術の向上を図る講習会を開催する。
2 文化芸術を育む環境づくり
予算額 15,200 千円(取崩財源 1,200 千円)
(前年 27,545 千円)
舞台鑑賞事業の開催などソフト面の事業を行う。
1.文化事業
予算額 1,200 千円(取崩財源 1,200 千円)(前年 1,518 千円)
文化芸術団体等が行う舞台公演事業に対し、支援(会場使用負担)を行う。
①中学校・高校演劇WS(アルファあなぶきホール 小ホールほか)
予算額 400 千円(取崩財源 400 千円)(前年 341 千円)
②かがわ第九演奏会(アルファあなぶきホール 大ホール)
予算額 800 千円(取崩財源 800 千円)(前年 806 千円)
2.舞台芸術鑑賞事業
予算額 14,000 千円(前年 26,045 千円)
(入場券販売収入見込 14,000 千円)
地方では鑑賞機会が少ない優れた舞台芸術の鑑賞の機会を提供するもので、 本年度
は、宝塚歌劇団『月組』公演を予定している。本公演は、舞台の内容、過去の公演が県
民の方からも好評であること、宝塚歌劇団の地方公演は、公的団体が主催する事業に限り
公演を行うこと(民間主催は不可)などから、平成 24 年度の事業として実施するものである。
公演団体:宝塚歌劇団『月組』(演目未定)
日
時:平成 24 年 11 月 4 日(日)(予定)
場
所:アルファあなぶきホール 大ホール
昼、夜2回公演
(前年公演:熊川哲也Kバレイカンパニー「白鳥の湖」)
〈参考〉宝塚歌劇団『月組』について
1921 年に宝塚歌劇団の2番目の組として設立され、ナチュラル志向の芸を持ち味に、
特に芝居に強いトップスターや助演者を多く輩出し、退団後女優として活動する者(大
地真央、黒木瞳、天海祐希など)も多い。
また、日本初のレビュー『モン・パリ』をはじめ、『ベルサイユのばら』『風と共に
去りぬ』など、今日の宝塚歌劇を代表する作品が初演された名門の組である。
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文化芸術を活かした地域づくり
予算額 18,500 千円(取崩財源 14,270 千円)
(前年 20,849 千円)
地域の人々が文化芸術を活用して地域を活性化する事業を行う。
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1.かがわ文化芸術祭 2012 事業
予算額 10,000 千円(取崩財源 5,770 千円)(前年 11,500 千円)
今年で 54 回目を迎え、県民一人ひとりが様々な形で参加し、県全体に広がりのある文
化芸術の祭典としてのかがわ文化芸術祭を次のようなプログラムで実施する。
期
間:平成 24 年 9~12 月(一部通年事業を除く)
場
所:県内各地
○実行委員会主催公演・行事
かがわ文化芸術祭の中心となる実行委員会が主催する事業
(1)ホール公演事業
(2)アートコンポ香川ビエンナーレ
(3)ポスター原画募集、ポスター原画展(県立ミュージアム)
(4)かがわアート塾
(5)暮らしにアートプロジェクト
ほか詳細未定
○参加公演・行事
かがわ文化芸術祭 2012 の一環として県内の文化団体等が主催した公演・行事
○特別事業
別の主催者の事業のうち、かがわ文化芸術祭の共催事業として位置づけた事業
2.「さぬき映画祭」事業
予算額 7,000 千円(うち取崩財源 7,000 千円)( 前年 7,500 千円)
映画・映像文化による地域文化の振興と香川の活性化を図るため、全国で例を見ない多
彩で特色ある「さぬき映画祭 2012」の秋の映画上映やシネマトーク等を実施する。
また、さぬき映画祭を盛り上げるとともに、映画・映像を活用して商店街を活性化させ
るため、高松中央商店街でも映像イベントを開催する。
期
間:平成 24 年 11 月~12 月(予定)
場
所:【高松会場】e-とぴあ・かがわ
ほか
【地域会場】県内各地
3.文化芸術を活かした地域活性化支援事業
予算額 1,500 千円(取崩財源 1,500 千円)
(前年 1,840 千円)
【文化芸術振興活動費助成金(地域活性化活動)】
県内の民間団体等が行う地域を活性化する文化芸術活動に対し支援を行う。
4.かがわ郷土芸能フェスタ運営事業
かがわ郷土芸能フェスタ 2012 の実施に当たり、県民ホール事業部が音響や照明等の運
営を行う。
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県民ホール舞台技術受託事業(県委託金)
予算額 56,427 千円(委託料収入 56,427 千円)
( 前年 54,573 千円)
県からの委託により、県民ホール大ホール・小ホールの舞台機構・音響・照明設備の操作
及び維持管理を行うとともに、ホール使用者との舞台運営の打合せや使用時の指導助言
などを行う。
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「新春のつどい」の開催
予算額 900 千円(会費収入見込 900 千円)
(前年 792 千円)
県内の文化芸術関係者が一堂に集い、意見交換を行う等交流を深める「新春のつどい」
を開催する。(参加者見込:150 名)
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事業費(事務局会計附帯事務費)
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管理費(事務局会計)
予算額 570 千円(前年 570 千円)
財団事業の実施に伴う、需用費、役務費等の附帯事務費
予算額 6,146 千円(前年 6,296 千円)
財団の運営に伴う、人件費、消費税、使用料、需用費、役務費等の事務経費
○ 基本財産の運用について
当財団の基本財産については、国債、地方債の債権を中心に運用を行っている。
債券購入の際に発生する、購入金額と債券額面との差額(オーバーパー及びアンダー
パー分)については、満期保有を前提とし、公益法人会計基準に基づき償還期間までの
各年度で按分して減価償却を行っているが、今後、債券の市場価格動向により明らかに
売買益が見込まれる場合は、満期前での債券の売却を可能とする。
なお、その場合、併せて減価償却残の一括償却の会計処理を行うものとする。
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