第4 平成28年度の主要事業及び新規事業

第4 平成 28 年度の主要事業及び新規事業
1 社会全体による子どもたちの自主性・自立性の育成
(1)野外体験活動支援事業(生涯学習課)
p.38【予算額:45,000 千円】
高萩市との連携により,
(公財)ボーイスカウト日本連盟が所有する大和の森高萩スカウトフ
ィールドを中心とした高萩市周辺地域を日本最大規模の野外体験活動の中心とし,多様な野外体
験活動を充実させることにより,青少年の健全育成を図る。
① 野外体験活動に関する世代別プログラムの作成と実証
・野外体験活動プログラムの実証
・野外体験活動プログラム集(27 年度版)の改訂版の作成・配布
② 野外体験活動環境の整備支援
・野外体験活動の場としてトイレ,シャワー棟,場内案内板等の設置
・ハイキングコース等の整備
(2)県立図書館資料整備事業(生涯学習課)
p.39【予算額:4,077 千円】
子どもの読書活動を推進するため,寄附金を活用し,県立図書館における児童図書等を整備す
る。
・児童図書 2,250 冊/年(既定予算と併せて 4,500 冊/年)
(3)みんなにすすめたい一冊の本推進事業(義務教育課)
p.79【予算額:2,808 千円】
学校が家庭や地域の協力を得ながら,
「みんなにすすめたい一冊の本」
(図書の紹介本)等を活
用した読書活動を推進し,国語力の向上と心の教育の充実を図る。
① 「みんなにすすめたい一冊の本」等を活用した読書活動の推進
② 「みんなにすすめたい一冊の本」等を活用して多くの本を読んだ児童生徒の表彰
・対象:小学校4~6年生 1年間で 50 冊 教育長賞,3年間で 300 冊 知事賞
中学校全学年
1年間で 30 冊 教育長賞,3年間で 150 冊 知事賞
③ 読書案内リーフレット作成
(4)家庭の教育力向上プロジェクト事業(生涯学習課)
p.39【予算額:3,667 千円】
子どもの発達段階に応じた「家庭教育支援資料4部作」を作成・配布し,市町村やPTA等と
連携・協力して家庭教育学級等において活用を図ることにより,個々の保護者に対して子育てに
関する適切な情報を提供するとともに家庭教育の重要性を啓発することで,家庭の教育力の向上
を支援する。
① 家庭の教育力向上推進委員会の開催
・全県的な家庭教育推進方策の検討
・家庭教育支援資料4部作の活用方法の検討
② 家庭教育支援資料の作成・配布・活用
ア 「すくすく育てはじめの一歩」
・対象:乳幼児期(0歳~3歳)の子をもつ保護者
乳児家庭全戸訪問で配布・活用(30,000 部)
・内容:人としての基礎を築くとき,しつけは大切,メディアの視聴等
イ 「家庭教育ブック ひよこ」
・対象:幼児期(3歳~5歳)の子をもつ保護者:3歳児健診時に配布(26,500 部)
幼稚園やこども園,保育所で開催する家庭教育学級,PTA研修会等で活用
・内容:家庭教育とは,親子の絆,子育てのすばらしさ,お父さんの子育て,幼児期の特
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徴,幼児とのかかわり等
ウ 「家庭教育ブック」
・対象:就学前から小学4年生までの子をもつ保護者:就学時健診,入学説明会等で配布
(27,500 部)
小学校で開催する就学時健診や入学説明会の際に開催される家庭教育学級,PT
A研修会等で活用
・内容:親の役割と責任,子どもとの関わり方,子育ての心得,メディア等との接し方等
エ 「家庭教育ブック つばさ」
・対象:小学4年生から6年生までの子をもつ保護者:小学校で配布(27,500 部)
小学校で開催する家庭教育学級やPTA研修会等で活用
・内容:心身ともに発達が顕著になる小学校高学年の子をもつ保護者にとって関心が高
く,日々の生活の中で起こり得る具体的な事例への対処法等
③ 家庭教育支援人材の養成
・家庭教育支援資料の活用方法及び家庭教育の支援に関して必要な専門的・実践的な研修
の実施(基礎セミナー,スキルアップセミナー)
・参加人数:各 50 人程度
(5)家庭教育充実支援事業【新規】
(生涯学習課)
p.40【予算額:3,696 千円】
社会全体で子どもの自主性・自立性の育成を図り,強くたくましく生きられる子どもを育てる
ために,生涯にわたる人格形成を培う乳幼児期において,
「親の学び」や「家庭のルールづくり」
など家庭教育の充実を支援する。
① 家庭教育に関する学習機会と情報の提供
・家庭教育支援ポータルサイトの開設
家庭教育コラム,家庭教育に関する講座・イベント情報,いばらきっ子わが家のおやくそ
く8か条,ツイッターによる情報発信等
② 家庭のルールづくり支援
・いばらきっ子わが家のおやくそく8か条(公募制)
(6)訪問型家庭教育支援事業【新規】
(生涯学習課)
p.40【予算額:5,500 千円】
家庭や子どもを地域で支える取組を推進,強化するために,地域の人材,保健福祉部局等と協
働して,訪問型支援等の幅広い支援を行う家庭教育支援体制を構築する。
① 事業全体に係る総合調整,評価・助言
・協議会等を設置し,関係機関等との連携・協力を推進,各地域における取組の評価・助言
② 訪問型家庭教育支援員の養成
・各地域における取組の中核となる人材を対象に必要な知識・ノウハウ等を修得するための
養成講座を開催
③ 訪問型家庭教育支援(市町村モデル事業)
・家庭教育を主体的に行うことが困難な家庭に対する訪問型家庭教育支援の実施
(7)地域の教育支援体制等構築事業(生涯学習課)
p.42【予算額:50,294 千円】
市町村が土曜日等に行う学習活動や体験活動及び平日放課後に行う学習活動に対して支援す
る。
① 県推進委員会の設置及び研修会の実施
市町村を支援する体制づくりのために,学識経験者等による推進委員会を設置し,地域の教
育活動等の総合的なあり方の検討を行うとともに,市町村の教育コーディネーターや教育推進
員を対象に,資質向上を図るための研修会を実施する。
② 土曜日の教育活動
・市町村が実施する土曜・日曜等の学習・体験活動に対して補助する。
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・対象:小・中学生
・内容:学習活動(教科に即した発展的学習,体験活動等)
③ 地域未来塾
・市町村が実施する平日の放課後の学習活動に対して補助する。
・対象:小・中学校
・内容:学習活動(補習的学習)
(8)就学前教育・家庭教育推進事業【新規】
(教育政策室)
p.25【予算額:5,509 千円】
自主性・自立性に富み,社会を生き抜く力を備えた子どもを育てるため,生涯にわたる人格形
成を培う乳幼児期における,就学前教育及び家庭教育の推進施策に総合的に取り組む。
① 就学前教育・家庭教育推進協議会の設置
就学前教育・家庭教育のあり方(学習機会,教育環境,教育関係者の連携・活用等)を検討
・構成員:教育関係者,医療関係者,子育て支援団体,市町村関係者,学識経験者 等
② 就学前教育・家庭教育推進調査の実施
・調査対象:0~5歳児の保護者及び祖父母
・調査内容:保護者・幼児の生活実態,幼児期の教育に対する意識 等
③ 就学前教育・家庭教育推進ビジョンの策定
児童の発達段階に応じた就学前教育・家庭教育に係る総合的な方針,目標及び取組を策定
④ 就学前教育・家庭教育講演会の開催
就学前教育・家庭教育の気運醸成及び普及・啓発のための講演会を開催
・開催時期:平成 28 年 11 月(予定)
(9)幼児教育充実事業【新規】
(義務教育課)
p.80【予算額:5,204 千円】
就学前教育の質の向上を図るとともに,幼児期で培われた育ちや学びの,小学校生活や学習へ
の円滑な連携・接続を図る。
① 幼児教育指導方針説明会
幼稚園長,保育所長等を対象とした指導方針や幼児教育関連事業の説明会の開催
② 就学前教育推進小委員会
「幼保小連携・接続」に関する課題及び改善手法の検討
③ 幼児教育指導員連絡会議
指導員の共通理解の促進及び指導内容の検討
④ 幼児教育接続推進のための研修会
ア 市町村主催の幼稚園長・保育所長を対象とした教育課程編成等に係る合同研修会
(44 市町村,各1回)
イ 幼児教育施設等での指導員による研修会(教育課程編成の改善等)
(年 52 回実施)
ウ 教育課程研究協議会(中堅教職員・幼稚園長・保育所長等参加)
⑤ 幼児教育研修会
教育・保育に必要な専門的な知識・技能についての研修(県内5会場,各2日分散開催)
⑥ 指導資料作成
ア 幼児教育に関する指導資料を作成し,幼児教育施設に配付・活用
イ 幼稚園,認定こども園,保育所に実践研究を委託
(10)いばらき版高等学校「道徳」教育推進事業(高校教育課)
p.98【予算額:1,348 千円】
全国に先駆けて実施している全県立高校1年生の「道徳」の授業を通して,生徒一人一人が未
来に向けて人生や社会を切り拓いていこうとする道徳的実践力を高めることをねらいに,学校の
指導体制と教員研修を充実させ,「道徳」の授業の円滑な実施を図る。
さらに,全ての県立高校2年生において,「道徳プラス」をホームルーム活動で月1回(年 10
時間)必修化するにあたり,指導法について教員の研修を行い指導力の向上を図る。
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① 「道徳プラス」の推進
・推進校における研究授業等の実施
・集団活動を通して身に付けたい道徳的判断力や,道徳的実践意欲と態度を育成するための
指導法についての教員研修「道徳プラス」実践セミナーを実施
② 豊かな心育成コーディネーター研究協議会の開催
・各学校の組織の運営や授業実践についての研究協議を実施
③ 「道徳教育推進委員会」の開催
・学識経験者,PTA等を委員とし,「道徳」の授業のあり方の検討
・生徒用テキスト「ともに歩む」の改訂の検討
④ 「道徳」等の公開授業の促進
・全校において年1回以上,公開授業を開催し,地域との連携の促進
⑤ 「道徳」の授業におけるゲストティーチャーの活用推進
・企業や地域社会で活躍している方々の「道徳」の授業での積極的な活用
⑥ モラルエッセイコンテストの実施
・「世代をつなぐ」をテーマにエッセイコンテストを実施
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「いばらき教育の日」推進事業(生涯学習課)
p.42【予算額:2,054 千円】
「いばらき教育の日・教育月間」における県民の主体的な取組を促進するため,全県的な広報
啓発活動を展開するとともに,市町村や学校,地域,企業,団体への働きかけを行う。
① 「いばらき教育の日」推進協力事業所等登録制度の活用促進
・民間事業所等が実施する教育に関する取組を登録し,県の広報媒体で広く県民に紹介する
ことにより,企業等における教育への関心を高める取組を促進する。
② 「みんなで教育を考える『いばらき教育の日』推進協議会」が開催する推進大会への助成
③ 地域推進大会を開催し,県内各地域で教育に関する講演会等を実施
④ 広報啓発活動
ア 「教育の日」一斉キャンペーンの実施
・庁内各課や市町村,学校,地域,企業,団体と連携し,いじめをなくそうキャンペーン
やあいさつ声かけ運動,マナーアップ運動を県内主要駅頭で行い,教育関連事業をPR
する。
イ 庁内各課や関係機関が行う主催事業における広報
ウ 啓発ビデオの放映,ポスターの掲示,県広報誌やホームページへの掲載,県民へのリー
フレット配布などによる広報
2 確かな学力の習得と活用する力の育成
(1)少人数教育充実プラン推進事業(義務教育課)
p.82【予算額:1,001,597 千円】
児童生徒一人一人に基礎的・基本的な学習内容を確実に身に付けさせるとともに,自ら学ぶ意
欲や態度を育成するため,少人数学級とティームティーチングによる本県独自の少人数教育を小
学校全学年で実施し,きめ細かな指導体制の充実に努める。
また,中学校1年生に少人数教育を導入して,生徒指導上の問題等が急増する,いわゆる「中
1ギャップ」に適切に対応していく。
① 楽しく学ぶ学級づくり事業(対象:小学校全学年)
1・2年生:全学級 35 人以下学級
3~6年生:35 人超3学級以上の場合,1学級増設し担任教諭1名を配置
35 人超1・2学級の場合,各学級に非常勤講師1名を配置
② 中学校生活スタート支援事業(対象:中学校1年生)
35 人超3学級以上の場合,1学級増設し担任教諭及び非常勤講師各1名を配置
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35 人超1・2学級の場合,各学級に非常勤講師1名を配置
(2)学びの広場サポートプラン事業(義務教育課)
p.82【予算額:58,443 千円】
県作成の学習教材を用いるなどして学習する場を設定し,一人一人に応じたきめ細かな指導が
できるよう支援をすることにより,基礎学力の確かな定着を図る。
① 小学校版(対象:小学校4,5年生)
・四則計算等の知識や技能に関する問題からなる学習教材を作成・配付
・夏季休業中に最大5日間の補充指導を実施
・各学級には学びの広場サポーター(約 2,000 人)を派遣
② 中学校版(対象:中学校1,2年生)
・基礎的・基本的な知識・技能等に関する問題からなる学習教材を作成・配付
・年間を通して 15 時間程度の補充指導を実施(朝の自習,帰りの会における学習,強化月
間などの取組,長期休業中など)
・希望によりに学びの広場サポーターを派遣(約 500 学級,県全体の約1/3)
(3)いばらき高等学校学力向上推進総合事業【新規】(高校教育課) p.99【予算額:2,248 千円】
生徒に「確かな学力」を身に付けさせるための学習・指導方法及び評価方法の工夫改善に関し,
研究主題を設定して実践研究を行い,その成果を全県に普及し,各学校での今後の指導改善に資
する。
① 推進校における実践
・指導方法・評価方法や教材等の活用方法等についての実践研究
・学力向上運営指導委員会の設置
・授業公開,優れた授業の動画配信
・校内研修,先進校視察等の実施
・成果報告書の刊行
② 学力向上推進委員会の開催
・県教委・有識者による推進校での取組への指導助言等
③ 授業力向上研修会・成果発表会の実施
・全校対象の授業力向上に関する研究協議会(推進校における公開授業等を含む)
(4)小学校外国語活動推進事業(義務教育課)
p.84【予算額:1,647 千円】
グローバル化に対応した人材の育成を目指して,小学校教員の英語力及び指導力の向上を図る。
① 小学校教員の英語力向上研修
・対象:40 歳以下の小学校に勤務する中学校英語教員免許を持たない教員(300 人/年)
・内容:英語発音力研修講座,
「発音力」ソフトを活用した自主研修
② 小学校教員の外国語活動の指導力向上研修
・専門指導員の外国語活動研究推進校訪問
・外国語活動推進リーダー教師の育成
(5)国際社会で活躍できる人材育成事業(義務教育課・高校教育課) p.85,p.100【予算額:45,784 千円】
生徒の英語によるコミュニケーション能力を育成するため,英語教員の資質を向上させ,留学
の促進や国際教育の充実を図ることにより,加速するグローバル化に適応し,国際舞台で活躍で
きる有為な人材の育成を図る。
① 英語教員リーダー育成事業(中・高等学校)
・中核教員をハワイ大学に派遣(中学校 14 人 高等学校7人)
・研修後,専門指導員として小,中学校に派遣
② ディベート・チャレンジ(高等学校)
・教員向けディベート指導法研修
・ディベート県大会の開催,審査員養成研修
③ 留学・国際交流促進事業(高等学校)
・海外留学経費の支援 短期(10 万円/人)
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・留学・海外留学ガイダンスの開催
④ 英語活動お助けキャラバン(高等学校)
・県で雇用する外国語指導助手(ALT)を長期休業中に要請のある高等学校等に派遣し,
課外活動・研修に活用
⑤ 茨城県高校生国連グローバルセミナー(高等学校)
・事前・事後研修会(6回実施)
・国連大学におけるセミナー(講義・国連職員や留学生との交流)
⑥ スーパーグローバルハイスクール(高等学校)
・課題研究を中心とした教育課程の研究開発実践
・グループワーク,プロジェクト型学習等の実施,高大連携
(6)いばらき海外留学支援事業(高校教育課)
p.100【予算額:5,000 千円】
グローバルな視点を持って,本県の発展に寄与できる人材を育成するため,留学をする生徒に
支援を行う。(50 人に対して1人 10 万円を上限に支援)
(7)いばらき理科教育推進事業(義務教育課)
p.85【予算額:4,181 千円】
「科学技術イノベーション立県いばらき」の将来を担う人材を育成するため,理科授業の質の
向上,自然体験・科学的な体験の充実を通して,児童生徒の理科の学力向上を図るとともに,理
科教育の中核となる教員を養成し,小学校における理科授業のさらなる質の向上を図る。
① 理科授業の質の向上
・理科教育の中核となる教員の養成
・小学校理科教科担任制の実施(モデル校各市町村1校設置)
・小・中理科接続フォローアップ研修の実施
・いばらき理科アイテムの活用・開発(モデル校5校設置)
② 自然体験・科学的な体験の充実
・科学自由研究の指導(探究基礎,活用・発展)
・科学の甲子園ジュニア茨城県大会の実施
(8)未来の科学者育成プロジェクト事業(高校教育課)
p.101【予算額:10,458 千円】
最先端科学技術の現場にふれさせる活動等を通して,将来科学者・研究者になろうとする人材
の育成を図る。
① 高校生科学体験教室(対象:高校2年生)
・夏季休業中3日間,理系大学の研究室で体験学習(インターンシップ)を実施
② 高校生科学研究発表会
・スーパーサイエンスハイスクールや児童生徒科学研究作品展の入賞者等によるポスター発
表等の開催
③ 科学オリンピック参加者強化トレーニング
・希望者を対象に,実験技能等のトレーニング・講義やワークショップを実施
④ 科学の甲子園全国大会優勝プロジェクト
・科学の甲子園茨城県大会の開催
・科学の甲子園茨城県大会の強化トレーニングを実施
・科学の甲子園全国大会の強化トレーニングを実施
⑤ 先進的理数教育活用推進協議会
⑥ 生徒の課題研究の深化を助ける教員指導力向上プロジェクト(ASSIST プロジェクト)
(9)高校生英語実践力向上事業(高校教育課)
p.101【予算額:1,648 千円】
高校生を対象に,本県観光地の英語ガイドの体験をさせることで,茨城県の自然や歴史・文化
を学び,茨城を愛する心を育むとともに,生徒の英語実践力の養成を図る。
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(10)いばらきの魅力再発見事業(生涯学習課)
p.43【予算額:964 千円】
子どもたちが自分の住む地域について発見した郷土のよさ(地域自慢)をまとめた作文や学校
ホームページを募集し,コンクールを実施。優秀作品の表彰式や発表会等を行うことにより,子
どもたちの郷土に対する愛着や誇りを高めるとともに,
「いばらきの魅力」として情報発信する。
① 「地域自慢」の作品募集及び表彰等
・対象:小学生個人又は小学校単位
・個人部門:個人で発見した「地域自慢」の作文を募集
・学校部門:総合的な学習の時間等で発見した「地域自慢」のホームページを募集
・優秀作品の表彰式及び発表会を実施
② 情報発信
・優秀作品集の作成・配布
・県教育委員会ホームページに優秀作品を掲載
(11)いばらきっ子郷土検定事業(生涯学習課)
p.43【予算額:2,190 千円】
中学2年生を対象に茨城県独自の郷土検定を行い,子どもたちが楽しみながら本県の伝統や文
化等を学ぶことにより,子どもたちの郷土への愛着心や誇りに思う気持ちを育む。
① 内容
・
「歴史」
「文化・人物」
「生活・自然」
「商工業・観光物産」
「農林・水産業」等の分野から
出題
・市町村大会及び県大会を実施
② 取組
ア 市町村大会(各市町村・中学校で実施)
・時期:11 月(予定)
・方法:中学校において「総合的な学習の時間」等に実施
・問題:市町村問題(市町村にちなんだ問題)
・県問題(全県的な問題)
・認定 個人:正答数に応じて1級~3級を認定
団体:市町村代表校を決定
イ 県大会(各市町村代表校等による大会)
・時期:2月(予定)
・方法:市町村代表校 44 校及び国立・県立・私立の代表校1校の計 45 校による対抗戦に
より優勝校を決定
・問題:全県的な問題
ウ ウェブサイトの管理
・内容:各市町村問題(25 問)及び県問題(25 問)の正答及び解説
自動採点機能及び認定証(1~3級)の授与機能
3 生涯にわたる学習と文化芸術,スポーツ活動の推進
(1)高等学校文化活動推進事業(文化課)
p.67【予算額:2,884 千円】
第 38 回全国高等学校総合文化祭(いばらき総文 2014)を契機に,文化部加入生徒が増加する
など本県高校生の文化活動が活性化したことから,高等学校文化部への支援を行い,高校生の文
化活動をさらに推進する。
・芸術家等による生徒の指導
・文化活動発表の場の提供
・いばらき総文 2014 を契機に新たに組織された部会の育成
・講演会,事例発表会の実施
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(2)高校生の文化力発信事業【新規】
(文化課)
p.67【予算額:3,250 千円】
第 38 回全国高等学校総合文化祭(いばらき総文 2014)の総合開会式で発表し,多くの県民に
感動を与えた構成劇をベースに,新たな劇を現在の高校生が上演することで,高校生はもとより
県民の文化活動の活性化を図り,本県芸術文化の更なる振興を図る。
・日時 平成 28 年 10 月 8 日(土)
・会場 県民文化センター
(3)県立美術館・博物館展示事業(文化課)
p.68【予算額:228,633 千円】
県立美術館においては国内外の優れた美術作品,県立博物館においては自然環境の生態系など,
通常では触れることの少ない文化芸術展や興味深い環境等に関するテーマを扱った企画展を開催
する。
① 近代美術館:「東山魁夷『唐招提寺御影堂障壁画展』(仮称)」 外4件
② 天心記念五浦美術館 :「再興第101回院展 茨城五浦展」 外6件
ガイド
③ 陶芸美術館:「茨城県立笠間陶芸大学校開校記念展 現代陶芸・案内」 外3件
④ ミュージアムパーク自然博物館:「ユーラシアステップの大自然(仮称)」 外3件
⑤ 歴史館:「三昧塚古墳とその時代」 外1件
(4)埋蔵文化財センター普及啓発事業【新規】(文化課)
p.76【予算額:6,400 千円】
廃校を改装して平成 28 年度に開設する埋蔵文化財センターにおいて,出土遺物を活用した公
開展示,体験学習等を実施し,埋蔵文化財の保護と普及啓発を図る。
・事業内容:開設記念式典,講演会,体験学習,広報資料作成,パネル展示等
(5)文化財建造物整備事業【新規】(文化課)
p.77【予算額:43,860 千円】
歴史館で公開・活用している県所有文化財建造物(旧茂木家住宅,水海道小学校玄関)の修
理工事を実施し,文化財の保護を図る。
・旧茂木家住宅・・・・・設計監理委託,屋根茅葺工事
・水海道小学校玄関・・・設計委託(改修工事は平成 29 年度に実施予定)
(6)第 13 回全国歴史の道会議茨城県大会開催【新規】(文化課)
p.77【予算額:700 千円】
平成 22 年度から 26 年度にかけて実施した歴史の道調査事業により,歴史の道に関わる遺構
や伝承が急速に失われつつあることが確認された。
歴史の道を実際に歩き・み・ふれることによって,地域の良さを再認識し,歴史の道の保存・
活用の契機とする。
①期日:平成 28 年 11 月 19 日(土)から 20 日(日)
②会場及び日程
・講演会・活動報告
19 日(土)13:30~17:30 県民文化センター
・現地視察(ウォーキング) 20 日(日) 9:00~15:00 2会場(水戸市,常陸太田市)
(7)元気いばらき選手育成強化事業(保健体育課)
p.123【予算額:454,420 千円】
県体育協会,県内大学及び各競技団体等と連携し,第 74 回国民体育大会開催時に主力となる
選手の強化を図る。
① 組織の整備・充実
・競技力向上対策本部の運営
② 選手の発掘・育成・強化
・当該年度の国体強化
・茨城国体出場予定選手等の指定
・国体選抜チームへのサポート
・確実に上位入賞できる成年選手の獲得
・スーパーアドバイザーの招へい
・オリンピック出場選手等による体験教室
③ 指導体制の充実・強化
・指導者養成研修会及び強化スタッフ会議
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④ 環境整備
・選手強化に向けた競技用具整備
・競技団体と会場地が連携した選手強化・普及啓発
・広報活動
(8)県営体育施設再編整備事業(保健体育課)
p.123【予算額:3,158,311 千円】
平成 31 年度に開催する茨城国体の会場地となる県営体育施設について,必要な整備を行う。
① 県営体育施設の整備
<県営体育施設で開催する競技等>
笠 松 運 動 公 園:総合開閉会式,陸上競技,水泳(水球除く)競技等
堀 原 運 動 公 園:弓道競技
県営ライフル射撃場:ライフル射撃競技
② 今後のスケジュール
平成 28~29 年度 工事施工
平成 30 年度
リハーサル大会
平成 31 年度
国体開催
4 誰もが安心して学べる教育環境づくり
(1)いばらき輝く教師塾事業(義務教育課・高校教育課・特別支援教育課) p.104【予算額:1,302 千円】
教員志望者の増加及び質の向上を図るため,県内公立学校の教員を目指す大学生等や本県の
若手教員が,ワークショップ等の研修を通して,共に学び合い,教員として必要となる素養を
高める。
(2)県立学校教職員ストレスチェック事業【新規】
(保健体育課) p.132【予算額:17,043 千円】
労働安全衛生法に基づいて,ストレスチェックを実施し,教職員自身のストレスへの気付きを
促すとともに,働きやすい職場づくりを進めることにより,教職員のメンタルヘルス不調の未然
防止を図る。
・対象:県立学校教職員
・内容:①ストレスチェックの実施
②高ストレス者のうち,希望者を対象とした医師による面接指導
③職場環境の改善を目的とした集団ごとの集計・分析
(3)教育庁等職員ストレスチェック事業【新規】
(福利厚生課)
p.60【予算額:1,547 千円】
労働安全衛生法に基づいて,ストレスチェックを実施し,職員自身のストレスへの気付きを促
すとともに,働きやすい職場づくりを進めることにより,職員のメンタルヘルス不調の未然防止
を図る。
・対象:教育庁及び学校以外の教育機関に勤務する職員
・内容:①ストレスチェックの実施
②高ストレス者のうち,希望者を対象とした医師による面接指導
③職場環境の改善を目的とした集団ごとの集計・分析
(4)県立学校教育情報化推進事業【新規】(高校教育課,特別支援教育課)p.105,p.115【予算額:10,052 千円】
県立学校におけるICTを活用した授業改善を推進する。
① 県立高等学校
県立高等学校等教員のICT活用指導力の向上及びICTを活用した授業改善を積極的
に推進することにより,生徒の思考力・判断力・表現力等を育むための学習を充実させ,知
識基盤社会を生き抜き,将来の茨城を支える人材の育成に資する。
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・対象:県立中学校,高等学校,中等教育学校
・内容:指定校6校にICT機器を整備し,高等学校教育におけるICTを活用した教育
の効果について検証する。
② 特別支援学校
特別支援学校におけるICTを活用した授業における教育効果の明確化を図るとともに,
教員のICT活用指導力向上を図り,ICTを活用した授業改善を推進する。
・対象:県立特別支援学校8校
盲学校,水戸聾学校,水戸特別支援学校,水戸飯富特別支援学校,友部東特別
支援学校,内原特別支援学校,土浦特別支援学校,美浦特別支援学校
・内容:モデル校8校にICT機器等を整備し,特別支援教育におけるICTを活用した
教育の効果について検証する。
(5)老朽校舎改築事業(財務課)
p.32【予算額: 354,057 千円】
昭和45年度以前に建築した老朽化が著しい校舎について改築を行い,
教育環境の充実を図る。
・実施設計:水戸聾学校
・外構工事:土浦三高
(6)県立学校緊急防災・減災事業(財務課)
p.33【予算額: 689,967 千円】
屋内運動場等のつり天井,照明器具,バスケットゴールの落下防止対策を行い,児童生徒が教
育を受ける場であるとともに災害時の地域住民の避難場所にもなる学校施設の安全確保を図る。
・高萩高校格技場外 71 校 118 箇所
(7)いじめ問題緊急対応事業(義務教育課)
p.91【予算額:17,038 千円】
いじめ・体罰解消サポートセンターにより,いじめ等を早期に発見し,市町村・学校及び専門
家と連携して,いじめ等の早期解消を支援する。
① いじめ解消サポート相談員による相談や情報提供への対応
・
「いじめ解消サポート相談員」の配置(各サポートセンターに3名配置)
・ホームページ上の「いじめなくそう!ネット目安箱」や電話等による相談,情報提供への
対応
② いじめ解消サポーターによるいじめ解消支援
・必要に応じて,警察OB,臨床心理士,社会福祉士等の専門家をいじめ解消サポーターと
して市町村教育委員会や学校へ派遣
(8)スクールカウンセラー配置事業(義務教育課・高校教育課)p.92,p.106【予算額:287,751 千円】
臨床心理に関して専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラーを小・中・高等学校等に
配置・派遣し,児童生徒の問題行動の未然防止と解決を図る。
被災した児童生徒・教職員等に対する切れ目のない心のケアや,必要な支援を行うためにスク
ールカウンセラーやスーパーバイザーを派遣する。
・配置計画:全公立小・中・高等学校等
・活動内容:児童生徒へのカウンセリング,カウンセリング等に関する教職員及び保護者への助言
と支援
(9)スクールソーシャルワーカー派遣事業【新規】(高校教育課) p.106【予算額:2,969 千円】
学校からの要請に応じて,生徒の置かれた様々な環境に働きかけて支援を行うスクールソー
シャルワーカーを派遣し,教育相談体制の整備を図る。
・対 象 校:県立学校
・活動内容:児童生徒の状況の把握,学校内における支援体制の構築,保護者・教職員等か
らの相談対応等
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(10)実践的安全教育総合支援事業(保健体育課)
p.134【予算額:6,128 千円】
教職員や児童生徒等の防災に対する意識向上を図るため,東日本大震災の教訓を踏まえた防災
に関する指導方法等の開発・普及を行うとともに,地域の防災関係機関との連携体制を構築・強
化する。
また,通学路の安全を確保するため,学校,教育委員会,警察,道路管理者等の関係機関が連
携協力し,総合的に通学路の安全対策を推進する。
① 実践的防災教育総合支援事業
ア 防災に関する指導方法等の開発・普及等のための支援事業の実施
・緊急地震速報受信システムを活用した避難行動に係る指導方法の開発・普及等を行う。
イ 災害ボランティア活動の推進・支援事業の実施
・災害ボランティア活動等に関する学習を通して,安全な社会づくりに貢献する意識を高
める。
ウ 学校防災アドバイザー活用事業の実施
・外部の専門家を派遣し,学校の避難訓練や地域との連携について指導・助言を行う。
② 通学路安全対策アドバイザー派遣事業
・道路行政に詳しく,道路整備や交通規制の専門的知見を有する者を市町村へ派遣し,市町
村の通学路対策の具体的なメニューの検討・立案に関する支援を実施する。
③ 交通安全教育モデル事業
・スケアードストレート技法による交通安全教室等を開催し,児童生徒の交通安全意識の高
揚を図る。
(11)児童生徒交通安全意識啓発事業(保健体育課)
p.134【予算額:529 千円】
通学時の安全に関するリーフレットを小学校5年生に配布し,交通安全に関する知識や危険予
測・回避能力を身に付けさせるとともに,その成果を下級生に対する通学安全指導や学校での安
全マップ等の作成に活用する。
(12)特別支援学校整備事業(財務課)
p.34【予算額: 704,791 千円】
県立特別支援学校の児童生徒の学習環境の向上及び安全確保を図るため,第2期県立特別支援
学校整備計画に基づく校舎整備や大規模改修等の施設設備の整備を実施する。
・石岡市の旧八郷南中学校を活用した新設校の整備(基本設計・実施設計)
・児童生徒の急増に伴う教室の確保(校舎の増築:伊奈特別支援学校,仮設校舎の賃貸借:鹿
島特別支援学校)
・児童生徒の安全確保(校舎の修繕等)
・児童生徒の学習環境の充実(小中学部普通教室への空調設備の整備)
(13)特別支援学校スクールバス運行業務委託(特別支援教育課) p.119【予算額:1,315,475 千円】
県立特別支援学校の児童生徒の通学手段として,民間委託によりスクールバスを運行している。
長時間乗車による児童生徒の負担軽減のため,スクールバスを増車するとともに,乗降時や乗
車中の安全確保のために配置している介助員について,複数配置の増員を図る。
また,心疾患のある児童生徒が乗車する知的障害特別支援学校等のスクールバスにAEDを搭
載する。
・運行学校数,運行コース数:18 校,114 コース(9コース増)
・介助員複数配置コース:33 コース(2コース増)
・AEDの配置:45 台(21 台増)
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(14)特別支援教育充実事業(特別支援教育課)
p.115【予算額:16,948 千円】
幼稚園,小・中学校,高等学校,特別支援学校等に在籍する発達障害等を含めた特別な教育的
支援を必要とする幼児児童生徒に対する指導・支援を一層充実させるため,研修会や専門家の派
遣を通して,教員の専門性向上や校内支援体制の充実を図る。
① 特別支援教育巡回相談
幼稚園,小・中学校,高等学校等の要請に応じて,特別支援学校の特別支援教育コーディ
ネーターを派遣する。
・対象:幼稚園,小・中学校,高等学校等
・内容:障害のある幼児児童生徒の指導方法や指導内容についての相談等
② 特別支援教育専門家派遣
特別支援教育巡回相談等において,専門的な助言等が必要な事案について,専門家(大学
教授,医師,理学療法士等)を派遣する。
・対象:幼稚園,小・中学校,高等学校等
・内容:個別の指導計画作成・評価,具体的な支援方法や学習上の配慮,ケース会議におけ
る指導・助言等
≪計画派遣型≫
専門家(年3回程度)及び特別支援教育巡回相談員(年6回程度)を学校(園)に派
遣し,継続的な支援を行う。
≪随時派遣型≫
学校(園)等に対して専門家を派遣し,随時支援を行う。
③ 自立活動指導力向上研修会
・対象:特別支援学級及び通級指導教室担当教員,特別支援学校教員等
・内容:特別支援教育専門家派遣において障害のある幼児児童生徒への支援や指導の改善
が図られた事例の共有,専門家による講義等
④ 特別支援教育管理職研修会
・対象:新任の幼稚園等の園長,小・中学校,高等学校等の校長
・内容:授業参観,研究協議,給食体験等
⑤ 発達障害等に関する特別支援教育コーディネーター研修会
・対象:幼稚園,小・中学校等の特別支援教育コーディネーター
・内容:授業参観,実践発表,研究協議等
⑥ 特別支援教育リーダー養成研修会
・対象:幼稚園,小・中学校,高等学校等の教員
・内容:指導方法についての研修と事例検討,グループ協議等
⑦ 特別支援学校研修交流者研修会
・対象:特別支援学校への研修交流1年次,2年次,3年次の者
・内容:授業参観,講義,研究協議等
(15)障害者スポーツ理解啓発推進事業(特別支援教育課)
p.118【予算額:4,366 千円】
平成 31 年の全国障害者スポーツ大会茨城大会,平成 32 年オリンピック・パラリンピック東京
大会の開催に向けて,障害のある子どもと障害のない子どもがスポーツの楽しさを共に味わうこ
とによって,障害者スポーツや障害のある人の社会参加,障害に対する理解啓発を図る。
・対象:盲学校,つくば特別支援学校,下妻特別支援学校,小・中学校,高等学校
・内容:スポーツを通した学校間交流の実施
障害者スポーツ体験,障害者トップアスリートとの交流,講演会等
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