48号 - 佛教大学

ISSN 0388-670
48
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
AUTUMN
2000
BUKKYO
◆平成12年度
図書館委員会委員
小野田俊蔵(仏教学科)
斎籐英喜(仏教学科)
佐藤健(仏教学科)
田中文英(史学科)
○宮澤知之(史学科)
上野辰義(国文学科)
荒木猛(中国文学科)
萱嶋八郎(英文学科)
後藤 直(教育学科)
●宮脇陽三(生涯学習学科)
岡本重慶(臨床心理学科)
君塚大学(社会学科)
高橋伸一(応用社会学科)
○永和良之助(社会福祉学科)
岡村正幸(健康福祉学科)
藤井 透(総合研究所)
山田泰嗣(図書館長)
服部良誉(担当部長)
大橋憲宏(運用課長)
川崎秀子(管理課長)
UNIVERSITY LIBRARY INFORMATION BULLETIN
http://www.bukkyo-u.ac.jp/lib
常
照
佛
教
大
学
図
書
館
報
C O N T E N T S
基本図書
海外の図書館
私の図書館利用
CD-ROMによる
検索をされる方へ
12
図書館の主なサービス
および施設・設備
14
2
6
8
●印 委員長 ○副委員長
◆今号よりスタイルを親しみやすいものに
一新した。理由は、図書館報の目的である
図書館と利用者のパイプ役を意識したから
である。◆従来から継続している基本図書
には、新設の臨床心理学科の岡本先生、健
康福祉学科の岡村先生にお願いした。◆海
外の図書館は、長期研修で北米の図書館を
活用された山口先生にお願いした。◆利用
者の声として、手始めに院生の辛口の提言
を掲載した。◆図書館の記事として図書館
のサービス内容の紹介、利用者の声、図書
館の活動状況を示す諸統計などを柱として
掲載している。
平成11年度諸統計
16
18
19
サイト紹介
開館時間表
常
照
佛教大学図書館報
平成12年10月1日 発行
編集・発行
佛教大学図書館
〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
TEL 075(491)2141
FAX 075(493)9042
佛
教
大
学
図
書
館
館
蔵
品
紹
介
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2000.10
基
本
図
書
BUKKYO
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INFORMATION
BULLETIN
健康福祉問題への
招待
岡 村 正 幸
健康福祉という領域が認識や方法等において十
分に成熟しているかについては議論のあるところ
ですが、少なくとも1980年代後半以後、比較的新
しく、
しかも激しく変動する「社会問題としての生
活困難」とその介入方法に関わる社会福祉領域へ
の学際的注目から出発していることは間違いのな
いところです。それらがいわゆる生活不安の形成
として子育て・健康・雇用・老後といった領域に関わ
って新しい様相を見せ始めているという共通の認
識のもと、その領域設定における固有性の特定に
おいて既存の政策・実践方法では扱いきれない内
容を含んでいるといった時代認識を基礎とします。
それは現代社会のマクロ的変化と様々な領域にお
ける多様なミクロ的変化を統合的に捉えつつ、急
速に地球化・地域化する社会の運営について、
「まち」
を舞台に統合的に政策デザインするためのシステ
ム形成とその方法に関わっていると考えられます。
そうした思考の道筋をたどりながら幾つかの図書
の紹介をしたいと考えます。
まず、転換期としての1990年代を近代社会成
立後の120年の中で、いかに位置づけるのかとい
う点に関わっていわゆるパラダイム論としての社
会福祉学の解き明かしとして内外から選ぶとすれ
ば以下3点をあげておきたいと思います。もちろん
この間、学会や大学・研究グループ、さらに出版社
などを中心にパラダイム論を取り上げ意見表明す
ることが盛んです。それぞれに立場と主張をもっ
ており、批判的読書を通して参考にすることが必要
と考えられます。
その一つは全容の検討としてまだ刊行途中ですが、
わが国での社会福祉研究者団体として日本社会福
祉学会による総合的な研究報告でもある講座『戦
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後社会福祉の総括と21世紀への展望』
(全4巻.
一
番ケ瀬康子他編.
ドメス出版)です。刊行意図にもあ
るように、現代における社会福祉思想・政策・実践
の歴史的整理と検討をそれぞれの領域での到達点
を踏まえながら一線の研究者の参加によって解き
明かそうという意図があり、全容を見るには手頃と
考えられます。いまひとつは、そうした試みが総花
的になりかねないことに比してより立場を鮮明に
一定の方向から現代を読み解くことを意図した
『21世紀のパラダイムI( 理論と政策)
・II( 方法と
技術)』
(古川孝順編.
誠信書房)です。これは現代
の危機回避としての政策モデル提案でもある基礎
構造改革が、必ずしも危機としての現代社会理解
と処方に有効な手段を提供していないのではない
かといった立場を堅持しつつより批判的かつ具体
的な検討、提案を行っています。今一つは、現代の
パラダイム認識を歴史的な長寿社会の形成とその
運営モデルの転換という立場から内外の研究者の
参加による研究報告とパネルディスカッションによ
って構成される『人間福祉の発展をめざして』
(西
三郎編.
勁草書房)です。人間福祉といった新しい
理論フレームを前提にその国際的動向を踏まえた「デ
ザインされる福祉」という検討方法は健康福祉論
にとっても多くの示唆を含むものと言えるようです。
次にこうした大状況(ミクロ)への発言を踏まえて、
幾つかの分野での先端論議を取り上げておきたい
と思います。
まず第一は、健康福祉の基礎となる健康問題と
地域活動といった領域です。この点では『健康づく
りと支援環境―健康日本への視点』
(松田亮三他.
法律文化社)があげられます。ここで
は自治体保健行政の戦後史から21
世紀を展望するという視座から、歴
史を整理しつつ健康政策に自治体が
どのように関わり合ってきたのか、現
代の健康危機を見据えながら保健専門職の力量形
成に踏み込んでの広範な検討と具体的提言が展開
されています。この点では同様に『障害者の健康
と医療保障』
(高谷・武内・植田編.
法律文化社)など
も障害者領域を検討の基盤としますが医療と福祉
の統合的理解として注目される成果と考えられます。
次に、高齢者領域については、社会福祉の方法論の
再検討を前提とした『高齢者を介護する家族―エ
ンパワーメント・アプローチの展開にむけて』
(和
気純子.
川島書店)をあげておきます。そこでは固
有の領域と方法をもつ今日の社会福祉の仕事の手
続きでもあるソーシャルワーク理論の新しい展開
を援助関係論を中心に当事者論をどのように取り
込み理論化していくのか、特に90年代に急速に進
む「対処する当事者」として社会福祉システムが直
面する課題を、ストレス―対処モデルを分析の枠組
みとした広範な調査とアメリカにおける最近の理
論研究の紹介・検討を通して臨床的に展開がなさ
れています。健康福祉の方法として注目される成
果と考えられます。次に障害者領域に関わっては
次の2点を上げておきたいと思います。その一つ
はアメリカにおける障害者問題の歴史展開を踏ま
えながら専門職と当事者・家族の共同における自
立生活支援の新しい形を模索したものとして『障
害者・家族・専門家の共働』
(ジョン・W・オブライエン.
小松隆二他共編.
慶応義塾大学出版会)です。福祉
支援システムが障害者にどのように提供されるの
か雇用問題とアメリカ法制度の葛藤をリアリティを
もって展開していますので、有用なアメリカ社会の
理解とともにADA
(障害者もつアメリカ人法)とい
った介入システムの成果を読み解くには必須のも
ののひとつと考えられます。さらに福祉や健康領
域にとって近年の政策構造の主要な内容であるコ
ミュニティケアを歴史的文脈で整理するためには「脱
施設化」概念の慎重な整理が必要になりますが、
こ
の点では広範な資料や構造的整理として『脱施設
化と地域生活』
(ジム・マンセル他.
中園康夫他監訳.
2
3
相川書房)をあげておきます。施設主義から居宅主
義への転換とその政策化といったことが国際比較
研究の90年代における主要な論争点のひとつに
なりますが、アメリカ、
イギリス、北欧における脱施
設化の現状と展望を障害者領域における政策モデ
ル実施や結果として当事者・家族・地域における影
響を調査を用いながら比較研究し施設の閉鎖がも
つ意味と地域の可能性を明らかにしています。
現在、溢れるような出版状況が続いています。マ
ニュアル・解説本が多い中にも歴史の転換期にたっ
て読み解くべき本もまた多いと思われます。最後
に幾つか付け加えておきます。全書としては『これ
からの社会福祉』
(全10巻.
古川孝順他編.
有斐閣)
や『世界の社会福祉』
(全12巻.
仲村優一他編.
旬報社)
さらに現代における「生きる場所」論議として『ホ
ームレス/現代社会/福祉国家』
(岩田正美.
明石
書店)また『医療ソーシャルワークの挑戦』
(ジョアン・
バラクロー他.
中村永司他監訳.
中央法規)さらに現
代のマネジメント論議としては『地域ケアにおける
ケースマネジメント』
(D.
チャリス他.
窪田暁子他訳.
光生館)。障害者問題と地域開発については『クロ
ーさんの愉快な苦労話』
(エーバルド・クロー.
ぶど
う社)や『自立生活の思想と展望』
(定藤丈弘他編.
ミネルヴァ書房)
『ソーシャルロールバロリゼーシ
ョン入門』
(ヴォルフェンスベルガー.
学苑社)
『アジ
アの障害者』
(中西由起子.
現代書館)また歴史研
究の成果として『ナチスドイツと障害者』
「安楽死
計画」
(ヒューG.
ギャラフィー.
現代書館)、精神保健
問題については『インテグレイテッド・メンタルヘル
スケア』
(イアンR、
H、
ファーレン他水野雅文他訳
中央法規出版)
『精神の障害―臨床、法制度、その
実際』
(日本精神神経学会監訳.
三輪書店)
『コミュ
ニティケアを越えて』
(S・ラモン.
雄山閣)などをあ
げておきたいと思います。
いずれにしても、生活とその困難を読み解き、介
入する新しいシステムと方法が まち を舞台に求
められている時代です。
(おかむら まさゆき 健康福祉学科
社会学部教授)
基
本
図
書
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BULLETIN
森田療法を
「読む」ために
岡 本 重 慶
「読む」と言えば、
まず本を読むこと、つまり読書
を連想するのがふつうである。実際、読書は重要な
知的作業である。けれども、
「読む」ということは、
通常考えられる以上に複雑な心理的作業であり、
読書という言葉への置き換えだけで理解を尽くせ
るような平板なものではない。本稿では、わが国の
代表的な心理療法である森田療法についての基本
図書の案内をしたいと思うが、それに先だってまず
「読む」という心理的作業について、若干の解説を
試みることにする。
「読む」こと、あるいは「読み」という知的作業の
進行は、およそ三つのプロセスに分けて考えると
わかりやすいであろう。まず最初は、書かれてある
対象を客観的に正確に「読み解く」こと、すなわち
読解の作業である。この段階では、難易を問わず
対象は書き「もの」であると同時に読み「もの」で
ある。そのような客観的な「もの」としての対象が、
学術的に難解であればあるほど、読み手はその知
的読解力を駆使して、書かれている内容を細大洩
らさず正確に綿密に読み取らねばならない。この
段階で読み手に求められるのは、狭義の読む力、あ
るいは理解力である。この力が欠けていると、読み
違えや読みの不足が起こるために、読みそのもの
が成り立たない。
二つ目のプロセスは、書きものの内容のさらに
背後にいる「書き手」にまで深く焦点を当てて、書
く心境をも読み、書いた人間の心理ごと書きもの
の解説をはかることである。ちなみに医学的な診
療において、
レントゲン写真の判定をすることを「読
影」と言い、写真に映った光と影から、表面には見
えない深部の情報を最大限に読み取るのである。
このような写真の読影にも似て、書き手の心理の
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深層までも読むことで、はじめて著作への理解が
深まることがあるものである。ただし、
このような
深読みをあえてするにあたっては、
「読み手」の主
観的解釈が入りこむ余地もある。それを承知した
上で、深く読んでみるところに、多少のリスクとま
た読む醍醐味とがある。もともと精神分析におい
ては、言葉を重要な手がかりとするが、書きものを
構成している数多くの言葉は、精神分析の豊富な
材料にほかならないと言えよう。
このようにして読みを深めると、三番目に生起す
るのは「読み手」自身の内面における心理的変化
である。対象(作者の人格性を帯びた作品)を読解
して読みこなし、
ときには容赦なく読み砕いてしま
う心理的過程において、読み手の中では、共感や共
鳴や感動が湧き、驚きをおぼえ、またときには疑問
や批判の念が生じてやまないものである。読む作
業から起ったこのような複合的な心理体験によって、
読み手は新たな認識を獲得したり、あるいは別の
異なる認識に到達する契機を与えられたりする。
いずれにせよ、読むことによって自己変革がもたら
される。この第三の段階が、読者のもっとも高次の
到達点である。 さて、
ここまで前置きを長く書い
たのは、心理療法(あるいはカウンセリング)を、本
や理論を通じて勉強することの、大切さと難しさを
指摘する必要があったからである。心理療法に従
事するためには、人間的資質の上に経験を積み重
ねるという実践的修得の側面が、一方では必要で
ある。しかしそれだけでは姑息な療法におちいりか
ねない。そこで理論を摂取してそ
れを生かす知的裏づけの側面も求
められる。心理療法を「読む」必要
性があるのは、
もちろん後者の側面
においてである。
心理療法にもさまざまなものがあるが、
ここでは、
森田療法を「読む」ために役立ついくつかの基本
的な図書を紹介しておく。森田療法は、わが国の森
田正馬によって編み出されたもので、自然を本位
とし、あるがままに生きることを教える素朴ではあ
るが、奥の深い療法である。この療法に直に触れる
という意味で基本的にお薦めしたいのは、森田自
身の著作である
(『森田正馬全集』全七巻 白揚社)。
かなり厖大なものなので、一気には読めないが、彼
自身の声が伝わってきて、読むほどにその人となり
が彷彿とする。原典を繙き、人間森田に触れること
なくして、森田療法に迫ることは難しいのである。
しかしながら、いきなり全集と取り組むことにとま
どいをおぼえる人も少なくないであろう。そのよう
な配慮から、森田の原典の中のエッセンスとも言う
べき重要な個所を、原文のままで抜粋して編集し
た本が、出版されている(『現代に生きる森田正馬
のことば』IおよびII 白揚社)。断片的な文章が並ん
でいるきらいはあるけれども、森田自身の言葉を
読んで、人間森田の片鱗に触れることができると
いう意味で、格好の入門書である。
次に森田療法を継承する人たちによって著わさ
れたユニークな良書を少し挙げておく。岩井寛著『森
田療法』
(講談社現代新書)は、平易に書き砕かれ
た小著であるし、
しかもネオモリタと呼ばれる新し
い流れを汲むものなので、原典に忠実な入門書と
は言い難い。しかし、本著誕生の蔭には、壮絶なエ
ピソードがある。これは執筆中に全身を癌に冒され
て失明した著者が、最後は病床で口述によって完
成した珠玉の絶筆である。森田的生き方を最後ま
で貫いた人間岩井を紙背に感じて、読む者は胸を
打たれる。
4
5
ところで京都には、三聖病院という伝統ある森田
療法の専門病院があるが、
この病院の院長の著作(宇
佐晋一著)として、
『あるがままの世界』、
『続ある
がままの世界』
(以上いずれも東方出版)、
『とらわ
れからの解脱』
(柏樹社)がある。いずれも仏教と
森田療法の接点を追求する立場を貫くもので、長
い歳月を通じて淡々と語られた講話が多く掲載さ
れている。これらを読むと、読むことで森田療法の
叡知を修得する難しさを思い知らされる。叡知を
読み取る自己変革と、読み取った叡知を捨てる自
己変革を同時に体験することによって森田療法的
な一歩を踏み出すことができるのかもしれない。
以上に紹介した森田療法のどの著作をとっても、
「読む」ことは決して容易ではない。
「読む」ことの
難しさ、
ここに極まるという感がある。しかし、
「読む」
ことによって森田療法にどこまで迫りうるかは、重
要で興味ある課題でもあるのである。
(おかもと しげよし 臨床心理学科
教育学部教授)
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BULLETIN
海
外
LA大学図書館みてあるき
の
図
書
かましさ が発揮できなかったことが1つ、
2つある。
1つは本の耳というか、上下、端に多少の余白があ
るが、
ここをじつによく利用している。なかにはい
までは教授の椅子にすわっている先生がたも学生
のころ使った本にメモが書き残されている発見だ。
ご丁寧に仲間たちの反論や意見までが書き込まれ
ている、いってみればめったに目にすることのない
文化的、歴史的遺産を目撃できたが、
このあつかま
しさは残念ながら見送ってしまった。その他、
こん
なものもあるいずこも同じと合点してしまったが、
何年のテストにここから出題されたとか、
この個所
が学生と舌論となり、その年の「イヤーオブザ教授」
に指名されたとか、
おもしろい情報が随所にみられ
る。これもいたずら心が刺激され何度か試みてみ
ようかとは思ったが、ついにこれも心不全(小心者)
ゆえ果たせず仕舞に終わってしまった。それにもう
1つが、いろいろな記号が本のなかに書き込まれて
いるが。ここは重要
なところだと思うと、
そのところに imp
(インポータントの
頭 文 字 )が 、また 赤
いアンダーラインは
いざ知らず ? や
Q 、これはどうやら
疑問の意味らしいの
だが、やたら本へ の
書き込みが目立つ。
一種のスチューデン
ト文化とよんでいい。
ついに、
これへの機会も遠慮してしまった。
ただあつかましさの功罪のうち、
デメリットもある。
日本の大学では日常茶飯となっている文献採集術
は鋭利な刃物で切ってもち帰るという逸脱行為(者)
であろう。これがここではない。発覚すればその年
の館の利用を差し止められるというものすごい制
裁がくだるからだろうか。一度だけその場にあつか
ましく居合わせみる機会があったが、それは恐ろし
い光景だった。公共物に対する教養人としてのマ
ナーのあり方が要請され、教育的現場に「悪は悪」
とする一本が通っている。余白があれば、心臓のイ
メージ(あたたかさ)についても最後に記しておき
たい。まず本をさがし、かつ読む環境は、本という
ハード系に多少のいやし(癒し)の系が併設されて
いる。なんの音もしない刺激遮断環境というより、
むしろ積極的に音をとりいれた環境づくりに意欲を
もやしている。もちろん利用者の反応は「グット」。
その他リプリカの類だろうが鋳造、彫刻、絵画など
を展示し、人・本・だだ広い空間に気持ちよさをコ
ーデネイトしている。もちろんみどり(植樹)をとり
いれ疲れを癒す演出をしている。この国でという
館
や教育をサポートする強力
な助っ人である。研究に必要
な論文はもちろん授業につ
かいたい本や資料など、館か
ら借りうけ準備してくれる私的・
山 口 信 治
公的な研究助手である。参
考のためこれらの公的な助
っ人には何がしかの恩典、学
費免除などがある。はなしを
戻そう。あつかましい利用法は彼らにお願いするこ
とである。厳密にいえば、彼らの方から「お助けし
ましょうか」と声をかけてくれる、だから差し出され
た触手を引っ込める理由はない。おまけに、彼らは
単に依頼者の指示通り本集めをするのが本務では
ない。裏技、依頼者の意図をくんで 勝手に とい
えば語弊があるが、必要な資料を自発的に探し出し
てデスクに準備してくれる巧みな裏技をもっている。
一般に米国の研究者や学生の文献さがしのうまさは、
こうした下積み時代の生きる技がものをいうのだ
ということが分かり、なによりの土産話しとなった。
それに、あつかましく利用する第3のすべは図書
館につめている館員で学位(修士)をもった学位さ
んである。さすがはこの道の専門家だけあって話
は早い。敏捷に対応してくれる。これがまた結構絵
になる。とくにボクが関心したのは国や州のガバー
メントの書類や公文書など見事だ、何が何年のどの
報告書に記載されているかなど実によく熟知して
いる。それにおまけがつく、その後いつだれによっ
て批判や反論があった条例が変更されたかまで熟
知している。だから応すればそれに的確に答えてく
れる技巧みなライブラリアンたちだ。そのかわりプ
リミアもつく。むろん金銭の類ではない。読んだ感
想や意見を求められる。また、
こんなこころ遣い(ケ
アー)を忘れない。
「わたしのサービスが適切だっ
たか?」と。多少返答するにはしんどかったが、今と
なれば心臓の亜義 あつかましい 利用法の1つの
思い出となった。しかも彼のアドバイスやコメント
が研究発表の際、居並ぶ教授どもから「エキセレン
ト」、見事と訳すべきだろうがじつに心臓の亜義の
なにかがくすぐられた感で妙だがうれしかった。
ただ、居わあせた隣人たちをみて最後まで あつ
― あつかましさ の社会学―
深まりには必ず2人がいる
ひとりは、かたる人
ひとりは、きく人
(D・ソロ)
大学の研究と教育にとって図書館の位置づけは、
からだにたとえればさしずめ心臓にあたるだろう。
もちろん研究と教育系のシステムの中枢機関とい
う意味でもある。むろん「あの人は心臓が強い」と
いう場合、その意味は あつかましいこと を合わ
せもっていることにも、文字あそびに面白さを加え
る。
一般に図書館みてあるきの類は、
どこそこの図
書館はこんなところ、あんなところ、といってみれ
ば受けた文化ショックをつづるそんな形式になる。
読後感は多少虚しい。いうまでもなくわが大学の
それと比べて優劣を感じるからであろうか。
そこで今回のボクのみてあるきは、心臓の亜義
あつかましさ をふまえての図書館の利用につい
て書いてみることにしよう。
まずあつかましい利用法の第一は、早朝(7時)と
深夜(12時)の閉館寸前の押し込みである。
早老の小生にとってこの時間帯はすこしも苦に
ならない。とは申せ、
この時間に先を越す者がいる。
若い研究者とランナーたちである、
ここでちょっと
耳慣れないランナーについて説明しておこう。か
れらは俗にいう 本の運びやさん である。正式な
呼び名があったかどうか定かでないが、
ボクのふる
い記憶(英国留学時)では ライブラリー・ボーイ
と呼ばれた研究助手である。つまり先生方の研究
6
7
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心憎さがが残る。それに欠かせないのが、
ひとの(館
員)ひとり一人のサービスの質ではないだろうか。
実に紳士な立ち居振舞い、利用者のニードに応え
るだけではなく、
プラスアルファーというのか、
ボク
は臆せず言わせてもらうのが心遣いなのだ。ハー
ド面のケアーとソフトへのケアーを忘れていない。
もちろん学生の代表をも参加させて考えていこう
とする姿勢に他なら
ない のかも知れな
いが。
そして 図 書 館 カ
ルチャーでの物語は、
利 用 者と 図 書 館と
の心のそれで、別な
言 い 方 を す れ ばい
い気分にしてくれる
コミュニケイション
の技だろう。これが
外国からいったボク
にはたまらなかった。
こんな具合に。館員は「わたしのサービスが適切だ
った?」かと尋ねてくれる。それに重ねるように「あ
りがとう」と言葉が人の心を和にする。まさに音楽
でいう和音である。もちろんこうした文化は一長一
短にはつくれまい。やさしさを培う何ものかがここ
(米国の教育環境)に涵養されてきている。まさに、
知的探求の深まるところにはこうした2人が不可欠
であることを、あつかましい利用術から学ぶことが
できた。改めて海外研修の機会に感謝して筆をおく。
(やまぐち しんじ 応用社会学科
社会学部教授)
BUKKYO
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INFORMATION
BULLETIN
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国では、最近、
ソウル大学校の図書館
問題が話題になっている。その問題
の発端は、学校側が、在学生以外は一
定の使用料を払うべきだということ
を主張しながら、学校の規則を設定して、
この秋学
期からは卒業生を含んだ一般社会人に差等の料金
をもらおうということにある。
それに反対して総学生会側は、国民の税金で設
立された国立大学は市民社会に提供されるべきだ
し、大学の社会に対する役割は図書館などの学校
の施設の自由な利用によって行われるべきだとい
うことを主張している。もちろん大学側でもその
計画を正当化する理由はある。それは在学生の利
用が、円滑に行われるため、
とにかく在学生以外の
利用を制限するしかないということである。その上、
一般人の利用による勉強の雰囲気とか掃除の問題
が発生して、経済的損を埋めなけ
ればならないというのである。
この論争をインターネットで見
ながら学生としての私の頭の中に
様々なことが浮かんできた。一番
大きなことは、やはり図書館の役
割ではなかろうか。
敢えて言えば、人間の歴史は本
の歴史だといえる。有名無名を問
わず思想家或いは作家の考えが、
人類の巨大な財産になって今図書
館に眠っている。それをどの様に利用するかが、人
類の未来を決定するし、大学はそれが行われる場
所である。端的にいえば、基本的に大学はその思想
を探す方法を又はその本を利用する方法を教える
場所だと思われる。寝ているシンクタンクを復活さ
せる主な中心地である図書館が一般向けに開かれ
ていくことは十分予測できるだろう。いうまでもな
く、図書館の役割に対する解答は決まったはずであ
る。大学の財産であり、全社会の財産であるといえ
る。 その当たり前の考え方が、なぜ今のような問
題に直面するのだろうか。その根底には、資本主義
的な考え方が横たわっていることを否定できない。
それをどういうふうに調和させるのかが、その問題
を解決する鍵であろう。
今は情報社会であるし、その情報によるユートピ
アを夢見るインフォトピア(Infotopia。情報楽園社
会)に向いていく道中である。そのために図書館の
役割も変化しなければならない。一応社会が協力
して、その情報を図書館に集めながら、その情報を
自由に扱うような措置を取らなければならない。そ
れには従来の本ばかり集める古典的な方法はもう
通じないのである。世界全体の図書館あるいは、公
開されている資料館とがインターネットで連結する
方法をいち早く解決しなければならない。それは、
一大学の力だけでは、難し
いだろう。電子社会の発展
を見守りながら、成り立っ
ていくしかない。言い換え
れば資本主義の力は図書
館の世界的な平等を実現
するためにその役割を担
うべきである。
それは決してただの理
想主義ではあるまい。イン
ターネットに入ってみると、
現実はものすごく早いス
ピードで流されている。様々
な雑誌、新聞、図書などが
販売され、そのネット上で読まれている。様様な個
人情報も流れている。それを大学の図書館が整理
して学生にどんな形で提供するかが目の前に立ち
はだかっている問題である。そのために、図書館は
それが属している社会と親密な関係を保ちながら、
その社会の協力を得る必要がある。当然のこと、開
韓
開かれた
図書館
元
永
常
かれた図書館を構築していくべきである。
私の留学は本校の新図書館と共に始まり、今では
図書館は私にとって愛用の宝物になった。本学の
象徴であるこの図書館がその確かな道をゆっくり
歩んでいくことに、私は時々安堵の息をつく。
(ウォン ヨンサン 仏教文化専攻博士後期課程1回生)
8
9
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
http://www.bukkyo-u.ac.jp/lib
図
書館を利用していて不便であると思
うことについて、書かせていただきた
いと思います。
ます。窓口が統一されていれば便利です。
4. 洋書について
洋書を利用する機会が多いのですが、本図書館
の場合、ほとんどの洋書が地下書庫に収められて
います。、閲覧するためにはその都度手続きが必要
で、不便であるだけでなく、閲覧する図書の数がお
のずと限られてきてしまいます。開架閲覧室に洋
書が配架されていれば、気兼ねなく利用できるの
ですが・
・
・。
5. 学科資料室について
ある図書を利用しようと
OPACで検索したところ、
ある学科の蔵書になって
いました。そこで閲覧しに
出掛けると、資料室が閉ま
っていたり、その図書が不
明になっていたりします。
体制が整っている学科も
あるので一概には言えな
いのですが、図書館と各学
科との連絡体制が整えられ、
図書館に調整する権限が
与えられていれば、資料の
有効利用ができ、利用者に
とっては便利で学習活動に貢献します。
図書館への苦言ばかりを一方的に書きました。館
内での携帯電話の使用、飲食、資料への落書き、施
設の破壊活動等、図書館側も利用者に提言したい
ことが多くあると思います。一方的に発言するので
1. OPACについて
館内で図書を探す際、必ずといって良いほど、
OPACを利用します。利用者にとってはアシスタン
ト的存在で、使いこなせれば、素早く自分の関心に
あった図書を探してくれるので便利です。しかし操
作 が 難しく、慣 れ るまで に 時 間 が か かります 。
OPACに向かい、悪戦苦闘している利用者の姿を
毎日のように見かけます。検索に時間がとられ、図
書を閲覧する時間が無くなってしまうこともありえ
ます。最近では、操作が簡単なOPACが開発され、
他の図書館ではそれらの導入が進んでいると聞き
ます。本図書館でも改善して下さい。
2. インターネットの利用につい
て
図書の検索にインターネットが
必需品になりつつあります。文部
省のNACSISをはじめ、各大学図
書館がこぞってホームページを開
設し、検索サービスを提供してい
ます。たとえば、利用したい図書が
本学の蔵書ではない場合、インタ
ーネットを利用し、その図書の収蔵
先を探します。収蔵している図書
館がわかれば、簡単な手続きをすることによって、
その図書を利用しに行くことができます。特に本学
は、多くの大学に囲まれているという好立地にあり
ますので、他の図書館の蔵書も利用しない手はあ
りません。
しかし館内には、利用者がインターネットを直接
利用できる設備がありません。館内でも利用がで
きれば便利だと思います。
3. 窓口の一本化
最近、あるテーマで研究するためOPACで資料
を検索したところ、
該当する図書と雑誌がありました。
地下書庫に収蔵されてため、出納の手続きをした
のですが、
図書と雑誌の出納をするカウンターが別々
の階に設置されているため、余計な手間がかかり
図書館に
思うこと
佐
久
間
思
帆
はなく、お互いが意見を出し合い、考えることが図
書館の利便の向上には不可欠であると思います。
この「常照」が図書館と利用者との交流の場にな
ることを期待しています。
(さくま しほ 文学研究科英米文学専攻修士課程2回生)
10
11
-
C
D
R
O
M
を
利
用
す
る
と
自
分
に
必
要
な
資
料
を
任
意
の
キ
ー
ワ
ー
ド
を
使
っ
て
検
索
す
る
事
が
で
き
ま
す
︒
CD-ROMによる
検索をされる方へ
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
CD-ROMによる検索用のパソコンは、4階の調査カウンターの前に8台、デ
スクトップパソコンとノートパソコンが4台ずつあります。また、デスクトップパ
ソコンは2種類あり、全部で3種類の使用法があります。
デスクトップパソコンのメニュー画面(その1)
佛教大学 CD-ROM メニュー
佛教大学 CD-ROM メニュー
[1] ERIC on CD-ROM(SilverPlatter)
要貸出
[1] CD-ASAX 戦後50年朝日新聞見出しDB メニューへ
[2] socio-FILE CD-ROM
要貸出
[2] CD-翻訳図書目録
要貸出
[3] Dictional of National Biography
要貸出
[3] 新編国歌大観CD-ROM版
[4] 大正新脩大蔵経 メニューへ
[4] J-BISC(国立国会図書館蔵書目録)
要貸出
[5] 雑誌記事索引CD-ROM版
[5] Books in Print
要貸出
[6] 平凡社 世界大百科辞典
[6] Ulrich
要貸出
[7] 次ページへ
[7] 前ページへ
番号を入力して下さい...
1
●4台あるデスクトップパソコンの内、東側から3台
は上のような画面になっており、
これら12タイトル
のデータベースソフトを検索する事ができます。右
側に 要貸出 となっているソフトについては、調査
カウンターにて CD-ROMの貸出手続をして下さ
い。
番号を入力して下さい...
2
●検索したいデータベースの左にある番号をキー
ボードから入力すると、それぞれのソフトが起動し
ます。また、
メニュー画面は2ページに分かれていて、
画面が または の時は、 7 と入力する事によっ
てページを切替えることができます。
デスクトップパソコンのメニュー画面(その2)
佛教大学 CD-ROM メニュー
佛教大学図書館スタンドアローン型CD-ROM検索システム
[1] BRITANICA CD 2.0
●デスクトップパソコンの一番西側の一台は、左の
4タイトルのみの利用が可能です。また、
このパソ
コンはカウンターでCD-ROMの貸出を受けないと
使用する事はできません。
[2] 学術雑誌総合目録CD-ROM版
[3] CD-毎日新聞1997
[4] CD-毎日新聞1998
***** このパソコンを利用される際は、必ず参考調査カウンターまで *****
***** CD-ROMの貸出しを申し出てください。
*****
***** 手続きなしでの利用はお断りさせていただきます。
*****
ノート型パソコンのメニュー画面
佛教大学 CD-ROM メニュー
●4台のノート型パソコンは、左の4タイトルのみ
のデータベースを検索する事ができます。
[1] 雑誌記事索引
[2] 平凡社 世界大百科辞典
[3] CD-ASAX 戦後50年朝日新聞見出しDB
[4] J-BISC(国立国会図書館蔵書目録)
12
13
雑誌記事索引CD-ROM版
J-BISC
世界大百科事典CD-ROM版
国立国会図書館所蔵の学術誌
国立国会図書館に所蔵されて
平凡社の百科事典です。約9万
に掲載されている、雑誌論文の
いる図書の書誌情報が収録さ
項目の見出し語と、本文中のキ
書誌情報が収録されています。
れています。図書のタイトル名や、
ーワードから検索できます。
雑誌論文のタイトル名や、
著者名、
著者名、出版社等のキーワード
雑誌名等のキーワードから検索
から検索できます。
できます。
これらのCD-ROMは、国立国会図書館の目録ですから、本文等の内容をパソコン上で読む事は
できません。しかし、特定のテーマを扱った資料を検索する等、様々な用途に活用できます。
CD-ASAX戦後50年朝日新聞見出しデータベース
CD-毎日新聞
新編国歌大観CD-ROM版
朝日新聞縮刷版の1945年か
毎日新聞の記事全文が収録さ
『新編国歌大観』に収録されて
ら1994年に収録されている
れています。記事を、見出しや
いる約45万首の和歌を、句、和
新聞の見出しを、分類、発行日
本文中のキーワードや発行日
歌中の語、詞書等にふくまれる
等から検索できます。
等 か ら 検 索 で き ま す 。現 在
語から検索できます。
1997年版、1998年版が利用
できます。
CD-翻訳図書目録45/92芸術・文学編
CD-ROM版大正新脩大蔵経
Books in Print on Disc
1945年〜1992年に国内で
『大正新脩大蔵経』の本文が収
アメリカでの、既刊・新刊本約
刊行された、約6万点の翻訳図
録されています。任意の指定文
95万点の書籍の書誌情報を収
書の書誌情報が収録されてい
字(列)によって検索できます。
録しています。
ます。原書名や著者の原綴りを
現在『大正新脩大蔵経』の八、
九、
検索できます。
二十五、
三十巻が利用できます。
Dictionary of National Biography on CD-ROM
,
Ulrich s on Disc
1985年までに没した著名人4
全世界の定期刊行物、不定期刊
Resources in Education と
万人の伝記情報を検索できます。
行物・年鑑類約24万件の書誌
Current Index to Journals in
情報を収録しています。
ERIC
Education に収録された教育
学関係文献775誌の書誌情報
を収録しています。
SOCIO-FILE
Sociological Abstracts
から採録された書誌索引と抄
録です。人間学、犯罪学、人口
統計学、教育学、刑罰学、人種問
BRITANNICA CD
『ブリタニカ百科事典
(Encyclopedia Britannica)』
のCD-ROM(英語版)です。
学術雑誌総合目録CD-ROM版
『学術雑誌総合目録』の1996
年版を収録しています。学術雑
誌名をキーワードに検索し、書
誌情報や所蔵している大学図
題、都市研究等、社会科学関係
書館・諸機関等を知る事ができ
の雑誌記事索引です。
ます。
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
図書館の
主なサービス
および
施設・設備
学外機関からの文献の取り寄せ(4階)
国内外から文献複写を取り寄せることができます。
その際、複写代はもちろんのこと、送料、手数料な
どの費用が発生します。これらはすべて申込み利
用者の負担となります。
詳しくは、
4階調査カウンターへお越しください。
館外貸出(2階)
禁帯出以外の図書を貸出手続きを行って、図書
館から外に持ち出して利用することです。これは、
学生、教職員など本学に在籍する方、また卒業生、
浄土宗僧侶などで館長の許可を得た方が対象です。
学生の方は学生証、教職員は身分証、それ以外の
方はライブラリー・カードと、図書をもって2階貸出
カウンターで手続きを行ってください。なお、貸出
中の図書については、予約申込みもできます。
●専任教職員
6ヶ月 30冊
●大学院生・専攻科
1ヶ月 10冊
●学部生
1ヶ月 5冊
(注)客員教授・客員研究員、研究員・研究生、科目
履修生・特別科目履修生は、上記の所属に応じて貸
出しができます。
レファレンス・サービス(4階)
利用者の調査・研究のために情報提供などを行
っています。詳しくは、4階調査カウンターへお越し
ください。
なお、
メールでも受け付けを行います。
e-mail: [email protected]
CD−ROMコーナーの利用(4階)
各種のCD−ROMが利用できます。
検索結果のプリント・アウトは有料になります。
プリント・アウト 1枚
相手館の定める規則に基づいて利用することが
できます。
1.京都、
奈良、
北陸のほとんどの私立大学図書館は、
「私立大学図書館協会西地区部会京都地区協議会
共通閲覧証協定」に参加しています。それらの図書
館では、共通閲覧証と学生証(教職員証)を持って
いけば、入館することができます。詳しくは、
4階調
査カウンターへお越しください。
2.その他の大学図書館は、図書館が発行する資料
閲覧紹介状と学生証、教職員身分証明書をもって
訪問してください。
3名以上のゼミやサークルの単位で、館内の資料
を活用して共同学習、研究活動を行うことができま
す。3時間単位で利用できます。申込みは1ケ月前
より可能です。
1階受付で手続きを行ってください。
*ただし、
ミーティング等には、使用不可。
エコーボックス(1階)
図書館への意見や要望または購入図書がある場
合、エコーボックスの横にある所定の用紙に記入の
うえ、投函してください。ただし、理由のないもの、
無記名のもの、
非建設的意見(中傷など)に対しては、
回答いたしません。約10日間ぐらいで、1階にある
館内掲示板にて回答いたします。
10円
URL http:// www.bukkyo-u.ac.jp/lib
ホーム・ページから、
図書館が所蔵する図書・雑誌等を
探すことができます。
新聞閲覧コーナー(1階)
最新の一般日刊紙6紙をはじめ、
主だった中国語、
韓国語、英語の最新の新聞を揃えています。なお、
バックナンバーは4階出納カウンターでお尋ねくだ
さい。
マイクロ資料閲覧室の利用(4階)
視聴覚コーナー(1階)
マイクロリーダー 3台、マイクロ資料 約100
種を配置しています。
利用の申込みは、
4階参考調査カウンターで行って
ください。
プリント・アウト 1枚
15台の視聴覚ブースが設置されています。本
館所蔵のビデオ・ソフト、
コンパクト・ディスクなどを
視聴することができます。1階視聴覚カウンターで
お尋ねください。
20円
軽読書コーナー(1階)
他大学図書館の利用申込み(4階)
グループ閲覧室の利用(2・3階)
地図資料閲覧室(4階)
最新の一般雑誌、情報誌約230タイトル、旅行ガ
イド205タイトルなどを揃えています。
開室時間内は、自由に利用できます。不明な場合
は、
4階調査カウンターでお尋ねください。
研究個室の利用(2・3・4階)
対面朗読室(2階)
朗読者同伴で利用できます。
視覚障害者用音声読書システム1台を設置して
います。その他に、拡大読書器を2台設置(2・3階)
しています。
申込みは、
2階貸出カウンターで行ってください。
点字図書 約150冊
大学院生、専攻科生、研究生、研究員の研究活動
を行うための個室です。
3時間単位で連続3日間利
用できます。申込みは1週間まえより可能です。
その他の貸出資格のある方は、当日に空室があれ
ば3時間単位で利用できます。
1階受付で手続きを
行ってください。
14
15
複写サービス(1階〜4階)
1.学術、研究、調査を目的とする。2.出版された
著作物の2分の1を超えない1部分であること。3.
新着雑誌でない、バックナンバーの一論文・記事で
あること。4.一人につき1部であること。複部数の
コピーはみとめられません。
上記の要件をみたした著作権法第31条の範囲内
で所蔵資料のコピーができます。
1枚 10円
プリペイド・カード
分)
1,000円(コピー105枚
◆主題別貸出冊数
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
主題別
0類 総 記
1類 哲 学
(14)心理学
(18)仏教
2類 歴 史
(21)日本史
(22)東洋史
3類 社会科学
(36)社会学
(37)教 育
4類 自然科学
5類 技 術
6類 産 業
7類 芸 術
8類 言 語
(81)日本語
(82)中国語
(83)英 語
9類 文 学
(91)日本文学
(92)中国文学
(93)英米文学
計
中国書
国 書
佛 書
宗 書
文 庫
マイクロ
総 計
平成11年度
諸統計
▼受入・整理統計
課題となっていた中国書、洋書の整理は昨年
度より軌道にのっている。
▼貸出統計
開館日・時間数については入学試験、台風な
どの外的要因により変動する。全体的にみて1
昨年度との比較ではプラスであるが、前年度と
の比較では全体的に減少している。1日あたり
入館者数は2062人で0.7%、貸出冊数は2.3
%、雑誌出納件数は11.8%、相互協力依頼件
数は2.1%、
レファレンス件数は19.4%それぞ
れ減少した。
逆に、視聴覚資料の閲覧は3.3%、相互協力
受付件数は4.1%、施設利用として研究個室は
8.5%、
グループ閲覧室は30.4%のプラスと
なった。
通
学
通
信
研究員・研究生
学 部
大学院
学 部
大学院
和 書 洋 書 和 書 洋 書 和 書 洋 書 和 書 洋 書 和 書 洋 書
1
ー
33
ー
0
0
0
154
88
0
ー
7 2,258
5
24
7,813
65
52 3,546
ー
ー
(0) (154)
(2)
(0)
(1,157)
(3)
(0) (423)
ー
ー
(6) (1,592) (37) (1,848)
(2)
(3,825)
(56) (23)
ー
6,863
26
2
967
5 1,546
0
ー
ー
4
ー
(1) (602)
(0)
(0)
(3,890)
(10)
(0) (836)
ー
ー
(0) (158)
(0)
(4)
(1,086)
(2)
(2) (317)
ー
15,676
77
6 1,512
12 9,248
0
ー
ー
1
ー
(3) (758)
(0)
(0)
(6,836)
(60)
(5) (4,840)
ー
ー
(1) (219)
(0)
(0)
(4,790)
(5)
(3) (2,979)
ー
71
ー
0
0
0
903
22
1,377
0
ー
36
ー
0
0
0
906
153
1
0
ー
2
0
672
0
62
0
141
0
ー
ー
ー
ー
0
0
233
2,059
1
470
0
7
ー
ー
17 1,599
5
441
0
4,112
0
35
ー
ー
(0) (190)
(2)
(287)
(0) (47)
(0)
(10)
ー
ー
(0)
(0) (33) (12) (42)
(134)
(0)
(5)
(94)
(11)
(1)
ー
ー
(0) (48)
(1) (348)
(0)
ー
ー
77 2,161
38
897
5,450
13
0
25
ー
ー
(0) (1,083)
(0)
(3,529)
(0) (609)
(0)
(14)
(756)
(3)
(0)
ー
ー
(0) (62)
(1) (248)
(0)
ー
ー
(639) (12) (192) (71) (613) (36)
(0)
(1)
ー
ー
164 19,855
48
45,082
29 6,510
29
260
ー
171
22
67
7
3
ー
13
32
0
0
ー
1
0
0
0
ー
1
0
21
0
ー
2
0
35
1
ー
2
6
0
19,929
ー
45,201
6,935
296
教職員
◆蔵書数
蔵 書 数
雑誌種数
日本語
574,746
日本語
5,566種
外国語
計
134,212 708,958
外国語
計
1,920種 7,486種
◆資料区分別受入冊数
資料区分
和 書 中国書 洋 書
2,477
3,611
図書(単行本) 15,570
782
219
逐次刊行物
5,324
0
0
マイクロ資料
233
マ 地図資料
0
0
58
イ
0
0
0
ク 点字資料
ロ 録音資料
0
0
173
資 映像資料
0
418
2
料
・ 静止画像
6
0
0
そ
0
46
0
の 機械可読ファイル
他 複製資料
1
0
52
0
2
小 計
934
3,260
3,832
合 計
21,880
計
21,658
6,325
233
58
0
173
420
6
46
53
936
28,972
和 書
1,000
1,913
(722)
(661)
1,386
(833)
(150)
5,071
(2,282)
(1,359)
(1,329)
992
(778)
284
170
541
252
(99)
(73)
(27)
1,173
(855)
(90)
(110)
12,782
中国書
369
842
(3)
(692)
797
(0)
(692)
302
(6)
(0)
(21)
14
(1)
20
19
117
92
(0)
(92)
(0)
573
(3)
(569)
(0)
3,172
書
計
1,425
29
3,293
538
(236) (961)
(183) (1,536)
95
2,278
(6) (839)
(7) (849)
570
5,943
(405) (2,693)
(184) (1,543)
(67) (1,417)
1,195
189
(180) (959)
7
311
10
199
34
692
10
354
(1) (100)
(10) (175)
(17)
(44)
359
2,105
(3) (861)
(1) (660)
(296) (406)
1,918 17,795
洋
◆研修会参加、私立大学図書館協会関係役員会出席一覧
会議名・研修会名
私立大学図書館協会第1回常任幹事会
私立大学図書館協会ホームページ委員会
私立大学図書館協会西地区部会会計監査
私立大学図書館協会京都地区運営会議
私立大学図書館協会京都地区協議会相互協力連絡会
私立大学図書館協会春季京都地区協議会(第116回)
第69回近畿地区国公立大学図書館協議会総会
私立大学図書館協会西地区部会第1回役員会
私立大学図書館協会西地区部会総会
私立大学図書館協会臨時常任幹事会
第48回公私立大学図書館協力委員会
私立大学図書館協会第1回東西合同役員会
私立大学図書館協会第61回総会・研究大会・見学研修
私立大学図書館協会京都地区運営委員会
私立大学図書館協会雑誌価格についての懇談会
近畿国公立大学図書館協会講演会
私立大学図書館協会阪神地区協議会研究会
16
17
実施月日
4月13日
4月19日
4月20日
5月26日
5月26日
5月26日
6月 8日
6月15日
6月16日
7月 5日
7月 7日
8月 1日
9月2日〜3日
9月 5日
9月20日
9月25日
9月26日
総
計
和 書 洋 書 和 書 洋 書 和 書 洋 書
0
59
414
2
3
80
661
36 15,284
13
941
137
(29)
(3) (1,832)
(0) (66)
(5)
(396) (11) (594) (19) (8,311) (98)
528
425
4
38 10,355
53
(239)
(0) (5,820)
(0) (243)
(1)
(52)
(0) (53) (33) (1,668) (39)
912
485
36
124 27,910
179
(169) (24) (334) (22)(12,997) (54)
(129)
(2) (8,343) (11)
(5) (221)
35
0 2,477
69
1
1
7
0 1,150
47
0
0
17
1
54
1
948
2
5
132
8
2 3,049
148
3
245
39
14 6,885
453
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(0) (5,672)
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(0) (109)
(1) (1,199)
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(18) (17) (74) (36) (1,537) (172)
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79,029
2,576
(注)その他は、通信大学院・卒業生等を含む。
◆主題別整理冊数(単行本)
主題別
0類 総 記
1類 哲 学
(14)心理学
(18)仏教
2類 歴 史
(21)日本史
(22)東洋史
3類 社会科学
(36)社会学
(369)社会福祉
(37)教 育
4類 自然科学
(49)医 学
5類 技 術
6類 産 業
7類 芸 術
8類 言 語
(81)日本語
(82)中国語
(83)英 語
9類 文 学
(91)日本文学
(92)中国文学
(93)英米文学
総 計
その他
開催場所
明治大学
明治大学
京都産業大学
立命館大学
立命館大学
立命館大学
滋賀大学(いこいの村びわ湖)
福岡ガーデンパレス
西南学院大学
明治大学
佛教大学
専修大学
専修大学
佛教大学
明治大学
京都大学
神戸親和女子大学
BUKKYO
UNIVERSITY
LIBRARY
INFORMATION
BULLETIN
開
館
時
間
表
サイト紹介
国立国会図書館ホームページ
http://www.ndl.go.jp/
電子図書館 http:// www.ndl.go.jp/ndl frm 1.html
電子図書館は、2000年3月22日の国立国会図
書館ホームページの改訂にあわせて開設されました。
次に紹介されるようなコンテンツがあります。
検索は無料です。
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学
期
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書誌情報(web-OPAC)の検索
国立国会図書館所蔵資料のうち、昭和23年以降
に受入れた国内刊行図書(約200万件)及び昭和
61年以降に受入れた洋図書(約20万件)の書誌
情報を検索することができます。
国 内 のインター ネット上 の O P A C( O n l i n e
Public Access Catalog)で最大級の件数を持
っています。
電子図書館トップページ
http:// www.ndl.go.jp/ndl frm 1.html
国会会議録
第126回国会(1993年1月)以降の会議録情
報を検索することができます。
貴重書画像データベース
国立国会図書館が所蔵する主として江戸期に発
行された彩色資料(約23,000枚)の画像データ
を検索、閲覧することができます。
書誌情報(web-OPAC)
トップページ
http:// webopac2.ndl.go.jp/
図書館情報学関係雑誌記事情報
図書館情報学に関する雑誌(約128誌)の記事
情報の一覧です。1ヶ月毎に更新します。
雑誌記事索引採録誌一覧
1984年1月受け入れ分以降『雑誌記事索引』
に採録されている雑誌の一覧です(現在約9,000
誌)。1ヶ月毎に更新します。
全国の点字図書・録音図書製作速報
全国の点字図書・録音図書の速報を掲載してい
ます。1ヶ月毎に更新します。
貴重書トップページ
http:// www3.ndl.go.jp/rm/index.html
ここでは毎回図書検索に
役立つホームページを紹介していきます。
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法定電気点検のため閉館
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創立記念日のため閉館
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年始休暇のため閉館
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月例休館日
11月
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閉
館
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2月
9:00〜20:00
館内整理のため休館
年末休暇のため閉館
3月
一般入試A日程のため休館
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9:00〜17:00
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閉
推薦入試のため休館
館
9:00〜17:00
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月例休館日
閉
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一般入試B日程のため休館
9:00〜17:00
閉
館
9:00〜17:00
館内整理のため休館
9:00〜20:00
館内整理のため休館
閉
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館内整理のため休館
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館内整理のため休館
変更される場合がありますのでご注意下さい。
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