ウェブ空間文書管理共有システム 管理者マニュアル

ウェブ空間文書管理共有システム
管理者マニュアル
3.0.0.0 版
2012/12/27
株式会社ピコラボ
変更履歴
版
3.0.0.0
日付
2012/12/27
2.0
2011/8/31
1.5
2011/02/29
1.4
1.2
2011/02/03
2011/09/20
1.1
1.0
2011/01/28
2010/11/10
内容
・ 構成を NetCommons の管理者マニュアルに合わせる
・ タイトルを「導入手順書」から「管理者マニュアル」に変
更
・ 現状に合わせてバージョンを変更
CentOS6.3 での導入手順を追記
使用する Java を 1.7 に変更
・ 軽微な文言の修正
・ Twitter モジュール非対応に伴って関連する記述を削除
・ php53-imap のインストール手順を追記
・gcc のインストール手順を追記
・mysqld と httpd のサービスへの登録手順を追記
・JodConverter のダウンロード&インストール手順を削除(配
布パッケージに含むため)
・GoeNLP の URL 等の設定手順を追記
・操作説明に関する記述を削除(運用マニュアルに転記)
・「WebSDMSS ソースツリーの展開」を修正
・画像を PNG 形式に変更
・OpenOffice.org のサービス起動方法を記載
・「2.3.6 Twitter ログ収集スクリプトの導入」を追加
・ Twitter ロ グ 収 集 ス ク リ プ ト の 導 入 に 伴 っ て 「 2.3.5
WebSDMSS のインストール」を修正
・「3.1.4 Twitter」の項目を追加
・軽微な文言の修正
・「2.4.4 wvWare」の項目を削除
・「2.7.5 JODConverter の利用に関する制限」の項目を削除
・機能拡張
・初版
目次
1.
WEBSDMSS とは ................................................................
................................................................................................
............................................................................
............................................ 1
2.
WEBSDMSS のインストール................................
インストール ................................................................
...........................................................................................
........................................................... 3
2.1.
WEBSDMSS をインストールする前に必ずお読みください..........................................3
2.1.1.
2.2.
NETCOMMONS を使用するには ......................................................................................3
2.2.1.
2.2.2.
2.2.3.
2.2.4.
2.2.5.
2.3.
PHP のインストール ..............................................................................................3
MySQL のインストールのインストールとサービスの起動...................................4
Apache のインストールとサービスの起動.............................................................4
Java SDK(JDK)のインストール .......................................................................6
soffice のインストールとサービスの起動 ..............................................................6
インストール方法...........................................................................................................8
2.3.1.
2.3.2.
2.3.3.
3.
インストールしやすい組み合わせ..........................................................................3
サーバ環境の確認 ...................................................................................................8
新規インストールの前準備.....................................................................................9
新規インストール手順 .......................................................................................... 11
ライセンス表示
ライセンス表示................................
表示................................................................
................................................................................................
...............................................................................
............................................... 12
3.1.
フリーソフト利用のためのライセンス ........................................................................12
3.1.1.
3.2.
JODConverter......................................................................................................12
NETCOMMONS2.0 利用にかかるライセンス ................................................................12
-i-
管理者マニュアル WebSDMSS とは
1. WebSDMSS とは
WebSDMSS とは、オープンソースの CMS「NetCommons2.3[1]」に機能拡張を行い、利
用者が投稿したりアップロードしたファイルやドキュメントに含まれる自然言語文章から、
文中に含まれる「場所」を表す文字列を抽出するジオパース機能を追加したウェブアプリ
ケーションです。
図 1 WebSDMSS の構成(
構成(白色は
白色はオープンソース、
オープンソース、黄色が
黄色が今回開発
今回開発した
開発した部分
した部分)
部分)
本書では、WebSDMSS の導入手順を解説します。ただし、WebSDMSS は NetCommons2
を拡張したシステムの為、その導入手順は NetCommons2 のそれと同様です。必要に応じ
て 、 NetCommons2
の オ ン ラ イ ン 管 理 者 マ ニ ュ ア ル
「http://www.netcommons.org/nc20/nc20_manual/japanese/admin_manual/index.html」
を参照してください。尚、一般的なサーバ管理に関する以下については基本的に取り扱い
ません。
・ ネットワーク環境設定
・ Unix ユーザ管理
NetCommons2.0 は FreeBSD ライセンスで提供されます。詳細は巻末のライセンス表
示をご確認ください。
1
-1-
管理者マニュアル WebSDMSS とは
本システムは一般的な UNIX システム上であれば動作するよう設計してあり、導入手順
は CentOS6.3 を例に説明します。ただし OS が異なる場合や Linux のディストリビューシ
ョン、バージョンが異なる場合は、必ずしも本書の通りの手順では導入できない場合があ
ります。環境に応じて、適宜、読み替えてインストールするようにしてください。
また、本書では、入力するコマンドや結果出力の例を示す場合、水色のボックスで囲ん
で説明文と区別します。一般ユーザとして実行する場合には以下のように示します。
$ echo Hello world!
Hello world!
$
先頭の $ はプロンプトなので入力する必要はありません。太字の部分が実際に入力する
コマンドです。プロンプトを含むその他の文字は、応答として表示される内容を示します。
特に必要がない場合には、説明が冗長になるのを避けるため、応答内容を省略することも
あります。
同様に、root 権限で実行する必要がある場合には、プロンプトを#で表します。
# /etc/init.d/httpd status
httpd (pid 2749) is running...
#
-2-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
2. WebSDMSS のインストール
2.1. WebSDMSS をインストールする前に必ずお読みください
2.1.1. インストールしやすい組み合わせ
WebSDMSS は次の環境で動作します。
PHP5.1.6 以降
MySQL5.0 以降
Apache1.3 もしくは 2 以降
特に以下の組み合わせをお勧めしていています。
PHP5.3.3、MySQL5.1.66, Apache 2.2.15
OS は CentOS 5 をお勧めしています。CentOS6.3 では動作確認済みです。
2.2. NetCommons を使用するには
WebSDMSS を実際に使用するにはまず Apache、MySQL、PHP、JAVA、soffice が既に
インストールされたサーバが必要です。サーバにこれらのソフトウェアがインストールさ
れていることをご確認ください。インストールされていない場合は、以下の手順を参考に
インストールするようにしてください。
2.2.1. PHP のインストール
PHP は公式のパッケージをそのまま利用します。php53-imap は、OS や OS のバージ
ョンによって(CentOS 6.x など)は、php-imap をインストールする必要があるので注意
してください。
# yum install -y php phpphp-mbstring phpphp-xml phpphp-pear phpphp-mysql php53php53-imap
インストールが完了したら使用するタイムゾーンの設定を行います。設定の変更は、
/etc/php.ini を編集するのが一般的ですが、CentOS の場合には /etc/php.d/*.ini を読み込
むように設定されているため、/etc/php.d/websdmss.ini に以下の内容を書き込みます。
# vi /etc/php.d/
/etc/php.d/websdmss
php.d/websdmss.ini
websdmss.ini
date.timezone = Asia/Tokyo;
PHP のバージョンが 5.2 より古い場合、JSON extension をインストールする必要があ
ります。php のバージョンを調べるには—version オプションをつけて php を実行します。
$ php --version
--version
PHP 5.3.3 (cli) (built: Jul 3 2012 16:53:21)
Copyright (c) 1997-2010 The PHP Group
Zend Engine v2.3.0, Copyright (c) 1998-2010 Zend Technologies
-3-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
必要な場合は、以下の手順で JSON extension をインストールし、php の設定を変更しま
す。
# yum install -y phpphp-devel phpphp-pecl gcc
# pecl install json
# vi /etc/php.d/websdmss
/etc/php.d/websdmss.ini
websdmss.ini
; Enable json extension module
extension=json.so
さらに、WebSDMSS の日誌(g)モジュールに搭載されている一括登録機能を快適に利用
するため、websdmss.ini に以下の設定を行います。
# vi /etc/php.d/websdmss.ini
max_execution_time = 30 -> 0
upload_max_filesize = 20M
します。
← 一括登録では 3M 以上に設定することをお勧め
2.2.2. MySQL のインストールのインストールとサービスの起動
MySQL は公式のパッケージをそのまま利用します。特に追加設定などは必要ありません。
# yum install -y mysqlmysql-server
# /sbin/chkconfig mysqld on
# /etc/rc.d/init.d/mysqld start
2.2.3. Apache のインストールとサービスの起動
(1) Apache のインストール
Apache は公式のパッケージをそのまま利用します。OS によっては、最初から httpd パ
ッケージがインストール済みの場合もあります。
# yum install -y httpd
(2) PHP モジュールの設定
Apache から php スクリプトを実行するには、httpd.conf の修正が必要です。ただし
CentOS の httpd パッケージでは、http.conf 内に /etc/http/conf.d/ 以下の設定ファイルを
動的に読み込むように書かれているため、このディレクトリ以下に設定ファイルを追加し
ていきます。
ま た 、 php を 使 う た め の 設 定 は php パ ッ ケ ー ジ を イ ン ス ト ー ル す る と 自 動 的 に
/etc/httpd/conf.d/php.conf として作成されますので、特に作業の必要はありません。
(3) SELinux およびファイアウォールの設定
外部から web サーバへアクセスできるようにするため、SELinux とファイアウォールの
設定を行ってください。
CentOS6 で SELinux の設定を Permissive にするには以下のコマンドを実行します
# setenforce 0
-4-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
# vi /etc/sysconfig/selinux
/etc/sysconfig/selinux
SELINUX=permissive
permissive
ファイアウォールの設定を変更するためのコマンドをインストールして実行します。コ
マンドを実行したらファイアウォール有効のまま、カスタマイズから WWW(HTTP)にチェ
ックを入れて許可するように設定してください。
# yum install -y systemsystem-configconfig-firewallfirewall-tui
# systemsystem-configconfig-firewallfirewall-tui
CentOS5 では、SELinux とファイアウォールの設定をまとめて変更できます。以下のコ
マンドを実行して、SELinux の設定を Permissive に、ファイアウォールは WWW(HTTP)
を許可するように設定してください。
# systemsystem-configconfig-securitylevelsecuritylevel-tui
(4) Apache の起動
以下のコマンドを実行して Apache がサーバの起動時に自動起動するように設定したう
えで、Apache を起動してください。
# /sbin/chkconfig httpd on
# /etc/init.d/httpd start
(5) PHP スクリプトの動作テスト
Apache が php ス ク リ プ ト を 実 行 で き て い る こ と を 確 認 す る た め 、
/var/www/html/test.php に以下のようなテストスクリプトを作成します。
# vi /var/www/html/test.php
<?php
phpinfo();
?>
ウェブブラウザから http://[ウェブサーバ名]/test.php へアクセスし、図 2 のような画面
が表示されれば Apache と PHP の設定は問題ありません。画面をスクロールして PHP の
バージョンや mbstring, pdo_mysql, imap などが表示されていることも確認してください。
確認ができたら、test.php は削除してください。
# rm /var/www/html/test.php
-5-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
図 2 test.php の出力画面
2.2.4. Java SDK(JDK)のインストール
JDK は公式のパッケージをそのまま利用します。
# yum install javajava-1.7.0
1.7.0.0-openjdk
2.2.5. soffice のインストールとサービスの起動
OpenOffice.org は公式のパッケージを利用しますが、GUI を表示せずにサーバとして利
用するために headless モジュールを追加してインストールする必要があります。
CentOS の場合は公式リポジトリにパッケージが登録されていますので、以下のコマン
ドで自動インストールしてください。
# yum install openoffice.org
openoffice.orgoffice.org-langpacklangpack-ja_JP openoffice.orgopenoffice.org-writer openoffic
e.orge.org-calc openoffice.orgopenoffice.org-draw openoffice.orgopenoffice.org-impress openoffice.orgopenoffice.org-headles
s
-6-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
RedHat の場合は公式リポジトリにパッケージが登録されていませんので、まず RPM ア
ーカイブを OpenOffice.org のサイトからダウンロードし、展開、インストールをマニュア
ルで行います。
# wget http://ring.uhttp://ring.u-toyama.ac.jp/archives/misc/openoffice/localized/ja/3.3.
0/OOo_3.3.0_Linux_x86-64_install0/OOo_3.3.0_Linux_x86
64_install-rpmrpm-wJRE_ja.tar.gz
--2011-09-22 16:28:47-- http://ring.u-toyama.ac.jp/archives/misc/openoffice
/localized/ja/3.3.0/OOo_3.3.0_Linux_x86-64_install-rpm-wJRE_ja.tar.gz
ring.u-toyama.ac.jp を DNS に問いあわせています... 160.26.2.178
ring.u-toyama.ac.jp|160.26.2.178|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 189915283 (181M) [application/x-gzip]
`OOo_3.3.0_Linux_x86-64_install-rpm-wJRE_ja.tar.gz' に保存中
100%[======================================>] 189,915,283 3.24M/s 時間 63s
2011-09-22 16:29:50 (2.86 MB/s) - `OOo_3.3.0_Linux_x86-64_install-rpm-wJRE_j
a.tar.gz' へ保存完了 [189915283/189915283]
# tar xvfz OOo_3.3.0_Linux_x86OOo_3.3.0_Linux_x86-64_install64_install-rpmrpm-wJRE_ja.tar.gz
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/installdata/
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/installdata/html/
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/installdata/html/UninstallationOngoing.ht
ml
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/installdata/html/AcceptLicense_ja.html
(中略)
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/licenses/
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/licenses/LICENSE_ja.html
OOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/licenses/LICENSE_ja
# cd OOO330_m20_native_packedOOO330_m20_native_packed-1_ja.9567/
# rpm -Uvh RPMS/*.rpm
イ ン ス ト ー ル 後 、 soffice を サ ー ビ ス と し て 起 動 す る た め に 以 下 の ス ク リ プ ト を
/etc/init.d/ooo として配置してください。
# vi /etc/init.d/ooo
#!/bin/bash
# openoffice.org headless server script
#
# chkconfig: 2345 80 30
# description: headless openoffice server script
# processname: openoffice
#
SOFFICE_PATH=/usr/bin/soffice
PIDFILE=/var/run/openoffice-server.pid
LOG_DIR=/var/log/ooo
-7-
# 環境に合わせて修正してください
# 環境に合わせて修正してください
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
set -e
case "$1" in
start)
if [ -f $PIDFILE ]; then
echo "OpenOffice headless server has already started."
sleep 5
exit
fi
echo "Starting OpenOffice headless server"
$SOFFICE_PATH -headless -nologo -nofirststartwizard -accept="socket,ho
st=127.0.0.1,port=8100;urp" & >> $LOG_DIR/stdout.log 2>> $LOG_DIR/stderr.log
touch $PIDFILE
;;
stop)
if [ -f $PIDFILE ]; then
echo "Stopping OpenOffice headless server."
killall -9 soffice && killall -9 soffice.bin
rm -f $PIDFILE
exit
fi
echo "Openoffice headless server is not running."
exit
;;
*)
echo "Usage: $0 {start|stop}"
exit 1
esac
exit 0
配置したら以下を実行して soffice をサービスに登録して起動します。
#
#
#
#
#
mkdir /var/log/ooo
chmod +x /etc/init.d/ooo
/sbin/chkconfig
/sbin/chkconfig --add
--add ooo
ooo
/sbin/chkconfig ooo on
/etc/init.d/ooo start
2.3. インストール方法
2.3.1. サーバ環境の確認
WebSDMSS は、通常想定される
通常想定されるサーバ
されるサーバ管理技能
サーバ管理技能および
管理技能および知識
および知識をお
知識をお持
をお持ちのサーバ
ちのサーバ管理者
サーバ管理者によ
管理者によ
-8-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
って管理
WebSDMSS を配布しております。サーバの環境設定を誤
って管理される
管理されることを想定して
される
ると WebSDMSS に関係なくセキュリティ上の問題が発生する可能性があることは、他の
ウェブアプリケーションと同様です。多くの CMS と同様に、WebSDMSS では htaccess
ファイルによるアクセス制限機能を想定しています。また、http 以外の方法でのアクセス
が許可されていないサーバ上に構築されることを想定しています。
WebSDMSS サイトを構築予定のサーバで
1. htaccess が無効になっている
2. http 以外のアクセス方法を許可している場合、
本来外部公開されてはならない情報が公開される可能性がありますので、念のためご確
認ください。
2.3.2. 新規インストールの前準備
まず始めに、以下の点を事前に確認しておいてください。
ドキュメントルート
ドキュメントルートとは Web サーバが HTML ファイルを公開するディレクトリへ
のパスです。必要に応じて以下のように設定してください。
① WebSDMSS をサーバのトップディレクトリとして公開する場合
http://<サーバ名>/ または http://<サーバ名>:<ポート番号>/ でアクセスするサ
イトとして公開する場合、ディレクトリを virtual host として設定します。
/etc/httpd/conf.d/websdmss.conf というファイルを作成し、次の内容を書き込みま
す。
# vi /etc/httpd/conf.d/websdmss.conf
/etc/httpd/conf.d/websdmss.conf
# Settings for WebSDMSS
NameVirtualHost *:80
# 公開するポート番号に変更
<VirtualHost *:80>
# 公開するポート番号に変更
ServerName websdmss.co.jp # サーバ名に合わせて変更
DocumentRoot "/var/www/websdmss/html/htdocs"
DirectoryIndex index.php
<Directory "/var/www/websdmss/html/htdocs">
SetEnv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib:/usr/lib:/lib
AllowOverride All
Allow from All
</Directory>
</VirtualHost>
websdmss.conf の変更を反映するため、Apache を再起動します。
# /etc/init.d/httpd restart
-9-
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
② WebSDMSS をサーバのサブディレクトリとして公開する場合
http://<サーバ名>/websdmss/のように、サブディレクトリを指定してアクセスす
る サ イ ト と し て 公 開 す る 場 合 、 デ ィ レ ク ト リ を alias と し て 設 定 し ま す 。
/etc/httpd/conf.d/websdmss.conf というファイルを作成し、次の内容を書き込みます。
# vi /etc/httpd/conf.d/websdmss.conf
# Settings for WebSDMSS
Alias /websdmss/ "/var/www/websdmss/html/htdocs/"
<Directory "/var/www/websdmss/html/htdocs">
SetEnv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib:/usr/lib:/lib
AllowOverride All
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
websdmss.conf の変更を反映するため、Apache を再起動します。
# /etc/init.d/httpd restart
MySQl への接続設定
MySQL への接続設定(ユーザ名とパスワードとデータベース名)を、必要に応じて
以下のように設定してください。以下は、データベース名は websdmss、管理ユーザ
は sdmss_user、パスワードを sdmss_password の場合の設定例です。
$ mysql -u root
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2
Server version: 5.1.48 MySQL Community Server (GPL) by Remi
Copyright (c) 2000, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
This software comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY. This is free software,
and you are welcome to modify and redistribute it under the GPL v2 license
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statemen
t.
mysql> CREATE DATABASE websdmss CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;
Query OK, 1 row affected (0.01 sec)
mysql> GRANT ALL ON websdmss.*
websdmss.* TO sdmss_user@localhost IDENTIFIED BY 'sdmss_
'sdmss_
password';
Query OK, 0 rows affected (0.06 sec)
mysql> quit
Bye
- 10 -
管理者マニュアル WebSDMSS のインストール
CREATE DATABASE の際に CHARACTER SET と COLLATE を指定しないと、イン
ストール後に文字化けが発生することがあるので注意してください。
WebSDMSS をインストールしたいディレクトリにダウンロードした WebSDMSS 内の
ディレクトリの全てのファイルを移動します。以下の手順は、ドキュメントルートが
「/var/www/websdmss/html/htdocs」で、ダウンロードした WebSDMSS アーカイブのフ
ァイル名が「websdmss-1.0.zip」の場合の設定例です。
#
#
#
#
cd /var/www
unzip
unzip websdmsswebsdmss-1.0.zip
mv websdmsswebsdmss-1.0 websdmss
chown -R apache:apache websdmss
次に、WebSDMSS ソースツリー内の define.inc.php を開き、以下の行を環境に合わせて
変更してください。
# vi /var/www/websdmss/html/webapp
/var/www/websdmss/html/webapp/config/define.inc.php
html/webapp/config/define.inc.php
(中略)
define("JAVA_PATH", "/usr/bin/java");
2.3.3. 新規インストール手順
設定したウェブサイトにブラウザでアクセスすると、WebSDMSS のインストール画面が
表示されます。後は画面に従って必要な情報を入力していけばインストールが完了します。
詳 細 は 、 NetCommons の オ ン ラ イ ン 管 理 者 マ ニ ュ ア ル の
「 http://manual.netcommons.org/%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%80%85%E3%83%9E
%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB/2_NetCommons%E3%81%AE%E
3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB/2-4_%E6
%96%B0%E8%A6%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B
C%E3%83%AB%E6%89%8B%E9%A0%86」を参考にしてください。
- 11 -
管理者マニュアル ライセンス表示
3. ライセンス表示
3.1. フリーソフト利用のためのライセンス
3.1.1. JODConverter
JODConverter(the Java OpenDocument Converter)は LGPL によって提供されます。
3.2. NetCommons2.0 利用にかかるライセンス
本システムでは NetCommons2.0 のコードを拡張し、利用しています。本システムを再
配布する場合にも以下のライセンス条件に従ってください。
NetCommons2.0 LICENSE
NetCommons は、大学共同利用機関法人情報・システム機構 国立情報学研究所が開発
した PHP によるオープンソースの情報共有基盤システムです。
本ソフトウェアの著作権は情報・システム機構およびプログラムを作成した各個人に
帰属し、FreeBSD ライセンスによって公開されています。
本ソフトウェアを利用する方は、FreeBSD ライセンスの精神をご理解の上、ご利用くだ
さい。
FreeBSD ライセンス http://www.freebsd.org/copyright/freebsd-license.html
日本語訳 http://www.jp.freebsd.org/www.FreeBSD.org/ja/copyright/freebsd-lic
ense.html
本ソフトウェアはソースコード形式であれバイナリ形式であれ、変更の有無に関わら
ず、
以下の条件を満たす限りにおいて、再配布および使用を許可します。
・ソースコード形式で再配布する場合、上記著作権表示、本条件書および下記責任限
定規定を必ず含めてください。
・バイナリ形式で再配布する場合、上記著作権表示、本条件書および下記責任限定規
定を、配布物とともに提供される文書 および他の資料に必ず含めてください。
本ソフトウェアは国立情報学研究所 NetCommons PROJECT によって、
”現状のまま”
提供されるものとします。本ソフトウェアについては、明示黙示を問わず、商用品
として通常そなえるべき品質をそなえているとの保証も、特定の目的に適合するとの
保証を含め、何の保証もなされません。 事由のいかんを問わず、損害発生の原因いか
んを問わず、且つ、 責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか (過失その他) 不法
行為であるかを問わず、 情報・システム研究機構、国立情報学研究所、NetCommons P
ROJECT および寄与者も、仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとし
ても、本ソフトウェアの使用から発生した直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別
損害、懲罰的損害または結果損害のいずれに対しても (代替品または サービスの提
供; 使用機会、データまたは利益の損失の補償; または、業務の中断に対する補償を
含め) 責任をいっさい負いません。
- 12 -
管理者マニュアル ライセンス表示
本ソフトウェアの名称である「NetCommons」およびロゴは大学共同利用機関法人
情報・システム機構の知的財産として商標登録されています。
商標「NetCommons」の利用を希望される場合には、大学共同利用機関法人情報・シ
ステム機構 国立情報学研究所(郵便番号 101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-
2)までお問い合わせください。
-----------------NetCommons PROJECT
- 13 -