月 日( No . ) 「ツタンカーメンの呪い」 ( 12分) 内容と一致するものに T 、 T

月
日( No .
) 「 ツ タ ン カ ー メ ンの呪い 」 ( 1 2 分 )
内容 と 一致する も のに T 、 一致 し ない も のに F と 答えな さ い 。
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The ancient Egyptian belief in magic is widely known. Not only did people
believe that images could come to life, they also thought that the souls of the dead
would re-enter their body once their journey to the “other side” was complete.
Hence the practice of preserving bodies began.
As well as preserving their dead kings, the Egyptians would also bury the
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servants and even the animals they would need to take on their last journey. And
– as Tutankhamen’s* tomb demonstrated – the kings would also take precious
jewels and splendid furniture with them to the grave, to accompany them in the
afterlife. Naturally, they didn’t want these stolen before they got there, so they
would put a curse on their tombs to stop grave robbers from destroying them.
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From the historical evidence it would seem that such curses were not terribly
effective; many of the Egyptian tombs opened in the 19th and 20th centuries were
bare, thanks to the activities of early robbers. Today we have no way of knowing
what happened to the robbers, nor whether they came to an untimely end*. But
the evidence that those involved with the Tutankhamen treasures discovered in
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1922 fell under an evil spell* looks strong indeed.
It begins with Lord Carnarvon, who sponsored the explorer, Howard Carter’s
trip to Egypt. When they found and opened Tutankhamen’s tomb near Luxor 70
years ago, they little dreamt they would also take on an ancient curse.
At first all seemed well, and Carnarvon was thrilled with the discovery and
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even more thrilled when, some four months after the initial finding, the third
chamber containing Tutankhamen’s gold image and body was opened.
However, before the full richness of the finding had been revealed, he was
bitten by a mosquito. A few days later he cut the bite with his razor when he was
shaving. He got blood poisoning* and died. An X-ray on Tutankhamen’s mask lent
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new power to stories of a curse. For on the boy-king’s left cheek was a scar – in
exactly the same place as the mosquito had stung Lord Carnarvon.
At the very moment that Lord Carnarvon said his last words, the lights went
out all over Cairo*. The period of darkness, which lasted only 5 minutes, occurred
at the same time in all four separate power supply districts of the city. No rational
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explanation could be found.
However the recent theory that the preserving fluid used by the ancient
Egyptians was poisonous, could provide a “normal” explanation of the mysterious
deaths of experts who examined the preserved bodies found – if it were not for the
fact that the fluid must therefore have remained poisonous for 5,000 years!
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Lord Carnarvon’s son kept an open mind on whether the curse was real or
not, but admitted he wouldn’t enter the burial place even if he were given all the
treasures in Egypt!
*Tutankhamen: ツタンカーメン ( 紀元前 14 世紀のエジプトの王 ) / *untimely
end: 早死に / *spell: 呪文 / *blood poisoning: 敗血症 / *Cairo: カイロ ( エジプト
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の首都 )
1.
古代エジプト人は、死者をミイラにすると災いが起こらないと信じていた。
2.
エジプト人は、埋葬品を泥棒が荒らすのを防ぐために、墓に呪いをかけた 。
3.
呪いの言葉を調べてみると、非常に有効だったことがわかる 。
4.
近代になって発掘されたエジプトの墓は、盗掘にあわず埋葬品が残されていた 。
5.
探検隊がツタンカーメンの墓を開けたとき、古代の呪いを気にしていなかった。
6.
カーナボンは、ツタンカーメンの像がある部屋を開けることはためらった。
7.
カーナボンは発掘により大富豪になったが、蚊の刺し傷がもとで亡くなった。
8.
カーナボンが死んだとき、カイロでは一斉に明かりを消して追悼の意を表した 。
9.
最近の学説では、古代エジプト人が使用した保存液は毒性があった 。
1.
Class:
60
2.
3.
No.:
4.
Name:
5.
6.
7.
8.
9.
Mark:
/10
出題:
愛知大
出典:
解答:
1.
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F < 記述はない。
2.
T < l.13.
3.
F < l.15. 効果がなかったようだ。
4.
F < l.16. 盗掘されていた。
5.
T < l.22.
6.
F < l.24. 記述はない。
7.
F < 大富豪になったという記述はない。
8.
F < 停電しただけ。
9.
T < l.36.
研究:
和訳:
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古代エジプト人が魔法を信じていたこと広く知られている。人々は、像が命を持つ
ことがあり得ると信じていただけでなく、「あの世」への旅が終わると、死者の魂が
体に戻ると思っていた。それで、死体を保存する習慣が始まった。
死んだ王を保存することと同様、エジプト人は、最後の旅に連れて行く必要がある
使用人や動物さえ埋葬した。そしてまた、ツタンカーメンの墓が示しているように、
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王は来世に持って行くために高価な宝石やすばらしい家具を墓へ入れた。当然、そこ
へ到着する前に盗まれたくなかったので、彼らは墓荒らしが破壊するのを止めるため
に呪いを自分達の墓にかけた。
史実からは、そのような呪いがそれほど効果的ではなかったように思えるだろう。
19 世紀から 20 世紀に発掘された墓の多くが、以前の墓荒らしの活動のせいで、丸
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裸だった。今日、私たちには、何が墓荒らしに起こったか、そして、彼らが悲惨な最
期を遂げたかどうかを知る方法は全くない。しかし、 1922 年に発見されたツタンカ
ーメンの宝物の関係者が邪悪な魔力にかかったという証拠は本当に強力に思える。
それはカーナボン卿から始まった。探検家ハワード・カーターのエジプトへの旅行
の後援者である。彼らが 70 年前にルクソールの近くでツタンカーメンの墓を見つ
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け、発掘したとき、自分たちも古代の呪いを受けるとは夢にも思わなかった。
初めは、すべてがうまく行っているように思えた。カーナボンは、最初の発見から
約 4 ヶ月後、ツタンカーメンの金の像と身体を含む第 3 の部屋が発掘されたとき、発
見にわくわくし、ぞくぞくしさえした。
しかし、調査結果の完全な豊かが明らかにされる前に彼は蚊に刺された。数日後に
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ひげを剃っていたとき、彼はかみそりでちょっと切った。彼は、敗血症にかかって、
死んだ。ツタンカーメンのマスクにあてられたエックス線が、呪いの話に新しい力を
与えた。少年王の左のほおに蚊がカーナボン卿を刺したときとちょうど同じ場所に傷
跡があったからだ。
カーナボン卿が最後の言葉を言ったまさしくその瞬間に、カイロ全体にわたって灯
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りが消えた。ちょうど5分間続いた暗闇の期間は、市内のすべての 4 つの別々の配電
区域すべてに起こった。合理的な説明は全く見つけることができなかった。
もし保存液が 5,000 年間毒のまま残っていたに違いないという事実がなければ、古
代のエジプト人が使用した保存液が毒であったという最近の理論がどのように毒であ
ったとしても、発見された保存死体を調べた専門家の原因の分からない死の「正常
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な」説明をすることができるだろうか!
カーナボン卿の息子は、呪いが本当であったかどうかに関しては偏見を持たなかっ
たが、エジプトのすべての宝物をもらったとしても、埋葬地には入るつもりはないと
認めたのだ!
備考:
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キーワード:
考古学