利用の約束

しょう
ちゅうがっこう
小 ・ 中学校 のみなさんへ
りよう
やくそく
インターネットを利用するときの 約束
みぢか
せいかつ
がくしゅう
やくだ
インターネットには,身近な 生活 にかかわるものから 学習 に役立つもの
おお
じょうほう
あいて
ちょくせつ
まで, 多 くの 情報 があります。しかし,インターネットは「相手が 直接
み
い
見えない。」ということや,「すべてが,よい情報ばかりとは言えない。」とい
き
つ
おお
うことなど,気を付けなければいけないことも 多 くあります。
つか
まも
じょうず
インターネットを 使 うときは,約束やルールを 守 って, 上手 に,そして,
きも
気持ちよく利用できるようになりましょう。
きほん
1
基本の約束
じぶん
(1)
せきにん
自分の 責任 で利用すること。
インターネットは,いろんなことができますが,ホームページを見た
り,メールを出したりするときなど,自分の責任で利用します。しかし,
たの
いや
みんなが 楽 しく,気持ちよく利用するために,また, 嫌 なことから自
分を守るために,インターネットを使うときの約束を守って利用するよ
うにしましょう。
おも
(2)
思 いやりをもって利用すること。
かお
ひょうじょう
インターネットでのコミュニケーションは,相手の 顔 や
ことば
ないよう
表情
つた
が
ただ
見えません。しかし,言葉づかいや 内容 など, 伝 えたいことが 正 し
つた
つ
く 伝 わるように気を付けなければいけません。いつも,相手の気持ち
かんが
を 考 えて利用するようにしましょう。
そうだん
(3)
相談 しながら利用すること。
たいへん べんり
たの
インターネットは 大変 便利で 楽 しいものです。しかし,インター
かぎ
ネットで見ることができるものすべてがよいものばかりとは 限 らない
せんせい
ほごしゃ
ひと
ので,利用するときは, 先生 や保護者の 人 と相談しながら利用しま
こま
かなら
しょう。もし, 困 ったことや嫌なことがあったときは, 必 ず,先生
か保護者の人に相談しましょう。
あじさいワールドへ
2
ホームページを見るときの約束
あつ
(1)
インターネットは,いろんな楽しい情報を 集 めることができますが,
ただ
かぎ
ホームページに書かれていることが,すべて 正 しいとは 限 りません。
ふる
また, 古 い情報かもしれません。ひとつのホームページだけでなく,
ちが
しら
ほん
おとな
き
いくつか 違 うホームページを 調 べたり, 本 で調べたり,大人の人に聞
くわ
しら
いたりして,さらに 詳 しく 調 べましょう。
なか
(2)
こ
ホームページの 中 には,子どもが見るのにはよくない内容のものも
みつ
や
あります。そのようなホームページを見付けたら,すぐに,見るのを止
めましょう。
ばあい
(3)
インターネットでは,IDやパスワードを利用する場合があります。
せかい
じしん
このIDやパスワードは,インターネットの世界で『あなた自身』を
しょうめい
だいじ
たにん
おし
証明 するための大事なものです。他人に 教 えたり,他人のIDやパ
ス ワ ー ド を 利 用 し た り す る こ と は し な い よ う に し ま し ょ う 。 ま た,
がっこう
きょか
学校 では,先生の許可なしに利用しないようにしましょう。
おうぼ
(4)
ホ ー ム ペ ー ジ の 中 で , ア ン ケ ート や プ レ ゼ ン ト に 応 募 す る た め に,
じゅうしょ
でんわ ばんごう
なまえ
こ
住所 や電話 番号 ,名前などを書き込むようになっていることがあ
こた
っても, 答 えないようにしましょう。また,インターネットで知り合
った知らない人から「会いたい。」と言われても,会う約束をしないよ
うにしましょう。
むりょう
(5)
い
インターネットから,便利なプログラムを 無料 で手に入れることが
よ
できます。これらは,フリーソフト(フリーウェア)と呼ばれていて,
だれ
じゆう
誰 でも自由に利用することができます。しかし,学校のパソコンはみ
かって
んなで利用するものです。自分勝手にフリーウェアをコピーしたりイン
ストールしたりしてはいけません。
あじさいワールドへ
つく
3
ホームページを 作 るときの約束
こうかい
ぜん
かのうせい
ホームページを 公開 するということは, 全 世界の人がそれを見る 可能性 が
つく
あるということです。もし,自分でホームページを 作 って公開することがある
なら,その内容には責任をもたなければいけません。
もんだい
また,内容に 問題 がないか,誰もが見やすいようになっているかなど,ホー
なお
ところ
ムページを公開する前に,先生や保護者の人に見てもらい, 直 すべき 所 はき
ちんと直してから公開するようにしましょう。
かぞく
(1)
ともだち
とく
しゃしん
の
家族や 友達 のこと, 特 に 写真 などは勝手に載せないようにしまし
ょう。
わるくち
(2)
うそ
ホームページに, 悪口 や 嘘 など,見た人が困ったり,嫌な気持ちに
なるようなことは載せないようにしましょう。
ひづけ
(3)
の
作った日付を載せましょう。
れんらくさき
(4)
じっさい
連絡先 はメールアドレスだけ載せ, 実際 の住所や電話番号は載せ
ないようにしましょう。
おんがく
(5)
インターネットには,写真・イラスト・ 音楽 などがたくさんあり,
私たちを楽しませてくれます。しかし,インターネットに公開されてい
なん
わけ
るからといって, 何 でも自由に利用できる 訳 ではありません。
ちょさくけん
写真やイラストなどには,すべてに「 著作権 」というものがありま
たいせつ
けんり
す。著作権は,みんなで守らなければならない 大切 な権利です。
つぎ
著作権を守るために, 次 のようなことをしてはいけません。
え
①
まんがやアニメに出てくるキャラクターをまねてかいた絵を勝手に
なが
インターネットに 流 すこと。
ぶんしょう
②
ホームページにある 文章 や絵,写真を勝手にインターネットに
流すこと。
ざっし
③
しんぶん
本や雑誌, 新聞 などの文章や絵,写真を勝手にインターネットに
流すこと。
あじさいワールドへ
えいぞう
④
テレビやビデオから取り込んだ 映像 を勝手にインターネットに流
すこと。
うた
かし
⑤
音楽の 歌 や歌詞を勝手にインターネットに流すこと。
⑥
友達のメールの中身をその友達にだまって勝手に使うこと。
⑦
コンピュータのソフトウェアを勝手にコピーして友達にあげること。
※
どうしても利用したいときには,必ず作った人に利用してもよいか
なかみ
どうかの許可をもらうようにしましょう。
でんし
4
電子メールを使うときの約束
てがみ
おな
電子メールにも,手紙や電話と 同 じように,気持ちよく使うためのマナーが
あります。
つ
じょうず
次のようなことに気を付けて, 上手 に利用しましょう。
か
(1)
相手の気持ちを考えて書きましょう。
(2)
読みやすい書き 方 を工夫するようにしましょう。
かた
くふう
みじか
(3)
短 くまとめるようにしましょう。
ことば
(4)
ていねいな言葉を使いましょう。
おく
(5)
送 る前に読み直しましょう。
だいめい
(6)
けんめい
題名 ( 件名 )を必ず付けましょう。
みなお
(7)
送る前に相手のメールアドレスを見直しましょう。
(8)
みんなの 迷惑 になるようなメールは送らないようにしましょう。
(9)
「うそ」に 注意 しましょう。
めいわく
ちゅうい
あじさいワールドへ
( 10)
嫌なメールは相手にしないようにしましょう。
( 11)
自分に来たメールの内容は人に見せないようにしましょう。
( 12)
住所や電話番号,家族の名前などは書かないようにしましょう。
( 13)
身に 覚 えのないEメールやファイルが送られて来たときは,嫌な
き
おぼ
かんせん
ひら
内容だったり,ウィルスに 感染 したりすることもあるので, 開 かず
に,先生や保護者の人にすぐに相談しましょう。
けいじばん
5
とう
掲示板,チャット 等 を利用するときの約束
つか
どうぐ
掲示板やチャットは,上手に 使 えばとても便利な道具です。しかし,使い方
まちが
ごかい
げんいん
ば
を間違えると誤解やトラブルの 原因 にもなります。利用する場合は,その場の
なが
はつげん
気持ちに 流 されず自分の 発言 に責任をもつようにしましょう。
また,学校では,先生の許可がないときは利用しないようにしましょう。家で
も,保護者の人と相談しながら利用しましょう。
次のようなことは,してはいけないことです。
(1)
悪口や相手が嫌な気持ちになることを書くこと。
(2)
うそを書くこと。
(3)
意味の無い言葉を書くこと。
いみ
な
じじつ
(4)
事実かどうかわからないことを書くこと。
(5)
名前や住所を書くこと。
(名前はニックネームを使います。
ひつよう
Eメールアドレスも 必要 でなければ書き込みません。)
※
参考
財団法人インターネット協会(電子ネットワーク協議会作成)
「インターネットを利用する子供のためのルールとマナー集」
あじさいワールドへ