みんなのポケット みんな こばやし小児科 2008年 2008年 6月号 NO.7 NO.79 アドレスは、http://www.myclinic.ne.jp/kobayashi/ です。過去のみんなのポケットも閲覧でき ますので、どうぞご利用ください。 現在、「 現在、「みんなのポケット 、「みんなのポケット」 みんなのポケット」は、当院のホームページでみることができます 当院のホームページでみることができます。 のホームページでみることができます。 西瓜( 西瓜(すいか) すいか) 西瓜はなんといっても利尿作用がよく知られています。むくみや腎臓に効き、種は干したものが解 熱、便秘にいいとか。皮でこすると美肌になるといわれ、昔はよく皮の漬物を作ったものです。西瓜は 利尿作用や、高血圧、解熱作用、心臓病、尿路結石、二日酔いなどに効能があるといわれています。 西瓜の果汁に多く含まれるシトリン(アミノ酸)やカルチノイドのリコピン、リン酸、カリウムなどに利尿 作用があり、これらの病気に効果があるのです。 目がかすむ人に西瓜は特におすすめ。西瓜は過酸化脂質の生成を抑えるグルタチオンをもつので、 白内障を予防する効果があります。 すいか Q&A Q:西瓜はいつ食べていますか A:食間に食べたほうがよい。 西瓜に含まれるアミノ酸とカリウムは利尿作用があって、急性ぼうこう炎、腎炎、ネフローゼに効果が あるので、食間だと効果的。ただし、慢性腎炎の人は注意。 Q:西瓜の種を食べると虫垂炎になりやすい? A:いいえ、西瓜の種に含まれるリノール酸がコレステロールを低下させるので、種を煎じて飲むと効 果があります。 日 月 火 水 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 × 25 26 27 28 29 30 6月カレンダー 休診日 × 健康外来休み 木 金 土 21日 21日(土)は、都合により 都合により 午前中のみの 午前中のみの診療 のみの診療となりま 診療となりま す。 ご迷惑をおかけしますが 迷惑をおかけしますが よろしくお願 よろしくお願いいたします。 いいたします。 1 授乳タイムを 授乳タイムを大切 タイムを大切に 大切に 今までは、母乳やミルクの時間や量の目安が書かれていましたが、今回からは「母乳は欲しがるだけ与えま しょう」となっています。また、離乳の完了(母乳・ミルク離れ)についても、「赤ちゃんのペースにあわせる ように」指導しています。離乳食の終わりが、母乳、ミルクの終わりとは必ずしも同じ時期ではないというこ とです。周囲のお母さんと多少異なっていても、自分だけ違うと悩むことはありません。赤ちゃんとお母さん にあった授乳方法を見つけていけばいいのです。授乳タイムは、母乳やミルクの栄養をあげるだけでなく、お 母さんとの大切なスキンシップの時間。このひと時を大切にしましょう。 2 離乳準備の 離乳準備の必要はありません 必要はありません 今まで存在した「離乳準備」という考え方がなくなりました。赤ちゃんは乳首以外で口に入ってきたものは 反射的に口のそとへ押し出してしまう「押し出し反射」がありますが、これは5カ月ころには衰退して行きま す。すなわち、「押し出し反射」が弱まってくる5・6ヶ月頃から少しずつスプーンに慣れればよいのです。今 までは離乳準備期として果汁などをあげるようにとの指導がありましたが、果汁を与えすぎることによって母 乳やミルクの摂取量が減ってしまうことがあるので、「果汁の必要性」は削除されました。しかし、離乳準備と してではなく、便秘などの際に果汁をあげることは良いでしょう。 3 離乳○○ 離乳○○期 ○○期という表記 という表記がなくなりました 表記がなくなりました 今までは「離乳初期」「中期」「後期」「完了期」という区分がありました。これに縛られて「さぁ、生後○ヶ 月だから○○期ね」と、考えるお母さんも多かったのでは?しかし、実際は離乳食の進め方は緩やかです。「○ ヶ月になったからもう少し固いものが食べられる」というものではありません。このような誤解を招かないた めに、「離乳○○期」という区分をしないことになりました。現在の情報は入り混じっており、またわかりやす いことから、「離乳初期」「中期」「後期」「完了期」などの表記が使われることもあります。 4 離乳食の 離乳食の量に縛られず、 られず、子どもの発達 どもの発達に 発達に合わせて 生後5,6ヶ月の時点での一回あたりの目安量がなくなりました。また、他の月齢でも従来は「○→○g」 としていたところを、「○~○g」と表記。これは、細かい量にこだわりすぎることを心配しての変更です。少 しでもお母さんのストレスを軽減させようという配慮もあるでしょう。赤ちゃんにも「食べたいとき」と「食 べたくないとき」があるのです。赤ちゃんの様子をみながら、量はあくまでも「目安」としてとらえるように しましょう。量だけでなく、発育曲線が成長カーブに沿っているか確認することも目安の1つです。適正範囲 内で成長していれば、食事の量も足りていると考えられるでしょう。 5 赤ちゃんの「 ちゃんの「手づかみ食 づかみ食べ」を大切に 大切に 今回のガイドラインでは、12~18ヶ月頃にみられる「手づかみ食べ」を推奨されています。手づかみ食べ は、食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び、口にいれるという、目と手と口の協調運動です。「こ れはちょっと熱いかな?」「これはやわらかいからすぐつぶれるかな」など、目と手と口を使って学習する大切 な過程です。食卓の下にビニールを敷くなど、手づかみ食べをしても大丈夫な環境を整えてあげましょう。 えんぴつで、かいた字は 消しゴムで、きえる 黒板に、かいた絵も 黒板ふきで けせる 口からでてしまった ことば けす 消しゴムないんだね とりだせないんだね きみの耳にささった ぼくのことば わすれられないよ ぼくのむねにささった きみの目 ことばを消す 消しゴム あったらなあ ちょっと素適な詩を一つ 「とうさんのラブレター」(なかのひろ作 銀の鈴社)
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