「Windows ムービー メーカー 2.1」のいいところは、簡単な操作で編集

「Windows ムービー メーカー 2.1」のいいところは、簡単な操作で編集できること。その日のうちに、タイト
ルや効果を加えたムービーを作れてしまう。パソコンに保存したファイルや、ケーブルで接続したビデオカ
メラのファイルを取り込み、ドラッグ & ドロップすれば完成だ。編集したムービーをメールで送ったり、CDR や DVD-R はもちろん DV テープにも保存できるので楽しみ方はあなたしだい!
「Windows ムービーメーカー 2.1」 は、Windows XP Service Pack 2 (SP2) に含まれています。.
= 推奨システム要件 =
CPU = 1.5 GHz 以上、256MB 以上のメモリー (RAM) が搭載されてい
ること。
デジタルビデオカメラ (DVC) の場合、高画質で編集するためには、
IEEE 1394 端子が必要です。新しいコンピュータの多くは、IEEE 1394
コネクタが搭載されていますが、IEEE 1394 コネクタがない場合は
IEEE 1394 カードを購入して利用することも可能ですが、必ず動作す
るとは限りませんのでパソコンまたはカードメーカーに確認して下さ
い。
IEEE 1394 端子とは!
AV機器やコンピュータを接続する高速シリアルバス規格。
アップルコンピュータ社が開発・提唱した FireWire (ファイアワイア)規格を標準化したもの。
6ピンコネクタ
主にデスクトップパソコン
に搭載されている
4ピンコネクタ
ムービー本体やノート型パソコン
に搭載されている。
どちらもUSBコネクタと間違い
やすいので気をつけよう!
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第1のステップはムービーで使いたい素材を取り込む方法をせつめいする。
「Windows ムービー メーカー 2.1」はビデオデータはもちろん、サウンドやデジカメ画像などの素材も簡単
に取り込める。ここではパソコンに保存してあるファイルを取り込んでみよう。
まず、スタートメニューの [すべてのプログラム] から「Windows ムービー メーカー」を起動しよう。
起動したら、左の作業メニューにある [ビデ
オの読み込み] をクリック。
ファイルの取り込みがスタート。
目的のビデオファイルを選択し、[読み込
み] ボタンを押す。Ctrl キーを押しながら選択す
れば、1度に複数のファイルを選んで取り込め
る。
終了すると、中央の [コレクション] に取り
込んだファイルのクリップがサムネイル表示され
る。
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ビデオデータはパソコンに保存してあるものだけでなく、パソコンをケーブルでつないだビデオカメラから直
接取り込むことめます。今回はDVテープに録画した映像をパソコンに取り込んでみよう。
スタートメニューの [すべてのプログラム] から「Windows ムービー メーカー」を起動する。
ムービー メーカーを起動したら作業メニュ
ーの [ビデオデバイスからの取り込み] をクリッ
ク。
ファイル名と保存場所を指定し、[次へ] ボ
タンをクリック。
プレゼンテーション用なら [コンピュータの
最高品質・・] を、DVテープに書き戻すなら [デジ
タルデバイス形式] を選択して「次へ」をクリック。
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取り込みが始まります。
必要な素材を取り込んだら、第 2 ステップはいよいよムービーの編集。とはいっても、作業は簡単そのも
の、使いたいクリップをドラッグして、下の[ストーリーボード] にドロップするだけ。あらかじめ考えておいた
ストーリーをイメージしながら、クリップ、つまりシーンをつなぎ合わせて1本のムービーを構成していくと、
これでムービーの骨格は完成だ。
使いたいクリップを選択して、下の [ストー
リーボード] にドラッグ & ドロップ。選択したムー
ビーは右上のプレイヤー画面で再生したり、コマ
送りで確認して好きな場所でカット (分割) した
り、画面ショットを撮ることもできる。
好きなクリップをつなぎ合わせて、ショート
ムービーの骨組みができていく。すべてのクリッ
プを使うことも、順番通りに並べる必要もない。
自由な発想でストーリーを組み立ててみよう。
=注意=
ムービーメーカー2はフリー(無料)のソフトであり、またコンピュータのリ
ソースを多く要求します。
場合によってはフリーズすることもあるので編集途中にプロジェクトファイル
をこまめに保存してください。
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もっと凝ったストーリにしたいと欲が出てくる。そこで[ビデオ特殊効果] と [ビデオ切り替え効果] を使って
もっとドラマチックに演出してみよう。映像を [セピア調] にしてみたり、シーンの変わり目に [ハート] の切
り替え効果を入れてみたりと、Windows ムービー メーカーは、これらの演出効果やサウンドの追加も、ドラ
ッグ & ドロップするだけで作業ができてしまう。
演出効果は左の作業メニュー [ムービーの
編集] から選べる。ここではアニメーション付きの
タイトルやクレジットも簡単に作成できる。まずは
ハートの [ビデオ切り替え効果] を、クリップとクリ
ップの間にドラッグ & ドロップ。
セピアやフェードイン、モザイクなどの [ビ
デオ特殊効果] は、クリップの上にドラッグ&ド
ロップ。[ストーリーボード] 上にアイコンが追加さ
れ、効果が加わったのを確認できる。
次は BGM を追加してみよう。サウンドファイ
[オーディオ/音楽] に、サウンドファイルが
ルは作業メニューの [オーディオまたは音楽の読
追加された。サウンドはこのタイムラインに沿っ
み込み] でビデオと同様 [コレクション] に追加で
て再生され、もちろんムービーの任意の場所に
きる。[ストーリーボード] を [タイムラインの表示]
挿入できる。
に切り替え [オーディオ/音楽] のラインにドラッグ
& ドロップする。
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ひととおり編集作業が終わったら、次のステップは仕上げの作業。この作品を1本のムービーとして保存し
よう。
作品タイトルをつければ、立派なショートムービーの完成。DVD-R/CD-R や DV テープへの保存も簡単、
友だちにメールで送ったり、ホームページで公開することも可能。
[ファイル] メニューから [ムービーファイル
の保存] を選択。
DVD-R/CD-R に保存したり、DV テープに
書き戻すこともできるが、ここではパソコンに保存
してみよう。
ムービーのファイル名を入力し、保存場所
を選択して [次へ] を押す。
ムービーが指定した場所に保存される。こ
れで、ショートムービーの完成だ。
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