八尾市立上之島小学校第5学年理科学習指導案 1.単元名 流れる水のはたらき(啓林館5年下) 2.単元について 本単元では、流れる水のはたらきと自然災害について学習する。まず、導入で増水前・ 増水時・増水後の川の写真から流れる水のはたらきについての問題意識をもたせる。そし て流水実験や川のようすをたどる学習を通して、水のはたらきと土地の変化との関係につ いての見方や考え方を理解させたい。また、水のはたらきによっておこる災害を防ぐため の工夫についても考えさせていきたい。 3.単元の目標 ・川や地面を流れる水のようすを観察して、流れる水には、削る・流す・積もらせるは たらきがあることを理解する。 ・雨の降り方によって流れる水の速さや量が変化し、災害が起きることがあることや暮 らしとのかかわりを考えることができるようにする。 4. 利用コンテンツ名及びコンテンツ素材名 「川とわたしたちのくらし」に入っている ・洪水のようす(写真) ・川のできるまで(ムービー) ・源流(ムービー) ・下流(ムービー) 5. コンテンツ利用の意図・ねらい ・増水すると危険であるということを知らせる。 ・水の動きをたどるときに理解しやすい。 ・上流や下流のようすをムービーで見ることで比較しやすくする。 6.学習計画 (1)全体計画 導入 全9時間 大雨のときとその前後の川のようすの写真を見て気づいたことを話し合う。 (1)本時 第1次 雨が降ったあとの地面のようすを観察し、水の流れ方によって地面のようすがど う変わるか予想し、実験する。(2) 第2次 川の流れや川原・川岸のようすを調べる。(2) 川のはじまりから海までのようすをたどる。(1)本時 第3次 流れる水のはたらきでおこる災害を防ぐためにどんな工夫がされているか調べる。 (1) 川とわたしたちの暮らしとのかかわりについて話し合う。(1) まとめ 流れる水のはたらきについてまとめる。(1) (2)学習指導案(1限目) ①本時の目標 平常時と大雨のときの川のようすを比べ、流れる水のはたらきに興味をもち、 意欲的に調べていくことができるようにする。 時 導 入 ②活動 児童の活動 教師の働きかけ 近くの川について知っ 見慣れた川の普段のようす ていることを話し合う。 と雨の時の川のようすを思い 出させながら話し合うように する。 コンピュータ活用等 流れる水にはどんなはたらきがあるのだろうか。 大雨のときとその前後 平常時・増水時・大雨のあ の写真から気づいたこと との川のようすの変化に気づ を話し合う。 かせる。 子どもが川について知って いることを結びつけ水の流れ の影響を実感させる。 展 開 流れる水のはたらきに 出された意見を大事にして ついて気づいたことや調 観察や実験の計画を立てるよ べたいことを話し合う。 うにする。 洪水の写真を見せ、増水の 危険がある場合は、観察に行 かないよう注意をうながす。 デジタルコンテンツ 「洪水のようす(写真)」 次時の予告をする。 ま と め ③感想 増水による危険を例示することで、安全に観察・実験しようという意識をもた せることができた。 (3)学習指導案(6限目) ①本時の目標 川の始まりから海までのようすをたどって、流れる水のはたらきと周りのよう すとの関係について考えることができるようにする。 時 導 入 ②活動 児童の活動 教師の働きかけ 川の水はどこから流れ 山の山林が水源に大きな役 てくるか話し合う。 割を果たしていることを確認 する。 コンピュータ活用等 デジタルコンテンツ 「川のできるまで(ムー ビー)」 川の始まりから海までのようすをたどってみよう 山を流れる川のようす 川の始まりから海までの変 教科書の写真 について話し合う。 化を見て、川の始まり、中流、 デジタルコンテンツ 下流の特徴を次のキーワード 「源流(ムービー)」 をもとにとらえられるように 指導する。 展 水の流れる速さ 川原や川岸のようす 石の形や大きさ 水量・川幅・深さ 開 川の中流あたりでは川 のようすはどのように変 わるか話し合う。 教科書の写真 海の近くになると川や 川原のようすはどのよう になるか話し合う。 教科書の写真 デジタルコンテンツ 「下流(ムービー)」 川クイズをしてまとめ 上流、中流、下流の特徴を る。 確認させる。 ま と め ③感想 デジタルコンテンツを利用することで上流、下流の川の流れ違いをはっきりさ せることができた。
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