「Windows ムービー メーカー」を起動する

「Windows ムービー メーカー」を起動する
まずは「Windows XP」の場合。
XP の場合、「アクセサリ」の中に入っている。たぶん。
次に「Windows VISTA」の場合。
検索しちゃったほうが早いです、VISTA。
見つからない場合は、ダウンロードセンターから入手可能みたいだ。
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左下のスタートボタンをクリックして、一番下にでてくる検索フォーム「検索の開始」に
「ムービー」って入力してみてほしい。すると、「Windows ムービー メーカー」はじめ、
「ムービー」とつくファイルやら何やらがたくさんでてくるので。
素材となる動画ファイルを読み込む
動画編集のざっくりした流れはこんな感じ。
1. 素材となる動画ファイル(クリップ)を読み込む
2. そのクリップをタイムラインに並べる
3. 編集する(効果をつけたり文字載せたり、部分カットしたり)
4. 最後に一本の完成した動画に書き出す
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書き出した完成版の動画は、あとで「やっぱこのテキスト削りたいな」といっても削れ
なかったりするので、この作業工程全体(プロジェクト)も保存しておく。そんな感じか
な。
これが、「Windows ムービー メーカー」(XP 版)の画面。
まずは、素材となる動画の読み込み。
画像同様、動画編集ソフトによって対応している動画のフォーマットは異なる。
正直、自分もまだ動画フォーマットのことは全く理解できてないので、再生・編集の際
にしょっちゅ「こーでっくがありません」と怒られては、ネットで検索。
なんで解説は飛ばす。
Windows 使ってる人は既にこのソフト入っているので、自分のデジカメで撮影した動画
がちゃんと開けるかどうか、実際に確かめてもらったほうが早い。
ヘルプにはこう書かれている。
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ビデオテープからビデオをインポートする際は、Windows Media ビデオ (WMV) ファイ
ル、または Audio Video Interleaved (AVI) ビデオ ファイルなどのデジタル ビデオ
(DV) デバイスの既定形式を使用するファイルを選択することができます。
Wikipedia にはこうある。
読み込み形式は WMA や WMV 形式の他に、既存の AVI、BMP、JPEG、GIF、MPEG
(要対応コーデック)、WAV 形式などが利用できる。
知人からサイバーショット「DSC-T50」と「DSC-T200」で撮影した MPEG ファイルを送っ
てもらい試したところ大丈夫だった。
私の別のデジカメで撮った MPEG ファイルは、対応コーデックがなくだめ。コーデック
パックを入れてみたがうまくいかない。ここちゃんと勉強しなくちゃなあ・・・自分。
「ムービー作業」というところに「1.ビデオの取り込み」とある。
いったんパソコン内にコピー/移動した動画ファイルを使うなら、「ビデオの読み込み」
だ。
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ポップアップウィンドウが立ち上がるので、使いたい動画ファイルを指定する。複数ま
とめてでも OK。
動画編集しても、完成した動画はまた別の名前で新たに書き出すことになるので、素
材となる動画はそのまま残る。なので特にコピーなどしておかなくても大丈夫。
↑この画面の下のほうの、四角がいくつも並んでいるところが「編集作業する」まな板
だと考えよう。
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上のほうの真ん中に、さっき取り込んだ動画ファイル(クリップ)があるので、それを並
べたい順にドラッグして、この四角い枠の中にもってくる。
VISTA 版では、確か複数のクリップがアイコンで並んでいた気がするんだけど(こんな
画面)、XP 版は一個ずつしかでてこなかったので、そのすぐ上のプルダウンでクリップ
を選択して別のを開き、同じくドラッグして、一番下の編集作業する場所に並べる。
この編集作業する場所は
・ストーリーボード(クリップ単位でごろごろ並ぶ)
・タイムライン(時間軸にそって映像と音声が並ぶ)
の2種類の表示方法があるんだけど、まずは単純な「ストーリーボード」のほうで。
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配列完成!
この状態で、一番先頭のクリップを一回クリックし、上部右側の「プレビューモニタ」の
再生ボタンを押すと、3つの動画が単純に連結して再生されるのがわかる。
「あ、これだけでもう十分ジャン!」
という場合もあるだろう。
それなら、これで完了してしまってもいい。
完成した動画を書き出す
効果加えたり、テキスト載せたりという編集作業抜きで、まずは完成した動画を書き出
す作業を簡単に説明。
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動画編集がめんどいのは、単に「保存」とやればいいわけでないところ。
どんな形式の動画にするのか、ひとつひとつ設定して「書き出す」作業が必要になる。
自分は普段「Adobe Premiere Pro」というソフトを使っているんだけど、ここがいまだに
よくわかってない。
ただし、このソフトなら単純。
難しいことは考えなくていい。
ここは「コンピュータに保存」を選択。
ファイル名と保存場所が聞かれる。
保存場所はとりあえず「マイ ビデオ」のままでいいと思う。
するとこんな画面が。
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ビットレートとか、なんのこっちゃだと思うので、
とりあえず右側の「必要な推定領域」が何 MB になっているかを確認しよう。
この場合、30 秒以内の動画なので「5.68MB」と軽い。
YouTube にも一瞬でアップロードできてしまう重さだ。
動画が長すぎて、「これはちと・・・」という場合には軽量化が必要だけど、そこは
VISTA 版と XP 版で画面も違うので、またあとの話にする。
「次へ」をクリックすると
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動画の保存が始まる。
よく動画編集始めたばかりの人だと
「保存が始まったまま全然先に進まない・・・固まったのかなあ」
「YouTube のアップロードに時間がかかりすぎる。おかしいよ!」
という疑問をもって、強制終了しちゃったり、キャンセルしちゃったりする人もいるよう
だ。
「保存」というと、なんか一瞬で終わるイメージがあるが、動画の場合は違う。
実は、裏で小人さんたちが、
パラパラ漫画を一生懸命作っているのだ。
なので「保存」というよりは実際には「製作」が始まっていると考えたほうがいい。
動画の長さにもよるが、割と時間がかかって当然。
完成した動画は、Windows Media Player で再生することもできるし、YouTube にアップ
ロードすることもできる。
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今回、「単純つなぎあわせ」で作った動画はこれだ。
作業時間は正味1分以内。
この後は、クリップとクリップの間にかっちょいい効果を挿入したり、「じゃじゃーん!」
とキャプションを入れたりというところに進みたいが、続きはまた後日。
タイトルを作る
まずはタイトルをつけてみよう。
上部左側の「ムービー作業」メニューの中の「2.ムービーの編集」を開き、「タイトルま
たはクレジットの作成」をクリック。
すると「タイトルはどこに追加しますか?」と聞かれる。
「ムービーの最初にタイトルを追加する」
これでいいだろう。
クリック。
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するとこんな「タイトルのテキストを入力」画面が開く。
2つ枠があるが、タイトルが1行の場合は上だけ、2行の場合には両方に入れる。
フォントの大きさは上のほうが自動的に大きくなるので、上がメインタイトル、下がサブ
タイトルだと思えばいいのかな。
今回は自分が編集している動画は、葛飾区亀有にある「香取神社」の秋の例大祭。
なので、まずは亀有「香取神社」の秋の例大祭といれてみた。
入力欄のすぐ下に
タイトルアニメーションを変更する
フォントと色を変更する
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という2つの詳細オプションがある。
「タイトルアニメーションを変更する」をクリックすると「タイトル1行」「タイトル2行」「クレ
ジット」用それぞれのアニメーション効果が一覧になっている。選択すると、左側のプ
レビューモニタに、実際にアニメーション効果がかかったものがでてくる(メイン・サブ
にわけてみた)
参考までに「タイトル2行用」でいろいろ作ってみた。
「フォントと色を変更する」もクリックして、フォント種類、文字色や背景色、サイズなど
自由に変えてみよう。
全部完了したら、「終了、タイトルをムービーに追加する」をクリック。
そうすると、下の作業エリアのストーリーボードの先頭に、今作ったばかりのタイトル
が挿入される。
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「うーん、ちょっと違うかな?」
と思ったら、ストーリーボード上のタイトルをダブルクリック。
すると、もう一度上部にタイトル編集画面が現れる。
クレジットを作る
ブログに張り付ける用の短いムービーでは、あまりタイトルやクレジットに時間を割き
たくないが、YouTube などの動画共有サイトを使う場合、動画共有サイト上や他のブ
ログ上で自分の動画を視聴する人も多くなる。やはりここは、最後に自分の名前やハ
ンドル名、ブログ名などを入れてアピールしておくべきだろう。
作り方は、さきほどのタイトルと基本的に同じ。
「タイトルをどこに追加しますか?」で「ムービーの最後にクレジットを追加する。」を選
び、入れる。
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ビデオ切り替え効果
「Windows ムービー メーカー」には多様な切り替え効果が用意されている。
無料でこんなに凝ったことができるなんて!と感動ものだ。
使いすぎると、見てて疲れる作品になってしまうが、アクセントにはなるし、「どの効果
を入れようか」といろいろ試してみるのは楽しいもの。
使い方は簡単。
まずは、上部左側の「ムービー作業」メニューの中の「2.ムービーの編集」を開き、
「ビデオ切り替え効果の表示」をクリック。
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すると中央に、さまざまなビデオ切り替え効果が表れる。
これを、下の「ストーリーボード」のクリップとクリップの間の連結部分のような小さな四
角めざしてドラッグ&ドロップする。これで完了。
(「ストーリーボード」表示でなく「タイムライン」表示にしている時も、同じようにクリップ
とクリップの境目を目指してドラッグする)
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それでは実際にいろいろなビデオ切り替え効果を見てみよう。
上は、動画ではなく写真を並べて、その間にビデオ切り替え効果を入れてみたもの。
このソフト、写真を使ってこんなムービーを作ることも可能だ。
どの効果を選ぶかは好み次第だが、自分の場合、短いクリップをたくさんつなぎあわ
せる場合には、割とシンプルなもの、たとえば「ディゾルブ」などのみにし、かつ一個一
個切り替え効果を変えるのではなく、多くて2種類くらいにしている。
たったかたったか画面転換する場合には、むしろ効果を入れないほうがすっきりまと
まることも。
ムービーの途中にキャプションやタイトルを入れる
これもタイトルやクレジットと同じ。
「タイトルはどこに追加しますか?」で
のどれかを選ぶ。
動画に重ねる形でテキストを入れたいなら、まんなかの「ストーリーボードで選択した
クリップにタイトルを追加する。」をクリック。
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これも、タイトルと同じようにさまざまなアニメーション効果を設定できる。
切り替え効果同様、あまり凝ったものにするとうざったくなってしまうので、通常ならシ
ンプルなもののほうがいいと思う。
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