音の基礎知識 部位 表題 概要 東邦亜鉛(株)ソフトカーム事業部 測定値 測定機関 Index 音の基礎知識3 防音対策の基本 遮音には、材料、工法に関するいくつかのセオリーがあります。 ここでは、防音対策の基本について、ご説明致します。 ①面を重くする 面の重量を大きくすればするほど遮音量が増加し、質量が2倍になるごとに概ね5dBの増加となります。 または 遮音性能を5dBアップ するためには 重量2倍 厚さ2倍 ②隙間を作らない 遮音ボードの目地、壁の出隅・入隅部、壁と天井・壁と床の取合部、建具枠の周辺などの隙間は、 音漏れの要因となりますので、パテや充填材により隙間処理をして下さい。 遮音ボードSPタイプ タッピングビス留め 目地パテ処理 遮音ボードSPタイプ タッピングビス留め 上張り材 目違い張り 充填材 (シーリング材等) ③二重壁にする 単板構造より大きな遮音量を得る方法として、中空二重壁が有効です。 中空にグラスウール等 ALC単板からわずかに離して下地材を取り付けソフトカームを張ることにより、遮音性能は大きく向上します。 の吸音材を入れる 中空の吸音材充填を併用することにより、さらに遮音性が向上します。 ALC単体 TL D-30 ソフトカーム張り TL D-45 「下地組+ソフトカーム張り」 で二重壁にすることにより 遮音性が向上します グラスウール充填 TL D-50 中空にグラスウール(吸音材) 充填することにより、 さらに遮音性能が向上します グラスウール 24k 50t 下地45t ALC 100t ソフトカーム P-5(PB12.5+鉛0.3) または SP-2(PB12.5t+遮音シート1.4t) ④防振・絶縁対策 音は通常空気中を伝わっていきますが、建物の構造体(コンクリート、鉄骨、木材など)の中も伝搬していきます。 ピアノ、建築設備、機械などの振動が構造体に伝わらないよう、浮床、防振天井、独立壁とし、 室内を「浮き構造」とすることが効果的です。 ⑤開口部の処理 ドア、窓、換気扇などの開口部の防音処置も欠かせない要素です。 ドア : ソフトカーム防音ドアをご検討下さい 窓 : 既存窓の内側に、防音サッシ取付を推奨 換気扇: 熱交換型換気扇+防音フードを推奨 ※ダクトによる伝搬を防ぐため、全館換気システムとは別系統の設置をお奨めします ※外部との遮音性を優先する場合は、廊下など室内側と換気して下さい ピアノ室・ ホームシアターなどの 防音室施工例 (木造戸建住宅) ※Sシリーズパンフより抜粋 作成日:2008.12.16 作成者:田伏
© Copyright 2024 Paperzz