LAWEPS 工学モデルプリ・ポストインストール・マニュアル０．はじめにこの度は、LAWEPS 工学モデル計算システムをご利用頂き、誠に有難うございます。本マニュアルでは、LAWEPS 工学モデルプリ・ポストをお使いのＰＣにインストールし、利用できる状態にセットアップする方法を解説します。１．動作に必要な環境 i. OS Microsoft Windows2000 Professional SP2 以降 ii. OpenGL が動作するグラフィックボード iii. 極力速い CPU と大容量のハードディスク iv. 国土地理院５０ｍメッシュ標高データ（入手方法等は第４章をご覧下さい） v. 必要な場合は、市販の地図データ（入手方法等は第４章をご覧下さい） vi. JMC25000 段彩・陰影画像等を用いる場合は、グラフィックメモリを３２Ｍ以上搭載したグラフィックカードを推奨２．インストールとアンインストール i. 管理者権限を持つユーザーでログオンして下さい。 ii. CD を挿入すると、自動的にインストーラーが開始します。自動開始しない場合は、CD の中の Setup.Exe をダブルクリックして下さい。 iii. インストーラーの指示に従い、インストールを進めて下さい。途中、インストール先を指定する箇所がありますが、なるべく空き容量の大きい場所にインストールする事をお勧めします。 iv. インストーラーが終了したら、インストールＣＤの data.Exe をダブルクリックして下さい。これは、自己解凍形式の圧縮ファイルです。解凍先に上記でインストール先に指定したフォルダを指定してＯＫボタンを押して下さい。このフォルダ内に「data」というフォルダが生成され、その下に必要なファイルが配置されます。 v. 何らかの理由でアンインストールする場合は、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」（または「プログラムの追加と削除」）を起動し、「LAWEPS 工学モデルインターフェイス_200」を選択し、「削除」ボタンを押して下さい。必要があればさらに，iv の「data」フォルダを削除してください。３．環境設定正常にインストールが終了したら、以下の手順に従い、環境設定を行って下さい。 i. デスクトップにある「LAWEPS 工学モデルプリ・ポスト V2.0」アイコンをダブルクリックして下さい。 ii. 「環境設定」ボタンを押すと、環境設定ダイアログ・パネルが表示されます。環境設定では、データーフォルダと測地系に関する設定を行います。「実行ファイルフォルダ」「デフォルトファイルフォルダ」「その他地図データーフォルダ」欄には、インストール時に生成された各フォルダ名が自動的に記入されます。「国土地理院５０ｍＤＥＭフォルダ」欄には、国土地理院５０ｍメッシュ標高データ（別途購入する必要があります）をコピーしたフォルダ名を記入して下さい。「細密ＤＥＭフォルダ」欄には、１０ｍメッシュ標高データを購入した場合に、そのデータを格納したフォルダ名を記入して下さい。なお、複数の１０ｍメッシュ標高データを購入した場合は、すべてのデータをこのフォルダに格納してください。また、１０ｍメッシュ標高データを購入していない場合は空欄のままにして下さい。 ←フォルダ選択ツールを使った、国土地理院５０ｍＤＥＭフォルダ設定例 iii. 測地系の設定では、LAWEPS 工学モデルプリ・ポストで使用する地図データがどちらの測地系に準拠しているかを、それぞれ選択します。なお、本インストールＣＤに同封して配布される地図データ＊注はすべて日本測地系です。 iv. 環境設定が終わったら、保存ボタンを押して下さい。以降、「LAWEPS 工学モデルプリ・ポスト操作説明書」に従い、LAWEPS 工学モデル計算の計算条件データの作成を行います。＊注下図パネル例では，C:¥MAP¥dem フォルダに収録されている、国土地理院 50m メッシュ DEM を指す「中解像度標高データ」と、細密 10m メッシュ DEM を示す「詳細標高データ」以外が該当します。４．地図データについて LAWEPS 工学モデル計算では、計算対象領域の標高データや土地利用データを必要とします。それ以外に、工学モデルプリ・ポストで作業する際、より詳しい解析を行ったり、詳細な場所を特定する為に、補助的な地図データを用いた方が便利な場合があります。これら地図データに関しては、工学モデルプリ・ポストのインストーラーに同封する形で配布されるものと、別途有償・無償で入手が必要なものがあります。また、別途入手した地図データは、そのまま利用可能なものと、本システムで利用できる状態に、加工・変換を行う必要のあるものがあります。変換ツールは、インストールフォルダの中の utility フォルダにあります。このフォルダの README.txt を参考に、変換を行って下さい。４−１．本システムで利用可能な地図データ地図データ種類入手先有償・無償・同必変換参考価格（注１）封の区別操作１ｋｍメッシュ標日本地図センター同封（注２）（注高データ３）２５０ｍメッシュ日本地図センター別途・有償須 ◎ 要要標高データ 7,500 円（全国１枚）５０ｍメッシュ標日本地図センター別途・有償高データ１０ｍメッシュ標北海道地図（株） ◎ 不要 7,500 円/枚（全国３枚）不要 30,000 円/区画別途・有償高データ（1 区画約１０ｋｍ四方）（注５）１００ｍメッシュ国土交通省同封（注２）（注土地利用データ４）数値地図 200000(海岸線・同封（注２）（注 ◎ 要要３）行政界） JMC25000 段日本地図センター別途・有償不要 250 円/区画（1 区彩・陰影画像画約１０ｋｍ四方）（注５）国土地理院「ウォ国土地理院ッちず」サイト画像別途・無償要（注１）参考価格は、2003 年 3 月現在の一般的な市販価格を独自に調査したものです。実際の価格は、各販売店にお問い合わせ下さい。（注２）同封するデータは、入手先から提供されたデータそのものではなく、当システムのみで使えるような独自フォーマットに加工・変換をしたものになります。（注３）「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図 200000 （行政界・海岸線）および数値地図 1km メッシュ（標高）を使用したものである。（承認番号平１５総使、第９９号）」（注４）添付データは、平成９年のデータを下記国土交通省のサイトよりダウンロード後、加工変換処理を加えたものです。将来的にデータが更新された場合など、必要な場合は、「４−２．地図データの入手方法」を参考に、データを入手して下さい。（注５）２次メッシュ区画ごとの販売となります。４−２．地図データの入手方法国土交通省国土交通省国土数値情報ダウンロードサービスにアクセスし、画面の指示に従い、ダウンロードして下さい。国土交通省国土数値情報ダウンロードサービス http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/ 日本地図センターＪＭＣ配信センターからダウンロード（有償）するか、財団法人日本地図センターホームページにて、購入方法をお調べ下さい。ＪＭＣ配信センター http://net.jmc.or.jp/ 財団法人日本地図センターホームページ http://www.jmc.or.jp/ 北海道地図（株）下記に連絡し、『LAWEPS 用１０ｍメッシュ標高データ』の入手希望の旨をお伝え下さい。〒１０２−００９３東京都千代田区平河町２−６−１北海道地図株式会社東京支店 Tel：０３−５２１６−４８３３ Fax：０３−５２１６−４８３０国土地理院「ウォッちず」サイト http://watchizu.gsi.go.jp/ 改定履歴 2003/3/27 作成 2005/2/2 Ver2.00 対応改訂