手引き - 水土里ネット北海道

水土里 GIS Light 操作の手引き
北海道土地改良事業団体連合会
目次
【はじめに】

GIS データの構成
1
 シェープファイルとは
1
 データの利用方法
2
① 既存のマップドキュメントを開く
② 新規マップドキュメントの作成
 画面の基本操作
5
【見る(表現)機能】
 地図を表示する
6
 属性内容を表示する
8
 関連ファイルを表示する
9
 図形の色やスタイルを変更する
10
 属性情報をラベルとしてマップに表示する
11
 タイトルや方位記号などを入れて印刷する
12
【探す機能】
 属性情報の中から必要な情報を見つける
13
 図形の位置関係から必要な情報を見つける
14
【編集機能】
 データ(図形・属性)を登録(追加)する
15
 図形を編集する
16
 属性内容を編集する
18
 データ(図形・属性)を削除する
19
 属性項目を追加・削除する
20
 自動計算した図形の面積・長さを属性に入力する
21
【その他機能】
 データを出力する
22
 画像ファイルで出力する
23
 外部データを結合させて属性を増やす
24
 属性値を集計して出力する
26
【補足資料】

号線検索の手順
27
はじめに
GIS データの構成
GIS のデータは、地図として表示される図形データのほか、図形で表すことのできない文字や数値情報な
どの属性情報を持ち合わせています。
図形データと属性情報が結びつくことによって、文字や数値情報を視覚化することができ、各データの
位置関係や空間的な分布を見つけることができます。
GIS
属性
属性情報を基に
図形を色分け!!
図形
!
シェープファイルとは
水土里 GIS Light で使用される GIS データ形式はシェープファイルになります。シェープファイルは、ワ
ード(.doc)や、エクセル(.xls)などとは異なり、それぞれの役割(図形、属性情報など)をもった複数の
ファイル(拡張子が. shp、.shx、.dbf、.sbn、.sbx など)から構成され、通常個別のファイルでは使用されませ
ん。そのため、シェープファイルのコピーや移動をする時はセットで行う必要があります。
ただし、水土里 GIS Light では複数のファイルを 1 つのシェープファイルとして認識するため、データの追
加時などは 1 つ(拡張子が.shp)しか表示されません。
Windows エクスプローラから見たシェープファイル
水土里 GIS Light から見たシェープファイル
1
はじめに
データの利用方法 (機能マニュアル P9~P12)
水土里 GIS Light のデータの利用方法には、既存のマップドキュメントを利用する方法と新規にマップド
キュメントを作成して利用する方法があります。
マップドキュメントとは
水土里 GIS Light では、作業途中の画面状態をマップドキュメントファイル(拡張子は.mxd)として
保存することが出来ます。そのため、水土里 GIS Light を閉じた後も保存したマップドキュメントを開
くことで、最初からデータを追加するといった作業を省くことができます。
マップドキュメントファイルは、図形・属性データを保有しているのではなく、参照のみしているため、
データ自体を書き換えているわけではありません。そのため、第 3 者に
データを提供する際は、参照先のファイルも一緒に渡すように心がけて
下さい。
①
マップドキュメント
のアイコン
既存のマップドキュメントを開く
納品したデータの中には、色分けやラベル表示などを設定したマップドキュメントファイルが保存
されています。このマップドキュメントを使用して各データを確認できます。

マップドキュメントを開きます。
マップドキュメントの保存先:
「水土里ネット GIS\MAP」フォルダ内
各データがセット
されたマップが開くよ
2
②
新規マップドキュメントの作成
必要なデータを追加し、新規のマップドキュメントを作成します。

空間定義用のマップドキュメント(空間定義 13 系.mxd)を開きます。
※空間定義 13 系.mxd は、座標系を定義するためのマップドキュメントファイルです。
座標系を定義することは、正しい位置に図形を表示させたり、縮尺やマウスポインタの座標を
表示するためには必要な作業です。
空間定義 13 系.mxd の保存先:
「水土里ネット GIS\MAP」フォルダ内
縮尺
マップにはなにも表示されないけど、
縮尺と座標が表示される!!
マウスポインタの座標
3

マップにデータを追加します。
(機能マニュアル P13)
データ種類によって左側のボタンの
切換えが必要です。
シェープファイルを追加する場合
シェープファイルの保存先:
「水土里ネット GIS\SHP」フォルダ内に各項目毎に保存
オルソ画像を追加する場合
オルソ画像の保存先:「水土里ネット GIS\オルソ画像」フォルダ内に保存
【補足】追加したデータをマップから削除したい場合は、データ名の上で右クリックをして
「レイヤの削除」を行って下さい。
※マップから削除するもので、データ自体を削除するものではありません。
右クリック

マップドキュメントを保存します。
【補足】新規にマップドキュメントを保存する場合は「名前を付けて保存」にして下さい。
上書き保存をしてしまうと空間定義用の空間定義 13 系.mxd が書き変わります。
4
はじめに
画面の基本操作(機能マニュアル P13~P15)
<水土里 GIS Light
画面イメージ>
コンテンツビュー
<図形の表示/非表示>
・チェックをつけると地図が表示、外すと非表示になります。
チェックボックス
オン:地図の表示
オフ:地図の非表示
<表示順序の変更>
・データ名をクリックしたままドラッグ(上下)すると、マップの表示順序を変更できます。
ドラッグ
コンテンツビューの順序によって、
マップ表示順序が決まるよ!
5
見る(表現)機能
[地図を表示する]
機能:地図画面操作ツールバー
マップに表示されたデータは、下のツールバーにて、使う目的に応じ「拡大」「縮小」
「移動」
「回転」
をおこなうことができます。
画面の表示状態は、操作の度に更新されマップドキュメントに記憶されます。
前の表示範囲に戻る
拡大 縮 小
y
移動
次の表示範囲に進む
y
全体表示
画面の回転(解除)
定率拡大:一定の割合で拡大
定率縮小:一定の割合で縮小
拡大
【補足】全体表示
回転
は、コンテンツビューに追加されている全てのデータが表示される範囲で画面が
表示されます。特定のデータのみを全体表示したい場合は、コンテンツビュー内のデータを
右クリックし、
「レイヤの全体表示」を選択して下さい。
6
その他便利な機能:透過表示、図形計測
①「上に重なっている図形の色を透過させて、背景図を見えるようにしたい」→
透過表示
レイヤ毎に透過率を 0~100%の間で調節できます。
②「マップ上で、長さや面積を測りたい」→
図形計測
面積=○○○m2
マウスクリックで面積のほか、長さ、XY 座標値を計測できます。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.16~19【4
地図画面操作・表示】を参照下さい
7
見る(表現)機能
[属性内容を表示する]
機能:個別属性表示、属性テーブルを開く
図形情報それぞれに格納されている属性の内容は、
「個別属性表示」若しくは「属性テーブルを開く」
より、文字情報で表示させます。
図形と属性は常に 1 対1の関係なので、双方向からの表示が可能です。
例:号線成果(ポイント)の属性内容を「個別属性表示」と「属性テーブルを開く」より表示する
地図から選択
(単一表示)
属性テーブル
属性から選択
(単一表示)
本業務では、レイヤ毎に属性の項目を決めて、情報として登録しています。今後、運用の中で、新たな属
性項目の追加・削除や情報の修正が必要な場合は、後述の「編集機能」を使い情報を更新できます。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.20~23【5 図形選択と属性表示】を参照下さい
8
見る(表現)機能
[関連ファイルを表示する]
機能:ハイパーリンク
マップ内の各図形データと、スキャンした図面、帳票などの電子ファイルとを関連付けることにより
画面クリックから、関連するファイルを表示することができます。
関連付けは、PC 内のパスで管理しているため、ファイルを別の場所に移動したり、ファイル名を変更
すると、パスが無効となり表示されません。
例:埋蔵文化財_位置(ポイント)より関連ファイル(調査カード)を表示する
①
②
図形をクリックすると
関連ファイルが開くよ!
道路、河川など一つの図形に複数の関連ファイルがリンクする場合は、上位のフォルダに関連付けしてい
ますので、当該ファイルの検索は手動でおこなって下さい。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.53,54【13 ハイパーリンク】を参照下さい
9
見る(表現)機能
[図形の色やスタイルを変更する]
機能:シンボル設定
マップに表示されている図形(ポイント、ライン、ポリゴン)は、ユーザー側の操作から必要に応じ
て色や形状などの表現方法を変更することができます。
また、属性情報を利用して「○○毎の色分け」(個別値分類)や「階層毎の色分け」(数値分類)など
視覚的にわかりやすく表現することも可能です。
例:国営畑かん 配水管路(ライン)を単色(水色)→施工年度毎の色分けに変更
レイヤの上で右ク
リック→
「シンボル設定」
例:埋蔵文化財_位置(ポイント)のシンボルの変更と区域(ポリゴン)の塗り潰しを解除
本業務で格納したレイヤには、予め任意のスタイルでシンボル設定をおこなっています。
設定したスタイルは、マップに記憶されるため、データ(シェープファイル)自体は変更されません。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.39~44【10 シンボル表示設定】を参照下さい
10
見る(表現)機能
[属性情報をラベルとしてマップに表示する]
機能:ラベル表示
マップ上では、データは全て図形(ポイント、ライン・ポリゴン)で表現されるため、文字を表示し
たい場合は、
「ラベル表示」機能にて属性情報の中から表示したい項目を選ぶことで、見出しとして表
現することができます。
例:林班図(林・小班)
(ポリゴン)に区画番号をラベル表示する
本業務で格納したレイヤには、予め幾つかのデータにラベル設定をおこなっています。文字のサイズは
ポイントで設定するため、画面を拡大/縮小してもサイズは変わりません。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.37【9 ラベル表示】を参照下さい
11
見る(表現)機能
[タイトルや方位記号などを入れて印刷する]
機能:レイアウト表示~印刷
画面のタブをレイアウトビューに切り替えることで、印刷用のマップに「テキスト」
「方位記号」
「縮尺記号」
「ピクチャ」を挿入して印刷することが出来ます。
例:A4 縦のレイアウトで埋蔵文化財位置図を作成したもの
タブの切り替え
方位記号や縮尺記号には
種類が色々あるよ♪
方位記号のサンプル(一部)
縮尺記号のサンプル(一部)
用紙の大きさ・向きは、PC から利用可能なプリンタのプロパティより設定できます。
なお、レイアウト表示状態も画面の拡大/縮小、移動が可能ですが、シンボル設定、ラベル表示など
[レイヤ(右クリック)]の機能は使用できません。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.58~60【15 レイアウトと印刷】を参照下さい
12
探す機能
[属性情報の中から必要な情報を見つける]
機能:属性検索
既に登録済みの属性データベースから、様々な検索条件を指定することで、目的の情報を検索するこ
とができます。また図形情報とリンクしているため、検索結果の位置(図形)情報を同時に把握する
ことが可能です。
例:号線成果点(ポイント)より、
「平成」より以前に設置された号線を検索
検索は条件式に沿って
おこないます。
[=][<][and]…etc
「文字」と「数値」を上手に
使い分けると便利だよ!
「属性テーブル」上でも、検索結果がハイライト表示されます。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.24~28【6 属性・空間検索、属性値集計】を参照下さい
13
探す機能
[図形の位置関係から必要な情報を見つける]
機能:空間検索
マップ上の図形と図形の位置関係から、条件に合った情報を検索することができます。
また属性情報とリンクしているため、検索結果の属性情報を同時に把握することが可能です。
例:土壌区分(ポリゴン)の区分:
「○○土」と重なる暗渠区域(ポリゴン)
」を検索
検索条件は以下の 3 パ
ターンでおこないます
[と重なる]
[を含む]
[に含まれる]
「属性検索」と組み合わせて
検索すると便利だよ
「属性テーブル」上でも、検索結果がハイライト表示されます。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.24~28【6 属性・空間検索、属性値集計】を参照下さい
14
編集機能
[データ(図形・属性)を登録(追加)する]
機能:図形登録、属性情報編集
新たなデータ(図形・属性)を追加する機能です。
データを追加する場合は、先に図形を描きます。図形が追加されると、GIS 上図形と属性は 1:1 の関
係があるため、図形と関連する属性欄が自動的に作成されます。
→ 図形を編集する場合は、[図形を編集する]を参照して下さい。
→ 既存の図形を削除する場合は、[データ(図形・属性)を削除する]を参照下さい。
例:上下水道データの汚水管路を追加する
※
描いた図形を選択し
て「属性」ボタンを押
スナップ設定画面
属性編集画面
下すると、属性編集画
面が出てきます。
ワンポイント!
・図形を描く場合にスナップ設定をすると、隣接する図形と隙間なく図形を描くことができます。
・図形を描く前にどのレイヤに対して図形を描くのかを指定するターゲット欄を正しく選択して下さい。
※
先に複数分の図形を描いてから、
後でまとめて属性を編集できるよ!
→ [属性内容を編集]を参照してね
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.45【11.1 図形登録】
→機能マニュアル P.49【11.10 属性情報編集】
→機能マニュアル P.49【11.11 スナップ設定】を参照下さい
15
編集機能
[図形を編集する]
機能:図形移動、図形修正
既存の図形の位置を移動したり、形を変える機能です。
図形を編集する概念は、図形を構成する点(頂点)を増やす/減らす/移動させることにより、長さ
の変更をしたり、形状を変えていきます。
→ 図形を新規に登録(描く)場合は、[データ(図形・属性)を登録(追加)する]を参照下さい。
→ 既存の図形を削除する場合は、[データ(図形・属性)を削除する]を参照下さい。
例:上下水道データの管路を延長する
ワンポイント!
・図形を描く場合にスナップ設定をすると、隣接する図形と隙間なく図形を描くことができます。
・図形の種類がポリゴンの場合には、1つの図形を分割する「分筆(スプリット)」、複数の図形を1つに
する「合筆(マージ)
」機能が利用できます。
分筆
合筆
16
【補足】
・編集オプション設定には、図形を移動させる場合に必要な移動距離をピクセルで指定する
「移動抑制許容値」の設定があります。
・デフォルト値は 0 ピクセルとなっているので、この値を最適な数値に設定してください。
この値が小さすぎると・・・
図形を選択した時に意図しなくても図形が移動してしまう場合があります。
この値が大きすぎると・・・
図形を移動させたい時に、実際に移動させる距離が大きくなり移動できない場合があります。
<設定値と実際の移動距離の関係>(画面解像度 96dpi の場合)
100 ピクセル⇒2.6cm ※マウスで図形を 2.6cm 以上動かすと図形移動可能
200 ピクセル⇒5.2cm
1000 ピクセル⇒26.5cm
(
(計算式)
)1÷画面解像度(dpi)×2.54cm×設定値(ピクセル)=x(cm)
※最適値は作業状況、画面の拡大具合にもよりますが、概ね 200~500 ピクセルで運用することを推奨
します。
「移動抑制許容値」は図形を編集するときに
確認してね!
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.45【11.2 図形移動】
→機能マニュアル P.46【11.4 図形修正】
→機能マニュアル P.49【11.5 分筆(スプリット)】
→機能マニュアル P.49【11.7 合筆(マージ)】
→機能マニュアル P.50【11.12 編集オプション設定】を参照下さい
17
編集機能
[属性内容を編集する]
機能:属性情報編集
施設名称を変更する、管長を修整する等、属性項目の内容を書き換えたい場合、この機能を利用しま
す。
例:上下水道データの施設名称を変更する
施設名称の変更
「№20 ポンプ室」
⇒
「№20-1 ポンプ室」
親
ワンポイント!
「親」を選択した状態で属性編集すると、選択し
た属性全てに反映されます。
子
複数の属性を一括で入力(編集)
ができるよ。
「子」を選択した状態で属性編集すると、選択し
たもののみに反映されます。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.49【11.10 属性情報編集】を参照下さい
18
編集機能
[データ(図形・属性)を削除する]
機能:図形削除
既存の図形を削除する機能です。
GIS 上、図形と属性は 1:1 の関係のため、図形を削除するとそれに関連する属性も削除されます。
→ 図形を新規に登録(描く)場合は、[データ(図形・属性)を登録(追加)する]を参照下さい。
→ 図形を編集する場合は、[図形を編集する]を参照下さい。
例:上下水道データの管路を削除する
図形と関連する属性も削除される
誤って削除した場合は、「元に戻す」ボタンで復元
可能ですが、編集の保存をすると元に戻せなくなる
ので注意が必要!
元に戻す
削除
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.49【11.3 図形削除】を参照下さい
19
編集機能
[属性項目を追加・削除する]
機能:フィールドの追加と削除
GIS 上の各データの属性項目を増減させたい場合、この機能を利用します。
例えば、管路の管理項目に「製造年」
「耐用年数」
「残存耐用年数」等を増やす
例:上下水道データの管路の属性項目を追加、削除する
項目削除
項目追加
登録済みの管理項目
追加した項目は最終列に!?
ワンポイント!
・列表示の入れ替えはできません。
・列表示を入れ替えたい場合は、一度属性情報をエクスポートした後、Excel 等上で列の入れ替えを行い
「テーブル結合」機能で図形と結合する手順が必要となります。
注)
「テーブル結合」機能を利用するには、図形と属性を結合させる Key 項目が必要です。
エクスポート・テーブル結合の詳細は、
→
[データを出力する]、[外部データを結合させて属性を増やす]を参照して下さい。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.51【12.1 フィールドの追加】
→機能マニュアル P.52【12.2 フィールドの削除】を参照下さい
20
編集機能
[自動計算した図形の面積・長さを属性に入力する]
機能:面積・長さ計算
図形の面積・周長・長さを自動計算し、指定した項目に自動入力することができます。
例えば、管路の長さを属性(項目)として管理したい場合に、長さを手動で測り、入力するといった
手間もなく属性を作成することができます。
※計算される長さは GIS 上の水平距離となります。
例:上下水道データの全ての管路に延長を入力する
管路長が自動入力される
ワンポイント!
・属性情報のどの項目に計算結果を入れるかを指定するので、入れたい項目が既存にない場合は予め項目
を追加しておく必要があります。
項目を追加する場合は、
→
[属性項目を追加・削除する]を参照して下さい。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.29【7.1 面積・長さ計算】を参照下さい
21
その他機能
[データを出力する]
機能:シェープファイルへエクスポート
マップに表示しているデータの一部又は、すべてのデータを新規のシェープファイルとして吐き出す
ことができます。一部のデータを出力する場合は、選択されている図形を対象にするか、表示範囲を
対象に出力する方法があります。全てのデータを出力したい場合は、選択せずに実行して下さい。
例:選択されている小班のみを出力する
図形を選択する方法にも
色々あるよ!!
「フィーチャの選択」
「属性検索」
「空間検索」etc...
選択した箇所をエクスポート
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.55【14.1 シェープファイルへエクスポート】を参照下さい
22
その他機能
[画像ファイルで出力する]
機能:マップのエクスポート
画面に表示されているマップを PDF や画像ファイルとして書き出すことができます。
出力可能なフォーマットは、pdf、bmp、jpg、png、gif です。
例:表示されている林班図を PDF 形式で出力する
マップビューと
レイアウトビュー、
どちらからでもできる
レイアウトビュー
よ!!
レイアウトビューの場合、
方位記号や縮尺を入れる
と見やすいよ♪
レイアウトビューのエクスポート結果(PFD)
(Adobe Reader で表示)
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.56【14.2 マップのエクスポート】を参照下さい
23
その他機能
[外部データを結合させて属性を増やす]
機能:テーブル結合
CSV または DBF 形式で作成した外部データを図形に結合させて属性を増やすことができます。
テーブル結合は共通のキーを基に結合させるため、図形と外部データには同一のキーを作成する必要
があります。
例:埋蔵文化財_区域に埋蔵文化財_位置の情報を結合させる
テ ーブル結合は、一時的
に結合して見せているだ
けなので、データが書き変
わることはないよ。
もし結合した状態のデー
タが必要であれば、エクス
ポートをしてね。
結合結果
「埋蔵文化財_位置」の情報が結合
シェープファイルには属性の情報が保存されている dbf ファイルが存在するため、「埋蔵文化財_位置.dbf」
の“登録番号”と「埋蔵文化財_区域」の“登録番号”をキーとして結合しています。
※結合させる表を新規(CSV 形式)に作成して、テーブル結合をすることもできます。
→CSV の作成方法については【補足資料】を参照して下さい。
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.32【8.1 テーブル結合】を参照下さい
24
【補足資料】
エクセルで作成した帳票をテーブル結合用に加工する
1)構造について
 先頭行がフィールド名以降は、データ行となる
→フィールド名が複数行にわたる場合は加工が必要(行の削除など)
 不必要な列はできるだけ削除しておくのがよい
2)フィールド名について
 使用できない文字はスペース、ハイフン、()
、[]、/、#、%などの特殊文字
 数字はフィールド名の先頭では使用できない
3)結合用のキーフィールドについて
 大文字と小文字の区別をするので、例えば「NEW YORK」と「New york」は結合されない
 全角と半角は結合されない
例 札幌市1丁目(
「1」が全角)札幌市 1 丁目(「1」が半角)
 数値型と文字型は結合されない
加工前の状態
◆セル結合の解除~
文字列折り返し(改行記号/スペース)の解除
◆不要列(A 列)の削除
◆不要行の削除~フィールド名を 1 行にまとめる
加工後の状態
◆フィールド名の変更(10 バイト以内、重複しない)
Excel で「名前を付けて保存」
ファイルの種類は CSV を選択する
25
その他機能
[属性値を集計して出力する]
機能:属性値集計
ある属性の値を別の属性の値毎に集計して、その結果を出力することができます。
集計結果には、合計、平均、件数、最大値、最小値が含まれ、出力できるフォーマットは CSV と DBF
形式になります。
例:区画整備の工事面積を地区ごとに集計する
集計する分類を増やすこ
ともできるよ!
例えば、
地区と施工年度毎に工事
面積を集計する。
集計結果(CSV 形式)を Excel で読込み
機能・操作の詳細については
→機能マニュアル P.27【6.3 属性値集計】を参照下さい
26
補足資料
号線検索の手順

ツールバーの[検索]ツール
をクリックします。
[検索]ウィンドウが表示されます。

[フィーチャ]タブをクリックし、以下をセットします。
[レイヤ]“ 号線検索用 ”を選択
[検索対象]をフィールドにして“ 検索名 ”を選択

[検索]に検索したい号線名を入力し、右上の「検索(F)
」をクリックします。
※入力する号線名は、名称の一部を入力すると該当する号線の一覧が表示されます。
(例)東 20 号南 1 線を検索する
“東 20 号”を含む
号線名の一覧が表示
27

一覧内の号線名を右クリックするとメニューが表示されるので、その中から拡大
を選択す
ると、画面が“ 東 20 号南 1 線”に拡大表示されます。
【補足】号線の入力について
・フルネームで入力する場合は、号名+線名で入力して下さい。連続する入力文字が一文字でも異な
ると正しく検索されません。
(例)○ 東 20 号南 1 線
× 東 20 南 1 線
× 南 1 線東 20 号
・号線中心点データのラベルで表示されている号線名で検索する場合は、以下にセットしてから
入力して下さい。
[レイヤ]“ 号線検索用 ”を選択
[検索対象]をフィールドにして“ 名称変換 ”を選択
28